JP2006121065A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受光部感度を低下させることなく、位置合わせズレや小F値等における光路ズレの影響を少なくし、効率良く入射光を受光部に導く固体撮像素子を提供する。
【解決手段】 オンチップマイクロレンズ10と、マイクロレンズ10で集光された入射光を受光する受光部2とを備える固体撮像素子において、マイクロレンズ10の下面部から受光部2の方向に延びマイクロレンズ10で集光された入射光を受光部2の方向に導く光導波路8をマイクロレンズ10と一体となるように形成する。これにより、マイクロレンズ10で集光された入射光が損失少なく受光部2に入射されるため、感度が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は受光部の上に集光用のマイクロレンズを設けた固体撮像素子に係り、特に、効率的に光を受光部に導くために受光部とマイクロレンズとの間に光導波路を設けた固体撮像素子に関する。
フォトダイオード(光電変換素子)の受光部の上にオンチップマイクロレンズを設け、その焦点位置がフォトダイオードの受光部近傍にくるように、フォトダイオードとマイクロレンズとの間の中間層の膜厚を設定する様になってきている。しかしながら、多画素化(高画素化)の進展に伴って1つ1つの画素寸法が縮小化され、このため、画素の開口部とマイクロレンズとの位置合わせズレや、小F値(絞りを開いたとき)における光路ずれが、受光部の感度に与える影響が大きくなってきている。
そこで、下記特許文献1,2,3記載の従来技術では、マイクロレンズの下部に設ける平坦化層とフォトダイオードとの間に光導波路を設けている。そして、マイクロレンズを通過した入射光の焦点位置が、平坦化層と光導波路との間の界面(光導波路の光入射面)近傍となるように設定され、光導波路によって光が効率的にフォトダイオードに導かれる様にしている。
この結果、上記の問題が解決され、自由度の大きいマイクロレンズおよび平坦化層の設計が可能になるとされている。
特開平7―45805号公報 特開平8―139300号公報 特開2002―118245号公報
しかしながら、上記の従来技術では、マイクロレンズと光導波路とが平坦化層を介し離間して設けられているため、受光部に入射する光にロスが生じ、感度低下を起こす虞がある。また、マイクロレンズを屈折率の小さい樹脂で形成しているため、撮像素子を封止する場合に、マイクロレンズ上部に空間を設ける必要があり、また、通常は封止にガラスを使うために、薄くできず、コストも高くなるという問題がある。
また、マイクロレンズと光導波路との間に平坦化層を設けているため、マイクロレンズと平坦化層と光導波路の各々の材質が異なる場合には、夫々の間の界面で入射光が散乱しないように製造しなければならないという問題もある。
本発明の目的は、受光部感度を低下させることのなく、位置合わせズレや小F値等における光路ズレの影響を少なくし、効率良く入射光を受光部に導くことができる高感度の固体撮像素子を提供すると共に、厚みが薄く且つ低コストな固体撮像素子を提供することにある。
本発明の固体撮像素子は、オンチップマイクロレンズと、該オンチップマイクロレンズで集光された入射光を受光する受光部とを備える固体撮像素子において、前記オンチップマイクロレンズの下面部から前記受光部の方向に延び該オンチップマイクロレンズで集光された入射光を前記受光部の方向に導く光導波路を該オンチップマイクロレンズと一体となるように形成したことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の前記光導波路は、前記受光部方向に向かって円錐状または多角錐状に縮径されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記オンチップマイクロレンズと前記光導波路とは同一材料で形成されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記同一材料が、Si,ZrO,TiO,CeO,HfO、ZnO,MgO,AIN,GaNの少なくとも1種類の材料を含むことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記同一材料が、屈折率1.8以上の高屈折率材料であることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記マイクロレンズの上部を透明樹脂で封止したことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の前記透明樹脂は、屈折率1.6以下の低屈折率材料であることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の前記オンチップマイクロレンズの上面に反射防止膜が形成されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記光導波路の前記受光部側の端面に反射防止膜が形成されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、固体撮像素子周辺部に行くに従って、前記オンチップマイクロレンズの中心軸が該オンチップマイクロレンズの下部に設けられる前記受光部の開口中心より固体撮像素子中心部方向にずらして設けられることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記光導波路の側壁に該光導波路よりも屈折率の小さい低屈折率層が形成されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記受光部の上部に筒状の遮光膜が形成され前記光導波路を通る入射光は該筒状の遮光膜の内側を通って前記受光部に入射する構成となっていることを特徴とする。
