JPH0219194B2 - - Google Patents
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- JPH0219194B2 JPH0219194B2 JP13386782A JP13386782A JPH0219194B2 JP H0219194 B2 JPH0219194 B2 JP H0219194B2 JP 13386782 A JP13386782 A JP 13386782A JP 13386782 A JP13386782 A JP 13386782A JP H0219194 B2 JPH0219194 B2 JP H0219194B2
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- hook
- coil
- hanging
- vibration
- tank
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Links
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Landscapes
- Chemically Coating (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶液浸漬式の金属表面処理装置に係
り、詳しくは金属線材、条鋼あるいは部品等(以
下、単にワークという)を直接あるいはパレツト
を介してフツク吊りしたもとで、酸洗い(錆、ス
ケール落し)、防錆、鍍金被膜等の液中処理を振
動を与えながら安定にかつ効率的に行うための装
置に関する。
り、詳しくは金属線材、条鋼あるいは部品等(以
下、単にワークという)を直接あるいはパレツト
を介してフツク吊りしたもとで、酸洗い(錆、ス
ケール落し)、防錆、鍍金被膜等の液中処理を振
動を与えながら安定にかつ効率的に行うための装
置に関する。
金属線材(コイル)の脱スケールのために酸洗
いを行うことは従来より普通に行われているが、
さらにその効率化を図るため、酸液組成の調整、
液温調節、液更新、振動、超音波照射等が併用さ
れている。これらの各方式のうち、振動形式はコ
イルを搬送する自動走行ホイストよりコイルを吊
下Cフツクごと切離すとともに、これを酸洗槽の
固定枠上に設けたバネ受けに受渡して行うように
構成されているが、コイル重量が大きい場合には
それに伴つてバネ受けである固定枠を振動に耐え
得るよう大幅に強化しなければならないことから
経済的負担が大きくなり、またホイストに対しコ
イルを吊下Cフツクごと脱着する場合の振動用電
源供給端子の接続・分離について位置精度上の安
定さに欠ける不具合があり、一方このような位置
精度上の問題解決策として提案されている、酸洗
槽側の端子用電極に液槽を用いる形式のもので
は、Cフツク側電極は裸であることから腐蝕消耗
し易く、液面汚れ、液滴下等による接触不良、漏
電トラブルを生じ易い欠点があり、結局経済的負
担と共に安定した耐久性の保証が得られていな
い。
いを行うことは従来より普通に行われているが、
さらにその効率化を図るため、酸液組成の調整、
液温調節、液更新、振動、超音波照射等が併用さ
れている。これらの各方式のうち、振動形式はコ
イルを搬送する自動走行ホイストよりコイルを吊
下Cフツクごと切離すとともに、これを酸洗槽の
固定枠上に設けたバネ受けに受渡して行うように
構成されているが、コイル重量が大きい場合には
それに伴つてバネ受けである固定枠を振動に耐え
得るよう大幅に強化しなければならないことから
経済的負担が大きくなり、またホイストに対しコ
イルを吊下Cフツクごと脱着する場合の振動用電
源供給端子の接続・分離について位置精度上の安
定さに欠ける不具合があり、一方このような位置
精度上の問題解決策として提案されている、酸洗
槽側の端子用電極に液槽を用いる形式のもので
は、Cフツク側電極は裸であることから腐蝕消耗
し易く、液面汚れ、液滴下等による接触不良、漏
電トラブルを生じ易い欠点があり、結局経済的負
担と共に安定した耐久性の保証が得られていな
い。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去
し、実用的で耐久性のある溶液浸漬式金属表面処
理装置を提供することにある。
し、実用的で耐久性のある溶液浸漬式金属表面処
理装置を提供することにある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。図において、1は天井に敷設された
レール2を案内にして走行する自動走行ホイスト
であり、2本の巻上ロープ3にて水平状に吊下げ
られたシーブフレーム4の下方に適宜間隔を置い
て水平状に配置された懸垂支持台5は、縦向きの
互いに平行な2本のロツド6によつてシーブフレ
ーム4に固着されている。懸垂支持台5上にはフ
ツクフレーム7が吸振用の4個の空気バネ8を介
して載置され、該フツクフレーム7は前記ロツド
6に対しては遊嵌されている。また、フツクフレ
ーム7の中央部にはワークであるコイル9を吊下
げるための吊下Cフツク10の上端部が枢軸12
を介して揺動可能に支持されている。すなわち、
吊下Cフツク10はフツクフレーム7の中央部に
貫設された縦孔7aに貫通された状態で該フツク
フレーム下面に設けた軸受11により枢軸12を
介して揺動可能に支持されるとともに、前記懸垂
支持台5の中央を貫通した孔5aを通して下方に
垂下されている。また、吊下Cフツク10の上端
にはフランジ10aが形成され、このフランジ1
0aはフツクフレーム7の上面にフツク縦軸線を
挾んで対称的に配置されたフツク大揺れ防止用の
一対のストツパ13上面と一定の隙間Cを置いて
対向し、適宜設定されたこの隙間Cの範囲内で吊
下Cフツク10の揺動を許容している。なお、ス
トツパ13はゴム等の弾性緩衝材によつて形成さ
れている。
に説明する。図において、1は天井に敷設された
レール2を案内にして走行する自動走行ホイスト
であり、2本の巻上ロープ3にて水平状に吊下げ
られたシーブフレーム4の下方に適宜間隔を置い
て水平状に配置された懸垂支持台5は、縦向きの
互いに平行な2本のロツド6によつてシーブフレ
ーム4に固着されている。懸垂支持台5上にはフ
ツクフレーム7が吸振用の4個の空気バネ8を介
して載置され、該フツクフレーム7は前記ロツド
6に対しては遊嵌されている。また、フツクフレ
ーム7の中央部にはワークであるコイル9を吊下
げるための吊下Cフツク10の上端部が枢軸12
を介して揺動可能に支持されている。すなわち、
吊下Cフツク10はフツクフレーム7の中央部に
貫設された縦孔7aに貫通された状態で該フツク
フレーム下面に設けた軸受11により枢軸12を
介して揺動可能に支持されるとともに、前記懸垂
支持台5の中央を貫通した孔5aを通して下方に
垂下されている。また、吊下Cフツク10の上端
にはフランジ10aが形成され、このフランジ1
0aはフツクフレーム7の上面にフツク縦軸線を
挾んで対称的に配置されたフツク大揺れ防止用の
一対のストツパ13上面と一定の隙間Cを置いて
対向し、適宜設定されたこの隙間Cの範囲内で吊
下Cフツク10の揺動を許容している。なお、ス
トツパ13はゴム等の弾性緩衝材によつて形成さ
れている。
フツクフレーム7上には一対の振動モータ14
がその回転軸線がフツクフ枢軸12に平行となる
ようにフツク縦軸線を挟んで対称的に載置されて
おり、吊下Cフツク10に上下方向(横方向に関
しては回転方向を相反する方向とすることで相殺
される。)の振動を付加する。また、一対の振動
モータ14はその回転軸線方向が吊下Cフツク1
0のフツク部(掛止部)軸線方向、つまりコイル
9の軸線方向と直交するように配置されている。
されている。
がその回転軸線がフツクフ枢軸12に平行となる
ようにフツク縦軸線を挟んで対称的に載置されて
おり、吊下Cフツク10に上下方向(横方向に関
しては回転方向を相反する方向とすることで相殺
される。)の振動を付加する。また、一対の振動
モータ14はその回転軸線方向が吊下Cフツク1
0のフツク部(掛止部)軸線方向、つまりコイル
9の軸線方向と直交するように配置されている。
されている。
一方、酸洗槽15は室内が仕切板16によつて
複数に区画されるとともに、その上部は前記吊下
