JP5391814B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5391814B2
JP5391814B2 JP2009111537A JP2009111537A JP5391814B2 JP 5391814 B2 JP5391814 B2 JP 5391814B2 JP 2009111537 A JP2009111537 A JP 2009111537A JP 2009111537 A JP2009111537 A JP 2009111537A JP 5391814 B2 JP5391814 B2 JP 5391814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
unit
recording medium
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009111537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010262082A (ja
Inventor
聡 三澤
喜栄 川端
裕介 鈴木
佑也 山口
裕樹 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2009111537A priority Critical patent/JP5391814B2/ja
Publication of JP2010262082A publication Critical patent/JP2010262082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5391814B2 publication Critical patent/JP5391814B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
搬送される連続紙に対して画像を形成する画像形成装置が知られている。この種の装置である連続紙画像形成システム100の全体構成の一例を図1に示す。この図に示す装置においては、画像形成装置110が連続紙101の表面に画像をプリントした後、下流側に設けられた画像形成装置210が連続紙101の裏面にプリントを行う重連構成になっている。連続紙101は、ページ毎にミシン目が形成され、各ページが切り離し可能な長尺状の用紙である。画像形成装置110は、収納部154に収納されている連続紙101をローラ等によって構成される搬送路を有した搬送部150によって搬送し、現像部130で形成された画像を連続紙101に転写し、定着部140で定着させる構成である。画像形成装置210は、画像形成装置110と同じ構成を持ち、画像形成装置110で画像形成された連続紙101の裏面に画像をプリントする。中間バッファ装置310は、画像形成装置110と210の間に配置され、画像形成装置110から排出される連続紙101を一時的に貯え、画像形成装置110と210が連続紙101を搬送する速度のずれを吸収する装置である。反転機構装置320は、画像形成装置110と210の間に配置され、連続紙101反転させる装置である。
次に、連続紙画像形成システム100の画像形成処理の終了動作を説明する。画像形成装置110が、最後のページの画像を連続紙101に形成すると、連続紙101はそのまま搬送され、最後のページの裏面に該当する位置が画像形成装置210の現像部230に達する。そして、当該裏面に画像が形成されると、連続紙101はさらに搬送されて、格納部256に格納される。この格納が完了すると、搬送部150及び搬送部250の搬送処理が終了する。
そして、連続紙画像形成システム100が次の画像処理を再び行う場合には、上記の状態から再開され、画像形成装置110、210が連続紙101に対して順次プリントを行う。この場合、画像処理の再開前に、画像形成装置210の格納部256から画像形成装置110の現像部130に至る経路にあった連続紙101には何もプリントされないまま格納部256に格納される。
一方、重連構成としない場合、例えば、画像形成装置110が単体で動作する場合であっても、プリントが完了したページは排出されるか、あるいは画像形成装置110内の格納部等に格納されるので、現像部230より下流側の搬送路に位置する連続紙には何もプリントされない部分が生じる。この状態から次のプリントが再開されるので、何もプリントされない部分は無駄になってしまう。
特許文献1には、搬送される連続紙に対するプリントを停止する場合に、転写すべき画像のデータ作成状況に応じて停止タイミングを制御することで、中途半端なプリントが行われないようにする技術が記載されている。しかしながら、プリントの停止、再開において、連続紙に何もプリントされない部分が生じる状況は上述した画像形成装置と同様である。
特開2008−114510号公報
本発明の目的は、連続紙へのプリントに対して、停止処理が行われてから次のプリントが再開される場合に、連続紙に何もプリントされない部分が生じることを低減することにある。
請求項1記載に係る画像形成装置は、長手方向に連続する単一の記録媒体を搬送する搬送手段と、第1の画像を表す第1の画像データと、前記第1の画像に対応する第2の画像を表す第2の画像データを取得する取得手段と、前記搬送手段により搬送される記憶媒体に対し、前記取得手段により取得された第1の画像データに応じた第1の画像を形成する第1の画像形成手段と、前記第1の画像形成手段よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記第1の画像形成手段によって画像形成された前記記録媒体に対し、前記取得手段により取得された第2の画像データに応じて、当該第1の画像に対応する第2の画像を形成する第2の画像形成手段と、前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像の形成を前記第2の画像形成手段が終了していないときに、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止する第1の動作と、前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像を前記第2の画像形成手段が形成し終えた後に、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止する第2の動作とのうち、いずれか一方の動作を、前記搬送手段、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段に実行させる実行手段であって、前記取得手段によって取得された前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに応じた画像が形成される前記記録媒体の量が不足している場合、又は、前記取得手段が取得した前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに応じた画像を前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段が形成するときに用いる材料が不足している場合には、前記搬送手段、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段に前記第2の動作を実行させる実行手段と、前記実行手段が前記第1の動作を実行させる場合において、前記取得手段により取得された第2の画像データのうち、前記第