JP2002278404A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002278404A
JP2002278404A JP2001076368A JP2001076368A JP2002278404A JP 2002278404 A JP2002278404 A JP 2002278404A JP 2001076368 A JP2001076368 A JP 2001076368A JP 2001076368 A JP2001076368 A JP 2001076368A JP 2002278404 A JP2002278404 A JP 2002278404A
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JP2001076368A
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Yasuhisa Mizuno
靖久 水野
Yoshihiro Nakajo
善弘 中条
Hiroyoshi Asada
浩義 浅田
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像品質を維持しながら、高速な画像形成が
可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを
第1の目的とし、静電潜像担持媒体の光損傷を抑制した
画像形成装置及び画像形成方法を提供することを第2の
目的とする。 【解決手段】 プリント信号を入力する印刷指示工程
と、静電潜像担持媒体の表面を一様に帯電させる印刷前
工程と、静電潜像担持媒体上に形成される静電潜像をト
ナー像に現像し、トナー像を記録媒体上に転写する印刷
工程と、トナー像転写後の静電潜像担持媒体をクリーニ
ングする印刷後工程と、転写されたトナー像を記録媒体
上に定着する後定着工程と、記録媒体を切断する切断工
程とを備えた連続紙に画像形成する画像形成装置と画像
形成方法。画像形成方法は、少なくとも印刷後工程と後
定着工程とを並行して実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】連続紙
に画像形成する電子写真方式による画像形成装置におい
ては、静電潜像担持媒体や現像手段、定着手段等の各像
形成手段の動作を工程毎に分けて管理,制御し、静電潜
像担持媒体や各像形成手段相互の動作の同期を取って画
像形成を行うことが多い。
【0003】画像形成装置の画像形成動作の実行は、コ
ントローラ等と称される制御装置から画像形成装置の制
御部に送られるプリント信号等と称される印刷指示命令
によって開始されることが多い。画像形成装置が待機状
態においては、プリント信号は、例えば、論理値0であ
り、コントローラ等から印刷指示命令である論理値1を
指令されると、再びコントローラ等から論理値0を指定
されるまで、画像形成装置は画像形成動作を継続させ
る。本明細書では、この印刷指示命令を待機している工
程を印刷指示工程と称する。
【0004】印刷指示命令の入力によって、画像形成装
置は、先ず、印刷前工程と称する工程を実行する。印刷
前工程は、主として後続の印刷工程での印刷動作を安定
して開始させるためのものである。画像形成装置では、
現像剤中のトナー等の帯電は、現像剤の攪拌による摩擦
帯電によってなされることが多い。このため、印刷前工
程では、印字に先立って現像手段を動作させ、トナー等
の帯電を安定させておくことが好ましい。また、先の画
像形成動作が、例えば、紙ジャム等のため非定常な終了
を行った場合には、静電潜像担持媒体上にトナー像や静
電潜像が残存していることがあり、クリーニングや除電
でこれらを除去する必要がある。一方、先の画像形成動
作が正常に終了した場合でも、画像形成装置を長期に停
止させていた場合等、静電潜像担持媒体上に思わぬゴ
ミ,ほこり等が付着していて画像形成を阻害する場合も
あり、クリーニング動作を実行させることが好ましい。
更に、使用する静電潜像担持媒体の感光体の種類によっ
ては、印字動作、即ち、帯電,除電が開始された直後
と、帯電,除電が相当回数繰り返された後の印字動作中
とで、その感光体の電気的特性が異なるものもある。こ
のような場合、印字動作に先立って、予め感光体に対し
て帯電,除電を適当な時間繰り返し(前帯電,前除電あ
るいは前疲労等と称される)、電気的特性の差が印字に
現れないようにする必要がある場合もある。
【0005】印刷前工程に引き続き、印刷工程が実行さ
れる。印刷工程においては、静電潜像担持媒体,主帯電
器,潜像形成手段,現像手段,転写手段,定着手段,ク
リーニング手段,除電手段,搬送手段等の各像形成手段
が動作し、記録媒体上への画像形成が実行される。印刷
