JP5399210B2 - フィルムの巻取方法及び装置、並びにフィルムロールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリマーフィルムなどのフィルムを巻き取るフィルムの巻取方法及び装置、並びにフィルムロールの製造方法に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)用の偏光板の保護フィルムなどに用いられるポリマーフィルムは、一般に溶液製膜方法により製造されている。溶液製膜方法では、まず、ドープを調製する。ドープは、セルロースアセテート等のポリマーを、可塑剤、UV吸収剤、滑り剤等の各種添加剤と一緒に溶媒に溶かして調製する。調製したドープは、金属バンドなどの無端支持体へと流延されて流延膜を形成する。流延膜は自己支持性を有したところで、金属バンドから剥離される。剥離された流延膜が熱風等で乾燥されることによって、ポリマーフィルム(以下単に「フィルム」という)が形成される。フィルムは、ナーリング付与ローラにより両側端部(耳部)に凹凸状のエンボス加工が施された後に、巻取装置により巻き取られる。
巻取装置は、一般的に、フィルムの側縁が揃うように順々にフィルムを巻芯に巻き取っていくいわゆるストレート巻きにより、フィルムの巻き取りを行っている。ストレート巻きで巻き取られたフィルムロールはエンボス加工によって耳部の厚みが幅方向での中央部に比べて大きくなる。このため、耳部の巻径が中央部の巻径よりも大きくなることが多い。この場合には、フィルムの表面の圧力が耳部に集中するため、ナーリング付与ローラにより形成された凹凸状のエンボスが崩れるとともに、フィルムの耳部が幅方向に伸びてしまう耳伸びと言われる現象が生じてしまう。また、近年の液晶表示装置の需要に応じて行われているフィルムの薄膜化、長尺化及び広幅化によって、更に耳伸びするようになる。
耳伸びが生じたフィルムは、中央部の厚みと耳部の厚みとが不均一になっている。このため、このようなフィルムを液晶ディスプレイに組み込んだ場合には表示性能に影響がでることとなる。また、耳伸びが生じたフィルムロールからフィルムを引き出したときには、耳伸びにより、フィルムロールの巻芯外側に巻かれていたフィルムの幅が、フィルムロールの巻芯内側に巻かれていたフィルムの幅よりも大きくなっている。つまり、フィルムはサイズが不揃いなものとなる。そのため、フィルムの幅を揃えるための裁断等が別途必要となるため、さらに工程とコストとを要することとなる。
そこで、特許文献1及び2では、フィルムの側縁がある一定範囲内で幅方向に振れるようにフィルムを巻芯に巻き取っていくいわゆるオシレート巻きによりフィルムを巻き取る。このような巻き取りを行うことで、両側縁部(耳部)の巻径と中央部の巻径とがほぼ同じになるようにしている。これにより、耳伸びの発生が抑制され、フィルムの厚みが不均一になることが防止される。
特開2002−28972号公報 特開2002−87690号公報
しかしながら、特許文献1及び2のようにオシレート巻きでフィルムを巻き取った場合には、フィルムロールの一部に巻き緩みが生じることがある。フィルムロールに巻き緩みが生じると、フィルムロールを輸送する際の振動などにより、巻き緩みが生じている箇所に巻きズレが生じることとなる。巻きズレが生じることで、フィルムにスリキズなどができるおそれがある。巻きズレとは、所期の巻き姿(ロール形状)が保持されずに変わってしまう現象、すなわち、フィルムロールにおける両側縁の位置が所期の位置からずれてしまう現象をいう。
本発明は、巻取後のフィルムロールに耳伸び及び巻きズレが生じないように、フィルムを巻き取ることができるフィルムの巻取方法及び装置、並びにフィルムロールの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のフィルムの巻取方法は、フィルムの側縁が揃うように前記フィルムを巻芯に巻き取るストレート巻き工程と、前記ストレート巻き工程の後に、前記側縁が前記フィルムの幅方向に対して一定範囲で周期的にずれるように、前記フィルムの幅方向に前記フィルムまたは前記巻芯を周期的に振動させて前記フィルムを前記巻芯に巻き取るオシレート巻き工程とを有し、フィルムの巻長が、フィルムの全巻長に対して10%以上30%以下の範囲内で予め定められる切替時巻長に達したときに、ストレート巻き工程からオシレート巻き工程に切り替えることを特徴とする。
本発明のフィルムロールの製造方法は、上記記載の本発明のフィルムの巻取方法により、前記フィルムを巻き取って前記フィルムを製造することを特徴とする。