Cフツク10の通行を許容するスリツト17を中
央部分に形成したフード18によつて遮蔽されて
おり、また酸洗槽15の前後の壁の上部に形成さ
れたコイル9の出入口は昇降扉19によつて開閉
されるようになつている。前記フード18の内側
面には槽内に発生するガスや蒸気を吸引処理する
ための排気ダクト20が設けられ、フード18の
上部には送風機21が設置されるとともに、該送
風機21の送風口に連設されかつフード18の長
手方向に延在配置された放出管22のノズルより
外気をスリツト17の斜下方に放射することによ
つて、該スリツト17をエアーカーテン式に閉塞
している。このことによつて、槽内のガスや蒸気
のスリツト17からの漏洩が防止あるいは抑制さ
れ、排気ダクト20を通して排出処理される。な
お、図示はしないが、排気ダクト20は適宜吸引
装置と接続されている。また、酸洗槽15の底は
傾斜しており、槽内において吊下Cフツク10を
下降させワークであるコイル9に槽の傾斜底23
を利用して若干の回転を与えてから再度吊上げる
ことによつて吊下Cフツク10とコイル9との当
り面を変えて脱スケールの確実化(残留防止)を
図つてある。なお、コイル9の回転付加時におけ
る吊下Cフツク10の揺動(横揺れ)を阻止する
ために、槽内壁および仕切板16にはストツパガ
イド24を設けてある。
複数に区画されるとともに、その上部は前記吊下
Cフツク10の通行を許容するスリツト17を中
央部分に形成したフード18によつて遮蔽されて
おり、また酸洗槽15の前後の壁の上部に形成さ
れたコイル9の出入口は昇降扉19によつて開閉
されるようになつている。前記フード18の内側
面には槽内に発生するガスや蒸気を吸引処理する
ための排気ダクト20が設けられ、フード18の
上部には送風機21が設置されるとともに、該送
風機21の送風口に連設されかつフード18の長
手方向に延在配置された放出管22のノズルより
外気をスリツト17の斜下方に放射することによ
つて、該スリツト17をエアーカーテン式に閉塞
している。このことによつて、槽内のガスや蒸気
のスリツト17からの漏洩が防止あるいは抑制さ
れ、排気ダクト20を通して排出処理される。な
お、図示はしないが、排気ダクト20は適宜吸引
装置と接続されている。また、酸洗槽15の底は
傾斜しており、槽内において吊下Cフツク10を
下降させワークであるコイル9に槽の傾斜底23
を利用して若干の回転を与えてから再度吊上げる
ことによつて吊下Cフツク10とコイル9との当
り面を変えて脱スケールの確実化(残留防止)を
図つてある。なお、コイル9の回転付加時におけ
る吊下Cフツク10の揺動(横揺れ)を阻止する
ために、槽内壁および仕切板16にはストツパガ
イド24を設けてある。
本実施例の振動酸洗装置は上述のように構成し
たものであり、従つて吊下Cフツク10に吊下げ
られたワークであるコイル9を、走行ホイスト1
の運行により酸洗槽15内に搬入後、まず第1番
目の槽の酸浴に浸漬したもとで振動モータ14の
起動により吊下Cフツク10と共に上下方向に振
動させることによつて所定時間にわたり酸洗いを
行い、続いて液組成あるいは温度等の条件の異な
る隣接槽へ順々に移して同様の酸洗いを行い、水
洗中和後最終段階において燐酸被膜処理或は石灰
漬けを完了してから槽外に搬出し、かくしてコイ
ル9の脱スケール処理を行うものである。
たものであり、従つて吊下Cフツク10に吊下げ
られたワークであるコイル9を、走行ホイスト1
の運行により酸洗槽15内に搬入後、まず第1番
目の槽の酸浴に浸漬したもとで振動モータ14の
起動により吊下Cフツク10と共に上下方向に振
動させることによつて所定時間にわたり酸洗いを
行い、続いて液組成あるいは温度等の条件の異な
る隣接槽へ順々に移して同様の酸洗いを行い、水
洗中和後最終段階において燐酸被膜処理或は石灰
漬けを完了してから槽外に搬出し、かくしてコイ
ル9の脱スケール処理を行うものである。
なお、コイル9の酸洗い途中において全槽ある
いは特定槽に関して前述の如く、コイル9は槽底
まで降され傾斜底23により若干の回転(転動)
を与えられ吊下Cフツク10との当り面の位置換
えがなされるものであり、このことにより吊下C
フツク10との当り面に関するスケールの残留問
題が解消される。また、コイル9に対する加振方
法として、吊下Cフツク10あるいはコイル9の
固有振動に合せた共振を利用することが可能であ
り、この場合振動モータ14の電源をオン,オフ
制御することにより、該振動モータ11の回転数
を吊下Cフツク10あるいはコイル9の共振点を
含む範囲内で変化させてコイル9の振幅に変化を
与え、酸洗いの効率を上げることができるもので
あり、このような電源オン・オフ方式はたとえば
周波数変換方式あるいは極数変換方式に比べコス
トの面で有利である。
いは特定槽に関して前述の如く、コイル9は槽底
まで降され傾斜底23により若干の回転(転動)
を与えられ吊下Cフツク10との当り面の位置換
えがなされるものであり、このことにより吊下C
フツク10との当り面に関するスケールの残留問
題が解消される。また、コイル9に対する加振方
法として、吊下Cフツク10あるいはコイル9の
固有振動に合せた共振を利用することが可能であ
り、この場合振動モータ14の電源をオン,オフ
制御することにより、該振動モータ11の回転数
を吊下Cフツク10あるいはコイル9の共振点を
含む範囲内で変化させてコイル9の振幅に変化を
与え、酸洗いの効率を上げることができるもので
あり、このような電源オン・オフ方式はたとえば
周波数変換方式あるいは極数変換方式に比べコス
トの面で有利である。
さて、本実施例装置においてはコイル9の酸洗
い中において、槽内に発生するガスや蒸気等は送
風機21よりの放射空気によつてスリツト17か
らの漏出が抑制されるとともに排気ダクト20を
通して槽外へ吸引処理されるため、走行ホイスト
1や各フレーム類、振動モータ14等は上記の如
き腐蝕性の雰囲気から保護されるものである。一
方、振動モータ14によつて付加される振動は、
衝撃吸収性が大きくバネ条数の小さい空気バネ8
によつて吸収され、懸垂支持台5、シーブフレー
ム4を経由しての走行ホイスト1側への伝播が防
止される。
い中において、槽内に発生するガスや蒸気等は送
風機21よりの放射空気によつてスリツト17か
らの漏出が抑制されるとともに排気ダクト20を
通して槽外へ吸引処理されるため、走行ホイスト
1や各フレーム類、振動モータ14等は上記の如
き腐蝕性の雰囲気から保護されるものである。一
方、振動モータ14によつて付加される振動は、
衝撃吸収性が大きくバネ条数の小さい空気バネ8
によつて吸収され、懸垂支持台5、シーブフレー
ム4を経由しての走行ホイスト1側への伝播が防
止される。
また、振動モータ14をその軸線方向が吊下C
フツク10のフツク部軸線方向と平行となるよう
に設置したときには、吊下Cフツクのフツクが回
転振れを起してコイル9に回転力を付加し該コイ
ル9の結束バンドがフツク部のFRP(強化プラス
チツク)加工ライニングを損耗させるという不具
合が生ずるも、本装置では振動モータ14の軸線
方向をフツク部軸線方向に直交させてあるため、
吊下Cフツク10のフツク部に上下方向の安定し
た振動を付与することができ上記の如きコイル9
の回転が防止される。
フツク10のフツク部軸線方向と平行となるよう
に設置したときには、吊下Cフツクのフツクが回
転振れを起してコイル9に回転力を付加し該コイ
ル9の結束バンドがフツク部のFRP(強化プラス
チツク)加工ライニングを損耗させるという不具
合が生ずるも、本装置では振動モータ14の軸線
方向をフツク部軸線方向に直交させてあるため、
吊下Cフツク10のフツク部に上下方向の安定し
た振動を付与することができ上記の如きコイル9
の回転が防止される。
さらにまた、本実施例にあつては振動モータ1
4を支持するためのフツクフレーム7に対して吊
下Cフツク10を枢軸12を介して揺動可能に支
持した構成としたので、吊下Cフツク10はその
フツク部にて吊下げられたコイル9の重心が該フ
ツクの揺動中心鉛直下に位置するよう枢軸回りに
揺動して、フツクフレーム7に対する連結点であ
る枢軸12に関しての左右の重量的バランスを保
証することができる。このことは、たとえば吊下
Cフツク10がフツクフレーム7に固着した構成
において該吊下Cフツク10の縦軸線とコイル重
心とが不一致の場合に起り得る前記縦軸線を挾ん
での重量上のアンバランスに伴う横振れの発生を
未然に防止して、コイル9にその全幅にわたつて
安定した一様な均一上下振動を与えることができ
る。
4を支持するためのフツクフレーム7に対して吊
下Cフツク10を枢軸12を介して揺動可能に支
持した構成としたので、吊下Cフツク10はその
フツク部にて吊下げられたコイル9の重心が該フ
ツクの揺動中心鉛直下に位置するよう枢軸回りに
揺動して、フツクフレーム7に対する連結点であ
る枢軸12に関しての左右の重量的バランスを保
証することができる。このことは、たとえば吊下
Cフツク10がフツクフレーム7に固着した構成
において該吊下Cフツク10の縦軸線とコイル重
心とが不一致の場合に起り得る前記縦軸線を挾ん
での重量上のアンバランスに伴う横振れの発生を
未然に防止して、コイル9にその全幅にわたつて
安定した一様な均一上下振動を与えることができ
る。
なお、フツク大揺れ防止用のストツパ13は吊
下Cフツク10に対するコイル9の脱着時あるい
は槽間移送時の大揺れを防止するものであり、こ
れについては第3図に示す如く変更できる。すな
わち、第3図は吊下Cフツク10の大揺れ防止手
段に関する他の実施例を示しており、この実施例
はストツパ13をフツクフレーム7に設けたシリ
ンダ25によつて可動式としたもので、ストツパ
13を吊下Cフツク10のフランジ10aに当接
させることによりコイル脱着時や槽間移送時の該
吊下Cフツク10の揺れを積極的に防止するよう
にしたものである。
下Cフツク10に対するコイル9の脱着時あるい
は槽間移送時の大揺れを防止するものであり、こ
れについては第3図に示す如く変更できる。すな
わち、第3図は吊下Cフツク10の大揺れ防止手
段に関する他の実施例を示しており、この実施例
はストツパ13をフツクフレーム7に設けたシリ
ンダ25によつて可動式としたもので、ストツパ
13を吊下Cフツク10のフランジ10aに当接
させることによりコイル脱着時や槽間移送時の該
吊下Cフツク10の揺れを積極的に防止するよう
にしたものである。
なお、本実施例ではコイル9の場合について説
明したが、ワークはコイルに限るものではない。
またストツパ13はフランジ10aの下面に設け
ても差支えない。さらには枢軸12はフツクの揺
動方向を特定しない球状軸受形式に変更すること
が可能である。
明したが、ワークはコイルに限るものではない。
またストツパ13はフランジ10aの下面に設け
ても差支えない。さらには枢軸12はフツクの揺
動方向を特定しない球状軸受形式に変更すること
が可能である。
以上詳述したように、本発明は自動走行ホイス
ト等にて吊下げられた支持台に、ワーク吊下げ用
のCフツクの上端部を支持するためのフツクフレ
ームを空気バネを介して載置し、該フツクフレー
ム上には一対の振動モータを前記Cフツクの縦軸
線を挾んで対称的に設置するとともに、前記Cフ
ツクの上端部を枢軸を介して前記フツクフレーム
に揺動可能に取着してなるを特徴とするものであ
る。従つて、本発明によればワークをホイストに
て吊下げたままの状態で振動酸洗いを行うことが
できるため、従来装置の如き電源供給端子の接
続・分離に伴う不具合を解消し得るとともに、槽
から槽への移行を特別の位置精度を要求されるこ
となく簡単に行い得て作業能率の向上に役立つも
のであり、またワークに対し安定持続性のある振
動を付加して酸洗いを効果的に行わせ得るととも
に、ホイスト側への振動伝播については空気バネ
によつて吸収することができる。
ト等にて吊下げられた支持台に、ワーク吊下げ用
のCフツクの上端部を支持するためのフツクフレ
ームを空気バネを介して載置し、該フツクフレー
ム上には一対の振動モータを前記Cフツクの縦軸
線を挾んで対称的に設置するとともに、前記Cフ
ツクの上端部を枢軸を介して前記フツクフレーム
に揺動可能に取着してなるを特徴とするものであ
る。従つて、本発明によればワークをホイストに
て吊下げたままの状態で振動酸洗いを行うことが
できるため、従来装置の如き電源供給端子の接
続・分離に伴う不具合を解消し得るとともに、槽
