JP5390340B2 - ガラスびん成形用金型及びそれを用いて成形したガラスびん - Google Patents

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Description

本発明は、エンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびんを成形するための金型及びそれを用いて成形したガラスびんに関する。
リターナブルガラスびんは、ビールや牛乳などが充填され、使用後に回収、洗浄された後、再度内容物を充填して数十回繰り返し使用される。このようなリターナブルガラスびんの外周には、傷防止、強度確保、外観品質維持、万一割れたときの飛散防止などを目的として、樹脂コーティングが施されている。例えば、特許文献1には、リターナブルガラスびんに樹脂コーティングを施す技術が提案されている。
また、リターナブルガラスびんの側面には、社名、ロゴ、マーク、デザインなどをガラスびん素地で表現するための凹凸模様(いわゆるエンボス)を設けることがある。ガラスびん表面にエンボス部を成形する方法としては、例えば、ガラスびん成形の仕上げ型の表面に凹部を設け、当該凹部によって、ガラスびんの表面に凸部を成形する方法、表面に凹凸が設けられた粗型でパリソンを成形し、続いて、平滑な内表面を有する仕上げ型を使用して、びんを仕上げることで内表面に凹凸を成形し、結果としてガラスびんに凹凸模様を表現する方法がある(例えば、特許文献2を参照。)。
他方で、製造時、輸送時の省エネルギー、省資源、二酸化炭素排出量の削減、ユニバーサルデザインの観点から、軽量リターナブルガラスびんの開発が進められている。例えば、ビール、炭酸飲料などの容器として使用されるときは、炭酸ガスによる内圧に耐えることができ、かつ、繰り返し使用に耐えられる強度が必要となる。軽量リターナブルびんにおいて、強度を付与し、数十回の繰り返し使用に耐えるコーティング膜の耐久性が求められている(例えば、特許文献3を参照。)。
特開2000−335582号公報 特開平8−175824号公報 特開平3−131547号公報
リターナブルガラスびんのコーティング膜には、再使用の都度行われる高温のアルカリ水による洗浄に対する耐久性、びん同士の擦れに対する耐磨耗性が要求される。発明者らは、数十回の使用での耐久性を得るためには、ガラスびん外周のコーティング膜厚を所定の厚さ以上確保する必要があることを見出した。特に、エンボス部では、目標とするコーティング膜厚を確保することが困難であり、コーティング膜の剥離が発生しやすい。結果として、耐アルカリ性、耐摩耗性が低下し、致命的な欠点となる。
そこで、本発明の目的は、エンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびんに関して、エンボス部においても安定した樹脂コーティングの膜厚を確保することができるエンボス形状をガラスびんに成形するための金型及び数十回の使用に耐えうるリターナブルガラスびんを提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために、鋭意検討した結果、従来の金型と比較して、エンボス成形部の端部の勾配を大きくし、エンボス成形部の深さを浅くすることで、成形されたエンボス部においても安定したコーティング膜厚を確保できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明に係るガラスびん成形用金型は、エンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびんを成形するための金型において、前記金型の内表面に、前記ガラスびんにエンボス部を転写するための窪みであるエンボス成形部を備え、前記エンボス成形部のエッジ角度が35°以上40°以下であり、かつ、エンボス成形部の深さが0.15mm以上0.25mm以下であることを特徴とする。
本発明に係るガラスびん成形用金型では、前記エンボス成形部が、エア抜き穴を有していないか又は直径0.5mm以下であるエア抜き穴を有していることが好ましい。エア抜き穴の孔径が大きいと、ガラスびんのエンボス部表面にエア抜き穴に起因する起伏痕跡が発生し、特に、起状痕跡の頂上部において目標とするコーティング膜厚を確保することが難しかったところ、起状痕跡の発生を抑制することができるので、エンボス部表面を被覆する樹脂コーティングの耐久性が向上する。
本発明に係るガラスびん成形用金型では、前記直径0.5mm以下のエア抜き穴が、前記エンボス成形部の端部に設けられていることが好ましい。びんの成形時にガラス素地が流れやすくなり、所定以上のエンボス成形部の深さを設定せずとも、所望の形状のエンボスを得ることができる。
本発明に係るガラスびん成形用金型では、前記直径0.5mm以下のエア抜き穴が、前記エンボス成形部の溝部1箇所につき0個又は1個設けられている形態を包含する。
本発明に係るガラスびん成形用金型では、前記エンボス成形部は、該エンボス成形部を縦断する凸条部を有することが好ましい。びんの成形時にガラス素地が流れやすくなり、所望の形状のエンボスを得ることができる。また、ガラスびんのエンボス部に、スリットを形成することができ、スリット部をコーティング液が流れることで、コーティング液がエンボス部に留まり、安定したコーティング膜厚を得ることができる。