本発明のフィルムの巻取装置は、巻芯を回転させて前記巻芯にフィルムを巻き取るフィルム巻取部と、前記フィルムが前記巻芯上で前記フィルムの幅方向に一定範囲内で周期的にずれるオシレート巻きになるように、前記フィルムの巻き取りに連動させて前記フィルムまたは前記巻芯を前記フィルムの幅方向に振動させるオシレート部と、前記フィルムの巻長が予め定められる切替時巻長に達したときに、前記フィルムの巻取りを前記ストレート巻きから前記オシレート巻きに切り替える切替部とを備え、切替時巻長は、フィルムの全巻長に対して10%以上30%以下の範囲内であることを特徴とする。
本発明によれば、巻取後のフィルムロールに耳伸び及び巻きズレが生じないように、フィルムを巻き取ることができる。
フィルム製造ラインの概略図である。 本発明の巻取装置の平面図である。 巻芯の円周方向に対するフィルムの応力と巻長との関係を示すグラフである。 巻芯の円周方向に対するフィルムの応力の説明図である。 ストレート巻きで巻き取ったときの面圧と巻長との関係を示すグラフである。 オシレート巻きで巻き取ったときの面圧と巻長との関係を示すグラフであり、実線はフィルムの幅方向に対して左側の側端部における面圧の変化を、破線は右側の側端部における面圧の変化を示している。 ストレート巻きとオシレート巻きで巻き取ったときの面圧と巻長との関係を示すグラフであり、実線はフィルムの幅方向に対して左側の側端部における面圧の変化を、破線は右側の側端部における面圧の変化を示している。 本発明の巻取装置の作用を示すフローチャートである。
図1に示すように、フィルム製造ライン10は、フィルム製造装置11と、巻取装置12とを備えている。フィルム製造装置11は、例えば溶液製膜方法によりフィルム13を製造する。溶液製膜方法では、まず、下記[原料]記載の原料を用いてドープを調製する。そして、調製したドープを無端支持体上に流延して流延膜を形成する。流延膜が自己支持性を有するようになったときに、無端支持体から流延膜を剥離する。剥離された流延膜を熱風等で乾燥することによって、フィルム13が形成される。形成されたフィルム13は、ナーリング付与ローラ15を介して、巻取装置12に送られる。ナーリング付与ローラ15は、エンボス加工等により、フィルム13の幅方向の両側縁部(耳部)に対して微小な凹凸を形成する。なお、ナーリング付与ローラにより形成される凹凸の高さは5μm以上20μm以下であることが好ましい。
図1及び図2に示すように、巻取装置12は、巻取軸19、巻芯ホルダ20、巻芯21、ターレット22、ガイドローラ23,24、ダンサローラ25、エンコーダ27、オシレート部29、巻取モータ30、コントローラ31、及びダンサ部32を備えている。この巻取装置12における巻取対象のフィルムサイズなどは特に限定されないが、例えば全巻取長が2000m以上7000m以下であり、幅が500mm以上2500mm以下のサイズのフィルムであることが好ましい。
図2に示すように、巻取軸19はターレット22に片持ち支持機構で取り付けられている。片持ち支持機構とは、巻取軸19の一端のみを支持する機構である。巻取軸19には、巻芯21が取り付けられている。巻芯21は、巻取軸19の巻芯ホルダ20により両端部が挟持される。巻芯ホルダ20は巻取軸19の軸方向(Y方向)でスライド自在に且つ巻取軸19に回転不能に取り付けられている。巻取軸19の一端には巻取モータ30が連結されており、巻取軸19を回転するように構成されている。この回転により、巻芯21も回転し、フィルム13を巻芯21に巻き取ることができる。このフィルム13の巻き取りにより、フィルム13がロール状に巻き付けられたフィルムロール38が得られる。
ターレット22には、巻取軸19の取付端部にシフト機構28が取り付けられている。このシフト機構28は巻芯ホルダ20を巻取軸19上で軸方向に往復運動させる。このシフト機構28、巻取軸19、巻芯ホルダ20により、オシレート部29が構成されている。このオシレート部29を作動させて、シフト機構28により巻芯ホルダ20を巻取軸19上でY方向に往復運動させることにより、フィルム13が積層するごとに側縁13aの位置が振幅Woの範囲内でずれながら、フィルム13が巻き取られるオシレート巻きを可能にする。オシレート部29を作動させない場合には、フィルム13の両側縁が揃った状態になるストレート巻きが可能になる。このストレート巻き及びオシレート巻きの切り替えはコントローラ31により行われる。
