JP5394291B2 - スタック型抵抗素子およびその製造方法 - Google Patents

スタック型抵抗素子およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スタック型抵抗素子およびその製造方法に関し、特に小型でありながら、単位面積あたりの抵抗密度を高めることのできるスタック型抵抗素子およびその製造方法に関する。
近年、高速動作が要求されるIC(Integrated Circuit)チップの高密度化が進むにつれ、ICチップ内で大面積を占有する抵抗素子の高密度化の重要性が増している。抵抗素子の高密度化を実現させた抵抗素子の一例として、特許文献1の抵抗素子がある。この抵抗素子では、抵抗素子の形状を蛇行形状等にしてその長さを長くすることによって、抵抗素子の高密度化を図っている。
また、非特許文献1の抵抗素子では、レーザトリミングにより抵抗素子の幅を縮小したり、抵抗素子を薄層化したりすることで抵抗素子自体の断面積を小さくすることによって、抵抗素子の高密度化を図っている。
特開2005−332628号公報
黒澤 秀行「レーザトリミングしたタンタル薄膜抵抗器の経時特性」、電子通信学会論文誌、1986/3、Vol.J69−C、No.3
しかしながら、特許文献1の抵抗素子においては、抵抗素子の形状を蛇行形状等にしてその長さを長くするため、ICチップの内部における抵抗素子の占有面積を大きくしてしまうという問題があった。特に、抵抗値の大きな抵抗素子においては、その長さを長く確保しなければならないため、占有面積を大きくする必要が生じていた。
また、非特許文献1の抵抗素子においては、抵抗素子自体の断面積が小さくなることから、断面積の単位面積あたりの発熱密度が高くなったり、発熱を防止するために電流容量が制限されたりするという問題があった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、小型でありながら、単位面積あたりの抵抗密度を高めることのできるスタック型抵抗素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るスタック型抵抗素子およびその製造方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明に係る第1のスタック型抵抗素子は、抵抗部の両端に層間接続部が形成された抵抗素子が、層間絶縁膜を介して複数積層され、それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記抵抗素子の前記大空孔および前記小空孔の中心位置を同じとし、径が前記大空孔の径よりも小さくかつ前記小空孔の径以上であり、スルーホール用孔の内側に埋め込み電極が形成されたスルーホールが、前記大空孔および前記小空孔の中心位置に形成され、前記スルーホールの前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士が直列に接続されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、抵抗素子を重ねて、抵抗素子が直列に接続されるようにスタック構造が形成される。このため、抵抗素子を幾層にも重ねて、多くの面積を必要とせずにスタック型抵抗素子の抵抗密度を高めることが可能となる。
本発明に係る第2のスタック型抵抗素子は、前記抵抗素子は、当該抵抗素子が積層される数n(nは2以上の整数とする。)が奇数である場合に両端の前記大空孔と前記小空孔とを合わせた空孔数が(n+1)/2つとなり、nが偶数である場合に一端の前記空孔数がn/2つ、他端の前記空孔数がn/2+1つとなるように形成されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、空孔が如何なる形状であっても、電界集中による局部的な絶縁破壊が生じないように大空孔と小空孔とを配置して、抵抗素子を直列に接続することが可能となる。
本発明に係る第3のスタック型抵抗素子は、前記層間絶縁膜は、複数層ずつ積層されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、半導体基板上にスタック型抵抗素子とスタック型キャパシタ等の他の素子とを同時集積する際に、層間絶縁膜を複数層ずつ堆積することによって、抵抗素子同士の絶縁性を非常に高めることが可能となる。
本発明に係る第4のスタック型抵抗素子は、前記層間絶縁膜は、上層に向かうに従って層の厚さが大きくなるように形成されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、平坦性の確保が困難となる上層に向かうほど層間絶縁膜が厚く形成される。これにより。各抵抗素子間の間隔が各層で最適に確保され、各抵抗素子間における短絡を抑えることが可能となる。
