JP5382385B2 - カードコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ICカードやフラッシュメモリーカード等のカード体を携帯電話機やスマートフォン等の電子機器に搭載されたプリント配線基板に接続するためのカードコネクタに関する。
従来、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の外部記憶媒体としてICカードやフラッシュメモリーカード等のカード体が使用されており、このカード体と電子機器に搭載されたプリント配線基板とをカードコネクタを介して電気的に接続させている。
この種のカードコネクタには、ICカード等のカード体が挿入されるカード体挿入部を有するハウジングと、カード体挿入部の底部より突出させた弾性接触片を有する導電性金属板材からなる複数のコンタクトとを備え、カード体をカード体挿入部に挿入することで、カード体の片面側に形成された信号伝達端子(パッド)が対応するコンタクトの弾性接触片と接触し、プリント配線基板とカード体とを電気的に接続させるようになっている。
このようなカードコネクタに用いられるコンタクトとしては、カード体挿入方向に向けた弾性接触片のカード体挿入方向手前側端部をハウジング底部に支持させて他端接点側を底部より浮き上がらせた片持ち構造のものが広く使用され、カード体をカード体挿入部に挿入すると、カード体が弾性接触片を押圧し、弾性接触片が固定端側を支持させた状態で弾性変形するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の小型・低背化及びICカード等のカード体自体の小型化に伴い、この種のカードコネクタにおいても小型・低背化が進み、その為、コンタクトを構成する導電性金属板材の板厚も薄くせざるを得ず、片持ち支持の弾性接触片では十分な接触圧を得るのに必要な弾性(ばね定数)を確保できない場合があった。
そこで、上述の如き問題を鑑み、頂部に接点部が形成されたへの字状の弾性接触片を有するコンタクトを使用し、カード体の縁部に押圧されて弾性接触片に押し下げ方向の力が作用した際に、弾性接触片がその両端をハウジングに支持させた状態で弾性変形するようにし、弾性接触片の弾性(バネ定数)の向上を図ったカードコネクタが開発されている(例えば、特許文献2を参照)。
このカードコネクタは、ハウジングを構成する絶縁性合成樹脂からなるモールドケースを備え、モールドケースの底板部にコンタクトがカード挿抜方向に向けて組み込まれている。
コンタクトは、頂部接点側を上側に向けた側面視への字状の弾性接触片を備え、弾性接触片の両端にそれぞれ両側縁部より外向きに張り出した形状の可動端部及び固定端部が一体に形成されている。
一方、モールドケースの底板部には、底板厚み方向に貫通した開口窓がカード体挿抜方向に向けて形成され、この開口窓のカード体挿抜方向奥側に連続して弾性接触片の可動端部が移動可能に挿入される挿入溝が形成されるとともに、開口窓のカード体挿抜方向手前側に連続し、且つモールドケース外縁部まで貫通した圧入溝が形成されている。
そして、モールドケース底部には、コンタクトを挿入溝側より挿入することにより、挿入溝に弾性接触片の可動端部が移動可能に挿入され、且つ圧入溝に弾性接触片の固定端部が圧入されて固定端部がモールドケース底部に固定された状態でコンタクトが組み込まれ、カード体をカード体挿入部に挿入し、カード体の縁部が弾性接触片を押圧した際に、押圧力を受けて可動端部が挿入溝底部に反力を取りつつ摺動し、押し下げ方向の力に対して両端に反力をとって弾性的に接触するようになっている。
尚、圧入溝には、コンタクトを圧入溝側から挿入溝側へ向けて挿入する構造上、内底部と対向配置に側縁より内側に向けて張り出した一対の張り出し部が形成され、固定端部の両側縁より張り出した係止部が圧入により内底部と張り出し部との間に挿入され、且つ、内側壁に食い込むことによりモールドケース底部に固定されるようになっている。
また、挿入溝には、内底部と対向配置に側縁より内側に向けて張り出した一対の肩部が形成され、可動端部の両側縁より張り出したガイド部が内底部と肩部との間に挿入され、可動端部が浮き上がり方向の移動を制限された状態で、挿入溝内を移動できるようになっている。
特開平11 −250202号公報 特開2008−097947号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、弾性接触片の固定端部を圧入溝の張り出し部下に圧入することによりコンタクトをモールドケースに固定する構造であるので、張り出し部の肉厚が薄いと強度不足による樹脂成形部分の変形が生じる虞があり、そのために張り出し部及び溝内底部に一定の厚みを必要とし、コネクタの低背化に困難を伴うものであった。