ここで、オシレート巻きにおいて、その振り幅であるオシレート幅Woは任意に設定することができ、振幅Woは10mm以上30mm以下の範囲内であることが好ましく、前記範囲内であれば、振幅Woは一定値で固定する他、徐々に増加させたり、減少させたり、増加後に減少させたりしてもよい。
ガイドローラ23,24及びダンサローラ25は、フィルム製造装置11からのフィルム13を搬送方向(X方向)に案内する。また、ダンサローラ25はシフト機構26によりフィルム13を上下方向(Z方向)に移動させることにより、フィルム13の巻取張力を調整する。このシフト機構26及びダンサローラ25によりダンサ部32が構成される。エンコーダ27は、ガイドローラ24が一定の回転角度で回転するごとに、エンコーダパルス信号をコントローラ31に送信する。なお、ガイドローラ24にはフィルム13の巻取張力を測定する張力センサを設けてもよい。
コントローラ31は、オシレート部29、巻取モータ30、及びダンサ部32の駆動を制御する。コントローラ31は、巻取情報入力部39、LUTメモリ40、切替時巻長特定部41、巻長測定部42、及び切り替え判定部43を備えている。巻取情報入力部39には、フィルム13の全巻取長、厚み、幅、巻芯21の外径、巻取張力などの巻取情報が入力される。
LUTメモリ40には、巻取情報毎に、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えるときのフィルム13の巻長(切替時巻長)が記憶されている。切替時巻長は、好ましくはフィルム13の全巻長に対して10%以上30%以下の範囲で予め設定されており、より好ましくはフィルム13の全長に対して15%以上25%以下の範囲で予め設定されている。
切替時巻長が上記範囲に設定されているのは以下の理由からである。図3に示すように、グラフ50は巻芯21の円周方向でフィルム13に発生する応力と巻長との関係を表したものである。フィルム13の円周方向の応力は、巻芯21の回転トルクとダンサ部32による張力とに基づいて求められる。巻芯21の回転トルクがダンサ部32による張力よりも大きくなったときにフィルム13の円周方向の応力は正となり、巻芯21の回転トルクがダンサ部32による張力よりも小さくなったときに負となる。なお、図4に示すように、フィルム13が巻芯21に巻き取られているフィルムロール38において、点P1から周方向の外側に向かって力がかかるときに、フィルム13の点P1における円周方向の応力が正であるという。また、点P2に向かって周方向で力がかかるときに、フィルム13の点P2における円周方向の応力が負であるという。
図3のグラフ50は、フィルム13の巻取り始めの張力と巻取り終わりの張力などに基づいて、周知の応力計算式から予め求められる。フィルム13の円周方向の応力の分布パターンは、各フィルムの厚み、幅、巻き取り長さ、巻芯の外径などのパラメータや巻き取り張力パターンの変化状況に応じて、各種値や負の領域などが変化するが、これまでのフィルム巻取結果から概ね図3と略同じ分布パターンであることが分かっている。
グラフ50が示すように、フィルム13の円周方向の応力は、フィルムロール38において巻芯21側の巻長が小さい部分では正(+)となっている。図3では、巻長が0であるところから応力が減少して負(−)に変わる巻長に、符号L1を付す。このように巻取り始めでは、巻長が長くなるにつれて、円周方向の応力は急激に減少する。そして、円周方向の応力は、さらに減少して負(−)の領域に入る。なお、図3では、巻取完了に対応する巻長には、符号LEを付す。そして、負(−)の領域で、円周方向の応力は、最小値Sminを示す。図3では、円周方向の応力が最小値Sminを示した巻長に、符号Lminを付す。巻長がLminを超える部分では、円周方向の応力は、巻長が長くなるに従い次第に増加し、正(+)の領域に入る。円周方向の応力が最小値Sminを示した後に増加して正に変わる巻長に、符号L2を付す。ここで、フィルム13の円周方向の応力が負の領域にある場合には、巻芯21の回転トルクがダンサ部32による張力よりも大きくなってフィルム13が巻き緩んでしまうため、フィルム13の表面の圧力(面圧)は低下してしまう。図5のグラフ51は、ストレート巻きで巻取りを行ったときのフィルム13の両側端部における面圧の変化を示しており、図6のグラフ52は、オシレート巻きで巻取りを行ったときのフィルム13の左側端部における面圧の変化を示しており、グラフ53は右側端部における面圧の変化を示している。これらグラフ51〜53が示すように、フィルム13の巻取り始めでは、ストレート巻きで巻き取ったときの面圧の低下は、オシレート巻きで巻き取ったときの面圧の低下よりも比較的小さい。なお、フィルム13の左側端部とは、X方向に向かって左側の端部であり、右側端部とはX方向に向かって右側の端部である。