尚、本発明の固体撮像素子の前記遮光膜を、アルミニウム、銀、金、銅およびタングステンの内の少なくとも1種類を含む材料により形成することができる。
本発明の固体撮像素子は、前記遮光膜の内側にカラーフィルタ層が埋設されることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、前記オンチップマイクロレンズの上部にカラーフィルタ層が形成されることを特徴とする。
尚、本発明の固体撮像素子の前記カラーフィルタ層を色素蒸着膜により形成することができる。
尚、本発明の固体撮像素子の隣接するカラーフィルタ層を、互いにフィルタ色が異なるものとすることができる。
尚、本発明の固体撮像素子の前記カラーフィルタ層を、顔料を主要構成材料にすることができる。
本発明の固体撮像素子の製造方法は、基板上に配列された光電変換素子と、各光電変換素子毎に光電変換素子の受光部前方の無機物からなるマイクロレンズ上に配置されたカラーフィルタとを備え、各カラーフィルタは隣接するもの同士が互いに側部を実質的に接して配置されるカラー固体撮像素子を製造する方法であって、前記マイクロレンズ上に色素材料を蒸着させて色素蒸着膜を形成し、前記色素蒸着膜の上にパターン化したフォトレジスト層を形成し、前記フォトレジスト層をマスクとして等方性エッチングを行い前記フォトレジスト層から露出した前記色素蒸着膜を除去し前記色素蒸着膜をパターン化して第1色のカラーフィルタを形成し、前記色素蒸着膜を除去した箇所に第2色の色素蒸着膜による第2色のカラーフィルタを形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、受光部感度を低下させることなく、位置合わせズレや小F値等における光路ズレの影響を少なくし、効率良く入射光を受光部に導くことが可能な固体撮像素子を提供でき、また、厚みが薄く且つ低コストな固体撮像素子を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。この固体撮像素子は、半導体基板1の上部に複数の受光部(1つの受光部のみ図示)2が形成されると共に半導体基板1の表面全面に保護膜3が形成されている。各受光部2を避けた位置には単層または多層の絶縁層4が設けられ、この絶縁層4内に、図示しない配線が設けられる。また、受光部2上には、絶縁層4と同一厚さのカラーフィルタ層5が設けられる。
絶縁層4の上面及びカラーフィルタ層5と接する側面には、遮光膜6として金属材料からなる全反射膜が形成され、遮光膜6の上面(カラーフィルタ層5との界面を含む)には、SiO等の低屈折率材料からなる低屈折率層(薄いため図示省略)が形成される。
絶縁層4の上部(遮光膜6の上部)には、SiO等の低屈折材料による絶縁層7が積層されるが、この絶縁層7の受光部2上は、上部に行くに従ってテーパ状に拡径された穴7aが設けられる。
絶縁層7に設けられたテーパ状の穴7a内部には、Siなどの透明な高屈折率材料が埋め込まれ、これが、光導波路8を形成する。そして、光導波路8と同一材料で平坦化層9及び上部にオンチップマイクロレンズ10が形成される。即ち、本実施形態では、オンチップマイクロレンズ10と平坦化層9と光導波路8とが同一材料で一体形成されている。材料としては、屈折率1.8以上の高屈折率材料が好ましい。マイクロレンズの焦点位置は、受光部2の表面近傍に設定される。
尚、本実施形態における平坦化層9は、平坦化のために設けているのではなく、マイクロレンズ10と光導波路8との間に残った領域を平坦化層9と名付けているにすぎないため、この部分はなくてもよい。
高屈折率材料としては、Siの他に、TiO、HfO、ZrO、CeO、AlN,GaNなども用いることができる。
図2(a)〜(d)は、図1に示す固体撮像素子の概略製造工程を示す図である。先ず、図2(a)に示す様に、複数の受光部2を形成した半導体基板1上に、酸化物等からなる保護膜3を形成すると共にその上部全面に絶縁層4を形成する。
次に、全面にレジスト膜を形成した後、絶縁層4のうち、受光部2上の少なくとも一部を開口させるように、フォトリソグラフィ法を用いてマスクパターンを形成する。その後、RIE法等を用いて異方的にエッチングを行って開口部よりも下部の絶縁層4部分を除去し、カラーフィルタ5用の穴を形戊する。
引き続き、膜厚の均一性及び被覆性に優れた金属薄膜6を、低温CVD法またはプラズマCVD法やスパッタ法等により作製する。この金属薄膜としては、高反射率を有するアルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、タングステン(W)またはこれらの合金等を用いることができる。