特に、弾性接触片の固定端部は、圧入溝に圧入され、係止部を圧入溝両内側縁部に係合させる構造であるので、圧入溝両内側縁部に応力が残存した状態にあり、カードコネクタがリフロー半田作業等を経て加熱されるような場合、固定端部の周囲の絶縁性合成樹脂部分に変形を生じる虞があり、そのことを考慮して張り出し部及び内底部に一定の厚みを持たせる必要があった。
また、上述の如き従来の技術では、カード体が挿入された際に、カード体に押圧されて弾性接触片が弾性変形し、それに伴い可動端部が挿入溝底部に反力を取りつつ摺動するため、摺動する可動片部のエッジ部分に絶縁性合成樹脂からなる挿入溝内底部が削られる虞があり、また、挿入溝内底部の削られた部分に可動端が引っ掛かることで、弾性接触片の所定の挙動に支障が生じ、それに伴う弾性接触片の変形が懸念される。
本発明は、このような従来の問題に鑑み、低背化が可能であって、ハウジングにカード体を挿入した際にコンタクトが安定して挙動できるようにしたカードコネクタの提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、絶縁性合成樹脂からなる底板部を有し、該底板部上にカード体が挿入されるカード体挿入部が形成されたハウジングと、前記カード体挿入部の内底部より突出して前記カード体に形成された信号伝達端子と接触する複数のコンタクトとを備えてなるカードコネクタにおいて、前記コンタクトは、インサート成形により前記底板部に固定される固定片部と、一端を前記固定片部を介して前記底板部に固定される固定端とし、他端を移動可能な可動端としてなるカード体挿入方向に向けた弾性接触片部とを備えるとともに、該弾性接触片部の固定端と可動端との間に前記カード体の信号伝達端子と接触する接点部が前記カード体挿入部の内底部より浮き上がった配置に形成され、前記底板部は、前記カード体挿入部の内底側に露出し、且つ前記可動端下に配置される被摺接面部を一体に有する金属製の被摺接部材を備え、前記カード体をカード体挿入部に挿入した際に、前記弾性接触片が前記カード体に押圧されて弾性変形して前記可動端が前記被摺接面部に摺接し、前記弾性接触片の両端が前記底板部に支持されるようにしたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記底板部にカード体挿抜方向に向けた長孔状の開口窓が形成され、該開口窓の内側に前記被摺接面部が配置されるように前記被摺接部材をハウジングに固定させるとともに、前記コンタクトの固定片部が前記開口窓の一端側縁部に固定され、且つ前記弾性接触片部の可動端側端部が前記開口窓の他端側且つ前記被摺接面部の上方に挿入されたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記被摺接部材は、インサート成形により前記底板部に一体化される埋設部を一体に備えたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項3の構成に加え、前記埋設部は、前記被摺接面部の側縁より立ち上げた立ち上がり片と、該立ち上がり片の上縁より外向きに張り出した張り出し片とを備えてなることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜3又は4の構成に加え、前記コンタクトに前記被摺接部材を一体に備えたことにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項5の構成に加え、前記コンタクトは、前記可動端部の外周側に配置された支持片部と、該支持片部と前記固定端部とを連結する連結片部とを備えるとともに、前記支持片部の周縁に一体に支持させた被摺接面部用板部を備え、該被摺接面部用板部を前記支持片部の周縁より折り返して前記可動端下に前記被摺接面部を形成したことにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記摺接板材は、前記被摺接面部の両側縁より鉛直方向に立ち上げた形状の一対の圧入部を備え、該両圧入部を前記底板部に形成された圧入孔に圧入することにより、前記被摺接面部が前記ハウジングに固定されるようにしたことにある。
本発明に係るカードコネクタは、上述したように、絶縁性合成樹脂からなる底板部を有し、該底板部上にカード体が挿入されるカード体挿入部が形成されたハウジングと、前記カード体挿入部の内底部より突出して前記カード体に形成された信号伝達端子と接触する複数のコンタクトとを備えてなるカードコネクタにおいて、前記コンタクトは、インサート成形により前記底板部に固定される固定片部と、一端を前記固定片部を介して前記底板部に固定される固定端とし、他端を移動可能な可動端としてなるカード体挿入方向に向けた弾性接触片部とを備えるとともに、該弾性接触片部の固定端と可動端との間に前記カード体の信号伝達端子と接触する接点部が前記カード体挿入部の内底部より浮き上がった配置に形成され、前記底板部は、前記カード体挿入部の内底側に露出し、且つ前記可動端下に配置される被摺接面部を一体に有する金属製の被摺接部材を備え、前記カード体をカード体挿入部に挿入した際に、前記弾性接触片が前記カード体に押圧されて弾性変形して前記可動端が前記被摺接面部に摺接し、前記弾性接触片の両端が前記底板部に支持されるようにしたことにより、底板部の薄型化を図ることができるとともに、可動端を金属製の被摺接面部で支持することで可動端の摺動に伴う削れ塵の発生や削れによる挙動不良等を防止することができる。