フィルム13の巻取り始めにおける面圧の低下は巻取り後のフィルムロール38に巻き緩みや巻きズレなどを生じさせる原因となる。そこで、上記のようにフィルム13の巻取り始めにおいて面圧が低下する間、即ち、フィルム13の円周方向の応力が負の領域にある間はストレート巻きを行い、その後、巻長が全巻長に対して10%以上30%以下の範囲になったときに、オシレート巻きに切り替える。これにより、図7のグラフ54,55に示すように、フィルム13の巻取り始めにおいて、ストレート巻きで巻き取ることによって面圧の低下が抑えられるとともに、フィルム13の円周方向の応力が負の領域を抜け出したときにオシレート巻きで巻き取ることによって、面圧をフィルム13の幅方向に対して左右方向に分散し、耳伸びの発生を軽減することができる。ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えるタイミングとして予め求める切替時巻長は、本実施形態のように、グラフ50のような円周方向の応力と巻長との関係に基づき求めておくとよい。このようにして求めた切替時巻長にフィルム13の巻長が達したときに、コントローラ31は、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替える。ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えるタイミングは、巻長が全巻長に対して15%以上25%以下の範囲になったときがより好ましい。
なお、巻長が全巻長に対して10%以上のときにストレート巻きからオシレート巻きに切り替えたときには、10%未満のときに切り替える場合と比べてフィルム13の巻取り始めにおいて面圧が急激に低下することをより確実に防止する。このため、フィルムロール38に巻き緩みや巻きズレが発生してしまうことを、より確実に防ぐことができる。また、巻長が全巻長に対して30%を超えてから切り替えたときには、フィルム13の円周方向の応力が負の領域を抜け出した後もストレート巻きで巻き取ることになるため、30%以下のときに切り替える場合と比べてフィルムロール38に耳伸びが発生しやすい。そこで、巻長が全巻長に対して30%以下のときにストレート巻きからオシレート巻きに切り替えることにより、30%を超えてから切り替える場合よりも、耳伸びの発生をより確実に防止することができる。
切替時巻長特定部41は、LUTメモリ40に記憶された巻取情報と、巻取情報入力部39に入力された巻取情報とを照合して、入力された巻取情報に対応する切替時巻長を特定する。巻長測定部42は、エンコーダ27からのエンコーダパルス信号に基づき、巻芯21に巻き取ったフィルム13の巻長を測定する。
切り替え判定部43は、巻長測定部42で測定した巻長が、切替時巻長特定部41で特定された切替時巻長を超えたか否かを判定する。巻長が切替時巻長を超えたと判定した場合には、オシレート部29にオシレート巻き開始信号が送信される。オシレート部29は、オシレート巻き開始信号を受信すると、フィルムの側縁13aが揃うようにフィルム13を巻き取っていくストレート巻きから、側縁13aの位置を振幅Woの範囲内でずらしながらフィルム13を巻き取っていくオシレート巻きにフィルム13の巻取りを変更する。
次に、巻取装置の作用について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、巻取対象となるフィルム13の巻取情報を巻取情報入力部39に入力する。切替時巻長特定部41は、巻取情報入力部39に入力された巻取情報とLUTメモリ40に記憶された巻取情報とを照合することにより、入力された巻取情報に対応する切替時巻長を特定する。
そして、フィルム13の巻き取りがストレート巻きで開始される。巻き取りの際には、ガイドローラ24が一定の回転角度で回転するごとに、エンコーダ27からエンコーダパルス信号が一定時間毎にコントローラ31に送信される。このエンコーダパルス信号に基づいて、巻長測定部42でフィルム13の巻長が測定される。
