JP5374607B2 - オルダム継手とその製造方法及び該オルダム継手による軸の結合方法 - Google Patents

オルダム継手とその製造方法及び該オルダム継手による軸の結合方法 Download PDF

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Description

本発明は回転電動機において使用されるオルダム継手及びその製造方法並びにオルダム継手による軸の結合方法に関する。
2つの回転体の回転軸が偏心している場合においても回転動力を効果的に伝達できる継手としてオルダム継手が知られている(特許文献1〜5参照)。オルダム継手はそれぞれ回転軸に結合される一対の継手部材を備えている。オルダム継手は、それら継手部材に摺動可能に嵌合する中間部材をさらに備えている。継手部材は、中間部材の両端面に形成される突条又は溝条の嵌合部にそれぞれ嵌合される。2つの嵌合部は互いに直交するように形成される。継手部材は中間部材に対してそれぞれ摺動可能に嵌合するので、2つの回転軸が偏心している場合であっても、中間部材が各継手部材に対して相対移動して偏心量を補償できるようになる。このような特徴により、オルダム継手は、許容できる軸の偏心量が大きいという利点を有する。
一般的なオルダム継手において、2つの継手部材は、前述したように互いに直交して延びる中間部材の嵌合部に嵌合されるため、回転軸線周りにおける各継手部材の相対的な位置関係は予め制限される。このことは、例えば電動機の回転軸の基準位置と、検出器の回転軸の基準位置との間の相対的な位置関係を確定する必要がある同期電動機の用途において有利である。電動機と検出器とを結合するためにオルダム継手を利用すると、回転軸に対して一方の継手部材の着脱工程を他方の継手部材の着脱工程から独立して行えるので、取付工程及び交換工程が容易になるという利点がある。
特開昭63−289324号公報 特開平3−79814号公報 特許第3602404号明細書 特開2007−285356号公報 特許第4161365号明細書
しかしながら、オルダム継手の構造上の特徴ゆえに同期電動機の用途に適さない場合も考えられる。オルダム継手の中間部材の嵌合部は、中間部材の中心を通る長尺の形状を有するのが一般的である。このような嵌合部は、平面視において中間部材の中心を通る任意の直線に対して対称な形状を有する。そのため、各継手部材と中間部材との間には、相対的に180度回転する毎に機械的に嵌合可能な位置関係が存在する。ところで、同期電動機においては、適切な位相の電流を巻線に付与するために回転電動機の回転角度位置を正確に検出する必要がある。そのため、電動機の基準位置と検出器の基準位置とが合致するように互いの回転軸線周りにおける相対的な位置関係を決定する必要がある。しかしながら、オルダム継手においては、前述したように、2つの継手部材のいずれか一方が、基準位置から180度回転した状態でも取付けが可能である。この場合には、電動機の構成によっては回転角度位置が正しい位置から180度ずれて検出され、誤った位相の電流が巻線に付与される場合がある。このような問題を回避するために、同期電動機においてオルダム継手を使用する場合には電動機と検出器との間において位相の確認及び調整を行う追加の工程が必要であった。
本発明は、継手部材間の相対的な位置関係を一様に確定する手段を提供することによって、継手部材を所望の位置関係において結合できるオルダム継手を提供することを目的とする。また、本発明は、そのようなオルダム継手の製造方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、そのようなオルダム継手を利用して、電動機の回転軸と検出器の回転軸とを結合する結合方法を提供することを目的とする。
本願に係る1番目の発明によれば、回転電動機の回転軸に固定される第1の継手部材と、前記回転電動機の回転動作に関する情報を検出する検出器の回転軸に固定される第2の継手部材と、前記第1の継手部材と前記第2の継手部材との間に介在する中間部材であって、一方の端面において前記第1の継手部材に嵌合するとともに他方の端面において前記第2の継手部材に嵌合する一対の嵌合部が互いに直交するように形成される中間部材と、を備えるオルダム継手において、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材は、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材相対的な位置関係を確定する嵌合指示部をさらに備える、オルダム継手が提供される。
本願に係る2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記嵌合指示部は、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の、前記中間部材の前記嵌合部に嵌合する嵌合形状によって形成され、前記中間部材の前記嵌合指示部は、前記一対の嵌合部の嵌合形状によって形成される、オルダム継手が提供される。