また、本発明において、前記底板部にカード体挿抜方向に向けた長孔状の開口窓が形成され、該開口窓の内側に前記被摺接面部が配置されるように前記被摺接部材をハウジングに固定させるとともに、前記コンタクトの固定片部が前記開口窓の一端側縁部に固定され、且つ前記弾性接触片部の可動端側端部が前記開口窓の他端側且つ前記被摺接面部の上方に挿入されたことにより、コネクタ全体の低背化を図ることができるとともに、カード体挿抜時のコンタクトの変形を防止することができる。
更に本発明において、前記被摺接部材は、インサート成形により前記底板部に一体化される埋設部を一体に備えたことにより、ハウジング底板部の薄型化を図ることができる。
更にまた、本発明において、前記埋設部は、前記被摺接面部の側縁より立ち上げた立ち上がり片と、該立ち上がり片の上縁より外向きに張り出した張り出し片とを備えたことにより、被摺接面部を開口窓の内底部に配置させるとともに、弾性接触片の可動端が摺接することに伴う押圧力に対する高い耐力が得られる。
また、本発明において、前記コンタクトに前記被摺接部材を一体に備えたことにより、被摺接部材を容易且つ好適にハウジングの底板部に組み込むことができる。
更に、本発明において、前記コンタクトは、前記可動端部の外周側に配置された支持片部と、該支持片部と前記固定端部とを連結する連結片部とを備えるとともに、前記支持片部の周縁に一体に支持させた被摺接面部用板部を備え、該被摺接面部用板部を前記支持片部の周縁より折り返して前記可動端下に前記被摺接面部を形成したことにより、被摺接部材を好適にコンタクトと一体化させることができる。
また、本発明において、前記被摺接部材は、前記被摺接面部の両側縁より鉛直方向に立ち上げた形状の一対の圧入部を備え、該両圧入部を前記底板部に形成された圧入孔に圧入することにより、前記被摺接面部が前記ハウジングに固定されるようにしたことにより、簡素な構造で被摺接部材をハウジング底板部に組み込むことができる。
本発明に係るカードコネクタの第1の実施形態を示す斜視図である。 同上の下側から見た斜視図である。 カード体の一例を示す底面図である。 同上のシールドカバーを取り外した状態を示す平面図である。 同上の縦断面図である。 図4中の各コンタクト及び被摺接部材の配置を示す斜視図である。 (a)は同上のコンタクトを示す平面図、(b)は同縦断面図である。 図1に示すカードコネクタの手前側のコンタクト部分の状態を示す部分拡大縦断面図である。 図4中の被摺接部材を示す斜視図であって、(a)は上から見た状態、(b)は下から見た状態である。 各コンタクト及び被摺接部材の製造課程を説明するための平面図である。 図1中のカードコネクタにカード体を挿入した状態を示す拡大縦断面図である。 本発明に係るカードコネクタの第2の実施形態のシールドカバーを取り外した状態を示す平面図である。 図12中のコンタクトを示す斜視図である。 本発明に係るカードコネクタの第3の実施形態のシールドカバーを取り外した状態を示す平面図である。 図14中のコンタクト部材の配置の状態を示す斜視図である。 本発明に係るカードコネクタの第4の実施形態のシールドカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 同上の下から見た斜視図である。 同上の拡大縦断面図である。 (a)は図16中の被摺接部材を示す平面図、(b)は同正面図、(c)は同縦断面図である。
次に、本発明に係るカードコネクタの第1の実施態様を図1〜図11に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1はカードコネクタ、符号AはICカード等のカード体である。
カード体Aは、例えば、図3に示す如きICカードであって、カード全幅に比してカード全長が長い矩形状に形成され、矩形状の一方の隅部に斜め方向に切欠いた形状の位置決め部Aaが形成されている。
このカード体Aの片面には、複数の信号端子a1,a1...をカード幅方向に並べてなる一対の信号端子列がカード全長方向に間隔を置いて並列配置に形成されている。
カードコネクタ1は、カード体Aが挿入されるカード体挿入部2が形成されたハウジング3と、カード体挿入部2内に突出した弾性接触片を有する2種類のコンタクト4,5とを備え、カード体Aをカード体挿入部2に挿入することにより、カード体Aの片面側に形成された信号伝達端子(パッド)a1,a1...が対応するコンタクト4,5と接触し、カード体Aとプリント配線基板とをコネクタを介して電気的に接続させるようになっている。
ハウジング3は、絶縁性合成樹脂によってモールド成形されたモールドケース6と、その上面部、背面部及び側面部を覆う導電性金属板材からなるシールドカバー7とを組み合わせることにより、そのカード体挿入方向手前側端が開口した中空形状に形成されている。
モールドケース6は、図4、図5に示すように、平板状の底板部8と、底板部8の両側縁より立ち上げた側壁部9,9とを備え、底板部8上に上面側が凹んだ形状のカード体挿入部2が形成され、その上面部をシールドカバー7によって覆っている。
尚、一方の側壁部9には、カード体挿入方向奥側にカード体Aをカード体挿入部2に挿入した際に、カード体Aの位置決め部Aaが当接される位置決め用張り出し部9aが一体に形成されている。
底板部8には、カード体挿入方向奥側に底板厚み方向に貫通したカード体挿入方向に向けた複数の矩形状の奥側開口窓10,10...が互いに平行配置にコネクタ幅方向に並んで形成されるとともに、カード体挿入方向手前側部に底板厚み方向に貫通したカード体挿入方向に向けた複数の長孔状の手前側開口窓11,11...が互いに平行配置にコネクタ幅方向に並んで形成されている。
また、モールドケース6には、導電性金属板材をプレス加工することにより図6に示す如き配置に形成された奥側のコンタクト4,4...、手前側のコンタクト5,5...及び被摺接部材12,12...がインサート成形により一体的に組み込まれ、底板部8奥側の各開口窓10,10...の位置に合わせて各奥側のコンタクト4,4...がカード挿入方向に向け、且つ互いに平行に並べて配列され、底板部8手前側の各開口窓11,11...の位置に合わせて各手前側のコンタクト5,5...がカード挿入方向に向けるとともに互いに平行に並べて配列されている。尚、本実施例では、カード体Aの信号伝達電子の数に対応させるために一方の側部に配置されたコンタクト4,5の弾性接触片部が切断により取り除かれている。
奥側のコンタクト4,4...は、枠状の固定片部14と、固定片部14の内縁より斜め上向きに切り起こした形状の弾性接触片部15と、固定片部14の一方の側縁より外向きに延出された基板接続端子部16とを備え、固定片部14が開口窓10,10...の内周縁部にインサート成形により埋設され、弾性接触片15の基端部が固定片部14を介して底板部8に支持され、弾性接触片15の先端に形成された接点部17が開口窓10を通して底板部8より突出してカード体挿入部2の内底部より浮き上がった状態に配置され、弾性接触片部15が片持ち支持されている。
一方、手前側のコンタクト5,5...は、図7に示すように、インサート成形により底板部8に固定される固定片部20と、頂部に円弧状の接点部31を配したへの字状の弾性接触片部21とを一体に備えている。
固定片部20は、矩形平板状の基部22と、基部22の両側部よりカード体挿入方向に向けて延出した一対のインサート部23,23とを備えて平面視コ字状に形成され、基部22の両側部及び両インサート部23,23がインサート成形により開口窓11,11...の両側縁部であって、底板部8の厚み方向略中間部に埋設される。
各インサート部23,23は、カード体挿入方向に向けた細長板状に形成され、その中央部に長孔状の貫通孔24が形成され、この貫通孔24にインサート成形により絶縁性合成樹脂が入り込むことにより固定片部20を強固に底板部8に固定できるようになっている。
基部22には、略中央部に基部22に切り起こし用の切れ目25が形成され、切り起こしにより基板接続端子部26が形成されている。
基板接続端子部26は、カード体挿入方向手前側部に形成された折り目部26aより斜め下向きに折り曲げられた形状の斜片26bと、斜片26bの先端より水平方向カード体挿入側に向けた接続片26cとを備え、接続片26cが開口窓10,10...を通して底板部8の下面側に露出され、この接続片26cをプリント配線基板に形成された接続パターンに半田付けするようになっている。
また、基部22には、切れ目25,27を入れたことにより一対の連結支持部28,28が形成され、この連結支持部28,28を介して弾性接触片部21の一端が一体に支持され、当該弾性接触片部21の一端、即ち固定端29が固定片部20を介して底板部8に固定されるようになっている。
弾性接触片部21は、固定端29よりカード体挿入方向上側に向けて傾斜した形状の固定側片30と、固定側片30の先端側を円弧状に屈曲させた形状の接点部31と、接点部31の他端側よりカード体挿入方向下側に向けて傾斜した形状の可動側片32とを備え、固定側片30、接点部31及び可動側片32とをもって接点部31を頂部とするへの字状を成すとともに、弾性接触片部21の固定端29と可動端33との間にカード体Aの信号伝達端子と接触する接点部31が形成されている。
尚、固定側片30及び可動側片32には、それぞれカード体挿入方向に向けたスリット30a、32aが形成されている。
この弾性接触片部21は、図8に示すように、インサート成形により固定片部20が底板部8に組み込まれることにより、固定端29が開口窓11,11...内の一端側に配置され、その固定端29より斜め上方に向けて延びる固定側片30の接点部31側が開口窓11,11...を通して底板部8内底面よりカード体挿入部2に突出し、弾性接触片部21の固定端29と可動端33との間に形成された接点部31がカード体挿入部2の内底部より浮き上がった配置に形成される。
また、弾性接触片部21がへの字状に形成されたことにより、弾性接触片部21の可動端33側端部が開口窓11,11...の他端側且つ被摺接面部40上に挿入され、固定端29及び可動端33が開口窓11,11...内に配置されることにより、カードコネクタ全体の低背化を図ることができるとともに、カード体Aの挿抜時に弾性接触片部21の両端、特に、可動端33がカード体Aの縁部に接触することによる変形を防止することができる。また、万一、誤って不適正なカード状物体が挿入された場合であっても、同様に、挿入されたカード状物体の縁部等に可動端33が接触することによる弾性接触片部21の変形を防止することができる。
被摺接部材12,12...は、図9に示すように、導電性金属板材をもって形成され、平板状の被摺接面部40と、底板部8にインサート成型により埋設される埋設部41,41とを一体に備え、被摺接面部40がカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ弾性接触片部21の可動端33下に配置されるように底板部8に固定されている。
被摺接面部40は、コネクタ幅方向に長い細長板状に形成され、インサート成形時には奥側のコンタクト4と連結片13を介して連結されている。
尚、図6中ではコンタクト4と被摺接部材12とが切り離された状態で記載されているが、プレス加工時には、図10(a)に示すようにコンタクト4と被摺接部材12とは連結片13を介して連続した状態にあり、インサート成形後に連結片13を切断することにより切り離されるようになっている。
また、図10(b)に示すように、プレス加工後にコンタクト4,4...及び被摺接部材12,12...を支持させたキャリアC1と、コンタクト5,5...を支持させたキャリアC2とを互いに近づけることによりコンタクト5の弾性接触片部21の可動端33下に被摺接部材12の被摺接面部40が配置され、その状態でインサート成形がなされるようになっている。
埋設部41,41は、被摺接面部40の側縁より立ち上げた立ち上がり片42と、立ち上がり片42の上縁より水平方向外向きに張り出した張り出し片43とを備え、張り出し片43が開口窓11,11...の他端部両側縁部且つ底板部8の厚み方向略中間部に埋設されることにより、被摺接面部40が開口窓11,11...の内底部に配置され、開口窓11,11...を通してカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ弾性接触片部21の可動端33下に配置される。
また、両張り出し片43,43の外側縁部には、円弧状の切欠き44が形成され、インサート成形時にこの切欠きに絶縁性合成樹脂が入り込み、被摺接部材12,12...のカード挿入方向の移動が規制されるようになっている。
このように構成されたカードコネクタ1は、カード体Aをカード体挿入部2に挿入すると、弾性接触片部21の固定側片30の上面側にカード体Aの縁部が接触して固定端29を基軸に弾性接触片部21が回動し、更にカード体Aを押し込むと弾性接触片部21が弾性変形して可動端33が被摺接面部40の表面に接触し、カード体Aによる下向きの押圧力に対して可動端33が被摺接面部40に反力を取りつつ被摺接面部40を摺動する。
その際、被摺接面部40が金属製であるので従来の絶縁性合成樹脂材からなる面上を摺動する場合に比して削れを防止することができ、更には、被摺接面部40の表面に削れによる段差等が生じないので可動端32が被摺接面部40上をスムースに摺動でき、弾性接触片部21が安定して動作できる。
そして、図11に示すように、カード体Aを所定の位置まで押し込むと、カード体Aの片面側に形成された信号伝達用端子a1,a1...が対応するコンタクト4,5の接点部17、31とが接触し、弾性接触片部15、21は、カード体Aより下向きの押圧力を受ける。
この押圧力に対し、弾性接触片部21は、その一端、即ち固定端29が固定片部20を介して底板部8に固定され、他端、即ち可動端33が被摺接部材12,12...を介して底板部8に支持されているので、両端に反力を取って、好適な接触圧で接触するようになっている。
このとき、被摺接部材12は、水平方向に張り出した形状の張り出し片43,43を備え、この張り出し片43,43が底板部8に埋設されていることで、弾性接触片21の可動端33が摺接することに伴う押圧力に対して安定した状態で可動端33が支持されている。
次に、本発明に係るカードコネクタの第2の実施態様を図12、図13に示す実施例に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
