JP5378068B2 - 燃料電池スタックの取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが重力方向に積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、積層方向両端には、上側エンドプレート及び下側エンドプレートが配設される燃料電池スタックを車両に取り付けるための燃料電池スタックの取り付け構造に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した単位セルを備えている。この燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックは、定置用の他、燃料電池自動車等の車両への搭載が考慮されている。例えば、特許文献1に開示されている車両搭載型燃料電池の支持構造が知られている。
この支持構造では、図7に示すように、燃料電池1の組み立て体は、単セルの積層体であるセルスタック2と、前記セルスタック2の上端及び下端に配設される上部締め付け板3a及び下部締め付け板3bと、前記セルスタック2の周側面に配設されたマニホールド4とからなり、車体の床面に配置されたベース架台5上に配置されている。
ベース架台5には、燃料電池1の周壁2箇所に振り分けて補強板6a、6bの一端(下端)が固定されるとともに、前記補強板6a、6bの他端(上端)は、上部締め付け板3aに結合されている。
補強板6a、6bの上部には、弾性変形可能なベンド部7a、7bが湾曲形成されており、車体側から燃料電池1に加わる荷重等による変形が緩和される、としている。
特開平5−82153号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、燃料電池1が平板状の補強板6a、6bによりベース架台5に支持されているため、この補強板6a、6bの剛性が低下し易い。
しかも、補強板6a、6bの上部には、弾性変形可能なベンド部7a、7bが湾曲形成されている。従って、車両に比較的大きな外部荷重が付与された際には、前記燃料電池1を強固に保持することができないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、燃料電池スタックを車両に対して強固且つ確実に固定するとともに、スペースの有効利用を図ることが可能な燃料電池スタックの取り付け構造を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが重力方向に積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、積層方向両端には、上側エンドプレート及び下側エンドプレートが配設される燃料電池スタックを車両に取り付けるための燃料電池スタックの取り付け構造に関するものである。
この取り付け構造は、下側エンドプレートの下方には、反応ガス及び冷却媒体の配管が設けられるとともに、前記下側エンドプレートを車両側フレーム部材に固定する下側マウント部材と、上側エンドプレートを前記車両側フレーム部材に固定する上側マウント部材とを備えている。そして、上側マウント部材は、燃料電池スタック及び車両側フレーム部材の間に燃料電池用補器類を配設するための開口部を設けるとともに、前記開口部は、上側エンドプレートから下側エンドプレートに向かって間隙が広がっている。
また、上側マウント部材と下側マウント部材とは、一体に架け渡される連結部材を介して、互いの間隔を保持した状態で固定されることが好ましい。
さらに、上側マウント部材は、車両側フレーム部材と一体に形成されることが好ましい。
本発明によれば、下側エンドプレートが下側マウント部材を介して車両用フレーム部材に固定される一方、上側エンドプレートが上側マウント部材を介して前記車両用フレーム部材に固定されている。このため、燃料電池スタックは、車両用フレーム部材に対して強固且つ確実に固定される。
しかも、上側マウント部材には、燃料電池スタックとの間に燃料電池用補器類を配設するための開口部が設けられている。これにより、燃料電池スタックの側面と上側マウント部材とのスペースを有効に利用することができ、車両内のスペース効率が良好に向上するとともに、燃料電池システム全体のコンパクト化が容易に図られる。
本発明の第1の実施形態に係る取り付け構造が適用される燃料電池スタックを組み込む燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池スタック及び前記取り付け構造の概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタック及び前記取り付け構造の側面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る取り付け構造の要部分解斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る取り付け構造の要部分解斜視説明図である。 特許文献1の支持構造の斜視説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る取り付け構造が適用される燃料電池スタック10を組み込む燃料電池システム12は、図示しない燃料電池車両に搭載される。
燃料電池システム12は、燃料電池スタック10と、前記燃料電池スタック10に燃料ガス(反応ガス)を供給するための燃料ガス供給機構14と、前記燃料電池スタック10に酸化剤ガス(反応ガス)を供給するための酸化剤ガス供給機構16と、前記燃料電池スタック10に冷却媒体を供給するための冷却媒体供給機構(図示せず)とを備える。
燃料ガス供給機構14は、燃料ガスとして水素ガスが貯留される燃料タンク(水素タンク)18を備える。この燃料タンク18には、燃料ガス供給配管20の一端が接続され、前記燃料ガス供給配管20の他端は、遮断弁21及びエゼクタ22を介して燃料電池スタック10の後述する燃料ガス入口連通孔58aに接続される。
