JP2013152830A - 燃料電池システム - Google Patents

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秀晴 内藤
Seishi Yoshinaga
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池スタックを確実に密封することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14を内部に収容する筐体16とを備える。燃料電池スタック14は、積層方向両端に第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bが配設される。第1エンドプレート24aの外周部に第1シール部材78aが配置され、第2エンドプレート24bの外周部に第2シール部材78bが配置される。筐体16は、分割部材70a、70bを有し、前記分割部材70a、70bは、互いに接合された状態で筒形状を有するとともに、第1エンドプレート24aの外周部との間で第1シール部材78aを挟持し、且つ前記第2エンドプレート24bの外周部との間で第2シール部材78bを挟持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体とを備える燃料電池システムに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、特に車載用として使用される際、相当に多数の発電セルを積層する必要がある。従って、燃料電池スタック全体の剛性を確保するため、例えば、前記燃料電池スタックを筐体内に収容する構成が採用されている。
特許文献1に開示されている燃料電池用ケースは、図8に示すように、内部に燃料電池1を収容可能な筺型に形成されている。この燃料電池用ケースは、上下に2分割の構造を有しており、蓋として機能するアッパーケース2と、前記アッパーケース2に接合されるロアケース3とにより構成されている。
アッパーケース2の周壁部4の開口部側には、外方向に張り出してフランジ部4aが形成される一方、ロアケース3の周壁部5の開口部側には、外方向に張り出してフランジ部5aが形成されている。フランジ部4a、5aは、ボルト及びナットを有する締結手段6により締結されている。
特開2006−164716号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、燃料電池1が燃料電池用ケースの内部に収容されるとともに、アッパーケース2及びロアケース3には、それぞれ外方に突出してフランジ部4a、5aが形成されている。このため、燃料電池用ケース全体が相当に大型化し、特に、燃料電池車両の狭小なスペースに有効にレイアウトすることができないという問題がある。
しかも、燃料電池1のエンドプレートに配管を設ける際には、アッパーケース2やロアケース3に開口部を設けなければならない。従って、開口部のシール構造が、相当に複雑化するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池スタックを確実に密封することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体とを備える燃料電池システムに関するものである。
この燃料電池システムでは、燃料電池スタックは、燃料電池の積層方向一端に第1エンドプレートが配設される一方、前記燃料電池の積層方向他端に第2エンドプレートが配設されるとともに、前記第1エンドプレートの外周部を周回して密着する第1シール部材と、前記第2エンドプレートの外周部を周回して密着する第2シール部材とを備えている。
そして、筐体は、長さ方向に沿って分割面を有する少なくとも2つの分割部材を有し、前記分割部材は、互いに接合された状態で筒形状を有するとともに、前記筐体の内周面は、第1エンドプレートの外周部との間で第1シール部材を挟持し、且つ第2エンドプレートの外周部との間で第2シール部材を挟持している。
また、この燃料電池システムでは、分割部材は、互いに接合される分割面間に、燃料電池の積層方向一端から積層方向他端にわたって第3シール部材が設けられることが好ましい。
さらに、この燃料電池システムでは、少なくとも第1エンドプレート又は第2エンドプレートには、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかを流通させるための配管が接続されることが好ましい。
本発明によれば、第1エンドプレートの外周部に第1シール部材が配設されるとともに、第2エンドプレートの外周部に第2シール部材が配設された状態で、少なくとも2分割された筐体が、一体に接合されて筒形状に構成されている。
その際、筐体の内周面は、第1エンドプレートの外周部との間で第1シール部材を挟持する一方、第2エンドプレートの外周部との間で第2シール部材を挟持している。このため、少なくとも2分割された筐体の接合状態(締め付け状態)を調整するだけで、第1シール部材を第1エンドプレートの外周部と前記筐体の内周面とに確実に密着させることができるとともに、第2シール部材を第2エンドプレートの外周部と前記筐体の内周面とに確実に密着させることが可能になり、燃料電池スタックのシール性が良好に向上する。
しかも、第1エンドプレート及び第2エンドプレートは、各外方に向かうプレート面が筐体の両端部から外部に露呈している。従って、第1エンドプレート及び第2エンドプレートには、配管やマウント部材等を容易に連結することが可能になるとともに、シール部材が不要になる。これにより、筐体単体でシール構造を設ける場合に比べ、構成が簡素化するとともに、経済的である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの分解斜視説明図である。 前記燃料電池システムの側面断面図である。 前記燃料電池システムを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池システムの後方からの概略斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの分解斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの側面断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池システムの側面断面図である。 特許文献1に開示されている燃料電池用ケースの概略断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10は、例えば、燃料電池自動車に搭載される。燃料電池システム10は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14が収容される筐体16とを備える。