1の画像形成手段が前記記録媒体に形成し終えた第1の画像に対応する前記第2の画像であって、前記第2の画像形成手段がまだ形成していない第2の画像を表す第2の画像データを記憶する記憶手段と画像が形成された前記記録媒体を収容する収容手段とを備え、前記実行手段は、前記取得手段が新たな前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを取得した場合に、前記新たな第1の画像データに応じた第1の画像の形成を前記第1の画像形成手段によって開始させるとともに、前記記憶手段により記憶されている前記第2の画像データに応じた第2の画像の形成を前記第2の画像形成手段によって開始させ、前記第2の画像形成手段が前記記憶手段により記憶されている前記第2の画像データに応じた第2の画像を形成し終えると、前記新たな第2の画像データに応じた第2の画像の形成を開始させ、且つ、前記第2の動作を実行させる場合において、前記第1の画像形成手段により前記第1の画像データに応じた第1の画像が形成され、且つ、前記第2の画像形成手段により第1の画像に対応する前記第2の画像が形成された前記記録媒体の記録部分が前記収容手段に収容されてから、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止させることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記実行手段は、前記第1の動作を実行させることにより前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止してから、決められた期間が経過するまでに、前記取得手段が新たな前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを取得しなかった場合には、前記第2の動作を実行させることにより、前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像を前記第2の画像形成手段が形成し終えた後に、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止することを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1または2の構成において、前記実行手段が実行させる動作として前記第1の動作と前記第2の動作のいずれか一方を利用者が指定する動作指定手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1〜のいずれか1の構成において、前記第1の画像形成手段は、前記記録媒体が有する一方の記録面に第1の画像を形成し、
前記第2の画像形成手段は、前記記録媒体が有する他方の記録面に第2の画像を形成することを特徴とする。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1〜のいずれか1の構成において、前記実行手段は、前記第1の動作を実行させた場合に、前記第2の画像形成手段によって形成されていない第2の画像がある旨を表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、連続紙への画像形成に対し、停止処理が行われてから次の画像形成処理が再開される場合に、連続紙に何も画像形成されない部分が生じることを低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、新たな画像データについての画像形成処理を開始するにあたり、直前の画像データでまだ記録媒体に画像形成していなかった画像データを用いて、第2の画像形成手段により画像形成することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1、第2の画像形成手段による記録媒体への画像形成を完了させ、画像形成が完了した記録媒体を収容手段に収容することができる。
請求項4記載の発明によれば、第2の画像形成手段による画像形成が終了しない状態において、第1の画像形成手段によって既に記録が行われた記録媒体を予め決められた距離進めた状態で停止させることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明における距離を設定することができる。
請求項6記載の発明によれば、次の画像形成に際して材料が不足する場合には、次に画像形成に先立ち、直前の画像形成処理による記録媒体への画像形成を完了させてから停止することができる。
請求項7記載の発明によれば、第1の動作による停止が決められた期間以上の長さに渡ったら、直前の画像形成処理において画像形成されなかったデータの画像形成が記録媒体に対して行われる。
請求項8記載の発明によれば、第1の動作と第2の動作を適宜選ぶことができる。
請求項9記載の発明によれば、記録媒体の2つの記録面、例えば、表裏に画像を形成することができる。
請求項10記載の発明によれば、操作者は、第2の画像形成手段によって形成されていない第2の画像があることを知ることができる。
請求項11記載の発明によれば、連続紙へのプリントに対し、停止処理が行われてから次の画像形成処理が再開される場合に、連続紙に何も画像形成されない部分が生じることを低減することができる。
請求項12記載の発明によれば、次の画像形成に際して材料が不足する場合には、次の画像形成に先立ち、直前の画像形成処理による記録媒体への画像形成を完了させてから停止することができる。
請求項13記載の発明によれば、第1の動作による停止が決められた期間以上の長さに渡ったら、直前の画像形成処理において画像形成されなかったデータの画像形成が記録媒体に対して行われる。
請求項14記載の発明によれば、第1の動作と第2の動作を適宜選ぶことができる。
従来の連続紙画像形成システム100の全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る連続紙画像形成システム100の全体構成図を示す概略図である。 本実施形態の全体の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る連続紙画像形成システム100の各部の構成を示すブロック図である。 本実施形態における装置全体のモード設定を行う場合の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の即停止モードにおいて連続紙101の表裏に行われるプリントの進行を模式的に示した図である。 本実施形態のスタック停止モードにおいて連続紙101の表裏に行われるプリントの進行を模式的に示した図である。 本実施形態において、停止経過時間を判断する処理を行う場合の動作を示すフローチャートである。 本実施形態において、ジョブ毎にモード設定を行う場合の動作を示すフローチャートである。 ジョブ毎の停止方法を設定する際の操作部411の表示例を示す正面図である。 本実施形態の変形例における「イジェクト」の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例における「スタックまで出力」の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例におけるプリント停止後の用紙搬送処理の一例を示すフローチャートである。 プリンタの状態に応じて動作モードを自動的に変更する動作例を示すフローチャートである。 図14に示すステップS405の処理の詳細を示したフローチャートである。 図15に示す例外処理におけるチェック項目のリストを示すテーブルである。 ジョブのステータスを表示する表示パネルの表示例を示す正面図である。 図17に示すステータス表示を行う処理を示すフローチャートである。