から槽への移行を特別の位置精度を要求されるこ
となく簡単に行い得て作業能率の向上に役立つも
のであり、またワークに対し安定持続性のある振
動を付加して酸洗いを効果的に行わせ得るととも
に、ホイスト側への振動伝播については空気バネ
によつて吸収することができる。
第1図は本発明の振動酸洗装置を示す斜視図、
第2図は同じく酸洗槽を縦断して示す側面図、第
3図はフツク揺れ止めストツパに関しての他の実
施例を示す側面図である。 1…自動走行ホイスト、5…懸垂支持台、7…
フツクフレーム、8…空気ばね、9…コイル、1
0…吊下Cフツク、14…振動モータ、15…酸
洗槽、18…フード、20…排気ダクト。
第2図は同じく酸洗槽を縦断して示す側面図、第
3図はフツク揺れ止めストツパに関しての他の実
施例を示す側面図である。 1…自動走行ホイスト、5…懸垂支持台、7…
フツクフレーム、8…空気ばね、9…コイル、1
0…吊下Cフツク、14…振動モータ、15…酸
洗槽、18…フード、20…排気ダクト。
Claims (1)
- 1 自動走行ホイストにて吊下げられた支持台
に、ワーク吊下げ用のCフツクの上端部を支持す
るためのフツクフレームを空気バネを介して載置
し、該フツクフレーム上には一対の振動モータを
前記Cフツクの縦軸線を挟んで対称的に設置する
とともに、前記Cフツクの上端部を枢軸を介して
前記フツクフレームに揺動可能に取着してなるを
特徴とする溶液浸漬式金属表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13386782A JPS5923886A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 溶液浸漬式金属表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13386782A JPS5923886A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 溶液浸漬式金属表面処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5923886A JPS5923886A (ja) | 1984-02-07 |
JPH0219194B2 true JPH0219194B2 (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=15114905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13386782A Granted JPS5923886A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 溶液浸漬式金属表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923886A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01263287A (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-19 | Purantetsukusu:Kk | 洗浄処理装置 |
JP5383476B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2014-01-08 | 大同エンヂニアリング株式会社 | コイル状金属線材の処理装置 |
CN115094428B (zh) * | 2022-05-31 | 2024-03-08 | 中信重工机械股份有限公司 | 一种c型钩用横梁装置 |
-
1982
- 1982-07-31 JP JP13386782A patent/JPS5923886A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5923886A (ja) | 1984-02-07 |
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