本発明に係るリターナブルガラスびんは、本発明に係るガラスびん成形用金型によって成形されたエンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなることを特徴とする。
本発明では、エンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびんに関して、エンボス部においても安定した樹脂コーティングの膜厚を確保することができるエンボス形状をガラスびんに成形するための金型及び数十回の使用に耐えうるリターナブルガラスびんを提供することができる。
本実施形態の金型により成形されたガラスびんの一形態を示す正面図である。 エンボス成形部を通るように容器主軸方向を横断した面で切ったときの金型の破断面の一形態を示す概略図である。 金型におけるエンボス成形部の一形態を示す部分拡大断面図である。 金型の合わせ目に近いエンボス成形部の一形態を示す部分拡大水平断面図である。 金型におけるエンボス成形部の底部の一形態を示す図である。 エンボス成形部の中央部にエア抜き穴がある形態であり、(a)は金型、(b)は(a)の金型で成形したガラスびんのエンボス部である。 エンボス成形部の端部にエア抜き穴がある形態であり、(a)は金型、(b)は(a)の金型で成形したガラスびんのエンボス部である。 金型におけるエンボス成形部に凸条部を設けた底部の一形態を示す正面図である。 図8のA−A断面図である。 図8及び図9の金型で成形されたガラスびんにおけるエンボス部の断面図(A−Aを転写した部分)である。 (a)は実施例1Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面概略図、(c)は実施例2Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(d)は(c)の一部断面概略図である。 (a)は実施例3Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面概略図、(c)は実施例4Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(d)は(c)の一部断面概略図である。 (a)は実施例1Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図、(c)は実施例2Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(d)は(c)の一部断面外略図である。 (a)は実施例3Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図、(c)は実施例4Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(d)は(c)の一部断面外略図である。 (a)は実施例5Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図である。 (a)は比較例1Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図である。 (a)は比較例1Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図である。 (a)は参考例1Aの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図である。 (a)は参考例1Bの金型におけるエンボス成形部の底部、(b)は(a)の一部断面外略図である。
以下本発明について実施形態を示して詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
ガラスびんは、一般に次のとおりに製造される。ガラス溶解炉から1100〜1200℃の所定量の溶融ガラス塊(ゴブという)を切り出し、キャビティを有する粗型内に投入する。ゴブは粗型内でパリソンという中間形状に成形される。ここでパリソンの成形方法には大きく分類すると二通りある。プレスブロー成形と、ブローブロー成形である。プレスブロー成形は、下方からプランジャーと呼ばれる棒状の金型で突き上げてパリソンを成形する方法である。プランジャーと接する部分がパリソンの内表面となり、粗型のキャビティの内表面と接する部分がパリソンの外表面となる。一方、ブローブロー成形は、パリソンを高圧空気で膨らませる方法である。空気で押される部分がパリソンの内表面となり、粗型のキャビティの内表面と接する部分がパリソンの外表面となる。このようにして成形されたパリソンは、キャビティを有する仕上型内に移され、再加熱後、高圧空気で膨らませてびんの形に成形される。仕上型のキャビティの内表面と接する部分がガラスびんの外表面となる。なお、本実施形態では、ガラスびんの成形方法に限定されるものではない。
