JP5376374B2 - 表面被覆切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、基材とその上に形成された被覆膜とを備える表面被覆切削工具に関する。
最近の切削工具の動向として、地球環境保全の観点から切削油剤を用いないドライ加工が求められていること、被削材が多様化していること、加工能率を一層向上させるため切削速度がより高速になってきていることなどの理由から、工具刃先温度はますます高温になる傾向にあり、工具材料に要求される特性は厳しくなる一方である。特に工具材料の要求特性として、基材上に形成される被覆膜の高温での安定性(耐酸化特性や被覆膜の密着性)はもちろんのこと、切削工具寿命に関係する耐摩耗性の向上や耐欠損性の向上が一段と重要になっている。
耐摩耗性および表面保護機能改善のため、WC基超硬合金、サーメット、高速度鋼等の硬質基材からなる切削工具や耐摩耗工具等の表面には、硬質被覆膜としてTiAlの窒化物を単層または複層形成することはよく知られているところである。しかしながら、最近の高速、ドライ加工では、TiAlの窒化物からなる被覆膜では十分な工具寿命が得られないのが現状である。
このような状況下、被覆膜の耐熱性を向上し、長い工具寿命を実現する方法として、特許文献1には、TiとAlとの複合窒化物において、さらにSiを添加した被覆膜が提案されている。このようにSiを含む被覆膜は、その表面にSiを含有する緻密な酸化保護膜が形成されることから、TiAlの窒化物からなる被覆膜よりも耐熱性が優れるという利点がある。しかし、その一方で特許文献1に開示される被覆膜は、その硬度および靭性の性能が十分ではないという問題があった。
このような問題を解決する試みとして、特許文献2および特許文献3には、Tiの窒化物、炭窒化物、窒酸化物、または炭窒酸化物にSiを適量含有した層と、TiおよびAlを主成分とする窒化物、炭窒化物、窒酸化物、または炭窒酸化物からなる層とを交互に積層した被覆膜が開示されている。また、特許文献4には、AlTiSiNからなる層と、TiSiNからなる層とを交互に積層した被覆膜が開示されている。
特開平07−310174号公報 特開2000−334606号公報 特開2000−334607号公報 特開2003−291005号公報
しかしながら、上記特許文献2および特許文献3に開示されているTiSi系の被覆膜は、圧縮残留応力が極端に高いことにより、被覆膜自体が自己破壊しやすいため、基材または下層との密着性が十分ではないという問題があった。また、上記の特許文献4で開示されている被覆膜は、耐熱性、硬度、および靭性に優れる一方、かかる被覆膜で被覆した切削工具を用いて切削加工を行なうと、積層構造中の層間で剥離する傾向があり、十分な工具寿命が得られないという問題があった。
本発明は、上記のような現状に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、耐熱性、硬度、および応力バランスに優れるというAlTiSiNの特性と、耐摩耗性と靭性に優れるというTiSiNの特性とを兼備し、耐摩耗性、耐欠損性、および密着性を兼ね備えた被覆膜を表面に有する表面被覆切削工具を提供することにある。
本発明者らは、上記のような課題を解決するために、被覆膜の構成について種々の検討を重ねたところ、特許文献4に開示される被覆膜が層間で剥離しやすいのは、積層構造を構成する各層の層厚およびSi量がマッチングしていなかったことによるものであるという知見を得た。かかる知見に基づいて、AlTiSiNからなる層と、TiSiNからなる層との層厚および原子比についてさらに鋭意検討を重ねることにより、ついに本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明の表面被覆切削工具は、基材とその上に形成された被覆膜とを備え、該被覆膜は、1μm以上15μm以下の膜厚であり、かつAlaTibSicN(ただし式中、0.35≦a≦0.7、0<c≦0.1、a+b+c=1)からなるA層と、TidSieN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなるB層とが交互に各2層以上積層された積層体を含み、A層およびB層はそれぞれ、20nm以下の層厚であり、各A層は、実質的に同一の層厚であり、各B層は、実質的に同一の層厚であり、A層は、基材側から被覆膜の表面側にかけて連続的または段階的にAlの原子比が減少し、基材に最も近い側のA層を構成するAlの上記式中における原子比をa1とし、被覆膜の表面に最も近い側のA層を構成するAlの上記式中における原子比をa2とすると、以下の式(I)を満たすことを特徴とする。