その後、全面にSiO等の低屈折率材料からなる薄い低屈折率層を形成した後、受光部2の上のSiOと金属薄膜のみをRlE法等により除去する。そして、レジスト膜(マスクパターン)を除去し、R,G,Bなどに選択透過性を有するカラーフィルタ材料をカラーフィルタ5用の穴内部に埋め込む。
次に、図2(b)に示す様に、絶縁膜7を低温CVD法により作製し、レジストを塗布し、グレースケールマスクを用い、通常の露光法により、受光部2に向かって内径が小さくなるような円錐状のパターンを形成する。その後、RIEエッチングによってレジストの形状を転写するように、ドライエッチングを行い、絶縁膜(SiO)7に、受光部2に向かって内径が小さくなるような円錐状光導波路7aの形成を行う。受光部に向かって開口が小さくなる多角錐状の光導波路であってもよい。
次に、図2(c)に示す様に、レジストを除去後、低温CVDにより、高屈折率材料(例えば、Si)層11を形成する。高屈折率材料層11の上端面を平坦化処理し、続いて、高屈折率材料層11の上に、焦点が受光部2の表面近傍となるようにパラメータ値が設定されたオンチップマイクロレンズパターン12を熱軟化性樹脂等を用いて形成する。
次に、図2(d)に示す様に(この図は図1と同じ)、オンチップマイクロレンズパターン12が全て無くなるまで上面からエッチングを行うと、オンチップマイクロレンズパターン12の形状が、その下部の高屈折率材料層11に転写され、オンチップマイクロレンズ10と、その下部の平坦化膜9と、光導波路8とが一体形成される。
尚、本実施形態では、高屈折率材料層11を設け、これをエッチングすることでマイクロレンズ10と平坦化層9と光導波路8とを一体に成形したが、高屈折率材料で先ず光導波路8を形成し、その上に平坦化層9を高屈折率材料で形成し(この平坦化層9はなくてもよいのは上述した通りである。)、その上に更にマイクロレンズ10を高屈折率材料で形成することで、これらを一体に形成してもよい。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。図1に示す第1の実施形態に係る固体撮像素子との違いは、マイクロレンズ10の上部に光学的透明樹脂層15を設け、この樹脂層15でマイクロレンズ10を埋め込み、平坦化した点である。樹脂層15は、屈折率1.6以下の低屈折率材料とするのが好ましい。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。本実施形態の固体撮像素子と図3に示す固体撮像素子との違いは、マイクロレンズ10の上面全面にARコート(Anti-Reflective Coat)膜16を設けると共に、光導波路8の下面にARコート膜17を設けた点である。これにより、樹脂層15とマイクロレンズ10との界面、およびカラーフィルタ5と光導波路8との間の界面における反射光を低減でき、受光部2への光の入射効率を上げることができる。尚、カラーフィルタ5の下端面にも反射防止用の膜を形成するのがよい。
(第4の実施形態)

図5は、本発明の第4の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。この実施形態の固体撮像素子と図1に示す固体撮像素子との違いは、本実施形態の固体撮像素子では、固体撮像素子の周辺部に行くに従って、マイクロレンズ10の中心軸の位置を、受光部2の開口中心より固体撮像素子中心方向にずらして設けた点である。これにより、周辺部における光利用効率が向上する。
以上述べた各実施形態の固体撮像素子によれば、基本的に、マイクロレンズ10で集光された入射光が、マイクロレンズ10に一体に連続する光導波路8によって受光部2に導かれ、感度が向上する。マイクロレンズ10と受光部2との位置合わせズレが生じた場合でも、また、入射光角度が基板1に対して垂直方向から変化して斜め入射になった場合でも、光導波路8内に一旦入った光は光導波路側壁面で反射されて光導波路8内に戻るため、光の損失が殆ど生じず、光強度低下を最低限に抑制することが可能となる。
また、カラーフィルタ5を光導波路8の出口部分に埋め込みカラーフィルタ5の周囲を遮光膜6で囲むことでカラーフィルタ5自体を光導波路としているため、カラーフィルタ5を通った光が隣の受光部2に漏れることがなくなり、このため混色の回避と感度向上および色再現性向上を図ることが可能となる。しかも、マイクロレンズ10が高屈折率材料で形成されているために、光の集光効率が上がり、更に、マイクロレンズ10の上部を樹脂で封止できるので、薄型化且つ低コスト化を図ることが可能となる。
更にまた、一般に、入射光の波長の違いによって焦点位置のずれ(色収差)が発生するが、本実施形態の固体撮像素子によれば、カラーフィルタ材料の厚さや材料を調整することにより、容易に全ての入射光の焦点を受光部2の表面近傍に設定することができ、しかも、カラーフィルタ材料を絶縁層上部に設置する従来の構成に比べて、素子の高さ方向の寸法を低減でき、固体撮像素子の更なる感度向上及び色再現性の向上を実現することができる。