ガラスびんの外周に樹脂コーティングを施す方法として、例えば、次に示す方法がある。無端搬送コンベアに設けられたガラスびん把持具の先端に、ガラスびんの口部を嵌入した状態で、ガラスびんを無端搬送コンベアで搬送しながら、洗びん工程、乾燥工程を経る。その後、ガラスびんを、把持具で把持した状態で、樹脂コーティング液で満たされたディップ槽に底部を除いて浸漬し、自転しながら移動する(コーティング工程)。さらに無端搬送コンベアで搬送しながら、コーティング液をドライヤーで予備乾燥(予備乾燥工程)した後、乾燥炉で乾燥(乾燥工程)させてガラスびんの外周に樹脂コーティング膜を形成する。特に、ディップ槽から予備乾燥工程に移動する過程で、コーティング液の流れ落ちが発生し、コーティング膜厚が不足する原因となる。なお、本実施形態では、樹脂コーティングを施す方法に限定されるものではない。
本実施形態に係る金型は、仕上型でありその特徴について図を用いて説明する。
図1は、本実施形態の金型により成形されたガラスびんの一形態を示す正面図である。図2は、エンボス成形部を通るように容器主軸方向を横断した面で切ったときの金型の破断面の一形態を示す図である。図3は、金型におけるエンボス成形部の一形態を示す部分拡大断面図である。本実施形態に係るガラスびん成形用金型1は、エンボス部2(2a、2b)を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびん100を成形するための金型において、金型1の内表面11に、ガラスびん100にエンボス部2を転写するための窪みであるエンボス成形部21(21a、21b)を備え、エンボス成形部21(21a、21b)のエッジ角度θ(θ1、θ2)が35°以上40°以下であり、かつ、エンボス成形部21(21a、21b)の深さdが0.15mm以上0.25mm以下である。
エンボス部2(2a、2b)は、社名、ロゴ、マーク、デザインなどをガラスびん素地で表現するための凹凸模様である。この凹凸は、仕上型工程において、金型1のキャビティ10の内表面11に設けられた窪みであるエンボス成形部21(21a、21b)に、高温のパリソンが高圧空気で膨らんで押し当てられることで転写される。なお、図1の文字列からなるエンボス部2aは、エンボス成形部21aの転写によって形成され、図形からなるエンボス部2bは、エンボス成形部21bの転写によって形成される。
エンボス部2では、エンボス部2のない箇所と比較して、樹脂コーティング液の流れ落ちが発生し、十分なコーティング膜厚を確保することが困難である。リターナブルガラスびんにおいて、コーティング膜厚は、40μm以上100μm以下であることが好ましい。より好ましくは、60μm以上80μm以下である。40μm未満であると、数十回の使用での耐久性が得られず、コーティング膜が剥離するおそれがあり、100μmを超えると、多量のコーティング液が必要となり、不経済である。
ガラスびんの成形用金型1は、前述のコーティング膜厚を確保することができるエンボス部2の起伏形状をガラスびんに転写することができる形状を有している。すなわち、エンボス成形部21のエッジ角度θ(θ1、θ2)が35°以上であり、かつ、エンボス成形部21の深さd1が0.15mm以上0.25mm以下である。ここで、エッジ角度θ(θ1、θ2)とは、エンボス成形部21の窪み側面22、23と、エンボス成形部21の深さ方向(D方向)とのなす角度である。エッジ角度θが35°未満では、成形したガラスびんにおいて、コーティング液の流れ落ちが発生しやすくなり、最小膜厚を確保することができない。より好ましくは、エッジ角度の上限は、40°とする。エッジ角度θが40°を超えると、成形したガラスびんのエンボス部2の輪郭形状が不鮮明となる場合がある。他方、エンボス成形部21の深さd1が、0.15mm未満では、成形したガラスびんのエンボス部2の視認性に劣り、0.25mmを超えると、ガラス素地を金型1のエンボス成形部21の底まで確実に誘導しにくくなり、成形したガラスびんのエンボス部2の輪郭形状が不鮮明となる場合がある。さらに、成形したガラスびんにおいてコーティング液の流れ落ちが発生しやすくなり、最小膜厚を確保することができない。エンボス成形部21の深さd1のより好ましい範囲は、0.20〜0.25mmである。
従来のガラスびんにおけるエンボス部の起伏形状は、例えば、高さが約0.15mm以上0.40mm以下であり、エンボス部端部の勾配が約20°以上35°未満であった。本実施形態に係る金型1で成形した場合、ガラスびんに成形されるエンボス部2の起伏形状は、高さが約0.09mm以上0.2mm以下であり、エンボス部の端部の勾配が約35°以上65°以下であり、従来よりも、エンボス部の端部の勾配が小さくなり、かつ、エンボス部2の高さを低くすることができ、結果として、エンボス部においても安定したコーティング膜厚を得ることができる。