本願に係る3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明において、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材に形成される突起又は凹所であり、前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記中間部材に形成されていて前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記突起又は凹所に嵌合する凹所又は突起である、オルダム継手が提供される。
本願に係る4番目の発明によれば、1番目から3番目の発明のいずれかにおいて、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部は、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材と、前記中間部材との間に磁気的作用を発生させる磁性付与手段である、オルダム継手が提供される。
本願に係る5番目の発明によれば、1番目から4番目の発明のいずれかにおいて、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材に形成される凹所であり、前記第1の継手部材の凹所と、前記中間部材の凹所との間、及び前記第2の継手部材の凹所と、前記中間部材の凹所の間に、結合部材が延在するようにそれぞれ嵌合される、オルダム継手が提供される。
本願に係る6番目の発明によれば、オルダム継手の製造方法であって、回転電動機の回転軸に固定される第1の継手部材を用意し、前記回転電動機の回転動作に関する情報を検出する検出器の回転軸に固定される第2の継手部材を用意し、前記第1の継手部材と前記第2の継手部材との間に介在する中間部材であって、一方の端面において前記第1の継手部材に嵌合するとともに他方の端面において前記第2の継手部材に嵌合する一対の嵌合部が互いに直交するように形成される中間部材を用意することを含んでおり、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材は、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の相対的な位置関係を確定する嵌合指示部を備えており、さらに、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材を、前記嵌合指示部に従って前記中間部材に嵌合することを含む、オルダム継手を製造する製造方法が提供される。
本願に係る7番目の発明によれば、1番目の発明に係るオルダム継手を利用して回転電動機の回転軸を検出器の回転軸に結合する結合方法であって、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部がそれぞれ視認可能な標識であり、前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材の前記嵌合指示部と、前記第2の継手部材の前記嵌合指示部との間に配置されるように、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材を位置決めすることを含む、結合方法が提供される。
本願に係る8番目の発明によれば、1番目から5番目の発明のいずれかに係るオルダム継手を備える電動機が提供される。
本発明のオルダム継手によれば、第1の継手部材及び第2の継手部材が中間部材を介して結合される際に、嵌合指示部の作用によって、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける第1の継手部材及び第2の継手部材の相対的な位置関係が確定される。したがって、電動機の回転軸と検出器の回転軸とが、相対的に180度位相がずれた状態で結合されることを防止できる。これにより、例えば奇数の磁極対を有する同期電動機にもオルダム継手を採用できるようになり、オルダム継手の汎用性が向上する。
また、本発明のオルダム継手の製造方法によれば、嵌合指示部の作用によって、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける第1の継手部材及び第2の継手部材の相対的な位置関係が確定される。したがって、回転軸の基準位置と検出器の基準位置とを合致させるための追加の調整工程の必要性が完全に排除され、より効率的にオルダム継手を形成できるようになる。
オルダム継手を利用した本発明の結合方法によれば、電動機と検出器とを結合する際に、嵌合指示部の作用によって、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける第1の継手部材及び第2の継手部材の相対的な位置関係が確定される。したがって、電動機の基準位置と検出器の基準位置とを合致させるための追加の調整工程の必要性が完全に排除され、より効率的に軸の結合工程が行われるようになる。
