JP5383476B2 - コイル状金属線材の処理装置 - Google Patents

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本発明は、コイル状金属線材(特に、コイル状鋼線材)の処理装置に関する。本発明による処理装置は、例えば、コイル状に巻回した鋼線材をC形フックに吊り下げて懸垂させた状態で、走行ホイストによって種々の浸漬浴に次々に搬送して表面処理する際に、特に酸洗浴に浸漬させた場合に、C形フックで吊下げた懸垂状態で振動体により振動を与え、コイル状鋼線材を振動・酸洗する技術において効果的に利用することができる。
この種のコイル状鋼線材を酸洗する場合には、鋼線材をC形フックに吊り下げて洗浄槽に浸漬し、このC形フックに上下動の振動を与えて酸洗を実施している。これは、コイル状鋼線材がラセン状に巻回され、鋼線材の隣接面が相互に接触した状態になっているため、単に浸漬しただけでは、隣接接触面が処理液と接触しないためである。すなわち、C形フックに上下動の振動を与えることによって、ラセン状の隣接接触面の間に処理液を浸入させ、鋼線材の表面全体を処理液と効率よく接触させるためである。
しかしながら、このC形フックに上下動の振動を与えて酸洗する場合、コイル状鋼線材とC形フックとの接触面は上下方向に接触しているため、C形フックに上下動の振動を与えても、処理液を効果的に浸入させることが困難である。
C形フックの担持面と接触しているコイル状鋼線材の表面を露出させて処理液に触れさせる方法は、種々提案されている。例えば、浴槽底部を傾斜させておき、最初は、コイル状鋼線材の底部が浴槽底部の傾斜面と接触しない状態で、C形フックに上下動の振動を与えて鋼線材相互の隣接面を処理した後、振動を停止する。続いて、C形フックを下方に降下させてコイル状鋼線材の底部を浴槽底部の傾斜面と接触させると、コイル状鋼線材がC形フックに対して転動し、C形フック表面と接触していたコイル状鋼線材表面がC形フックに対して移動して、露出することになる。この状態でC形フックを上方に引き上げ、再びC形フックに上下動の振動を与える手法が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、この手法では、振動処理を中断してC形フックを上下させ、接触面を露出させる必要があり、処理時間の点で満足すべきものではなかった。また、浴槽底部に傾斜面を設ける必要があった。
また、浴槽の底部に反転手段を設けておき、最初は、コイル状鋼線材の底部が浴槽底部の反転手段と接触しない状態で、C形フックに上下動の振動を与えて鋼線材相互の隣接面を処理し、振動を停止してから、C形フックを下方に降下させてコイル状鋼線材の底部を浴槽底部の反転手段と接触させると、コイル状鋼線材が自重によってC形フックに対して転動し、C形フック表面と接触していたコイル状鋼線材表面がC形フックに対して移動し、露出することになる。この状態でC形フックを上方に引き上げ、再びC形フックに上下動の振動を与える手法も提案されている(特許文献2)。
しかしながら、この手法でも、振動処理を中断してC形フックを上下させ、接触面を露出させる必要があり、処理時間の点で満足すべきものではなかった。また、浴槽底部に反転手段を設ける必要があった。
更に、C形フックを懸下して保持する台板に加振器を設ける手法や、C形フックの懸下軸に加振器を設ける手法も提案されている(特許文献3)。C形フックを保持する台板に加振器を設ける手法では、加振器の加振作用線がコイル状鋼線材の重力線からずれた鉛直方向になるように加振器を設けることによって、コイル状鋼線材に上下方向の振動が与えられるだけでなく、同時にコイル状鋼線材を回転させることもできるとされている。また、C形フックの懸下軸に加振器を設ける手法では、加振器を斜め上下方向に振動させることによって、コイル状鋼線材に上下方向の振動が与えられるだけでなく、同時にコイル状鋼線材を回転させることもできるとされている。
