JP5088880B2 - ガラスびん - Google Patents

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Description

本発明は、びん底の外周縁に沿って複数個の突条(ナーリング)が周方向に施されているガラスびんに関する。
ガラスびんのびん底は、成形過程においては底型からの離型時に機械的衝撃を受けたり、成形後においては接地面の急冷等の熱的衝撃を受けたりして底びりが発生しやすい。また、ガラスびんの破損はびん底接地面の接触傷が原因となることが多い。したがって、このような底びりの発生や接触傷の発生を防止するため、びん底には一般に「ナーリング」と称する多数の突条を施すことが知られている。これまで、様々な形状の突条からなるナーリングが存在している。
近年、ナーリングがまったくないガラスびんと比較すると底びりや割れ等は少なくなってはいるが、ナーリングを施したことにより突条の形状に起因した底びりがまれに発生することがあることから、突条の高さと、突条とびん底面との間の円曲面部の曲率半径との比を1.5〜2.0としたガラスびんも提案されている(特許文献1)。
特開2006−264715号公報 実開昭64−9112号公報
従来のナーリングは、上記のような底びり防止や接触傷の発生防止という課題を解決することに重点を置いて設計されてきた。その結果、びん底の強度増加やびんの安定性をも兼ね備えた突条の形状として、びん底面が直接接地することがないようにびん底面に対して有る程度高さがある鮮明な凸形状で、なおかつ、突条の水平断面積が比較的大きく、多数の突条をびん底の外周縁に沿ってほぼ間隙無く配置したものが一般的である。
また、上記の特許文献1に記載のガラスびんであっても、突条とびん底面とのつなぎは比較的滑らかな曲面とはなるが、隣り合う突条間の距離が大きくなると突条数の減少によりびん底の強度低下を招くという理由で、従来のナーリングと同様に多数の突条がほぼ間隙無く配置され、各突条の高さの点でも、水平断面積が大きい点でも従来と変わりがない(特許文献1参照)。
このように従来のナーリングでは、びん底面を占めるナーリングの面積が大きく、突条の形状が鮮明であるために、検査機におけるガラスびん底部の検査においてナーリングによる影がでて検査のじゃまになることが多く、目視による検査においても視認性が悪いという問題があった。
また、突条の凸形状が極端で突条間の間隔が狭いので、樹脂コーティングなどを施す時に液の付き漏れや液溜まりが多いという問題もあった。
さらに、フィギュアやぬいぐるみなどを瓶詰めした商品に使用されるびんの場合には、コレクターは購入後の商品を開口部のキャップを下にしてびんのまま倒立させて並べることが考えられ、その場合にはびん底のナーリングはなるべく目立たない方が良い。
本発明は、ナーリング本来の底びりや接触傷防止という機能を損なうことなく、かつ、びんの載置安定性も保ちながら、突条の数をできるだけ少なく、また、突条の凸形状をなるべくなだらかにして、ナーリングを目立たない形状にすることを課題とする。
本発明は、びん底の外周縁に沿って複数個の突条が周方向に施されているガラスびんにおいて、前記突条の最下点を通る周方向断面における突条の周期(P)が3.0〜13.0mmとなるように形成したガラスびんであって、
最下点を通る周方向断面における前記突条の曲率半径(R 1 )が
(P 2 +4・H 2 )・m/16・H m=0.5〜1.5
となるように形成したことを特徴とするガラスびんである。
従来のナーリングにおける突条の周期(ピッチ)は通常1.4〜2.1mmのものがほとんどである。すなわち、突条が1インチに12〜18山になるように形成するのが一般的である。これは、ローレットを転がすことによって突条を加工した時の名残りからくるものだと思われるが、NC(Numerical Control)工作機によりナーリングを加工するようになった現在でもナーリングの機能を発揮させるためには必要と考えられているためである。また、従来は突条のピッチが大きくなると、突条数の減少によりびん底の強度低下を招くとも考えられていた(特許文献1参照)。
本発明では、これを3.0〜13.0mmとし従来のものに比べて突条のピッチがかなり広くなっている。すなわち、突条が1インチに2〜8山になるように形成するものとした。突条の周期(ピッチ)を3.0〜13.0mmとしたのは、3.0mm以下だとナーリングを目立たなくすることは難しく、13.0mm以上だとびんの載置安定性を保つのが難しいからである。なお、突条の周期(ピッチ)とは、突条の最下点を通る周方向断面形状において隣り合う突条間の各最下点を結んだ直線距離をいう。また、このように従来よりも突条のピッチを大きくし、突条数を少なくしても、ナーリングの機能は損なわれず、びん底の強度が低下するということはない。
また本発明は、前記突条の高さ(H)が0.05〜0.5mmとなるように形成した請求項1に記載のガラスびんである。
突条の高さを0.05〜0.5mmとしたのは、0.05mm以下だとびん底面との差が小さすぎて、びん底接地面への接触傷を防止するというナーリングとしての機能を発揮することが難しく、0.5mm以上だと突条の凸形状が目立ちすぎるからである。なお、突条の高さとは突条の最下点を通る周方向断面の凹部の頂点から突条の最下点までの高さをいう(図5参照)。
また本発明は、前記突条の最下点を通る周方向断面形状において、その凹部の中央部が水平直線状となっており、当該中央部の両端部が各々凹曲面となっている請求項1または2に記載のガラスびんである。
また本発明は、前記突条の最下点を通る周方向断面形状において、その凹部の中央部が凹曲面となっており、当該凹曲面の曲率半径をR 2 とした場合に、前記R 1 とR 2 とが
1 =(P 2 +4・H 2 )・m/16・H m=0.5〜1.5
2 =(P 2 +4・H 2 )・n/16・H n=0.5〜(2−m)
となるように形成した請求項1または2に記載のガラスびんである。
このように突条の最下点を通る周方向断面形状において、その凹部の中央部の両端部またはその凹部の中央部が凹曲面となるように、なだらかにつながっていると力が集中しにくいためびりになりにくくなる。したがって、突条の形状に起因する新たな底びりの発生を防止することができる。
なお、本発明において凸凹とはガラスが突出している形状を凸、ガラスがへこんでいる形状を凹と表現する。本発明のガラスびんにおいて、その凹部の形状はすなわち、
(1)凹部の中央部が水平直線状で、当該中央部の両端部が凹曲面となっており、突条(凸部)とR同士でつながっている形状、
(2)凹部の中央部が水平直線状で、当該中央部の両端部が凹曲面となっており、突条(凸部)との間に直線(以下、この直線を「つなぎ直線」という)が入る形状、
(3)凹部の中央部が凹曲面で、突条(凸部)とR同士でつながっている形状、
(4)凹部の中央部が凹曲面で、突条(凸部)との間につなぎ直線がはいる形状、
が含まれる。
また、凹部の中央部が凹曲面となっている範囲は、例えば0.25・P〜0.75・P程度にすることができる。
上記(P2+4・H2)/16・Hとは、凹部の中央部が凹曲面となっていて、且つR1とR2の間につなぎ直線が入らず、R1とR2が同じRでつながる場合のR値である。R1をこれの0.5〜1.5としたのは、0.5以下だと凸形状がはっきりと目立ちすぎ、また載置安定性に欠け、1.5以上だとナーリングの機能を発揮しづらいからである。
凹部の中央部が凹曲面となっていて、且つR1とR2の間につなぎ直線が入らず、R1とR2とがR同士でつながる場合にはR1の値によりR2の値が決まる。すなわち、上記段落0018の(3)の場合である。この場合には、例えばR1=(P2+4・H2)・(m=0.5)/16・Hの場合には、R2=(P2+4・H2)・(n=2−0.5)/16・Hとなる。また、凹部の中央部が水平直線状の場合や、R1とR2との間につなぎ直線が入る場合には、R1の値によりR2の範囲が決まる。すなわち、上記段落0018の(1)・(2)および(4)の場合である。この場合には、例えば上記のR1の例でいえば、R2=(P2+4・H2)・n/16・H n=0.5〜1.5の範囲となる。