1−a2≧0.005 ・・・(I)
そして、A層を構成するSiの原子比cと、B層を構成するSiの原子比eとは、以下の式(II)を満たすことが好ましい。
|c−e|≦0.05 ・・・(II)
A層およびB層は、2nm以上10nm以下の層厚であることが好ましい。被覆膜は、その表面側に最表面層を有し、該最表面層は、TidSieCN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなることが好ましい。
A層は、AlaTibSicN(ただし式中、0.5≦a≦0.6、0.03≦c≦0.08、a+b+c=1)からなることが好ましい。B層は、TidSieN(ただし式中、0.03≦e≦0.08、d+e=1)からなることが好ましい。被覆膜は、アークイオンプレーティング法により形成されることが好ましい。
本発明の表面被覆切削工具は、上記のような構成を有することにより、耐熱性、硬度、および応力バランスに優れるというAlTiSiNの特性と、耐摩耗性および靭性に優れるというTiSiNの特性とを兼備し、耐摩耗性、耐欠損性、および密着性を兼ね備えたものである。
基材直上にA層が形成され、表面側のB層上に最表面層が形成された態様の被覆膜を示す概略断面図である。 (a)は、被覆膜に押し付けた鋼球を取り除く前の状態を示す模式的な断面図であり、(b)は、被覆膜に押し付けた鋼球を取り除いた後の状態を示す模式的な断面図である。 アークイオンプレーティング装置の概略図である。
以下、本発明について、詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明では、図面を用いて説明しているが、本願の図面において同一の参照符号を付したものは、同一部分または相当部分を示している。なおまた、本発明において、層厚または膜厚は走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)または透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)により測定し、被覆膜の組成はエネルギー分散型X線分析装置(EDS:Energy Dispersive x-ray Spectroscopy)により測定するものとする。
<表面被覆切削工具>
本発明の表面被覆切削工具は、基材とその上に形成された被覆膜とを備えたものである。このような基本的構成を有する本発明の表面被覆切削工具は、たとえばドリル、エンドミル、フライス加工用または旋削加工用刃先交換型切削チップ、メタルソー、歯切工具、リーマ、タップ、またはクランクシャフトのピンミーリング加工用チップ等として極めて有用に用いることができる。
<基材>
本発明の表面被覆切削工具の基材としては、このような切削工具の基材として知られる従来公知のものを特に限定なく使用することができる。たとえば、超硬合金(たとえばWC基超硬合金、WCの他、Coを含み、あるいはさらにTi、Ta、Nb等の炭窒化物等を添加したものも含む)、サーメット(TiC、TiN、TiCN等を主成分とするもの)、高速度鋼、セラミックス(炭化チタン、炭化硅素、窒化硅素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、およびこれらの混合体など)、立方晶型窒化硼素焼結体、ダイヤモンド焼結体等をこのような基材の例として挙げることができる。このような基材として超硬合金を使用する場合、そのような超硬合金は、組織中に遊離炭素やη相と呼ばれる異常相を含んでいても本発明の効果は示される。
なお、これらの基材は、その表面が改質されたものであっても差し支えない。たとえば、超硬合金の場合はその表面に脱β層が形成されていたり、サーメットの場合には表面硬化層が形成されていてもよく、このように表面が改質されていても本発明の効果は示される。
<被覆膜>
本発明の被覆膜は、AlaTibSicN(ただし式中、0.35≦a≦0.7、0<c≦0.1、a+b+c=1)からなるA層と、TidSieN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなるB層とが交互に各2層以上積層された積層体を含み、該A層および該B層はそれぞれ20nm以下の層厚であり、各A層は実質的に同一の層厚であり、各B層は実質的に同一の層厚であり、A層は、基材側から被覆膜の表面側にかけて連続的または段階的にAlの原子比が減少し、基材に最も近い側のA層を構成するAlの上記式中における原子比をa1とし、被覆膜の表面に最も近い側のA層を構成するAlの上記式中における原子比をa2とすると、以下の式(I)を満たすことを特徴としている。
1−a2≧0.005 ・・・(I)
このような本発明の被覆膜は、基材上の全面を被覆する態様を含むとともに、部分的に被覆膜が形成されていない態様をも含み、さらにまた部分的に被覆膜の一部の積層態様が異なっているような態様をも含む。また、本発明の被覆膜は、その全体の膜厚が1μm以上15μm以下であることを特徴とする。1μm未満であると耐摩耗性に劣る場合があり、15μmを超えると基材との密着性および耐欠損性が低下する場合がある。このような被覆膜の特に好ましい膜厚は2μm以上8μm以下である。本発明の被覆膜は、その表面側に後述の最表面層を含むことができる。なお、上記の被覆膜は、A層、B層、および最表面層以外の他の任意の層を含んでいてもよい。
以下、このような被覆膜についてさらに詳細に説明する。
<A層>
積層体を構成するA層は、AlaTibSicN(ただし式中、0.35≦a≦0.7、0<c≦0.1、a+b+c=1)からなることを特徴とする。このようなA層は、耐熱性、硬度、および応力バランスに優れるため、高速、ドライ加工時の刃先の耐欠損性に効果的である。また、上記aは0.5≦a≦0.6であり、上記cは0.03≦c≦0.08であることがより好ましい。この場合耐熱性、硬度、および圧縮残留応力のバランスがさらに良好なものとなる。上記式中、aが0.35未満であるか、またはcが0.1を超えると、耐酸化性および硬度を向上させる効果を十分に得ることができず、aが0.7を超えると、被覆膜の硬度が大きく低下して耐摩耗性が低下するため好ましくない。
なお、AlaTibSicNという表記において、「AlaTibSic」と、「N」との組成比は1:1の場合のみに限られるものではなく、組成比として可能である比を全て含み得るものであり、両者の比は特に限定されない。
<B層>
上記のA層とともに積層体を構成するB層は、TidSieN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)であることを特徴とする。このようなB層は、耐摩耗性と靭性に優れるが、さらなる高速、ドライ加工へ対応するためにはそれ単体では限界があるため、本発明においては上記のA層と交互に積層されるものである。上記のeが0.1以下であることにより、B層の急激な圧縮応力の増加を抑制し、密着性の低下を抑制することができる。ここで、上記eは0.03≦e≦0.08であることがより好ましく、この場合耐摩耗性と靭性のバランスが一層良好なものとなる。上記式中、eが0.1を超えると、圧縮残留応力が大きくなり、層間剥離が発生しやすくなるため好ましくない。
なお、TidSieNという表記において、「TidSie」と「N」との組成比は1:1の場合のみに限られるものではなく、組成比として可能である比を全て含み得るものであり、両者の比は特に限定されない。
<A層およびB層の層厚および積層体>
上記のようなA層およびB層はそれぞれ、20nm以下の層厚であることを特徴とする。このような層厚のA層およびB層を2層以上交互に積層させることにより、A層およびB層の密着が強固なものとなり、層間の剥離を抑制しつつ、A層およびB層の両層が有するそれぞれの特性を享受することができる。かかるA層およびB層は、層間で剥離しない程度に薄くすることにより密着性を向上できることから、可能な限り薄い層厚であることが好ましいが、製造設備の都合上、2nm以上10nm以下であることがより好ましい。これらの層厚が2nm未満の場合、成膜装置の基材をセットする回転テーブルの回転数が早すぎて、装置のスペック上成膜が困難となり、20nmを超えると層厚が厚すぎるため、A層およびB層の両層が有するそれぞれの特性を享受することができない。
また、積層体を構成する各A層は、実質的に同一の層厚であることを特徴とする。ここで、「実質的に同一の層厚」とは、いずれか1層のA層の層厚と、他のA層の層厚とが同一である場合はもちろん、実質的に同一とみなせる程度の微差があってもよいことを意味する。また、A層と同様に、各B層も実質的に同一の層厚であることを特徴とする。なお、A層およびB層の層厚は、TEMにより測定した値を採用する。
