JP5381197B2 - ヘッダ及び温調マット - Google Patents

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Description

本発明は、共通の主配管からの流体を複数本の副配管に分配するためのヘッダに係り、特に、主配管が接続されるようにボディー部から突設された主配管接続口と、副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の副配管接続口と、該ボディー部に設けられた、該主配管接続口と各副配管接続口とを連通する流体流路とを備えたヘッダに関する。
また、本発明は、建物の部屋の床、壁、天井等の暖房や冷房を行うための温調マットに係り、特に、板面に配管配設用の溝及びヘッダ配置用スペースが設けられた略方形の基板と、該スペース内に配置されたヘッダと、該ヘッダの各副配管接続口に接続され、該溝内に引き回された流体循環用配管とを備えた温調マットに関する。
基板の上面の溝に温水循環用配管を引き回した温調マットを床に敷設した床暖房構造が周知である。
この温水循環用配管を複数本引き回し、各温水循環用配管を温水が循環するように構成した温調マットが特開平9−269135号に記載されている。
第14図は、同号の図2に記載の温調マットの平面図であり、第15図(a),(b),(c),(d)はそれぞれ同号のヘッダの平面図、B−B線断面図、C−C線断面図及びD−D線断面図である。
この温調マット100は、略方形の基板101を有している。この基板101に2本の温水循環用配管(以下、温水配管と略す。)102a,102bが引き回されている。基板101には、3本の小根太103が配設されている。各小根太103は、基板101の一辺と略平行方向(第14図の上下方向)に延在している。小根太103同士は、各々の延在方向と直交方向(第14図の左右方向)に間隔をあけて略平行に配列されている。以下、上下方向及び左右方向とは、第14図の上下方向及び左右方向をいう。
基板101の左右方向の中央部に配置された小根太(以下、中央小根太という。)103は、上端を該基板101の上辺に揃えて配置され、その下端は該基板101の下辺から離隔している。この基板101の下辺の左右方向の中央部に、ヘッダ配置用スペース101a(同号では記載なし。)が設けられ、このヘッダ配置用スペース101aにヘッダ104が配置されている。このヘッダ配置用スペース101aと中央小根太103の下端との間は、配管引き回し用スペース101b(同号では記載なし。)となっている。
基板101の左端側及び右端側に配置された各小根太(以下、それぞれ左端側小根太及び右端側小根太という。)103は、下端を該基板101の下辺に揃えて配置され、その上端は該基板101の上辺から離隔している。この左端側及び右端側の各小根太103の上端と、基板101の上辺との間も、それぞれ配管引き回し用スペース101c,101d(同号では記載なし。)となっている。
温水配管102a,102bは、それぞれ、これらの配管引き回し用スペース101b,101c,101dを通って各小根太103を迂回しつつ、基板101の板面を周回するように引き回されている。温水配管102a,102b同士は、互いに間隔をあけて全体として略平行に配設されている。中央小根太103と右端側小根太103との間、該右端側小根太103と基板101の右辺との間、中央小根太103と左端側小根太103との間、並びに左端側小根太103と基板101の左辺との間においては、各温水配管102a,102bは、それぞれ各小根太103と略平行に直線状に延在している。
各温水配管102a,102bの両端側は、それぞれヘッダ配置用スペース101aの左右両側から該ヘッダ配置用スペース101aに臨んでいる。このヘッダ配置用スペース101aの近傍において、各温水配管102a,102bの両端側は基板101の下辺と略平行に延在している。