本発明の一実施形態に係るオルダム継手を示す斜視図である。 図1のオルダム継手を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る嵌合指示部の作用を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る中間部材を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る中間部材を説明するための図である。 本発明の別の実施形態に係るオルダム継手を示す分解斜視図である。 図6のオルダム継手における中間部材を示す平面図、側面図及び底面図である。 図6のオルダム継手における継手部材を示す平面図及び側面図である。 本発明の別の実施形態に係る継手部材を示す斜視図である。 図9の継手部材の側面図及び平面図を示す図である。 図9及び図10の継手部材とともに使用される中間部材を示す斜視図である。 図11の中間部材の平面図、側面図及び底面図を示す図である。 本発明の別の実施形態に係るオルダム継手を示す分解斜視図である。 図13のオルダム継手における継手部材を示す断面図及び平面図である。 図13のオルダム継手における中間部材を示す平面図、側面図及び底面図である。 本発明の別の実施形態に係るオルダム継手における継手部材、中間部材及び結合部材を示す分解斜視図である。 図16の中間部材を示す平面図、側面図及び底面図である。 図17(a)の線XVIII−XVIIIに沿って見た断面図である。 本発明の別の実施形態に係るオルダム継手を示す斜視図である。 図19のオルダム継手を示す分解斜視図である。 同期電動機に使用される回転子の構成例を示す概念図である。 5つの磁極対を有する回転子における機械角と電気角との間の関係を表すグラフを示す図である。 4つの磁極対を有する回転子における機械角と電気角との間の関係を表すグラフを示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の各構成要素は、本発明の理解を助けるためにその縮尺が実用的な縮尺とは異なるように記載される場合があることに留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態に係るオルダム継手10を示す斜視図である。図2は、図1のオルダム継手10を示す分解斜視図である。オルダム継手10は、回転電動機(図示せず)の回転軸に固定される第1の継手部材12と、検出器(図示せず)の回転軸に固定される第2の継手部材14と、第1の継手部材12と第2の継手部材14との間に介在する中間部材16と、を備えている。検出器は、回転電動機の回転動作に関する情報、例えば回転角度位置、回転速度及び回転加速度のうちの少なくとも1つを検出するためのロータリエンコーダである。
本実施形態において第1の継手部材12は円柱状の形状を概ね有している。第1の継手部材12の、中間部材16に対向する端面12aには、該端面12aから中間部材16に向かって突出する長尺の突片18が形成されている。突片18は、第1の継手部材12の中心を通って直径方向に概ね延在する。突片18の一方の端面18aには、より詳細に後述する嵌合指示部として作用する標識20が形成されている。第1の継手部材12の、端面12aとは反対側の端面12bには、円形有底の凹所22が形成されている。凹所22は第1の継手部材12と概ね同心であるとともに、構造的強度が損なわれない程度に第1の継手部材12自体の直径よりも小さい直径を有している。凹所22は、図示されない電動機の回転軸を直接的又は間接的に受容するように形成される。したがって、凹所22の具体的な形状は、電動機の回転軸側の形状に応じて定まる。
第2の継手部材14は第1の継手部材12と同様に円柱状の形状を概ね有している。第2の継手部材14の、中間部材16に対向する端面14aには、該端面14aから中間部材16に向かって突出する長尺の突片24が形成されている。突片24は、第2の継手部材14の中心を通って直径方向に概ね延在している。突片24の一方の端面24aには、より詳細に後述する嵌合指示部として作用する標識26が形成されている。第2の継手部材14の、端面14aとは反対側の端面14bには、図示されない円形有底の凹所が形成されている。この凹所は第2の継手部材14と概ね同心であるとともに、構造的強度が損なわれない程度に第2の継手部材14自体の直径よりも小さい直径を有している。この凹所は、図示されない検出器の回転軸を直接的又は間接的に受容するように形成される。したがって、この凹所の具体的な形状は、検出器の回転軸側の形状に応じて定まる。なお、第2の継手部材14を第1の継手部材12と同様に形成することは必須ではなく、互いに異なる形状に形成してもよい。
本実施形態において円柱状の形状を有する中間部材16の一方の端面16aには長尺の溝28が形成される。また、中間部材16の他方の端面16bには長尺の溝30が形成される。これら溝28,30はそれぞれ中間部材16の中心を通って直径方向に、かつ互いに直交する方向に延在している。各溝28,30の一方の端部の近傍であって、中間部材16の外周面にはより詳細に後述する嵌合指示部である標識32,34が形成されている。
