JP5398725B2 - 基板収納トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示パネル等の表示パネル用のガラス基板等の正方形状または長方形状を有する基板を保管する際や持ち運びする際に用いられる基板収納トレイに関するものである。
近年、液晶表示パネル等の表示パネル用のガラス基板は、大型化(第8世代:2160mm×2460mm)されてきており、このような大型のガラス基板を表示パネル製造工場内において保管および持ち運びする際には、例えば下記特許文献1に開示されるような基板収納トレイが用いられている。
図7に示されるように、基板収納トレイ101は、ガラス基板20が水平状態で載置される長方形状の底部101aと、この底部101aの全周にわたる側縁部から上方に突出された枠部101bを有している。
図示されるように、パレット102上で上下に積み重ねられた各基板収納トレイ101には、一枚ずつ処理面20aが上側になるようにガラス基板20が収納されている。この場合、各ガラス基板収納トレイ101の底部101aには図示しない基板支持ピンが下方から挿入されるピン挿入孔101cが開口形成されている。
このように上下に積み重ねられた各基板収納トレイ101からガラス基板20を取り出す手順について説明する。先ず、例えば一番下に位置する基板収納トレイ101を残して、その上側の基板収納トレイ101,101,101,・・・を持ち上げる。
次に、図示しない基板支持ピンを下方から一番下に位置する基板収納トレイ101のピン挿入孔101cに挿入して、その基板収納トレイ101の底部101a上でガラス基板20を浮上させる。
そして、図示しない基板搬送アームによって浮上された一番下のガラス基板20を取り出す。その後、持ち上げられていた基板収納トレイ101,101,101,・・・を降ろす。これにより、一番下の基板収納トレイ101からガラス基板20が取り出されることになる。このような動作を繰り返すことで、積み重ねられた各基板収納トレイ101からガラス基板20を一枚ずつ取り出して、所定の加工ライン等に搬送することができる。
特開2004−186249号公報
しかしながら、今後、更にガラス基板20の大型化に伴ってこれを収納する上述した基板収納トレイ101も大型化されると、この基板収納トレイ101をその製造元から表示パネル製造工場等に輸送するのに使用される一般的なトラックやトレーラーなどの車両の荷台の最大サイズを、基板収納トレイ101のサイズが超えてしまうことが懸念されている。
一般道路を走行するトラックやトレーラーなどの車両の荷台の最大サイズは道路交通法に基づいた制限があるため、この制限を基板収納トレイ101のサイズが超えている場合は、特別な認可申請が必要な特殊車両や輸送ヘリ等を使用して、基板収納トレイ101をその製造元から表示パネル製造工場等に輸送することになってしまう。
一般的なトラックやトレーラーを使用して輸送した場合よりも、特別な認可申請が必要な特殊車両や輸送ヘリ等を使用して輸送した場合のほうが非常に高く輸送コストがかかり、その結果、基板収納トレイ101の輸送コストが増大すると、基板収納トレイ101の単価も高くなってしまい、コスト的に見合わないことになってしまうという問題がある。
そこで、本発明が解決する課題は、一般的なトラックやトレーラー等によって輸送できるように、輸送する際にはそれらの荷台サイズに収まるように縮めることができると共に、輸送先の表示パネル製造工場等において、基板を収納する際には、伸ばして用いることができる伸縮機構を備えた基板収納トレイを提供することである。
上記課題を解決するため本発明は、大型の基板が収納される基板収納トレイであって、対向する一対の第1枠部と対向する一対の第2枠部を有して枠状に形成された枠部材と、該枠部材によって囲まれた内側の領域に設けられ、前記基板の一方の面を支持する板状の基板支持部材とを備え、前記一対の第1枠部の長手方向の途中部位には、前記一対の第2枠部間の間隔を広げるための伸長部が設けられ、前記一対の第1枠部は断面筒状に形成され、前記伸長部は、該伸長部において長手方向に複数に分割された各分割第1枠部内に挿通される1本の挿通バーに沿って伸長がなされる構成となっており、前記基板支持部材の少なくとも一部は、前記各分割第1枠部間を橋渡しするように前記第2枠部に平行に設けられていることを要旨とするものである。
このような構成の基板収納トレイによれば、基板収納トレイの枠部材を構成する一対の第1枠部の途中部位には、一対の第2枠部間の間隔を広げるための伸長部が設けられているので、基板収納トレイを縦方向または横方向に伸縮させてそのサイズを変更することが可能である。
したがって、基板を収納できるように伸ばした状態の基板収納トレイのサイズが、一般道路を走行するトラックやトレーラーなどの車両の荷台の最大サイズの制限を超えている場合でも、輸送する際にはそれらの荷台サイズに収まるように縮めることができるので、従来と同じ輸送コストで輸送することができる。
また、枠部材を構成する一対の第1枠部と一対の第2枠部のうち、第2枠部には伸長部を設けず、第1枠部にだけ伸長部を設けた構成なので、伸長後の基板収納トレイに基板を収納した状態でも反りや撓み等に対する剛性が十分に確保することが可能である。
また、前記一対の第1枠部は断面筒状に形成され、前記伸長部は、該伸長部において長手方向に複数に分割された各分割第1枠部内に挿通される1本の挿通バーに沿って伸長がなされる構成であるため、簡易な伸長構造とすることができる上に、伸ばした状態の第1枠部の長手方向の反りや撓み等に対する剛性も十分に確保することが可能である。
また、前記伸長部において、前記各分割第1枠部と該各分割第1枠部内の前記挿通バーとが固定手段により固定されている構成にすれば、第1枠部の伸ばした状態を保持することができる。
更に、前記固定手段が、前記分割第1枠部の側面と該分割第1枠部内の前記挿通バーの側面とをネジ止めにより固定する構成となっていれば、ネジを締めるだけで第1枠部の伸ばした状態を簡便に保持することができる。
また、前記固定手段が、前記挿通バーの側面から外側方向に進退動可能に設けられた係止部材が、前記分割第1枠部の側面に開口された係止孔に係止される構成となっていれば、第1枠部を伸長部において伸ばすだけで第1枠部の伸ばした状態を保持することができる。
更に、前記基板支持部材は、前記一対の第1枠部間を橋渡しするように設けられている構成にすれば、第2枠部と同様に板状の基板支持部材についても伸長部が設けられていないので、基板支持部材を簡易な構造とすることができる上に、その剛性の低下が防止されている。
そして、前記基板支持部材の機械的強度を補強するための補強部材が前記一対の第1枠部間を橋渡しするように更に設けられている構成にすれば、基板支持部材の剛性が向上すると共に、基板支持部材の板厚を薄くして軽量化することが可能である。
上記構成を有する基板収納トレイによれば、例えば、一般的なトラックやトレーラー等によって輸送できるように、輸送する際にはそれらの荷台サイズに収まるように縮めることができると共に、輸送先の表示パネル製造工場等において、ガラス基板を収納する際には、伸ばして用いることができるので、従来と同等の輸送コストとすることができる上に、収納したガラス基板の保管性および持ち運び性についても従来と同等とすることが可能である。
本発明の一実施形態に係る基板収納トレイの伸びた状態の概略構成を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1の基板収納トレイの縮んだ状態の概略構成を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)は図1(b)のA−A線に沿った断面図、(b)は図1(a)のB−B線に沿った断面図、(c)は図1(a)のC−C線に沿った断面図である。 基板収納トレイを上下方向に積み重ねた状態を示した断面図である。 図3(a)の伸長部の構造の変形例を示した図である。 図3(b)の伸長部の構造のより具体的な例を示した図である。 従来用いられてきた基板収納トレイの概略構成を示した図である。
以下に、本発明に係る基板収納トレイの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る基板収納トレイの伸びた状態の概略構成を示しており、(a)は平面図、(b)はその側面図である。図2は図1の基板収納トレイの縮んだ状態の概略構成を示しており、(a)は平面図、(b)はその側面図である。
また、図3(a)は図1(b)のA−A線に沿った断面図、(b)は図1(a)のB−B線に沿った断面図、(c)は図1(a)のC−C線に沿った断面図である。そして、図4は基板収納トレイを上下方向に積み重ねた状態の断面図である。
図示されるように、基板収納トレイ1は、液晶表示パネルなどの表示パネル用の長方形状を有するガラス基板20を収納して、ガラス基板20の保管や持ち運びを行うためのもので、ガラス基板20を収納する前の基板収納トレイ1単体の状態において持ち運び等する際には、そのサイズを小さくすることができるようになっている。
基板収納トレイ1は、収納されるガラス基板20の外形よりも大きい枠状に形成された枠部材2と、この枠部材2によって囲まれた内側の領域に配設された平板状の基板支持部材3,4とを有している。
枠部材2は、互いに平行になるように向かい合う一対の第1枠部5,5と、この第1枠部5,5と直角になるように配された同じく互いに平行になるように向かい合う一対の第2枠部6,6とを備え、これらの各枠部5,6の両端同士が連結部材等により連結されることで、長方形状を有した枠状に形成されている。
ガラス基板20が載置される基板支持部材3,4は、弾力性を有する発泡樹脂等によって、所定の板厚を有した平板状の部材である。図1に示されるように、基板収納トレイ1には、第1枠部5,5の長手方向に沿って5つの基板支持部材3,3,3,・・・がそれぞれ第1枠部5,5間を橋渡しするように配設されている。また、第2枠部6,6のそれぞれの内側に、2つ基板支持部材4,4が配設されている。
図1(a)のB−B線に沿った断面図である図3(b)に示されるように、基板支持部材3の端部には、第1枠部5の内側の側面に係合される枠係合部3aが設けられている。この枠係合部3aは、上面および下面がそれぞれ水平になった一定の厚みを有している。
また、枠係合部3aの上面には、上方に突出した凸部3bが設けられている。そして、凸部3bに対して枠係合部3aとは反対側の内側部分が、枠係合部3aの上面よりやや上方であって凸部3bの上面よりも下方に位置する水平な基板載置面3cとなっており、この基板載置面3cにガラス基板20が載置されるようになっている。
同様に、図1(a)のC−C線に沿った断面図である図3(c)に示されるように、基板支持部材4の外周に沿った端部には、第2枠部6の内側の側面に係合される枠係合部4aが設けられている。この枠係合部4aも、上面および下面がそれぞれ水平になった一定の厚みを有している。
また、枠係合部4aの上面には、上方に突出した凸部4bが設けられている。そして、凸部4bに対して枠係合部4aとは反対側の内側部分が、枠係合部4aの上面よりやや上方であって凸部4bの上面よりも下方に位置する水平な基板載置面4cとなっており、この基板載置面4cにガラス基板20の端部が載置されるようになっている。
図3(b)および図3(c)に示されるように、第1枠部5,5および第2枠部6,6は、それぞれ同様に断面が略角筒状の中空形状を有しており、例えばアルミニウム材料から成形されている。
第1枠部5と第2枠部6の上面および下面は、上述した基板支持部材3,4の基板載置面3c,4cおよびその下面よりもそれぞれ上方および下方に突出している。また、第1枠部5と第2枠部6のそれぞれの上面から外側に斜め方向に突出した斜め突出部5a,6aの先端が、基板支持部材3,4の凸部3b,4bの上面よりも上方に位置している。また、第1枠部5と第2枠部6のそれぞれの下面は、基板支持部材3,4の下面よりも下方に位置している。
第1枠部5と第2枠部6のそれぞれの内側の側面には、基板支持部材3,4の枠係合部3a,4aの上面に接する水平な帯板状の上面係合部5b,6bが内周にわたって設けられている。同じく、第1枠部5と第2枠部6のそれぞれの内側の側面には、基板支持部材3,4の枠係合部3a,4aの下面に接する水平な帯板状の下面係合部5c,6cが設けられている。これら上面係合部5b,6bと下面係合部5c,6cとの間に基板支持部材3,4の枠係合部3a,4aが挟み込まれて図示しないリベットやネジ止め等により係合状態で固定されている。
また、第1枠部5と第2枠部6のそれぞれの外側の側面には、上面係合部5b,6bとほぼ同じ高さの位置において、外側方向に突出したフランジ部5d,6dが外周にわたって設けられている。これらフランジ部5d,6dは、基板収納トレイ1を持ち上げて搬送する際やガラス基板20を取り出す際に、チャッキング装置等によってチャッキングするために用いられる。
基板収納トレイ1は、上下方向に積み重ねることができるように構成されており、各基板収納トレイ1を上下方向に積み重ねる場合には、図4に示されるように、下側に配置される基板収納トレイ1の第1枠部5および第2枠部6の上面に形成された斜め突出部5a,6aの内側に、上側に配置される基板収納トレイ1の第1枠部5および第2枠部6の下面が位置決めされて載置されるようになっており、斜め突出部5a,6aによって横方向へずれてしまうことが防止されている。
このような基板収納トレイ1が備える第1枠部5,5の途中部位には、第2枠部6,6間の間隔を広げるための伸長部7,7が設けられている。この場合、第1枠部5の中空部には、図3(a),(b)に示されるように、挿通バー8が挿通されている。この挿通バー8は、例えばアルミニウム材料からなる角材の角部を面取りしたものが用いられており、第1枠部5の中空部の内径よりもやや小さい外径を有している。
また、第1枠部5は5つに分割されて、両側に配置された分割第1枠部51、51と、これらの間に配置される3つの分割第1枠部52,52,52とからなり、これら3つの分割第1枠部52,52,52と挿通バー8によって伸長部7が構成されている。この場合、挿通バー8は、図2(a)に示されるように、第1枠部5を伸長部7によって伸ばす前の状態において、その中空部に収まる長さとなっている。
第1枠部5を伸長部7によって伸ばした場合には、図1(b)および図3(a)に示されるように、両側の分割第1枠部51,51は挿通バー8の両端部に配置され、中央の3つの分割第1枠部52,52,52は、挿通バー8の途中部位の長手方向に沿ってそれぞれ所定の長さで離間するように配置されている。具体的には、分割第1枠部52,52,52は、挿通バー8の中央に1つ、その中央の両側の所定距離離れた位置にそれぞれ1つずつ配置されている。
挿通バー8の外側の側面には、打痕状に凹設してそこに塗料が着色された三角形状の複数の位置決めマーク9,9,9,・・・が設けられており、これら位置決めマーク9を基準にして各分割第1枠部51,52の位置決めがなされるようになっている。
各分割第1枠部51,52の挿通バー8への固定は、各分割第1枠部51,52の外側の側面に形成された螺合孔5eに固定ネジ10を螺合し、その固定ネジ10の先端を挿通バー8の外側の側面に押圧して係止させることによってなされている。
この場合、両側に配置される分割第1枠部51,51の挿通バー8の両端部へのそれぞれの固定には、3つの固定ネジ10が用いられている。また、略中央に配置される分割第1枠部52,52,52の挿通バー8へのそれぞれの固定には、2つの固定ネジ10が用いられている。
具体的に基板収納トレイ1を図2に示される伸ばす前の状態から、図1に示される伸ばした後の状態にする手順について説明する。図1(b)および図3(a)に示されるように、先ず、図2の状態の左側の分割第1枠部51を挿通バー8に対して相対的に左方向へと移動させる。
次に、挿通バー8の左端部から1番目の位置決めマーク9に、移動させた分割第1枠部51の右端を位置決めする。そして、3つの固定ネジ10の先端を挿通バー8の側面に押し込むように螺合させることで、挿通バー8の左端部の所定の位置に分割第1枠部51が固定される。
次に、図2の状態の3つの分割第1枠部52,52,52のうち左側の分割第1枠部52を同じく挿通バー8に対して相対的に左方向へと移動させる。そして、挿通バー8の左端部から2番面と3番目の位置決めマーク9,9との間に、移動させた分割第1枠部52の両端を位置決めして、2つの固定ネジ10の先端を挿通バー8の側面に押し込むように螺合させることで、挿通バー8の所定の位置に分割第1枠部52が固定される。残りの分割第1枠部51,52,52についても同様に行うことで、基板収納トレイ1は図2の状態から図1の状態へと伸ばされたことになる。
尚、3つの分割第1枠部52,52,52のうちの中央の分割第1枠部52については、移動させる必要がないので、予め固定ネジ10によって挿通バー8に固定させておくのが好ましい。
このような挿通バー8への各分割第1枠部51,52の固定手段としては、図5に示されるような 挿通バー8の外側の側面から更に外側方向に進退動可能に設けられた係止部材11が、各分割第1枠部51,52の外側の側面から内部に向かって貫通して開口された係止孔5fに係止される構成にしても良い。
この場合、係止部材11は、例えば弾性を有する板バネが用いられている。また、係止部材11には、略中央位置で外側方向に湾曲した係止部11aが形成されている。この場合、係止部材11の両端部は、挿通バー8の外側の側面に凹設された収容部8aの長手方向の両端位置で固定されている。また、収容部8aは係止部材11の係止部11aが内側に撓み変形可能な深さを有している。
具体的には、係止部材11の係止部11aが各分割第1枠部51,52の中空部の内壁面に当接している際には、一旦内側に撓み変形して、係止部11aが各分割第1枠部51,52の係止孔5fに位置した際には、復帰変形して、係止部11aが係止孔5fに係止されるようになっている。
このような構成にすることで、上述した固定ネジ10を用いて挿通バー8への各分割第1枠部51,52の固定を行う場合よりも、各分割第1枠部51,52を挿通バー8に沿って移動させるだけで、位置決めと固定が簡便に行われるようになる。また、位置決め用の位置決めマーク9を不要とすることができる構成でもある。
このような構成の第1枠部5,5の伸長部7,7によって、第2枠部6,6間の間隔が広げられた基板収納トレイ1には、ガラス基板20が一枚収納可能になっている。この場合、ガラス基板20は、電極等の形成のために種々の処理がなされる処理面20aが上側になるように、その裏面20bが、各支持部材3,4の平坦な基板載置面3c,4cに接触するように載置される。
尚、第1枠部5,5の間を橋渡しするように設けられた帯板形状を有する基板支持部材3には、図3(a)〜(c)に示されるように、基板支持部材3の長手方向の反りや撓み等を防止するようにその剛性を高めるための一対の補強部材12,12が、基板支持部材3の長手方向に沿って設けられている。この補強部材12は、例えばアルミニウムパイプが用いられており、基板支持部材3の下面側から埋没するように設けられている。
また、図1に示されるように、基板収納トレイ1の第1枠部5,5の伸長によって形成される各基板支持部材3,4間の隙間は、図示しない基板支持ピンが挿通されるピン挿通孔13として用いることができるようになっている。
次に、上述した伸長部7のより具体的な例について、図6を用いて説明する。尚、図3(b)に示したものと同一の構成については同符号を付して説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
図示されるように挿通バー8は、断面が略角筒状の中空形状を有しており、例えばアルミニウム材料から成形されている。この場合、挿通バー8の内側の側面の上方と、外側の側面の下方には、段差状に膨出形成された補強リブ8b,8cが長手方向に沿って設けられている。このような補強リブ8b,8cは、挿通バー8の長手方向の反りや撓み等に対する剛性を向上させる目的で設けられている。また、挿通バー8が内部に挿通される中空形状を有した分割第1枠部51,52は、挿通バー8の補強リブ8b,8cの形状に合わせた断面形状を有しており、同様に段差状に膨出形成された補強リブ5g,5hが設けられている。したがって、分割第1枠部51,52も、このような補強リブ5g,5hによって長手方向の反りや撓み等に対する剛性が向上されている。
また、図3(b)に示した構成では、各分割第1枠部51,52の挿通バー8への固定は、各分割第1枠部51,52の外側の側面に形成された螺合孔5eに固定ネジ10を螺合し、その固定ネジ10の先端を挿通バー8の外側の側面に押圧して係止させることによってなされていたが、図6に示した構成では、挿通バー8の外側の側面に取り付けられたキャップナット15の螺合孔15aに、固定ネジ10を螺合させることで、各分割第1枠部51,52と挿通バー8の固定がなされている。このような構成にすることで、伸長時の各分割第1枠部51,52と挿通バー8の固定ネジ10による固定をより強固にすることができる。
以上説明した基板収納トレイ1によれば、基板収納トレイ1の枠部材2を構成する第1枠部5,5の長手方向の途中部位には、第2枠部6,6間の間隔を広げるための伸長部7,7が設けられているので、基板収納トレイ1を横方向に伸縮させてそのサイズを変更することが可能である。
したがって、例えばガラス基板20を収納できるように伸ばした状態の図1に示される基板収納トレイ1のサイズが、一般道路を走行するトラックやトレーラーなどの車両の荷台の最大サイズの制限を超えている場合でも、輸送する際にはそれらの荷台サイズに収まるように図2に示される状態に縮めることができるので、従来と同じ輸送コストで輸送することが可能である。
また、枠部材2を構成する対になった第1枠部5,5と同じく対になった第2枠部6,6のうち、第2枠部6,6には伸長部を設けず、第1枠部5,5の途中部位にだけ伸長部7,7を設けた構成なので、伸長後の基板収納トレイ1にガラス基板20を収納した状態でも反りや撓み等に対する剛性が十分に確保されている。
この場合、第1枠部5を断面筒状に形成し、伸長部7をその伸長部7において長手方向に複数分割された各分割第1枠部51,52内に挿通される1本の挿通バー8に沿って伸長がなされる構成となっているので、伸長部7を簡易な構造とすることができる上に、伸ばした状態の第1枠部5の長手方向の反りや撓み等に対する剛性も十分に確保されている。
更に、第1枠部5の伸長部7において、第1枠部5とその第1枠部5内の挿通バー8との固定が、図3(a)または図6に示されるように固定ネジ10によるネジ止めによってなされる構成にすれば、固定ネジ10を締めるだけで簡便に第1枠部5の伸ばした状態を保持することができる。
また、このような挿通バー8への第1枠部5の固定については、挿通バー8の側面から外側方向に進退動可能に設けられた係止部材11が、第1枠部5の側面に開口された係止孔5fに係止される構成にしても良く、この場合は、第1枠部を伸長部7において伸ばすだけで第1枠部の伸ばした状態を保持することができる。
更に、基板支持部材3,4は、第1枠部5,5間を橋渡しするように設けられていることにより、第2枠部6,6と同様に基板支持部材3,4についても伸長部が設けられていないので、基板支持部材3,4を簡易な構成とすることができる上に、その剛性の低下が防止されている。
そして、基板支持部材3の機械的強度を補強するための補強部材12が第1枠部5,5間を橋渡しするように更に設けられているので、基板支持部材3の剛性が向上すると共に、基板支持部材3の板圧を薄くして軽量化することが可能である。
以上、本発明に係る基板収納トレイの実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。
例えば、図1に示される伸ばした状態の基板収納トレイ1にガラス基板20を収納する構成について説明したが、図2に示される縮んだ状態の基板収納トレイ1にもガラス基板20より小さいサイズのガラス基板を収納することは可能であり、基板収納トレイ1の伸ばした状態と縮めた状態を使い分けることで、サイズの異なる複数種類のガラス基板を収納することができるようになっている。
また、第1枠部5の途中部位に設けられた伸長部7の構成や挿通バー8への第1枠部5の固定方法についても上述した実施形態には限定されず、種々なる伸長部の構成や固定方法が適用可能である。また、第1枠部5を5分割した構成について説明したが、分割数についても上述した実施の形態には限定されない。

Claims (6)

  1. 大型の基板が収納される基板収納トレイであって、対向する一対の第1枠部と対向する一対の第2枠部を有して枠状に形成された枠部材と、該枠部材によって囲まれた内側の領域に設けられ、前記基板の一方の面を支持する板状の基板支持部材とを備え、前記一対の第1枠部の長手方向の途中部位には、前記一対の第2枠部間の間隔を広げるための伸長部が設けられ
    前記一対の第1枠部は断面筒状に形成され、前記伸長部は、該伸長部において長手方向に複数に分割された各分割第1枠部内に挿通される1本の挿通バーに沿って伸長がなされる構成となっており、
    前記基板支持部材の少なくとも一部は、前記各分割第1枠部間を橋渡しするように前記第2枠部に平行に設けられていることを特徴とする基板収納トレイ。
  2. 前記伸長部において、前記各分割第1枠部と該各分割第1枠部内の前記挿通バーとが固定手段により固定されていることを特徴とする請求項に記載の基板収納トレイ。
  3. 前記固定手段は、前記分割第1枠部の側面と該分割第1枠部内の前記挿通バーの側面とをネジ止めにより固定する構成となっていることを特徴とする請求項に記載の基板収納トレイ。
  4. 前記固定手段は、前記挿通バーの側面から外側方向に進退動可能に設けられた係止部材が、前記分割第1枠部の側面に開口された係止孔に係止される構成となっていることを特徴とする請求項に記載の基板収納トレイ。
  5. 前記基板支持部材は、前記一対の第1枠部間を橋渡しするように設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の基板収納トレイ。
  6. 前記基板支持部材の機械的強度を補強するための補強部材が前記一対の第1枠部間を橋渡しするように更に設けられていることを特徴とする請求項に記載の基板収納トレイ。
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