[実施形態の構成]
図2に、本実施形態に係る連続紙画像形成システム100の全体構成図を示す。ここで、図1に示した連続画像形成システム110の各部と対応する部分には、同一の符合を付けてその説明を省略する。
図2に示す画像形成装置110は、操作用パネル161と制御部160を有している。操作用パネル161は、液晶表示画面と、その前面に設けられるタッチパネルを有しており、液晶表示画面に表示されたボタン等の位置をタッチすることにより各種の入力が行えるようになっている。制御部160は装置各部を制御するものであり、詳細については後述する。画像形成装置210についても操作用パネル261、制御部260が設けられており、これらは上述した操作用パネル161、制御部160と同様の構成となっている。画像形成装置110,210は画像形成制御装置410によって連携制御されるようになっており、画像形成制御装置410は外部装置510から供給される画像データを後述する手順に従って画像形成装置110,210に出力する。操作部411は、液晶表示画面と、その前面に設けられるタッチパネルを有しており、液晶表示画面に表示されたボタン等の位置をタッチすることにより、画像形成制御装置410に対して各種の入力が行えるようになっている。
また、図2に示す現像部130,230は、図1に示すものと同様であり、その内部には感光ドラム132,232と、その表面に対して静電潜像を形成するための露光を行うLED露光装置136,236と、静電潜像に対してトナーを付着させるための現像器138,238を有している。以上が本実施形態の概略である。ここで、本実施形態における連続紙101の搬送状況を立体的に示すために、図3に本実施形態の全体の外観を示す。
次に、図4は上述した各部をより詳細に示すブロック図である。図示のように、制御部160は、CPU(Central Processing Unit)162と、このCPU162で用いられるプログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)163と、CPU162のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)164とを有しており、これらは一般的なコンピュータを構成している。CPU162は、不揮発性のRAMであるNVRAM165とHDD(ハードディスク装置)166に対し、適宜データの書き込み、読み出しを行う。
CPU162は、操作用パネルインターフェース168を介して操作用パネル161の液晶表示画面に各種表示を行い、また、操作用パネル161から入力されるデータを受信する。
図4に示す機構部120は、図2に示す搬送部150及び現像部130、定着部140、収納部154等を有するブロックであり、連続紙101に画像形成を行う部分である。CPU162は、機構部インターフェース167を介して機構部120を制御し、用紙の搬送、露光、転写などを連携して制御する。画像形成制御装置連インターフェース169は、画像形成制御装置410とCPU162との間でデータの授受を行う。
また、画像形成装置210内の制御部260、機構部220は、各々上述した制御部160,機構部120と同様の構成となっている。
画像形成制御装置410は、CPU412と、このCPU412で用いられるプログラム等が記憶されたROM413と、CPU412のワークエリアとして用いられるRAM414とを有しており、これらは一般的なコンピュータを構成している。CPU412は、不揮発性のRAMであるNVRAM415とHDD(ハードディスク装置)416に対し、適宜データの書き込み、読み出しを行うとともに、制御部インターフェース417を介して画像形成装置110,210を制御し、また、外部装置インターフェース419を介して外部装置510から画像データを受信する。
次に、この実施形態の動作について説明する。本実施形態においては種々の動作モードがあり、以下は各動作モード毎に動作を説明する。本実施形態においては、ジョブ毎にモードを設定することも、装置全体としてモードを設定することもできるが、まず、装置全体のモードを設定する場合について説明する。ここでジョブとは、連続紙101における1ページ分の領域に対応する画像を示す画像データの集合の単位をいう。例えば、一の文書について、連続紙101に画像を形成するために必要な画像データの集合である。
(装置全体でモード設定を行う場合の動作)
図5は、装置全体のモード設定を行う場合の動作を説明するフローチャートである。図に示すステップS100においては、停止モードの設定確認が行われる。停止モードにはプリント停止が指示された場合に、即座に用紙搬送を停止する「即停止モード」とプリントが行われたページを格納部256まで搬送してスタックして停止する「スタックまで出力して停止モード(以後スタック停止モードという)」とがある。これらのモード設定は、予め操作者が操作部411を操作することによって行われる。なお、操作用パネル161あるいは操作用パネル261を操作することによってモード設定を行っても良い。モード設定の情報は、画像形成装置110,220および画像形成制御装置410の間において転送可能であり、いずれからモード設定を行ってもその情報は他方に送信され、全体として各部が設定モードに応じた動きを行う。
ここで、「即停止モード」について図6を用いて説明する。図6は連続紙101に表裏に行われるプリントを模式的に示したものである。図6(a)に示すように連続紙101には、上流機である画像形成装置110によって表面側に順次各ページのプリントが行われ、反転機構装置320で表裏反転された後に、下流機である画像形成装置210によって各ページの裏面へのプリントが行われる。
図6(a)に示す状態においては、Nページ分のプリントデータを有する1つのジョブを実行し終えた直後に連続紙101の搬送が停止している。図における上流機プリントバッファ180は、上流機側でプリントすべきデータを格納するバッファで、NVRAM165,HDD166またはRAM164内に設定される。図示の状態では、上流機プリントバッファ180は当該ジョブのデータを全て出力し終えて、空の状態となっている。すなわち、「即停止モード」は上流機プリントバッファ180が現在実行中のジョブの最終ページ分のプリントデータを出力し、現像部130が当該データを連続紙101に転写し終えた時点で連続紙101の搬送を停止する。図に示す上流印字ポイントとは、現像部130において1ページ分の転写が終了する搬送路上の位置である。
一方、下流機プリントバッファ280は、下流機である画像形成装置210側でプリントすべきデータを格納するバッファで、NVRAM265,HDD266またはRAM264内に設定される。図示の状態では、下流機プリントバッファ280には、(N−4)〜Nページの裏面のプリントデータが格納されている。この場合、上流機側で最終ページをプリントし終えた時点では、下流機側では(N−4)〜Nページの裏面にはプリントが行われておらず、連続紙101におけるこれらのページは図示のように下流印字ポイント(現像部230において1ページ分の転写が終了する搬送路上の位置)から上流印字ポイントまでの搬送路中に残留し、表面だけのプリントが終えている状態となっている。この場合、上流印字ポイントから定着部140の間にあるページは転写だけが行われた状態であり、定着部140より下流側のページは定着が完了した状態になっている。