巻長測定部42で測定された巻長が切替時巻長を超えたか否かが、切り替え判定部43により順次判定される。巻長が切替時巻長を超えたと判定されたときには、コントローラ31からオシレート部29にオシレート巻き開始信号が送信される。オシレート巻き開始信号を受信したオシレート部29は、巻芯21を軸方向(Y方向)に沿って一定の振幅Woで振動させる。これにより、フィルム13の巻き取りが、ストレート巻きからオシレート巻きに変更される。
フィルム13の巻き取りが完了すると、フィルムロール38が巻取軸19から取り外される。フィルムロール38はトラックなどの輸送手段により各種工場に搬送される。その際、フィルムロール38の巻芯内側はストレート巻きになっているため、巻き緩みが無く、搬送時の振動等があってもフィルムロール38に巻ズレが生じることはない。また、加えて、フィルムロール38の巻芯外側がオシレート巻きとなっていることから、耳伸びの発生が抑えられている。
なお、上記実施形態では、巻芯21をフィルム13の幅方向に振動させることによりフィルム13を巻き取っている。しかし、オシレート巻きの方法はこの方法に限定されず、周知の方法を用いればよい。例えば、巻芯21は動かさずに、フィルム13自体をその幅方向に振動させてもよい。
上記実施形態では、オンライン方式の溶液製膜設備に対して本発明を適用している。しかし、本発明は上記実施形態に限らない。例えば、オンライン方式の溶融製膜設備や、オフライン方式のロール巻き替え設備に対しても、本発明の適用が可能である。
(原料)
本実施形態においては、ポリマーとしてセルロースアシレートを用いており、セルロースアシレートとしては、トリアセチルセルロース(TAC)が特に好ましい。そして、セルロースアシレートの中でも、セルロースの水酸基の水素原子に対するアシル基の置換度が下記式(I)〜(III)の全てを満足するものがより好ましい。なお、以下の式(I)〜(III)において、A及びBは、セルロースの水酸基の水素原子に対するアシル基の置換度を表わし、Aはアセチル基の置換度、またBは炭素原子数3〜22のアシル基の置換度である。なお、TACの90重量%以上が0.1mm〜4mmの粒子であることが好ましい。
(I) 2.5≦A+B≦3.0
(II) 0≦A≦3.0
(III) 0≦B≦2.9
また、本発明に用いられるポリマーはセルロースアシレートに限定されるものではない。
セルロースを構成するβ−1,4結合しているグルコース単位は、2位,3位及び6位に遊離の水酸基を有している。セルロースアシレートは、これらの水酸基の一部または全部を炭素数2以上のアシル基によりエステル化した重合体(ポリマー)である。アシル置換度は、2位,3位及び6位それぞれについて、セルロースの水酸基がエステル化している割合(100%のエステル化は置換度1である)を意味する。
全アシル化置換度、即ち、DS2+DS3+DS6は2.00〜3.00が好ましく、より好ましくは2.22〜2.90であり、特に好ましくは2.40〜2.88である。また、DS6/(DS2+DS3+DS6)は0.28以上が好ましく、より好ましくは0.30以上、特に好ましくは0.31〜0.34である。ここで、DS2はグルコース単位の2位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「2位のアシル置換度」とも言う)であり、DS3は3位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「3位のアシル置換度」とも言う)であり、DS6は6位の水酸基のアシル基による置換度(以下、「6位のアシル置換度」とも言う)である。
本発明のセルロースアシレートに用いられるアシル基は1種類だけでも良いし、あるいは2種類以上であっても良い。2種類以上のアシル基を用いるときには、その1つがアセチル基であることが好ましい。2位,3位及び6位の水酸基による置換度の総和をDSAとし、2位,3位及び6位の水酸基のアセチル基以外のアシル基による置換度の総和をDSBとすると、DSA+DSBの値は、より好ましくは2.22〜2.90であり、特に好ましくは2.40〜2.88である。また、DSBは0.30以上であり、特に好ましくは0.7以上である。さらにDSBはその20%以上が6位水酸基の置換基であるが、より好ましくは25%以上が6位水酸基の置換基であり、30%以上がさらに好ましく、特には33%以上が6位水酸基の置換基であることが好ましい。また更に、セルロースアシレートの6位の置換度が0.75以上であり、さらには0.80以上であり特には0.85以上であるセルロースアシレートも挙げることができる。これらのセルロースアシレートにより溶解性の好ましい溶液(ドープ)が作製できる。特に非塩素系溶媒において、良好な溶液の作製が可能となる。さらに粘度が低く、濾過性の良い溶液の作製が可能となる。