第15図(a)の通り、このヘッダ104は、ボディー部105と、外部温水循環路113の温水送給用の往管(往き側主配管)114及び温水返送用の戻り管(戻り側主配管)115がそれぞれ接続されるように該ボディー部105から突設された往管接続口(往き側主配管接続口)106及び戻り管接続口(戻り側主配管接続口)107と、各温水配管102a,102bの一端側がそれぞれ接続されるように該ボディー部105から突設された1対の往き側温水配管接続口(往き側副配管接続口)108,109と、各温水配管102a,102bの一端側がそれぞれ接続されるように該ボディー部105から突設された1対の戻り側温水配管接続口(戻り側副配管接続口)110,111とを備えている。
第15図(a)〜(d)の通り、ボディー部105は、1対の主板面105a,105bと、4側面105c,105d,105e,105fとを有した略方形盤状体である。
このボディー部105の一側面105c(第14図及び第15図(a)における下向き面)から前記往管接続口106及び戻り管接続口107が突設されている。また、この側面105cと直交する二側面105d,105fのうち、一方の側面105d(第14図及び第15図(a)における右向き面)から往き側温水配管接続口108及び戻り側温水配管接続口110が突設され、他方の側面105f(第14図及び第15図(a)における左向き面)から往き側温水配管接続口109及び戻り側温水配管接続口111が突設されている。ボディー部105を挟んで往き側温水配管接続口108と反対側には戻り側温水配管接続口111が配置されており、戻り側温水配管接続口110と反対側には往き側温水配管接続口109が配置されている。
ボディー部105内には、該往管接続口106と各往き側温水配管接続口108,109とを連通する往き側温水流路(往き側流体流路)120と、戻り管接続口107と各戻り側温水配管接続口110,111とを連通する戻り側温水流路(戻り側流体流路)121とが設けられている。
同号では、この往き側温水流路120は、往管接続口106と往き側温水配管接続口108とを連通した第1の往流路と、往管接続口106と往き側温水配管接続口109とを連通した第2の往流路とを備えている。
該第1の往流路は、一端側が往管接続口106に連通した大口径流路120aと、該大口径流路120aの他端側に連なる中口径流路120bと、該中口径流路120bに連なる小口径流路120cと、一端側が該小口径流路120cに連なり、他端側が往き側温水配管接続口108に連通した大口径流路120dとにより構成されている。この往管接続口106側の大口径流路120aの延在方向の途中部には、T字路を形成するように大口径流路120eの一端側が連なっており、この大口径流路120eの他端側が往き側温水配管接続口109に連通している。これらの大口径流路120a,120eにより、第2の往流路が構成されている。該中口径流路120b及び小口径流路120cは、大口径流路120a,120d,120eよりも口径の小さなものとなっている。
また、戻り側温水流路121は、戻り管接続口107と戻り側温水配管接続口111とを連通した第1の戻り流路と、戻り管接続口107と戻り側温水配管接続口110とを連通した第2の戻り流路とを備えている。
該第1の戻り流路は、一端側が戻り管接続口107に連通した大口径流路121aと、該大口径流路121aの他端側に連なる中口径流路121bと、該中口径流路121bに連なる小口径流路121cと、一端側が該小口径流路121cに連なり、他端側が戻り側温水配管接続口111に連通した大口径流路121dとにより構成されている。この戻り管接続口107側の大口径流路121aの延在方向の途中部には、T字路を形成するように大口径流路121eの一端側が連なっており、この大口径流路121eの他端側が戻り側温水配管接続口110に連通している。これらの大口径流路121a,121eにより、第2の戻り流路が構成されている。該中口径流路121b及び小口径流路121cは、大口径流路121a,121d,121eよりも口径の小さなものとなっている。
第14図の通り、このヘッダ104は、往き側温水配管接続口108及び戻り側温水配管接続口110がボディー部105から右方に突出し、往き側温水配管接続口109及び戻り側温水配管接続口111がボディー部105から左方に突出し、往管接続口106及び戻り管接続口107がボディー部105から下方に突出するように、前記ヘッダ配置用スペース101aに配置されている。
ヘッダ104の右側から温水配管102aの一端側が往き側温水配管接続口108に接続されると共に、温水配管102bの一端側が戻り側温水配管接続口110に接続されている。また、ヘッダ104の左側から温水配管102aの他端側が戻り側温水配管接続口110に接続されると共に、温水配管102bの他端側が往き側温水配管接続口109に接続されている。
この温調マット100が室の床上に敷設され、ヘッダ104の往管接続口106に外部温水循環路113の往管114が接続されると共に、戻り管接続口107に外部温水循環路113の戻り管115が接続され、この温調マット1上に床仕上げ材が敷設されることにより、暖房床が構築される。
この外部温水循環路113の該往管114及び戻り管115は、それぞれ熱源器116に連なっている。この熱源器116からの温水が該往管114を介してヘッダ104に送給され、各温水配管102a,102bに分配される。そして、各温水配管102a,102bを流れてヘッダ104に戻ってきた温水が戻り管115を介してヘッダ104から熱源器116に返送される。このようにして各温水配管102a,102bを温水が循環することにより、床暖房が行われる。
このような温調マットを建物の壁や天井に設置することも行われている。また、冷媒を流通させて冷房を行うこともある。
特開平9−269135号
第15図(a)の通り、上記特開平9−269135号のヘッダ104にあっては、中口径流路120b及び小口径流路120cは板状のボディー部105の第15図(b)〜(d)における下面側に位置しており、中口径流路121b及び小口径流路121cはボディー部105の上面側に位置している。上面側の120b,120cは、下面側の流体121b及び121cと短絡してはならないから、これらの流体120b,120c及び流体121b,121cの孔径を小さくしなければならない。そのため、流体120b,120c,121b,121cの通水圧損が大きなものとなっていた。
本発明は、流体流路の通水圧損が小さいヘッダと、このヘッダを備えた温調マットとを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のヘッダは、流体源に連なる往き側主配管からの流体を複数本の往き側副配管に分配すると共に、複数本の戻り側副配管からの流体を戻り側主配管に集合させるためのヘッダであって、板状のボディー部と、往き側主配管が接続されるようにボディー部から突設された往き側主配管接続口と、戻り側主配管が接続されるようにボディー部から突設された戻り側主配管接続口と、往き側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の往き側副配管接続口と、戻り側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の戻り側副配管接続口と、該ボディー部に設けられた、該往き側主配管接続口と各往き側副配管接続口とを連通する往き側流体流路と、該戻り側主配管接続口と各戻り側副配管接続口とを連通する戻り側流体流路と、を備えたヘッダにおいて、該往き側流体流路及び戻り側流体流路のうちの少なくとも1つの流体流路は、その少なくとも一部が複数本の孔にて構成されており、前記ボディー部の側面に円形の凹穴が設けられ、該凹穴に前記副配管接続口の基端側が差し込まれて固着されており、前記流体流路を構成する複数本の孔が該凹穴の穴底面に開口しており、該穴底面における複数個の流体流路の孔の口径の合計が該凹穴の径よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項2のヘッダは、流体源に連なる往き側主配管からの流体を複数本の往き側副配管に分配すると共に、複数本の戻り側副配管からの流体を戻り側主配管に集合させるためのヘッダであって、板状のボディー部と、往き側主配管が接続されるようにボディー部から突設された往き側主配管接続口と、戻り側主配管が接続されるようにボディー部から突設された戻り側主配管接続口と、往き側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