JP5389357B2 - 位相シフトした周期波形を使用する時間測定 - Google Patents

位相シフトした周期波形を使用する時間測定 Download PDF

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Description

本発明は、概括的には時間測定に関し、より詳細には、時間測定回路及び自動試験装置と共に使用するための方法に関する。
自動試験装置(ATE)は一般に、半導体コンポーネント及び電子アセンブリを試験するのに使用される。ATEは、電子部品の製造業者が、製造プロセスの初期に製品を試験することを可能にすることによって、電子部品の製造業者にとってのコストを低減させる。初期の試験によって不良ユニットを特定し、かなりの追加コストを被る前に廃棄することが可能になる。さらに、ATEによって、製造業者が、試験された性能レベルに従って種々のユニットを等級付けすることが可能になる。そのため、よりよく動作するユニットを、一般により高い価格で販売することができる。
ATEは、その診断精度のために、正確な時間測定に大きく頼っている。ATEシステムでは、時間は一般に「イベント(EVENT)」間で測定される。イベントは一般に、信号遷移に相当する。たとえば、イベントは、ローからハイへ移るデジタル信号、又は、比較器への入力において所定の閾値を交差するアナログ信号であることができる。その発生源に関わらず、イベントは一般に、信号エッジに変換され、信号エッジは次に、時間測定回路をトリガーするのに使用することができる。
自動試験装置においてイベントのタイミングを測定するのに、いくつかの技法が使用されてきた。1つの技法は、高速クロック及びデジタルカウンタの使用を含む。一般にSTART(開始)イベントと呼ばれる最初のイベントによって、クロックが、1回/クロックサイクルのレートでカウンタをインクリメントし始める。一般にSTOP(停止)イベントと呼ばれる2番目のイベントによって、クロックはインクリメントを停止する。この技法によって、STARTとSTOPとの間の時間間隔は、カウンタが保持するカウント数にクロック周期を掛けた値として計算される。この技法は、クロック周期に比べて比較的長い間隔を測定することについては良好に作動するが、その分解能はクロック周期に制限される。
分解能を大幅に改善する別の時間測定技法が開発された。先の技法と同様に、デジタルカウンタがインクリメントされて、STARTとSTOPとの間のクロックサイクルの精度の粗いカウントが生成される。しかし、STARTイベントとクロックとの間、また、STOPイベントとクロックとの間の時間もまた、線形補間を使用して測定される。その後、精度の粗いカウントは、これらの先端(leading)の間隔と後端(trailing)の間隔で測定される時間を反映するように調整される。
線形補間は一般に、先端間隔及び後端間隔を測定するように構成されたアナログランプ(ramp)回路で達成される。この技法によれば、イベント(たとえば、START又はSTOP)の発生時に、電流源がコンデンサに切り換えられる。イベントに応答して、コンデンサの両端の電圧が、ベースライン値から上限に向かって線形に充電される。その後のクロックエッジにおいて、サンプリング回路(サンプル−ホールド機能付きアナログ−デジタル変換器等)が、コンデンサ電圧をサンプリングする。サンプルが取得されると、コンデンサが放電する。ランプの特性が線形であるため、サンプリングされた電圧は、イベントとクロックエッジとの間の時間に正比例し、線形補間によって時間に変換することができる。
ランプ技法は、分解能を大幅に改善する。分解能は、クロック周期によって制限されるのではなく、クロック周期を、サンプリング回路がランプの測定に適用するビット数で割った値によって制限される。
分解能は大幅に改善されるが、本発明者等は、ランプ技法はいくつかの欠点を伴うことを認識した。たとえば、ランプ技法は複雑なアナログ回路を使用し、複雑なアナログ回路は一般に、専門技術者による注意深い設計を必要とする。新しい製品を開発するため等で、設計仕様が変更されると、費用のかかる再設計が必要とされることが多い。おそらく最も重要なことには、ランプを正確なベースライン値に回復させるのに、比較的長い遅延(しばしば、10クロック周期)が一般に必要とされる。この遅延は、ランプの再トリガー時間を制限し、したがって、連続測定を行うことができるレートを制限する。自動試験装置において、測定レートは重要な性能指数である。より高速に測定を終了することができるシステムは、試験時間を短縮し、したがって、電子部品を試験することに伴う全体のコストを削減することができる。
近年、試験信号のタイミングジッタを測定するATEの能力に非常に重点が置かれている。知られているように、「タイミングジッタ」は、信号エッジのタイミングロケーションの変動を指す。ジッタは、ランダム成分及び周期的成分を含み得る。ジッタは、一般に、信号エッジを多数回反復させ、そのロケーションを繰り返し測定することによって確認される。そのため、自動試験システムは、ジッタの尺度を提供するために、エッジロケーションの統計的変動を計算する。
ジッタ測定は、自動試験装置のより重要な機能になっているため、時間測定を行うことができるレートがより重要になる。したがって、自動試験システムが、高速で再トリガーすることができる高分解能時間測定回路を含むことが望ましいであろう。ランプ技法の他の欠点の一部を回避することも望ましいであろう。
本発明は、添付図面を参照する以下の説明によってよりよく理解されるであろう。
自動試験装置用の時間測定回路は、同じ周波数を有するが、異なる位相を有する少なくとも2つの成分から成る多相基準信号を使用する。1つ又は複数のカウンタが設けられて、多相基準信号又はその成分(複数可)のサイクルがカウントされる。
1つの変形形態によれば、第1のカウンタは多相基準信号の第1の成分を受信し、第2のカウンタは第2の成分を受信する。各カウンタは、それぞれの成分のサイクルをカウントする。成分が異なる位相を有するため、第1のカウンタと第2のカウンタの内容は一般に、一方が他方に対して遅延していることを除いて同じである。測定すべきイベントが発生すると、両方のカウンタの内容は、それぞれのメモリ素子(たとえば、レジスタ)によってラッチされる。