第1の継手部材12に対向する端面16aに形成された溝28は、第1の継手部材12の突片18と摺動可能に嵌合する嵌合部である。また、第2の継手部材14に対向する端面16bに形成された溝30は、第2の継手部材14の突片24と摺動可能に嵌合する嵌合部である。溝28,30の長手方向に対して直交する方向の幅は、突片18,24が溝28,30において摺動できるように設定される。両者の嵌合として、すきま嵌め、中間嵌め、しまり嵌めが選択可能であるが、ガタのない嵌合状態が得られる中間嵌めないししまり嵌めが好適である。ガタのない嵌合状態と低摩擦とを両立させるために、各継手部材12,14又は中間部材16にプラスティック等の弾性体を用いることが可能である。電動機と検出器とをオルダム継手によって結合する場合には、大きなトルクや力が付与されることは少ないので、プラスティック等でも強度上の問題がないことが多い。プラスティックを使用する場合、標識20,26,32,34を一体成形できる利点もある。このような構成により、電動機の回転軸が検出器の回転軸に対して偏心している場合でも、中間部材16の相対移動によって偏心量が補償されるようになる。
図1から明らかに分かるように、第1の継手部材12が中間部材16に結合された状態において、第1の継手部材12の突片18に形成される標識20と、中間部材16の溝28近傍の外周面に形成される標識32とは、互いに隣接するように配置される。同様に、第2の継手部材14が中間部材16に結合された状態において、第2の継手部材14の突片24に形成される標識26と、中間部材16の溝30近傍の外周面に形成される標識34とは、互いに隣接するように配置される。標識20,26,32,34がこのような位置関係になるようにオルダム継手10が形成されるとき、回転軸線周りにおける第1の継手部材12及び第2の継手部材14の相対的な位置関係が適切であることを表している。
図3は、本発明の一実施形態に係る嵌合指示部の作用を説明するための図である。図3は、第2の継手部材14が図1に示される位置から回転軸線回りに180度回転して中間部材16に結合された状態を示している。図1と対比すると、標識26の代わりに反対側の端面24bが視認される。このように、本実施形態に係るオルダム継手10によれば、第1の継手部材12及び第2の継手部材14が中間部材16に対して適切な位置関係と異なる位置関係において結合されようとするときに、そのことを直ちに発見できる。また、第1の継手部材12又は第2の継手部材14が所定の位置関係から誤って180度回転した状態で中間部材16にいったん結合された後であっても、そのことを事後的に容易に発見できる。このような構成によれば、回転軸線周りにおける第1の継手部材12及び第2の継手部材14の相対的な位置関係を一様に確定できる。
図1及び図2に示される状態から、中間部材16を回転軸線方向において反転させた場合、すなわち中間部材16の端面16aが第2の継手部材14に対向し、かつ端面16bが第1の継手部材12に対向するように中間部材16の向きを変えた場合を考える。このような場合でも、本実施形態のオルダム継手10は嵌合指示部の作用効果を維持できる。図4及び図5は、本発明の一実施形態に係る中間部材16を説明するための図である。図4及び図5を参照すると、中間部材16に数字「1」及び「2」が概念的に描かれている。これら数字「1」及び「2」は、前述した標識32及び標識34にそれぞれ対応しているものの、ここでは説明のために黒丸の代わりに数字が使用されている。図4及び図5を対比すると、中間部材16を反転させても標識32と標識34との間の相対的な位置関係が変化しないことが分かる。このように、本実施形態に係る中間部材16においては、継手部材12,14に対する向きが反対になっても標識32,34が嵌合指示部として有効に作用する。したがって、溝28,30の深さ及び幅などが概ね同一であるようにしておけば、中間部材16は使用時の向きとは無関係に使用できる。
本実施形態において嵌合指示部として作用する標識20,26,32,34は、それらが作業者の肉眼又はイメージセンサその他の検出手段によって認識可能であれば任意の態様により形成され得る。例えば各部材の表面を部分的に僅かに切削したり、印字したりすることによって形成される識別可能な任意の文字又は図形が使用され得る。
本発明は、磁極対の数が奇数である同期電動機において特に有効である。図21及び図22を参照して、5つの磁極対を有する同期電動機の例を説明する。図21は、同期電動機に使用される回転子100の構成例を示す概念図である。図22は、5つの磁極対を有する回転子における機械角と電気角との間の関係を表すグラフを示す図である。
同期電動機用の回転子100は、例えば鋼板を積層して形成される円筒形の鉄心である回転子本体102と、該回転子本体102の円周方向に所定間隔に配置される10個の永久磁石104と、備えている。永久磁石104は、円周方向に沿ってS極とN極とが交互に配置されるように繰返しパターンを形成するように磁化されている。永久磁石104の近傍に図示される「N」及び「S」の文字はそれぞれ磁極の方向を概念的に表している。回転子100は、巻線を備えた固定子(図示せず)と協働して回転駆動力を発生させる。