図4は、金型の合わせ目に近いエンボス成形部の一形態を示す部分拡大水平断面図である。エンボス成形部21が、合わせ目12に隣接している場合には、図4に示すように、合わせ目12に近い側のエンボス成形部21の深さd2を、金型1の合わせ目12と反対方向(R方向)のエンボス成形部21の深さd1より、浅くしていることが好ましい。金型1からガラスびんを抜くときに、金型1の合わせ目12付近に形成されたガラスびんのエンボス部2の凸部と金型1とが接触して、型抜きが難しいところ、窪みの深さを浅くすることでこの接触を防止することができる。こうすることで、型抜きを無理に行うことなく、ガラスびんの側面全周にわたってエンボス部2を付与することが可能となる。合わせ目12に近い側のエンボス成形部21の深さd2は、0.10mm以上0.20mm以下であることが好ましい。0.10mm未満では、視認性に劣る場合があり、0.20mmを超えると、型抜き時に金型と、ガラスとが接触するおそれがある。成形して得られるガラスびんのエンボス部2の高さを確保するために、図4(a)に示すように、エンボス成形部21の合わせ目12に近い側の底面端部から逃がし部の幅eだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部21の底部を浅くしていくことで、出来上がりのエンボス部2の角部を落とした形状とすることがより好ましい。ただし、例えば、エンボス成形部の水平方向の幅が狭い場合は、図4(b)に示すように、エンボス成形部21の合わせ目12に遠い側の底面端部から合わせ目12に近い側のエンボス成形部21の側面23に向かってエンボス成形部21の底部が徐々に浅くなるように傾斜を設けてもよい。
エンボス成形部21の深さd1は、エンボス部2の形状、金型の状態などの各種成形条件によって選択することができる。例えば、エンボス部2が視認しやすい形状である場合は、d1を0.10〜0.15mm(例えば、0.15mm)としたり、後述するエア抜き穴を設けた場合は、d1を0.10〜0.20mm(例えば、0.15mm)としたり、エア抜き穴を設けない場合は、d1を0.15〜0.25mm(例えば、0.20mm)としたりすることができる。
図5は、金型におけるエンボス成形部の底部の一形態を示す図である。エンボス成形部21には、エア抜き穴31が設けられている場合がある。エア抜き穴31から金型内の空気やガスを抜くことによって、ガラス素地を金型1のエンボス成形部21の底まで確実に誘導することができ、結果としてエンボス部2を安定して成形することが可能となる。図6は、エンボス成形部の中央部にエア抜き穴がある形態であり、(a)は金型のエンボス成形部、(b)は(a)の金型で成形したガラスびんのエンボス部である。図6(a)に示すとおり、エア抜き穴31にガラス素地が流れ込むために、図6(b)に示すとおり、小さな凸状の起状痕跡41が残るおそれがある。起伏痕跡41の頂上部では、コーティング液が流れ落ちやすいために、目標とするコーティング膜厚を確保することが極めて困難となる。
そこで、本実施形態に係るガラスびん成形用金型では、エンボス成形部21が、エア抜き穴を有していないか又は直径0.5mm以下であるエア抜き穴31を有していることが好ましい。エア抜き穴を有していない場合は、当然、起状痕跡は残らない。他方、エア抜き穴31の直径が0.5mm以下である場合は、ガラス素地が穴内へ流れ込みにくくなるために、起状痕跡41が小さく、高さも低くなる。エア抜き穴31の直径が、0.5mmを超えると、起状痕跡41が発生しやすくなるばかりでなく、金型の使用時間の経過とともに穴表面付近が磨耗して径が大きくなるため、起状痕跡41がさらに目立ってくる。エア抜き穴31を設けるとき、その直径の好ましい下限は、加工限界の直径であり、例えば、0.3mmである。
エア抜き穴31の個数は、エンボス部2の大きさや形状により異なるが、少ない方が好ましい。すなわち、本実施形態に係るガラスびん成形用金型1は、直径0.5mm以下のエア抜き穴31が、エンボス成形部21の溝部1箇所につき0個又は1個設けられている形態を包含する。ここで、エンボス成形部21の溝部1箇所とは、図5を用いて説明すると、N、I、I、R、Kのように独立した島又は半島部分を1箇所としてカウントする。
本実施形態に係るガラスびん成形用金型1では、前記直径0.5mm以下のエア抜き穴31が、エンボス成形部21の端部に設けられていることが好ましい。図7は、エンボス成形部の端部にエア抜き穴がある形態であり、(a)は金型のエンボス成形部、(b)は(a)の金型で成形したガラスびんのエンボス部である。前述のとおり、エア抜き穴31がエンボス成形部21の中央部にあると、エア抜き穴31にガラス素地が流れ込みやすいために、図6(b)のように、起状痕跡41が残るおそれがある。一方、図7(a)に示すとおり、エア抜き穴31がエンボス成形部21の端部にあると、エア抜き穴31にガラス素地が流れ込みにくいために、図7(b)に示すとおり、起状痕跡41が小さくなる。また、エア抜き穴31がエンボス成形部21の端部にあることで、ガラス素地がエンボス成形部21の端部まで確実に誘導されることとなり、エンボス部の高さのばらつきが少なくなる。結果として、コーティング膜を安定して形成することができる。
図8は、金型におけるエンボス成形部に凸条部を設けた底部の一形態を示す正面図である。図9は、図8のA−A断面図である。図10は、図8及び図9の金型で成形されたガラスびんにおけるエンボス部の断面図(A−Aを転写した部分)である。本実施形態に係るガラスびん成形用金型1では、エンボス成形部21は、エンボス成形部21を縦断する凸条部32を有することが好ましい。金型に凸条部32を設けることで、図10に示すとおり、ガラスびんのエンボス部2にスリット部42が設けられる。凸条部32により、びんの成形時にガラス素地が流れやすくなり、所定の形状のエンボス形状を得ることができる。また、スリット部42をコーティング液が流れることで、安定したコーティング膜厚を得ることができる。凸条部32の幅は、0.1mm以上0.3mm以下とすることが好ましく、凸条部32の高さは、0.1mm以上エンボス成形部の深さ以下であることが好ましい。凸条部32の幅が、0.1mm未満であると、加工が困難であり、さらに成形したガラスびんのエンボス部2において、スリット部42を設ける効果が発揮されない場合がある。0.3mmを超えると、成形したガラスびんのエンボス部2において、デザインの視認性に劣る場合がある。また、凸条部32の高さが、0.1mm未満では、成形したガラスびんのエンボス部2において、スリット部42を設ける効果が発揮されない場合がある。エンボス成形部21の深さdを超えると、ガラスびんの強度が低くなるおそれがある。なお、凸条部32の断面形状は、本実施形態では限定されない。例えば、図10のような矩形であってもよいし、角部を丸めた矩形であってもよい。
以下、実施例を示しながら本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定して解釈されない。
エンボスのデザインは、図形も、文字も任意としてよいが、実施例では、島嶼状図形及び文字列「NIIRK」でそれぞれ金型を作製し、その金型でガラスびんを成形して、樹脂コーティングを施し、コーティング膜の平均膜厚を測定した。また、トリップ試験で樹脂コーティング膜の耐久性を評価した。以下、実施例1A〜4A及び1B〜5B並びに比較例1A及び1B並びに参考例1A及び1Bについて図11〜図19を用いて説明する。なお、図11〜図19は、実施例1A〜4A及び1B〜5B並びに比較例1A及び1B並びに参考例1A及び1Bについて、それぞれ金型におけるエンボス成形部の底部と、その金型の一部断面概略図を示している。
(実施例1A)
(1)ガラスびんの成形
図11(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.25mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.15mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に7個とした。
(2)樹脂コーティング膜の形成
得られたガラスびんを、樹脂コーティング液(ウレタンコーティング液、MX−1300、テクノ月星社製 粘度21〜31mPa・s(25℃))で満たされたディップ槽に底部を除いて浸漬し、回転させながらコーティング液を塗付した。その後、熱風をあてて硬化させた。
(実施例2A)
図11(c)及び(d)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.20mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.10mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に7個とした。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例3A)
図12(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.25mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.15mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に3個とし、幅0.3mmの凸条部32を3本設けた。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例4A)
図12(c)及び(d)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.20mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.10mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に3個とし、幅0.3mmの凸条部32を3本設けた。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例1B)
図13(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.20mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.15mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に5個とした。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例2B)