上述の状態から次のジョブが実行されると、図6(b)に示すように、上流機では前のジョブのNページに連続して、連続紙101の表面に次ぎのジョブの1ページをプリントし、以後順次2,3・・・ページをプリントする。このとき、下流機では、連続紙101の搬送に連動して、下流プリントバッファ280内に残っている(N−4)〜Nページの裏面のプリントデータを順次用いて、連続紙101の表面にプリントされた前のジョブの(N−4)〜Nページに対応する位置に、裏面プリントを行ってゆく。以上の処理により、プリント処理の停止と再開の間で、連続紙101に対しプリントが行われないページは発生しない。
上記処理において、ジョブの各ページのデータは、画像形成制御装置410において表裏を分離してから、それぞれ表ページ用のデータ(第1の画像データ)、裏ページ用のデータ(第2の画像データ)として画像形成装置110,210に転送してもよく、また、表裏全てのデータを画像形成装置110,210に転送し、画像形成装置110内において表ページ用のデータを抽出し(抽出されたデータが第1の画像データ)、また、画像形成装置210内おいて裏ページ用のデータを抽出してもよい(抽出されたデータが第2の画像データ)。
次に、「スタック停止モード」について図7を参照して説明する。このモードにおいては、プリント停止が指示されると図7(a)に示すように、下流機プリントバッファ280内のプリントデータが空になるまで裏面プリントを実行する。すなわち、表裏一対のプリントを完了させる。そして、さらに連続紙101を搬送し、格納部256に最終ページを格納する。ここで、図示のスタックポイントとは、格納部256に格納されたページの後端の位置である。
次のジョブの実行が指示されると、上述の状態から連続紙101が搬送され、図7(b)に示すように次のジョブの各ページのプリントが順次行われる。この場合、図7(a)に示すスタックポイントから上流印字ポイントまでの間に位置していた連続紙101の部分は、何もプリントされない状態でスタックされる。
説明を図5に戻し、ステップS100で「即停止モード」が確認されると、CPU412の処理は、ステップS101に進み、自身の制御モードを「即停止モード」に設定するとともに、画像形成装置110,210についても「即停止モード」を設定する。
そして、ジョブのスタートを待機し(ステップS102)、それがスタートするとプリント動作を実行する(ステップS104)。次に、現在実行中のジョブの終了が検出されたかどうかを監視し(ステップS105)、終了が検出されなければプリント動作の実行を継続する。
一方、ステップS105においてジョブの終了が検出されると、次のジョブのプリントが可能な状態になったか否かが判定される(ステップS106)。すなわち、次のジョブが画像形成制御装置410から画像形成装置110,210に転送され、プリントの準備ができたか否かが判定される。この判定は、画像形成装置110,210からのプリント可能を示すステータス信号を画像形成装置410のCPU412が受け取ることにより行われる。ステップS106の判定が「Yes」であれば、ステップS102に戻り、再びステップS102〜S105の処理が行われる。次のジョブが連続して行われる場合は、前のジョブのプリントデータから新しいジョブのプリントデータに連続的に移行するので、上流側の画像形成装置110が新しいジョブのプリントデータを連続紙101にプリントし始めると、それが下流側の画像形成装置210に搬送され、対応する裏面のページに画像形成装置210によるプリントが順次行われていき、連続紙101には空白のページは生じない。
ステップS106の判定が「No」の場合は、上流側である画像形成装置110の上流機プリントバッファ180(図6参照)が空になった時点で連続紙101の搬送が直ちに停止され(ステップS107)、図6(a)に示す状態になる。CPU412の処理は再びステップS100に戻り、新たなジョブがスタートした場合には、図6(a)に示す状態からプリントがスタートし、連続紙101には空白ページは生じない。
一方、図5に示すステップS100で「スタック停止モード」が確認されると、CPU412の処理は、ステップS108に進み自身の制御モードを「スタック停止モード」に設定するとともに、画像形成装置110,210についても「スタック停止モード」を設定する。そして、ステップS109〜S112の処理に進むが、これらの処理はステップS101〜106と同様である。ステップS112において次のジョブのプリントが不可能と判定された場合は、下流機プリントバッファ280内のプリントデータのプリントを全て終えるまで連続紙101を搬送して、今のジョブについての表裏のプリントを全てのページについて完了する。さらに、図7(a)に示すように最終ページの後端がスタックポイントに位置するまで連続紙101を搬送して停止する。そして、CPU412の処理は再びステップS100に戻り、新たなジョブがスタートした場合には、図7(a)に示す状態からプリントがスタートし、図7(a)に示すスタックポイントから上流印字ポイントまでの間に位置していた連続紙101の部分は、何もプリントされない状態でスタックされる。
以上が装置全体としてモード設定を行う場合の動作であるが、図8に示すようにステップS107の処理を、停止経過時間を判断するステップS805を加えたステップS107’に代えてもよい。ステップS805では、ステップS107において連続紙101の搬送を停止してからの経過時間が予め設定した時間を超えたか否かを判定する。そして、超えていなければ次のジョブがスタートしたかどうかを判定し(ステップS806)、スタートしていなければ再びステップS805に戻って経過時間を判定する。以後、次のジョブがスタートするまでステップS805とS806を循環し、経過時間の監視を続ける。次のジョブがスタートすれば、ステップS100(図5参照)に進み、一方、次のジョブがスタートする前に経過時間が設定時間を超えたらステップS807に進んで、連続紙の最終ページの後端をスタックポイントまで搬送して、ステップS100に戻る。このステップS807の処理は図5に示すステップS113の処理と同様である。
このような処理を行うのは、以下の理由による。図6(a)に示す状態で長時間停止していると、画像形成装置110、210内には未だ定着が完了していないページがあり、このページに転写した画像が振動や熱などの外的影響で変化してしまうことが予想されることもある。また、裏面のプリントが完了していない状態で長尺の連続紙101を長く放置することが好ましくない場合もある。そのために、連続紙101を搬送して全ての画像を定着させ、プリント内容を確定させる。
(ジョブ毎にモード設定を行う場合の動作)
次に、ジョブ毎にモード設定を行う場合の動作について図9を参照して説明する。まず、ステップS200において動作指示がなされたか否かが判定される。動作指示がなされた場合の処理については後述する。動作指示が為されないときはジョブスタートとなったか否かが判定され(ステップS201)、「Yes」であればステップS202,S203に進む。これらのステップは前述したステップS104,S105(図5参照)と同様であるので、その説明を省略する。そして、ステップS203においてジョブ終了が検出されると、ステップS204において当該ジョブに設定された停止方法が確認される。この停止方法は、図5に示すステップS107の「即停止処理」とステップS113の「スタックまで搬送して停止」のいずれかであるが、これらは当該ジョブの実行に先立って設定される。