また本発明は、最下点を通る半径方向断面における前記突条頂部の曲率半径(R3)が3.0mm以下となるように形成した請求項1〜4のいずれかに記載のガラスびんである。
3を3.0mm以下としたのは、突条の体積が小さくなるため、成形時においては、突条部分を高温に保つことができ離型の際に離れやすく底びりが出にくいからである。さらに、コンベア移動時においては、コンベアとの接触面積が小さくなるので突条部分が冷えにくく底びりが発生しにくいからである(段落0034・0035参照)。すなわち、通常R3が3.0mmを超えている従来のナーリングより、突条の形状に起因する底びりの発生を抑えることができる。
本発明によれば、底びりや接触傷防止というナーリングの機能及びびんの安定性を損なうことなく、ナーリングを目立たない形状とすることができる。したがって、検査機における底部の検査でじゃまになる影がでにくく、検査範囲が広くなることにより欠点が多い底接地部の検査がしやすい。また、突条の凸形状がなだらかで突条間の間隔が広いため、コーティング時の液の付き漏れや液溜まりが少なくなる。さらに、凸形状がなだらかで高さが低い分、無理な力がかかりにくく突条の形状に起因する新たな底びりを発生しにくい。加えて、従来のナーリングのように凸形状が鮮明なものはナーリングが出にくいため、底型に油を頻繁に塗る必要があったが、本発明では凸形状がなだらかなためその必要が無く、この油かすによるナーリングの出不良も少なくなる。なお、ナーリングが目立たないので、鑑賞用商品を内容物とする包装用びんとしても最適である。
図1〜3は従来例のガラスびんの説明図である。図1中のY−Y線は接地点(最下点)を通る半径方向に沿う線で、X−X線は接地点(最下点)を通る円周方向に沿う線である。この従来例のナーリングは広く一般に使用されているもので、突条3はタービン形といわれる形状である。これらの図に示すように、従来のナーリングは突条3のピッチが小さく、びん底面を占めるナーリングの面積が大きい上に、突条の凸形状が極端である。
図4〜6は本発明の実施例1のガラスびんの説明図である。図4は実施例1のガラスびんの略底面図、図5は接地点(最下点)を通る円周方向のX−X線断面の底線、図6は接地点(最下点)を通る半径方向のY−Y線断面の底線である。複数の突条3からなるナーリング4はびん底2の外周縁に沿って円周方向に施されている。図4にあるように、実施例1の突条3は菱形をしているが、略円形、楕円形または略四角形等でも良い。図5にあるように実施例1の突条3は、凹部の中央部すなわちびん底2が凹曲面5となっている。R1とは最下点を通る周方向断面における突条3の曲率半径を、R2とは凹曲面5の曲率半径を、Pとは隣り合う突条3と突条3とのピッチを、Hとは突条3の高さを、R3とは突条3の頂部の曲率半径を表している。実施例1の突条3はR1とR2との間につなぎ直線が入らず、同じR値、すなわちR1=R2=(P2+4・H2)・(m=n=1)/16・Hでつながっている。図5および図6に表れているように、図2および図3の従来の突条3に比べて、実施例1の突条3はピッチが大きく、凸形状はなだらかである。
図7は実施例2のガラスびんの説明図である。図7(a)および(b)はそれぞれ図5および図6と同様にX−X線断面の底線、Y−Y線断面の底線である。実施例2の突条3は実施例1と同様に凹部の中央部すなわちびん底2が凹曲面5となっている。ピッチPは4.32mm、高さHは0.2mm、突条3の曲率半径R1と凹曲面5の曲率半径R2とはR同士で繋がっており(R1とR2との間につなぎ直線が入っていない)、R1=8mm:(P2+4・H2)・(m=1.36)/16・Hで、R2=3.76mm:(P2+4・H2)・(n=2−1.36)/16・H、R3=0.5mmとなるように形成されている。図7に表れているように、実施例2の突条3は特にピッチが大きく、凸形状がかなりなだらかな形状となっている。