本発明のセルロースアシレートの炭素数2以上のアシル基としては、脂肪族基でもアリール基でも良く特に限定されない。それらは、例えばセルロースのアルキルカルボニルエステル、アルケニルカルボニルエステルあるいは芳香族カルボニルエステル、芳香族アルキルカルボニルエステルなどであり、それぞれさらに置換された基を有していても良い。これらの好ましい例としては、プロピオニル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル、オクタノイル、デカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、オクタデカノイル、iso−ブタノイル、t−ブタノイル、シクロヘキサンカルボニル、オレオイル、ベンゾイル、ナフチルカルボニル、シンナモイル基などを挙げることができる。これらの中でも、プロピオニル、ブタノイル、ドデカノイル、オクタデカノイル、t−ブタノイル、オレオイル、ベンゾイル、ナフチルカルボニル、シンナモイルなどがより好ましく、特に好ましくはプロピオニル、ブタノイルである。
ドープを調製する溶媒としては、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン,トルエンなど)、ハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタン,クロロベンゼンなど)、アルコール(例えば、メタノール,エタノール,n−プロパノール,n−ブタノール,ジエチレングリコールなど)、ケトン(例えば、アセトン,メチルエチルケトンなど)、エステル(例えば、酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸プロピルなど)及びエーテル(例えば、テトラヒドロフラン,メチルセロソルブなど)などが挙げられる。なお、本発明において、ドープとはポリマーを溶媒に溶解または分散して得られるポリマー溶液,分散液を意味している。
これらの中でも炭素原子数1〜7のハロゲン化炭化水素が好ましく用いられ、ジクロロメタンが最も好ましく用いられる。TACの溶解性、流延膜の支持体からの剥ぎ取り性、フィルムの機械的強度など及びフィルムの光学特性などの物性の観点から、ジクロロメタンの他に炭素原子数1〜5のアルコールを1種ないし数種類混合することが好ましい。アルコールの含有量は、溶媒全体に対し2重量%〜25重量%が好ましく、5重量%〜20重量%がより好ましい。アルコールの具体例としては、メタノール,エタノール,n−プロパノール,イソプロパノール,n−ブタノールなどが挙げられるが、メタノール,エタノール,n−ブタノールあるいはこれらの混合物が好ましく用いられる。
ところで、最近、環境に対する影響を最小限に抑えることを目的に、ジクロロメタンを使用しない場合の溶媒組成についても検討が進み、この目的に対しては、炭素原子数が4〜12のエーテル、炭素原子数が3〜12のケトン、炭素原子数が3〜12のエステル、炭素数1〜12のアルコールが好ましく用いられる。これらを適宜混合して用いることがある。例えば、酢酸メチル,アセトン,エタノール,n−ブタノールの混合溶媒が挙げられる。これらのエーテル、ケトン,エステル及びアルコールは、環状構造を有するものであってもよい。また、エーテル、ケトン,エステル及びアルコールの官能基(すなわち、−O−,−CO−,−COO−及び−OH)のいずれかを2つ以上有する化合物も、溶媒として用いることができる。
なお、セルロースアシレートの詳細については、特開2005−104148号の[0140]段落から[0195]段落に記載されている。これらの記載も本発明にも適用できる。また、溶媒及び可塑剤,劣化防止剤,紫外線吸収剤(UV剤),光学異方性コントロール剤,レターデーション制御剤,染料,マット剤,剥離剤,剥離促進剤などの添加剤についても、同じく特開2005−104148号の[0196]段落から[0516]段落に詳細に記載されている。
以下の実施例1〜7により、本発明を更に具体的に説明する。比較例1〜3は、本発明に対する比較実験として行ったものである。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1及び図2に示す巻取装置12を用いて巻芯21にフィルム13を巻き取った。最初はストレート巻きでフィルム13を巻取り、巻長が切替時巻長に達したときに、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた。フィルム13の全巻長を5400mとし、切替時巻長を全巻長に対して20%とした。