ここで、図10にジョブ毎の停止方法を設定する際の操作部411の表示例を示す。図10に示す窓W1にはジョブ名が表示されている。このジョブ名は外部装置510から転送されるジョブのヘッダーに書き込まれているものがそのまま表示されるが、操作部411のキーボード等を用いて入力したものをジョブ名としてもよい。また、図10に示す窓W2には停止方法を設定するボタンB1とB2が表示されている。ボタンB1は「即停止」、ボタンB2は「スタックまで搬送して停止」(ジョブ完了後停止)を設定するボタンであり、ボタンが押された方の停止方法が当該ジョブに設定される。この場合、ボタンB1,B2は押された方が、点灯表示され、操作者は設定された停止方法を目視により確認することができる。なお、このような停止方法設定は、画像形成装置110,210の操作用パネル161,261で設定し、画像形成制御装置410に転送するようにしてもよい。
図9に戻る。ステップS204においては、上述のようにして設定された当該ジョブについての停止方法が確認され、即停止の場合はステップ205に進み、ステップS107(図5参照)の処理と同様の停止処理が行われる。この結果、図6(a)に示す状態で連続紙101の搬送が停止される。一方、ステップS204においてスタックまで出力して停止が確認された場合は、ステップS113(図5参照)の処理と同様の停止処理が行われる。この結果、図7(a)に示す状態で連続紙101の搬送が停止される。
次に、ステップS200において動作指示がされた場合を説明する。動作指示には、「イジェクト」と「スタックまで出力」がある。これらの動作指示は、操作者が操作部411,操作用パネル161,261を操作することによって入力する場合と、装置が自動的に指示する場合とがある。
次に、「イジェクト」の処理について図11を参照して説明する。「イジェクト」は、画像形成装置110,120が停止しているときに、連続紙101にプリントをすることなく排出する処理である。まず、ステップS600において上流機プリントバッファ180,下流機プリントバッファ280をクリアする。すなわち、画像形成装置110,120が停止された後は、保留しているプリントデータをクリアし、その後のプリントを行わない。そして、ステップS601に進み、転写処理が終了している最終データのページ(転写が終了している最終ページ:以下転写終了最終ページという)の位置が確認される。この転写終了最終ページが既にスタックポイントまで搬送されている場合は、連続紙101は既に排出が済んでいるので、それ以上の搬送動作を行うことなく処理は終了する(ステップS602)。
一方、転写終了最終ページがスタックポイントまで搬送されていない場合は、転写終了最終ページの位置に応じてステップS603またはS604の処理が行われる。転写終了最終ページが下流機である画像形成装置210の転写位置からスタックポイントの間にあった場合は、ステップS603に進み、画像形成装置110,210が、下流機の転写位置からスタックポイントまでの距離に対応する搬送量だけ連続紙101を搬送して停止する。
ステップS601の判定において、転写終了最終ページが上流機である画像形成装置110の転写位置から下流機である画像形成装置210の転写位置の間に位置すると確認されたときは、ステップS604に進み、画像形成装置110,210が、上流機の転写位置からスタックポイントまでの距離に対応する搬送量だけ連続紙101を搬送して停止する。
ステップS603,604の搬送処理においては、転写だけ行われて未だ定着が行われていなかったページについては、定着部140または定着部240による定着処理が行われる。
次に、「スタックまで出力」の処理について図12を参照して説明する。「スタックまで出力」の処理においては、「イジェクト」の処理のように、上流機プリントバッファ180,下流機プリントバッファ280をクリアすることはせず、各バッファ内のプリントデータを全て用いてプリント処理を行う。まず、ステップS700に進み、転写終了最終ページの位置が確認される。この転写終了最終ページが既にスタックポイントまで搬送されている場合は、連続紙101は既に排出が済んでいるので、それ以上のプリント動作および搬送動作を行うことなく処理は終了する(ステップS701)。
ステップS700の位置確認は、ステップS601と同様の場合分けで行われ、それぞれの場合に応じてステップS702,S703に進む。連続紙101の搬送処理については、ステップS702、S703は、それぞれステップS603、S604と同様の処理となる。但し、ステップS702、S703においては、流機プリントバッファ180,下流機プリントバッファ280にあるプリントデータを用いて連続紙101の表面および裏面へのプリント完了し、定着処理も完了させる。
上述した実施形態は、本発明の一例である。本発明は、例えば、以下の変形例を適用可能である。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、必要に応じて、これらを組み合わせて適用してもよい。
(1)変形例1
上述した実施形態においては、即停止モードのときは、上流機である画像形成装置110が上流機プリントバッファ180内の最後のページのプリントデータを用いて転写を終えた時点で、直ちに連続紙の搬送を停止させたが、最後のページの転写をした後、予め定めた一定距離だけ連続紙101を搬送するようにしてもよい。この一定距離は、画像形成装置110,120についてデフォルトで設定してもよく、また、ジョブ毎に設定してもよい。
この場合の処理の一例を図13に示す。図13の処理は、ステップS304とS305が追加されている他は、図9と同様の処理である。なお、図13においては、説明の簡略化のために、各ジョブについて「即停止」が設定されている場合を想定して、停止方法の確認とそれに伴う分岐処理を省略している。
図13に示すステップS304では、最終の転写が終了してから、連続紙101を停止させるまでの走行距離が読み込まれる。この走行距離が装置のデフォルトで設定されている場合は、当該値が格納されている記憶エリアから読み出し、ジョブ毎に設定されている場合は当該ジョブの属性データを記憶している部分から読み出す。そして、ステップS305に進み、上流機である画像形成装置110が当該ジョブの最終のプリントデータを転写した後、ステップS304で読み込んだ走行距離だけ連続紙101を搬送したところで、画像形成装置110,210の用紙搬送が停止する。
走行距離の設定は任意であり、種々の状況に応じて距離を設定すればよい。例えば、転写終了後の走行距離を転写位置にあるページが定着完了するまでの距離に設定すれば、即停止の処理を行った場合でも、画像形成装置110,210において定着処理がなされない状態のページは無くなる。
走行距離を設定した分だけ、プリントがなされないページが生じるが、その量は、使用状況に応じて適宜決めればよい。なお、走行距離は、一般にはページの長さ(搬送方向の長さ)の整数倍にすることが考えられるが、ページの長さに満たない端数がでてもよい。
(2)変形例2
上述した実施形態においては、装置全体のモードを事前に定めたり、あるいはジョブ毎にモードを設定したりした。これに代えて(あるいは、これに加えて)、プリンタの状態に応じて動作モードを自動的に変更するように構成してもよい。
この場合の動作例を図14に示す。図14に示す処理は、ステップS407〜S408の処理以外は、図5の処理と同様である。すなわち、ステップS401、402、403、404、405、S406は各々ステップS101,S102,S104、S105、S106、S107と同様であり、ステップS410〜S415は各々ステップS108〜S113と同様である。