図8は実施例3のガラスびんの説明図である。図8(a)および(b)はそれぞれ図5および図6と同様にX−X線断面の底線、Y−Y線断面の底線である。実施例3の突条3は実施例1と同様に凹部の中央部すなわちびん底2が凹曲面5となっている。ピッチPは3.2mm、高さHは0.5mm、突条3の曲率半径R1と凹曲面5の曲率半径R2とはR1とR2との間につなぎ直線が入っており、R1=1mm:(P2+4・H2)・(m=0.71)/16・Hで、R2=1.4mm:(P2+4・H2)・n/16・H n=0.5〜1.29の範囲内、R3=0.3mmとなるように形成されている。図8に表れているように、実施例3の突条は従来例に比べてピッチが大きく、凸形状がなだらかな形状となっている。
図9は実施例4のガラスびんの説明図で図5と同様にX−X線断面の底線である。Y−Y線断面の底線は図8(b)と同じであるので省略する。実施例4の突条3は凹部の中央部すなわちびん底2が水平直線状で、当該びん底2の両端部が凹曲面5となっている。ピッチPは3.2mm、高さHは0.5mm、突条3の曲率半径R1と凹曲面5の曲率半径R2とはR同士で繋がっており(R1とR2との間につなぎ直線が入っていない)、R1=1mm:(P2+4・H2)・(m=0.71)/16・Hで、R2=1mm:(P2+4・H2)・n/16・H、 n=0.5〜1.29の範囲内、R3=0.3mmとなるように形成されている。図9に表れているように、実施例4の突条は従来例に比べてピッチが大きく、突条間の間隔も広く、凸形状がなだらかな形状となっている。
図10は実施例5のガラスびんの説明図で図5と同様にX−X線断面の底線である。Y−Y線断面の底線は図8(b)と同じであるので省略する。実施例5の突条3は凹部の中央部すなわちびん底2が水平直線状で、当該びん底2の両端部が凹曲面5となっている。ピッチPは3.2mm、高さHは0.5mm、突条3の曲率半径R1と凹曲面5の曲率半径R2とはR1とR2との間につなぎ直線が入っており、R1=0.8mm:(P2+4・H2)・(m=0.57)/16・Hで、R2=1.2mm:(P2+4・H2)・n/16・H n=0.5〜1.43の範囲内、R3=0.3mmとなるように形成されている。図10に表れているように、実施例5の突条は従来例に比べてピッチが大きく、突条間の間隔も広く、凸形状がなだらかな形状となっている。
また、図11は従来のガラスびん底部の検査機を通した画像で、図12は実施例のガラスびん底部の検査機を通した画像である。従来のガラスびんとして上記従来例とは異なり、ナーリングの突条がタービン形で一定方向に傾いて配置されているものを使用した。また、実施例のガラスびんとして上記実施例2のガラスびんを使用した。これらの画像に表れているように、従来のナーリングははっきりと影が出て視認性が悪いのにたいして、実施例のナーリングはほとんど影が出ておらず、視認性がかなり良いのがわかる。
また、ナーリングの形状とびり発生との関係を調べるため、本発明の実施例と比較例を用いて成形時の温度解析を行った。実施例には上記実施例2のナーリング形状を使用し、比較例には突条がタービン形で、突条の高さ0.3mm、突条のピッチが1.588mm(16山/インチ)のナーリング形状を使用した。図13(a)は実施例のナーリング形状の説明図、(b)は比較例のナーリング形状の説明図である。成形過程において仕上型を開く時の突条3の接地点(最下点)の最低温度およびびん底2(凹曲面5)の温度を測定した。その結果、実施例の最下点の最低温度は724℃、びん底2(凹曲面5)の温度は738℃、比較例の最下点の最低温度は712℃、びん底2(凹曲面5)の温度は737℃であった。図14(a)は実施例の温度計算結果を表した説明図で、(b)は比較例の温度計算結果を表した説明図である。実施例の方が比較例に比べて突条3の表面積が小さいため、突条3の最下点の最低温度が高い、すなわちガラスの内部と外表面との温度差が小さくなることがわかった。これにより、本発明の実施例は従来のナーリングに比較して、その突条の形状が仕上型を開く時に発生するびりを防止するのに有利であることが明らかになった。