燃料電池スタック14は、複数の燃料電池18が、立位姿勢で水平方向(矢印B方向)に積層される。複数の燃料電池18の積層方向一端には、第1ターミナルプレート20a、第1絶縁プレート22a及び第1エンドプレート24aが外方に向かって順次配設される。燃料電池18の積層方向他端には、第2ターミナルプレート20b、第2絶縁プレート22b及び第2エンドプレート24bが外方に向かって順次配設される。
第1エンドプレート24aの中央部からは、第1ターミナルプレート20aに接続された第1出力端子26aが延在する。第2エンドプレート24bの中央部からは、第2ターミナルプレート20bに接続された第2出力端子26bが延在する。第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bは、各角部を切り欠いた横長の略長方形状を有するが、これに限定されるものではなく、例えば、長方形状や正方形状等を有していてもよい。
図1に示すように、第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bの各辺間には、連結バー28の両端がねじ30により固定され、複数の積層された燃料電池18に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
連結バー28の第1エンドプレート24a側の端部は、前記第1エンドプレート24aの各辺に形成された凹部32に嵌合するとともに、前記連結バー28の外面は、前記第1エンドプレート24aの各辺と同一面上に且つ隙間なく配置される。
連結バー28の第2エンドプレート24b側の端部は、前記第2エンドプレート24bの各辺に形成された凹部34に嵌合するとともに、前記連結バー28の外面は、前記第2エンドプレート24bの各辺と同一面上に且つ隙間なく配置される。
図3に示すように、燃料電池18は、横長の長方形状を有するとともに、電解質膜・電極構造体40が、第1セパレータ42及び第2セパレータ44に挟持される。第1セパレータ42及び第2セパレータ44は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータやカーボンセパレータにより構成される。
燃料電池18の矢印A方向(図3中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔46a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔48bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池18の矢印A方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔48a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔46bが、矢印C方向に配列して設けられる。
燃料電池18の矢印C方向の上端縁部には、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔50aが設けられるとともに、前記燃料電池18の矢印C方向の下端縁部には、前記冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔50bが設けられる。
第1セパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、酸化剤ガス入口連通孔46aと酸化剤ガス出口連通孔46bとに連通する酸化剤ガス流路52が設けられる。
第2セパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、燃料ガス入口連通孔48aと燃料ガス出口連通孔48bとに連通する燃料ガス流路54が設けられる。
互いに隣接する燃料電池18を構成する第1セパレータ42の面42bと、第2セパレータ44の面44bとの間には、冷却媒体入口連通孔50aと冷却媒体出口連通孔50bとを連通する冷却媒体流路56が設けられる。
第1セパレータ42及び第2セパレータ44には、それぞれシール部材58、60が、一体的又は個別に設けられる。シール部材58、60は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材を使用する。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜62と、前記固体高分子電解質膜62を挟持するカソード電極64及びアノード電極66とを備える。
カソード電極64及びアノード電極66は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜62の両面に形成されている。
図1に示すように、筐体16は、長さ方向(矢印B方向)に沿って、分割面を有する複数、例えば、2つの分割部材70a、70bを有する。分割面は、燃料電池18の長辺側に設けられているが、これに限定されるものではなく、前記燃料電池18の短辺側に設けてもよい。分割部材70a、70bは、例えば、アルミニウム製板材をプレス成形した部材、鋼板(ステンレス鋼板)をプレス成形した部材等により構成され、互いに接合された状態で、筒形状、特に、燃料電池スタック14の外形形状に対応する多角筒形状を有する。
分割部材70aの長さ方向に延在する端部には、それぞれ外方に突出するフランジ部72a、72aが設けられ、前記フランジ部72aは、分割面を構成する。各フランジ部72aには、孔部74aが所定間隔ずつ離間して設けられる。
分割部材70bは、分割部材70aと同様に、長さ方向に延在する各端部に、外方に突出するフランジ部72bが設けられ、前記フランジ部72bにより分割面が構成される。
各フランジ部72bには、孔部74aと同軸上に配置される複数の孔部74bが形成される。それぞれ同軸上に配置される孔部74a、74bには、ボルト76が一体に挿入され、前記ボルト76にナット77が螺合することにより、分割部材70a、70b同士が一体に接合される。
第1エンドプレート24aの外周部を周回して、第1シール部材78aが密着する一方、第2エンドプレート24bの外周部を周回して、第2シール部材78bが密着する。分割部材70a、70bでは、例えば、前記分割部材70aの各フランジ部72aにおいて、それぞれ孔部74aの内側の面に、燃料電池スタック14の積層方向一端から積層方向他端にわたって第3シール部材79が配設される。
筐体16は、分割部材70a、70bが一体に固定された状態で、前記筐体16の内周面16aは、第1エンドプレート24aの外周部との間で第1シール部材78aを挟持し、且つ、第2エンドプレート24bの外周部との間で第2シール部材78bを挟持し、前記筐体16内部を気密に保持している。分割部材70a、70b同士は、各フランジ部72a、72b間に第3シール部材79を挟持して密着することにより、筐体16内部を気密に保持している。
図1に示すように、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス入口連通孔46a、酸化剤ガス出口連通孔46b、燃料ガス入口連通孔48a及び燃料ガス出口連通孔48bに連通する酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a及び燃料ガス排出マニホールド82bが取り付けられる。第1エンドプレート24aには、一対のマウント部材84aの一端が固定されるとともに、前記一対のマウント部材84aは、フレーム部材86に固定される。
図4に示すように、第2エンドプレート24bには、一対の冷却媒体入口連通孔50a及び一対の冷却媒体出口連通孔50bに連通する一対の冷却媒体供給マニホールド88a及び一対の冷却媒体排出マニホールド88bが取り付けられる。一対の冷却媒体供給マニホールド88aは、合流して単一の供給配管構造になる一方、一対の冷却媒体排出マニホールド88bは、同様に合流して単一の排出配管構造になる。第2エンドプレート24bには、一対のマウント部材84bの一端が固定されるとともに、前記一対のマウント部材84bは、フレーム部材86に固定される。
なお、上記の構成に代えて、第1エンドプレート24aには、全てのマニホールド(酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a、燃料ガス排出マニホールド82b、一対の冷却媒体供給マニホールド88a及び一対の冷却媒体排出マニホールド88b)を設けてもよい。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1及び図3に示すように、酸化剤ガス供給マニホールド80aから酸化剤ガス入口連通孔46aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給マニホールド82aから燃料ガス入口連通孔48aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、図1及び図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド88aから冷却媒体入口連通孔50aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔46aから第1セパレータ42の酸化剤ガス流路52に導入される。酸化剤ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体40を構成するカソード電極64に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔48aから第2セパレータ44の燃料ガス流路54に導入される。この燃料ガスは、矢印A方向に移動しながら、電解質膜・電極構造体40を構成するアノード電極66に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体40では、カソード電極64に供給される酸化剤ガスと、アノード電極66に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード電極64に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔46bに沿って矢印B方向に流通し、酸化剤ガス排出マニホールド80bから排出される(図1参照)。一方、アノード電極66に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔48bに沿って矢印B方向に流通し、燃料ガス排出マニホールド82bから排出される。
また、一対の冷却媒体入口連通孔50aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ42及び第2セパレータ44間の冷却媒体流路56に導入された後、矢印C方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体40を冷却した後、一対の冷却媒体出口連通孔50bを流通し、冷却媒体排出マニホールド88bから排出される(図4参照)。
この場合、第1の実施形態では、図1に示すように、第1エンドプレート24aの外周部に第1シール部材78aが配設されるとともに、第2エンドプレート24bの外周部に第2シール部材78bが配設された状態で、少なくとも2分割された筐体16が、互いに接合されて筒形状に構成されている。
具体的には、筐体16は、2分割された分割部材70a、70bを備えており、前記分割部材70a、70bは、燃料電池スタック14を覆うようにして互いに分割面であるフランジ部72a、72b同士を当接させる。そして、各孔部74a、74bにボルト76を一体に挿入し、前記ボルト76にナット77を螺合させることにより、互いに接合されて筒形状の筐体16が構成されている。
その際、筐体16の内周面16aは、第1エンドプレート24aの外周部との間で、第1シール部材78aを挟持する一方、第2エンドプレート24bの外周部との間で、第2シール部材78bを挟持している。このため、筐体16の内周形状を、予め、装着時の第1シール部材78a及び第2シール部材78bの外周形状よりも小さく設定することにより、ボルト76とナット77との螺合状態を調整するだけで、第1シール部材78a及び第2シール部材78bへの圧着力を調整することができる。
従って、分割部材70a、70b同士の接合状態を調整するだけで、第1シール部材78aを第1エンドプレート24aの外周部と筐体16の内周面16aとに確実に密着させることができるとともに、第2シール部材78bを第2エンドプレート24bの外周部と前記筐体16の内周面16aとに確実に密着させることが可能になる。
これにより、第1エンドプレート24aと第2エンドプレート24bとの間で、筐体16の内部を気密に保持することができ、燃料電池スタック14の全体としてのシール性が良好に向上するという効果が得られる。
しかも、第1エンドプレート24a及び第2エンドプレート24bは、それぞれ外方に向かうプレート面が筐体16の両端部から外部に露呈している。このため、第1エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給マニホールド80a、酸化剤ガス排出マニホールド80b、燃料ガス供給マニホールド82a及び燃料ガス排出マニホールド82b等の配管や一対のマウント部材84a等を容易に連結することが可能になるとともに、シール部材が不要になる。
同様に、第2エンドプレート24bには、図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド88a及び冷却媒体排出マニホールド88bや一対のマウント部材84b等を容易に連結することが可能になるとともに、シール部材が不要になる。これにより、筐体16単体でシール構造を設ける場合に比べ、構成が有効に簡素化するとともに、経済的であるという利点がある。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム100の分解斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3以降の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム100は、燃料電池スタック102と筐体16とを備える。燃料電池スタック102は、積層方向両端に第1エンドプレート104a及び第2エンドプレート104bを備える。第1エンドプレート104a及び第2エンドプレート104b間は、複数本のタイロッド106により積層方向に締め付け保持される。すなわち、第2の実施形態では、第1の実施形態の連結バー28に代えて、タイロッド106が用いられる。
第1エンドプレート104aの外周部には、第1シール部材78aが配設されるとともに、第2エンドプレート104bの外周部には、第2シール部材78bが配置される。
このように構成される第2の実施形態では、第1シール部材78aを第1エンドプレート104aの外周部と筐体16の内周面16aとに確実に密着させるとともに、第2シール部材78bを第2エンドプレート104bの外周部と前記筐体16の内周面16aとに確実に密着させることができる。これにより、燃料電池スタック102のシール性が良好に向上する等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6に示すように、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システム110は、筐体112を備える。筐体112は、第1シール部材78a及び第2シール部材78bに当接する端部112a、112bを有する。端部112a、112bには、それぞれ外方に屈曲する屈曲部112c、112dを介して外方膨出部112eが一体に設けられる。
図7に示すように、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池システム120は、筐体122を備える。筐体122は、第1シール部材78a及び第2シール部材78bに当接する端部122a、122bを有する。端部112a、112bには、それぞれ内方に屈曲する屈曲部122c、122dを介して内方膨出部122eが一体に設けられる。
このように、第3の実施形態及び第4の実施形態では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに、筐体112、122が屈曲成形されており、容易に強度強化を図ることができるという利点がある。
10、100、110、120…燃料電池システム
14、102…燃料電池スタック 16、112、122…筐体
24a、24b、104a、104b…エンドプレート
28…連結バー 40…電解質膜・電極構造体
42、44…セパレータ 46a…酸化剤ガス入口連通孔
46b…酸化剤ガス出口連通孔 48a…燃料ガス入口連通孔
48b…燃料ガス出口連通孔 50a…冷却媒体入口連通孔
50b…冷却媒体出口連通孔 52…酸化剤ガス流路
54…燃料ガス流路 56…冷却媒体流路
58、60、78a、78b、79…シール部材
62…固体高分子電解質膜 64…カソード電極
66…アノード電極 70a、70b…分割部材
72a、72b…フランジ部 80a…酸化剤ガス供給マニホールド
80b…酸化剤ガス排出マニホールド 82a…燃料ガス供給マニホールド
82b…燃料ガス排出マニホールド 84a、84b…マウント部材
86…フレーム部材 88a…冷却媒体供給マニホールド
88b…冷却媒体排出マニホールド 106…タイロッド

Claims (3)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を備え、複数の前記燃料電池が積層される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを内部に収容する筐体と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料電池スタックは、前記燃料電池の積層方向一端に第1エンドプレートが配設される一方、前記燃料電池の積層方向他端に第2エンドプレートが配設されるとともに、
    前記第1エンドプレートの外周部を周回して密着する第1シール部材と、
    前記第2エンドプレートの外周部を周回して密着する第2シール部材と、
    を備え、
    前記筐体は、長さ方向に沿って分割面を有する少なくとも2つの分割部材を有し、前記分割部材は、互いに接合された状態で筒形状を有するとともに、
    前記筐体の内周面は、前記第1エンドプレートの外周部との間で前記第1シール部材を挟持し、且つ前記第2エンドプレートの外周部との間で前記第2シール部材を挟持することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記分割部材は、互いに接合される前記分割面間に、前記燃料電池の前記積層方向一端から前記積層方向他端にわたって第3シール部材が設けられることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、少なくとも前記第1エンドプレート又は前記第2エンドプレートには、少なくとも燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体のいずれかを流通させるための配管が接続されることを特徴とする燃料電池システム。
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