工程は、前記プリント信号の印刷停止指示に伴い(例え
ば論理値0を指示すると)終了する。
【0006】印刷工程の終了後、印刷後工程が開始され
る。印刷後工程では、潜像形成手段,現像手段を動作さ
せることなく静電潜像担持媒体を回転させ、除電手段,
クリーニング手段を動作させ、除電をより完全に実行す
る。印刷後工程は、主として続く画像形成に備えて静電
潜像担持媒体をより均一に、完全にクリーニングや除電
しておくためのもので、クリーニング手段,除電手段の
どちらか一方のみを動作させてもよい場合もある。ま
た、使用する感光体の種類によっては、一旦帯電させて
から除電させた方が、より均一に除電できるものもあ
り、主帯電器や他の帯電器を同時に動作させた方がよい
場合もある。
【0007】一方、印刷工程の終了後、転写手段と定着
手段との間に位置する記録媒体上には未定着のトナー像
が存在する。このため、記録媒体の切断が指示された場
合、この未定着像を定着させてから、記録媒体を排出す
る必要がある。この切断に先立って、記録媒体上の未定
着像を定着する工程が後定着工程である。後定着工程に
おいては、記録媒体を搬送しつつ、定着手段を動作さ
せ、記録媒体上に残る未定着像を定着する。
【0008】この後定着工程の終了時点で、印字済み記
録媒体の最後端は、切断手段位置に位置しており、印字
済み記録媒体の最後端位置において記録媒体が切断され
る。切断された印字済み記録媒体は、画像形成装置外に
排出される。切断後の未印字部の記録媒体は、続く画像
形成がその先頭から開始できるように、逆方向に搬送さ
れ、転写手段前で待機する。
【0009】画像形成装置においては、これらの工程を
経て記録媒体上に画像が形成されている。しかし、近
年、多量のプリントを短時間で実行することが望まれる
ようになり、前記した従来の画像形成方法では高速な画
像形成に対応するうえで十分ではなかった。
【0010】また、フラッシュ定着方式の定着手段を用
いた画像形成装置では、定着の都度フラッシュランプか
らの漏れ光が静電潜像担持媒体の特定部分に照射される
結果、その部分が光損傷を受け、画像品質が低下してし
まうという問題があった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたもので、画像品質を維持しながら、高速な画像形
成が可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供するこ
とを第1の目的とする。また、静電潜像担持媒体の光損
傷を抑制した画像形成装置及び画像形成方法を提供する
ことを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記第
1の目的を達成するため、静電潜像担持媒体と、該静電
潜像担持媒体に対向配置され、該静電潜像担持媒体の表
面を一様に帯電させる主帯電器と、前記静電潜像担持媒
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜
像担持媒体上に形成された静電潜像をトナー像に現像す
る現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転
写手段と、転写されたトナー像を記録媒体上に定着する
定着手段と、トナー像転写後の前記静電潜像担持媒体を
クリーニングするクリーニング手段と、前記記録媒体を
切断する切断手段とを備えた連続紙に画像形成する画像
形成装置であって、印刷後工程での前記クリーニング手
段の動作と後定着工程での前記定着手段の動作の一部が
並行するように設定されている構成としたのである。
【0012】好ましくは、前記定着手段をフラッシュ定
着方式とし、前記主帯電器は、引き続く画像形成に伴う
動作が前記後定着工程時の前記定着手段の動作後に開始
するように設定する。また好ましくは、前記切断手段
は、前記クリーニング手段或いは引き続く画像形成に伴
う前記主帯電器の動作と並行するように設定する。
【0013】更に、本発明においては上記第1の目的を
達成するため、印刷指示工程と、印刷前工程と、印刷工
程と、印刷後工程と、後定着工程と、切断工程とを備え
た画像形成方法であって、少なくとも前記印刷後工程と
前記後定着工程とを並行して実行する構成としたのであ
る。好ましくは、前記後定着工程がフラッシュ定着方式
に基づき、前記印刷前工程は、引き続く画像形成に伴う
動作が前記後定着工程の後に開始するように設定する。
【0014】また好ましくは、前記切断工程は、前記印
刷後工程或いは引き続く画像形成に伴う前記印刷前工程
と並行して実行する。また、本発明においては上記第2
の目的を達成するため、静電潜像担持媒体と、該静電潜
像担持媒体に対向配置され、該静電潜像担持媒体の表面