本発明に係る第5のスタック型抵抗素子は、前記抵抗素子は、タングステン、タングステン合金、モリブステンまたはモリブステン合金を用いて形成されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、抵抗素子を形成する材料に、タングステン、タングステン合金、モリブステンまたはモリブステン合金の高抵抗な材料を用いることができるため、抵抗密度を高めることが可能となる。また、加工が容易である材料を用いて製造効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
本発明に係る第6のスタック型抵抗素子は、前記スルーホールの最上部もしくは最下部、または任意の前記抵抗素子の位置で接続される引き出し用電極が形成されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子によれば、スタック型抵抗素子を用いる電子機器等の形状に合わせて、スタック型抵抗素子の任意の位置に引き出し用電極を形成することが可能となる。
本発明に係る第1のスタック型抵抗素子の製造方法は、抵抗部の両端に層間接続部が形成され、それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記大空孔および前記小空孔の中心位置を同じとする抵抗素子を、前記層間絶縁膜を介して複数積層する工程と、径が前記大空孔の径よりも小さくかつ前記小空孔の径以上であるスルーホール用孔を、前記大空孔および前記小空孔の中心位置に形成する工程と、前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を直列に接続する工程と、を含むことを特徴とする。
このスタック型抵抗素子の製造方法によれば、抵抗素子を重ねてスタック構造を形成する。これにより、抵抗素子を幾層にも重ねることができ、スタック型抵抗素子の単位面積あたりの抵抗密度を飛躍的に向上させることが可能となる。また、高抵抗であるスタック型抵抗素子の面積をより小さくすることが可能となる。
また、スタック構造を形成した後、一括して各抵抗素子を接続するスルーホールが形成される。これにより、少ない工程数で各抵抗素子の小空孔とスルーホールとを接続することが可能となる。
本発明に係る第2のスタック型抵抗素子の製造方法は、抵抗部の両端に層間接続部が形成され、それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成される抵抗素子を積層する工程と、前記抵抗素子の上に層間絶縁膜を積層したのち、径が前記大空孔の径よりも小さいスルーホール用孔を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置に形成する工程と、前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を接続する工程と、前記層間絶縁膜上に前記抵抗素子を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置を同じとし、前記層間絶縁膜を介して積層する工程と、を含むことを特徴とする。
このスタック型抵抗素子の製造方法によれば、スタック構造を形成した後、一括して抵抗素子を接続するスルーホールを形成する方法よりも工程数は増加するが、スタック構造の各層の形成時において逐次スルーホールが形成される。これにより、各抵抗素子とスルーホールとを確実に接続することが可能となる。
本発明に係る第3のスタック型抵抗素子の製造方法は、抵抗部の両端に層間接続部が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記大空孔、および小空孔が形成される予定の部分の中心位置を同じとする抵抗素子を、層間絶縁膜を介して複数積層する工程と、径が前記大空孔の径よりも小さいスルーホール用孔を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置に形成する工程と、前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を直列に接続する工程と、を含むことを特徴とする。
この製造方法では、小空孔が形成されていない状態でスルーホールを形成するため、抵抗素子とスルーホールとを接続する際の歩留まりを、一層高めることが可能となる。同時に、ドライエッチングを行い、小空孔とスルーホールとを同時形成すれば、抵抗素子を形成する際の手間を少なくし、製造効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
本発明に係る第4のスタック型抵抗素子の製造方法は、前記抵抗素子は、当該抵抗素子が積層される数n(nは2以上の整数とする。)が奇数である場合に両端の前記大空孔と前記小空孔とを合わせた空孔数が(n+1)/2つとなり、nが偶数である場合に一端の前記空孔数がn/2つ、他端の前記空孔数がn/2+1つとなるように形成されることを特徴とする。