次に、ステップS407の処理について説明する。この処理は、図14に示すステップS405において次のジョブのプリントが可能と判断されたときに、そのジョブが終了するまでに予め定めた例外処理に該当する状況になるか否かを判断する処理である。例えば、次のジョブの実行途中に用紙残量がなくなり、そのジョブを完了することができない場合などを例外処理とする。
ステップS405の詳細を図15に示す。図15に示すステップS500においては、次のジョブに使用する用紙の長さを計算する。次のジョブにおいて使用される用紙の長さ(すなわち、画像形成装置110の収納部154に収納されている用紙の長さ)とジョブのページ数を乗算して、次のジョブで使用する用紙の累積長を計算する。次に、ステップS501に移り、画像形成装置110の収納部154内の用紙残量を確認する。画像形成制御装置410が画像形成装置110に対して問い合わせを行い、その応答信号によって確認を行う。残量の検出は、例えば、収納部154に設けたセンサによって行ってもよく、また、連続紙101を収納部154にセットしたときの初期枚数を事前登録し、プリントが行われる度に、ページ数を減算することによって検出してもよい。
そして、ステップS502に移り、次のジョブで使用する用紙の累積長と用紙残量を比較し、用紙残量の方が少ない場合は例外処理ありと判定する。
ステップS502の判定において用紙残量の方が多いと判定された場合は、ステップS503に進み、予め設定されたリストからチェックすべき項目を選択する処理が行われる。この選択処理は、リストの各項目について自動的に順次選択する処理である。なお、操作者が操作部411を用いて選択項目を入力してもよい。この入力は操作用パネル161,261で行い、その情報を画像形成制御装置410に転送してもよい。
ここで、図16に予め設定されたチェック項目のリストを示す。このリストは、エアーフィルタ、現像剤、定着ランプなどの消耗品や部品に対して、交換を行う規定値(ライフ規定値)と現在までの使用実績が各々時間を単位にして記憶されている。ステップS504において、選択すべき項目がない場合は、チェック終了として、例外処理なしと判定して図14に示すステップS402に戻る。
一方、ステップS504において選択項目ありと判定された場合は、ステップS505に進み、対象品の現在の使用実績値に次のジョブを実行完了するとした場合の使用時間を加え、その値がライフ規定値に対して大きいかどうかが判定される。使用実績については、画像形成制御装置410が積算管理をして把握してもよく、また、画像形成装置110,210に問い合わせを行い、その応答信号から把握してもよい。このステップS505の判定が「Yes」であれば、例外処理ありと判定される。
一方、ステップS505において「No」と判定された場合は、ステップS503に戻り、以後は上記と同様にして各項目のチェックを繰り返す。
そして、ステップS407において例外処理ありと判定された場合は、ステップS408に進み、上流機である画像形成装置110が現在のジョブのプリントデータを全て転写し終えたタイミングで、連続紙101の搬送を停止する。すなわち、図6(a)に示す状態で停止する。次に、ステップS409に進み例外処理を行う。この処理は画像形成装置110、210の動作を停止した状態で、作業者が対応する部品、消耗品の交換や補充を行う処理である。この処理が終了した後は、ステップS402に戻る。
(3)変形例3
プリント処理、搬送処理の状況が操作者に分かるように表示する制御を加えてもよい。図17は、このような制御を行う場合の操作部411の表示パネルの表示例である。なお、操作用パネル161,261について同様の表示を行うようにしてもよい。
図17においてテーブルが表示され、各アイティムには、ジョブID、ジョブ名、キュー、フォーマット、ステータスが表示されている。このテーブルにおけるステータス表示は図18に示す処理によって行われる。ジョブがスタートするとステップS900からステップS901に進み、ジョブのステータスが確認される。ジョブステータスについては、画像形成制御装置410が画像形成装置110,210に問い合わせを行い、その応答信号から把握する。そして、確認したステータスに従って、図17に示す各アイティムのステータス表示を行う(ステップS902〜S905)。
このようにステータスが表示されることで、操作者にプリント処理のプロセスが示され、作業における各種の注意が促される。
また、図17に示すようなステータス制御に代えて、例えば、「プリント中」、「上流印字中」、「下流印字中」、「プリント完了」などの点灯ボタンを設け、ステータス確認の結果に応じて、これらのボタンの点灯、消灯制御を行うようにしてもよい。
(4)変形例4
上述した実施形態および変形例においては、2つの画像形成装置が上流と下流においてそれぞれ連携してプリントを行う重連構成を例にとったが、一つの画像形成装置単体であっても本発明を適用することができる。
すなわち、最終のプリントデータに基づいて転写を行った直後に用紙を停止する処理を行うか、転写した用紙が定着処理を経て排出(あるいは所定の格納部に格納)されるまで用紙搬送処理を行うかを切り替えるようにすればよい。この場合においても、転写直後に用紙の搬送を停止すると、用紙に対してプリントされない部分を無くすことができる。また、転写直後において、用紙に対して排出に至らない程度の距離(事前に設定された距離)を搬送するように構成してもよく、この場合においても用紙に対してプリントされない部分を少なくすることができる。
また、上述した実施形態では、連続紙に対する両面プリントの例を説明したが、連続紙の一方の面に対し、画像形成装置110及び画像形成装置210が画像を形成する構成であってもよい。この場合、例えば、画像形成装置110がY(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)K(ブラック)の色の画像を形成し、画像形成装置210がY、M、C、K以外の色(例えばメタリック色とか透明色)の画像を形成する例が考えられる。この例の場合、同一ページにおける、Y、M、C、K以外の色の画像を表す第1の画像データと、Y、M、C、K以外の色の画像を表す第2の画像データとが対応している。
また、両面プリント、片面プリントに関わりなく、画像データと連続紙(記録媒体)に画像形成される画像との関係は以下のような態様がある。まず、第1の画像データは複数ページの各々の画像を示す画像データである場合もあり、また、単一ページの画像データである場合もある。したがって、第1の画像データに基づいて記録媒体(連続用紙)に画像形成される画像(第1の画像)は、複数ページの各画像であることも、単一のページの画像データに基づいて連続プリントされる同一内容の画像であることも、あるいは、複数ページの画像データに基づいて複数セット(例えば、10ページの画像データを3セットプリントするような場合)を構成する各ページの画像であることもある。
これに対応して、第2の画像データも複数ページの各々の画像を示す場合もあり、単一の画像を示す場合もある。
実施形態においては、複数ページの各画像を示す第1の画像データを用い、各ページに対応する裏面の画像(例えば、第1の画像データが奇数ページの画像を示すデータなら、第2の画像データは偶数ページの画像を示すデータ)を示したが、第1の画像データも第2の画像データも単一のページの画像を示すデータであってもよい。この場合にあっても、第1の画像データに対応する画像が形成された記録媒体には、第2の画像データに応じて当該画像に対応する第2の画像が形成されることになる。さらに、第1の画像データが複数のページの内容を示す画像データであり、第2の画像データが単一のページの画像データであってもよい。この場合には、記録媒体の表面には各ページの内容が画像形成され、その裏面には第2の画像データに応じたページによらない同じ画像が形成されることになる。
