JPH06197554A - インバータ制御回路 - Google Patents

インバータ制御回路

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JPH06197554A
JPH06197554A JP4346356A JP34635692A JPH06197554A JP H06197554 A JPH06197554 A JP H06197554A JP 4346356 A JP4346356 A JP 4346356A JP 34635692 A JP34635692 A JP 34635692A JP H06197554 A JPH06197554 A JP H06197554A
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JP
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voltage
circuit
inverter
comparator
triangular wave
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JP4346356A
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Tomohiro Kume
智宏 久米
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータの高周波化の際にサイズを小さく
することができ且つ消費電力を低減することができる高
速のインバータ制御回路を提供する。 【構成】 インバータ制御回路20Bは、発振用キャパ
シタ24を有する三角波発振回路26と、トリガ回路3
1及びコンパレータ35を有する充電信号出力回路と、
コンパレータ51と、RSフリップフロップ52とを備
えている。上記充電信号出力回路は、トリガ回路31が
インバータ10のパワーMOSFET13のドレイン電
圧vB2が直流電圧Vaより小さくなったことを検出する
とコンパレータ35からハイ状態の出力電圧vI を出力
する。三角波発振回路26の発振用キャパシタ24はv
I がハイになると充電状態となる。RSフリップフロッ
プ52はvI がハイになるとセットされ出力端子からハ
イ状態の出力電圧vL を出力してインバータ10のパワ
ーMOSFET13をターンオンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジや誘導過熱調
理器等のパワー制御に用いるインバータをスイッチング
制御するインバータ制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SCRやパワーMOSFET等のパワー
素子がスイッチ手段として用いられ該スイッチ手段のオ
ン状態とオフ状態とが切り換えられることにより直流電
圧をチョップして負荷に供給される電力をコントロール
する装置はインバータと称されている。特に、上記スイ
ッチ手段に共振用インダクタ及び共振用キャパシタが並
列に接続されてなる並列共振回路が結合されることによ
ってスイッチ手段に流れる電流またはスイッチ手段にか
かる電圧の波形が正弦波形の一部となるインバータは、
共振型インバータと称され、近年、電子レンジや誘導過
熱調理器等のパワー制御に用いられている。
【0003】このような分野に使用される共振型インバ
ータとしては低損失、低雑音等の特徴を持つ準E級共振
型インバータがあり、該準E級共振型インバータにおい
てはスイッチ手段に流れる電流の波形と同スイッチ手段
にかかる電圧の波形とが共に正弦波の一部となる。
【0004】図3は上記準E級共振型インバータを示し
ており、図3において、準E級共振型インバータは、電
子レンジにおける高周波変圧器の一次側巻線または誘導
過熱調理器における過熱コイルとなる共振用インダクタ
1と該共振用インダクタ1と並列に接続されている共振
用キャパシタ2とからなる並列共振回路6と、該並列共
振回路6と直列に接続されたスイッチ手段3と、該スイ
ッチ手段3と並列に接続されたダイオード4と、直流電
圧Vaの電圧源5とを備えている。
【0005】また、vA は共振用インダクタ1の両端間
の電圧を、vB はスイッチ手段3の両端子間の電圧をそ
れぞれ示し、iA は共振用インダクタ1に流れる電流
を、iB はスイッチ手段3に流れる電流を、iC は共振
用キャパシタ2に流れる電流をそれぞれ示している。
【0006】スイッチ手段3は負荷となる共振用インダ
クタ1の両端間の電圧vA が零電圧と交差したことが検
出されてターンオンされ、スイッチ手段3のオン期間は
該スイッチ手段3の両端子間の電圧vB のピーク値が検
出され該ピーク値が所定の制限値を越えないように制御
される。
【0007】図4は上記準E級共振型インバータにおけ
る電圧及び電流の波形を示しており、図4に示すよう
に、スイッチ手段3がオン状態のときには、共振用イン
ダクタ1の両端間に電圧源5の直流電圧Vaが印加され
共振用インダクタ1に流れる電流iA が増大する。オン
期間中スイッチ手段3に流れる電流iB はiA と同一で
あるからiB も同様に増大する。また、共振用キャパシ
タ2の両端には直流電圧Vaが印加されているので共振
用キャパシタ2に流れる電流iC は0でありインバータ
の動作に影響しない。
【0008】スイッチ手段3がターンオフすると、共振
用インダクタ1に流れていた電流は共振用キャパシタ2
に流れ込みLC並列共振が引き起こされる。このとき、
共振用インダクタ1の両端間の電圧vA はほぼ零電圧を
中心とした減衰振動となる。電圧vA が再び直流電圧V
aに達すると電圧vB が再び零電圧に達し逆並列ダイオ
ード4がターンオンする。その間にスイッチ手段3がタ
ーンオンされ発振が継続される。スイッチ手段3はその
両端子間の電圧vB が略零電圧の際にターンオンされる
ためスイッチング時に電流と重なる電圧が小さいのでス
イッチング損失が少なく且つサージ電圧及びサージ電流
が出にくい。
【0009】以下に、準E級共振型インバータをスイッ
チング制御する従来のインバータ制御回路を図面に基づ
いて説明する。
【0010】まず、上記従来のインバータ制御回路の構
成を図面に基づいて説明する。
【0011】図5は従来のインバータ制御回路20Aの
構成を示す回路図であり、図5において、インバータ制
御回路20Aの制御対象となる準E級共振型インバータ
であるインバータ10は、共振用インダクタ11及び該
共振用インダクタ11と並列に接続された共振用キャパ
シタ12からなる並列共振回路16と、スイッチ手段と
してのパワーMOSFET13と、ダイオード14と、
並列共振回路16の一端に直流電圧Vaを印加する電圧
源15とを備えており、vA1は共振用インダクタ11の
両端間の電圧を示し、vB1はパワーMOSFET13の
ドレイン電圧を示している。
【0012】そして、従来のインバータ制御回路20A
は、トランジスタ21,発振用充電抵抗22,発振用放
電抵抗23,発振用キャパシタ24及び電圧源25によ
り構成される三角波発振回路26と、コンパレータ2
7,RSフリップフロップ28,NOR回路29及びO
R回路30により構成される電圧検出回路としてのトリ
ガ回路31と、高い基準電圧Vcを発生する基準電圧源
32と、低い基準電圧Vdを発生する基準電圧源33
と、トリガ回路31により切り換えられるスイッチ手段
34と、コンパレータ35,36と、コンパレータ36
の正入力端子に直流電圧Vbを印加する可変電圧源37
とを備えており、トリガ回路31のコンパレータ27の
正入力端子にはインバータ10のパワーMOSFET1
3のドレイン電圧vB1が入力され、コンパレータ27の
負入力端子にはインバータ10の電圧源15の直流電圧
Vaが入力されている。
【0013】vC はトリガ回路31のコンパレータ27
から出力されRSフリップフロップ28のリセット端子
及びNOR回路29に入力される電圧を、vD はRSフ
リップフロップ28の出力端子から出力されNOR回路
29に入力される電圧を、vE はNOR回路29から出
力されOR回路30に入力される電圧を、vF はOR回
路30から出力されるトリガ回路31の出力電圧をそれ
ぞれ示しており、vGは三角波発振回路26から発振さ
れる三角波としての発振電圧を、vH はコンパレータ3
5の負入力端子に入力される高い基準電圧Vc及び低い
基準電圧Vdに切り換え可能な電圧を、vI はコンパレ
ータ35の出力電圧をそれぞれ示しており、三角波とし
ての発振電圧vG はコンパレータ35の正入力端子とコ
ンパレータ36の負入力端子とに入力されており、コン
パレータ35の出力電圧vI は三角波発振回路26のト
ランジスタ21のベースに入力されていると共にトリガ
回路31のRSフリップフロップ28のセット端子及び
OR回路30に入力されている。また、vJ はコンパレ
ータ36の出力電圧を示しており、該出力電圧vJはイ
ンバータ10のパワーMOSFET13のゲートに入力
されている。
【0014】次に、以上のように構成された従来のイン
バータ制御回路20Aの動作を図面に基づいて説明す
る。
【0015】図6は上記従来のインバータ制御回路20
Aの動作を示す電圧波形図であり、図6に示すように、
インバータ10において、パワーMOSFET13がタ
ーンオフすると、並列共振回路16によりパワーMOS
FET13のドレイン電圧vB1は正弦波状に変化する。
【0016】共振用インダクタ11の両端間の電圧vA1
が一度零電圧と交差して再び零電圧を横切るとき、即
ち、パワーMOSFET13のドレイン電圧vB1が直流
電圧Vaよりも小さくなったとき、vB1がVaより小さ
くなったことをトリガ回路31が検出し、該トリガ回路
31がスイッチ手段34を切り換え、コンパレータ35
の負入力端子に低い基準電圧Vdが与えられる。
【0017】このとき、トリガ回路31において、コン
パレータ27は、インバータ10のパワーMOSFET
13のドレイン電圧vB1を直流電圧Vaと比較し、vB1
がVaより小さくなると出力電圧vC をハイからローに
切り換える。コンパレータ27の出力電圧vC はRSフ
リップフロップ28のリセット端子及びNOR回路29
に入力されており、コンパレータ27の出力電圧vC
ハイのときRSフリップフロップ28の出力電圧vD
強制的にローになっており、従ってNOR回路29の出
力電圧VE はローになっているが、コンパレータ27の
出力電圧vC がハイからローになるとただちにNOR回
路29の出力電圧vE はハイになる。NOR回路29の
出力電圧vE のローからハイへの変化によりOR回路3
0の出力電圧VF がローからハイになる。これにより、
スイッチ手段34が切り換えられコンパレータ35の負
入力端子に低い基準電圧Vdが与えられる。
【0018】このようにして、コンパレータ35の負入
力端子に低い基準電圧Vdが与えられると、コンパレー
タ35の出力電圧vI はハイとなり三角波発振回路26
のトランジスタ21がターンオンする。これにより、三
角波発振回路26において、発振用充電抵抗22と発振
用放電抵抗23と電圧源25とより定められる電流によ
って発振用キャパシタ24に電荷が充電される。そし
て、三角波発振回路26の発振電圧vG はほぼ直線的に
下降する。
【0019】同時に、コンパレータ35の出力電圧vI
がローからハイに変化したことによって、トリガ回路3
1において、vI がRSフリップフロップ28のセット
端子に入力されているためRSフリップフロップ28の
出力電圧vD がハイとなる。このため、NOR回路29
の出力電圧vE がハイからローになるが、コンパレータ
35の出力電圧vI がOR回路30にも入力されている
のでOR回路30はその出力電圧vF をハイのまま維持
する。
【0020】三角波発振回路26の発振電圧vG が下降
し続けvG が低い基準電圧Vdまで達すると、コンパレ
ータ35の出力電圧vI はローになり、三角波発振回路
26のトランジスタ21はオフ状態となる。同時に、ト
リガ回路31において、RSフリップフロップ28はラ
ッチ状態となり、OR回路30の出力電圧vF はハイか
らローに変化する。これにより、スイッチ手段34が切
り換えられコンパレータ35の負入力端子に高い基準電
圧Vcが与えられる。
【0021】そして、三角波発振回路26において、ト
ランジスタ21がオフ状態になることによって、発振用
キャパシタ24は発振用放電抵抗23により電荷を放電
し、発振電圧vG は時定数T=R0 ×C0 (ただし、R
0 は発振用放電抵抗23の抵抗値を、C0 は発振用キャ
パシタ24の容量値を示す)で上昇する。この三角波発
振回路26の発振電圧vG の上昇は、インバータ10の
パワーMOSFET13のドレイン電圧vB1が発振して
一度直流電圧Vaより大きくなってから再度Vaより小
さくなるまで継続する。ここで、パワーMOSFET1
3のドレイン電圧vB1が再度直流電圧Vaより小さくな
るまでに三角波発振回路26の発振電圧vG が高い基準
電圧Vcまで達してしまうと、パワーMOSFET13
のドレイン電圧vB1が高い状態でパワーMOSFET1
3をオンすることになりパワーMOSFET13のスイ
ッチング損失が増加するため、三角波発振回路26の発
振電圧vG が高い基準電圧Vcに達する前にパワーMO
SFET13のドレイン電圧vB1が再度直流電圧Vaよ
り小さくなるように回路定数が設定される。
【0022】このようにして三角波発振回路26から発
振される三角波はコンパレータ36の負入力端子に入力
される。コンパレータ36は三角波発振回路26の発振
電圧vG を可変電圧源37の直流電圧Vbと比較し、発
振電圧vG が直流電圧Vbよりも大きい場合にはコンパ
レータ36の出力電圧vJ はローとなりインバータ10
のパワーMOSFET13がオフ状態となる。逆に、発
振電圧vG が直流電圧Vbよりも小さい場合にはコンパ
レータ36の出力電圧vJ はハイとなりインバータ10
のパワーMOSFET13がオン状態となる。なお、可
変電圧源37が発生する直流電圧の大きさを変化させる
ことによりインバータ10のパワーMOSFET13の
オン期間を制御することによってインバータ10が供給
する電力をコントロールすることができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インバータ
10のパワーMOSFET13のターンオンタイミング
が早すぎたり遅すぎたりするとパワーMOSFET13
に電流及び電圧が発生して損失が大きくなり、最悪の場
合にはパワーMOSFET13の劣化または破壊に至
る。従って、インバータ制御回路20Aは、インバータ
10のパワーMOSFET13のドレイン電圧vB1が直
流電圧Vaより小さくなったことを検出してからダイオ
ード14がオン状態である間にパワーMOSFET13
をターンオンしなければならない。
【0024】しかしながら、上記の従来のインバータ制
御回路20Aにおいては、インバータ10における共振
用インダクタ11の損失及び容量を小さくするために高
周波化を図ろうとすると、トリガ回路31がインバータ
10のパワーMOSFET13のドレイン電圧vB1が直
流電圧Vaより小さくなったことを検出してからコンパ
レータ36がパワーMOSFET13のゲートをオンす
るまでに、三角波発振回路26におけるトランジスタ2
1がオン状態に切り換えられてから発振電圧vG が電圧
降下して可変電圧源37の直流電圧Vbと交差するまで
の時間である遅延時間tD (図6参照)が発生するた
め、三角波発振回路26における発振用充電抵抗22の
抵抗値を小さくしトランジスタ21に流れる電流を大き
くし発振用キャパシタ24の電荷を急速に引くことが必
要となる。例えば、インバータ10の高周波化に際して
周波数を10倍にする場合には、三角波発振回路26の
トランジスタ21に流れる電流が10倍となるのでトラ
ンジスタ21のサイズを10倍しなければならないとい
う虞がある。さらに、トランジスタ21のベース電流も
10倍となるため電流を増幅する回路が必要になるとい
う欠点を有している。
【0025】本発明は上記に鑑みなされたものであっ
て、インバータの高周波化の際にサイズを小さくするこ
とができ且つ消費電力を低減することができる高速のイ
ンバータ制御回路を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、三角波発振回路の発振用キャパ
シタを充電状態に切り換えるための信号をRSフリップ
フロップのセット端子に入力し該RSフリップフロップ
から出力される信号によりインバータのスイッチ手段を
オン状態に切り換えることによって、三角波発振回路の
発振用キャパシタが充電状態に切り換えられると同時に
遅延なくインバータのスイッチ手段をオン状態に切り換
えるものである。
【0027】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、共振用インダクタ及び共振用キャパシタが並列に接
続されてなり一端に所定の第1の直流電圧が印加された
並列共振回路と該並列共振回路の他端に接続されたスイ
ッチ手段とを備えたインバータが上記第1の直流電圧を
チョップするように上記スイッチ手段のオン状態とオフ
状態とを切り換えるインバータ制御回路を対象とし、発
振用キャパシタの充電状態と放電状態とが切り換えられ
ることによって三角波を発振する三角波発振回路と、上
記インバータにおける並列共振回路とスイッチ手段とを
互いに接続した部位の電圧が上記第1の直流電圧よりも
小さくなったことを検出すると上記三角波発振回路の発
振用キャパシタを充電状態に切り換えるための充電信号
を出力する充電信号出力回路と、正入力端子に上記三角
波発振回路から三角波を入力し負入力端子に所定の第2
の直流電圧を入力するコンパレータと、リセット端子に
上記コンパレータから出力された信号を入力し、セット
端子に上記充電信号出力回路から上記充電信号を入力す
ると出力端子から上記インバータのスイッチ手段をオン
状態に切り換えるための信号を出力するRSフリップフ
ロップとを備えている構成とするものである。
【0028】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
発明の構成において、充電信号出力回路が電圧検出回路
とスイッチ手段とコンパレータとからなるものであり、
具体的には、共振用インダクタ及び共振用キャパシタが
並列に接続されてなり一端に所定の第1の直流電圧が印
加された並列共振回路と該並列共振回路の他端に接続さ
れた第1のスイッチ手段とを備えたインバータが上記第
1の直流電圧をチョップするように上記第1のスイッチ
手段のオン状態とオフ状態とを切り換えるインバータ制
御回路を対象とし、発振用キャパシタの充電状態と放電
状態とが切り換えられることによって三角波を発振する
三角波発振回路と、一方の入力端子に上記三角波発振回
路から三角波を入力し他方の入力端子に所定の第2及び
第3の直流電圧を切り換え可能に入力し出力端子から上
記三角波発振回路の発振用キャパシタを充電状態に切り
換えるための充電信号を出力することが可能な第1のコ
ンパレータと、上記インバータにおける並列共振回路と
第1のスイッチ手段とを互いに接続した部位の電圧が上
記第1の直流電圧よりも小さくなったことを検出すると
電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、該電圧検出回
路から電圧検出信号が出力されると上記第1のコンパレ
ータがその出力端子から上記充電信号を出力するように
該第1のコンパレータの上記他方の入力端子に入力され
る上記第2及び第3の直流電圧を切り換える第2のスイ
ッチ手段と、正入力端子に上記三角波発振回路から上記
三角波を入力し負入力端子に所定の第4の直流電圧を入
力する第2のコンパレータと、リセット端子に上記第2
のコンパレータから出力された信号を入力し、セット端
子に上記第1のコンパレータから上記充電信号を入力す
ると出力端子から上記インバータの第1のスイッチ手段
をオン状態に切り換えるための信号を出力するRSフリ
ップフロップとを備えている構成とするものである。
【0029】
【作用】請求項1の発明の構成により、充電信号出力回
路がインバータにおける並列共振回路とスイッチ手段と
を互いに接続した部位の電圧が第1の直流電圧よりも小
さくなったことを検出すると充電信号を出力し該充電信
号がRSフリップフロップのセット端子に入力される。
これにより、三角波発振回路の発振用キャパシタが充電
状態に切り換えられると同時に遅延なくRSフリップフ
ロップはインバータのスイッチ手段をオン状態に切り換
えることができる。従って、三角波発振回路の発振用キ
ャパシタの充電状態と放電状態とをトランジスタを用い
て切り換えるとすると、インバータの高周波化を図る場
合においても発振用キャパシタを充電する電流を増加さ
せる必要がないため当該トランジスタのサイズを大きく
する必要はなく且つ当該トランジスタの電流能力を大き
くする必要もない。
【0030】また、三角波発振回路の発振用キャパシタ
が放電状態に切り換えられ三角波の電圧が上昇し続けコ
ンパレータの負入力端子に入力されている第2の直流電
圧より大きくなると、コンパレータはRSフリップフロ
ップのリセット端子にハイの信号を出力しRSフリップ
フロップはインバータのスイッチ手段をオフ状態に切り
換えることができる。
【0031】請求項2の発明の構成により、電圧検出回
路がインバータにおける並列共振回路と第1のスイッチ
手段とを互いに接続した部位の電圧が第1の直流電圧よ
りも小さくなったことを検出すると電圧検出信号を出力
し、第2のスイッチ手段が第1のコンパレータの入力端
子に入力される第2及び第3の直流電圧を切り換え、第
1のコンパレータが上記充電信号をRSフリップフロッ
プのセット端子に出力する。
【0032】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0033】図1は上記実施例に係るインバータ制御回
路20Bの構成を示す回路図であり、図1において、イ
ンバータ制御回路20Bの制御対象となるインバータ1
0は、図5に示すような従来のインバータ制御回路20
Aの制御対象としてのインバータと同様のものであり、
A2は共振用インダクタ11の両端間の電圧を示し、v
B2はパワーMOSFET13のドレイン電圧を示してい
る。そして、インバータ制御回路20Bは、図5に示す
ような従来のインバータ制御回路20Aが備えているも
のと同様の三角波発振回路26、電圧検出回路としての
トリガ回路31、基準電圧源32,33、スイッチ手段
34、コンパレータ35及び可変電圧源37を備えてお
り、トリガ回路31と基準電圧源32,33とスイッチ
手段34とコンパレータ35とにより充電信号出力回路
が構成されている。さらに、インバータ制御回路20B
はコンパレータ51とRSフリップフロップ52とを備
えている。
【0034】上記実施例に係るインバータ制御回路20
Bにおいては、図5における従来のインバータ制御回路
20Aのようにコンパレータ36の出力電圧vJ がイン
バータ10のパワーMOSFET13のゲートに直接に
入力されるのではなく、三角波発振回路26が発振する
三角波としての発振電圧vG がコンパレータ51の正入
力端子に印加され、コンパレータ51の負入力端子には
可変電圧源37により直流電圧Vbが与えられ、該コン
パレータ51の出力電圧vK がRSフリップフロップ5
2のリセット入力端子に入力され、コンパレータ35の
出力電圧vI がRSフリップフロップ52のセット入力
端子に入力され、該RSフリップフロップ52の出力端
子から出力される出力電圧vL がインバータ10のパワ
ーMOSFET13のゲートに入力される。
【0035】なお、インバータ制御回路20Bの構成要
素のうち従来のものと同様のものについては説明を省略
する。
【0036】図2は上記実施例に係るインバータ制御回
路20Bの動作を示す電圧波形図であり、図2に示すよ
うに、インバータ10における共振用インダクタ11の
両端間の電圧vA2が一度零電圧と交差して再び零電圧を
横切ったこと、即ち、パワーMOSFET13のドレイ
ン電圧vB2が直流電圧Vaよりも小さくなったことをト
リガ回路31が検出するとトリガ回路31の出力電圧v
F がローからハイに変化し、これによりスイッチ手段3
4が切り換えられてコンパレータ35の負入力端子に低
い基準電圧Vdが入力され、コンパレータ35の出力電
圧vI がローからハイに変化する。このようにコンパレ
ータ35の出力電圧vI がハイに変化したことによっ
て、三角波発振回路26においてトランジスタ21がタ
ーンオンされ発振用キャパシタ24が充電状態に切り換
えられると同時に、RSフリップフロップ52がセット
されRSフリップフロップ52の出力電圧vL がローか
らハイに変化しインバータ10のパワーMOSFET1
3がターンオンされる。
【0037】また、三角波発振回路26の発振用キャパ
シタ24が放電状態に切り換えられ発振電圧vG が上昇
し続けコンパレータ51の負入力端子に印加されている
直流電圧Vbよりも大きくなると、コンパレータ51の
出力電圧vK はローからハイに変化しRSフリップフロ
ップ52がリセットされRSフリップフロップ52の出
力電圧vL がハイからローに変化しインバータ10のパ
ワーMOSFET13がターンオフされる。
【0038】以上のように、本実施例に係るインバータ
制御回路20Bによると、コンパレータ35の出力電圧
I をセット入力としコンパレータ51の出力電圧vK
をリセット入力とするRSフリップフロップ52がイン
バータ10のパワーMOSFET13のゲート駆動回路
として設けられることにより、三角波発振回路26の発
振用キャパシタ24が充電状態に切り換えられると同時
に遅延なくRSフリップフロップ52はインバータ10
のパワーMOSFET13をオン状態に切り換えること
ができるため、インバータ10の高周波化を図る場合に
も発振用キャパシタ24を充電する時間がパワーMOS
FET13のオン期間よりも小さければパワーMOSF
ET13をターンオン及びターンオフすることができ発
振用キャパシタ24を充電する電流を増加させる必要が
ないので、三角波発振回路26のトランジスタ21のサ
イズを大きくする必要がなく且つトランジスタ21の電
流能力を大きくする必要もない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明に係るインバータ制御回路によると、三角波
発振回路の発振用キャパシタを充電状態に切り換えるた
めの信号がRSフリップフロップのセット端子に入力さ
れ該RSフリップフロップから出力される信号によりイ
ンバータのスイッチ手段をオン状態に切り換えることが
できるため、三角波発振回路の発振用キャパシタが充電
状態に切り換えられると同時に遅延なくインバータのス
イッチ手段をオン状態に切り換えることができる。これ
により、インバータの高周波化を図る場合においても三
角波発振回路の発振用キャパシタを充電する電流を増加
させる必要がないため、該発振用キャパシタの充電状態
と放電状態とを切り換えるために用いられるトランジス
タのサイズを大きくする必要はなく且つ該トランジスタ
の電流能力を大きくする必要もない。このため、従来の
ものに比べてサイズを小さくすることができ且つ消費電
力を低減することができる。
【0040】従って、本発明によるとサイズが小さく且
つ低消費電力である優れた高速のインバータ制御回路を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインバータ制御回路を
示す回路図である。
【図2】上記インバータ回路の動作を示す電圧波形図で
ある。
【図3】準E級共振型インバータを示す回路図である。
【図4】上記準E級共振型インバータの動作を示す電圧
及び電流の波形図である。
【図5】従来のインバータ制御回路を示す回路図であ
る。
【図6】上記従来のインバータ回路図の動作を示す電圧
波形図である。