この手法では、全てのC形フック毎に加振器を設ける必要があるが、コイル状鋼線材の処理浴の中には振動を与える必要のない処理浴もあるため、コスト面で好ましくなかった。更に、処理対象となるコイル状鋼線材の種類を変えた場合には、加振器による振動条件も変える必要があるが、振動条件の調整を個々の加振器の全てについて実施する必要があり、煩雑であった。また、処理浴の中には、酸洗浴のように酸蒸気に曝される浴や、単に水蒸気に曝されるだけの浴があるように、使用環境が種々異なるが、最も過酷な使用環境から加振器を保護するカバー手段が必要になり、この点でもコスト面で好ましくなかった。なお、異なる振動条件が求められる浴が存在すると、それらの浴ごとに振動条件を制御する必要があり、煩雑であった。
特開昭59−23886号公報 特開平6−212465号公報 特開昭54−114438号公報
従って、本発明の課題は、コイル状鋼線材などの金属線材をC形フックに吊り下げて懸垂させた状態で、走行ホイストによって種々の浸漬浴に次々に搬送して表面処理する技術において、C形フックに上下動の振動を与えると共に、コイル状鋼線材を回転させる場合に、従来技術の前記各欠点を解消した新しい手段を提供することにある。
前記の課題は、本発明により、
(a)吊りビーム部と、(b)前記吊りビーム部に設けられ、走行ホイストに着脱自在に懸下させることのできる係止部と、(c)前記吊りビーム部から下方に懸下した状態で吊りビーム部に固定され、コイル状金属線材を懸垂させることのできるC形フック部と、(d)前記吊りビーム部に設けられた掛置部とを含むコイル状金属線材吊下装置を、前記走行ホイストから脱離して着脱自在に保持した状態で、C形フック部に懸垂されたコイル状金属線材を浸漬処理浴内の処理液に浸漬させることのできるコイル状金属線材の処理装置であって、
前記処理装置が、
(1)前記掛置部を載置することのできる載置部、
(2)前記載置部を備えた加振部、
(3)前記加振部に接触する緩衝部、
(4)前記緩衝部を介して前記加振部を支持する基台、
(5)前記加振部に接触して設けた偏位部、及び
(6)前記偏位部を介して前記加振部に振動を伝えることのできる振動体
を含むことを特徴とする、コイル状金属線材の処理装置によって解決することができる。
また、本発明は、前記コイル状金属線材吊下装置のC形フック部に懸垂されたコイル状金属線材を浸漬処理浴内の処理液に浸漬させ、コイル状金属線材を上下に振動させると同時にC形フック部に対して回転させることにより、前記コイル状金属線材の全表面を処理液と接触させて処理する方法にも関する。
本発明装置によれば、C形フック部に懸垂されたコイル状金属線材(特に、コイル状鋼線材)を浸漬処理浴内の処理液に浸漬させた際に、コイル状金属線材の懸垂方向(鉛直方向)に関して斜めにずれた方向で、コイル状金属線材に対する振動が与えられるので、コイル状金属線材が上下方向に揺り動かされるだけでなく、同時にコイル状金属線材がC形フック部に対して回転することになる。従って、コイル状金属線材相互間のラセン状の隣接接触面の間に処理液を効率的に浸入させることができるだけでなく、コイル状金属線材とC形フックとの接触面を連続的に露出させ、処理液と接触させることができる。このため、C形フックと接触するコイル状金属線材表面を処理するために、振動処理を中断する必要がない。また、C形フック部に懸垂されたコイル状金属線材に対して、安定した回転運動を提供することができる。
本発明装置は、振動体をC形フック毎に設ける必要がなく、振動処理が必要な処理浴にのみ併設することができるので、必要な振動体の設置数が減少する。なお、本発明装置を処理浴に併設するだけでなく、処理浴と一体的に構成することもできる。また、各処理浴毎に適切な振動条件を設定することが可能になるだけでなく、処理対象のコイル状金属線材の種類の変更に対する振動条件の変更操作も煩雑ではない。更に、各処理浴毎の使用環境の差異に対応して振動体を保護することが可能になる。すなわち、酸洗浴のように酸蒸気に曝される処理浴に併設する場合には、酸蒸気の影響を受けないような保護カバーを設け、単に水蒸気に曝されるだけの処理浴に併設する場合には、簡易な保護カバーにすることができる。
