JP4386514B2 - 半導体試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被試験デバイスから出力されるアナログ信号を連続的にAD変換して測定するデジタイザを備える半導体試験装置に関する。特に、AD変換するサンプリング周波数を等価的に向上可能とする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について、図4のミックスド・シグナル・テスト・システムの概念構成例と、図5の本願に係るデジタイザの概念構成例と、図6の2つのADCを用いるデジタイザの要部構成例と、図7の2つのADCによる動作を説明するタイミングチャート例と、を参照して以下に説明する。
先ず、ミックスド・シグナル・テスト・システムについて説明する。
ミックスド・シグナル・テスト・システムはデジタル・アナログ混在型のICを試験可能とするものであり、図4に示すように、デジタルテスタ部(FTU)の資源(リソース)とアナログテスタ部のリソースと、両者を同期する同期制御部とを備えている。
FTU側は、一般的な半導体試験装置の構成要素であるタイミング発生器TGと、ALPGやSQPGを含むパターン発生器と、所定タイミングに波形整形するFCを備えている。テスタチャンネルは、例えば256チャンネルあり、テスト・ステーションにあるDUTのICピンのデジタル入力・出力ピンへピン・エレクトロニクス(PE)を介して接続される。
【0003】
同期制御部40は、イベント・マスタと、デジタル・アナログ同期制御部と、その他を備えている。そして、SQPG側の発生信号を受けて、FTU側の発生パターンのタイミングと、アナログテスタ側が信号発生するタイミング、あるいは測定するタイミングの同期をとる為に、同期用のスタート信号やトリガ信号を生成して所定のアナログユニットに供給する。
【0004】
クロック源48は、クロック・ソースと、クロック・マスタとを備えて、FTU側のTGからレートクロック等のクロック信号や、SSGからのクロック等を受け、自身に備えるクロック発生器からのクロック信号を受けて、各アナログユニット毎に所望のクロックや所定に分周したクロックを供給する。
【0005】
アナログテスタ側のリソースの一例としては、図4に示すように、デジタル波形データを発生するDAWと、デジタル出力コードを取り込む記憶装置である取得メモリAQM(Acquisition Memory)と、任意周波数信号を発生するシンセサイザ(SSG)と、任意波形発生器(AWG)と、アナログ波形をデジタルデータ列に変換するデジタイザ(DGT)と、周波数や周期等を測定する時間測定器(TMU)と、直流電圧を発生する高精度電圧発生器(PVS)と、直流電圧を測定する高精度電圧測定器(PVM)と、データの演算処理を行うDSP、CPUと、その他がある。これら各種リソースの多くは複数系統備えられ、上記の同期制御部40からの所望の同期信号を受けて信号発生したり測定開始したりできる。また各アナログユニットとDUTのICピンとは、信号の授受を行うピン・エレクトロニクス(PE)を介して接続されている。
【0006】
次に、図5のデジタイザ(DGT)の概念構成例を参照して従来技術を説明する。
デジタイザの本願に係る要部構成は、フィルタ(FLT)60と、AD変換器(ADC)30とで成る。
ここで、DUTから出力される被測定信号は多様であり、高速な波形であったり、高精度な波形であったりする。これら多様なDUTに対応する為に複数種類のデジタイザが備えられていて、DUTに応じて適宜切替えて使用に供される。例えば高速デジタイザにおけるADCでは12ビット100MHzサンプリングレートのものや、高精度デジタイザにおけるADCでは26ビット100KHzサンプリングレートのもの等である。
【0007】
FLT60は、例えばアンチエリアシング・フィルタであり、所望の通過帯域特性とする複数系統のローパス・フィルタが周波数帯毎に備えられていて、これらの何れかを選択して使用に供する。通常はアンチエリアシング・フィルタとして機能させる為に、DUTからのアナログ入力信号をPEを介して受けて、1/2サンプリング周波数fc以上の周波数成分を除去するフィルタを用い、これによりフィルタした信号をADC30の入力端へ供給する。
【0008】
ADC30は、AD変換器であり、サンプリングクロック入力端を有し、サンプリングクロック40clk毎のエッジにおける入力信号を標本化する。即ち、上記FLT60からのアナログ信号を受けてサンプリングクロック40clkであるサンプリング周波数fcで連続的にコードデータ30sに変換してAQM50へ供給する。
【0009】