燃料ガス供給機構14は、使用済みの燃料ガスを排出するための排出燃料ガス配管24を備える。この排出燃料ガス配管24は、リターン配管26を介してエゼクタ22に接続されるとともに、希釈器28を介して外部に開放可能である。
酸化剤ガス供給機構16は、空気供給配管30を備え、この空気供給配管30には、燃料電池スタック10の後述する酸化剤ガス入口連通孔56aに向かって、膜加湿器32、コンプレッサ34及び熱交換器36の順に配置される。
膜加湿器32は、供給前の酸化剤ガスと前記燃料電池スタック10から排出される排出酸化剤ガスとの間で、水交換を行う。コンプレッサ34は、膜加湿器32を通過した酸化剤ガスを、燃料電池スタック10に向かって圧送する。熱交換器36は、コンプレッサ34から圧送された酸化剤ガスを、燃料電池スタック10に適した温度に調整する。
酸化剤ガス供給機構16は、使用済みの酸化剤ガスを排出するための排出酸化剤ガス配管38を備える。この排出酸化剤ガス配管38は、膜加湿器32に接続される。膜加湿器32は、例えば、中空糸膜型加湿器を採用することができる。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の燃料電池42が矢印A方向(鉛直方向)に積層される。燃料電池42の積層方向下端(一端)には、第1ターミナルプレート44a、第1絶縁プレート46a及び第1エンドプレート(下側エンドプレート)48aが積層される一方、積層方向上端(他端)には、第2ターミナルプレート44b、第2絶縁プレート46b及び第2エンドプレート(上側エンドプレート)48bが積層される。
図3に示すように、燃料電池42は、電解質膜・電極構造体50が、第1及び第2セパレータ52、54に挟持される。第1及び第2セパレータ52、54は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータやカーボンセパレータにより構成される。
燃料電池42の矢印B方向(図3中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔56a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔58aが、矢印C方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池42の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔58b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔56bが、矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池42の矢印C方向の両端縁部には、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔60a、及び前記冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔60bが設けられる。
第1セパレータ52の電解質膜・電極構造体50に向かう面52aには、酸化剤ガス入口連通孔56aと酸化剤ガス出口連通孔56bとに連通する酸化剤ガス流路62が設けられる。第2セパレータ54の電解質膜・電極構造体50に向かう面54aには、燃料ガス入口連通孔58aと燃料ガス出口連通孔58bとに連通する燃料ガス流路64が設けられる。
互いに隣接する燃料電池42を構成する第1セパレータ52の面52bと、第2セパレータ54の面54bとの間には、冷却媒体入口連通孔60aと冷却媒体出口連通孔60bとを連通する冷却媒体流路66が設けられる。
第1セパレータ52の面52a、52bには、第1シール部材68が、一体的又は個別に設けられるとともに、第2セパレータ54の面54a、54bには、第2シール部材70が、一体的に又は個別に設けられる。
第1及び第2シール部材68、70は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
電解質膜・電極構造体50は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜72と、前記固体高分子電解質膜72を挟持するカソード側電極74及びアノード側電極76とを備える。
カソード側電極74及びアノード側電極76は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜72の両面に形成されている。
図2に示すように、第1及び第2エンドプレート48a、48b間には、複数本の連結部材80が架け渡され、前記第1及び第2エンドプレート48a、48b間の距離が一定に保持される。連結部材80は、例えば、アルミニウム製の長尺な板状を有し、燃料電池スタック10の長辺側に2本ずつで、且つ、前記燃料電池スタック10の短辺側に1本ずつ配設される。連結部材80は、第1及び第2エンドプレート48a、48bの側部にねじ82を介して固定される。
第1エンドプレート48aには、酸化剤ガス入口連通孔56a、燃料ガス入口連通孔58a、冷却媒体入口連通孔60a、酸化剤ガス出口連通孔56b、燃料ガス出口連通孔58b及び冷却媒体出口連通孔60bにそれぞれ連通し、外部に延在する複数のマニホールドからなるマニホールド群83が設けられる。
図2及び図4に示すように、燃料電池システム12は、燃料電池スタック10を車両に取り付けるための第1の実施形態に係る取り付け構造84を備える。車両内には、車両走行方向(矢印B方向)に延在して車両側フレーム部材86が配設される。
取り付け構造84は、燃料電池スタック10の第1エンドプレート48aを車両側フレーム部材86に固定する、例えば、左右2つずつの下側マウント部材88と、第2エンドプレート48bを前記車両側フレーム部材86に固定する上側マウント部材90とを備える。