従って、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ファクシミリ、スキャナ、複写機等に用いる固体撮像素子や、バイオセンサ,化学センサとして用いる固体撮像素子の更なる高画素化,高感度化を容易に図ることが可能となる。
(第5の実施形態)
図6、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。本実施形態に係る固体撮像素子は、図1の第1の実施形態に係る固体撮像素子に比べて次の点のみが異なる。先ず、カラーフィルタ21を、各マイクロレンズ10の上部に設けた点が異なり、これに伴って、図1のカラーフィルタ5の代わりに、この部分を高屈折率材料(マイクロレンズ10と同一材料が好ましい)で埋めて光導波路22とした点が異なる。光導波路22は、この部分の厚さが薄いため、光導波路8の様なテーパ状にする必要はない。
図7(a)〜(d)は、本実施形態の固体撮像素子の概略製造工程を説明する図である。本実施形態の固体撮像素子は、図2(a)と同様にして受光部2の上部の穴にカラーフィルタ5の材料を埋め込む前までの工程と同様の工程を行い、図7(a)の状態とする。
次に、図7(b)に示す様に、CVD法により、高屈折率材料、例えばSiの膜を形成して、受光部2の上部の穴を埋め光導波路22とする。このとき、高屈折率材料の膜の平坦化を行うために厚手のSi膜を形成するため、光遮光膜6の上面にもSi膜22’が形成されるが、この膜22’を除去する必要はない。
引き続き、絶縁層7の形成工程は、図2(b)と同様である。次に、図7(c)に示す様に、厚手の高屈折率材料層11を形成しその上にオンチップマイクロレンズパターン12を形成する工程は図2(c)と同様であり、エッチングすることにより、オンチップマイクロレンズパターン12がマイクロレンズ10として転写される。
次に、図7(d)に示す様に、R,G、Bなどに選択透過性を有する力ラーフィルタ材料を蒸着法により各マイクロレンズ10上に形成する。隣接するカラーフィルタ21は、互いにフィルタ色が異なるように、蒸着とリソグラフィを行う。不要部のカラーフィルタ材料は、レジストをマスクとし、酸素ガスによる低温アッシュシングで除去する。マイクロレンズ10が無機物で形成されているために,自動的にマイクロレンズ上部でエッチングが停止する。プロセス温度としては、100℃以下の温度で除去するのが好ましい。カラーフィルタ21は、有機顔料を蒸着法により形成しても良い。
(第6の実施形態)
図8は、本発明の第6の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。図6に示す第5の実施形態に係る固体撮像素子との違いは、マイクロレンズ10の上部に、好ましくは屈折率1.6以下の光学的透明樹脂層15を設け、この樹脂層15でマイクロレンズ10を埋め込み、平坦化した点である。
(第7の実施形態)
図9は、本発明の第7の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。本実施形態の固体撮像素子と図6に示す固体撮像素子との違いは、マイクロレンズ10の上面全面にARコート(Anti-Reflective Coat)膜16を設け、その上に、カラーフィルタ21を設けた点である。これにより、カラーフィルタ21とマイクロレンズ10との界面における反射光を低減でき、受光部2への光の入射効率を上げることができる。尚、光導波路22の下端面にも反射防止用の膜を形成するのがよい。
(第8の実施形態)
図10は、本発明の第8の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。この実施形態の固体撮像素子と図6に示す固体撮像素子との違いは、本実施形態の固体撮像素子では、固体撮像素子の周辺部に行くに従って、マイクロレンズ10の中心軸の位置を、受光部2の開口中心よりずらして設けた点である。これにより、周辺部における光利用効率が向上する。
上述した第5〜第8の実施形態における固体撮像素子は、第1〜第4の実施形態に係る固体撮像素子と同様の効果を奏する他、カラーフィルタ21をマイクロレンズ10の上面に設けたことにより、マイクロレンズ10とカラーフィルタ21との間に従来のような平坦化層が介在しないので、その分、固体撮像素子の上層部の高さを抑えることができる。そして、カラーフィルタ21は、従来のように感光剤や硬化剤を含まないので、薄膜化が可能であり、その結果、固体撮像素子の上層部の高さを低くすることができ、斜め入射光を固体撮像素子の受光面に確実に集光させ、斜め入射光に対しても高い光感度を得ることが可能となる。
尚、上述した各実施形態で、マイクロレンズ10をギャップレスマイクロレンズとして図示しなかったが、ギャップレスマイクロレンズとしても良いのは勿論である。
また、上述した各実施形態の特徴部分を組み合わせた固体撮像素子とすることも可能である。例えば、図5の実施形態の固体撮像素子に図4の実施形態の特徴であるARコート膜を設けてもよいのは勿論である。