本発明装置に、コイル状金属線材吊下装置を載置した状態で、C形フック部に懸垂されたコイル状金属線材を浸漬処理浴内の処理液に浸漬した状態を示す模式的斜視図である。 本発明装置に用いる偏位部の作用の説明用として、従来技術の態様を示す模式的部分拡大図である。 本発明装置に用いる偏位部の作用の説明用として、図2とは異なる従来技術の態様を示す模式的部分拡大図である。 本発明装置に用いる偏位部の作用を説明するための一態様の模式的部分拡大図である。 本発明装置に用いる偏位部の作用を説明するための別の態様の模式的部分拡大図である。
以下、本発明による処理装置の好ましい態様を図面に沿って説明する。
図1は、本発明装置1に、コイル状金属線材吊下装置3を載置した状態で、C形フック部33に懸垂されたコイル状金属線材5を浸漬処理浴6(壁面61の一部を切り欠いて示す)の処理液7に浸漬した状態を示す模式的斜視図である。なお、コイル状金属線材の代表例は、コイル状鋼線材であり、浸漬処理浴の代表例は、酸洗浴である。
本発明装置1と共に用いるコイル状金属線材吊下装置3は、棒状の吊りビーム部31、前記吊りビーム部31に設けられた係止部32(32a,32b)と、前記吊りビーム部31から下方に懸下した状態で吊りビーム部31に固定されたC形フック部33と、前記吊りビーム部31の両端に設けられた掛置部34(34a,34b)とを含む。
前記吊りビーム部31の上面に設けられた係止部32a,32bは、走行ホイスト(図示せず)に着脱自在に取り付けることができる。図1は、コイル状金属線材吊下装置3を走行ホイストから取り外して、本発明装置1に載置した状態を示している。図1に示す浸漬処理浴6での処理が終了すると、前記係止部32a,32bによってコイル状金属線材吊下装置3を走行ホイストに取り付けて上方に引き上げ、別の処理浴へ移動させることができる。
C形フック部33は、連結部35によって吊りビーム部31の底面に固定され、水平バー部36から、コイル状金属線材としての鋼線材5を吊り下げることができる。図1に示すように、コイル状金属線材吊下装置3を本発明装置1に載置した状態で、鋼線材5の全体が浸漬処理浴6の処理液7(例えば、硫酸水溶液)に完全に浸漬されるように処理液7の液面を調整する。
本発明装置1は、載置部18を備えた加振部11と、緩衝部としてのコイルバネ12と、前記加振部11を支持する基台15と、偏位部13と、振動体としての振動モータ14とを含む。図1に示す本発明装置1は、1対の加振ユニット1A,1B、すなわち、
〔1〕載置部18aを備えた加振部11aと、緩衝部としてのコイルバネ12aと、基台15aと、偏位部13aと、振動体としての振動モータ14aとを含む加振ユニット1A及び、
〔2〕載置部18bを備えた加振部11bと、緩衝部としてのコイルバネ12bと、基台15bと、偏位部13bと、振動体としての振動モータ14bとを含む加振ユニット1B
からなる。
載置部18a,18bは、板状の加振部11a,11bの上面中央に設けられ、前記掛置部34a,34bを載置することができる。必要により、吊りビーム部31を加振部11a,11bに固定する手段を有することができる。加振部11a,11bは、コイルバネ12a,12bを介して基台15a,15bに保持される。基台15a,15bは、加振部支持フレーム16(16a,16b)と、その加振部支持フレーム16(16a,16b)を支える支持台17(17a,17b)とを含む。
加振部11a,11bは、その底面に、偏位部13a,13bを介して振動モータ14a,14bを備える。図1に示す本発明装置1では、偏位部13として、断面が三角形の三角柱偏位部を用い、その三角柱体の斜面に振動モータ14を取り付ける。偏位部13は、振動モータ14から加振部11に伝える振動方向を、加振部11に対する平行方向又は垂直方向からずらす作用を有する。本発明装置1は、振動モータ14と加振部11との間に偏位部13を設けることにより、C形フック部33に吊り下げたコイル状鋼線材5に、図1の矢印Lに示すように上下方向の振動を与えると共に、図1の矢印Rに示すようにコイル状鋼線材5を回転させることができる。