ここで、被覆膜105に含まれる積層体は、図1に示されるように基材110の直上に設けてもよいし、基材110上に中間層を形成した後に、該中間層上に設けてもよい。かかる積層体は、A層102およびB層103の両層が交互に積層される限り、どちらの層により積層を開始してもよいし、どちらの層により積層を終えてもよい。また、被覆膜105の最表面に最表面層104を形成してもよいし、最表面層104を形成しなくてもよい。最表面層104を形成する場合、図1に示すようにB層103上に最表面層104を形成してもよいし、図示はしていないがA層上に最表面層を形成してもよい。また、積層体上にバインダー層を形成してから最表面層104を形成してもよい。なお、図1における点線部分は積層が繰り返されていることを示すものであるが、本発明の積層態様の最少積層数はA層102、B層103がともに2層ずつである計4層の場合である。
<Alの原子比の差>
本発明の被覆膜は、上記のA層と上記のB層とが交互に各2層以上積層されていることを基本とする。これは、耐熱性、硬度、および応力バランスに優れるA層と、耐摩耗性および靭性に優れるB層とを交互に積層させることにより、これらの両層が有するそれぞれの特性を享受することを期待したものである。しかし、これら両層を同一の組成で単純に積層させただけでは両層が有する特性を両立させることはできず、特に鉄系の被削材の高速加工およびドライ加工において、Alの原子比が多い被覆膜では拡散反応が起こり、クレーター摩耗(すくい面の摩耗)が発生しやすいものである。
そこで、本発明者らが種々の検討を重ねた結果、上記のA層は、基材側から被覆膜の表面側にかけて連続的または段階的にAlの原子比が減少し、基材に最も近い側のA層を構成するAlの式中における原子比をa1とし、被覆膜の表面に最も近い側のA層を構成するAlの式中における原子比をa2とすると、以下の式(I)を満たすことにより、両層の特性がなんら損ねられることなく、クレーター摩耗を抑制することができることを見出した。
1−a2≧0.005 ・・・(I)
なお、式(I)中のa1−a2のことを以下においては「Alの原子比の差」とも記す。
すなわち、基材に最も近い側のA層を構成するAlの原子比を多くすることにより靭性の向上を図る一方、被覆膜の表面に最も近い側のA層を構成するAlの原子比を少なくすることによりクレーター摩耗を抑制する。このような本発明の被覆膜は、耐摩耗性、および耐欠損性を兼ね備えたものであり、高速、ドライ加工における工具寿命を著しく改善することができる。
Alの原子比の差(すなわちa1−a2)は、0.01以上0.1以下であることが好ましい。このようなAlの分布とすることにより、靭性と耐クレーター摩耗とをバランスよく両立することができる。Alの原子比の差が0.005未満であると、クレーター摩耗の改善効果を十分に得ることができず、0.1を超えると、Alの原子比の差が大きすぎることにより応力バランスが崩れ、被覆膜が剥離しやすくなる。A層にAlの原子比の差を生じせしめるための成膜条件は後述する。
ここで、基材に最も近い側のA層を構成するAlの原子比a1と、被覆膜の表面に最も近い側のA層を構成するAlの原子比a2とは、EDSで測定した値を採用するものとする。以下、図2(a)および(b)を参照して、Alの原子比の差の算出方法を説明する。図2(a)は、被覆膜に押し付けた鋼球を取り除く前の状態を示す模式的な断面図であり、(b)は、被覆膜に押し付けた鋼球を取り除いた後の状態を示す模式的な断面図である。
まず、図2(a)に示されるように、直径30mmの鋼球100を回転させながら基材110に接するまで被覆膜105に押し付けることにより、被覆膜105にカロテスト痕を形成する。このカロテスト痕をSEMにより5000倍の倍率で観察し、EDSを用いて被覆膜105の基材に最も近い側のA層106のTiとAlとSiとの原子比と、被覆膜105の表面に最も近い側のA層107のTiとAlとSiとの原子比とをそれぞれ測定する。そして、これらの測定値に基づいて、被覆膜中のAlの原子比の差を算出する。
<Siの原子比>
A層を構成するSiの原子比cと、B層を構成するSiの原子比eとはそれぞれ、各式中において0.1以下であることが好ましい。これにより耐熱性を向上しつつ圧縮応力の増加を抑えることができ、密着性の低下を防ぐことができる。Siの原子比であるcおよびeが0.1を超えると、圧縮応力が増加することにより層間の剥離が生じやすくなる。なお、上述のようにAlの原子比aが基材側から被覆膜の表面側にかけて減少することにより、Siの原子比cが基材側から被覆膜の表面側にかけて増加することになるが、ここでのSiの原子比cは、積層体の厚み方向の中間点に最近接するA層を構成するSiの原子比を採用するものとする。
また、A層を構成するSiの原子比cと、B層を構成するSiの原子比eとは、以下の式(II)を満たすことが好ましく、より好ましくは式(II)中の|c−e|が0.03以下である。
|c−e|≦0.05 ・・・(II)
A層およびB層のSiの原子比をこのような範囲内に調整することにより、被覆膜の密着性を顕著に向上させることができる。式(II)を満たさない場合、組成の均一性が取れなくなるためか、各層の応力差が大きすぎるためか、その理由は定かではないが密着性が低下する場合がある。
<最表面層>
本発明の表面被覆切削工具は、上記被覆膜の表面側(すなわち被覆膜の基材と接する側とは反対側)に最表面層を備えることが好ましく、このような最表面層は、TidSieCN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなることが好ましい。このようにB層を構成する組成の炭窒化物からなる最表面層は、その層中に炭素が分散していることにより、窒化物に比して摩擦係数が低く、潤滑性が高いものとなる。このため、切削加工中の工具の刃先が高温になりにくくなり、被覆膜の酸化を抑制するとともに、被削材が刃先に溶着するのを防ぎ、加工面粗さを向上させることができる。このような最表面層は、その層厚が0.05μm以上4μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以上2μm以下である。
<製造方法>
本発明の被覆膜は、物理的蒸着法(PVD法)により形成されることが好ましい。これは、本発明の被覆膜を基材表面に成膜するためには結晶性の高い化合物を形成することができる成膜プロセスであることが不可欠であり、種々の成膜方法を検討した結果、物理的蒸着法を用いることが最適であることが見出されたからである。物理的蒸着法には、たとえばスパッタリング法、イオンプレーティング法などがあるが、特に原料元素のイオン率が高いカソードアークイオンプレーティング法を用いると、被覆膜を形成する前に基材表面に対して金属またはガスイオンボンバードメント処理が可能となるため、被覆膜と基材との密着性が格段に向上するので好ましい。
したがって、本発明の被覆膜は、物理的蒸着法の一種であるカソードアークイオンプレーティング法を採用して形成することが好ましい。図3は、カソードアークイオンプレーティング法に用いられるアークイオンプレーティング装置200の概略図である。対向する蒸発源201、202において、蒸発源201にはA層用のAlTiSiターゲットをセットし、蒸発源202にはB層用のTiSiターゲットをセットする。一方、蒸発源203にはターゲットをセットしない。また、回転テーブル204に基材210(切削工具)をセットする。
ここで、蒸発源201にセットされるターゲットの組成(AlとTiとSiとの比)によりA層を構成するAlaTibSicNのa、b、およびcを決定することができる。ただし、後述するが、Alの原子比aは、チャンバー内の圧力および温度、ならびに基材210に印加するバイアス電圧により増減させることができる。また、蒸発源202にセットされるターゲットの組成(TiとSiとの比)によりB層を構成するTidSieNのd、およびeを決定することができる。
そして、装置内が真空となるように排気した後に、装置内をたとえば500℃に加熱した状態で回転テーブル204を5rpmで回転させながら、Arガスによるスパッタクリーニング(ボンバード)を行なう。その後、基材に−50Vのバイアス電圧を印加し、回転テーブル204を3rpmで回転させながら、常に一定のアーク電流により蒸発源201、202をアーク放電させることにより、各ターゲットをイオン化させる。同時に反応ガスである窒素をガス導入口205から導入し、基材210の表面にA層およびB層を交互に成膜する。
すなわち、蒸発源201の前を基材210が通過するときにAlaTibSicNからなるA層が成膜され、蒸発源202の前を基材210が通過するときにTidSieNからなるB層が成膜され、このように回転テーブル204が回転するのに従いA層とB層とを順次交互に積層させることができる。なお、成膜する間の蒸発源201のアーク電流、およびテーブルの回転数を調整することにより、A層およびB層の層厚を調整することができ、蒸発源201、202のアーク電流を一定とすることにより、A層およびB層をいずれも実質的に同一の層厚にすることができる。
すなわち、蒸発源201、202のアーク電流を低くするほど、A層およびB層の層厚は薄く形成される。ただし、ターゲットの放電を安定させるためにはアーク電流は80A以上とする必要がある。アーク電流を80A未満にすると、アーク放電が不安定になり、A層およびB層の層厚を均一に形成しにくくなる。
また、A層およびB層をそれぞれ実質的に同一の層厚で形成するためには、上記の蒸発源201、202のアーク電流は、被覆膜の成膜中は常に一定にする必要がある。すなわち、成膜中にアーク電流を増減させると、A層およびB層を実質的に同一の層厚にすることができない。
また、アーク電流を150A程度とした場合、テーブルの回転数を3rpm以上15rpm以下にすることにより、20nm以下の層厚のA層およびB層を形成することができる。テーブルの回転数を3rpm未満にすると、A層およびB層の層厚が20nmを超える場合があり、15rpmを超えることは製造設備の制約上好ましくない。
また、上記の成膜中に基材のバイアス電圧を傾斜的または段階的に増加させることにより、基材へのイオン粒子の衝突エネルギーが徐々に高くなり、A層中のAlの一部がスパッタされて系外に放出されるため、基材側から被覆膜の表面側にかけて傾斜的または段階的にA層中のAlの原子比が減少する。一方、Al以外の原子は、スパッタにより系外に放出されないため、A層中のAlの原子比が減少するにつれて、A層中のTiおよびSiの原子比は基材側から被覆膜の表面側にかけて相対的に増加する。これに対し、B層はAlを含まないため、B層を構成する組成の原子比は変化せず、蒸発源202にセットされるターゲットの組成比に一致する。
上記式(I)を満たすように被覆膜を成膜するためには、成膜初期と成膜終期とで、チャンバー内の圧力および温度、ならびに基材に印加するバイアス電圧などの条件に一定の差を持たせることが好ましく、特に、成膜初期と成膜終期とにおけるバイアス電圧の差を70V以上とすることが好ましい。すなわちたとえば、成膜初期のバイアス電圧が30Vであると、そこから傾斜的または段階的にバイアス電圧を増加させて成膜後期のバイアス電圧が100Vとなるようにバイアス電圧を調整することが好ましい。
上記のバイアス電圧と同様の観点から、チャンバー内の圧力は、成膜初期から成膜終期にかけて1.5Pa以上減圧することが好ましい。たとえば、成膜初期におけるチャンバー内の圧力が4Paであると、そこから傾斜的または段階的に減圧し、成膜終期におけるチャンバー内の圧力が2.5Paとなるようにチャンバー内の圧力を調整することが好ましい。
また、チャンバー内の温度は、成膜初期から成膜終期にかけて200℃以上昇温させることが好ましい。たとえば、成膜初期におけるチャンバー内の温度が500℃であると、そこから傾斜的または段階的に昇温し、成膜終期におけるチャンバー内の温度が700℃以上になるようにチャンバー内の温度を調整することが好ましい。
各層の層厚は、回転テーブル204の回転数、およびアーク電流値により制御することができる。なお、A層およびB層の各層厚が2nm未満では回転テーブルの回転数が非常に早くなり、装置スペック上成膜が困難となる。なお、アークイオンプレーティング装置200は、複数のヒータ206が備えられている。
上記のようにA層およびB層を形成した後に、チャンバー内の窒素を排気してから、ガス導入口205から反応ガスである窒素とメタンとを導入する。同時に、基材210にバイアス電圧を印加し、回転テーブル204を回転させながら、アーク電流を印加して蒸発源202をアーク放電させることにより、TiSiターゲットをイオン化させて、TiSiCNからなる最表面層を形成する。このようにして形成される最表面層は、チャンバー内の温度を550℃以上の高温にした上で、成膜時のバイアス電圧を200V以上に印加して成膜することが好ましい。このような条件で成膜することにより緻密な最表面層を形成することができる。最表面層を形成するときのバイアス電圧が、30V以上100V以下のような通常のアークイオンプレーティング法の成膜条件では、反応ガスであるメタンやアセチレンが十分に分解されずに部分的に炭素が析出し、耐熱性および強度が低下する場合があるため好ましくない。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図3のようなアークイオンプレーティング装置を用い、各層形成用のターゲットを蒸発源にセットし、基材温度450℃にて基材上に被覆膜を成膜した。
基材としては、超硬合金製エンドミル(φ10mm、6枚刃)、超硬合金製ドリル(φ8mm)、P20相当超硬合金製フライス用スローアウェイチップ(形状:SEMT13T3AGSN−G)の3種類を準備し、それぞれに表1に示した実施例1〜21および比較例1〜12の被覆膜を成膜した。
Figure 0005376374