このカードコネクタでは、手前側のコンタクト50,50...が被摺接部材を一体に備え、この手前側のコンタクト50がインサート成形によりハウジング3の底板部8に組み込まれることにより、被摺接面部51がカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ可動端33下に配置されるようになっている。
手前側のコンタクト50は、図13に示すように、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、インサート成形により底板部8に固定される矩形枠状の固定片部52と、固定片部52の内縁部に一端が固定された頂部に円弧状の接点部31を配したへの字状の弾性接触片部21とを一体に備えている。
固定片部52は、矩形平板状の基部53と、基部53とカード挿入方向に間隔を置いた互いに平行配置に形成された支持片部54と、基部53と支持片部54の各側部間を連結する連結片部55,55とを備え、基部53、支持片部54及び両連結片部55,55をもって矩形枠状を成している。
基部53には、略中央部に基部53に切り起こし用の切れ目25が形成され、切り起こしにより基板接続端子部26が形成されている。
基板接続端子部26は、カード体挿入方向手前側部に形成された折り目部26aより斜め下向きに折り曲げられた形状の斜片26bと、斜片26bの先端より水平方向カード体挿入側に向けた接続片26cとを備え、接続片が開口窓10,10...を通して底板部8の下面側に露出され、この接続片26cをプリント配線基板に形成された接続パターンに半田付けするようになっている。
一方、弾性接触片部21は、切り起こしにより固定片部52の枠内側に形成され、上述の実施例と同様に、固定端29よりカード体挿入方向上側に向けて傾斜した形状の固定側片30と、固定側片30の先端側を円弧状に屈曲させた形状の接点部31と、接点部31の他端側よりカード体挿入方向下側に向けて傾斜した形状の可動側片32とを備え、固定側片30、接点部31及び可動側片32とをもって接点部31を頂部とするへの字状を成すとともに、弾性接触片部21の固定端29と可動端33との間にカード体Aの信号伝達端子と接触する接点部31が形成されている。
このように弾性接触片部21を切り起こしにより形成することにより、可動端33のカード体挿入方向外周側に支持片部54が配置される。
この支持片部54には、カード体挿入方向奥側周縁側に被摺接面部用板部56が一体に備えられ、この被摺接面部用板部56を支持片部54の周縁より下側に折り返すことにより可動端33下に被摺接面部51が形成されている。
このコンタクト50がインサート成形により底板部8に組み込まれることにより、被摺接面部51が開口窓11,11...の内底部に配置され、開口窓11,11...を通してカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ弾性接触片部21の可動端33下に配置される。
そして、カード体Aをカード体挿入部2に挿入した際に、弾性接触片部21がカード体Aに押圧されて弾性変形して可動端33が被摺接面部51に摺接し、弾性接触片部21の両端が底板部8に支持される。
次に、本発明に係るカードコネクタの第3の実施態様を図14、図15に示す実施例に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
このカードコネクタでは、ハウジング6の絶縁性合成樹脂からなる底板部8にカード体挿入方向両側部に底板厚み方向に貫通したカード体挿入方向に向けた複数の長孔状の開口窓60,60...が互いに平行配置にコネクタ幅方向に並べて形成された開口窓60,60...群がカード体挿入方向で互いに対称配置に形成されている。
また、モールドケース6には、図15に示す配置の如く配置された導電性金属板材からなる一対のコンタクト部材61,61がインサート成形により一体的に組み込まれ、各開口窓60,60...の位置に合わせて各コンタクト62がカード挿入方向に向け、且つ互いに平行に並べて配列されるとともに、被摺接部材63が被摺接面部64をカード体挿入部2の内底側に露出させ、且つ可動端33下に配置させるように一体に組み込まれるようになっている。
コンタクト部材61,61は、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、コンタクト62と相手側コンタクト用の被摺接部材63とを一体に備え、インサート成形後にタイバーカットによりコンタクト62と相手側コンタクト用の被摺接部材63とが切り離されるようになっている。尚、図中符号65はインサート成形後に切断される切断部である。
コンタクト62は、インサート成形により底板部8に固定されるL字状の固定片部66と、固定片部66に一端が固定された頂部に円弧状の接点部31を配したへの字状の弾性接触片部21とを一体に備えている。
