JP5388475B2 - 鋳包構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、突起を外周鋳肌面に複数有する鋳鉄製シリンダライナがアルミニウム合金に鋳包まれている鋳包構造体に関し、特に熱伝導性と接合強度に優れている鋳包構造体に関する。
自動車用エンジンにおいて軽量、小型化を達成するために、アルミニウム合金製のシリンダブロックに鋳鉄製のシリンダライナが装着されることが多い。このようなシリンダライナ付きシリンダブロックの製造方法としては、シリンダブロック用の鋳型内にシリンダライナを予めセットし、この鋳型内に鋳造材料(アルミニウム合金)を鋳込んで、シリンダライナの外周部をアルミニウム合金で鋳包む方法が知られている。この場合、シリンダライナ外周部とシリンダブロックとが一体結合された鋳包構造体の熱伝導性を向上させることはエンジン性能の向上に効果がある。
従来の鋳包用シリンダライナとして、特許文献1及び特許文献2の技術が提案されている。特許文献1では、シリンダライナ外周面の突起高さ、突起個数、突起面積率を所定の値とすることで、シリンダブロックとの密着性と接合強度を向上させることを提案している。また、特許文献2では、シリンダライナ外周面の算術平均粗さと展開長さ比を所定の値にすることで、シリンダブロックとの密着性と熱伝導性の向上及び薄肉化を図ることを提案している。また、シリンダライナをアルミニウム合金で鋳包んだ鋳包構造体の熱伝導率を向上させる技術として、シリンダライナ鋳肌面にアルミニウム合金などの高熱伝導材料を溶射することが従来から知られている。
特開2005−194983号公報 特開2004−209507号公報
近年、エンジンの高出力化や低燃費化のため、シリンダボアの上死点付近は熱的に厳しい状況にある。また、低フリクション化とコンパクト化により、シリンダボア間の肉厚の低減を求められている。熱対策としては、シリンダライナをアルミニウム合金で鋳包んだ鋳包構造体の熱伝導性の向上が必要である。シリンダボア間の薄肉化の対策としては、シリンダライナの薄肉化を要求される。
しかしながら、特許文献1の技術は接合強度は高いが、熱伝導性が不足する。また、突起高さが高くなると、摺動面の組織を維持しつつ、シリンダライナの薄肉化を図ることが難しくなる。また、特許文献2の技術は、シリンダライナの外周鋳肌面とアルミニウム合金との充分な接合強度が得られない。また、シリンダライナの外周鋳肌面にアルミニウム合金などの高熱伝導材料を溶射する方法は、コスト高となる。
本発明の目的は、熱伝導性と接合強度が高く、薄肉化も可能な鋳包構造体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は次の解決手段を採る。すなわち、
本発明は、突起を外周鋳肌面に複数有する鋳鉄製シリンダライナがアルミニウム合金に鋳包まれている鋳包構造体において、前記鋳包構造体は、突起基底までの鋳鉄部肉厚をL1、鋳鉄部とアルミニウム合金部との一体部肉厚をL2としたとき、L1/L2=0.45の条件の下で測定した熱伝導率が35〜80W/m・Kの値を有し、前記突起において突起の基底から0.2mm位置における突起の断面積の単位面積当たりの合計面積が単位面積に占める割合として算出される突起面積率は10〜50%であり、前記突起を有するシリンダライナの外周鋳肌面の表面積が、突起の無いシリンダライナの外周鋳肌面の表面積に対して140〜230%であり、このときの表面積率の算出式は、1cm の範囲における突起平均高さをHmm、突起個数をN個、前記突起面積率をBとしたとき、表面積率A(%)=35.45×(B×N) 1/2 ×H+100であり、前記突起の高さが0.2〜0.7mmで、突起の個数が1cm当たり70〜150個であることを特徴とする。
表面積率が140%未満では熱伝導率が低下し、接合強度も低下する場合があり、230%を越えると鋳包性が悪化し、熱伝導率が低下する。
突起高さが0.2mm未満では突起数が多くても充分な接合強度が得られず、0.7mmを越えるとシリンダライナの薄肉化が困難となるとともに、熱伝導率も低下する。突起の個数が1cm当たり70個未満では熱伝導率が低下し、150個を越えると熱伝導率が低下する。
シリンダライナの内周面仕上げ時の肉厚が1.5〜2.3mmであることが好ましい。肉厚が1.5mm未満ではシリンダライナの内周面に良好な摺動特性の鋳鉄組織を得ることができない。シリンダライナの薄肉化を図るためには2.3mm以下が必要である。
本願発明は、高い熱伝導性と接合強度を得られるため、エンジン性能の向上を図れる。また、シリンダライナの内周面仕上げ時の肉厚を薄肉(2.3mm以下)にすることができるため、シリンダボア間距離を小さくでき、シリンダブロックをコンパクトにできる。また、シリンダボア間の距離が従来と同じ場合、アルミニウム合金部を厚くできるため、冷却空洞を設けることも可能になる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1にシリンダライナを装着したシリンダブロックの一部分、図2にシリンダライナを示す。シリンダブロック1の材料としては、軽量化及びコスト面を考慮して、例えば、JIS ADC10(関連規格:米国ASTM A380.0)、あるいはJIS ADC12(関連規格:米国ASTM A383.0)などのアルミニウム合金が用いられる。シリンダライナ2の材料としては、耐摩耗性、耐焼付性及び加工性を考慮して、例えば、JIS FC230などの鋳鉄が用いられる。鋳鉄の組成の一例は、T.C:2.9〜3.7(質量%、以下同じ)、Si:1.6〜2.8、Mn:0.5〜1.0、P:0.05〜0.4、残Feである。必要に応じて、Cr:0.05〜0.4(質量%、以下同じ)、B:0.03〜0.08、Cu:0.3〜0.5を添加してもよい。
シリンダライナ2はシリンダブロック1に装着されて、シリンダライナ2の内周面3がシリンダボアを形成する。すなわち、シリンダブロック用の鋳型内にシリンダライナ2が予めセットされ、鋳型内にアルミニウム合金溶湯が充填されることにより、鋳鉄製シリンダライナ2がアルミニウム合金製のシリンダブロック1に鋳包まれて一体結合された鋳包構造体10が製造される。シリンダライナ2は内周面を仕上加工されて完成時の肉厚は1.5〜2.3mmとされる。
シリンダライナ2の外周鋳肌面4には突起5が複数形成されている。突起5の形状は特に限定されない。例えば、図3に示されているように、(a)台形、(b)四角形、あるいは(c)括れた(先端部が太く、中間部が細い)形状などが用いられる。
突起5を有するシリンダライナ2の外周鋳肌面4の表面積は、突起の無いシリンダライナの外周鋳肌面の表面積に対して140〜230%である。また、突起5の高さは0.2〜0.7mmで、突起の個数は1cm当たり70〜150個である。
突起面積率は10〜50%が望ましい。突起面積率は、単位面積内に存在する突起5において突起5の基底から0.2mm位置における突起5の断面積の合計面積が単位面積に占める割合として算出される。突起面積率が10%未満では接合強度が低下する。50%を越えると突起が結合して鋳造性が低下し、空隙ができて密着性が低下し、熱伝導率が低下する。
シリンダライナ2は遠心鋳造法により製造される。遠心鋳造法によれば、均一な複数の突起5を外周鋳肌面4に有するシリンダライナ2を生産性よく製造できる。以下、シリンダライナ2の製造方法を説明する。
平均粒径0.002〜0.02mmの珪藻土、ベントナイト(粘結剤)、水、及び界面活性剤を所定の割合で混合して途型材が作製される。200〜400℃に加熱されて回転する鋳型(金型)の内面に途型材が噴霧塗布され、塗型の内面に途型層が形成される。途型層の厚さは0.5〜1.1mmである。界面活性剤の作用により、途型層内から発生する蒸気の泡によって途型層に複数の凹穴が形成される。途型層を乾燥後、回転する鋳型内に鋳鉄溶湯が鋳込まれる。このとき、途型層の凹穴に溶湯が充填され、均一な複数の突起が形成される。溶湯が硬化してシリンダライナが形成された後、途型層とともにシリンダライナが鋳型から取り出される。ブラスト処理により途型材が除去され、均一な複数の突起を外周鋳肌面に有するシリンダライナが製造される。
以下、突起5を外周鋳肌面4に複数有する鋳鉄製シリンダライナ2がアルミニウム合金に鋳包まれて一体結合された鋳包構造体10について、熱伝導率と接合強度を評価した結果(表1参照)を説明する。
実施例及び比較例とも、試験に使用したシリンダライナの鋳鉄組成は次の通りである。
T.C:2.9〜3.7(質量%、以下同じ)、Si:1.6〜2.8、Mn:0.5〜1.0、P:0.05〜0.4、Cr:0.05〜0.4、残Fe。
実施例1〜9及び比較例1〜4のシリンダライナは上述した製造方法により作製した。比較例5のシリンダライナは次の製造方法によって遠心鋳造法により作製された。
平均粒径0.05〜0.5mmの珪砂、平均粒径0.1mm以下のシリカフラワ、ベントナイト(粘結剤)、及び水を所定の割合で混合して塗型材が作製される。200〜400℃に加熱されて回転する鋳型(金型)の内面に途型材が噴霧塗布され、塗型の内面に途型層が形成される。途型層の厚さは1mmである。途型層を乾燥後、回転する鋳型内に鋳鉄溶湯が鋳込まれる。溶湯が硬化してシリンダライナが形成された後、途型層とともにシリンダライナが鋳型から取り出される。ブラスト処理により途型材が除去され、所定粗さを外周鋳肌面に有するシリンダライナが製造される。
鋳鉄製シリンダライナ2はアルミニウム合金に鋳包まれて試験用の鋳包構造体10(図4(a)参照)が製造された。
実施例及び比較例とも、試験に使用したアルミニウム合金はJIS ADC12アルミニウム合金である。
1.熱伝導率
熱伝導率はレーザフラッシュ法により求めた。図4に示すように、突起5の基底までの鋳鉄部2Aの肉厚をL1、鋳鉄部2Aとアルミニウム合金部1Aとの一体部の肉厚をL2としたとき、L1/L2=0.45となるように、鋳包構造体10からテストピース20が切り出される。図4(a)に示されている二点鎖線は切り出し線を示す。すなわち、テストピース20は外径10mm、突起5の基底までの鋳鉄部2Aの肉厚1.35mm、鋳鉄部2Aとアルミニウム合金部1Aとの一体部の肉厚3mmとなるように鋳包構造体10から切り出された。熱伝導率は、レーザ照射開始からテストピース20の裏面に熱が伝わるまでの時間を計測し、テストピース20の厚みより算出される。図5において、20はテストピース、21はレーザ装置、22は熱電対、23は直流アンプ、24はレコーダである。熱伝導率は35〜80W/m・Kが要求される。
2.接合強度
鋳包構造体10から20mm×20mmのテストピース30(図6参照)を作製する。鋳鉄部2Aとアルミニウム合金部1Aの各々に専用治具31,32を接着剤で接着する。テストピース30を引張り試験機で矢印方向に引っ張り、鋳鉄部2Aとアルミニウム合金部1Aが剥がれた強度を接合強度とする。接合強度は3Mpa以上が望ましい。
3.突起高さ
デプスダイヤルゲージでシリンダライナ2の突起高さを測定する。突起高さは0.2〜0.7mmが要求される。
4.突起個数
非接触の3次元レーザ形状測定器によって、突起5の基底から高さ0.2mm位置における突起の等高線図を求め、10mm×10mmの範囲において、閉じられている等高線の個数を、1cm当たりの突起個数とする。突起個数は1cm当たり70〜150個が要求される。
5.表面積率
非接触の3次元レーザ形状測定器によって、突起5の基底から高さ0.2mm位置における突起の等高線図を求め、10mm×10mmの範囲において、閉じられている等高線の部分の突起面積率をB、突起個数をN個、突起の平均高さをHmmとし、更に、突起を断面積が一定の円柱と仮定したとき、突起の無いシリンダライナの外周鋳肌面の表面積に対する、突起のあるシリンダライナの外周鋳肌面の突起を含めた表面積の比率A(%)を次式より求めた。なお、突起面積率Bは、前述したように、単位面積内に存在する突起5において突起5の基底から0.2mm位置における突起5の断面積の合計面積が単位面積に占める割合として算出される。表面積率Aは140〜230%が要求される。
A=35.45×(B×N)1/2×H+100・・・(1)
上記式(1)は次のようにして算出した。
図7において、突起平均半径:Rmm、突起平均高さ:Hmm、突起個数:N個、突起面積率:Bとしたとき、
π×R×N=100×B
=100×B/(π×N)
R=10×(B/(π×N))1/2
突起側面の面積=2×π×R×H×N
=2×π×10×(B/(π×N))1/2×H×N
=20×π1/2×(B×N)1/2×H
=35.45×(B×N)1/2×H
10mm×10mmの面積=100mm
表面積率A(%)=35.45×(B×N)1/2×H+100
表1に評価結果を示す。実施例1〜9は熱伝導率と接合強度が高い。しかしながら、表面積率が低い比較例1,2,4、及び表面積率が高い比較例3は熱伝導率が低下する。突起高さが低い比較例2は接合強度が低く、突起高さが高い比較例3は熱伝導率が低下する。突起個数が少ない比較例1は熱伝導率が低下し、突起個数が多い比較例4は熱伝導率が低下する。突起がなく、鋳肌面が粗い比較例5は充分な接合強度が得られない。
Figure 0005388475
本発明の鋳包構造体の一実施形態を示し、シリンダライナを装着したシリンダブロックの一部分を示す平面図である。 本発明のシリンダライナを示す斜視図である。 (a)、(b)及び(c)はそれぞれ突起形状を示す図である。 テストピース作製のための説明図で、(a)は鋳包構造体を示す平面図、(b)は鋳包構造体から切り出されたテストピースを示す斜視図、(c)はテストピースの一部分を示す図である。 熱伝導率の測定方法を示す図である。 接合強度の測定方法を示す図である。 表面積率の算出方法を説明するための図である。 表1に示す実施例の表面積率と熱伝導率及び強度との関係を示すグラフである 表1に示す実施例の突起個数と熱伝導率及び強度との関係を示すグラフである 表1に示す実施例の突起高さ(平均値)と熱伝導率及び強度との関係を示すグラフである 表1に示す実施例の突起面積率と熱伝導率及び強度との関係を示すグラフである
符号の説明
1 シリンダブロック
1A アルミニウム合金部
2 シリンダライナ
2A 鋳鉄部
3 内周面
4 外周鋳肌面
5 突起
10 鋳包構造体
L1 突起基底までの鋳鉄部肉厚
L2 鋳鉄部とアルミニウム合金部との一体部肉厚
20、30 テストピース
21 レーザ装置
22 熱電対
23 直流アンプ
24 レコーダ
31、32 専用治具

Claims (2)

  1. 突起を外周鋳肌面に複数有する鋳鉄製シリンダライナがアルミニウム合金に鋳包まれている鋳包構造体において、
    前記鋳包構造体は、突起基底までの鋳鉄部肉厚をL1、鋳鉄部とアルミニウム合金部との一体部肉厚をL2としたとき、L1/L2=0.45の条件の下で測定した熱伝導率が35〜80W/m・Kの値を有し、
    前記突起において突起の基底から0.2mm位置における突起の断面積の単位面積当たりの合計面積が単位面積に占める割合として算出される突起面積率は10〜50%であり
    前記突起を有するシリンダライナの外周鋳肌面の表面積が、突起の無いシリンダライナの外周鋳肌面の表面積に対して140〜230%であり、
    このときの表面積率の算出式は、1cm の範囲における突起平均高さをHmm、突起個数をN個、前記突起面積率をBとしたとき
    表面積率A(%)=35.45×(B×N) 1/2 ×H+100であり
    前記突起の高さが0.2〜0.7mmで、突起の個数が1cm当たり70〜150個であることを特徴とする鋳包構造体。
  2. 前記シリンダライナの内周面仕上げ時の肉厚が1.5〜2.3mmであることを特徴とする請求項1記載の鋳包構造体。
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