を一様に帯電させる主帯電器と、前記静電潜像担持媒体
上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像
担持媒体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する
現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写
手段と、転写されたトナー像を記録媒体上に定着する定
着手段と、トナー像転写後の前記静電潜像担持媒体をク
リーニングするクリーニング手段と、前記記録媒体を切
断する切断手段とを備えた画像形成装置であって、前記
静電潜像担持媒体が、前記定着手段の動作に伴って作動
するように設定されている構成としたのである。
【0015】更に、本発明においては上記第2の目的を
達成するため、印刷指示工程と、印刷前工程と、印刷工
程と、印刷後工程と、後定着工程と、切断工程とを備え
た画像形成方法であって、前記後定着工程を実行する際
に前記静電潜像担持媒体を作動させる構成としたのであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置及び
画像形成方法を適用した電子写真プリンタに係る一実施
形態を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。電子写
真プリンタ1は、図1に示すように、ハウジング1a内
の感光ドラム2の回りに主帯電器3、LEDプリントヘ
ッド4、現像ユニット5、転写帯電器6、分離帯電器
7、クリーニング前帯電器8、キャリア回収ユニット
9、クリーニングユニット10及び除電ランプ11が配
置され、連続紙からなる記録媒体MRCが搬送される搬送
経路の感光ドラム2下流側に定着ユニット20が配置さ
れている。また、電子写真プリンタ1は、搬送経路の感
光ドラム2上流側にガイド板13とが、それぞれ設けら
れている。
【0017】ここで、記録媒体MRCは、図示のように、
ハウジング1a右側の導入口1bから導入され、トラク
タ14,搬送ユニット15及び後述する1対のスカフロ
ーラ16を有する搬送経路を通って左側の排出口1cか
ら排出される。感光ドラム2は、円筒形のドラムの表面
にセレン系やアモルファスシリコン系の光電材料からな
る正帯電感光層又は負帯電感光層が形成され、LEDプ
リントヘッド4から照射される光によって静電潜像が表
面に形成される。
【0018】主帯電器3は、LEDプリントヘッド4に
よる感光ドラム2上への潜像形成に先立って、放電で発
生させたイオンにより感光ドラム2の表面を一様に帯電
させる。LEDプリントヘッド4は、光ビームによって
感光ドラム2の表面を露光し、プリント情報に対応した
静電潜像を形成する。
【0019】現像ユニット5は、感光ドラム2と対向配
置され、ハウジング5a内に配置されるトナーカートリ
ッジ5bと現像ロール5cを有している。トナーカート
リッジ5bは、トナー粒子にキャリア粒子を適宜の重量
比で混合した二成分現像剤が収納されている。現像ロー
ル5cは、前記2成分現像剤を感光ドラム2上に担持し
て搬送しつつ、前記静電潜像を現像する回転自在なスリ
ーブ(金属管)からなるローラで、内部に回転自在な磁
石5dを有している。磁石5dは、軸方向に長い永久磁
石で複数の極が周方向に配置されている。
【0020】転写帯電器6は、放電で発生させたイオン
を利用して感光ドラム2上に現像された未定着のトナー
像を逆極性に帯電させ、記録媒体MRCに転写する。分離
帯電器7は、記録媒体MRCを感光ドラム2から電気的に
分離させる帯電器で、例えば、交番電圧が印加されるコ
ロトロン帯電器が使用される。ここで、感光ドラム2外
周の分離帯電器7とクリーニング前帯電器8との間には
記録媒体MRCを感光ドラム2から機械的に分離させる分
離爪12が設けられている。
【0021】クリーニング前帯電器8は、主として感光
ドラム2の表面をクリーニングに先立って帯電させる。
但し、クリーニング前帯電器8は、記録媒体MRCに転写
されずに感光ドラム2の表面に残留したトナー粒子をク
リーニングユニット10で回収し易くする目的でも使用
される。キャリア回収ユニット9は、感光ドラム2の回
転方向に見て、転写帯電器6とクリーニングユニット1
0との間に設けられ、記録媒体MRCに転写されずに感光
ドラム2の表面に残留したキャリア粒子を主として回収
する。キャリア回収ユニット9は、ハウジング内に磁気
ローラである回収ローラ9aと、樹脂フィルムからなる
ブレードが収納されている。回収ローラ9aは、感光ド
ラム2の表面からキャリア粒子を磁気的に吸着して回収
する。ブレードは、回収ローラ9aが回収したキャリア
粒子を回収ローラ9aの表面から掻き落とす。
【0022】クリーニングユニット10は、記録媒体M
RCに転写されずに感光ドラム2の表面に残留したトナー
粒子を主として除去するもので、ハウジング10a内に
ブラシローラ10bと回収ローラ10cが設けられてい
る。ブラシローラ10bは、トナー粒子と逆極性のバイ
アス電圧が印加され、感光ドラム2の表面に残留したト
ナー粒子をブラシで掻き落とすと共に、静電的に吸着し
てクリーニングする。回収ローラ10cは、ブラシロー
ラ10b以上のバイアス電圧が印加され、ブラシローラ
10bに吸着されたトナー粒子を静電的に回収する。回
収されたトナー粒子は、図示しないブレードによって回
収ローラ10cから掻き落とされ、移送ローラ10dに
よって紙面表裏いずれか一方向に設けた回収部へ移送さ
れる。
【0023】除電ランプ11は、小形の白熱ランプで、
光照射によって感光ドラム2の表面から残留電荷を除去
する。搬送ユニット15は、2本の搬送ローラ15a間
に搬送ベルト15bが掛け渡され、2本の搬送ローラ1
5aは強磁性素材からなる筐体15cに支持されてい
る。電子写真プリンタ1は、図1に示すように、記録媒
体が搬送される搬送経路が、搬送ユニット15の前後で
略直線で、略水平となるように構成され、記録媒体MRC
は1対のスカフローラ16によって搬送のための張力が
付与されている。但し、搬送ユニット15は、中間に補
助ローラ15dが僅かに上方へ偏倚させて配置されてい
る。
【0024】更に、1対のスカフローラ16とハウジン
グ1aの左側の排出口1cとの間には、2組の把持部材
18によって把持された記録媒体MRCを往復動によって
カットするカッタ19が設けられている。このとき、カ
ッタ19によってカットされた記録媒体MRCは、トラク
タ14及び搬送ユニット15により図1に示すプリント
待機位置Sptへ先端が逆戻しされる。
【0025】定着ユニット20は、ハウジング20a内
に輻射熱源となる2本のフラッシュランプ21、反射板
22、反射板22を冷却する放熱フィン23が設けら
れ、搬送ユニット15に対向するハウジング20aの前
面には保護ガラス24が配置されている。また、定着ユ
ニット20は、記録媒体MRCの搬入側、かつ、印字面側
に、記録媒体MRCから見て保護ガラス24の表面と略等
距離の位置に磁石25が配置され、記録媒体MRCの搬送
方向に見て磁石25の下流側に、空気を吸引する吸引ダ
クト26が設けられている。
【0026】フラッシュランプ21は、例えば、キセノ
ンランプやハロゲンランプが使用される。反射板22
は、内面が高い反射率を有するアルミニウム等の金属を
板金加工して成形されている。但し、反射板22は、金
属であると板金加工のため形状の自由度が低く任意の形
状に成形することができないうえ重くなる。このため、
反射板22は、金属蒸着したポリイミド等の耐熱性樹脂
で成形してもよい。例えば、厚0.1〜0.5mm程度の厚
さを有するポリイミドフィルムを真空成形によって所望
の反射板形状に一体成形し、アルミニウム,銀,金等の
金属を内面に蒸着して製造する。
【0027】磁石25は、飛散トナーを捕捉して保護ガ
ラス24に付着するトナー量を低減することで、保護ガ
ラス24の汚れ低減を目的に設ける永久磁石である。こ
のとき、搬送ユニット15は、筐体15cが前記のよう
に強磁性素材からなる。このため、磁石25は、磁力線
が記録媒体MRCを横切るかたちとなるので、より効果的
に飛散トナーを捕捉することができる。従って、磁石2
5は、上記目的からは、保護ガラス24の表面よりも記
録媒体MRC側に設けてもよい。
【0028】吸引ダクト26は、図1においてハウジン
グ1aの紙面表裏方向に配置され、搬送ユニット15側
に開口を有し、内部には脱臭・脱煙用のフィルタとブロ
ワ等の吸引手段が設けられている。吸引ダクト26は、
定着ユニット20周りの空気を吸引し、ハウジング1a
の外部へ排出することで、主として定着ユニット20に
おける未定着トナー像の定着によって発生するトナー成
分の不快な臭気や煙を除去する。
【0029】また、電子写真プリンタ1は、ハウジング
1aの一対の側板1d間にステー1e,1fが配置さ
れ、ステー1e,1fとハウジング1aとの間に遮蔽板
1g,1hが設けられている。ここで、感光ドラム2、
主帯電器3、LEDプリントヘッド4、現像ユニット
5、クリーニング前帯電器8、キャリア回収ユニット
9、クリーニングユニット10及び除電ランプ11が、
記録媒体MRCに未定着像を形成する像形成部PIFとな
る。また、電子写真プリンタ1では、像形成部PIFが一
対の側板1d、ステー1e,1f、遮蔽板1g,1h及
び記録媒体MRCを搬送する搬送経路で形成される略閉空
間内に配置されていることになる。
【0030】そして、電子写真プリンタ1は、図示のよ
うに、像形成部PIFと定着ユニット20との中間部、即
ち、ステー1e上部と定着ユニット20上部との間にフ
ァン17が設けられている。ファン17は、像形成部P
IF及び定着ユニット20の少なくとも一方へ向かう気流
を発生させ、図1において記録媒体MRC上面の像形成面
に向かって気流を吹き付ける。このとき、図1に示すよ
うに、前記気流は、ファン17による吸引により排出口
1cを通って電子写真プリンタ1の外部から導入され
る。
【0031】電子写真プリンタ1は以上のように構成さ
れ、以下に説明する画像形成方法により記録媒体MRCに
未定着トナー像を定着して所望のプリントを行う。先
ず、図2に示すように、印刷指示工程P1において、所
定のプリント情報に基づくプリント信号が電子写真プリ
ンタ1の図示しない制御部に入力される。プリント信号
の入力により、印刷前工程P2が開始される。
【0032】印刷前工程P2では、除電ランプ11で感
光ドラム2の表面に残留した電荷が除去されると共に、
クリーニングユニット10のブラシローラ10bにより
感光ドラム2の表面に残留したトナー粒子を除去する。
同時に、主帯電器3によって感光ドラム2の表面を一様
に帯電し、表面電位を安定させながら感光ドラム2を数
回回転させ、現像ユニット5の動作を開始する。印刷前
工程P2は、同期信号の前記制御部への出力により完了
し、印刷工程P3が開始される。
【0033】印刷工程P3では、前記同期信号の出力と
同時にLEDプリントヘッド4により、感光ドラム2表
面へのプリント情報に対応した静電潜像の形成が開始さ
れる。除電ランプ11,クリーニングユニット10,主
帯電器3,現像ユニット5は、印刷前工程P2に引き続
き継続して動作する。前記同期信号は、時間制御の基準
となり、トラクタ14による記録媒体MRCの搬送開始
と、転写帯電器6,分離帯電器7,クリーニング前帯電
器8及び後定着工程P5の動作が開始される。LRDプ
リントヘッド4により感光ドラム2に形成された静電潜
像は、現像ユニット5で現像され、未定着トナー像(可
視像)となる。この未定着トナー像は、転写帯電器6に
より記録媒体MRCに転写される。その後、記録媒体MRC
は、分離帯電器7により感光ドラム2から電気的に分離
され、搬送ユニット15によって定着ユニット20へ搬
送されて後定着工程P5で記録媒体MRCに定着される。
このとき、記録媒体MRCに転写されずに感光ドラム2の
表面に残留したトナー粒子は、クリーニング前帯電器8
により帯電され、クリーニングユニット10のブラシロ
ーラ10bにより回収される。その後、除電ランプ11
が主帯電器3の帯電に先立って、感光ドラム2の表面に
残留した電荷を一旦除去する。そして、主帯電器3によ
り感光ドラム2の表面が再び一様に帯電され、LRDプ
リントヘッド4による静電潜像の形成が行われる。これ
ら一連の動作は、プリント信号が停止されるまで繰り返
され、プリント信号の停止により印刷後工程P4が開始
される。
【0034】なお、印刷工程P3の終了後は、用紙切断
の指示が可能となる。用紙切断の指示があった場合、後
定着工程P5及びこれに続く切断工程P6が行われる。印
刷後工程P4では、印刷工程P3に引き続き除電ランプ1
1,クリーニングユニット10の動作のみが継続され、
感光ドラム2の表面に残留した電荷とトナー粒子の除去
が行われる。ここで、印刷工程P3終了後、印刷後工程
P4終了までに用紙切断の指示がない場合は、プリント
待機状態となる。
【0035】後定着工程P5は、転写帯電器6と、定着
ユニット20の間の記録媒体MRC上にある未定着トナー
像を記録媒体MRCに定着する工程で、記録媒体MRCを搬
送しながらフラッシュランプ21を発光させ、未定着ト
ナー像を記録媒体MRCに定着する。後定着工程P5終了
時には、印刷済の記録媒体MRCの後端ミシン目がカッタ
19に位置する。
【0036】切断工程P6は、後定着工程P5により記録
媒体MRCに未定着トナー像が定着された後、カッタ19
の往復動により記録媒体MRCをミシン目に沿って切断す
る工程である。切断された記録媒体MRCは、トラクタ1
4により図1に示すプリント待機位置Sptに先端が逆戻
しされ、切断工程P6が終了する。ここで、電子写真プ
リンタ1は、フラッシュランプ21を用いたフラッシュ
定着方式を採用している。このため、引き続く次の印刷
指示に基づく印刷前工程P8を後定着工程P5と並行する
と、フラッシュランプ21からの漏れ光によって印刷前
工程P8における感光ドラム2の一様な帯電に悪影響が
及ぼされる。従って、本実施形態では、後定着工程P5
終了後に引き続く次の印刷前工程P8を開始させている
のである。このため、電子写真プリンタ1が、定着方式
としてヒートロールを用いた熱定着方式の場合には、引
き続く次の印刷指示に基づく印刷前工程P8を後定着工