このスタック型抵抗素子の製造方法によれば、空孔が如何なる形状であっても、電界集中による局部的な絶縁破壊が生じないように大空孔と小空孔とを配置して、抵抗素子を直列に接続することが可能となる。
本発明によれば、複数の抵抗素子をスタック構造で堆積させ、直列に接続されるように形成することができる。このため、スタック型抵抗素子の単位面積あたりの抵抗密度を飛躍的に向上させることができる。また、高抵抗であるスタック型抵抗素子の面積をより小さくすることができる。
スタック型抵抗素子の層数の制限を無くし、抵抗素子を幾層にも重ねることにより、スタック型抵抗素子の抵抗密度を容易に高めることができる。また、ICチップ等におけるスタック型抵抗素子の占有面積を小さくし、ICチップ等にスタック型抵抗素子を内蔵し易くすることができる。
また、抵抗密度が高く高速動作が可能な小型ICチップ等を、容易に製造することができる。
本発明に係るスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。 本発明に係るスタック型抵抗素子10の構造を示す上面図である。 スタック型抵抗素子10のスタック構造を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10を製造する各工程におけるスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るスタック型抵抗素子20の製造方法を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30の製造方法を示す模式図である。 変形例に係るスタック型抵抗素子40のスタック構造を示す模式図である。 変形例に係るスタック型抵抗素子50のスタック構造を示す模式図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示されている。
(スタック型抵抗素子10の構造)
まずは、図1〜図3を参照して、本発明に係るスタック型抵抗素子10の構造について説明する。図1は本発明に係るスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図であり、図2は本発明に係るスタック型抵抗素子10の構造を示す上面図であり、図3はスタック型抵抗素子10のスタック構造を示す模式図である。
図1および図2に示すスタック型抵抗素子10は、半導体基板11上に形成された保護膜12上に、抵抗素子13を層間絶縁膜14を介して複数重ねたスタック構造によって形成される。
保護膜12は、半導体基板11を保護するために半導体基板11上に形成される。この保護膜12には、例えばSiOやSiN等が用いられる。
抵抗素子13は、層間接続部13A〜13Cと抵抗部13D〜13Fとから形成され、電気的な抵抗を有するものである。抵抗素子13には、例えばW.WSiN,NiCr,TaN,TiN,TiAl等の材料が用いられ、各抵抗素子13の厚さは500〜10000Å程度である。また、層間接続部13A〜13Cは、抵抗部13D〜13Fを接続するために形成されるものである。なお、層間接続部13A〜13Cと抵抗部13D〜13Fとを同一の材料で同時に形成しても良いし、異なる材料で別々に形成しても良い。
層間絶縁膜14は、抵抗素子13の各層を覆い、抵抗素子13を電気的に絶縁するために形成される絶縁膜である。層間絶縁膜14には、例えばSiN,SiO,SiON,Al等の誘電体である材料や、ポリイシド、ベンゾシクロブテン等の有機層間絶縁膜が用いられ、各層間絶縁膜14の厚さは500〜50000Å程度である。層間絶縁膜14は、それぞれの厚さが異なって形成しても良く、例えば、平坦性の確保が困難となる上層に向かうほど厚く形成しても良い。これにより、各層間接続部間の間隔は上層に向かうほど大きくなり、各層間接続部間における短絡を抑えることができるようなスタック構造を形成することができる。
なお、抵抗素子13および層間絶縁膜14は、堆積することができれば、上述した材料以外の材料を用いることもできる。
小空孔15は、抵抗素子13の層間接続部13A〜13Cに形成され、2つの抵抗素子13同士を接続するために、スルーホール17A〜17Dを貫通させるために形成された空孔である。
大空孔16は、抵抗素子13の層間接続部13A〜13Cに形成され、スルーホール17A〜17Dと接続されないように形成された空孔である。
スルーホール17A〜17Dは、スルーホール用孔が形成された後、スルーホール用孔の内側に埋め込み電極が形成され、1本のスルーホール当たり2つの抵抗素子13同士だけを小空孔を介して接続するものである。スルーホール17A〜17Dは、小空孔15および大空孔16の中心位置に形成されている。
