JP5387619B2 - 溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 - Google Patents
溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5387619B2 JP5387619B2 JP2011115779A JP2011115779A JP5387619B2 JP 5387619 B2 JP5387619 B2 JP 5387619B2 JP 2011115779 A JP2011115779 A JP 2011115779A JP 2011115779 A JP2011115779 A JP 2011115779A JP 5387619 B2 JP5387619 B2 JP 5387619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- nozzle
- molten metal
- refining
- flow control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
これらの本発明では、(2)式:θ=65〜80°により規定される関係を満足することが望ましい。ただし、(2)式において符号θは、軸方向の含む縦断面における第2の尖端部3bの最先端部5とこの縦断面における第2の尖端部3bの最大径dを有する部分の一方の外縁部f1とを結んで得られる直線Pと、この部分の両方の外縁部f1、f2を結んで得られる直線Sとがなす角度である。
本体2は管状体からなる。本体2は、一方の端部に第1の開口部2aを有するとともに他方の端部に第2の開口部2bを有し、かつ突出部4を有する。突出部4は、第1の開口部2aと第2の開口部2bとの間の内壁2cに環状に形成される。突出部4の形状は、段差状に急激に小径化する構造でもよいが、例えば45°程度の直線勾配状あるいは放物線状に小径化する構造であることが望ましい。本体2の内径Dが急激に変化すると、思わぬ圧損を招くからである。
流動制御体3は、第1の開口部2aと第2の開口部2bとの間に、本体2の内壁2cから離間して、配置される。流動制御体3は、第1の尖端部3aと第2の尖端部3bとを有する。第1の尖端部3aは、その横断面積が軸方向へ対称に増加する。第2の尖端部3bは、軸方向へ第1の尖端部3aに並設されて、その横断面積が軸方向へ対称に減少する。流動制御体3は、本体2に例えば特許文献2に開示される固定手段によって適宜固定される。
また、図1において、本体2に直管を用い、第2の開口部2bの内径Dは80mmとし、突出部4から最先端部5までの軸方向への距離cは110mmとし、突出部4の高さhは6mmとした。さらに、流動制御体3の最大径dは64〜70mmとした。
また、ノズル1において、流動制御体3と突出部4との関係が(1)式を満足することによって、ガス圧縮を第1の尖端部3aで行うためには、流動制御体3における最大径を有する部分(図1に示すノズル1では第1の尖端部3aおよび第2の尖端部3bの接続部)が、突出部4よりも軸方向に関して第1の開口部2aの側に配置されること、すなわち流動制御体3の最も太い部分が突出部4よりも第1の開口部2aの側に存在することが望ましい。
ノズルの設計には供給ガス圧力や必要流量、設備大きさや処理溶鋼量などさまざまな前提条件や制約条件が存在し、その有無や優先順位は使用者によって異なる。このため、全ての条件で本発明に係るノズル1の設計手法を詳細に説明することは不可能であるため、ノズルの具体的仕様の決定方法の一例を説明する。
前提条件としての単位時間当たりの脱硫フラックス吹き込み速度の要求値が設定されると、必要なランス前圧力が決定され、ラバールノズルで用いられるスロート断面積が算出できる。この計算は一般的な教科書に記載されているとともに特許文献2にも記載されており、当業者にとっては周知の事項である。
次に、ノズル1を用いる精錬方法を説明する。本発明を、転炉とRHを用いて実施する場合を例に、最良の形態を説明する。
キャリアガス流量は0.03Nm3/(min・溶鋼ton)以上0.2Nm3/(min・溶鋼ton)以下が望ましい。
2 本体
2a 第1の開口部
2b 第2の開口部
2c 内壁
3 流動制御体
3a 第1の尖端部
3b 第2の尖端部
4、4−1 突出部
5 最先端部
Claims (2)
- 溶融金属精錬用ランスの先端に配置されて、溶融金属の表面に減圧下で気体と共にフラックスを吹き付けるノズルであって、
該ノズルは、第1の開口部および第2の開口部を有するとともに前記第1の開口部から前記第2の開口部へ向かう軸方向へ向けて前記気体とフラックスを流す管状の本体と、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間に前記本体の内壁から離間して配置される流動制御体とを備え、
前記本体は、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間の内壁に環状に形成される突出部を有するとともに、
前記流動制御体は、横断面積が前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向けて前記軸に対称に増加する第1の尖端部と、前記第1の尖端部の前記第2の開口部側に並設されて、横断面積が前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向けて前記軸に対称に減少する第2の尖端部とを有し、かつ
前記第2の尖端部の最先端部は、前記突出部から前記最先端部までの前記軸方向への距離cと、前記突出部から前記第2の開口部までの前記軸方向への距離lとの比(c/l)が0.8〜2.0であるように、配置されること
を特徴とする溶融金属減圧精錬用ノズル。 - 請求項1に記載された溶融金属減圧精錬用ノズルを用いる精錬方法であって、
前記した比(c/l)が0.8〜1.6になるように流動制御体を配置し、かつ、前記第2の開口部から前記溶融金属の表面までの距離Aと、前記第2の開口部の径Dとの比(A/D)を45〜60に調整して、前記流動制御体と前記本体との間隙から精錬用粉体を前記溶融金属の表面に吹き付けることを特徴とする精錬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115779A JP5387619B2 (ja) | 2011-05-24 | 2011-05-24 | 溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011115779A JP5387619B2 (ja) | 2011-05-24 | 2011-05-24 | 溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012241276A JP2012241276A (ja) | 2012-12-10 |
JP5387619B2 true JP5387619B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=47463308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011115779A Active JP5387619B2 (ja) | 2011-05-24 | 2011-05-24 | 溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5387619B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU87353A1 (fr) * | 1988-09-28 | 1990-04-06 | Arbed | Lance de soufflage d'oxygene |
JP2002226907A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶融金属の精錬用ランスおよび精錬方法 |
JP3915701B2 (ja) * | 2003-01-07 | 2007-05-16 | 住友金属工業株式会社 | 溶融金属精錬用ランス |
JP4742855B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-08-10 | 住友金属工業株式会社 | 溶融金属精錬用ランス |
JP5273125B2 (ja) * | 2010-11-04 | 2013-08-28 | 新日鐵住金株式会社 | 溶融金属減圧精錬用ノズル |
-
2011
- 2011-05-24 JP JP2011115779A patent/JP5387619B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012241276A (ja) | 2012-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2433189C2 (ru) | Способ получения стали для стальных труб с отличной стойкостью в кислой среде | |
JP6660044B2 (ja) | 溶鉄の送酸精錬方法及び上吹きランス | |
KR100464279B1 (ko) | 전로취련방법 및 전로취련용 상취랜스 | |
JP5273125B2 (ja) | 溶融金属減圧精錬用ノズル | |
JP2019203169A (ja) | 精錬用ランス、精錬用ランス装置、及びrh型精錬装置 | |
JP7265136B2 (ja) | 極低窒素鋼の溶製方法 | |
JP5387619B2 (ja) | 溶融金属減圧精錬用ノズルおよび精錬方法 | |
JP7003947B2 (ja) | 上吹きランスおよび溶鉄の精錬方法 | |
JP6372540B2 (ja) | 真空脱ガス装置および真空脱ガス処理方法 | |
JP5573721B2 (ja) | 真空脱ガス装置の耐火物の溶損抑制方法 | |
JP6721129B2 (ja) | 転炉吹錬用上吹きランスおよび溶銑の精錬方法 | |
JP6372541B2 (ja) | 真空脱ガス装置および真空脱ガス処理方法 | |
JP2012082492A (ja) | 転炉精錬方法 | |
JP5987813B2 (ja) | 真空脱ガス設備における溶鋼の脱炭精錬方法 | |
JP4980175B2 (ja) | 溶鉄精錬用ランスおよび溶鉄精錬方法 | |
JP4765372B2 (ja) | ガス吹き込み羽口 | |
JP6358039B2 (ja) | 溶鋼の脱硫方法 | |
JP4218234B2 (ja) | 転炉吹錬方法 | |
JP7036147B2 (ja) | 上吹きランスおよびそれを用いた溶鉄の精錬方法 | |
JP4466287B2 (ja) | 減圧下における溶鋼の精錬方法及び精錬用上吹きランス | |
JP2012082491A (ja) | 転炉精錬方法 | |
JPH09209021A (ja) | 溶鉄精錬用ランスおよび溶鉄精錬方法 | |
JP4244546B2 (ja) | 転炉吹錬用上吹きランス | |
JP4470673B2 (ja) | 溶鋼の真空脱炭精錬方法 | |
JP2003073727A (ja) | 減圧精錬用ランス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121011 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20121011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130923 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5387619 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |