JP5380988B2 - 光学素子 - Google Patents
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Description
転写ロール101は、図1において、反時計回りに回転する。転写ロール101の円筒面は、型102を支持している。
なお、ここで「耐刷性」は、転写を繰り返すことに伴う型の劣化に対する耐性を意味している。
組成物112は、樹脂を含んでいる。このような樹脂としては、例えば、放射線硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を使用する。典型的には、この樹脂として、放射線硬化性樹脂を使用する。
1)変性シリコーンオイル側鎖型
2)変性シリコーンオイル両末端型
3)変性シリコーンオイル片末端型
4)変性シリコーンオイル側鎖両末端型
5)トリメチルシロキシケイ酸を含有するメチルポリシロキサン(以下、シリコーンレジンと呼ぶ)
6)シリコーングラフトアクリル樹脂
7)メチルフェニルシリコーンオイル
変性シリコーンオイルは、反応性シリコーンオイルと非反応性シリコーンオイルとに分類することができる。反応性シリコーンオイルとしては、例えば、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、片末端反応性シリコーンオイル、又は異種官能基変性シリコーンオイルを使用することができる。非反応性シリコーンオイルとしては、例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル、メチルスチリル変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、高級脂肪エステル変性シリコーンオイル、親水性特殊変性シリコーンオイル、高級アルコキシ変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変性シリコーンオイル、又はフッ素変性シリコーンオイルを使用することができる。
界面部IF1では、複数の凸部が短い最小中心間距離で規則的に配列している。界面部IF1において、これら凸部は、回折格子の如く回折光を射出する機能を有している。なお、ここで「最小中心間距離」とは、隣接する複数の凸部の中心間距離のうち最も小さいものをいう。
上記の通り、界面部IF1において、凸部PRは、回折格子として機能する。回折格子を照明すると、回折格子は、入射光である照明光の進行方向に対して特定の方向に強い回折光を射出する。
d=mλ/(sinα−sinβ)
この等式において、dは回折格子の格子定数を表し、mは回折次数を表し、λは入射光及び回折光の波長を表している。また、αは、0次回折光、即ち、透過光又は正反射光の射出角を表している。換言すれば、αの絶対値は照明光の入射角と等しく、反射型回折格子の場合には、照明光の入射方向と正反射光の射出方向とは、回折格子が設けられた界面の法線に関して対称である。
界面部IF2は、界面部IF1と隣り合っている。界面部IF2は、例えば平坦面である。界面部IF2は、界面部IF1とは光学的特性が異なっている。即ち、表示部DA2は、肉眼で観察した場合に表示部DA1から識別可能な像を表示する。従って、表示部DA1と表示部DA2とを対比させることにより、表示部DA1の光学効果を際立たせることができる。
光硬化性樹脂として、100質量部のウレタンアクリレート(根上工業製UN−952)を準備した。これに、必要に応じて、アクリロニトリル重合体からなる一定量の繊維を添加した。次いで、これに、6質量部の開始剤と1質量部の離型剤とを添加した。開始剤としては、チバスペシャリティケミカルズ製イルガキュア651を使用した。離型剤としては、BYKChemie製BYK3700を使用した。
まず、型102を準備した。型102は、150mm×150mmのガラス板上にレジスト版を塗布し、電子線描画をした後、ニッケル電鋳を行うことにより作製した。型102には、深さが100nmであり、ピッチが300nmである複数の凹部を規則的に形成した。即ち、これら凹部の開口部における最小寸法に対する深さの比は、0.33とした。
以下、出願当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]
複数の凸部からなる回折構造を含み、
前記複数の凸部の各々は、順テーパ形状を有する第1部分と、前記第1部分上に位置し且つ前記第1部分の頂部に対して拡径した形状を有する第2部分とを含んだことを特徴とする光学素子。
[2]
複数の凸部からなる回折構造を含み、
前記複数の凸部の各々は、前記凸部の先端から前記凸部の底面を含む平面への垂線の足が前記凸部の前記底面から離れていることを特徴とする光学素子。
[3]
複数の凸部からなる回折構造を含み、
前記複数の凸部の各々は、順テーパ形状を有する第1部分と、前記第1部分上に位置し且つ前記第1部分の頂部に対して拡径した形状を有する第2部分とを備え、前記凸部の先端から前記凸部の底面を含む平面への垂線の足が前記凸部の前記底面から離れていることを特徴とする光学素子。
[4]
前記複数の凸部の最小中心間距離は200nm以上且つ500nm以下であることを特徴とする[1]乃至[3]の何れか1項に記載の光学素子。
[5]
樹脂と離型剤とを含み、前記樹脂を硬化させた後の破断点応力が100MPa以上である組成物を、型に設けられ且つ複数の凹部からなるレリーフ構造に接触させ、この状態で前記組成物を硬化させながら前記組成物と前記型とを互いから剥離して、硬化後の前記組成物からなる層に、底部における最小寸法に対する前記底部の中心から先端までの距離の比が前記複数の凹部の開口部における最小寸法に対する深さの比と比較してより大きい複数の凸部からなるレリーフ構造を形成することとを具備したことを特徴とするパターン形成方法。
[6]
前記樹脂は、主剤とアクリル繊維との混合物であることを特徴とする[5]に記載のパターン形成方法。
[7]
前記複数の凸部の最小中心間距離は200nm以上且つ500nm以下であることを特徴とする[5]又は[6]に記載のパターン形成方法。
Claims (3)
- 複数の凸部からなる回折構造を含み、
前記複数の凸部の各々は、順テーパ形状を有する第1部分と、前記第1部分上に位置し且つ前記第1部分の頂部に対して拡径した形状を有する第2部分とを含んだことを特徴とする光学素子。 - 複数の凸部からなる回折構造を含み、
前記複数の凸部の各々は、順テーパ形状を有する第1部分と、前記第1部分上に位置し且つ前記第1部分の頂部に対して拡径した形状を有する第2部分とを備え、前記凸部の先端から前記凸部の底面を含む平面への垂線の足が前記凸部の前記底面から離れていることを特徴とする光学素子。 - 前記複数の凸部の最小中心間距離は200nm以上且つ500nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
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