程P5と並行させることはできる。但し、熱定着方式で
は、高速な画像形成に対応することが難しい。
【0037】また、図2に示すように、印刷後工程P4
と並行して後定着工程P5が実行され、後定着工程P5に
おいて、2本のフラッシュランプ21が点灯し、発生し
た熱により未定着トナー像が記録媒体MRC上に定着され
る。このとき、2本のフラッシュランプ21の点灯に際
し、電子写真プリンタ1では、感光ドラム2が回転す
る。これは、フラッシュランプ21からの漏れ光が感光
ドラム2の特定の場所に集中しないように均等化させ、
特定部分の光劣化を防止するためである。
【0038】また、後定着工程P5におけるフラッシュ
ランプ21の点灯による定着動作が停止したときには、
再度フラッシュランプ21を点灯させる等によって放電
させ、残留電荷を放電させる。これにより、電子写真プ
リンタ1のメンテナンス等の際における安全を図ること
ができる。上記のように、図2に示す場合は、印刷後工
程P4と後定着工程P5とを並行して行い、引き続く次の
印刷指示に基づく印刷前工程P8を、前の印刷指示に基
づく後定着工程P5の直後に開始する。この場合、印刷
後工程P4と後定着工程P5とが別個に実行される従来の
画像形成方法を示す図3において、印刷後工程P4,後
定着工程P5,切断工程P6及び印刷前工程P8を実行す
る時間T1(図3参照)が、印刷後工程P4と印刷前工程
P8とを実行する図2に示す時間T2(図2参照)のとき
に重複して行われる。このため、図2に示す本発明の画
像形成方法は、従来の画像形成方法に比べると、画像品
質を維持しながら、時間(T2−T1)分プリントに要す
る時間が短縮される。具体的には、本発明方法において
は時間T2=8.775secで、従来の画像形成方法では時
間T1=22.020secである。このため、本発明方法で
は、1回のプリント当たり13.245sec短縮した高速
な画像形成が可能となる。
【0039】この時間短縮は、引き続く次の印刷指示
を、図4に点線の矢印で示すように、印刷後工程の終了
後に受けた場合でも同様である。即ち、図4に示す場合
は、印刷後工程P4と後定着工程P5とを並行して行い、
引き続く次の印刷指示に基づく印刷前工程P8を、前の
印刷指示に基づく後定着工程P5の直後に開始する。こ
の場合、印刷後工程と後定着工程とが別個に実行される
従来の画像形成方法を示す図5において、引き続く次の
印刷指示を受けた時間(図中点線の矢印参照)から切断
工程P6が実行されるまでの時間T3(図5参照)が、対
応する時間T4(図4参照)のときに重複して行われ
る。このため、図4に示す場合には、従来の画像形成方
法に比べると、画像品質を維持しながら、時間T3分プ
リントに要する時間が短縮される。
【0040】ここで、引き続く新たな印刷指示がなかっ
た場合、電子写真プリンタ1は、プリント待機状態とな
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、画像品
質を維持しながら、高速な画像形成が可能な画像形成装
置及び画像形成方法を提供することができる。請求項
7,8の発明によれば、静電潜像担持媒体の光損傷を抑
制した画像形成装置及び画像形成方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置及び画像形成方法を適用
した電子写真プリンタの概略構成を示す断面正面図であ
る。
【図2】本発明の画像形成方法の一実施形態を説明する
タイムチャートである。
【図3】図2のタイムチャートに対応した従来の画像形
成方法を説明するタイムチャートである。
【図4】本発明の画像形成方法の他の実施形態を説明す
るタイムチャートである。
【図5】図4のタイムチャートに対応した従来の画像形
成方法を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電子写真プリンタ 2 感光ドラム(静電潜像担持媒
体) 3 主帯電器 4 LEDプリントヘッド(潜像形
成手段) 5 現像ユニット(現像手段) 5c 現像ロール 5d 磁石 6 転写帯電器(転写手段) 7 分離帯電器 8 クリーニング前帯電器 9 キャリア回収ユニット(キャリ
ア回収装置) 9a ハウジング 9b 回収ローラ(磁石ローラ) 9c ブレード 10 クリーニングユニット(クリー
ニング装置) 10b ブラシローラ 11 除電ランプ 12 分離爪 13 ガイド板 14 トラクタ 15 搬送ユニット 16 スカッフローラ 17 ファン 18 把持部材 19 カッタ 20 定着ユニット(定着手段) 21 フラッシュランプ 22 反射板 23 放熱フィン 24 保護ガラス 25 磁石 26 吸引ダクト MRC 記録媒体 PIF 像形成部 Spt プリント待機位置(記録媒体
の)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 浩義 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2H027 ED03 ED04 ED08 ED17 ED19 ED24 ED25 ED26 ED27 ED30 EE07 EF07 EF09 EF11 2H033 BA29 BC03 BC04 BC06 BC09 CA21 CA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持媒体と、該静電潜像担持媒
    体に対向配置され、該静電潜像担持媒体の表面を一様に
    帯電させる主帯電器と、前記静電潜像担持媒体上に静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像担持媒体
    上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段
    と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
    転写されたトナー像を記録媒体上に定着する定着手段
    と、トナー像転写後の前記静電潜像担持媒体をクリーニ
    ングするクリーニング手段と、前記記録媒体を切断する
    切断手段とを備えた連続紙に画像形成する画像形成装置
    であって、 印刷後工程での前記クリーニング手段の動作と後定着工
    程での前記定着手段の動作の一部が並行するように設定
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段がフラッシュ定着方式で、
    前記主帯電器は、引き続く画像形成に伴う動作が前記後
    定着工程時の前記定着手段の動作後に開始するように設
    定されている、請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記切断手段は、前記クリーニング手段
    或いは引き続く画像形成に伴う前記主帯電器の動作と並
    行するように設定されている、請求項1又は2の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 印刷指示工程と、印刷前工程と、印刷工
    程と、印刷後工程と、後定着工程と、切断工程とを備え
    た画像形成方法であって、 少なくとも前記印刷後工程と前記後定着工程とを並行し
    て実行することを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記後定着工程がフラッシュ定着方式に
    基づき、前記印刷前工程は、引き続く画像形成に伴う動
    作が前記後定着工程の後に開始するように設定されてい
    る、請求項4の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記切断工程は、前記印刷後工程或いは
    引き続く画像形成に伴う前記印刷前工程と並行して実行
    される、請求項4又は5の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 静電潜像担持媒体と、該静電潜像担持媒
    体に対向配置され、該静電潜像担持媒体の表面を一様に
    帯電させる主帯電器と、前記静電潜像担持媒体上に静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像担持媒体
    上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段
    と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
    転写されたトナー像を記録媒体上に定着する定着手段
    と、トナー像転写後の前記静電潜像担持媒体をクリーニ
    ングするクリーニング手段と、前記記録媒体を切断する
    切断手段とを備えた画像形成装置であって、 前記静電潜像担持媒体が、前記定着手段の動作に伴って
    作動するように設定されていることを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 印刷指示工程と、印刷前工程と、印刷工
    程と、印刷後工程と、後定着工程と、切断工程とを備え
    た画像形成方法であって、 前記後定着工程を実行する際に前記静電潜像担持媒体を
    作動させることを特徴とする画像形成方法。
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