の往き側副配管接続口と、戻り側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の戻り側副配管接続口と、該ボディー部に設けられた、該往き側主配管接続口と各往き側副配管接続口とを連通する往き側流体流路と、該戻り側主配管接続口と各戻り側副配管接続口とを連通する戻り側流体流路と、を備えたヘッダにおいて、該往き側流体流路及び戻り側流体流路のうちの少なくとも1つの流体流路は、その少なくとも一部が、ボディー部の厚み方向よりも板面方向の長さのほうが長い非円形断面形状の孔にて構成されており、前記ボディー部の側面に円形の凹穴が設けられ、該凹穴に前記副配管接続口の基端側が差し込まれて固着されており、前記流体流路を構成する非円形断面形状の孔が該凹穴の穴底面に開口しており、該穴底面における該孔の板面方向の径が該凹穴の径よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明(請求項)の温調マットは、板面に配管配設用の溝及びヘッダ配置用スペースが設けられた略方形の基板と、該スペース内に配置された請求項1又は2に記載のヘッダと、該ヘッダの前記副配管接続口に接続され、該溝内に引き回された流体循環用配管とを備えたものである。
本発明(請求項1)のヘッダにあっては、流体流路の少なくとも一部を複数本の孔にて構成しているので、1本の孔の径が小さくても、流体流路の通水圧損を小さくすることができる。
請求項2のヘッダにあっては、流体流路の少なくとも一部を、ボディー部の板面方向の径がボディー部厚み方向の径よりも大きい非円形孔としている。この非円形孔の断面積は、ボディー部厚み方向の径を有した円形孔の断面積よりも大きい。そのため、流体流路の通水圧損が小さいものとなる。
請求項及びのヘッダにあっては、流体流路を構成する孔を凹穴の底面内に開口させることができる。
本発明(請求項)の温調マットは、かかる本発明のヘッダを備えているので、温水などの流体を低圧損にて流通させることができる。
実施の形態に係るヘッダの平面図である。 図1のIIa−IIa〜IId−IId線に沿う断面図である。 図1のヘッダからノズルを取り除いたものを示しており、(a)図はヘッダの左側面図、(b)図は平面図、(c)図は右則面図である。 図3のIVa−IVa,IVb−IVb,IVc−IVc線に沿う断面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 図4のVI−VI線に沿う断面図である。 別の実施の形態に係るヘッダからノズルを取り除いたものを示しており、(a)図は左側面図、(b)図は平面図、(c)図は右則面図である。 図7のVIIIa−VIIIa〜VIIId−VIIId線に沿う断面図である。 図7のIX−IX線に沿う断面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 図9のXI−XI線に沿う断面図である。 異なる実施の形態を示す斜視図である。 さらに異なる実施の形態を示す断面図である。 従来の温調マットの平面図である。 従来のヘッダの平面図と断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態に係るヘッダ1,1Aについて説明する。なお、第1図、第7図では、長方形板状のヘッダボディー部2,2Aを長辺が上下方向となるように図示しており、以下の説明では、左、右を第1図、第7図における左右を指称する。
このヘッダ1,1Aは前記第14図の如く温調マットに用いられるものである。
<第1図〜第6図のヘッダの説明>
このヘッダ1は、長方形の板状のボディー部2と、それぞれ該ボディー部2から突設された主配管接続口としての第1の主ノズル11、第2の主ノズル12及び副配管接続口としての第1〜第8の副ノズル21〜25を備えている。
主ノズル11,12は、長方形のボディー部2の短手方向の1つの側面に設けられている。副ノズル21〜24は、ボディー部2の長手方向の一方の側面(第1図左側の側面)に設けられ、副ノズル25〜28は他方の側面(第1図の右側の側面)に設けられている。
各主ノズル11,12及び副ノズル21〜25は、軸方向に貫通する内孔11a,12a,21a〜25aを備えている。また、主ノズル11,12及び副ノズル21〜25は、樹脂製の温水用配管が外嵌状に差し込まれるように外周面が筍状となっている。
ボディー部2内には、第1の主ノズル11の内孔11aに連通する縦孔31と、第2の主ノズル12の内孔12aに連通する縦孔41と、第1の副ノズル21の内孔21aに連通する横孔32,33と、第2の副ノズル22の内孔22aに連通する横孔46,47と、第3の副ノズル23の内孔23aに連通する横孔34,35と、第4の副ノズル24の内孔24aに連通する横孔48,49と、第5の副ノズル25の内孔25aに連通する横孔42,43と、第6の副ノズル26の内孔26aに連通する横孔36,37と、第7の副ノズル27の内孔27aに連通する横孔44,45と、第8の副ノズル28の内孔28aに連通する横孔38,39とが設けられている。
縦孔31,41は、ボディー部2の長手方向に延在している。縦孔31は第1図の右辺近傍に位置し、縦孔32は第1図の左辺近傍に位置している。
横孔32〜35は、縦孔31からボディー部2の短手方向(第1図の左方向)に延設され、横孔36〜39は、縦孔31から右方向に延設されている。横孔42〜45は、縦孔41から右方向に延設され、横孔46〜49は縦孔41から左方向に延設されている。
縦孔31及び横孔32〜39は、ボディー部2の上面側に設けられ、縦孔41及び横孔42〜49はボディー部2の下面側に設けられている。
ボディー部2の1つの短手側面には、主ノズル11,12の基端側が嵌合し、ろう付けなどにより固着された凹穴51,52が設けられている。ボディー部2の左側の側面には、副ノズル21〜24の基端側が嵌合し、ろう付けなどにより固着された凹穴53〜56が設けられ、右側の側面には副ノズル25〜28の基端側が嵌合し、ろう付けなどにより固着された凹穴57〜60が設けられている。各凹穴57〜60は、ボディー部2の厚み方向の中央に位置している。
縦孔31は凹穴51の奥底面に臨み、縦孔32は凹穴52の奥底面に臨み、横孔32,33は凹穴53の奥底面に臨み、横孔46,47は凹穴54の奥底面に臨み、横孔34,35は凹穴55の奥底面に臨み、横孔48,49は凹穴56の奥底面に臨み、横孔42,43は凹穴57の奥底面に臨み、横孔36,37は凹穴58の奥底面に臨み、横孔44,45は凹穴59の奥底面に臨み、横孔38,39は凹穴60の奥底面に臨んでいる。横孔32〜39,42〜49の孔径(直径)は、凹穴51〜60の直径の半分よりも小さい。これにより、2個の横孔が1つの凹穴の上半側のみ又は下半側のみにのみ臨むようにしている。
このヘッダ1は、温調マットに組み込まれ、第1の主ノズル11に対し給湯機からの往き側給湯管(往き側主配管)が接続され、第2の主ノズル12に対し給湯機への戻り側主配管が接続される。
また、温調マットの4本の温水循環用配管のそれぞれの一端(往き側)が副ノズル21,23,26,28に接続され、それぞれ他端(戻り側)が副ノズル22,24,25,27に接続される。
第1の主ノズル11に給湯側主配管を接続し、第2の主ノズル12に戻り側主配管を接続した場合、縦孔31及び横孔32〜38によって往き側流体流路が構成される。また、縦孔41及び横孔42〜48によって戻り側流体流路が構成される。
従って、第1の主ノズル11の内孔11aに供給された温水は縦孔31、横孔32〜39を介して副ノズル21,23,26,28に送られ、温水配管に供給される。この温水配管からの戻り水は、副ノズル22,24,25,27から横孔42〜49を介して第2の主ノズル12に達する。なお、第2の主ノズル12を往き側とし、第1の主ノズル11を戻り側とした場合には、上記と逆の流れとなる。
この実施の形態では、1つの副ノズルの内孔と1本の縦孔とを2本の横孔で連通している。即ち、内孔21aは横孔32,33を介して縦孔31に連通し、内孔22aは横孔46,47を介して縦孔41に連通し、内孔23aは横孔34,35を介して縦孔31に連通し、内孔24aは横孔48,49を介して縦孔41に連通し、内孔25aは横孔42,43を介して縦孔41に連通し、内孔26aは横孔36,37を介して縦孔31に連通し、内孔27aは横孔44,45を介して縦孔41に連通し、内孔28aは横孔38,39を介して縦孔31に連通している。このため、横孔32〜39,42〜49の通水圧損が小さく、温水を効率よく温水循環用配管に通水することができる。
なお、この実施の形態では、ベース部2の中央部に、厚み方向の貫通孔よりなるビス孔98が設けられている。このビス孔98を通してビスを床などにねじ込むことにより、ヘッダ1を床などに固定することができる。
<第7図〜第11図のヘッダ>
第7図〜第11図のヘッダ1Aのボディー部2Aは、各縦孔を2本の孔で構成すると共に、横孔を1本の大断面積の孔で構成したものである。この横孔は、ボディー部1Aの厚み方向よりも板面方向の長さの方が長い非円形断面形状である。
このヘッダ1Aと第1図〜第6図のヘッダ1との相違点は、
縦孔31の代りに2本の縦孔61,62を設けたこと、
縦孔41の代りに2本の縦孔81,82を設けたこと、
2本の横孔32,33の代りに1本の横孔63を設けたこと、
2本の横孔34,35の代りに1本の横孔64を設けたこと、
2本の横孔36,37の代りに1本の横孔65を設けたこと、
2本の横孔38,39の代りに1本の横孔66を設けたこと、
2本の横孔42,43の代りに1本の横孔83を設けたこと、
2本の横孔44,45の代りに1本の横孔84を設けたこと、
2本の横孔46,47の代りに1本の横孔85を設けたこと、
2本の横孔48,49の代りに1本の横孔86を設けたことである。
なお、縦孔61,62同士は連通孔71,72,73,74を介して連通され、縦孔81,82同士は連通孔91,92,93,94を介して連通されている。
各横孔63〜66,83〜86は、「8」字をボディー部2Aの長辺方向に横向きとした断面形状である。即ち、各横孔63〜66,83〜86の孔軸方向と垂直な断面は、C字形状部と逆向きC字形状を結合させた形状となっている。各横孔63〜66,83〜86は、まず1本の第1の円形孔を穿孔した後、この円形孔と同径の第2の円形孔を、第1の円形孔の軸心と第2の円形孔の軸心との間の距離が1つの円形孔の直径よりも小さくなるように位置決めして穿孔することにより形成される。
なお、この穿孔時に孔が縦孔61,62又は縦孔81,82に到達するように深く穿孔することによって併せて連通孔71〜74,91〜94を形成する。従って、連通孔71〜74,91〜94は、それぞれ、対応する横孔63,65,64,66,83,85,84,86の延長方向に位置している。横孔63〜66及び連通孔71〜74はボディー部2Aの厚み方向の上面側に位置し、横孔83〜86及び連通孔91〜94は下面側に位置している。
横孔63〜66,83〜86の板面方向の径は、凹穴53〜60の径よりも小さい。
このヘッダ1Aのその他の構成はヘッダ1と同一であり、同一の符号は同一部分を示している。
このように構成されたヘッダ1Aにあっては、縦孔をそれぞれ2本の孔61,62又は81,82にて構成しており、1本の孔にて構成した場合よりも通水圧損が格段に小さい。
また、各横孔63〜66,83〜86をボディー部2Aの板面方向に長い、2個の円形孔を結合した「8」字形断面形状としているので、1本の円形孔にて構成した場合に比べ通水圧損が格段に小さい。従って、ヘッダ1Aを用いることにより、温調配管に効率よく循環通水することができる。
なお、この実施の形態では、横孔及び連通孔として2本の円形孔を結合した「8」字形断面形状の孔を設けている。この横孔は、ドリルを用いて上記の通り2つの円形孔を近接して穿孔することにより容易に形成することができる。
ただし、横孔の断面形状はこれに限定されるものではなく、長方形、楕円形、半円形、台形などとしてもよい。
<異なる実施の形態>
本発明では、第12図に示す主ノズル11C,12Cのように、スムーサ(主ノズルに樹脂チューブよりなる温水配管を嵌め込むための工具)のフォーク状引掛部を係合させるための周回溝96を主ノズルに設けてもよい。また、このスムーサの引掛部を差し込むための差込孔97をボディー部2に設けてもよい。