別の変形形態によれば、多相基準信号の成分のうちの1つを受信する1つのカウンタが設けられる。カウンタは、2つの異なるメモリ素子(たとえば、レジスタ)のデータ入力に結合される。レジスタは、(データ、クロック、又は両方を遅延させることによって)レジスタのうちの一方が他方に対して遅延するように構成される。イベントが発生すると、レジスタはそれぞれの入力データをラッチする。レジスタ間に遅延があるため、レジスタは、複数の異なる瞬間に対応するカウンタの値を保持する。
両方の変形形態について、実質的にイベントが発生した瞬間に、多相基準信号の成分をサンプリングするサンプリング回路が設けられる。変換回路(translating circuit)は、そのイベントについてのサンプルを位相値に変換する。イベントは、レジスタを非同期に効果的にクロック駆動する(clock)ため、レジスタのうちの1つの内容は、そのレジスタに対するデータ及びクロックがほぼ同時に変化する場合、安定でない場合がある。しかし、変換回路からの位相値は、成分を基準にしてイベントが発生した時を特定し、したがって、レジスタのうちのいずれのレジスタが、他のレジスタに比べて安定した内容を含む可能性が高いかを推論するのに使用することができることを、本発明者等は認識した。位相値を適用して、選択器(セレクタ)は、より安定したレジスタの内容を選択して、精度の粗いカウントが生成される。コンバイナは、選択された精度の粗いカウントを位相値と組み合わせて、イベントの正確な時間測定値を生成する。
この技法はランプ回路を必要としないため、関連する再トリガー遅延がなくなり、測定レートが改善される。他の利点もまた得られる。
好ましい実施形態では、複数のタイムスタンプ付与ユニットを有する時間測定機器が、自動試験装置のために構築される。これらのユニットは、被試験ユニットからのイベントについての同時並列時間測定を可能にし、高速ジッタ測定に特に好適である。
図1は、時間測定回路100の例示的な実施形態を示す。時間測定回路100は、N個の時間測定ユニット、たとえば、タイムスタンピング(スタンプ付与)ユニット110a〜110n、基準回路112、及びプロセッサ114を備える。好ましい実施形態では、Nは、2の累乗(すなわち、4,8,16,32等)である。これは要求されないことであるが、Nは、任意の正の整数にすることができる。タイムスタンプ付与ユニット110a〜110nは、それぞれ、測定されるイベントを伝達する(知らせる)入力信号を受信するために、それぞれの入力(すなわち、イベント1〜N)に結合する。
基準回路112は、タイムスタンプ付与ユニットに、基準信号及び他の共通信号を提供する。基準回路112は、好ましくは、タイムスタンプ付与ユニット110a〜110nを選択的に作動及び停止させるARM入力を受信する。
タイムスタンプ付与ユニット110a〜110nのそれぞれは、プロセッサ114に結合される。プロセッサは、時間間隔、周波数、立上がり時間、立下り時間等の従来の時間測定値を生成するために、異なる値(すなわち、「タイムスタンプ」)を比較するようにプログラムされることが好ましい。プロセッサ114はまた、好ましくは、タイムスタンプ又はタイムスタンプのグループの統計的特性を解析するようにプログラムされ、それは、入力信号のタイミングジッタを計算するときに有用である。
図2は、基準回路112の例示的な一実施形態を示す。基準回路は、周期的信号を発生する発振器210を備える。好ましい実施形態では、この周期的信号は、非常に安定した正弦波(sinusoid)である。周期的信号は多相発生回路212に送られる。これに応答して、多相発生回路212は多相基準信号を生成する。この信号は、好ましくは2つの成分、すなわち「PHASE1」と「PHASE2」から成る。別法では、異なる位相の追加の成分を生成することができる。
多相基準信号の成分は、互いに同じ周波数を有するが、異なる位相を有する。好ましくは、その周波数は、発振器210からの周期的信号の周波数と同じである。PHASE1とPHASE2との間の位相差は、好ましくは90度である。しかし、位相差が既知であるか、又は較正によって決定することができる限り、厳密な位相差は、90度からかなり変化し得る。
多相発生回路212は複雑である必要はない。好ましくは、多相発生回路212は、一方の出力が他方に対して遅延する信号スプリッタ(「T」スプリッタ又はパワースプリッタ等)として実施される。多相発生回路212は、厳密な直交関係を持つ出力信号対を生成するためのヒルベルト(Hilbert)フィルタとしても実施することができる。多相発生回路212の唯一の要件は、多相発生回路212が、同一周波数で、異なる位相を有する少なくとも2つの信号を生成することである。位相差は、所定期間及び所定温度にわたって非常に安定していることが好ましい。
好ましくは、ANDゲート214及び216は、PHASE1及びPHASE2をゲート制御された2値信号、すなわち、PHASE1G及びPHASE2Gに変換する。これらのゲート制御信号は、ARMが真であるときのみイネーブルされる。
好ましい実施形態では、PHASE1G及びPHASE2Gは、それぞれのカウンタ、すなわち、第1のカウンタ220及び第2のカウンタ222をクロック駆動するのに使用される。その結果、ARMが真であるときはいつでも、第1のカウンタ220は、PHASE1のサイクル毎にインクリメントし、第2のカウンタ222は、PHASE2のサイクル毎にインクリメントする。
カウンタは、それぞれのカウント、すなわち「PHASE1 COUNT」及び「PHASE2 COUNT」を生成する。カウンタ220及び222への入力は、本質的に、互いの位相シフトしたバージョンであるため、これらのカウンタの出力は、一般に、一方が他方に対して遅延していることを除いて同じである。
カウンタ220及び222は、好ましくは、ARMが偽であるときはいつでもリセットするように構成される。この構成は、第1のカウンタ220及び第2のカウンタ222の内容が、常に互いに追従することを確実にする。ARMが真になると、カウンタは好ましくは、リセット状態から出る。論理ゲート224及び226は、カウンタのリセット経路において短い遅延を提供する。この遅延は、ARMが真になった後、短時間の間リセットされたままになることを確実にし、カウンタが誤って(すなわち、それぞれのゲート制御された位相成分もまた真であるときに、ARMの立ち上がりエッジにおいて)インクリメントすることを防止する。