切替時巻長を全巻長に対して12%とした以外は実施例1と同様にフィルム13を巻き取った。
フィルム13の全巻長を、1800mとした。また、切替時巻長を全巻長に対して28%とした。これら以外は実施例1と同様にしてフィルム13を巻き取った。ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた時点では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力は負の領域であった。
切替時巻長を全巻長に対して8%とした以外は実施例1と同様にフィルム13を巻き取った。ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた時点では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力は負の領域であった。
フィルム13の全巻長を、1800mとした。また、切替時巻長を全巻長に対して32%とした。これら以外は実施例1と同様にフィルム13を巻き取った。
切替時巻長を全巻長に対して10%とした以外は実施例1と同様にフィルム13を巻き取った。この実施例6は、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域にある間はストレート巻きを行い、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域から正の領域になった時点でストレート巻きからオシレート巻きに切り替えたものである。すなわち、この実施例7は、図3のL2が540m(5400mの10%にあたる長さ)であり、巻長が540mに達した時点でストレート巻きからオシレート巻きに切り替えたものである。
フィルム13の全巻長を、1800mとした。また、切替時巻長を全巻長に対して30%とした。これら以外は実施例1と同様にしてフィルム13を巻き取った。なお、この実施例7は、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域にある間はストレート巻きを行い、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域から正の領域になった時点でストレート巻きからオシレート巻きに切り替えたものである。すなわち、この実施例7は、図3のL2が540m(1800mの30%にあたる長さ)であり、巻長が540mに達した時点でストレート巻きからオシレート巻きに切り替えたものである。
[比較例1]
ストレート巻きのみでフィルム13を巻き取った以外は実施例1と同様とした。
[比較例2]
最初にオシレート巻きでフィルム13を巻き取り、その後にストレート巻きでフィルム13を巻き取った以外は実施例1と同様とした。
[比較例3]
オシレート巻きのみでフィルム13を巻き取った以外は実施例1と同様とした。
[巻きズレ]
実施例1〜7で得られたフィルムロール38及び比較例1〜3で得られたフィルムロールの巻きズレについて、作業者の目視により以下のように評価した。
無:フィルムロールに巻きズレは見られなかった。
有:フィルムロールに巻きズレが発生する頻度が少なからずあったため、製品上問題があった。
かなり有:フィルムロールに巻きズレが発生する頻度が数多くあったため、製品上問題があった。
[耳伸び]
実施例1〜7で得られたフィルムロール38及び比較例1〜3で得られたフィルムロールの耳伸びについて以下のように評価した。
◎:Lx/La×100<100.1% (製品として非常に好ましいレベル)
○:100.1%≦Lx/La×100<100.4% (製品上問題が無いレベル)
×:Lx/La×100≧100.4% (製品上問題があるレベル)
ここで、Lxはフィルムロールに巻き取られたフィルムの幅であり、Laはフィルムロールに巻き取られる前のフィルムの幅を示している。
[スリキズ]
実施例1〜7で得られたフィルムロール38及び比較例1〜3で得られたフィルムロールのフィルムのスリキズについて、作業者の目視により以下のように評価した。なお、巻きズレが認められない場合でもスリキズがわずかに確認されることがある。これは、フィルムロール中で、フィルムがきしむ(こすれあう)ことで発生するものである。このような場合のスリキズが下記評価における「○」にあたる。