本発明では、副ノズルや主ノズルとボディー部内の流路孔との連通部の通水圧損を小さくするために、第13図の副ノズル21Aのように、基端側にテーパ部21bを設けてもよい。
上記実施の形態では、副ノズルは左右にそれぞれ4個ずつ設けられているが、2個ずつ、3個ずつ、5個ずつ又はそれ以上に設けられてもよい。
上記実施の形態は、いずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。
1,1A ヘッダ
2,2A ボディー部
11,11A,12,12A,11C,12C 主ノズル
21〜28,21A 副ノズル
31,41,61,62,81,82 縦孔
32〜38,42〜48 横孔
71〜74,91〜94 連通孔

Claims (3)

  1. 流体源に連なる往き側主配管からの流体を複数本の往き側副配管に分配すると共に、複数本の戻り側副配管からの流体を戻り側主配管に集合させるためのヘッダであって、
    板状のボディー部と、
    往き側主配管が接続されるようにボディー部から突設された往き側主配管接続口と、
    戻り側主配管が接続されるようにボディー部から突設された戻り側主配管接続口と、
    往き側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の往き側副配管接続口と、
    戻り側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の戻り側副配管接続口と、
    該ボディー部に設けられた、該往き側主配管接続口と各往き側副配管接続口とを連通する往き側流体流路と、
    該戻り側主配管接続口と各戻り側副配管接続口とを連通する戻り側流体流路と、
    を備えたヘッダにおいて、
    該往き側流体流路及び戻り側流体流路のうちの少なくとも1つの流体流路は、その少なくとも一部が複数本の孔にて構成されており、
    前記ボディー部の側面に円形の凹穴が設けられ、該凹穴に前記副配管接続口の基端側が差し込まれて固着されており、
    前記流体流路を構成する複数本の孔が該凹穴の穴底面に開口しており、
    該穴底面における複数個の流体流路の孔の口径の合計が該凹穴の径よりも小さいことを特徴とするヘッダ。
  2. 流体源に連なる往き側主配管からの流体を複数本の往き側副配管に分配すると共に、複数本の戻り側副配管からの流体を戻り側主配管に集合させるためのヘッダであって、
    板状のボディー部と、
    往き側主配管が接続されるようにボディー部から突設された往き側主配管接続口と、
    戻り側主配管が接続されるようにボディー部から突設された戻り側主配管接続口と、
    往き側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の往き側副配管接続口と、
    戻り側副配管が接続されるように該ボディー部から突設された複数個の戻り側副配管接続口と、
    該ボディー部に設けられた、該往き側主配管接続口と各往き側副配管接続口とを連通する往き側流体流路と、
    該戻り側主配管接続口と各戻り側副配管接続口とを連通する戻り側流体流路と、
    を備えたヘッダにおいて、
    該往き側流体流路及び戻り側流体流路のうちの少なくとも1つの流体流路は、その少なくとも一部が、ボディー部の厚み方向よりも板面方向の長さの方が長い非円形断面形状の孔にて構成されており、
    前記ボディー部の側面に円形の凹穴が設けられ、該凹穴に前記副配管接続口の基端側が差し込まれて固着されており、
    前記流体流路を構成する非円形断面形状の孔が該凹穴の穴底面に開口しており、
    該穴底面における該孔の板面方向の径が該凹穴の径よりも小さいことを特徴とするヘッダ。
  3. 板面に配管配設用の溝及びヘッダ配置用スペースが設けられた略方形の基板と、
    該スペース内に配置された請求項1又は2に記載のヘッダと、
    該ヘッダの前記副配管接続口に接続され、該溝内に引き回された流体循環用配管と
    を備えた温調マット。
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