被覆膜は、表1中の「組成」の欄に記載した「A層」および「B層」を積層させた上で、その最表面に表1中の「組成」の欄に記載した「最表面層」を形成することにより構成した。最表面層を形成しない場合は、表1中に「−」を示した。なお、A層は、基材側から表面側にかけてAlの原子比が減少しているが、表1中では、被覆膜を構成する積層体の厚み方向の中間点に最近接するA層の組成を示した。「層厚」の欄には、A層、B層、および最表面層のそれぞれの層厚を示し、「全体膜厚」の欄は、被覆膜の膜厚を示した。
また、「Si比の差」の欄には、その被覆膜を構成するA層を構成するSiの原子比cと、B層を構成するSiの原子比eとの差を示し、「Al比の差」の欄には、その被覆膜の基材に最も近い側のA層を構成するAlの原子比a1と、表面側に最も近い側のA層を構成するAlの原子比a2との差を示した。
たとえば、実施例1は、図3のアークイオンプレーティング装置を用い、蒸発源201のターゲット材料にAl0.55Ti0.4Si0.05をセットし、蒸発源202のターゲット材料にTi0.96Si0.04をそれぞれセットして、被覆膜を形成した表面被覆切削工具に関するものである。なお、目的の組成からなる被覆膜を得るためにN2ガス、CH4ガス、およびArガスからなる群より選択される1種以上の反応ガスを導入してチャンバー内の圧力を調整した。
まず、図3のアークイオンプレーティング装置のチャンバー内の圧力が真空になるように排気した後に、チャンバー内の温度を570℃まで昇温した。そして、Arガスを導入してチャンバー内の圧力を3.0Paに保持し、DCバイアス電圧を徐々に上げながら−1000Vとし基材表面のクリーニング(ボンバード)を15分間行なった。その後アルゴンガスを排気した。これにより、Arイオンが基材表面をスパッタクリーニングし強固な汚れや酸化膜が除去された。
次に、A層およびB層を成膜した。チャンバー内の圧力が3PaになるようにN2ガスを導入し、基材DCバイアス電圧を−50Vとした。Al0.55Ti0.4Si0.05ターゲットをアーク電流150Aとしてイオン化し、Ti0.96Si0.04ターゲットをアーク電流130Aとしてイオン化し、それぞれN2ガスと反応させることにより、基材上に層厚が8nmのAl0.55Ti0.4Si0.05NからなるA層と、層厚が6nmのTi0.96Si0.04NからなるB層とを交互に成膜した。
かかる成膜中に、基材DCバイアス電圧を−50Vから傾斜的に減少させて成膜終了時における基材DCバイアス電圧を−150Vにするとともに、チャンバー内の圧力を3Paから傾斜的に減少させて、成膜終了時におけるチャンバー内の圧力を1.5Paとなるように成膜した。なお、A層とB層の積層数はそれぞれ236層であった。
そして、最後に最表面層を成膜した。チャンバー内の温度を550℃として、その圧力が3Paとなるように、N2ガスとメタンガスとを4:1の流量比で導入し、基材DCバイアス電圧を200Vとした。そして、Ti0.96Si0.04ターゲットをアーク電流130Aとしてイオン化し、N2ガスおよびメタンガスと反応させることにより、層厚が0.2μmのTi0.96Si0.04CNからなる最表面層を成膜し、本発明の表面被覆切削工具を作製した。
このようにして作製した被覆膜に対し、直径30mmの鋼球を回転させながら基材に接するまで被覆膜に押し付けることにより、カロテスト痕を形成した。このカロテスト痕をSEMにより5000倍で観察し、EDXを用いて被覆膜105の基材に最も近い側のA層106の原子比a1を測定したところ、Alの原子比a1は0.5530であった。一方、被覆膜105の表面側に最も近い側のA層107の原子比a2を測定したところ、Alの原子比は0.5470であった。これらのAlの原子比の値から、Alの原子比の差として0.0060を算出した。
他の実施例および比較例の表面被覆切削工具もこれらのものと同様にして作製し、そのAlの原子比の差を測定した。なお、比較例12は、実施例1と同一のターゲット材料を使用したが、成膜中の蒸発源201、202のアーク電流を変更し、基材側から表面側にかけてA層の層厚が徐々に薄くなるようにA層を形成することにより、被覆膜の基材側ほどAlの原子比が多く、被覆膜の表面側ほどAlの原子比が少なくなるように、Alの原子比を制御した。
このようにして得られた表面被覆切削工具(すなわち表面被覆エンドミル、表面被覆ドリル、表面被覆フライス加工用スローアウェイチップ)について次に示す切削条件にて評価を行なった。その切削評価の結果を表2に示す。
(1)エンドミル評価
表面被覆エンドミルを用いて行なった。すなわち、エンドミル切削条件は基材として上記の通り6枚刃、外径10mmの超硬合金製エンドミルを用い、被削材はSKD11(HRC61)とし、側面切削をダウンカットで切削速度=500m/min、送り量=0.025mm/刃、切込み量ap=10mm、ae=0.6mm、エアーブローで行なった。切削長20m時点での切れ刃外周の摩耗幅を測定した。摩耗幅が少ない程、耐摩耗性に優れていることを示している。
(2)ドリル評価
表面被覆ドリルを用いて行なった。すなわち、ドリル切削条件は基材として上記の通り外径8mmの超硬合金製ドリルを用い、被削材はS50Cとし、穴加工を切削速度=150m/min、送り量=0.25mm/rev、穴深さ30mmの貫通穴、切削油なしで行なった。切削長20m時点での先端マージン部の摩耗幅を測定した。摩耗幅が少ない程、耐摩耗性に優れていることを示している。
(3)フライス評価
表面被覆フライス加工用スローアウェイチップを用いて行なった。フライス切削条件は基材として上記の通りP20相当超硬合金製スローアウェイチップ(形状:SEMT13T3AGSN−G)を用い、被削材はSCM435(幅300mm×長さ200mmのブロック材)とし、切削速度=350m/min、送り量=0.25mm/t、切込み量=1.5mm、切削油なしで行なった。切削時間12分時点での逃げ面の摩耗幅を測定した。摩耗幅が少ない程、耐摩耗性に優れていることを示している。
Figure 0005376374
表2より、実施例の表面被覆切削工具は、比較例の表面被覆切削工具と比較して工具寿命が著しく向上しており、高速、ドライ加工に十分対応できることがわかった。すなわち、本発明の表面被覆切削工具が、AlTiSiNの特性とTiSiNの特性とを兼備し、耐摩耗性、耐欠損性、および密着性を兼ね備えたものであることが確認された。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 鋼球、106 基材に最も近い側のA層、107 表面に最も近い側のA層、110,210 基材、102 A層、103 B層、200 アークイオンプレーティング装置、201,202,203 蒸発源、204 回転テーブル、205 ガス導入口、206 ヒータ。

Claims (7)

  1. 基材とその上に形成された被覆膜とを備え、
    前記被覆膜は、1μm以上15μm以下の膜厚であり、かつAlaTibSicN(ただし式中、0.35≦a≦0.7、0<c≦0.1、a+b+c=1)からなるA層と、TidSieN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなるB層とが交互に各2層以上積層された積層体を含み、
    前記A層および前記B層はそれぞれ、20nm以下の層厚であり、
    前記各A層は、実質的に同一の層厚であり、
    前記各B層は、実質的に同一の層厚であり、
    前記A層は、基材側から被覆膜の表面側にかけて連続的または段階的にAlの原子比が減少し、
    前記基材に最も近い側の前記A層を構成するAlの前記式中における原子比をa1とし、前記被覆膜の表面に最も近い側の前記A層を構成するAlの前記式中における原子比をa2とすると、以下の式(I)を満たす、表面被覆切削工具。
    1−a2≧0.005 ・・・(I)
  2. 前記A層を構成するSiの原子比cと、前記B層を構成するSiの原子比eとは、以下の式(II)を満たす、請求項1に記載の表面被覆切削工具。
    |c−e|≦0.05 ・・・(II)
  3. 前記A層および前記B層はいずれも、2nm以上10nm以下の層厚である、請求項1または2に記載の表面被覆切削工具。
  4. 前記被覆膜は、その表面側に最表面層を有し、
    前記最表面層は、TidSieCN(ただし式中、0<e≦0.1、d+e=1)からなる、請求項1〜3のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
  5. 前記A層は、AlaTibSicN(ただし式中、0.5≦a≦0.6、0.03≦c≦0.08、a+b+c=1)からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
  6. 前記B層は、TidSieN(ただし式中、0.03≦e≦0.08、d+e=1)からなる、請求項1〜5のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
  7. 前記被覆膜は、アークイオンプレーティング法により形成される、請求項1〜6のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
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