すなわち、プリントの態様に応じて、記録媒体に形成された第1の画像と第2の画像の対応関係が設定される。理解の整理のために、幾つかの具体例を示す。例えば、第1〜第nの表ページを示す画像データ(第1の画像データ)に基づく画像が形成された連続用紙の表面に対応して、第1〜第nの裏ページを示す画像データ(第2の画像データ)に基づく画像が形成されることもあり、また、第1〜第nの表ページを示す画像データ(第1の画像データ)に基づく画像が形成された連続用紙の表面に対応して、同じ画像データ(第2の画像データ)に基づく同じ画像が形成される場合もある。さらに、第1〜第nのページが数セット繰り返してプリントするように設定される場合もあるが、その場合にあって上記と同様である。また、上記具体例とは反対に同一の表面画像に対して第1〜第nの裏面のページの画像が対応付けられることもある。また、全ての表面が同一で、全ての裏面が同一の画像という対応関係を設定してもよい。
(5)変形例5
上述した実施形態、変形例は電子写真方式の画像形成装置を例にとったが、画像形成の方式はこれに限らず、どのような方式でも構わない。例えば、インクジェット方式による画像形成を行ってもよい。この場合には、転写と定着が同時になされるので、転写後であって未定着という状態はなくなる。
(6)変形例6
上述した実施形態、変形例はミシン目で切り離せる連続紙を例にとったが、連続紙の種類はこれに限らず、どのような種類でも構わない。例えば、ミシン目のないロール紙を用いてもよい。この場合には、用紙カットを行う後処理装置によって1ページ毎に分離される。他にも、例えばOHPフィルムのように画像形成される媒体であれは、どのような媒体でも構わない。
100…連続紙画像形成システム、101…連続紙、110、210…画像形成装置、310…中間バッファ装置、320…反転機構装置、120、220…機構部、130、230…現像部、132、232…感光ドラム、136、236…LED露光装置、138、238…現像器、140、240…定着部、150、250…搬送部、154…収納部、256…格納部、160、260…制御部、161、261…操作用パネル、162、262…CPU、163、263…ROM、164、264…RAM、165、265…NVRAM、166、266…HDD、167、267…機構部インターフェース、168、268…操作用パネルインターフェース、169、269…画像形成制御装置インターフェース、180…上流機プリントバッファ、280…下流機プリントバッファ、410…画像形成制御装置、411…操作部、412…CPU、413…ROM、414…RAM、415…NVRAM、416…HDD、417…制御部インターフェース、418…操作部インターフェース、419…外部装置インターフェース、510…外部装置

Claims (5)

  1. 長手方向に連続する単一の記録媒体を搬送する搬送手段と、
    第1の画像を表す第1の画像データと、前記第1の画像に対応する第2の画像を表す第2の画像データを取得する取得手段と、
    前記搬送手段により搬送される記憶媒体に対し、前記取得手段により取得された第1の画像データに応じた第1の画像を形成する第1の画像形成手段と、
    前記第1の画像形成手段よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記第1の画像形成手段によって画像形成された前記記録媒体に対し、前記取得手段により取得された第2の画像データに応じて、当該第1の画像に対応する第2の画像を形成する第2の画像形成手段と、
    前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像の形成を前記第2の画像形成手段が終了していないときに、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止する第1の動作と、前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像を前記第2の画像形成手段が形成し終えた後に、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止する第2の動作とのうち、いずれか一方の動作を、前記搬送手段、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段に実行させる実行手段であって、前記取得手段によって取得された前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに応じた画像が形成される前記記録媒体の量が不足している場合、又は、前記取得手段が取得した前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに応じた画像を前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段が形成するときに用いる材料が不足している場合には、前記搬送手段、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段に前記第2の動作を実行させる実行手段と、
    前記実行手段が前記第1の動作を実行させる場合において、前記取得手段により取得された第2の画像データのうち、前記第1の画像形成手段が前記記録媒体に形成し終えた第1の画像に対応する前記第2の画像であって、前記第2の画像形成手段がまだ形成していない第2の画像を表す第2の画像データを記憶する記憶手段と
    画像が形成された前記記録媒体を収容する収容手段と
    を備え、
    前記実行手段は、前記取得手段が新たな前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを取得した場合に、前記新たな第1の画像データに応じた第1の画像の形成を前記第1の画像形成手段によって開始させるとともに、前記記憶手段により記憶されている前記第2の画像データに応じた第2の画像の形成を前記第2の画像形成手段によって開始させ、前記第2の画像形成手段が前記記憶手段により記憶されている前記第2の画像データに応じた第2の画像を形成し終えると、前記新たな第2の画像データに応じた第2の画像の形成を開始させ、
    且つ、前記第2の動作を実行させる場合において、前記第1の画像形成手段により前記第1の画像データに応じた第1の画像が形成され、且つ、前記第2の画像形成手段により第1の画像に対応する前記第2の画像が形成された前記記録媒体の記録部分が前記収容手段に収容されてから、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記実行手段は、
    前記第1の動作を実行させることにより前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止してから、決められた期間が経過するまでに、前記取得手段が新たな前記第1の画像データ及び前記第2の画像データを取得しなかった場合には、