【符号の説明】
10 インバータ 11 共振用インダクタ 12 共振用キャパシタ 13 パワーMOSFET(スイッチ手段) 16 並列共振回路 20B インバータ制御回路 21 トランジスタ 24 発振用キャパシタ 26 三角波発振回路 31 トリガ回路(電圧検出回路) 34 スイッチ手段 35 コンパレータ 51 コンパレータ 52 RSフリップフロップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振用インダクタ及び共振用キャパシタ
    が並列に接続されてなり一端に所定の第1の直流電圧が
    印加された並列共振回路と該並列共振回路の他端に接続
    されたスイッチ手段とを備えたインバータが上記第1の
    直流電圧をチョップするように上記スイッチ手段のオン
    状態とオフ状態とを切り換えるインバータ制御回路であ
    って、 発振用キャパシタの充電状態と放電状態とが切り換えら
    れることによって三角波を発振する三角波発振回路と、 上記インバータにおける並列共振回路とスイッチ手段と
    を互いに接続した部位の電圧が上記第1の直流電圧より
    も小さくなったことを検出すると上記三角波発振回路の
    発振用キャパシタを充電状態に切り換えるための充電信
    号を出力する充電信号出力回路と、 正入力端子に上記三角波発振回路から三角波を入力し負
    入力端子に所定の第2の直流電圧を入力するコンパレー
    タと、 リセット端子に上記コンパレータから出力された信号を
    入力し、セット端子に上記充電信号出力回路から上記充
    電信号を入力すると出力端子から上記インバータのスイ
    ッチ手段をオン状態に切り換えるための信号を出力する
    RSフリップフロップとを備えていることを特徴とする
    インバータ制御回路。
  2. 【請求項2】 共振用インダクタ及び共振用キャパシタ
    が並列に接続されてなり一端に所定の第1の直流電圧が
    印加された並列共振回路と該並列共振回路の他端に接続
    された第1のスイッチ手段とを備えたインバータが上記
    第1の直流電圧をチョップするように上記第1のスイッ
    チ手段のオン状態とオフ状態とを切り換えるインバータ
    制御回路であって、 発振用キャパシタの充電状態と放電状態とが切り換えら
    れることによって三角波を発振する三角波発振回路と、 一方の入力端子に上記三角波発振回路から三角波を入力
    し他方の入力端子に所定の第2及び第3の直流電圧を切
    り換え可能に入力し出力端子から上記三角波発振回路の
    発振用キャパシタを充電状態に切り換えるための充電信
    号を出力することが可能な第1のコンパレータと、 上記インバータにおける並列共振回路と第1のスイッチ
    手段とを互いに接続した部位の電圧が上記第1の直流電
    圧よりも小さくなったことを検出すると電圧検出信号を
    出力する電圧検出回路と、 該電圧検出回路から電圧検出信号が出力されると上記第
    1のコンパレータがその出力端子から上記充電信号を出
    力するように該第1のコンパレータの上記他方の入力端
    子に入力される上記第2及び第3の直流電圧を切り換え
    る第2のスイッチ手段と、 正入力端子に上記三角波発振回路から上記三角波を入力
    し負入力端子に所定の第4の直流電圧を入力する第2の
    コンパレータと、 リセット端子に上記第2のコンパレータから出力された
    信号を入力し、セット端子に上記第1のコンパレータか
    ら上記充電信号を入力すると出力端子から上記インバー
    タの第1のスイッチ手段をオン状態に切り換えるための
    信号を出力するRSフリップフロップとを備えているこ
    とを特徴とするインバータ制御回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100056378A (ko) * 2008-11-19 2010-05-27 후지필름 가부시키가이샤 필름의 권취 방법과 장치 및 필름 롤의 제조 방법
JP2015534428A (ja) * 2012-08-31 2015-11-26 アルフレッド イー. マン ファウンデーション フォー サイエンティフィック リサーチ 誘導電力伝送のためのフィードバック制御コイルドライバ
CN106972459A (zh) * 2017-05-16 2017-07-21 湖南拓天节能控制技术股份有限公司 限流保护装置

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