さらに詳細にナーリングの形状と底びり発生との関係を調べるため、本発明の実施例と比較例を用いてマシンコンベア移動時の熱応力解析を行った。使用した実施例および比較例は上記と同じものである(図13(a)および(b))。コンベアとの接触条件は同一とし、突条3の接地点(最下点)の最大応力を測定した。その結果、実施例の最大応力は29.93MPa、比較例の最大応力は30.94MPaであった。図15(a)は実施例の熱応力計算結果を表した説明図で、(b)は比較例の熱応力計算結果を表した説明図である。実施例の方が比較例に比べて、突条の凸形状がなだらかな分、熱応力が若干小さくなることがわかった。これにより、本発明の実施例は従来のナーリングと比較して、底びり発生度は同程度がやや低くなることが明らかになった。
これらにより、本発明の実施例は従来のナーリングと同様に底びりの発生を防止するというナーリング本来の機能をも発揮しつつ、ナーリング形状を目立たなくするものである。
従来例のガラスびんの略底面図である。 図1のY−Y線断面図である。 図1のX−X線断面の底線である。 本発明の実施例1のガラスびんの略底面図である。 図4のX−X線断面の底線である。 図4のY−Y線断面の底線である。 (a)は本発明の実施例2のガラスびんのX−X線断面の底線で、(b)は本発明の実施例2のガラスびんのY−Y線断面の底線である。 (a)は本発明の実施例3のガラスびんのX−X線断面の底線で、(b)は本発明の実施例3のガラスびんのY−Y線断面の底線である。 本発明の実施例4のガラスびんのX−X線断面の底線である。 本発明の実施例5のガラスびんのX−X線断面の底線である。 従来のガラスびん底部の検査機を通した画像である。 本発明の実施例のガラスびん底部の検査機を通した画像である。 (a)は温度解析および熱応力解析に使用した本発明の実施例のナーリング形状の説明図で、(b)は温度解析および熱応力解析に使用した比較例のナーリング形状の説明図である。 (a)は本発明の実施例の温度計算結果を表した説明図で、(b)は比較例の温度計算結果を表した説明図である。 (a)は本発明の実施例の熱応力計算結果を表した説明図で、(b)は比較例の熱応力計算結果を表した説明図である。
符号の説明
1 ガラスびん
2 びん底
3 突条
4 ナーリング
5 凹曲面

Claims (5)

  1. びん底の外周縁に沿って複数個の突条が周方向に施されているガラスびんにおいて、前記突条の最下点を通る周方向断面における突条の周期(P)が3.0〜13.0mmとなるように形成したガラスびんであって、
    最下点を通る周方向断面における前記突条の曲率半径(R 1 )が
    (P 2 +4・H 2 )・m/16・H m=0.5〜1.5
    となるように形成したことを特徴とするガラスびん。
  2. 前記突条の高さ(H)が0.05〜0.5mmとなるように形成した請求項1に記載のガラスびん。
  3. 前記突条の最下点を通る周方向断面形状において、その凹部の中央部が水平直線状となっており、当該中央部の両端部が各々凹曲面となっている請求項1または2に記載のガラスびん。
  4. 前記突条の最下点を通る周方向断面形状において、その凹部の中央部が凹曲面となっており、当該凹曲面の曲率半径をR 2 とした場合に、前記R 1 とR 2 とが
    1 =(P 2 +4・H 2 )・m/16・H m=0.5〜1.5
    2 =(P 2 +4・H 2 )・n/16・H n=0.5〜(2−m)
    となるように形成した請求項1または2に記載のガラスびん。
  5. 最下点を通る半径方向断面における前記突条頂部の曲率半径(R3)が3.0mm以下となるように形成した請求項1〜4のいずれかに記載のガラスびん。
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