固定片部66は、矩形平板状の基部67と、基部67の一方の側縁よりカード体挿抜方向に向けて延出した連結片部68とを備え、基部67及び連結片部68をもってL字状を成している。
そして、インサート成形により基部67の両側部が開口窓60のモールドケース側縁側端部の両側縁部に埋設されるとともに連結片部68が底板部8に埋設され、固定片部66が底板部8に固定されている。
基部67には、略中央部に基部67に切り起こし用の切れ目25が形成され、切り起こしにより基板接続端子部26が形成されている。
基板接続端子部26は、カード体挿入方向手前側部に形成された折り目部26aより斜め下向きに折り曲げられた形状の斜片26bと、斜片26bの先端より水平方向カード体挿入側に向けた接続片26cとを備え、接続片26cが開口窓60,60...を通して底板部8の下面側に露出され、この接続片26cをプリント配線基板に形成された接続パターンに半田付けするようになっている。
また、基部67には、切れ目25を入れたことにより一対の連結支持部28,28が形成され、この連結支持部28,28を介して弾性接触片部21の一端が一体に支持され、当該弾性接触片部21の一端、即ち固定端29が固定片部66を介して底板部8に固定されるようになっている。
弾性接触片部21は、上述の第1の実施例と同様に、固定端29よりカード体挿入方向上側に向けて傾斜した形状の固定側片30と、固定側片30の先端側を円弧状に屈曲させた形状の接点部31と、接点部31の他端側よりカード体挿入方向下側に向けて傾斜した形状の可動側片32とを備え、固定側片30、接点部31及び可動側片32とをもって接点部31を頂部とするへの字状を成すとともに、弾性接触片部21の固定端29と可動端33との間にカード体Aの信号伝達端子と接触する接点部31が形成されている。
被摺接部材63は、平板状の被摺接面部64と、被摺接面部64の一方の側縁部よりコンタクト62側に向けて延出した連結片部69とを一体に備え、被摺接面部64と連結片部69とをもってL字状をなしている。
そして、コンタクト62の連結片部68と被摺接部材63の連結片部69とが切断部65を介してインサート成形前には互いに連続し且つ一体に形成されている。
そして、この一対のコンタクト部材61,61をカード体挿抜方向で互いに対称且つ一方の被摺接面部64が他方のコンタクト62の可動端33下に位置するように配置し、その状態でモールド成形を行うことにより、被摺接面部64が開口窓60,60...の内底部に配置され、開口窓60,60...を通してカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ弾性接触片部21の可動端33下に配置される。
また、インサート成形後に切断部65を切断し、除去することにより、各コンタクト部材61,61のコンタクト62と被摺接部材63とが切り離されて絶縁される。
このように構成されたカードコネクタは、カード体Aをカード体挿入部2に挿入した際に、弾性接触片部21がカード体Aに押圧されて弾性変形して可動端33が被摺接面部64に摺接し、弾性接触片部21の両端が底板部8に支持される。
尚、上述の各実施例では、被摺接部材をインサート成形によりモールドケース6の底板部8に一体的に組み込んだ例について説明したが、図16〜図19に示すように被摺接部材70を圧入により固定するようにしてもよい(第4の実施態様)。尚、上述の実施例と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。
このカードコネクタでは、モールドケース6の底板部8にカード体挿入方向両側部に底板厚み方向に貫通したカード体挿入方向に向けた複数の長孔状の開口窓71,71...が互いに平行配置にコネクタ幅方向に並べて形成された開口窓群がカード体挿入方向で互いに対称配置に形成されている。
また、底板部8には、導電性金属板材からなるコンタクト72がインサート成形により一体的に組み込まれ、各開口窓71,71...の位置に合わせて各コンタクト72がカード挿入方向に向け、且つ互いに平行に並べて配列されている。
コンタクト72は、へ字状に形成された弾性接触片部73を備え、その一方の端部に一体に形成された固定片部74が開口窓71の底板部側縁側縁部にインサート成形により埋設される。尚、図中符号75は固定片部74より外側に向けて延出された基板接続端子部である。
一方、底板部8の下面部には、開口窓71の中央側端位置に合わせて窪み部76が形成され、この窪み部76の各開口窓71を挟んで両側部に底板部8を厚み方向で貫通させた一対の圧入孔77,77が形成されている。
そして、この窪み部76に被摺接部材70の被摺接面部78が嵌り込むことにより、被摺接面部78が各開口窓71の内底部に配置され、開口窓71を通してカード体挿入部2の内底側に露出し、且つ弾性接触片部73の可動端73a下に配置されるようになっている。
この被摺接部材70は、図19に示すように、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、平板状の被摺接面部78と、被摺接面部78の両側縁より立ち上げた一対の圧入片部79,79とを一体に備えている。
圧入片部79は、矩形状に形成され、その両側縁より突出させた係止突起80,80を備えている。
この圧入片部79,79を、開口窓71の両側縁部に形成された圧入孔77,77に底板部8下面側より圧入し、係止突起80,80を圧入孔77の内縁に食い込ませることにより、被摺接部材70を底板部8に固定するとともに、窪み部76に被摺接面部78が嵌り込み、被摺接面部78が各開口窓71の内底部に配置される。
尚、上述の実施例では、カード体AとしてICカードを例として挙げたが、その他フラッシュメモリーカード等のメモリーカードであってもよく、また、カードを収容したカードトレイやカードアダプタであってもよい。
A カード体
C キャリア
1 カードコネクタ
2 カード体挿入部
3 ハウジング
4 コンタクト
5 コンタクト
6 モールドケース
7 シールドカバー
8 底板部
9 側壁部
10 開口窓
11 開口窓
12 被摺接部材
13 連結片
14 固定片部
15 弾性接触片
16 基板接続端子部
17 接点部
20 固定片部
21 弾性接触片部
22 基部
23 インサート部
24 貫通孔
25 切れ目
26 基板接続端子部
27 切れ目
28 連結支持部
29 固定端
30 固定側片
31 接点部
32 可動側片
33 可動端
40 被摺接面部
41 埋設部
42 立ち上がり片
43 張り出し片
44 切欠き
50 コンタクト
51 被摺接面部
52 固定片部
53 基部
54 支持片部
55 連結片部
56 被摺接面部用板部
60 開口窓
61 コンタクト部材
62 コンタクト
63 被摺接部材
64 被摺接面部
65 切断部
66 固定片部
67 基部
68 連結片部
69 連結片部
70 被摺接部材
71 開口窓
72 コンタクト
73 弾性接触片部
74 固定片部
75 基板接続端子部
76 窪み部
77 圧入孔
78 被摺接面部
79 圧入片部
80 係止突起

Claims (7)

  1. 絶縁性合成樹脂からなる底板部を有し、該底板部上にカード体が挿入されるカード体挿入部が形成されたハウジングと、前記カード体挿入部の内底部より突出して前記カード体に形成された信号伝達端子と接触する複数のコンタクトとを備えてなるカードコネクタにおいて、
    前記コンタクトは、インサート成形により前記底板部に固定される固定片部と、一端を前記固定片部を介して前記底板部に固定される固定端とし、他端を移動可能な可動端としてなるカード体挿入方向に向けた弾性接触片部とを備えるとともに、該弾性接触片部の固定端と可動端との間に前記カード体の信号伝達端子と接触する接点部が前記カード体挿入部の内底部より浮き上がった配置に形成され、
    前記底板部は、前記カード体挿入部の内底側に露出し、且つ前記可動端下に配置される被摺接面部を一体に有する金属製の被摺接部材を備え、
    前記カード体をカード体挿入部に挿入した際に、前記弾性接触片が前記カード体に押圧されて弾性変形して前記可動端が前記被摺接面部に摺接し、前記弾性接触片の両端が前記底板部に支持されるようにしたことを特徴としてなるカードコネクタ。
  2. 前記底板部にカード体挿抜方向に向けた長孔状の開口窓が形成され、該開口窓の内側に前記被摺接面部が配置されるように前記被摺接部材をハウジングに固定させるとともに、前記コンタクトの固定片部が前記開口窓の一端側縁部に固定され、且つ前記弾性接触片部の可動端側端部が前記開口窓の他端側且つ前記被摺接面部上に挿入された請求項1に記載のカードコネクタ。
  3. 前記被摺接部材は、インサート成形により前記底板部に埋設される埋設部を一体に備えた請求項1又は2に記載のカードコネクタ。
  4. 前記埋設部は、前記被摺接面部の側縁より立ち上げた立ち上がり片と、該立ち上がり片の上縁より外向きに張り出した張り出し片とを備えてなる請求項3に記載のカードコネクタ。
  5. 前記コンタクトに前記被摺接部材を一体に備えた請求項1〜3又は4に記載のカードコネクタ。
  6. 前記コンタクトは、前記可動端の外周側に配置された支持片部を一体に備えるとともに、前記支持片部の周縁に一体に支持させた被摺接面部用板部を備え、該被摺接面部用板部を前記支持片部の周縁より折り返して前記可動端下に前記被摺接面部を形成した請求項5に記載のカードコネクタ。
  7. 前記摺接板材は、前記被摺接面部の両側縁より鉛直方向に立ち上げた形状の一対の圧入部を備え、該両圧入部を前記底板部に形成された圧入孔に圧入することにより、前記被摺接面部が前記ハウジングに固定されるようにした請求項1又は2に記載のカードコネクタ。
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