下側マウント部材88は、車両側フレーム部材86を構成する一対のサブフレーム86a、86bにねじ92を介して固定される固定部88aと、前記固定部88aから鉛直方向に膨出する取り付け部88bとを有する断面略L字状を有する。取り付け部88bには、ねじ92が挿入され、前記ねじ92が第1エンドプレート48aの側部に形成されたねじ孔94にねじ込まれることにより、前記第1エンドプレート48aがサブフレーム86a、86bに固定される。
上側マウント部材90は、サブフレーム86a、86bから一体に分岐形成されるアーム部90a、90bを有し、前記アーム部90a、90bの上部側は、連結部90cを介して一体に固定される。
アーム部90a、90bの上端部は、第2エンドプレート48bの上面部に配置される。アーム部90a、90bに挿入されるねじ96は、第2エンドプレート48bの上面部に形成されるねじ孔98に螺合することにより、前記アーム部90a、90bが前記第2エンドプレート48bに固定される。
上側マウント部材90は、燃料電池スタック10の車両走行方向後方側の側面部との間に、開口部100を設ける。開口部100には、燃料電池用補器類、例えば、遮断弁21及びエゼクタ22が収容されるとともに、膜加湿器32は、一部が前記開口部100に収容された状態で、アーム部90a、90b間に延在して配置される(図4参照)。
このように構成される燃料電池システム12の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス供給機構16を構成するコンプレッサ34が駆動され、酸化剤ガスである外部空気が吸引されて空気供給配管30に導入される。この空気は、空気供給配管30から膜加湿器32内に導入され、中空糸膜(図示せず)を通ってコンプレッサ34に吸引される。
その際、排出酸化剤ガス配管38を介して膜加湿器32内には、後述するように、反応に使用された酸化剤ガスである排出酸化剤ガスが供給されている。このため、使用前の空気には、排出酸化剤ガス中に含まれる水分が移動し、この使用前の空気が加湿される。加湿された空気は、コンプレッサ34から熱交換器36に供給されて温度が低下された後、第1エンドプレート48aを通って燃料電池スタック10内の酸化剤ガス入口連通孔56aに供給される。
一方、燃料ガス供給機構14では、遮断弁21の開放作用下に、燃料タンク18内の燃料ガス(水素ガス)が、エゼクタ22を通って第1エンドプレート48aから燃料電池スタック10内の燃料ガス入口連通孔58aに導入される。さらに、図示しない冷却媒体供給機構の作用下に、第1エンドプレート48aを通って燃料電池スタック10内の冷却媒体入口連通孔60aに冷却媒体が導入される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔56aから第1セパレータ52の酸化剤ガス流路62に導入される。酸化剤ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体50を構成するカソード側電極74に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔58aから第2セパレータ54の燃料ガス流路64に導入される。この燃料ガスは、矢印B方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体50を構成するアノード側電極76に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体50では、カソード側電極74に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極76に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極74に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔56bに沿って矢印A方向に排出される。一方、アノード側電極76に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔58bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔60aに供給された冷却媒体は、第1及び第2セパレータ52、54間の冷却媒体流路66に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体50を冷却した後、冷却媒体出口連通孔60bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図2及び図4に示すように、燃料電池スタック10を構成する第1エンドプレート48aが、下側マウント部材88を介して車両側フレーム部材86の各サブフレーム86a、86bに固定される一方、第2エンドプレート48bが、上側マウント部材90を介して前記サブフレーム86a、86bに固定されている。このため、燃料電池スタック10は、車両側フレーム部材86に対して強固且つ確実に固定される。
しかも、上側マウント部材90には、燃料電池スタック10の車両走行方向後方側に、燃料電池用補器類を配設するための開口部100が設けられている。具体的には、図4に示すように、燃料電池スタック10と上側マウント部材90との間には、遮断弁21及びエゼクタ22が収容されるとともに、膜加湿器32の一部が配置されている。
従って、燃料電池スタック10の側面部と上側マウント部材90との間のスペース(開口部100)を有効に利用することができ、車両内のスペース効率が良好に向上するとともに、燃料電池システム12全体のコンパクト化が容易に図られるという効果が得られる。
特に、燃料電池スタック10では、第1エンドプレート48a及び第2エンドプレート48b間に架け渡された複数本の連結部材80を介し、前記第1エンドプレート48aと前記第2エンドプレート48bとの距離が一定に保持されている。これにより、上側マウント部材90は、車両側フレーム部材86から一体に且つ十分な剛性及び強度を有して成形することが可能になる。第1エンドプレート48aと第2エンドプレート48bとの距離が変動することがなく、上側マウント部材90を前記第2エンドプレート48bに強固に固定することができるからである。
このため、車両に比較的大きな荷重(衝撃)が付与されても、上側マウント部材90の変形を確実に阻止し、前記上側マウント部材90と下側マウント部材88とにより燃料電池スタック10を確実に保持することができるという利点がある。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る取り付け構造110の要部分解斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る取り付け構造84及び燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
取り付け構造110を構成する上側マウント部材112は、左右一対のアーム部112a、112bを備え、前記アーム部112a、112bの上端部同士が連結部114を介して一体に連結される。
連結部114には、一対の孔部116が形成されるとともに、燃料電池スタック10を構成する第2エンドプレート48bの側部には、一対のねじ孔98aが形成される。第2エンドプレート48bの端面に上側マウント部材112の連結部114が重ね合わされた状態で、ねじ96aが孔部116を通ってねじ孔98aに螺合されることにより、第2エンドプレート48bに上側マウント部材112が取り付けられる。
従って、上側マウント部材112は、燃料電池スタック10の第2エンドプレート48bの端面に対して強固且つ確実に固定され、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1及び第2の実施形態では、上側マウント部材90、112が車両側フレーム部材86に一体成形されているが、この車両側フレーム部材86とは個別に構成し、サブフレーム86a、86bに固着してもよい。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る取り付け構造120の要部分解斜視説明図である。
取り付け構造120を構成する上側マウント部材122は、左右一対のアーム部122a、122bを備え、前記アーム部122a、122bの上部側が連結部122cを介して一体に連結される。アーム部122a、122bの先端部側方には、それぞれ一対の孔部116bが形成される。
燃料電池スタック10を構成する第2エンドプレート48bの両側部には、一対のねじ孔98bが形成される。ねじ96bが各アーム部122a、122bの孔部116bに挿入されてねじ孔98bに螺合されることにより、上側マウント部材122が第2エンドプレート48bの側部に固定される。これにより、第2エンドプレート48bは、上側マウント部材122を介して強固且つ確実に保持され、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
10…燃料電池スタック 12…燃料電池システム
14…燃料ガス供給機構 16…酸化剤ガス供給機構
18…燃料タンク 21…遮断弁
22…エゼクタ 28…希釈器
32…膜加湿器 42…燃料電池
48a、48b…エンドプレート 50…電解質膜・電極構造体
52、54…セパレータ 56a…酸化剤ガス入口連通孔
56b…酸化剤ガス出口連通孔 58a…燃料ガス入口連通孔
58b…燃料ガス出口連通孔 62…酸化剤ガス流路
64…燃料ガス流路 66…冷却媒体流路
72…固体高分子電解質膜 74…カソード側電極
76…アノード側電極 80…連結部材
83…マニホールド群 84、110、120…取り付け構造
86…車両側フレーム部材 86a、86b…サブフレーム
88…下側マウント部材
90、112、122…上側マウント部材
100…開口部

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが重力方向に積層される燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層されるとともに、積層方向両端には、上側エンドプレート及び下側エンドプレートが配設される燃料電池スタックを車両に取り付けるための燃料電池スタックの取り付け構造であって、
    前記下側エンドプレートの下方には、反応ガス及び冷却媒体の配管が設けられるとともに、
    前記下側エンドプレートを車両側フレーム部材に固定する下側マウント部材と、
    前記上側エンドプレートを前記車両側フレーム部材に固定する上側マウント部材と、
    を備え、
    前記上側マウント部材は、前記燃料電池スタック及び前記車両側フレーム部材の間に燃料電池用補器類を配設するための開口部を設けるとともに、
    前記開口部は、前記上側エンドプレートから前記下側エンドプレートに向かって間隙が広がることを特徴とする燃料電池スタックの取り付け構造。
  2. 請求項1記載の取り付け構造において、前記上側マウント部材と前記下側マウント部材とは、一体に架け渡される連結部材を介して、互いの間隔を保持した状態で固定されることを特徴とする燃料電池スタックの取り付け構造。
  3. 請求項1又は2記載の取り付け構造において、前記上側マウント部材は、2本のアーム部を有し、前記車両側フレーム部材と一体に形成されることを特徴とする燃料電池スタックの取り付け構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の取り付け構造において、前記車両側フレーム部材は、車両走行方向に沿って延在するとともに、
    前記開口部は、前記燃料電池スタックの前記車両走行方向の後方側に設けられることを特徴とする燃料電池スタックの取り付け構造。
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