図13(c)及び(d)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.15mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.10mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に5個とした。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例3B)
図14(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.20mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.15mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に5個とし、幅0.3mmの凸条部32を3本設けた。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例4B)
図14(c)及び(d)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.15mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.10mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に5個とし、幅0.3mmの凸条部32を3本設けた。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(実施例5B)
図15(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1及び合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.20mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1及び合わせ目側のエッジ角度θ2をともに、35°とした。エア抜き穴は、設けなかった。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
(比較例1A)
図16(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.35mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.20mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1を20°、合わせ目側のエッジ角度θ2を35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に7個とした。
(比較例1B)
図17(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.30mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.25mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1を20°とし、合わせ目側のエッジ角度θ2を35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の中央部に5個とした。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
以上の実施例1A〜4A及び実施例1B〜5B並びに比較例1A及び1Bのガラスびんについて、コーティング膜の平均膜厚測定と、トリップ試験の耐久評価を行った。
(1)コーティング膜の平均膜厚測定
コーティング膜の平均膜厚測定は、次のとおり行った。ガラスびんのエンボス部と、エンボス部以外のガラスびんの外表面の厚さを、それぞれマイクロメータ装置(MDC−25MJ、ミツトヨ社製)を用いて測定した。n値=4とし、4個の膜厚の平均値を平均膜厚とした。
(2)トリップ試験の耐久評価
トリップ試験は、次のとおり行った。4wt%水酸化ナトリウム水溶液を含むビール用洗びん機を使って、20トリップ(1トリップは市場流通1回分相当)後の目視による外観を目視観察してコーティング膜の剥離の有無を確認した。n値=5とし、5個中4個が実用範囲にあれば、合格とした。判定基準は、次のとおりである。
○:剥離なし(実用レベル)
△:軽微な剥離有り(実用下限)
×:完全剥離(実用不適)
評価結果を表1に示す。
Figure 0005390340
実施例1A〜4A及び1B〜5Bは、エンボス成形部のエッジ角度が35°以上であり、かつ、エンボス成形部の深さが0.15mm以上0.25mm以下であり、トリップ回数20回の耐久性が確認できた。特に、実施例2A及び4A並びに実施例2B及び4Bは、続けて40トリップまで試験を行っても、コーティング膜の剥離が見られなかった。これらは、エンボス成形部の深さが、0.2mm以下と浅かったことから、ガラスびんに転写されたエンボス部の高さが低くなり、エンボス部における安定したコーティング膜厚が得られたためと考えられる。
一方、比較例1Aは、エンボス成形部のエッジ角度が20°、エンボス成形部の深さが0.35mmであり、比較例1Bは、エンボス成形部のエッジ角度が20°、エンボス成形部の深さが0.30mmであったため、ガラスびんに転写されたエンボス部の高さが高くなり、エンボス部、特に、エア抜き穴の起伏痕跡におけるコーティング膜厚が不足し、20トリップの耐久性が得られなかった。
エア抜き穴をエンボス成形部の端部に設けることの効果を確認するために、参考例1A、1Bとして「図形」、「文字列」について試作した。なお、参考例では、評価がしやすいようにエンボス成形部の深さを0.3mmと深めで試作を行った。
(参考例1A)
図18(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.30mmとし、エンボス成形部の合わせ目に近い側の底部端部から逃がし部の幅を5mmだけ離れた位置を基点として徐々にエンボス成形部の底を浅くして、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.20mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1を20°、合わせ目側のエッジ角度θ2を35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の端部に6個とした。
(参考例1B)
図19(a)及び(b)のエンボス成形部を有する金型を用いて、ガラスびんを成形した。金型の合わせ目と反対側のエンボス成形部の深さd1を0.30mmとし、合わせ目側のエンボス成形部の深さd2を0.25mmとした。合わせ目と反対側のエッジ角度θ1を20°とし、合わせ目側のエッジ角度θ2を35°とした。エア抜き穴31は、直径φ0.5mmで、エンボス成形部の端部に5個とした。樹脂コーティング膜は、実施例1Aと同様に形成した。
Figure 0005390340
参考例1A及び1Bでは、エア抜き穴をエンボス成形部の端部に設けたことで、成形して得られたガラスびんのエンボス部において、エア抜き穴の起伏痕跡が小さくなった。また、エンボス部の高さのばらつきが少なくなり、その結果として、コーティング膜厚を安定して得ることができた。以上より、実施例1A〜4A及び実施例1B〜5Bについても、エア抜き穴をエンボス成形部の端部に設けることで、同様の効果が得られると考えられる。
1 金型
2(2a、2b) エンボス部
10 キャビティ
11 金型の内表面
12 合わせ目
21(21a、21b) エンボス成形部
22、23 エンボス成形部の窪み側面
31 エア抜き穴
32 凸条部
41 起伏痕跡
42 スリット部
100 リターナブルガラスびん
D エンボス成形部の深さ方向
R 金型の合わせ目と反対方向
θ(θ1、θ2) エッジ角度
θ1 合わせ目と反対側のエッジ角度
θ2 合わせ目側のエッジ角度
d(d1、d2) エンボス成形部の深さ
d1 金型の合わせ目と反対方向のエンボス成形部の深さ
d2 合わせ目に近い側のエンボス成形部の深さ
e 逃がし部の幅

Claims (6)

  1. エンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなるリターナブルガラスびんを成形するための金型において、
    前記金型の内表面に、前記ガラスびんにエンボス部を転写するための窪みであるエンボス成形部を備え、
    前記エンボス成形部のエッジ角度が35°以上40°以下であり、
    かつ、エンボス成形部の深さが0.15mm以上0.25mm以下であることを特徴とするガラスびん成形用金型。
  2. 前記エンボス成形部が、エア抜き穴を有していないか又は直径0.5mm以下であるエア抜き穴を有していることを特徴とする請求項1に記載のガラスびん成形用金型。
  3. 前記直径0.5mm以下のエア抜き穴が、前記エンボス成形部の端部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のガラスびん成形用金型。
  4. 前記直径0.5mm以下のエア抜き穴が、前記エンボス成形部の溝部1箇所につき0個又は1個設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のガラスびん成形用金型。
  5. 前記エンボス成形部は、該エンボス成形部を縦断する凸条部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のガラスびん成形用金型。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のガラスびん成形用金型によって成形されたエンボス部を有するガラスびんの外周に樹脂コーティングが施されてなることを特徴とするリターナブルガラスびん。
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