    前記第2の動作を実行させることにより、前記第1の画像データに応じた第1の画像を前記第1の画像形成手段が形成し終え、且つ、前記記録媒体に形成された第1の画像に対応する前記第2の画像を前記第2の画像形成手段が形成し終えた後に、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送と、前記第1の画像形成手段及び前記第2の画像形成手段による画像の形成とを停止する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記実行手段が実行させる動作として前記第1の動作と前記第2の動作のいずれか一方を利用者が指定する動作指定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の画像形成手段は、前記記録媒体が有する一方の記録面に第1の画像を形成し、
    前記第2の画像形成手段は、前記記録媒体が有する他方の記録面に第2の画像を形成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載の画像形成装置。
  5. 前記実行手段は、前記第1の動作を実行させた場合に、前記第2の画像形成手段によって形成されていない第2の画像がある旨を表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1に記載の画像形成装置。
JP2009111537A 2009-04-30 2009-04-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5391814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111537A JP5391814B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111537A JP5391814B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010262082A JP2010262082A (ja) 2010-11-18
JP5391814B2 true JP5391814B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=43360210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009111537A Expired - Fee Related JP5391814B2 (ja) 2009-04-30 2009-04-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5391814B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6224936B2 (ja) * 2013-07-19 2017-11-01 株式会社リコー 画像形成システムおよび処理液塗布装置
JP6669153B2 (ja) * 2017-11-24 2020-03-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3504926B2 (ja) * 1994-01-10 2004-03-08 富士通株式会社 連続紙の両面印刷システム
JP2002278404A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Toray Eng Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004184922A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Hitachi Printing Solutions Ltd 電子写真式連続紙印刷装置の印刷制御方法
JP2004252232A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Hitachi Printing Solutions Ltd 印刷制御方式
JP4844024B2 (ja) * 2005-07-11 2011-12-21 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4858002B2 (ja) * 2006-08-10 2012-01-18 富士ゼロックス株式会社 連続紙印刷システムおよび印刷方法
JP4735850B2 (ja) * 2006-11-28 2011-07-27 富士ゼロックス株式会社 消耗品管理装置、画像形成装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010262082A (ja) 2010-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4735850B2 (ja) 消耗品管理装置、画像形成装置及びプログラム
JP6859608B2 (ja) 画像形成装置
JP5240254B2 (ja) 印刷装置
JP2009249106A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム
JP5594995B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2011201082A (ja) 印刷制御装置、印刷システム、及びプログラム
JP2024059995A (ja) 画像形成装置
JP5391814B2 (ja) 画像形成装置
JP2017164956A (ja) 画像形成システムおよび制御プログラム
JP2012086460A (ja) 印刷装置
JP2008065309A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5707674B2 (ja) 画像形成装置
JP4352900B2 (ja) 給紙装置
JP2009217178A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP6658258B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成方法
JP2006263970A (ja) 画像編集装置及びを画像編集装置を備えた画像形成装置
JP4859228B2 (ja) 画像形成装置
JP6142866B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成システムにおける記録材の排出方法
JP6261255B2 (ja) 画像形成装置及び収容装置
JP4872018B2 (ja) 印刷制御装置、印刷装置、制御方法及び記憶媒体
JP4324184B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP5446431B2 (ja) 画像形成装置
JP6120891B2 (ja) 画像形成装置
JP5956864B2 (ja) 印刷装置および印刷制御方法
US20220363501A1 (en) Sheet processing apparatus and control method therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5391814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees