JP5386791B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5386791B2
JP5386791B2 JP2007113078A JP2007113078A JP5386791B2 JP 5386791 B2 JP5386791 B2 JP 5386791B2 JP 2007113078 A JP2007113078 A JP 2007113078A JP 2007113078 A JP2007113078 A JP 2007113078A JP 5386791 B2 JP5386791 B2 JP 5386791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
board
game
control board
normal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007113078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008264301A (ja
Inventor
正博 竹内
誠市 梁川
Original Assignee
株式会社竹屋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社竹屋 filed Critical 株式会社竹屋
Priority to JP2007113078A priority Critical patent/JP5386791B2/ja
Publication of JP2008264301A publication Critical patent/JP2008264301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5386791B2 publication Critical patent/JP5386791B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、スピーカユニットを搭載し、遊技機前面から、例えば、効果音や遊技中の報知音等を再生する遊技機に関する。
パチンコ機等の遊技機は、スピーカユニットを搭載し、そのスピーカユニットにより効果音や遊技中の報知音等を再生する。スピーカユニットには、大別して、エンクロージャーにポートを形成し、ドライバの背面からの出力を積極的に利用するタイプ(以下、「位相反転型」とする)と、完全にシールドされたエンクロージャーを備えるタイプ(以下、「密閉型」とする)との2つのタイプがある(特許文献1、2参照)。
位相反転型は、スピーカの背面からの出力を低域再生に利用できるため、密閉型よりも低い周波数域の音声の再生が可能である。そのため、現在遊技機に用いられているスピーカユニットの主流は位相反転型である。しかしながら、位相反転型は、スピーカの正面から出る音よりも位相の遅れた音を使用するので、密閉型に比べ音の立ち上がりが遅れるという特性がある。一方、密閉型は、音の立ち上がりは良いが、位相反転型に比べて、低周波数域での再生が十分にできないという特性がある。
特開2002−210092号公報 特開2005−160604号公報
遊技機のスピーカユニットが再生する音声については、遊技の用途、遊技の状況、遊技者の好み等の要因により、音の立ち上がりが重視されるとき(例えば、遊技画面上のキャラクタの細かな動作と音とを正確に一致させたいとき)と、低周波数域での再生特性が重視されるとき(例えば、低音が強調された効果音や音楽を使用するとき)とがある。
スピーカユニットが位相反転型である場合は、音の立ち上がりの早さが要求されるときにおいて、その要求に応えることができない。また、スピーカユニットが密閉型である場合は、低周波数域での再生が要求されるときにおいて、求められる低周波数域での音声を十分提供することができない。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、状況に応じて、適切な音声を再生することができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
スピーカユニットを備え、
前記スピーカユニットにより音声を出力する遊技機であって、
前記スピーカユニットは、
スピーカと、
前記スピーカのエンクロージャーと、
前記エンクロージャーに設けられたバスレフポートと、
前記バスレフポートを開閉することで密閉型と位相反転型とを切り替える開閉手段と、
前記音声の種類応じて前記開閉手段の開閉を制御する第1制御手段と、
を備え、
前記エンクロージャーは、前記バスレフポートから前記エンクロージャーの内部に向けて延びるダクトと、開口部と、前記開口部から前記エンクロージャーの内部に向けて延びる音導通路とを備え、
前記開閉手段は、前記ダクトを開閉し、
前記スピーカは、前記音導通路に取り付けられることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機が備えるスピーカユニットは、開閉手段により、密閉型のスピーカユニットにも、位相反転型(バスレフ型)のスピーカユニットにもなり、2種類の異なる音質の音声を、いずれも再生できる。よって、本発明の遊技機は、状況に応じて、適切な音声を再生することができる
本発明では、開閉手段が、エンクロージャーの内部に向けて延びるダクトを開閉するものであるから、スピーカユニットの外側から、開閉手段に触れることは困難である。よって、本発明の遊技機は、遊技者による開閉手段への悪戯を防止できる
本発明では、スピーカが、エンクロージャーの内部に向けて延びる音導通路に取り付けられているから、スピーカユニットの外側から、スピーカに触れることは困難である。よって、本発明の遊技機は、遊技者によるスピーカへの悪戯を防止できる。また、スピーカにより再生された音声が音導通路を経由するので、一層、低周波数域まで再生することができる
本発明の遊技機は、音声の種類に応じて開閉手段を制御し、スピーカユニットを位相反転型と密閉型とのうちのいずれかとする。そのため、スピーカユニットの特性を、再生する音声に適したものとすることができる。
(2)請求項2の発明は、
スピーカユニットを備え、
前記スピーカユニットにより音声を出力する遊技機であって、
前記スピーカユニットは、
スピーカと、
前記スピーカのエンクロージャーと、
前記エンクロージャーに設けられたバスレフポートと、
前記バスレフポートを開閉することで密閉型と位相反転型とを切り替える開閉手段と、
前記遊技機の遊技態様を判断する遊技態様判断手段と、
前記遊技態様判断手段による判断結果に応じて前記開閉手段の開閉を制御する第2制御手段と、
を備え、
前記エンクロージャーは、前記バスレフポートから前記エンクロージャーの内部に向けて延びるダクトと、開口部と、前記開口部から前記エンクロージャーの内部に向けて延びる音導通路とを備え、
前記開閉手段は、前記ダクトを開閉し、
前記スピーカは、前記音導通路に取り付けられることを特徴とする遊技機を要旨とする。
本発明の遊技機は、遊技機の遊技態様に応じて開閉手段を制御し、スピーカユニットを位相反転型と密閉型とのうちのいずれかとする。そのため、スピーカユニットの特性を、遊技機の遊技態様に適したものとすることができる。
また、スピーカユニットの特性の変化を遊技の演出に利用することができ、興趣が一層高まる。さらに、遊技者は、再生される音声の音質により、遊技態様を判断できる
本発明を実施例に基づいて説明する。
a)遊技機1の全体構成
まず、本発明に係る遊技機1の全体構成を図1に基づいて説明する。遊技機1は、図示しない遊技場に来場した遊技者にパチンコ遊技を提供するものであって、図示しない遊技島に取り付けられる外枠3と、外枠3に開閉可能に取り付けられた内枠5と、内枠5に取り付けられ、遊技者に対面して配置された遊技盤6と、遊技者が遊技行為を行うために遊技盤6上に遊技球8を発射するためのハンドル9と、遊技盤6における遊技行為の結果として提供される賞品、ここでは遊技球8(賞品として払い出される遊技球8を賞品球と言う。)を貯留する上受け皿12と、上受け皿12から排出される遊技球8を受ける下受け皿13と、遊技者が操作可能な操作ボタン15と、内枠5に取り付けられ、遊技を提供するための制御を行う主制御基板41とを備えている。
遊技者に対面する遊技盤6は、遊技者から見える位置に、遊技者に興趣のある図柄を提供する図柄表示装置21と、入賞口17と、普通電動役物18とを備え、入賞口17と、普通電動役物18とから遊技球8が入賞すると共に、特別図柄始動信号を出力する機能を有する始動入賞口23と、大入賞口25を備え、大入賞口25を開放することにより大量の賞品球を提供する機能を有する特別電動役物24と、大入賞口25の左側に位置し、遊技球8が入賞する左入賞口27と、大入賞口25の右側に位置し、遊技球8が入賞する右入賞口29と、特別図柄遊技の結果を表示する特別図柄表示装置31と、特別図柄遊技の保留数を表示する特別図柄記憶表示装置33と、遊技球8が通過すると、普通図柄遊技用の普通図柄始動信号を出力する機能を有する普通図柄始動ゲート35と、普通図柄遊技の結果を表示する普通図柄表示装置37と、普通図柄遊技の保留数を表示する普通図柄記憶表示装置39とを備えている。
また、遊技盤6の左上側には左上スピーカ119が設置され、遊技盤6の右上側には右上スピーカ129が設置されている。さらに、外枠3における下方であって、内枠6によって覆われていない領域(以下、「スピーカ領域11」とする)には、下側スピーカユニット7が設置されている。この下側スピーカユニット7、上述した左上スピーカ119及び右上スピーカ129は、遊技盤6上に、遊技音や効果音をステレオ音響で出力する機能を有する。
また、遊技盤6の左下側には変動時間短縮機能(以降、時短と称す)が作動中(即ち、時短中)かを表示する時短表示LED32が設置され、遊技盤6の右下側には、大当り遊技の上限ラウンド数が16ラウンド(16R)か14ラウンド(14R)かを表示するラウンド表示LED34が設置されている。
尚、特別図柄表示装置31は、7セグメントLEDを1個備えた表示器からなり、7つのセグメントそれぞれの点灯・消灯により100種類の大当り図柄と、1種類のハズレ図柄とを特別図柄として変動表示する。
また、図柄表示装置21は、左中右の3つの装飾図柄をそれぞれ独立に変動表示させる。本実施例では、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「A」,「B」,「C」,「D」,「E」の14種類の装飾図柄が設けられている。尚、これら14種類の装飾図柄は、全て同色(例えば、青色)で表示される。また図柄表示装置21は、確変状態か否かを遊技者に知らせるための表示(例えば、確変状態の時に装飾図柄の変動表示中の背景を赤色で表示し、非確変状態の時に背景を青色で表示すること)を行う機能を具備していない。
b)下側スピーカユニット7の構成
次に、下側スピーカユニット7及びその周辺部の詳細な構成を図1及び図2に基づいて説明する。下側スピーカユニット7は、幕板201と、エンクロージャー203と、スピーカ205と、切替弁207とを備えている。
上記幕板201は、板状の部材であり、スピーカ領域11において、外枠3の前面側を覆っている。この幕板201には、音響通路用開口部201aと、バスレフポート用開口部201bとがそれぞれ設けられている。音響通路用開口部201aの位置は、バスレフポート用開口部201bの上側である。
上記エンクロージャー203は、中空箱状の部材であり、その前方(図2における左方)に、2つの開口部、すなわち、音響通路出口203aと、バスレフポート203bとが形成されている。音響通路出口203aの位置は、幕板201の音響通路用開口部201aと重なる位置であり、バスレフポート203bの位置は、幕板201のバスレフポート用開口部201bと重なる位置である。
エンクロージャー203の内部には、音響通路出口203aから、後方に向けて真っ直ぐ延びるダクト203cが設けられている。このダクト203cを前方から見たときの断面形状は矩形である。ダクト203cの奥側における下面には、スピーカ205を取り付けるための切り欠き部203dが形成されている。
また、エンクロージャー203の内部には、バスレフポート203bから、後方に向けて真っ直ぐ延びるダクト203eが設けられている。このダクト203eを前方から見たときの断面形状は矩形である。ダクト203eの奥側の面は開口部203fとなっている。
上記スピーカ205は、ダクト203cの奥側における下面に取り付けられており、スピーカ205の正面側(主として音声を放出する面)205aが、切り欠き部203dにはめ込まれている。
上記切替弁207は、ダクト203eの開口部203fを開放状態/閉止状態のいずれにもすることができる弁である。この切替弁207は、図示しないモーターにより駆動される。切替弁207の開閉は、後述する演出制御基板55により制御される。切替弁207が閉止状態となったとき、エンクロージャー203は密閉され、下側スピーカユニット7は密閉型となる。また、切替弁207が開放状態となったとき、エンクロージャー203の内部はバスレフポート203bにおいて外部と連通し、下側スピーカユニット7は位相反転型(バスレフ型)となる。
また、図1に示すように、幕板201の前面には、報知ランプ202が設けられている。この報知ランプ202は、切替弁207が開口部203fを開放している間は点灯し、切替弁207が開口部203fを塞いでいる間は消灯する。この報知ランプ202も、後述する演出制御基板55により制御される。
c)遊技機1の電気的構成
次に、遊技機1の電気的構成を図3に基づいて説明する。
遊技機1は、主制御基板41が備えるメインCPU41aやROM41b,RAM41cなどが、以下に説明する構成と共に働いて、始動入賞口(図示略)から入力した特別図柄始動信号に基づいて遊技を司り、特別図柄表示装置(図示略)に特別図柄を表示したり、図柄表示装置21に興趣のある図柄を表示したり、操作ボタン15から操作信号を入力したり、特別電動役物を連続作動させたりする様に構成されている。以下に、主制御基板41の周囲構成を説明する。
主制御基板41は、電源基板43から電源の供給を受ける。
電源基板43は、受電基板53から電源の供給を受け、受電基板53はAC24V受電端子67を経由して外部からAC24ボルト電源の供給を受ける。
また、受電基板53は遊技球等貸出装置接続端子板51に接続され、外部から受電したAC24ボルト電源を供給する。また、この受電基板53からAC24ボルト電源の供給を受ける電源基板43は、発射制御基板45と、払出制御基板47とに電源を直接供給し、機能分離中継端子板54を経由して、演出制御基板55に電源を供給する。また、電源基板43は、機能分離中継端子板54と、演出制御基板55とを経由して、演出図柄制御基板57に電源を供給し、更に演出図柄制御基板57を経由して、インバータ基板56に電源を供給する。
これらの構成により、AC24ボルト電源から作成した制御用や駆動用の電源が各部に供給される。
また、外部のAC24ボルト電源に接続される受電基板53の接地回路75は、図示しないコンデンサと、図示しない外部のAC24ボルト電源配線とを経由して、大地に接地されている。
また、受電基板53の接地回路75は、遊技機1の接地系統に接続されると共に、タンクレール板金69と、タンク71と、上ヒンジ73とに接続されている。これにより、遊技機1の接地レベルが統一されるとともに、タンクレール板金69と、タンク71と、上ヒンジ73とが大地に接地され、これらに誘起した静電気が大地に放電される。
このように電源の供給を受ける主制御基板41等は、以下のように接続されている。
主制御基板41は、始動入賞口23の入賞口17に入賞した遊技球を検出して始動・入賞信号を出力するスイッチ1(109)と、普通電動役物18に入賞した遊技球を検出して始動・入賞信号を出力するスイッチ2(110)と、演出制御基板55へ出力する信号の中継用の機能分離中継端子板54と、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板47と、特別図柄や普通図柄を表示するために出力する信号の中継用の図柄用中継端子板58と、遊技機1の外へ信号線が接続される外部端子板77と、遊技盤6との間で信号を中継する盤用中継端子板159とに接続されている。
ここで、主制御基板41は、スイッチ1(109)、スイッチ2(110)との間では、信号の入力機能だけを備え、一方、機能分離中継端子板54、図柄用中継端子板58、外部端子板77との間では、信号の出力機能だけを備え、また、盤用中継端子板159、払出制御基板47との間では、信号の入出力機能を備える。
このように、主制御基板41に直接接続される各構成が、入力機能、出力機能、入出力機能毎に取り纏められることで、信号の入出力を考慮して、例えば、信号が入力される構成を重点的に検査するなど、明確で、適切な検査が可能になり、遊技機1の試験や検査がし易くなり、整備性や保安機能が向上される。
次に、個々の接続状態を説明する。
主制御基板41との間で、信号の入出力を行う盤用中継端子板159は、普通図柄始動ゲート35を通過した遊技球を検出して、普通図柄始動信号を出力するスイッチ3(161)と、大入賞口25に入賞した遊技球8を検出して、大入賞口入賞信号を出力するスイッチ4(163)と、左入賞口27に入賞した遊技球8を検出して左入賞信号を出力するスイッチ5(165)と、右入賞口29に入賞した遊技球8を検出して右入賞信号を出力するスイッチ6(167)とに接続され、これらが出力した信号の中継を行う。また、盤用中継端子板159は、特別電動役物24の駆動源となるソレノイド1(181)と、普通電動役物18の駆動源となるソレノイド2(171)とに接続され、主制御基板41から出力された駆動信号の中継を行う。
主制御基板41から出力された信号の中継を行う図柄用中継端子板58には、特別図柄表示装置31に駆動電力を供給して、特別図柄の表示を行う特別図柄表示基板60と、普通図柄表示装置37に駆動電力を供給して、普通図柄の表示と、普通図柄記憶表示装置39に駆動電力供給して、普通図柄の保留数の表示とを行う普通図柄表示基板62と、時短表示LED32に駆動電力を供給して、時短が作動中かの表示を行う時短表示LED基板63と、特別図柄記憶表示装置33に駆動電力を供給して、特別図柄の保留数の表示を行う特別図柄記憶表示基板64と、ラウンド表示LED34に駆動電力を供給して、上限ラウンド数が16Rか14Rかの表示を行うラウンド表示LED基板66とが接続されている。
これらの構成により、主制御基板41は、特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置37と、普通図柄記憶表示装置39と、特別図柄記憶表示装置33と、時短表示LED32と、ラウンド表示LED34とを、直接駆動して、遊技の結果の表現表示を実行する。
このような遊技の結果の表現とともに、遊技機1は、遊技球8を賞品球として払い出す機能を有するが、以下にその構成を説明する。
遊技球8の払い出しは、主制御基板41と、この主制御基板41との間で信号の送受を行う払出制御基板47とによって実行される。
この払出制御基板47には、主制御基板41がこの払出制御基板47を経由して、賞球数を検出するための球計数手前側スイッチ95と、球計数奥側スイッチ97と、下受け皿13が賞球で満杯になっていることを検出するための下受け皿満杯スイッチ101と、賞品球として払い出される遊技球8が不足していることを検出するための補給球不足スイッチ103と、ガラス枠開放スイッチ94とが接続され、これらからの信号が入力される。これらの信号は、図示しない賞球払出制御等によって利用される。
また、払出制御基板47は、払出装置基板49と、遊技球等貸出装置接続端子板51とに接続され、払出装置基板49に駆動信号を出力して払出モータ99を制御するとともに、遊技球等貸出装置接続端子板51との間で信号を送受する。これらにより、払出制御基板47は、貸し球及び賞品球の払い出しを実行する。また、払出制御基板47には、賞球を払い出した旨報知する賞球報知基板98が接続されている。尚、動作の詳細な説明は省略する。
また、払出制御基板47は、主制御基板41からの信号に基づいて、賞品球の払い出しを実行するとともに、遊技球等貸出装置接続端子板51からの信号に基づいて、貸し球の払い出しを行う。
この貸し球の払い出しの信号を出力する遊技球等貸出装置接続端子板51は、図1に示した上受け皿12内に収納されている度数表示基板107と、周知のプリペイドカードユニット105とに接続され、双方向でデータ信号の送受を行う。これにより、遊技球等貸出装置接続端子板51は、プリペイドカードユニット105からの信号を払出制御基板47に送ったり、度数表示基板107に送ることで、プリペイド金額の残額表示や貸し球動作の機能の一部を提供する。
尚、払出制御基板47は、外部端子板77に接続されている。これにより、外部端子板77は、払出制御基板47と、払出制御基板47経由で接続されたガラス枠開放スイッチ94とから出力された信号を、外部の例えば図示しないホール管理コンピュータに出力することが可能になる。
また、払出制御基板47に接続され、払出制御基板47から信号を入力する発射制御基板45は、遊技球8を遊技領域へ発射するための発射ソレノイド93に接続されると共に、発射用中継端子板81を経由して、発射強度を調節するための発射レバー83に接続された遊技者の操作を検出するためのタッチセンサ85と、遊技者が発射を停止させるための発射停止スイッチ89と、発射ソレノイド93による発射強度を調節するための発射ボリューム91と、遊技球8を発射位置へ送り込むための球送りソレノイド87とに接続されている。これにより、周知の遊技球8の発射動作が提供される。詳細な動作の説明は、省略する。
次に、機能分離中継端子板54を介して、主制御基板41から信号を入力する演出制御基板55の機能を、この機能を発揮するために備えられた構成とともに、説明する。
機能分離中継端子板54を介して、主制御基板41からの信号を入力する演出制御基板55は、演出図柄制御基板57を経由して図柄表示装置21に接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、これらを制御して、図柄表示装置21が表示する画像や図柄を決定し表示させる。尚、電源基板43から電源の供給を受けるインバータ基板56は、図柄表示装置21に駆動電源を供給する。
また演出制御基板55は、枠上LED基板59と枠左上LED基板117とを経由して枠下LED基板121に接続されるとともに、枠上LED基板59を経由して枠左LED基板123と枠右LED基板125とに接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、これらを制御して、遊技盤6の周縁部に備えられているLED(不図示)を点灯する。
また演出制御基板55は、枠上LED基板59と枠左上LED基板117とを経由して、遊技盤6の下方に備えられている左上スピーカ119に接続されるとともに、枠上LED基板59と枠右上LED基板127とを経由して、遊技盤6の右上側に備えられている右上スピーカ129に接続され、更に中継基板61を経由して、下側スピーカユニット7に接続され、主制御基板41からの信号に基づいて、音楽、音響、アナウンス及び効果音を出力する。
また演出制御基板55は、中継基板61を経由して演出ボタン基板133に接続されており、この演出ボタン基板133に接続された操作ボタン15が操作されると、その旨を示す操作信号を入力する。
また演出制御基板55は、ランプ用中継端子板65に接続され、このランプ用中継端子板65を経由して、センター飾りLED基板1(141)とセンター飾りLED基板2(147)とセンター飾りLED基板3(149)とセンター飾りLED基板4(151)とに接続されており、主制御基板41からの信号に基づいて、図柄表示装置21の周囲を飾るセンター飾りに備えられている図示しないLED等を点灯する。
また演出制御基板55は、ランプ用中継端子板65を経由して、左袖LED基板153と右袖LED基板155とに接続されており、主制御基板41からの信号に基づいて、遊技盤6の左右袖部に備えられている図示しないLEDを点灯する。
また演出基板55は、切替弁207の開閉を制御するとともに、切替弁207の開閉に同期して、報知ランプ202の点灯/消灯を制御する。
以上に示した、主制御基板41と演出制御基板55との間は、信号ケーブル72によって接続されており、この信号ケーブル72によって、主制御基板41から出力された伝送データ(ZDT0〜ZDT7)と、コントロール信号(ZSTR)とが、機能分離中継端子板54を経由して、演出制御基板55に入力される構成を備えている。
これにより、主制御基板41から演出制御基板55へ、伝送データ(ZDT0〜ZDT7)とコントロール信号(ZSTR)とが、一方向通信により伝送され、演出制御基板55から主制御基板41に対しては、何ら影響を及ぼさない構成を備えている。
この伝送データ(ZDT0〜ZDT7)と、コントロール信号(ZSTR)とを演出制御基板55に供給する主制御基板41は、概ね、以下に示すような構造を備え、動作を行う。
主制御基板41は、ROM41bやRAM41cなどの記憶素子を搭載しており、RAM41cには、遊技態様をランダムに設定するための後述する乱数カウンタと、特別図柄遊技の保留数(以降、特別図柄遊技保留数と称す)を示す特別図柄遊技保留数カウンタC11と、大当り終了後に特別図柄が変動表示した回数(以降、スタート回数と称す)を示すスタートカウンタC12と、普通図柄遊技の保留数(以降、普通図柄遊技保留数と称す)を示す普通図柄遊技保留数カウンタC13とが設けられている。
そして、乱数カウンタとしては、0から746の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、746に達すると0に置き換えられる)、大当りか否かの抽選に用いられる大当り決定乱数カウンタC1と、0から99の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、99に達すると0に置き換えられる)、大当り停止用図柄を決定するために用いられる大当り用図柄決定乱数カウンタC2と、0から88の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、88に達すると0に置き換えられる)、変動パターンにリーチ変動を含むか否かの抽選に用いられるリーチ決定乱数カウンタC3と、0から1306の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、1306に達すると0に置き換えられる)、変動表示の変動パターンを選択するために用いられる変動パターン選択乱数カウンタC4と、0から100の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、100に達すると0に置き換えられる)、図柄が大当り図柄で一旦停止した後の再変動(いわゆる再抽選)を行うか否かの抽選に用いられる再変動パターン選択乱数カウンタC5と、0から9の間で2ミリ秒毎に順次インクリメントされて変動し(但し、9に達すると0に置き換えられる)、普通図柄の当り(以降、普通当りとも称す)か否かの抽選に用いられる普通当り決定乱数カウンタC6とが設けられている。尚、乱数の確率となる変動範囲は、設計値である。
また、主制御基板41のRAM41cには、大当り決定乱数カウンタC1から取得した乱数を最大4個格納する大当り決定乱数記憶バッファB1と、大当り用図柄決定乱数カウンタC2から取得した乱数を最大4個格納する大当り用図柄決定乱数記憶バッファB2と、リーチ決定乱数カウンタC3から取得した乱数を最大4個格納するリーチ決定乱数記憶バッファB3と、変動パターン選択乱数カウンタC4から取得した乱数を最大4個格納する変動パターン選択乱数記憶バッファB4と、再変動パターン選択乱数カウンタC5から取得した乱数を最大4個格納する再変動パターン選択乱数記憶バッファB5と、普通当り決定乱数カウンタC6から取得した乱数を最大4個格納する普通当り決定乱数記憶バッファB6との領域が設けられている。
また、主制御基板41のROM41bには、変動パターンを決定するための乱数値(変動パターン選択乱数カウンタC4から取得した乱数と、再変動パターン選択乱数カウンタC5から取得した乱数)と変動パターンの種類との対応関係が記憶された変動パターンテーブルが各種条件に応じて設けられている。
d)主制御基板41によって繰り返し実行される遊技制御処理
まず、主制御基板41によって繰り返し実行される遊技制御処理を、図4〜図6 のフローチャートを用いて説明する。
この遊技制御処理は、遊技機1に電源が供給されている場合に、4ミリ秒毎に実行され、遊技機1が遊技者に提供する遊技に関わる制御を実行する。
図4におけるS10では、主制御基板41のメインCPU41aは、まず、作業領域が正常であるか否かを判断する。ここで、作業領域が正常でないと判断された場合には、次に、主制御基板41のRAM41cの初期化設定処理を行う(S20)。その後、S100に移行する。尚、作業領域が正常でないと判断されるのは、主制御基板41に電源が投入された直後である。
一方、S10にて作業領域が正常であると判断された場合には、次に、演出制御基板55及び払出制御基板47へのコマンド、及び外部端子板77への外部出力信号の出力を行う出力処理を実行し(S30)、その後、図示しない入力ポート(入力インターフェース)から入力されたデータ(信号)のチェックを行う入力処理を実行する(S40)。更に、入賞球(入賞信号)に基づく賞品球に関するコマンドの作成を行う払出処理を実行し(S50)、その後、スイッチ断線・短絡エラーの検出及びその解除を行うエラー検出・解除処理を実行する(S60)。
次にS70にて、S60にてエラー中であることが検出されたか否かを判断する。ここで、エラー中であると判断された場合には、S110に移行する。一方、エラー中でないと判断された場合には、S80にて、普通図柄の変動・停止に関する制御及び始動入賞口23の開放の制御を行う普通図柄/始動入賞口処理を実行し、更にS90にて、特別図柄の変動・停止に関する制御と、表示コマンドの作成及び特別電動役物24の制御を行う特別図柄/特別電動役物処理を実行する。なお、S80〜S90の処理については、後に詳述する。
その後S100にて、LEDの制御に関するコマンド、及びスピーカの制御に関するコマンドの作成を行うランプ・音声コマンド作成処理を実行し、S110に移行する。
その後S110にて、各乱数の取得に用いる乱数カウンタC1〜C6の値を更新する。
そしてS120にて、各乱数の取得に用いる乱数カウンタC1〜C6の初期値を変更するための初期値決定用乱数の乱数値を更新する初期値乱数更新処理を行う。その後S110に移行し、上述の処理を繰り返す。即ち、次の周期の遊技制御処理が開始されるまで、S110及びS120の処理が繰り返される。
次に、S80にて行われる普通図柄/始動入賞口処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。
この普通図柄/始動入賞口処理が起動されると、主制御基板41のメインCPU41aは、まずS310にて、スイッチ3(161)が入賞を検出したか否かを判断する。ここで、入賞を検出していないと判断された場合には(S310)、普通図柄/始動入賞口処理をそのまま一旦終了する。一方、入賞を検出した場合には(S310)、S320に移行する。
そしてS320にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13の値(以降、普通図柄遊技保留数とも称す)が所定普通保留上限値K2(本実施例では4)に等しいか否かを判断する。即ち、普通図柄の変動表示の保留が可能であるか否かを判断する。ここで、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K2に等しければ、保留不能と判断し(S320)、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通図柄遊技保留数が所定普通保留上限値K2に等しくなければ、保留可能と判断し(S320)、S330にて、普通図柄遊技保留数カウンタC13をインクリメントする。
そしてS340にて、普通当り乱数取得処理を行う。この普通当り乱数取得処理は、普通当り決定乱数カウンタC6の値を普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納する。更にS350にて、後述のS820またはS830でセットまたはクリアされる時短中指示フラグF11がセットされているか否かを判断する。即ち、時短中であるか否かを判断する。ここで、時短中指示フラグF11がセットされていれば、時短中と判断し(S350)、S360にて、時短用普通当り判定処理を行う。この時短用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された時短用普通当り判定値「1」,「3」,「5」,「7」,「9」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF8をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF8をクリアする。そしてS380に移行する。
一方、時短中指示フラグF11がセットされていなければ、時短中でないと判断し(S350)、S370にて、通常用普通当り判定処理を行う。この通常用普通当り判定処理は、普通当り決定乱数記憶バッファB6に格納されている乱数の内で最も早く格納された乱数を取得し、この乱数と、予め設定された通常用普通当り判定値「7」と一致するか否かを判断し、一致する場合には「普通当り」であると判定して、普通当り判定フラグF8をセットし、一致しない場合には「ハズレ」であると判定して、普通当り判定フラグF8をクリアする。そしてS380に移行する。
そしてS380に移行すると、普通停止用図柄作成処理を行う。この普通停止用図柄作成処理は、S360またはS370にて取得した乱数値と抽選結果とに基づいて、停止表示する普通図柄(以降、普通停止用図柄と称す)を設定する。即ち、普通当り判定フラグF8がセットされている場合には普通停止用図柄を「7」とし、普通当り判定フラグF8がセットされていない場合には、S360またはS370で取得した乱数値が「N」であれば、普通停止用図柄を「N」とする(N=0,1,2,・・・,9)。
そしてS390にて、普通変動表示コマンド作成処理を行う。この普通変動表示コマンド作成処理は、S380で決定された普通停止用図柄で停止表示するように変動表示を行うことを指示する普通変動パターンコマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通変動パターンコマンドが普通図柄表示基板62に送信され、普通図柄表示装置37は普通図柄の変動表示を開始する。そして普通変動パターンコマンドを作成した後に、普通図柄遊技保留数カウンタC13をデクリメントする。
また普通変動表示コマンド作成処理は、時短中指示フラグF11がセットされている場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された時短用普通図柄変動表示時間(本実施例では、1.5秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成し、時短中指示フラグF11がセットされていない場合には、普通変動パターンコマンドが作成されてから予め設定された通常用普通図柄変動表示時間(本実施例では、10秒)が経過すると、停止表示を指示する普通図柄停止コマンドを作成する。これにより、S30の出力処理にて、この普通図柄停止コマンドが普通図柄表示基板62に送信され、普通図柄表示装置37は、S380で作成された普通停止用図柄で普通図柄を停止させる。尚、普通図柄が停止表示している時間(確定停止時間)は、本実施例では1秒である。
その後S400にて、普通当り判定フラグF8がセットされているか否かを判断する。即ち、普通当りであるか否かを判断する。ここで、普通当り判定フラグF8がセットされていなければ、「ハズレ」と判断し(S400)、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。一方、普通当り判定フラグF8がセットされていれば、「普通当り」と判断し(S400)、S410にて、ソレノイド2(171)を駆動させることにより普通電動役物18を動作させて、始動入賞口23を始動入賞口開放時間(本実施例では、例えば5秒)開放し、S420にて、普通当り判定フラグF8をクリアする。そして、普通図柄/始動入賞口処理を一旦終了する。
次に、S90にて行われる特別図柄/特別電動役物処理を、図6のフローチャートを用いて説明する。
この特別図柄/特別電動役物処理が起動されると、主制御基板41のメインCPU41aは、まずS510にて、始動入賞口23へ遊技球8が投入された場合の処理である始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、スイッチ1、2が入賞を検出した場合に限り、大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ判定用乱数、特別図柄変動パターン選択用乱数、及び特図大当り変動選択用乱数を取得する処理である。
上記大当り乱数は、大当り決定乱数カウンタC1の値を大当り決定乱数記憶バッファB1に格納することにより取得される。上記大当り用図柄乱数は、大当り用図柄決定乱数カウンタC2の値を大当り用図柄決定乱数記憶バッファB2に格納することにより取得される。上記リーチ判定用乱数は、リーチ決定乱数カウンタC3の値をリーチ決定乱数記憶バッファB3に格納することにより取得される。上記特別図柄変動パターン選択用乱数は、変動パターン選択乱数カウンタC4の値を変動パターン選択乱数記憶バッファB4に格納することにより取得される。上記特図大当り変動選択用乱数は、再変動パターン選択乱数カウンタC5の値を再変動パターン選択乱数記憶バッファB5に格納することにより取得される。
その後S520にて、特別図柄の変動表示を制御する変動表示処理を行う。この変動表示処理は、特別図柄遊技における停止用図柄の決定、及び停止までの変動パターンの決定を行うものである。
上記停止用図柄の決定では、まず、S510で取得した大当り乱数を用いて、大当りかハズレかを判定する。そして、大当りの場合は、S510で取得した大当り用図柄乱数を用いて、複数の大当り停止用図柄を記憶したテーブルの中から、1の大当り停止用図柄を選択する。ハズレの場合は、ハズレ停止用図柄を選択する。
また、上記変動パターンの決定では、S510で取得したリーチ判定用乱数を用いて、リーチとなるか否かを判定する。また、S510で取得した特図大当り変動選択用乱数を用いて、図柄が大当り図柄で一旦停止した後の再変動(いわゆる再抽選)を行うか否かを判定する。そして、それぞれの判定結果の組み合わせごとに用意された、複数の変動パターンを記憶した変動パターンテーブルから、1の変動パターンを選択する。
なお、上述したS30の出力処理にて、上記のようにして決定した停止用図柄及び変動パターンを表すコマンドが、特別図柄表示基板60と演出制御基板55とに送信され、特別図柄遊技を行うとき、図柄表示装置21及び特別図柄表示装置31は、決められた変動パターンで変動表示された後、決められた停止用図柄にて停止する。
更にS530にて、大当り判定において大当りと判定された場合は、特別電動役物24の動作を制御することにより、所定のラウンド数の大当り遊技を提供する特別電動役物制御処理を行う。
その後S540にて、通常・確変状態設定処理を行う。この通常・確変状態設定処理は、S530による大当り遊技の提供の終了後に、所定の条件により、通常状態、確変状態のいずれかに設定する。確変状態の場合は、大当り判定処理における大当りの確率が高まる。その後、特別図柄/特別電動役物処理を一旦終了する。
e)演出基板55によって繰り返し実行される制御処理
上述したとおり、主制御基板44は、S520にて決定した停止用図柄及び変動パターンを表すコマンドを、S30の出力処理にて、演出制御基板55に送信する。
演出基板55は、特別図柄遊技を行うとき、上記のコマンドに基づき、図柄表示装置21及び特別図柄表示装置31を、決められた変動パターンで変動表示させた後、決められた停止用図柄にて停止させる。
また、演出制御基板55は、図柄表示装置21及び特別図柄表示装置31の状態に応じて、表1に示すように、下側スピーカユニット7、左上スピーカ119、及び右上スピーカ129にて再生する音声を音声1〜6の中から1つ選択する。すなわち、リーチ状態にて変動表示しているときは、所定のテーブルに従い、音声1又は音声2を選択する。また、リーチ状態ではなく変動表示しているときは音声3を選択し、大当りの図柄にて停止してから所定時間が経過するときまでは音声4を選択し、ハズレの図柄にて停止してから所定時間が経過するときまでは音声5を選択し、その他の場合は音声6を選択する。
ここで、音声1は、低音を強調した音声であり、音声2は、遊技画面上のキャラクタの細かな動作と音とを正確に一致させる必要があり、立ち上がりが重視される音声である。
Figure 0005386791
なお、音声1〜6は、演出制御基板55が備える記憶手段(図示略)に予め記憶されている。また、演出制御基板55は、下側スピーカユニット7の切替弁207(図3参照)の開閉を、表1に示すとおり、遊技機1の遊技態様及び音声の種類に応じて切り換える。
f)遊技機1が奏する効果
(i)遊技機1が備える下側スピーカユニット7は、切替弁207の開閉により、密閉型のスピーカにも、バスレフ型のスピーカにもなる。そのため、下側スピーカユニット7は、2種類の異なる音質の音声を、いずれも再生できる。よって、遊技機1は、状況に応じて、適切な音声を再生することができる。
(ii) 遊技機1は、再生する音声の種類に応じて、下側スピーカユニット7の切替弁207の開閉を制御することで、下側スピーカユニット7の再生特性を、再生する音声の種類に適したものとすることができる。なお、遊技機1は、予め設定された変動パターンテーブルに応じて切替弁207の開閉を制御しても良いし、直接、音声の種類を判断し、その判断結果に応じて切替弁207の開閉を制御しても良い。
(iii) 遊技機1は、遊技態様(リーチであるか否か、大当り/ハズレ等)に応じて、下側スピーカユニット7における切替弁207の開閉を制御し、下側スピーカユニット7の再生特性を変化させることができる。そのため、音声の音質の変化を遊技の演出に利用することができ、興趣が一層高まる。また、遊技者は、音質により、遊技態様を判断できる。なお、下側スピーカユニット7における切替弁207の開閉は、リーチであるか否か、大当り/ハズレという基準に替えて、あるいはその基準とともに、遊技態様に関する他の基準(例えば、通常遊技よりも大当りの確率が高い確率変動状態であるか否か、通常遊技よりも図柄の変動時間が短い時短遊技であるか否か)に応じて、制御してもよい。
(iv) 下側スピーカユニット7において、切替弁207は、ダクト203eの最奥部に設けられているため、遊技者により悪戯されにくい。また、スピーカ205は、ダクト203cの奥部に設けられているため、遊技者により悪戯されにくく、また、スピーカ205により再生された音声がダクト203cを経由するので、一層、低周波数域まで再生することができる。
(v)遊技機1は、下側スピーカユニット7における切替弁207の開閉を報知する報知ランプ202を備えている。そのため、遊技者は、下側スピーカユニット7の状態を容易に確認することができ、また、切替弁207の開閉による音質の違いを聴き比べることができる。
本実施例2における遊技機1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、下側スピーカユニット7における切替弁207の開閉を切り換える構成が相違する。
図7に示すように、幕板201の前面には、開スイッチ209及び閉スイッチ211が設けられている。遊技者が開スイッチ209を押すと、切替弁207は、図示しないモーターにより駆動されて開となり、報知ランプ202は点灯する。また、遊技者が閉スイッチ211を押すと、切替弁207は、図示しないモーターにより駆動されて閉となり、報知ランプ202は消灯する。
本実施例2の遊技機1は、下側スピーカユニット7の音質を遊技者又はホールの店員が任意に変更できるという効果を奏する。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、下側スピーカユニット7の構造は、図8〜図10に示すものであってもよい。すなわち、図7、図9に示すように、エンクロージャー203は、スピーカ205を取り付けるためのダクトを備えず、スピーカ205は、エンクロージャー203の開口部203aに直接取り付けられていてもよい。
また、図8、図9に示すように、エンクロージャー203は、切替弁207を取り付けるためのダクトを備えず、切替弁207は、エンクロージャー203に設けられたバスレフポート203bに直接取り付けられていてもよい。
また、切替弁207の開閉は、ホールコンピュータにより制御してもよい。
また、切替弁207の開閉は、普通図柄遊技の遊技態様、あるいは、普通図柄遊技と特別図柄遊技との両方の遊技態様に応じて制御してもよい。
また、前記実施例2において、切替弁207の動作は、手動で操作する方式であってもよい。
本発明が適用された遊技機1の正面図である。 下側スピーカユニット7の構成を表す側断面図である。 遊技機1の制御系のブロック図である。 遊技制御処理を表すフローチャートである。 普通図柄/始動入賞口処理を表すフローチャートである。 特別図柄/特別電動役物処理を表すフローチャートである。 本発明が適用された遊技機1の正面図である。 下側スピーカユニット7の構成を表す側断面図である。 下側スピーカユニット7の構成を表す側断面図である。 下側スピーカユニット7の構成を表す側断面図である。
符号の説明
1・・・遊技機、3・・・外枠、5・・・内枠、6・・・遊技盤、
7・・・下側スピーカユニット、8・・・遊技球、9・・・ハンドル、
12・・・上受け皿、13・・・下受け皿、15・・・操作ボタン、
17・・・入賞口、18・・・普通電動役物、
21・・・図柄表示装置、23・・・始動入賞口、24・・・特別電動役物、
25・・・大入賞口、27・・・左入賞口、29・・・右入賞口、
31・・・特別図柄表示装置、32・・・時短表示LED、
33・・・特別図柄記憶表示装置、34・・・ラウンド表示LED、
35・・・普通図柄始動ゲート、37・・・普通図柄表示装置、
39・・・普通図柄記憶表示装置、41・・・主制御基板、41a・・・メインCPU、41b・・・ROM、41c・・・RAM、43・・・電源基板、
45・・・発射制御基板、47・・・払出制御基板、49・・・払出装置基板、
51・・・遊技球等貸出装置接続端子板、53・・・受電基板、
54・・・機能分離中継端子板、55・・・演出制御基板、56・・・インバータ基板、
57・・・演出図柄制御基板、58・・・図柄用中継端子板、
59・・・枠上LED基板、60・・・特別図柄表示基板、61・・・中継基板、
62・・・普通図柄表示基板、63・・・時短表示LED基板、
64・・・特別図柄記憶表示基板、65・・・ランプ用中継端子板、
67・・・AC24V受電端子、68・・・ラウンド表示LED基板、
69・・・タンクレール板金、71・・・タンク、72・・・信号ケーブル、
73・・・上ヒンジ、75・・・接地回路、77・・・外部端子板、
81・・・発射用中継端子板、83・・・発射レバー、85・・・タッチセンサ、87・・・球送りソレノイド、89・・・発射停止スイッチ、91・・・発射ボリューム、
93・・・発射ソレノイド、94・・・ガラス枠開放スイッチ、
95・・・球計数手前側スイッチ、97・・・球計数奥側スイッチ、
98・・・賞球報知基板、99・・・払出モータ、101・・・下受け皿満杯スイッチ、103・・・補給球不足スイッチ、105・・・プリペイドカードユニット、
107・・・度数表示基板、109・・・スイッチ1、110・・・スイッチ2、
117・・・枠左上LED基板、119・・・左上スピーカ、
121・・・枠下LED基板、123・・・枠左LED基板、
125・・・枠右LED基板、127・・・枠右上LED基板、
129・・・右上スピーカ、133・・・演出ボタン基板、
141・・・センター飾りLED基板1、147・・・センター飾りLED基板2、
149・・・センター飾りLED基板3、151・・・センター飾りLED基板4、
153・・・左袖LED基板、155・・・右袖LED基板、
159・・・盤用中継端子板、161・・・スイッチ3、163・・・スイッチ4、
165・・・スイッチ5、167・・・スイッチ6、171・・・ソレノイド2、
181・・・ソレノイド1、201・・・幕板、201a・・・音響通路用開口部、
201b・・・バスレフポート用開口部、202・・・報知ランプ、
203・・・エンクロージャー、203a・・・音響通路出口、
203b・・・バスレフポート、203c、203e・・・ダクト、
203d・・・切り欠き部、203f・・・開口部、205・・・スピーカ、
207・・・切替弁、209・・・開スイッチ、211・・・閉スイッチ

Claims (2)

  1. スピーカユニットを備え、
    前記スピーカユニットにより音声を出力する遊技機であって、
    前記スピーカユニットは、
    スピーカと、
    前記スピーカのエンクロージャーと、
    前記エンクロージャーに設けられたバスレフポートと、
    前記バスレフポートを開閉することで密閉型と位相反転型とを切り替える開閉手段と、
    前記音声の種類応じて前記開閉手段の開閉を制御する第1制御手段と、
    を備え、
    前記エンクロージャーは、前記バスレフポートから前記エンクロージャーの内部に向けて延びるダクトと、開口部と、前記開口部から前記エンクロージャーの内部に向けて延びる音導通路とを備え、
    前記開閉手段は、前記ダクトを開閉し、
    前記スピーカは、前記音導通路に取り付けられることを特徴とする遊技機。
  2. スピーカユニットを備え、
    前記スピーカユニットにより音声を出力する遊技機であって、
    前記スピーカユニットは、
    スピーカと、
    前記スピーカのエンクロージャーと、
    前記エンクロージャーに設けられたバスレフポートと、
    前記バスレフポートを開閉することで密閉型と位相反転型とを切り替える開閉手段と、
    前記遊技機の遊技態様を判断する遊技態様判断手段と、
    前記遊技態様判断手段による判断結果に応じて前記開閉手段の開閉を制御する第2制御手段と、
    を備え、
    前記エンクロージャーは、前記バスレフポートから前記エンクロージャーの内部に向けて延びるダクトと、開口部と、前記開口部から前記エンクロージャーの内部に向けて延びる音導通路とを備え、
    前記開閉手段は、前記ダクトを開閉し、
    前記スピーカは、前記音導通路に取り付けられることを特徴とする遊技機。
JP2007113078A 2007-04-23 2007-04-23 遊技機 Active JP5386791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113078A JP5386791B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113078A JP5386791B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008264301A JP2008264301A (ja) 2008-11-06
JP5386791B2 true JP5386791B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=40044640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007113078A Active JP5386791B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5386791B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7209661B2 (ja) * 2020-03-13 2023-01-20 株式会社平和 遊技機
JP7382862B2 (ja) * 2020-03-13 2023-11-17 株式会社平和 遊技機

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910092A (ja) * 1982-07-07 1984-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピ−カシステム
JPS5936681U (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 三菱電機株式会社 バスレフ型スピ−カシステム
JPS5956890U (ja) * 1982-09-30 1984-04-13 松下電器産業株式会社 スピ−カ装置
JPS6114590U (ja) * 1984-06-26 1986-01-28 三菱電機株式会社 スピ−カシステム装置
JPS6284787A (ja) * 1986-08-30 1987-04-18 株式会社 三共 弾球遊技機
JP2574757Y2 (ja) * 1992-04-27 1998-06-18 株式会社竹屋 パチンコ遊技場における報知装置
JP4132097B2 (ja) * 1995-03-31 2008-08-13 株式会社三共 遊技機
JP2002210092A (ja) * 2001-01-12 2002-07-30 Onkyo Corp 遊技機および遊技機用スピーカシステム
JP2003135681A (ja) * 2001-10-30 2003-05-13 Newgin Corp 遊技機及び遊技機用構成部材
JP3691794B2 (ja) * 2002-01-21 2005-09-07 株式会社藤商事 遊技機
JP2004223069A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Samii Kk 遊技機
JP2005160604A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機、及び遊技機用スピーカ
JP2006320503A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Aruze Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008264301A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013052090A (ja) 遊技機
JP2016101397A (ja) 遊技機
JP6136383B2 (ja) 遊技機
JP2007175483A (ja) 遊技機
JP2009195533A (ja) 遊技機
JP2010183961A (ja) 遊技機
JP2016101401A (ja) 遊技機
JP5974936B2 (ja) 遊技機
JP2007159905A (ja) 遊技機
JP4732885B2 (ja) 遊技機
JP2015066077A (ja) 遊技機
JP2014171610A (ja) 遊技機
JP2013031604A (ja) パチンコ遊技機
JP2010172445A (ja) 演出システム及び遊技機
JP5386791B2 (ja) 遊技機
JP5144117B2 (ja) 遊技機
JP2012040350A (ja) 遊技機
JP6136384B2 (ja) 遊技機
JP5385352B2 (ja) 遊技機
JP6428718B2 (ja) 遊技機
JP2015066309A (ja) 遊技機
JP5050666B2 (ja) 遊技機
JP6480301B2 (ja) 遊技機
JP5767669B2 (ja) 遊技機
JP5404701B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130923

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5386791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150