本発明装置1に用いる偏位部13の作用を図2〜図5(模式的部分拡大図)に沿って説明する。
図2及び図3は、偏位部を使用せずに、振動モータ14を直接に加振部11に取り付けた場合を示す。図2に示すように、振動モータ14の回転軸が板状加振部11の底面に対して平行方向で、C形フック部33の水平バー部36と平行方向になるように振動モータ14を加振部11取り付けると、加振部11は図2の矢印Vに示すように、基台15に関して垂直方向に振動する。従って、加振部11に載置された吊りビーム部31は鉛直方向に振動し、コイル状鋼線材には上下方向の振動のみが与えられ、回転することはない。また、図3に示すように、振動モータ14の回転軸が板状加振部11の底面に対して平行方向で、C形フック部33の水平バー部36と垂直方向になるように振動モータ14を加振部11に取り付けても、加振部11は図3の矢印Vに示すように、基台15に関して垂直方向に振動する。従って、加振部11に載置された吊りビーム部31は鉛直方向に振動し、コイル状鋼線材には上下方向の振動のみが与えられ、回転することはない。
これに対し、図4及び図5は、振動モータ14と加振部11との間に三角柱偏位部13を設ける場合を示す。
図4に示すように、振動モータ14の回転軸の方向が三角柱偏位部13の斜面13Aに平行で、その傾斜方向と垂直になり、しかもC形フック部33の水平バー部36が延びる方向と平行になるように、振動モータ14を三角柱偏位部13の斜面13Aに取り付けると、振動モータ14は、図4の矢印Sに示すように、三角柱偏位部13の斜面13Aに対して垂直方向に振動を与えるので、加振部11も同じ方向に振動する。この振動は、振動成分に分解すれば、基台15に関して矢印Hの水平方向の振動成分と矢印Vの垂直方向の振動成分からなり、こうした振動が加振部11に与えられたことになる。
また、図5に示すように、振動モータ14の回転軸の方向が三角柱偏位部13の斜面13Aに平行で、その傾斜方向とも平行になり、しかもC形フック部33の水平バー部36が延びる方向と垂直になるように、振動モータ14を三角柱偏位部13の斜面13Aに取り付けても、振動モータ14は、図5の矢印Sに示すように、三角柱偏位部13の斜面13Aに対して垂直方向に振動を与えるので、加振部11も同じ方向に振動する。この振動は、振動成分に分解すれば、基台15に関して矢印Hの水平方向の振動成分と矢印Vの垂直方向の振動成分からなり、こうした振動が加振部11に与えられたことになる。
従って、図4及び図5に示す場合は、いずれも、加振部11に載置された吊りビーム部31に吊り下げられたコイル状鋼線材に上下方向の振動が与えられると同時に、コイル状鋼線材が回転する。
三角柱偏位部13の斜面13Aの傾斜方向は、C形フック部33の水平バー部36が延びる方向(すなわち、コイル状金属線材の巻回軸の方向)に対して、垂直方向になるのが最も好ましい。コイル状金属線材を最も効率的に回転させることができるからである。振動モータ14の回転軸の方向は、三角柱偏位部13の斜面13Aに関して平行であれば、斜面13Aの傾斜方向に関しては、垂直方向(図4参照)でも、平行方向(図5参照)でもよい。
三角柱偏位部13の斜面13Aと、板状加振部11の底面との間の角θ(図4参照)は、振動方向のずれによってコイル状鋼線材を回転させることができる限り、特に限定されないが、5°〜30°が好ましく、10°〜20°がより好ましい。振動体としては、振動モータの他に、例えば、カム機構を用いることもできる。緩衝部としては、コイルバネの他に任意のバネやエアクッションなどを用いることができる。
本発明による処理装置を使用して、コイル状金属線材の表面を処理する方法を以下に示す。
最初に、コイル状金属線材吊下装置3に設けられたC形フック部33の水平バー部36に、コイル状金属線材としての鋼線材5を吊り下げた状態で、走行ホイストにより、コイル状金属線材吊下装置3を浸漬処理浴6の上方に搬送する。続いて、コイル状金属線材吊下装置3を下方に降下させ、コイル状金属線材吊下装置3の吊りビーム部31に設けられた掛置部34a,34bを、加振ユニット1A,1Bに設けられた載置部18a,18bに載置させる。この載置が終了した後、係止部32a,32bと走行ホイストとの連結を取り外す。こうして、コイル状金属線材吊下装置3は本発明装置1に載置され、鋼線材5の全体が浸漬処理浴6の処理液7(例えば、硫酸水溶液)に完全に浸漬される。なお、必要により、処理液7の液面を調整する。
続いて、加振ユニット1A,1Bに設けられた振動モータ14a,14bを作動させ、加振ユニット1A,1Bに設けられた加振部11a,11bに振動を与える。加振部11a,11bの振動によって、吊りビーム部31が水平方向及び垂直方向の振動成分を与えられるので、C形フック部33に懸垂させたコイル状金属線材は、上下方向に振動させられるだけでなく、同時に回転させられる。こうして、C形フック部33に懸垂された鋼線材5に対して、安定した上下動と回転運動を提供しながら、鋼線材5の全表面に処理液を接触させることができる。
浸漬処理浴6での処理が終了した後、前記係止部32a,32bによって走行ホイストにコイル状金属線材吊下装置3を連結し、上方に引き上げ、別の処理浴へ移動させることができる。
本発明装置は、例えば、コイル状に巻回した金属線材(特に、コイル状鋼線材)をC形フックに吊り下げて懸垂させた状態で、走行ホイストによって種々の浸漬浴に次々に搬送して表面処理する方法、特には、振動・酸洗する技術に利用することができる。
1・・・本発明装置;1A,1B・・・加振ユニット;
3・・・コイル状金属線材吊下装置;5・・・コイル状金属線材;
6・・・浸漬処理浴;7・・・処理液;11,11a,11b・・・加振部;
12,12a,12b・・・コイルバネ;13,13a,13b・・・偏位部;
14,14a,14b・・・振動モータ;15,15a,15b・・・基台;
16,16a,16b・・・加振部支持フレーム;17,17a,17b・・・支持台;
18,18a,18b・・・載置部;31・・・吊りビーム部;
32,32a,32b・・・係止部;33・・・C形フック部;
34,34a,34b・・・掛置部;35・・・連結部;36・・・水平バー部;
61・・・浸漬処理浴の壁面。

Claims (1)

  1. (a)吊りビーム部と、(b)前記吊りビーム部に設けられ、走行ホイストに着脱自在に懸下させることのできる係止部と、(c)前記吊りビーム部から下方に懸下した状態で吊りビーム部に固定され、コイル状金属線材を懸垂させることのできるC形フック部と、(d)前記吊りビーム部に設けられた掛置部とを含むコイル状金属線材吊下装置を、前記走行ホイストから脱離して着脱自在に保持した状態で、C形フック部に懸垂されたコイル状金属線材を浸漬処理浴内の処理液に浸漬させることのできるコイル状金属線材の処理装置であって、
    前記処理装置が、
    (1)前記掛置部を載置することのできる載置部、
    (2)前記載置部を備えた加振部、
    (3)前記加振部に接触する緩衝部、
    (4)前記緩衝部を介して前記加振部を支持する基台、
    (5)前記加振部の底面に接触して設け、前記底面に対して斜面を提供する三角柱偏位部、及び
    (6)前記三角柱偏位部の斜面に取り付け、前記三角柱偏位部を介して前記加振部に振動を伝えることのできる振動体
    を含み、
    前記三角柱偏位部の斜面と、前記加振部の底面との間の角度が、5°〜30°である
    ことを特徴とする、コイル状金属線材の処理装置。
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