本発明に係る固体撮像素子は、高画素化により一画素の微細化が進んでも高感度化の向上を図ることができるため、CCDやCMOS等のイメージセンサとして有用である。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 図1に示す固体撮像素子の概略製造工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 図6に示す固体撮像素子の概略製造工程を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 本発明の第7の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。 本発明の第8の実施形態に係る固体撮像素子の断面模式図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 フォトダイオード
3 保護膜
4,7 絶縁層
5,21 カラーフィルタ
6 遮光膜
8,22 光導波路(高屈折率材料)
9 平坦化層(高屈折率材料)
10 オンチップマイクロレンズ(高屈折率材料)
16,17 ARコート膜

Claims (15)

  1. オンチップマイクロレンズと、該オンチップマイクロレンズで集光された入射光を受光する受光部とを備える固体撮像素子において、前記オンチップマイクロレンズの下面部から前記受光部の方向に延び該オンチップマイクロレンズで集光された入射光を前記受光部の方向に導く光導波路を該オンチップマイクロレンズと一体となるように形成したことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記光導波路は前記受光部方向に向かって円錐状または多角錐状に縮径されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記オンチップマイクロレンズと前記光導波路とは同一材料で形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記同一材料が、Si,ZrO,TiO,CeO,HfO、ZnO,MgO,AIN,GaNの少なくとも1種類の材料を含むことを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記同一材料が、屈折率1.8以上の高屈折率材料であることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 前記マイクロレンズの上部を透明樹脂で封止したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子。
  7. 前記透明樹脂は屈折率1.6以下の低屈折率材料であることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 前記オンチップマイクロレンズの上面には反射防止膜が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の固体撮像素子。
  9. 前記光導波路の前記受光部側の端面には反射防止膜が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の固体撮像素子。
  10. 固体撮像素子周辺部に行くに従って、前記オンチップマイクロレンズの中心軸が該オンチップマイクロレンズの下部に設けられる前記受光部の開口中心より固体撮像素子中心部方向にずらして設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の固体撮像素子。
  11. 前記光導波路の側壁には該光導波路よりも屈折率の小さい低屈折率層が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の固体撮像素子。
  12. 前記受光部の上部には筒状の遮光膜が形成され前記光導波路を通る入射光は該筒状の遮光膜の内側を通って前記受光部に入射する構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の固体撮像素子。
  13. 前記遮光膜の内側にカラーフィルタ層が埋設されることを特徴とする請求項12に記載の固体撮像素子。
  14. 前記オンチップマイクロレンズの上部にカラーフィルタ層が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の固体撮像素子。
  15. 基板上に配列された光電変換素子と、各光電変換素子毎に光電変換素子の受光部前方の無機物からなるマイクロレンズ上に配置されたカラーフィルタとを備え、各カラーフィルタは隣接するもの同士が互いに側部を実質的に接して配置されるカラー固体撮像素子を製造する方法であって、前記マイクロレンズ上に色素材料を蒸着させて色素蒸着膜を形成し、前記色素蒸着膜の上にパターン化したフォトレジスト層を形成し、前記フォトレジスト層をマスクとして等方性エッチングを行い前記フォトレジスト層から露出した前記色素蒸着膜を除去し前記色素蒸着膜をパターン化して第1色のカラーフィルタを形成し、前記色素蒸着膜を除去した箇所に第2色の色素蒸着膜による第2色のカラーフィルタを形成する工程を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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