好ましい実施形態では、バッファ218が、タイムスタンプ付与ユニット110a〜110n内の同期式ハードウェアを制御するためのクロック信号(「CLOCK」)を提供する。バッファ218は、発振器210の出力を「四角に区切り(squaring off)」、下流回路に適合するデジタル論理レベルに対してCLOCKを再参照することによってCLOCKを作成する。別法として、CLOCKは、多相基準信号のうちの1つによって、バッファ218を駆動することによって生成することができる。
図3は、タイムスタンプ付与ユニット110の例示的な一実施形態を示す。図3のタイムスタンプ付与ユニット110は、図1に示すタイムスタンプ付与ユニット110a〜110nのいずれかのユニットに相当する。
例示的なタイムスタンプ付与ユニット100は、第1のADC(アナログ−デジタル変換器)310及び第2のADC312を備える。各ADCは、多相基準信号のそれぞれの成分を受信するアナログ入力を有する。第1のADC及び第2のADCは、それぞれ、到来イベント(「EVENT X」)を受信するための、タイムスタンプ付与ユニット100の入力に結合したサンプル入力(「SA」)を有することが好ましい。イベントの発生時に、各ADCはそれぞれの入力において成分をサンプリングする。好ましくは、第1のADC310及び第2のADC312はそれぞれ、内部サンプル−ホールド回路(図示せず)を含む。同様に、ADCは、好ましくは、パイプラインアーキテクチャを有し、CLOCKによってクロック駆動される。一体のサンプル−ホールド及びパイプラインアーキテクチャによって、ADC310及び312が、高いスループットを持った状態で高いレートの速度で動作することが可能になる。
変換器(トランスレータ:translator)314は、ADC310及び312の出力に結合される。変換器314は、ADCからのデジタル値の各対を対応する位相値にマッピングし、対応する位相値を、変換器314がその出力に提供する。この位相値は、イベントが発生したときの、多相基準信号に対する位相、又は等価的に、時間を特定する。
知られているように、ADCによって生成される値の各対と、イベントが発生する多相基準信号の位相との間に、1対1対応が存在する。種々のタイプの周期的波形(たとえば、正弦波、三角波、台形波等)を使用して位相値を決定する種々の方法が知られている。動作原理を示すために、正弦波が、1周期当たり正確に2回、任意所与の信号レベルを交差することを考える。そのため、1つの正弦波の1回の測定は、位相値を明白に特定しない。しかし、第1の正弦波に対して既知の量だけ位相シフトした第2の正弦波を提供し、イベントの発生時に、両方の正弦波を同時にサンプリングすることによって、位相の曖昧さを解決することができる。第1の正弦波によって示される2つの位相値の一方は、第2の正弦波によって示される2つの位相値の一方と同じであることになる。一致する値は正しい位相を表す。
継続して図3を参照すると、タイムスタンプ付与ユニット100はまた、第1のメモリ素子及び第2のメモリ素子(たとえば、第1のレジスタ316及び第2のレジスタ318)、選択器320、及びコンバイナ322を含む。第1のレジスタ316は第1のカウンタ220の出力に結合したデータ入力を有する。第2のレジスタ318は第2のカウンタ222の出力に結合したデータ入力を有する。両方のレジスタ316及び318は、到来するイベントによってクロック駆動される。
レジスタ及び選択器は、精度の粗いサイクルカウントの不確定性を解決するのに役立つ。不確定性は、レジスタ316及び318が、その入力データの変化によってそれぞれ非同期にクロック駆動されるために生じる。知られているように、非同期クロック駆動は、データ及びクロックが共にほぼ同時に変化するときに、デジタル回路内で予測できない挙動(たとえば、準安定性)を引き起こす可能性がある。この予測できない挙動は、ラッチされたデータが安定になる前の非常に長い整定時間、又はさらに誤ったデータを含む場合がある。予測可能にクロック駆動されるために、デジタル回路は一般に、クロックがアサートされる前の或る間隔の間、データが安定であることを必要とする。この間隔は一般に、「セットアップ時間」と呼ばれる。これらの回路はまた、一般に、クロックがアサートされた後の或る間隔の間、データが安定のままであることを必要とし、これは一般に「ホールド時間」と呼ばれる。
既に述べたように、第1のカウンタ220及び第2のカウンタ222の内容は、一般に同じであるが、種々の量だけ遅延している(すなわち、1周期の何分の1かだけ時間的にずれている)。同じイベントについて、両方のカウンタの安定性が決して疑わしくないことを確実にするために、この遅延差は一般に、レジスタのセットアップ時間及びホールド時間と、これらのレジスタ間でスキューを付加する場合がある任意の回路エラーとを加えた値と少なくとも同程度でなければならない。この条件が満たされることによって、レジスタ316及び318の一方に記憶されたデータは、イベントの発生後に安定であることが常に確かとなる。
簡単に図4を参照すると、タイムスタンプ付与ユニット110の種々の信号が同じ時間スケール上に示される。多相基準信号の2つの成分、すなわちPHASE1及びPHASE2は、直交関係を持って(すなわち、90度の位相差を持って)、図4の一番上に現れる。ARMがこれらの信号のすぐ下に示される。ARMが真であるときはいつでも、PHASE1及びPHASE2のゲート制御されたバージョン、すなわち、PHASE1G及びPHASE2Gが生成される。一般に、PHASE1 COUNT及びPHASE2 COUNTはそれぞれ、PHASE1G及びPHASE2Gのそれぞれの正の遷移について1カウントだけインクリメントされる。しかし、PHASE1Gの最初の立ち上がりエッジは、PHASE1ではなく、正になるARMによって生じるため、(遅延回路214の動作によって)無視されることに留意されたい。両方のカウントは、ARMが偽になるときにリセットされることが好ましい。PHASE1 COUNT及びPHASE2 COUNTは、好ましくはデジタル値であることが留意されるべきである。図4は、単に例示のためにデジタル値を「レベル」として示す。
図4に示す垂直の帯は、安定性が疑わしい領域を示す。測定されるイベントが、第2の帯又は第4の帯で示す間隔の間に発生する場合、第1のレジスタ316のセットアップ要件及び/又はホールド要件は満たされず、第1のレジスタの内容は安定でない場合がある。同様に、イベントが、第1の帯又は第3の帯で示す間隔の間に発生する場合、第2のレジスタ318のセットアップ要件及び/又はホールド要件は満たされず、第2のレジスタの内容は安定でない場合がある。
図3に戻ると、選択器320は、第1のレジスタ316及び第2のレジスタ318の内容をそれぞれ受信する第1の入力及び第2の入力を有することがわかる。選択器320はまた、変換器314からの位相値を受信する制御入力を有する。選択器320の役割は、第1のレジスタ及び第2のレジスタの中から安定である値を選択し、その値を、サイクルの正確な「精度の粗いカウント」として提供することである。
選択器320は、位相値に基づいて入力の選択を行う。一般的に言って、選択器は、位相値が、安定性が疑わしい領域、すなわち図4の第1の垂直帯〜第4の垂直帯のうちの任意の領域に入るかどうかをチェックする。位相値が第2の帯又は第4の帯内に入る場合、第1のレジスタの内容は疑わしいとみなされ、選択器320は、第2のレジスタの内容を精度の粗いカウントとして選択する。同様に、位相値が第1の帯又は第3の帯内に入る場合、第2のレジスタの内容は疑わしいとみなされ、選択器は、第1のレジスタの内容を精度の粗いカウントとして選択する。位相値が疑わしい領域のどれにも入らない場合、いずれのレジスタの内容も使用することができる。
選択器320は、精度の粗い(粗精度)カウントを選択すると、粗精度カウントをコンバイナ322に渡す。コンバイナは、この粗精度カウント及び変換器314からの位相値を受信する。一実施態様によれば、コンバイナ322は、粗精度カウント及び位相値を同等の時間の単位に変換し、それらを加算して、イベントについての正確な時間の読み(すなわち、タイムスタンプ)を提供する。粗精度カウントの時間への変換は、一般に、多相基準信号(又は、その成分のうちの任意の成分)の周期に粗精度カウントを乗じることによって達成される。位相値の時間への変換は、一般に、従来の三角法を使用して、すなわち、周期に位相値を乗じ、2PIで割ることによって達成される。
異なるイベントについて、位相が一貫して測定されることを確実にするために、位相測定についてゼロ位相ベースラインを特定する規則(convention)が採用されることが好ましい。任意で、このベースラインは、PHASE1の正のゼロ交差であるように選択される。図4は、記号表示t0、t1、及びt3によって、このベースラインによる種々の周期間の境界を示す。しかし、いずれの点も、一貫して使用される限り、いずれの成分上でも、ベースラインとして使用することができることが理解されるべきである。
再び、一貫性を確保するため、位相値が、PHASE2の正のゼロ交差とPHASE1の正のゼロ交差との間に入るときに、第1のレジスタ316及び第2のレジスタ318の内容が1カウントだけ異なることが認識されるべきである。この曖昧さを解決するために、選択器320は、好ましくは、測定された位相値に応答して、必要に応じて、粗精度カウントを調整する。たとえば、第1のレジスタ316が粗精度カウントを生成する場合、カウントは既にベースラインに整列しており、調整の必要はない。しかし、第2のレジスタ318が粗精度カウントを生成する場合、位相値は成分のゼロ交差の間に入り、選択器は、粗精度カウントから1を減算して、カウントをベースラインに適切に整列させる。
好ましい実施形態では、以下の或る程度単純化された技法が、粗精度カウントを選択するために使用される。イベントが、偶数番号の疑わしい帯に一致しなければ、粗精度カウントは、PHASE1 COUNTであるように常に取得され、一致する場合、粗精度カウントは、PHASE2 COUNTから1を引いた値であるように取得される。
好ましい実施形態では、変換器314はルックアップテーブルを用いて実施される。第1のADC310からのサンプルは、好ましくは「X指数」をルックアップテーブルに提供し、第2のADC312からのサンプルは、好ましくは「Y指数」を提供する。X指数とY指数との組み合わせによって、単一位相値が特定され、その位相値を、変換器314が出力として提供する。XとYの全ての予想される組み合わせがルックアップテーブルに記憶される。変換器314は他の方法で実施されてもよい。たとえば、多相基準信号の成分が厳密な直交状態にある場合、変換器は、PHASE2のサンプルをPHASE1のサンプルで割った値の4象限逆正接(すなわち、Arc−Tan(Sine/Cosine))を計算することによって、位相値を決定することができる。この場合、変換器は計算機能を装備していることになる。
好ましい実施形態では、コンバイナ322は、コンバイナ322がどんな計算も実施することを要求されない方法で、非常に単純に実施される。粗精度カウントを位相値と組み合わせてタイムスタンプを生成するために、コンバイナ322は、好ましくは、選択器320からのビットを変換器314からのビットと連結する。この構成では、粗精度カウントは、デジタル値のMSB(最上位ビット)を形成し、位相値は、LSB(最下位ビット)を形成する。
選択器322は、好ましくは、組み合わせ論理を有するデジタル回路として実施される。好ましい実施形態では、選択器320、変換器314、レジスタ316及び318、並びにコンバイナ322は、単一のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)内で一緒に実装される。別法では、それらはASIC(特定用途向け集積回路)によって、又は、別個のロジック及びメモリを使用して等、他の方法で実装することができる。
ATE用途で使用される場合、タイムスタンプ付与回路110は、複数の魅力のある特性を提供する。第1に、ADCの最高サンプリングレートで測定を行うことができる。再トリガー時間が短縮され、したがって試験時間が短縮され、スループットが向上する。第2に、回路はスケーリングが容易である。高い時間分解能を有するタイムスタンプ付与回路を提供するためには、元々高い電圧分解能を有するADCを使用すること、又は、より高速の基準信号で回路を駆動することが必要であるだけである。ADCが、より高速な基準信号に追従することができない場合、より高速なユニットを有する新しいADCが取って代わってもよいが、ADCを交換することは比較的簡単な設計変更である。面倒なアナログ再設計及びデバッグは必要とされない。変換器314、レジスタ316及び318、選択器320、並びにコンバイナ322を収容する同じFPGAは、種々の回路内で、また、種々のADCと共に再使用することができる。
図5及び図6は、基準回路112及びタイムスタンプ付与ユニット110の代替の一実施形態を示す。図5に示すように、図2の2つのカウンタ220及び222の代わりに、単一のカウンタ520を使用することができる。カウンタ520は、多相基準信号の成分の一方からその入力を得る。別法では、カウンタ520は、CLOCKから直接その入力を得る。単一のANDゲート514が、ARM信号の状態に応じて、カウンタをイネーブル又はディセーブルする。図6に示すように、2つのメモリ素子が図3と同様に、たとえば、レジスタ1 616及びレジスタ2 619が使用される。しかし、この場合、レジスタ616及び619は共に、同じカウンタ、すなわちカウンタ520に結合する。
レジスタのうちの一方の内容が常に安定であることを確保するために、これらのレジスタへのデータ及び/又はクロックは時間的にずれている。たとえば、一方のレジスタに向かう途中のデータは、(たとえば、遅延630によって)他方のレジスタに向かう途中の同じデータより長い遅延にさらされる可能性がある。別法では(又はそれに加えて)、一方のレジスタに向かう途中のクロック(Event X)は、(たとえば、遅延632によって)他方のレジスタに向かう途中のクロックに関して遅延させられる可能性がある。明らかに、一般に多くの信号から成るデータを遅延させることに比べて、一般に1つ又は2つの信号だけから成るクロックを遅延させることの方が、一般により容易である。しかし、いずれを遅延しても同じ結果が得られるであろう。
クロックが遅延されるか、又はデータが遅延されるかに関わらず、一方のレジスタの内容が常に安定であることを確実にするために、遅延量は、レジスタのセットアップ時間及びホールド時間と、任意の回路スキューとを足した値と少なくとも同程度でなければならない。好ましくは、遅延量は、多相基準信号の位相の約90度に相当すべきである。
他の点に関して、図5及び図6の回路は、図2及び図3に関連して上述した回路とほとんど同じように構築され、動作する。
図7は、タイムスタンプを発生する方法の例示的な一実施形態を示し、上述した回路によって実施されるプロセスの簡潔な概要を提供する。ステップ710にて、多相基準信号の第1の成分及び第2の成分が提供される。これらは、ローカルに発生してもよいし、又は、外部供給源から提供してもよい。これらの成分は同じ周波数を有するが、既知であるか、又は、較正によって決定することができる量だけ、位相がずれている。
ステップ712にて、成分の一方又は両方のサイクルがカウントされる。図2及び図3の例示的な実施形態では、それぞれの成分のサイクルをカウントするために2つのカウンタが使用される。図5及び図6の例示的な実施形態では、1つの成分をカウントするために単一のカウンタが使用される。
ステップ714にて、到来するイベントが受信される。イベントに応答して、カウントされたサイクルがサンプリングされる(たとえば、ラッチされる)。2つのカウンタが使用される場合、両方のカウンタの内容は、別個のレジスタによってラッチされる。1つのカウンタが使用される場合、そのカウンタの内容は、2つのレジスタによってラッチされ、2回のカウンタの内容に相当する。
ステップ716にて、多相基準信号自体の成分(たとえば、PHASE1及びPHASE2)をサンプリングすることによって、イベントがさらに応答される。サンプルは、好ましくは、イベントが発生した後で実質的に即座に取得される。ステップ714及びステップ716は、好ましくはほぼ同時に、すなわち、実質的に、到来するイベントが受信される瞬間に実施される。
ステップ718にて、成分のサンプルは、イベントに関連する位相値を決定するのに使用される。これは、好ましくは、ステップ716で取得したサンプルを、ルックアップテーブルに記憶した値と照合することによって達成される。
ステップ720にて、サンプリングされたサイクルの一方が、ステップ718で決定された位相値に応じて、粗精度カウントとして選択される。安定性が疑わしい値は排除される。
最後に、ステップ722にて、選択された粗精度カウントは、位相値と組み合わされて、イベントのタイムスタンプが提供される。
タイムスタンプは、生成されると、一般にプロセッサ114に送出され、プロセッサ114において、タイムスタンプは、他のタイムスタンプと比較されてもよく、又はその他の方法で処理してもよい。プロセッサ114は、容易にタイムスタンプを比較して、従来の時間測定を行うことができる。たとえば、単一のタイムスタンプ付与ユニット110からの連続するタイムスタンプ間の差を計算することによって、入力信号の期間が容易に計算される。複数の異なるタイムスタンプ付与ユニット110間でタイムスタンプを比較することによって測定を行うこともできる。これらは、スキュー、立ち上がり時間、立下り時間、及び他の時間間隔の測定を含む。タイムスタンプ付与ユニット110は、実質的に独立に動作するため、最小測定間隔を必ず制限する制約は存在しない。複数の異なるタイムスタンプ付与ユニット110から計算された測定間隔は、負の読み及びゼロ時間の読み及び正の読みを含む可能性がある。
プロセッサ114はまた、好ましくは、タイムスタンプ付与ユニット110に適用した信号のタイミングジッタを測定することができる。タイムスタンプ付与ユニット110の高速再トリガー時間及び高スループットは、これらの回路を、多数回の測定を一般に必要とするジッタ測定に特に適したものにする。
図8は、1つ又は複数の試験信号のタイミングジッタを決定するプロセスの例示的な実施形態を示す。タイムスタンプ付与動作をイネーブルするために、タイムスタンプ付与ユニット110が準備状態になる。ステップ812にて、試験信号がタイムスタンプ付与ユニットの入力に適用される。ジッタがそれについて決定されるイベントが、通常多数回繰り返されるように、試験信号が繰り返される。イベントが発生するたびに、タイムスタンプ付与ユニット110は、そのイベントについてタイムスタンプを記録する(ステップ814)。イベントが、適した回数繰り返された後、タイムスタンプ付与ユニット110は解除され(ステップ816)、データ採取が通常終了する。上記プロセスは、単一入力について、又は、複数入力について並列に行うことができる。
プロセッサ114は、次に、採取したデータを解析して、入力されたイベント(複数可)のタイミングジッタを確認する。これは、各記録されたタイムスタンプをイベントに関連付けること(ステップ818)を含む。このステップは、単一イベントのみが各入力に提供される場合(クロックのジッタを測定する等の場合)、一般に簡単なことである。しかし、試験信号が、シリアルビットストリームで提供されるような、反復するデータシーケンスである場合、問題がより複雑になる。こうした状況下で、タイムスタンプは、好ましくは、イベントが受信される順序に基づいてグループ分けされる。たとえば、入力信号がM個の異なるイベントを含む場合、プロセッサ114は、好ましくは、M個毎のイベントを一緒にグループ分けすべきである(たとえば、或るグループでは、イベント1、(1+M),(1+2M)等、別のグループでは、2,(2+M),(2+2M)等)。イベントが適切にグループ分けされると、プロセッサは各グループを統計的に解析する(ステップ820)。これは、一般に、平均イベント時間(或る基準値に対する)及び標準偏差を計算することを含む。この技法を使用して、任意の反復データ信号のタイミングジッタを容易に確認することができる。
ジッタは、1つの入力信号について1回測定することができるか、又は、異なる入力信号について同時に測定することができる。タイムスタンプ付与ユニット100は独立に動作するため、全てのタイムスタンプ付与ユニットは、タイムスタンプを、その最高レートまで同時に記録するように構成することができる。Intel Corporation製PCI Express等の最近リリースされたコンピュータバスは、8ビットの高速並列データを提供する。少なくとも8個のタイムスタンプ付与ユニット110を含む時間測定回路は、このバスの信号の全てに関するジッタを同時に測定することができる。
好ましい実施形態では、時間測定回路100は、自動試験システム用の機器内に収容される。機器は、好ましくは、8個のタイムスタンプ付与ユニット110を含む。このタイプの多くの機器は、所望される機能レベルに応じて、単一自動試験システム内に設置することができる。
図9は、時間測定回路を含む機器の例示的な一実施形態を示す。機器は、プロセッサ914と通信する、タイムスタンプ付与ユニット910a〜910nを含む。タイムスタンプ付与ユニット及びプロセッサは、本質的に、本明細書で述べたタイプのものである。入力信号は、信号インタフェース912を介してタイムスタンプ付与ユニットに提供され、信号インタフェース912は、次に、試験中に、UUT(被試験ユニット)からの信号を受信するように構成される。ホストインタフェース916は、プロセッサ914と外部コンピュータとの間の通信のために設けられる。コンピュータは、試験プログラムを実行することができるコンピュータ等の主試験コンピュータであってもよく、又は、コンピュータは、機器を管理する補助コンピュータであってもよい。
図10は、1つ又は複数の時間測定回路を含む自動試験システムの例示的な一実施形態を示す。好ましくは、これらの時間測定回路は、図9の機器等の機器として供給される。別法では、時間測定回路は、他の機器上にある回路として、又は、試験システムの他の電子アセンブリの部品として設けられてもよい。試験システムは、機器1012a〜1012nと(直接か、又は、補助プロセッサを介して)通信する主試験コンピュータ1010を備える。機器は、UUT916に刺激を提供する刺激機器、UUT916からの信号を検知する応答機器、又は刺激機能と応答機能の両方を組み合わせる機器を含んでもよい。機器は、テスタインタフェース914を介して試験信号をUUTに伝達する。テスタインタフェース914は、ばね装填された接触ピン、ブラインド嵌合(ブラインドメイト)同軸コネクタ、直接配線コネクタ、又は他のタイプの相互接続を含んでもよい。ホストコンピュータは、一般に、機器の活動を指示し、UUTを動作させる試験プログラムを実行する。この構成によって、UUTが試験され、UUTが適切に動作し且つその仕様を満たすかどうかを判定することができる。UUTは、速度等の重要な領域における性能に従って、複数の異なるクラスに等級付けすることができる。
測定回路100のタイムスタンプ付与ユニットは高速で動作するが、用途によっては、さらに速い速度が要求される場合がある。たとえば、SerDes技術及びSONET技術用の信号等のいくつかのシリアルデータ信号は、数十ギガビット/秒のデータレートを有する可能性がある。これらの信号を試験する場合、さらなる機能が必要とされる。
図11は、高速信号を測定するようになっている時間測定回路1100の例示的な一実施形態を示す。時間測定回路1100は、本質的にタイムスタンプ付与ユニット110と同じであるN個のタイムスタンプ付与ユニット1110a〜1110eを備える。時間測定回路1100はまた、スイッチング回路1114を備える。スイッチング回路1114は、好ましくは、共通選択信号「Select」によって制御される。スイッチング回路を或る方法で構成することによって、タイムスタンプ付与ユニット1110は、図1における方法と同様に、別個の入力信号(Event1〜8)によって駆動される。しかし、スイッチング回路1114を別の方法で構成することによって、タイムスタンプ付与ユニット1110は、デマルチプレクサ1112の出力によって駆動される。
デマルチプレクサ1112は、高速信号HSINを受信する入力を有する。デマルチプレクサは、入力における信号エッジに応答して、出力において信号エッジを提供するように構成される。時間的に連続して発生するHSINからの入力エッジは、連続する出力に提供される。その結果、データレートは、少なくともN分の1に減る。ここでNは、デマルチプレクサの出力数である。
回路1100は、異なるモードで動作してもよい。第1のモードでは、異なる入力信号を並列に測定することができる。このモードをとるために、回路1100は、入力(Event1〜8)を、タイムスタンプ付与回路1110に直接切り換えるように構成される。第2のモードでは、タイムスタンプ付与ユニット1110は全て、デマルチプレクサ1112の出力から、その入力を受信する。ユーザは、測定される入力信号の速度に基づいて、回路1100を第1のモードで構成するか、又は、第2のモードで構成するかを決めることができる。タイミングジッタは、上述した方法を使用して、第1のモードか、第2のモードのいずれかで測定することができる。
図12は、図11の回路に関連して使用するのに適したデマルチプレクサの例示的な一実施形態を示す。デマルチプレクサは、ANDゲート1210、1214、1218、及び1222等のN個の論理ゲートを備える。デマルチプレクサはまた、SET/RESETフリップフロップ1212、1216、1220、及び1224等の、N個のメモリユニットを備える。各フリップフロップは、SET入力、RESET入力、及び出力を有する。
各ANDゲートは、ENABLE(イネーブル)信号を受信する第1の入力及びHSINを受信する第2の入力を有する。ANDゲート及びフリップフロップは、直列に、そして、交互に接続される。各ANDゲートの出力は、(フリップフロップをセットするために)次のフリップフロップのSET入力に直列に接続され、各フリップフロップの出力は、(次のフリップフロップを準備完了状態にするために)次のANDゲートの第1の入力に直列に接続される。各フリップフロップの出力はまた、測定される信号エッジを提供するために、それぞれのタイムスタンプ付与ユニット1110の入力に接続される。
直列接続の第1のフリップフロップ1212は、プロセッサ114又は或る他の制御源等の外部供給源からEnable信号を受信する。全てのフリップフロップは、最初にリセットされる。外部Enable信号が真になると、HSINの次の立ち上がりエッジが、第1のフリップフロップ1212をセットする。そのため、第1のタイムスタンプ付与ユニット(1110a)は、高速入力信号のエッジに対応する入力エッジを受信する。さらに、次のフリップフロップ(1216)が準備完了状態になる。
その後、入力信号の次の立ち上がりエッジは、第1のフリップフロップ1212の状態を変えることなく、第2のフリップフロップ1216をセットする。第2のタイムスタンプ付与ユニット(1010b)は、エッジを受信し、第3のフリップフロップが準備完了状態になる。N番目のフリップフロップ1224がセットされるまで、回路は、こうして動作する。この動作に応答して、N番目のタイムスタンプ付与ユニットはエッジを受信し、RESET信号がアクティブになる。
最後のフリップフロップ1224の出力は、RESET信号を提供する。RESET信号は、ORゲート1226及び1228の入力に渡される。ORゲート1226の出力は、最後のフリップフロップを除いて、フリップフロップ全てのRESET入力に接続される。そのため、これらのフリップフロップは、最後の信号エッジの受信後、ほとんど即座にリセットされる。ORゲート1228の出力は、任意選択(オプション)の遅延要素1230を介して最後のフリップフロップ1224のRESET入力に接続される。遅延回路1230は、最後のフリップフロップ1224のリセット動作を予測可能な量だけわずかに遅延させて、最後のタイムスタンプ付与ユニット1110nがイベントに確実に応答することができるように、最後のフリップフロップによって生成された出力信号が、十分に長いパルス幅を有することを確実にする。
ORゲート1226及び1228は共に、(プロセッサ114又は或る他の制御源から)Master Reset(マスタリセット)信号も受信する。Master Resetの起動は、全てのフリップフロップがリセット状態をとることを強制する。
デマルチプレクサをリセットすることは、さらなるイベントに応答するために、デマルチプレクサを準備完了状態にする作用を及ぼす。特に、(N+1)番目の立ち上がりエッジは、再び第1のフリップフロップ1212をセットし、上述したプロセスを再始動させる。デマルチプレクサは、外部Enable信号が真である限り、こうして無期限に動作することができる。
重要なことには、図12のデマルチプレクサは、HSINの全てのエッジのタイミングを保持する。HSINのエッジは、タイムスタンプ付与ユニットの入力において、わずかに(たとえば、2個のゲート遅延だけ)遅延したように見えるが、これらの遅延は、全ての測定について同じである。そのため、タイムスタンプ付与ユニットは、HSINのエッジタイミング、したがって、ジッタを高精度に測定することができる。
スイッチング回路1114は、好ましくは、N個のマルチプレクサを含む。マルチプレクサは、マルチプレクサの帯域が一般に高いため、リレー又は他のタイプのスイッチと比べてこの用途において好ましい。各マルチプレクサは、好ましくは、イベント(たとえば、Event1〜8のうちの1つ)を直接受信する第1の入力、及び、デマルチプレクサ112の出力に接続される第2の入力を有する。マルチプレクサは、好ましくは共通に制御される(単一Select信号によって、全てが同じように一緒に切り換えられる)が、これは必須ではない。
いくつかの実施形態を述べてきたが、多くの代替の実施形態又は変形形態を作成することができる。たとえば、多相基準信号は、2つの位相から成るものとして図示され、述べた。しかし、これは必須ではなく、さらなる位相を提供してもよい。多相基準信号の成分は正弦波として図示し、述べたが、台形波及び三角波等の他の波形も使用することができる。
同様に、ADC310、312、610、及び612は、本明細書においてパイプラインADCとして図示し、述べた。パイプラインはスループットを改善する傾向があるが、本発明の必須の要素ではない。さらに、ADCは、内部サンプル−ホールド回路を有するものとして図示し、述べた。別法では、サンプル−ホールド回路は、外部に設けることができる。さらに、サンプル−ホールド回路の代わりに、トラック−ホールド回路又は他のタイプのサンプリングデバイスが使用してもよい。
図示するとともに、述べたように、単一の多相回路212/512は、全てのタイムスタンプ付与回路について設けられる。この回路を共有することは、各タイムスタンプ付与ユニット内に備えることを必要とされる回路量を低減させるため、一般に有益である。しかし、これは必須ではない。別法では、各タイムスタンプ付与ユニットは、それ自体の多相回路を備えることができる。好ましくは、全てのこうした多相回路は、同じ発振器信号によって駆動されて、測定が、タイムスタンプ付与ユニットの間で同期することが確実にされる。
同じ原理は、カウンタ(220,222,520)についても有効である。好ましくは、カウンタは、タイムスタンプ付与ユニット全ての間で共有される。しかし、その通りにする必要はない。別法では、各タイムスタンプ付与ユニットは、それ自体のカウンタ(複数可)を備えることができる。
タイムスタンプ付与ユニット110及び基準回路112のデジタル部分は、全く異なった構造として図示し、述べた。しかし、知られているように、デジタル機能は種々の均等な形態で実施することができ、種々の均等な形態は、全て、本質的に同じ結果を達成する。したがって、本発明は、厳密に、図示し述べたような分離された別個のデジタル構造を有することに限定されない。
したがって、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示した実施形態に対して、形態及び詳細における種々の変更を行ってもよいことを当業者は理解するであろう。
Nチャネルタイムスタンプ付与回路の例示的な一実施形態のブロック図である。 図1のNチャネルタイムスタンプ付与回路で使用するのに適した基準回路の例示的な一実施形態の略図である。 図1のNチャネルタイムスタンプ付与回路で使用するのに適したタイムスタンプ付与ユニットの例示的な一実施形態の略図である。 図1のNチャネルタイムスタンプ付与回路の動作に関与する信号を示す波形図である。 図1のNチャネルタイムスタンプ付与回路で使用するのに適した基準回路の代替の一実施形態の略図である。 図1のNチャネルタイムスタンプ付与回路において、図5の基準回路と共に使用するのに適したタイムスタンプ付与ユニットの代替の一実施形態の略図である。 タイミングイベントのタイムスタンプを発生するプロセスを示すフローチャートである。 タイムスタンプを付与された値を収集し、統計的に解析するプロセスを示すフローチャートである。 タイムスタンプ付与回路を含む機器のブロック図である。 タイムスタンプ付与回路を含む自動試験システムのブロック図である。 直接入力とデマルチプレクサの出力との間でチャネルが切り換え可能である、Nチャネルタイムスタンプ付与回路の略図である。 図11の回路で使用するのに適したデマルチプレクサの略図である。

Claims (7)

  1. 時間測定回路であって、
    イベントを伝達する複数の入力信号をそれぞれ受信する複数のイベント入力と、
    前記複数のイベント入力にそれぞれ結合されて前記入力信号を受信する複数の時間測定ユニットであって、それぞれが同一周波数及び異なる位相を有する少なくとも第1及び第2の基準信号を受信する複数の時間測定ユニットと
    を備え、
    前記複数の時間測定ユニットの各々は、
    当該時間測定ユニットに接続された前記イベント入力にイベントが入力されたイベント発生タイミングにおいて、前記第1及び第2の基準信号の第1及び第2の位相値を提供する位相値出力回路と、
    前記イベント発生タイミング後に前記第1及び第2の基準信号の経過サイクルの計数値を示す第1及び第2のカウント値を記憶する第1及び第2のメモリ素子と、
    前記第1及び第2のメモリ素子にそれぞれ結合された選択器であって、前記位相値出力回路によって出力された前記第1及び第2の位相値に応じて前記第1及び第2のカウント値の一方を選択して出力する選択器と、
    前記第1及び第2のカウント値の前記選択器によって選択されたカウント値を、前記位相値出力回路によって提供された前記第1及び第2の位相値の一方の位相値であって、前記選択器によって選択されたカウント値に対応する前記基準信号の位相値と結合するコンバイナと
    を備える時間測定回路。
  2. 請求項1記載の時間測定回路において、該回路はさらに、
    前記第1及び第2の基準信号を生成する多相発生回路と、
    前記多相発生回路に結合され、前記第1及び第2の基準信号受信する第1及び第2のカウンタであって、前記イベント発生タイミング後の前記第1及び第2の基準信号の経過サイクルを計数して、前記第1及び第2のメモリ素子に前記第1及び第2のカウント値をそれぞれ提供する第1及び第2のカウンタ
    を備えている時間測定回路。
  3. 請求項1記載の時間測定回路において、該回路はさらに、基準回路を備え、該基準回路は、
    前記第1及び第2の基準信号を生成する多相発生回路と、
    前記多相発生回路に結合され、前記第1の基準信号受信するカウンタであって、前記イベント発生タイミング後の前記第1の基準信号の経過サイクルを計数して、該カウント値を前記第1のメモリ素子に前記第1のカウント値として提供するカウンタ
    を備え、
    前記複数の時間測定ユニットはそれぞれ、前記カウンタからのカウント値を遅延する遅延手段であって、遅延されたカウント値を前記第2のカウント値として前記第2のメモリ素子に供給する遅延手段を備えている
    時間測定回路。
  4. 請求項2記載の時間測定回路において、前記選択器は、
    前記第1のカウンタが前記第1のカウント値を増分するタイミングを含む所定の第1の期間に前記第1の位相値が含まれている場合には、前記第2のカウント値を選択して出力し、
    前記第2のカウンタが前記第2のカウント値を増分するタイミングを含む所定の第2の期間に前記第2の位相値が含まれている場合には、前記第1のカウント値を選択して出力し、
    前記第1及び第2の期間以外の期間では、前記第1及び第2のカウント値の何れかを選択して出力する
    よう構成されている時間測定回路。
  5. 請求項1−4いずれかに記載の時間測定回路において、
    前記第1のメモリ素子及び前記第2のメモリ素子は、それぞれ、クロック入力並びにセットアップ時間及び/又はホールド時間についての要件を有するレジスタを備え、
    前記第1及び第2のメモリ素子の前記レジスタの前記クロック入力は、第1及び第2の遅延を通して前記複数のイベント入力の1つの同一のイベント入力に結合され
    前記第1の遅延と前記第2の遅延との差は、前記レジスタの前記セットアップ時間及び/又は前記ホールド時間と少なくとも同程度であ
    時間測定回路。
  6. 請求項3記載の時間測定回路において、
    前記第1のメモリ素子及び前記第2のメモリ素子は、それぞれ、データ入力並びにセットアップ時間及び/又はホールド時間についての要件を有するレジスタを備え、
    前記第1及び第2のメモリ素子の前記レジスタの前記データ入力は、第3及び第4の遅延を通して前記カウンタに結合され
    前記第の遅延と前記第の遅延との差は、前記レジスタの前記セットアップ時間及び/又は前記ホールド時間と少なくとも同程度であ
    時間測定回路。
  7. 請求項1−6いずれかに記載の時間測定回路において、前記位相値出力回路は、
    前記イベント発生タイミングで前記第1及び第2の基準信号をサンプリングして第1及び第2のデジタル信号に変換する第1及び第2のA/D変換器と、
    前記第1及び第2のデジタル信号を前記第1及び第2の位相値に変換する変換器と
    を備えている時間測定回路。
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