引き出し電極18A,18Bは、スタック型抵抗素子10として他の素子等と接続されるものである。引き出し電極18Aは、スルーホール17Aを介して層間接続部13Aのみと接続されている。また、引き出し電極18Bは、スルーホール17Dを介して層間接続部13Cのみと接続されている。なお、引き出し用電極18A,18Bを引き出す引き出し位置は、電流経路を変えることにより、最上部以外にも、最下部や任意の抵抗素子13にすることもできる。また、層間接続部13Aの引き出し位置と層間接続部13Bの引き出し位置とが異なっていても良い。このように、引き出し電極18A,18Bは、スタック型抵抗素子10を用いるICチップの形状等に合わせて、スタック型抵抗素子10の任意の位置に形成することができる。
図3に示すように、スタック型抵抗素子10の抵抗素子13には、小空孔15と大空孔16との2種類の空孔が2つずつ形成されている。
この空孔の全部の数は、スタック構造は層の数によって決まる。また、スタック型抵抗素子の層の数をn(nは2以上の整数とする。)とした場合、nが奇数であれば、抵抗素子13の両端の層間接続部13A〜13Cに(n+1)/2つずつ分かれて空孔が形成される。また、nが偶数であれば、抵抗素子13の一方の層間接続部13A〜13Cにn/2つ、他方の層間接続部13A〜13Cにn/2+1つずつ分かれて空孔が形成される。
なお、層間接続部13A〜13Cに形成される小空孔15の数は、スタック構造の数に限らず1層あたり2つだけである。そして、残りの空孔は全て大空孔16になる。また、小空孔15となる空孔は任意の空孔であって良い。
具体的に、本実施形態におけるスタック型抵抗素子10のスタック構造は、層の数が3つであるため、両側の層間接続部13A〜13Cに、2つずつ空孔が形成されている。つまり、全部で4つの空孔が形成されている。4つの空孔うち、2つの空孔が小空孔15であり、残りの2つの空孔が大空孔16である。
また、本実施形態では、スタック構造は層の数が3層であるが、上述したように層の数に合わせて抵抗素子13に形成される大空孔16の数を増やせば、3層以上のスタック構造を有するスタック型抵抗素子を製造する場合においても、上記に述べた原理と同様に多層構造を形成することができる。
抵抗素子13を重ねてスタック構造を形成した際に、各空孔の中心位置は同じになるように形成される。小空孔15の直径は、その内側に形成されるスルーホール17A〜17Dと接続されるため、スルーホール17A〜17Dの直径とほぼ同じである。また、大空孔16の直径は、その内側に形成されるスルーホール17A〜17Dと接続されないため、スルーホール17A〜17Dの直径よりも大きい。小空孔15の直径は、大空孔16の直径のおおよそ1/2以下になるのが好ましい。具体的に言えば、小空孔15の直径は1〜10μm程度であり、大空孔16の直径は2〜20μmである。なお、小空孔15を介してスルーホール17A〜17Dと層間接続部13A〜13Cとが接触抵抗の低い状態で接続され、かつスルーホール17A〜17Dと層間接続部13A〜13Cとが接触しなければ、小空孔15の直径と大空孔16の直径との比率は、これに限定されない。
スルーホール17A〜17Dは、その直径が小空孔15の直径よりも10%以上大きく、大空孔16の直径よりも小さくなるように形成される。また、スルーホール用孔の内側には埋め込み電極を埋め込むが、小空孔15との接触抵抗を十分に低くすることができれば、スルーホール用孔の内側に金属を埋め込む方法と、スルーホール用孔の内側を金属で覆う方法のどちらを用いても形成しても良い。なお、本実施形態におけるスタック型抵抗素子10のスルーホール17A〜17Dは円柱形状であるが、電界集中による局部的な絶縁破壊が生じないような形状であれば如何なる形状であっても良い。
スタック型抵抗素子10は、4つのスルーホール17A〜17Dを有しているが、まず、スルーホール17Aは、小空孔15を介して、引き出し電極18Aと層間接続部13Aとを接続している。スルーホール17Bは、小空孔15を介して、2層のスルーホール接続部13Bとスルーホール接続部13Cとを接続している。スルーホール17Cは、小空孔15を介して、2層のスルーホール接続部13Aとスルーホール接続部13Bとを接続している。スルーホール17Dは、小空孔15を介して、スルーホール接続部13Cと引き出し電極18Aとを接続する。このように、スルーホール17B,17Cは、小空孔15を通じて、任意の2層のスルーホール接続部を接続している。
まず、引き出し電極18Aから入力した電流は、矢印Aで示すようにスルーホール17A、スタック構造の1層目の層間接続部13Aを介し、抵抗部13Dに入る。次に、抵抗部13Dに入力した電流は、矢印Bで示すように層間接続部13A、スルーホール17C、層間接続部13Bを介して、抵抗部13Eに入る。次に、抵抗部13Eに入力した電流は、矢印Cで示すように層間接続部13B、スルーホール17B、層間接続部13Cを介して、抵抗部13Fに入る。次に、抵抗部13Fに入力した電流は、矢印Dで示すように層間接続部13C、スルーホール17Dを介して、引き出し電極18Bから出力される。
このように、本実施形態におけるスタック型抵抗素子10は、抵抗素子13を3つ縦に重ね、抵抗素子13同士が直列に接続されるように形成された3層のスタック構造である。このため、スタック型抵抗素子10を半導体基板11上に配置する際に、スタック型抵抗素子10の占有面積を大きくすることなく、スタック型抵抗素子10の抵抗値を大きくすることができる。よって、配置面積あたりの抵抗密度を飛躍的に高めることができる。なお、抵抗素子13同士を直列に接続する順番は、抵抗素子13同士が直列に接続されれば、上述した順番に限定されない。
(第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法)
次に、図4を参照して、本発明の第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法について説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10を製造する各工程におけるスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。
図4(a)〜図4(d)は、第1の工程から第4の工程までの各工程を行った後のスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。図4(e)は、第3および第4の工程の各工程を再度行った後のスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。図4(f)は、第5の工程を行った後のスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。
なお、これから説明する各実施形態に係るスタック型抵抗素子10を形成するための必要なマスクの数は、抵抗素子13を形成するための抵抗素子形成用マスクが3パターン、スルーホール形成用マスクが1パターン、および引き出し用電極形成用マスクが1パターンの合計5パターンである。
まず、図4(a)に示すように、第1の工程として、半導体基板11上に形成された保護膜12上に、第1の抵抗素子13を、1つ目の抵抗素子形成用マスクを用いて、金属蒸着法、スパッタリング法もしくは電界めっき法で形成する。抵抗素子13の層間接続部13Aと抵抗部13Dとを同じマスク、材料で同時に形成し、上述したように抵抗素子13に図中左から順番に小空孔15、大空孔16、小空孔15、大空孔16を形成する。
次に、図4(b)に示すように、第2の工程として、抵抗素子13上に第1の層間絶縁膜14を化学気相堆積法やスパッタリング法、スピンコート法により堆積する。
次に、図4(c)に示すように、第3の工程として、層間絶縁膜14上に第2の抵抗素子13を、2つ目の抵抗素子形成用マスクを用いて、金属蒸着法、スパッタリング法もしくは電界めっき法で形成する。第1の抵抗素子13を形成したときと同様に、層間接続部13Bと抵抗部13Eとを同じマスク、材料で同時に形成し、抵抗素子13に図中左から順番に大空孔16、小空孔15、小空孔15、大空孔16を形成する。
次に、図4(d)に示すように、第4の工程として、抵抗素子13上に第2の層間絶縁膜となる層間絶縁膜14を化学気相堆積法やスパッタリング法、スピンコート法により堆積する。
さらに、図4(e)に示すように、図4(a)〜図4(d)に示した第1〜第4の工程と同様に、所望の層間絶縁膜数を得るまで上述した工程を繰り返すことによりスタック構造を形成する。なお、本実施形態では、2つ目の抵抗素子形成用マスクを用いて、第3および第4の工程をもう1回行い、抵抗素子13を合計3層のスタック構造で形成する場合について説明する。
また、所望のスタック構造を形成した後、図4(f)に示すように、スタック型MIM構造の最表面に保護膜12を形成する。保護膜12は、上述したように例えばSiOやSiNを用いて形成される。さらに、保護膜12の上に、層間絶縁膜19を形成する。続いて、第5の工程として、スタック構造の層間絶縁膜14を貫通するスルーホール17A〜17Dのスルーホール用孔を、スルーホール形成用マスクを用い、ドライエッチングによって形成する。スルーホール17A〜17Dの直径は、上述したよう小空孔15の直径よりも大きく、大空孔16の直径よりも小さくになるように形成する。スタック構造の最表面から最下層部まで貫通するスルーホール17A〜17Dを形成するため、オーバーエッチングによってエッチング量が膜厚から想定される量の100%以上になるように形成する。このオーバーエッチングを施すことによるサイドエッチ効果により、スルーホール17A〜17Dの直径は、小空孔15の直径よりも大きくなる。但し、スルーホール17A〜17Dの直径は、大空孔16よりも小さくなるようにエッチング量を設定する。
スルーホール用孔を形成した後、スルーホール用孔の内側に電界めっき法等により埋め込み電極を形成して、スルーホール17A〜17Dを形成する。このとき、スルーホール17A〜17Dの直径は、サイドエッチ効果により小空孔15よりも大きく、大空孔16よりも小さく形成されているため、小空孔15を介してスルーホール17A〜17Dと抵抗素子13とが良好に接触する。最後に、スタック構造の最上部に引き出し用電極18A,18Bを、引き出し用電極形成用マスクを用いて形成することで、スタック型抵抗素子10が完成する。
このように、本実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法では、抵抗素子13をスタック構造で堆積させ、抵抗体13同士が直列に接続されるように形成することができる。このため、スタック型抵抗素子10の単位面積あたりの抵抗密度を飛躍的に向上させることができる。また、高抵抗でありながら、スタック型抵抗素子10の面積をより小さくすることができる。
(第2実施形態に係るスタック型抵抗素子20の製造方法)
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るスタック型抵抗素子20の製造方法について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るスタック型抵抗素子20の製造方法を示す模式図である。
図5(a)は、第1の工程を行った後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。図5(b)は、第2の工程を行った後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。図5(c)は、第3の工程の後でスルーホールを逐次形成した後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。図5(d)は、第4の工程を行った後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。図5(e)は、第3および第4の工程の各工程をスルーホールを逐次形成しながら再度行った後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。図5(f)は、第1の工程から第4の工程までの各工程をスルーホールを逐次形成しながら繰り返し行った後に引き出し用電極18A,18Bを形成した後のスタック型抵抗素子20の構造を示す断面図である。
図5(a)〜図5(f)に示す第2実施形態に係るスタック型抵抗素子20の製造方法の基本的な工程は、図4(a)〜図4(f)に示した第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法の各工程と同様であるが、図5(c)および図5(e)に示すように、抵抗素子13を形成した後にスルーホール17A〜17Dを逐次形成する点が異なっている。
まず、図5(a)に示すように、第1の工程と同様に、半導体基板11上に形成された保護膜12上に、第1の抵抗素子13を、1つ目の抵抗素子形成用マスクを用いて形成する。
次に、図5(b)に示すように、第2の工程と同様に、抵抗素子13上に第1の層間絶縁膜14を堆積する。
次に、図5(c)に示すように、第3の工程と同様に、層間絶縁膜14上に第2の抵抗素子13を、2つ目の抵抗素子形成用マスクを用いて形成する。また同時に、スルーホール形成用マスクを用いて、抵抗素子13同士が直列に接続されるようにスルーホール17A〜17Dを逐次形成していく。
次に、図5(d)に示すように、第4の工程と同様に、抵抗素子13上に第2の層間絶縁膜14を堆積する。
さらに、図5(e)に示すように、図5(a)〜図5(d)に示した第1〜第4の工程と同様に、所望の層間絶縁膜数を得るまで上述した工程を繰り返すと共に、スルーホール17A〜17Dを逐次形成しながらスタック構造を形成する。
所望のスタック構造を形成した後、図5(g)に示すように、スタック構造の最表面に保護膜12を形成する。最後に、スタック構造の最上部に引き出し用電極18A,18Bを、引き出し用電極形成用マスクを用いて形成することで、スタック型抵抗素子20が完成する。
続いて、図5(g)に示すように、スタック型MIMキャパシタスタック型抵抗素子構造の保護膜12および層間絶縁膜19を貫通するスルーホール17A〜17Dを、スルーホール形成用マスクを用いて逐次形成する。
この方法では、図4に示した第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法において、スタック構造を形成した後に、一括して各抵抗素子13を接続するスルーホール17A〜17Dを形成するよりも工程数は増加する。但し、小空孔15を介して、各抵抗素子13とスルーホール17A〜17Dとを確実に接続することができる。
また、タングステンまたはタングステン合金等以外の低抵抗ではない材料として、モリブデンやモリブデン合金等の耐熱性材料を用いたり、チタンやクロム等の金属を用いたりすることができる。
(第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30の製造方法)
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30の製造方法について説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30の製造方法を示す模式図である。
図6(a)は、小空孔15を形成せずにスタック構造を形成した後に保護膜12を形成した後のスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。図6(b)〜図6(d)は、保護膜12を形成した後にスルーホール17A〜17Dを形成した後のスタック型抵抗素子10の構造を示す断面図である。
図6(a)〜図6(d)に示す第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30の製造方法の基本的な工程は、図4(a)〜図4(f)に示した第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10の製造方法の工程と同様であるが、図6(a)に示した第3実施形態に係るスタック型抵抗素子30は、図4(e)に示した第1実施形態に係るスタック型抵抗素子10のように、抵抗素子13に小空孔15を形成せずに大空孔16のみを形成してスタック構造を形成する点が異なっている。
まず、図6(a)に示すように、例えばタングステンやタングステン合金、モリブステン、モリブステン合金等のドライエッチングが可能な材料を用いて抵抗素子13を形成する際、小空孔15を形成せずに大空孔16のみを形成したスタック構造を形成しておく。また、スタック構造の表面には、保護膜12を形成する。
次に、図6(b)および図6(c)に示すように、スルーホール17A〜17Dの形成時に施されるドライエッチングにより、小空孔15が形成されて抵抗素子13同士が直列に接続される予定だった位置をエッチングしてスルーホール用孔を形成する。
最後に、図6(d)に示すように、スルーホール用孔の内部に埋め込み電極を形成すれば、ドライエッチング時に同時形成された小空孔15を介して、抵抗素子13とスルーホール17A〜17Dとが接続される。
この製造方法では、抵抗素子13とスルーホール17A〜17Dとを接続する際の歩留まりを、上述した各実施形態に係るスタック型抵抗素子10,20の製造方法よりも高めることができる。同時に、抵抗素子13の材料にタングステン合金やモリブステン合金を用いてドライエッチングを行えば、抵抗素子13を形成する際の手間を少なくし、製造効率を飛躍的に向上させることができる。
(変形例)
上述した本実施形態に係るスタック型抵抗素子10は、スタック構造の1層あたり1つずつ直方体形状の抵抗部13D〜13Fが形成された抵抗素子13を複数堆積して形成されるものであったが、各層に形成される抵抗素子の数や形状はこれに限定されない。図7は変形例に係るスタック型抵抗素子40のスタック構造を示す模式図であり、図8は変形例に係るスタック型抵抗素子50のスタック構造を示す模式図である。
図7に示すように、スタック型抵抗素子40は、3つの抵抗部13D〜13Fの代わりに、6つの抵抗部13G〜13Lが形成されている。このように、スタック構造の各層あたり2つずつ抵抗素子13を形成することもできる。また、抵抗部13G〜13Lを、直方体形状ではなく、蛇行形状で形成することもできる。これにより、スタック型抵抗素子10の抵抗密度をより高めることもできる。
また、各層間絶縁膜14の堆積層数も任意である。例えば、図8に示すように、スタック型抵抗素子50は、層間絶縁膜14が1層ずつ堆積されているのではなく、2層ずつ堆積されている。特に、半導体基板11上にスタック型抵抗素子とスタック型キャパシタ等の他の素子とを同時集積する場合には、層間絶縁膜14を複数層ずつ堆積することによって、抵抗素子13同士の絶縁性を非常に高めることができる。
また、スタック型抵抗素子10を、スタック型キャパシタと同時に半導体基板11上に集積する際には、抵抗素子13がスタック型キャパシタの電極を兼ね、層間絶縁膜14がスタック型キャパシタの誘電体膜を兼ねるように、抵抗素子13および層間絶縁膜14を形成しても良い。これにより、ICチップの高密度化を図ることができる。また、これと同時に、ICチップに抵抗素子とキャパシタとを集積し易くなることから、ICチップの製造工程数やコストを大幅に削減することができる。
(まとめ)
本実施形態におけるスタック型抵抗素子10およびスタック型抵抗素子10の製造方法では、複数の抵抗素子13をスタック構造で形成する。このため、スタック型抵抗素子10の単位面積あたりの抵抗密度を飛躍的に向上させることができる。また、高抵抗でありながら、スタック型抵抗素子10の面積をより小さくすることができる。
本発明は、特に様々な電子機器の内部に搭載されるICチップに小型かつ高抵抗なスタック型抵抗素子として集積することができる。また、そのスタック型抵抗素子が集積されたICチップを製造する際に用いることができる。
10,20,30 スタック型抵抗素子
11 半導体基板
12 保護膜
13 抵抗素子
14 層間絶縁膜
15 小空孔
16 大空孔
17A〜17D スルーホール
18A,18B 引き出し用電極

Claims (10)

  1. 抵抗部の両端に層間接続部が形成された抵抗素子が、層間絶縁膜を介して複数積層され、
    それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記抵抗素子の前記大空孔および前記小空孔の中心位置を同じとし、
    径が前記大空孔の径よりも小さくかつ前記小空孔の径以上であり、スルーホール用孔の内側に埋め込み電極が形成されたスルーホールが、前記大空孔および前記小空孔の中心位置に形成され、前記スルーホールの前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士が直列に接続されることを特徴とするスタック型抵抗素子。
  2. 前記抵抗素子は、当該抵抗素子が積層される数n(nは2以上の整数とする。)が奇数である場合に両端の前記大空孔と前記小空孔とを合わせた空孔数が(n+1)/2つとなり、nが偶数である場合に一端の前記空孔数がn/2つ、他端の前記空孔数がn/2+1つとなるように形成されることを特徴とする請求項1記載のスタック型抵抗素子。
  3. 前記層間絶縁膜は、複数層ずつ積層されることを特徴とする請求項1または2記載のスタック型抵抗素子。
  4. 前記層間絶縁膜は、上層に向かうに従って層の厚さが大きくなるように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスタック型抵抗素子。
  5. 前記抵抗素子は、タングステン、タングステン合金、モリブステンまたはモリブステン合金を用いて形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスタック型抵抗素子。
  6. 前記スルーホールの最上部もしくは最下部、または任意の前記抵抗素子の位置で接続される引き出し用電極が形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスタック型抵抗素子。
  7. 抵抗部の両端に層間接続部が形成され、それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記大空孔および前記小空孔の中心位置を同じとする抵抗素子を、前記層間絶縁膜を介して複数積層する工程と、
    径が前記大空孔の径よりも小さくかつ前記小空孔の径以上であるスルーホール用孔を、前記大空孔および前記小空孔の中心位置に形成する工程と、
    前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を直列に接続する工程と、
    を含むことを特徴とするスタック型抵抗素子の製造方法。
  8. 抵抗部の両端に層間接続部が形成され、それぞれの前記層間接続部に1つの小空孔が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成される抵抗素子を積層する工程と、
    前記抵抗素子の上に層間絶縁膜を積層したのち、径が前記大空孔の径よりも小さいスルーホール用孔を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置に形成する工程と、
    前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を接続する工程と、
    前記層間絶縁膜上に前記抵抗素子を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置を同じとし、前記層間絶縁膜を介して積層する工程と、
    を含むことを特徴とするスタック型抵抗素子の製造方法。
  9. 抵抗部の両端に層間接続部が形成され、前記層間接続部の少なくとも一方に大空孔が形成され、前記大空孔、および小空孔が形成される予定の部分の中心位置を同じとする抵抗素子を、層間絶縁膜を介して複数積層する工程と、
    径が前記大空孔の径よりも小さいスルーホール用孔を、前記大空孔、および前記小空孔が形成される予定の部分の中心位置に形成する工程と、
    前記スルーホール用孔の内側に埋め込み電極を形成し、前記埋め込み電極を介して前記抵抗素子同士を直列に接続する工程と、
    を含むことを特徴とするスタック型抵抗素子の製造方法。
  10. 前記抵抗素子は、当該抵抗素子が積層される数n(nは2以上の整数とする。)が奇数である場合に両端の前記大空孔と前記小空孔とを合わせた空孔数が(n+1)/2つとなり、nが偶数である場合に一端の前記空孔数がn/2つ、他端の前記空孔数がn/2+1つとなるように形成されることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のスタック型抵抗素子の製造方法。
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