取得メモリ(AQM)50は格納用メモリであり、上記コードデータ30sを受け、同期制御部40から格納用タイミング信号47sを受けて所定のアドレスから連続するコードデータ30sを順次格納する。
【0010】
ところで、サンプリングの分解能は細かいほどDUTの評価解析が的確にできる。この為、デジタイザとしてはDUTより出力されたアナログ信号を十分細かい間隔で標本化する為に、可能な限り高速のサンプリング周波数fcで測定実施される。
【0011】
次に、ADCで利用可能な最高のサンプリング周波数fcを超えるサンプリング周波数、例えば2倍のサンプリング周波数で測定可能とした構成例について、図6と図7を参照して説明する。
ここで、2つのADCを用いて標本化させ、等価的に2倍のサンプリングレートでサンプリングすることを等価サンプリングレートと称し、その周波数を等価サンプリング周波数fceとする。
【0012】
デジタイザの要部構成は、図6に示すように、FLT60と、第1ADC31と、第2ADC32と、マルチプレクサ35とで成る。尚、FLT60の設定条件は、等価サンプリング周波数fceに対応するアンチエリアシング・フィルタ条件に設定しておく。
【0013】
第1ADC31は、図7Aに示すタイミングのように、同期制御部40からのサンプリングクロック41clkでAD変換して出力する。サンプリングクロック41clkはADCの最高サンプリングレートである。
第2ADC32は、図7Bに示すタイミングのように、同期制御部40からのサンプリングクロック42clkでAD変換して出力する。サンプリングクロック42clkはADCの最高サンプリングレートであり、かつ上記サンプリングクロック41clkとは180度位相がシフトしたクロックである。
【0014】
マルチプレクサ35は、図7Cに示す方形波のクロック45sのように、第1ADC31からのコードデータ、第2ADC32からのコードデータを受けて、同期制御部40からの最高サンプリングレートの方形波のクロック45sのハイレベル/ローレベルにより、交互に選択したシリアルデータを順次AQM50へ出力する。
【0015】
尚、同期制御部40からは、上記へ第1ADC31、第2ADC32、マルチプレクサ35、及びAQM50へ対応する制御信号を供給する。
【0016】
この結果、ADCの最高サンプリングレートの2倍速の等価サンプリング周波数fceで入力アナログ信号を取り込むことができる。同様にして、M=5系統、10系統のADCを並列接続させてサンプリングすることにより、5倍速、10倍速の等価サンプリング周波数fceで入力アナログ信号を取り込むことができる。ここで、サンプリングクロック41clkのエッジ点の入力アナログ信号を実用的な精度で標本化できるADCであるものとする。この結果、単一のADCの場合よりM倍も高い周波数まで実用的にサンプリングできる結果、DUTの評価解析の周波数の上限がM倍に向上する利点が得られる。しかしながら、この回路構成においてはデジタイザの回路規模が2倍、5倍、10倍に増加してしまう大きな難点がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述説明したように従来技術においては、デジタイザに備えるADCの最高サンプリングレートを超えるサンプリング周波数でサンプリングしようとすると、図6に示すように、デジタイザの回路規模が等価サンプリング周波数fceに比例して増大してしまう大きな難点があり、半導体試験装置においては、好ましくなく実用上の難点である。
ところで、半導体試験装置ではDUTへクロック信号、その他の信号を任意条件で供給可能である。この為、DUTから出力されるアナログ信号は、一定周期で繰返し発生させることが可能な場合が多い。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、半導体試験装置によりDUTから出力する被測定信号を一定周期で繰返し発生制御可能な点に着目して、1つのAD変換器を用い、一定周期毎にAD変換するサンプリングの位相を変えてAD変換することで、等価的に高いサンプリング周波数でAD変換された測定が可能なデジタイザを備える半導体試験装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
第1に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、被試験デバイスから出力されるアナログの被測定信号は半導体試験装置の資源を用いてDUTを所定に制御することにより既知の一定周期Tで繰返し発生可能な出力信号であり、所定時間間隔Ts毎に被測定信号をサンプリングクロックによりサンプリングしてコードデータに変換するAD変換器(ADC)を用いて取得メモリ(AQM)へ連続的に格納する波形デジタイザを備える半導体試験装置において、
一定周期T毎に所定時間間隔Tsのサンプリングクロックの位相を所定の位相シフト量ΔP=360/M(ここでMは周期回数)づつ変えたサンプリングクロック20clkを発生する位相シフト手段20を備えて周期回数Mの期間測定することにより、被測定信号を等価的にTs/Mの等間隔でサンプリングする波形デジタイザを実現したことを特徴とする半導体試験装置である。
上記発明によれば、半導体試験装置によりDUTから出力する被測定信号を一定周期で繰返し発生制御可能な点に着目して、1つのAD変換器を用い、一定周期毎にAD変換するサンプリングの位相を変えてAD変換することで、等価的に高いサンプリング周波数でAD変換された測定が可能なデジタイザを備える半導体試験装置が実現できる。
【0019】
上述AD変換した連続するコードデータ30sを記憶装置(例えばAQM50)へ格納するアドレス発生手段としては、一定周期TをM回の周期回数で測定終了するものとし、一定周期Tの発生位置をQ(ここでQは0からM−1の値)とし、一定周期T毎におけるサンプリングクロック20clkの発生位置をNとしたとき、Q+(M×N)とするアドレス値を発生して記憶装置へ供給するアドレス発生手段を備えることを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0020】
また、上記アドレス発生手段の構成としては、当初はリセットされて”0”値であり、以後一定周期信号40sを受けた都度+1カウントした周期計数信号72sを生成する、周期カウンタを備え、周期回数M値を一方の入力端に受け、レジスタ79からのアドレス信号79sを他方の入力端に受けて、両者を加算する、第1加算手段を備え、一定周期信号40sを受けたときのみ出力をゼロにし、その他のときは当該第1加算手段からの累算データを通過させるゲート手段を備え、当該周期カウンタからの周期計数信号72sを一方の入力端に受け、当該ゲート手段からの累算データ76sを受けて、両者を加算する、第2加算手段を備え、当該第2加算手段からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチする、レジスタ79を備えて構成し、当該レジスタ出力からのアドレス信号79sを上記記憶装置のアドレス入力端へ供給して半導体試験装置を構成してもよい。
【0021】
また、上記アドレス発生手段の他の構成としては、周期回数Mの値が2の指数である場合に、一定周期信号40sを受けた都度+1カウントして、下位ビットへのアドレス値を生成する、第1計数手段を備え、一定サンプリングクロック20clkを受けた都度+1カウントして、残りの上位アドレスビット79Hを生成する、第2計数手段を備え、当該第1計数手段からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチして、アドレス信号の下位アドレスビット79Lを生成する、フリップフロップを備えて構成し、当該フリップフロップからの下位アドレスビット79Lと、当該第2計数手段からの残りの上位アドレスビット79Hとを、上記記憶装置のアドレス入力端へ供給して半導体試験装置を構成してもよい。
【0022】
これにより、一定周期Tの波形データが所定の位相シフト量ΔP単位にサンプリングされたデータ順のようにAQM50内へ整列格納される利点が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
本発明について、図1のデジタイザの要部構成と、図2の動作を説明するタイミングチャートと、図3の位相シフト手段の原理構成と、を参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。
【0025】
先ず、本発明の構成を説明する。但し、DUTから出力される被測定信号は、一定周期Tで繰返し発生するものとし、かつ半導体試験装置側のタイミングと前記一定周期Tとが同期した関係で測定可能なデバイス、あるいは上記一定周期Tが既知の周期時間の場合とする。
例えば、同期関係の制御は、FTUが供給する試験パターンによりDUTの波形発生の同期制御をする場合がある。また、非同期関係であっても、一定周期時間が既知であれば適用できる。また、非同期関係であっても、一定周期時間が半導体試験装置のリソースを用いてその都度測定可能であれば、測定した周期時間を基にサンプリングクロックの周波数は容易に設定できるので適用可能である。
【0026】
本願に係る要部構成は、図1に示すように、FLT60と、ADC30と、位相シフト手段20と、コントローラ15と、同期制御部40とで成る。この構成で、FLT60とADC30とは従来と同一要素である。
【0027】
同期制御部40は、DUTが繰返し発生する一定周期時間に対して、サンプリングクロック40clkと、一定周期信号40sを位相シフト手段20へ供給する。
コントローラ15は、位相シフト手段20へ位相シフト量ΔPに相当する情報を供給する。例えば図3では設定値”M”を供給する。尚図3の説明については後述する。
【0028】
位相シフト手段20は、同期制御部40からのサンプリングクロック40clkを受けて、一定周期T毎に所望の位相シフト量ΔPを加算した結果のサンプリングクロック20clkを発生して供給する。ここで、一定周期TがM回の期間を一巡測定期間としたとき、サンプリングクロックの位相シフト量ΔPは360度/Mの位相量である。例えばM=8の場合、360度/8=45度単位となり、最初一定周期Tでは0度とし、以後の一定周期Tでは順次45度、90度、135度、180度,,315度と位相をシフトさせたサンプリングクロック20clkをADCへ供給する。
【0029】
この結果、ADCの性能上限である最高サンプリングレートのM倍の等価サンプリングレートで測定できることとなる。但し、少なくとも測定期間である一巡期間に対して一定周期Tが維持されている必要がある。
尚、位相シフト量ΔPを小さくすれば見かけ上のサンプリングレート、即ち等価サンプリングレートは細かくできるが、ADC30の内部でサンプリングを行う為のサンプル&ホールド時間の特性により標本化時点の電圧測定精度は影響する。この為、サンプル&ホールド時間特性の良いADCを使用することが望まれる。
【0030】
所定の位相シフト量ΔPを加算するサンプリングクロック20clkを発生するブロック構成の一例を図3に示す。構成はM逓倍器22と、1/M分周器24とで成る。M逓倍器22は同期制御部40からのサンプリングクロック40clkを受けてM逓倍したクロックを発生する。1/M分周器24は前記M逓倍クロックを受けて1/Mの分周したサンプリングクロック20clkを発生出力する。但し、同期制御部40からの一定周期信号40sを受けた都度、分周動作を1回休止する。この結果、一定周期T毎に1/Mの位相シフト量ΔPが付与されたサンプリングクロック20clkとなる。ところで、同期制御部40からM倍のサンプリングクロック40clkを供給するようにすれば、M逓倍器22は削除できる。尚、位相シフト手段20と同等の機能を備える位相器として、市販のIC(PLL発振方式等)を用いて構成しても良い。
【0031】
次に、上記図1の構成の動作について図2のタイムチャートを参照して説明する。図2では周期回数M=2、即ち180度位相シフトする具体例である。従って一定周期Tが2回の期間の測定実施が必要となる。図において、最初の一定周期をT1、次の一定周期をT2とする。
最初の一定周期T1におけるサンプリングクロック20clkは、同期制御部40からのサンプリングクロック40clk(図2B参照)と同一である。
次の一定周期T2におけるサンプリングクロック20clkは、当該一定周期T2の先頭で180度の位相シフト量ΔP(図2D参照)を加算付与したサンプリングクロック20clkを発生する。
【0032】
この結果、ADC30へ供給されるサンプリングクロック40clkの周期時間Tclkは、1.0倍若しくは1.5倍の何れかのクロックであり、最高サンプリングレート以下であることが判る。従って、ADC30は入力アナログ信号を受けて通常の正常なAD変換できることが判る。一方、一定周期T2では所定の位相シフト量ΔPを付与してサンプリングしている。この具体例ではM=2であるからして、一定周期T1、T2の両期間の測定によって全体の波形データが取得される。この結果、等価サンプリングレートは2倍に高速化されたことになる。これは本発明の大きな利点である。
【0033】
尚、本発明の実現手段は、上述実施の形態に限るものではない。即ち、半導体試験装置のデジタイザ以外にも、一定周期Tで繰返し発生する信号を受けてADCを用いてAD変換する他の装置に対しても、位相シフト手段20を備えることで等価サンプリング周波数を向上可能であることは明らかである。
【0034】
また、所望により位相シフト量ΔP単位にサンプリングされたデータ順のようにAQM内へ整列格納するアドレス発生手段70を追加して備えても良い。この一例を図8に示す。
構成は周期カウンタ72と、第1加算手段74と、ゲート手段76と、第2加算手段78と、レジスタ79とで成る。
周期カウンタ72は当初はリセットされて”0”値であり、以後一定周期信号40sを受けた都度+1カウントした周期計数信号72sを第2加算手段78の一方の入力端へ供給する。
第1加算手段74は周期回数M値を一方の入力端に受け、レジスタ79からのアドレス信号79sを他方の入力端に受けて、両者を加算したデータをゲート76へ供給する。
ゲート76は一定周期信号40sを受けたときのみ出力をゼロにし、その他のときは第1加算手段74からの累算データを受けて第2加算手段78へ供給する。
第2加算手段78は周期カウンタ72からの周期計数信号72sを一方の入力端に受け、ゲート76からの累算データ76sを受けて、両者を加算したデータをレジスタ79へ供給する。
レジスタ79は第2加算手段78からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチしたアドレス信号79sを出力する。このアドレス信号79sをAQMのアドレス入力端へ供給する。
尚、アドレス発生手段70の構成において、周期回数Mの値が2、4,8,16のように2の指数で良い場合には、アドレス信号79sの下位ビットへのアドレス値は一定周期信号40s毎に+1する計数手段により供給し、残りの上位アドレスビットのアドレス値はサンプリングクロック20clk毎に+1する計数手段により供給する構成としたアドレス発生手段でも実現できる。
【0035】
図9は、AQM内へ整列格納するアドレス発生手段の他の構成例である。
すなわち、図9に示すように、上記アドレス発生手段70の構成として、周期回数Mの値が2の指数である場合に、一定周期信号40sを受けた都度+1カウントして、下位ビットへのアドレス値82sを生成する、第1計数手段82を備え、一定サンプリングクロック20clkを受けた都度+1カウントして、残りの上位アドレスビット79Hを生成する、第2計数手段83を備え、当該第1計数手段82からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチして、アドレス信号の下位アドレスビット79Lを生成する、フリップフロップ89を備える。
そして、当該フリップフロップ89からの下位アドレスビット79Lと、当該第2計数手段83からの残りの上位アドレスビット79Hとを、上記記憶装置50のアドレス入力端へ供給して半導体試験装置を構成する。
【0036】
上述構成例によるアドレス発生手段70によって、位相シフト量ΔP単位にサンプリングされたデータ順のようにAQM内へ整列格納される利点が得られる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容から、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、一定周期Tで繰返し発生する信号をDUTから受けて、所定周期回数M回の一定周期Tの周期毎に所定位相シフト量ΔPを加算付与したサンプリングクロック20clkを発生する位相シフト手段を具備する構成としたことにより、等価的に高いサンプリング周波数でAD変換可能となる大きな利点が得られる。従って、複数個のADCを用いる必要が無くなる結果、安価な構成で高いサンプリング周波数でのAD変換が実現できる利点が得られる。
従って本発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタイザの要部構成である。
【図2】図1の動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】位相シフト手段の原理構成例である。
【図4】ミックスド・シグナル・テスト・システムの概念構成図である。
【図5】従来の、デジタイザの要部構成である。
【図6】従来の、2つのADCを用いるデジタイザの要部構成である。
【図7】図6の動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】AQM内へ整列格納するアドレス発生手段の構成例である。
【図9】AQM内へ整列格納するアドレス発生手段の他の構成例である。
【符号の説明】
15 コントローラ
20 位相シフト手段
22 M逓倍器
24 1/M分周器
30 AD変換器(ADC)
35 マルチプレクサ
40 同期制御部
48 クロック源
50 取得メモリ(AQM)
60 フィルタ(FLT)
70 アドレス発生手段
72 周期カウンタ
74 第1加算手段
76 ゲート手段
78 第2加算手段
79 レジスタ
DUT 被試験デバイス
PE ピン・エレクトロニクス
FTU デジタルテスタ部

Claims (6)

  1. デジタルテスタ部とアナログテスタ部と両者を同期する同期制御部とを備え、
    被試験デバイスに対して信号を供給して、当該被試験デバイスから一定周期Tで繰返し発生するアナログの被測定信号を出力させ、当該アナログテスタ部に、所定時間間隔Ts毎に被測定信号をサンプリングクロックによりサンプリングしてコードデータに変換するAD変換器(ADC)を用いる波形デジタイザを備える半導体試験装置において、
    一定周期T毎に当該所定時間間隔Tsのサンプリングクロックの位相を所定の位相シフト量ΔP=360/M(ここでMは周期回数)づつシフトして連続したサンプリングクロックを発生する位相シフト手段を備え、
    周期回数Mの期間測定することにより当該被測定信号を等価的にTs/Mの等間隔でサンプリングする波形デジタイザを実現し
    当該位相シフト手段は、逓倍器を設け、当該逓倍器が出力する逓倍クロックを1/M分周器で分周し、一定周期T毎に分周動作を1回休止することで、1/Mの位相シフト量ΔPが付与された連続したサンプリングクロックを発生することを特徴とする半導体試験装置。
  2. デジタルテスタ部とアナログテスタ部と両者を同期する同期制御部とを備え、
    被試験デバイスに対して信号を供給して、当該被試験デバイスから一定周期Tで繰返し発生するアナログの被測定信号を出力させ、当該アナログテスタ部に、所定時間間隔Ts毎に被測定信号をサンプリングクロックによりサンプリングしてコードデータに変換するAD変換器(ADC)を用いる波形デジタイザを備える半導体試験装置において、
    一定周期T毎に当該所定時間間隔Tsのサンプリングクロックの位相を所定の位相シフト量ΔP=360/M(ここでMは周期回数)づつシフトして連続したサンプリングクロックを発生する位相シフト手段を備え、
    周期回数Mの期間測定することにより当該被測定信号を等価的にTs/Mの等間隔でサンプリングする波形デジタイザを実現し
    一定周期TをM回の周期回数で測定するものとし、一定周期Tごとに+1カウントする周期カウンタと、サンプリングクロック毎にアドレス信号と周期回数Mを加算し、一定周期T毎に周期カウンタ値Qに戻し、一定周期Tごとにおけるサンプリングクロックの発生位置をNとしたとき、Q+(M×N)とするアドレス値を発生するアドレス発生手段を設け、
    当該アドレス値に基づいて、AD変換した連続するコードデータを記憶装置へ整列格納することを特徴とする半導体試験装置。
  3. 一定周期TをM回の周期回数で測定するものとし、一定周期Tごとに+1カウントする周期カウンタと、サンプリングクロック毎にアドレス信号と周期回数Mを加算し、一定周期T毎に周期カウンタ値Qに戻し、一定周期Tごとにおけるサンプリングクロックの発生位置をNとしたとき、Q+(M×N)とするアドレス値を発生するアドレス発生手段を更に設け、
    当該アドレス値に基づいて、AD変換した連続するコードデータを記憶装置へ整列格納することを特徴とする請求項記載の半導体試験装置。
  4. 前記アドレス発生手段は、前記周期カウンタを下位ビットとし、サンプリングクロック毎に+1する計数手段を上位ビットとすることを特徴とする請求項2又は3記載の半導体試験装置。
  5. 前記アドレス発生手段は、当初はリセットされて"0"値であり、以後一定周期信号40sを受けた都度+1カウントした周期計数信号72sを生成する、周期カウンタと、周期回数M値を一方の入力端に受け、レジスタ79からのアドレス信号79sを他方の入力端に受けて、両者を加算する、第1加算手段と、一定周期信号40sを受けたときのみ出力をゼロにし、その他のときは当該第1加算手段からの累算データを通過させるゲート手段と、当該周期カウンタからの周期計数信号72sを一方の入力端に受け、当該ゲート手段からの累算データ76sを受けて、両者を加算する、第2加算手段と、当該第2加算手段からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチする、レジスタ79と、を具備し、当該レジスタの出力からのアドレス信号79sを上記記憶装置のアドレス入力端へ供給することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体試験装置。
  6. 前記アドレス発生手段は、周期回数Mの値が2の指数である場合に、一定周期信号40sを受けた都度+1カウントして、下位ビットへのアドレス値を生成する、第1計数手段と、一定サンプリングクロック20clkを受けた都度+1カウントして、残りの上位アドレスビット79Hを生成する、第2計数手段と、当該第1計数手段からのデータを受けてサンプリングクロック20clkによりラッチして、アドレス信号の下位アドレスビット79Lを生成する、フリップフロップと、を具備し、当該フリップフロップからの下位アドレスビット79Lと、当該第2計数手段からの残りの上位アドレスビット79Hとを、上記記憶装置のアドレス入力端へ供給することを特徴とする請求項記載の半導体試験装置。
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