◎:フィルム上にほとんどスリキズが見られなかった。
○:フィルム上にわずかにスリキズが見られたが、製品上問題は無かった。
×:フィルム上に多数のスリキズが見られ、製品上問題があった。
[結果]
実施例1〜7及び比較例1〜3の結果を以下の[表1]に示す。
Figure 0005399210
実施例1〜3では、巻取り後のフィルムロール38に巻きズレ、スリキズ、耳伸びなどの故障が生じることは無かった。
実施例4では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域にある間に、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた。ただし、円周方向の応力が負の領域のときにオシレート巻きにした長さが比較的短いので、巻きズレは発生しなかった。このため、発生したスリキズも製品上問題がないレベルのものであった。また、耳伸びも確認されなかった。これに比べて実施例6では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域から正の領域になった時点で、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた。このため、巻きズレがなく、スリキズも全く確認されなかった。また、耳伸びも発生しなかった。
実施例5では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域から正の領域になった後に、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた。ただし、円周方向の応力が正の領域になってからストレート巻きにした長さが比較的短いので、耳伸びは製品上問題がないレベルであった。これに比べて、実施例7では、巻芯の円周方向に対するフィルム13の円周方向の応力が負の領域から正の領域になった時点で、ストレート巻きからオシレート巻きに切り替えた。このため、巻きズレがなく、スリキズも全く確認されなかった。また、耳伸びも発生しなかった。
また、比較例1では、巻き始めから巻き終わりまで全てストレート巻きで巻き取ったため、フィルムロールに耳伸びが生じてしまった。また、比較例2では、巻き始めにオシレート巻きで巻取り、巻き終わりにストレート巻きで巻き取ったため、フィルムロールに巻ズレが生じ、またその巻きズレによるスリキズが生じた。また、比較例3では、耳伸びはは発生しなかったものの、巻き始めから巻き終わりまで全てオシレート巻きで巻き取ったため、フィルムロールに大きな巻きズレが生じ、またその巻きズレによる大きなスリキズが生じた。
12 巻取装置
13 フィルム
21 巻芯
29 オシレート部
31 コントローラ
38 フィルムロール
40 LUTメモリ
41 切替時巻長特定部
43 切り替え判定部

Claims (3)

  1. フィルムの側縁が揃うように前記フィルムを巻芯に巻き取るストレート巻き工程と、
    前記ストレート巻き工程の後に、前記側縁が前記フィルムの幅方向に対して一定範囲で周期的にずれるように、前記フィルムの幅方向に前記フィルムまたは前記巻芯を周期的に振動させて前記フィルムを前記巻芯に巻き取るオシレート巻き工程とを有し、
    前記フィルムの巻長が、前記フィルムの全巻長に対して10%以上30%以下の範囲内で予め定められる切替時巻長に達したときに、前記ストレート巻き工程から前記オシレート巻き工程に切り替えることを特徴とするフィルムの巻取方法。
  2. 請求項1記載のフィルムの巻取方法により、前記フィルムを巻き取って前記フィルムを製造することを特徴とするフィルムロールの製造方法。
  3. 巻芯を回転させて前記巻芯にフィルムを巻き取るフィルム巻取部と、
    前記フィルムが前記巻芯上で前記フィルムの幅方向に一定範囲内で周期的にずれるオシレート巻きになるように、前記フィルムの巻き取りに連動させて前記フィルムまたは前記巻芯を前記フィルムの幅方向に振動させるオシレート部と、
    前記フィルムの巻長が予め定められる切替時巻長に達したときに、前記フィルムの巻取りを前記ストレート巻きから前記オシレート巻きに切り替える切替部とを備え、
    前記切替時巻長は、前記フィルムの全巻長に対して10%以上30%以下の範囲内であることを特徴とするフィルムの巻取装置。
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