各磁極対は、固定子の巻線に流れる正弦波電流の1周期分、すなわち電気角0度〜360度に対応するように関連付けられる。すなわち、図22に示されるように、1つの磁極対に対応する物理的な角度、すなわち機械角72度毎に電気角0度〜360度が繰返されるようになる。電動機の回転軸の基準位置と、検出器の回転軸の基準位置とが一致している場合は、電気角及び機械角が図22に示される対応関係にある場合でも回転電動機の回転動作を正確に制御できる。例えば基準位置における電動機の回転軸及び検出器の回転軸の機械角がそれぞれ0度である場合は、検出器の検出値と実際の電動機の回転角度位置との間に齟齬が生じない。したがって、この場合は、検出される情報に従って巻線に流れる電流を制御すればよい。
一方、第1の継手部材及び第2の継手部材のいずれか一方が他方に対して回転軸線回りに180度回転した状態でも結合が可能な構造を有するオルダム継手においては、検出器によって検出される角度が実際の回転角度位置から180度ずれる場合が起こり得る。例えば図22から明らかなように、機械角0度に対応する電気角の値と、機械角180度に対応する電気角の値とは互いに合致していない。したがって、180度位相がずれた検出値に基づいて巻線電流を付与すると、電動機を指令通りに制御できなくなる。この問題は図示される5つの磁極対を有する同期電動機に限られず、奇数の磁極対を有する他の同期電動機においても同様に発生する。
図23は、4つの磁極対を有する回転子における機械角と電気角との間の関係を表すグラフを示す図である。この場合、90度の機械角毎に電気角の1周期0度〜360度を繰返していることが分かる。したがって、5つの磁極対を有する前述した例とは異なり、この場合には、機械角が180度ずれて検出された場合であっても、結果的に適切な位相の電流を巻線に付与できる。したがって、偶数の磁極対を有する同期電動機においては、オルダム継手の前述した問題点は回避できる。
本発明によれば、嵌合指示部によって、第1の継手部材と第2の継手部材とが、中間部材を介して互いに結合される際に、回転軸線回りにおける各部材の相対的な位置関係が明確に指示される。したがって、各継手部材が相対的に180度ねじれた関係で結合されることを確実に防止できる。これにより、制御電流に位相ずれが生じる従来の問題が解決され、磁極対の数とは無関係にオルダム継手を同期電動機に採用できるようになる。結果として、オルダム継手の汎用性が向上する。
続いて、前述した実施形態とは異なる本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明において、既に述べた内容と重複する事項については説明を適宜省略する。また、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が使用される。
図6は、本発明の別の実施形態に係るオルダム継手40を示す分解斜視図である。図7は、図6のオルダム継手40における中間部材42を示す平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)である。図8は、図6のオルダム継手40における継手部材44,46を示す平面図(a)及び側面図(b)である。本実施形態では、継手部材44及び継手部材46は同一の形状を有するので、別個に図示されずに図8に共通して示されている。
本実施形態において、中間部材42に形成される長尺の溝52は、幅狭部52a及び幅広部52bによって形成される段付き幅を有している。幅狭部52aと幅広部52bとの間の境界は概ね中間部材42の中心近傍に位置している。すなわち、本実施形態において、溝52は、中間部材42の中心近傍において幅が拡大するように形成される。各継手部材44,46には、中間部材42に対向する端面から突出する一対の長尺の突片48,50がそれぞれ形成されている。突片48は、長尺方向に対して直交する方向において、突片50よりも大きい幅を有している。また、突片48の幅は、溝52の幅狭部52aに対しては弾性変形しても嵌合できない程度に設定されており、幅広部52bに対しては摺動可能に設定されている。両者の嵌合は、すきま嵌め、中間嵌め、しまり嵌めが選択可能であるが、ガタのない嵌合状態が得られる中間嵌めないししまり嵌めが好適である。ガタのない嵌合状態と低摩擦とを両立させるために、各継手部材44,46又は中間部材42にプラスティック等の弾性体を用いることが可能である。突片50は、溝52の幅狭部52aに対して摺動可能に設定されている。両者の嵌合は、すきま嵌め、中間嵌め、しまり嵌めが選択可能であるが、ガタのない嵌合状態が得られる中間嵌めないししまり嵌めが好適である。ガタのない嵌合状態と低摩擦とを両立させるために、各継手部材44,46又は中間部材42にプラスティック等の弾性体を用いることが可能である。本実施形態では、第1の継手部材44及び第2の継手部材46と、中間部材42との間の嵌合が、各継手部材44,46の一対の突片48,50と、中間部材42の溝52とによってもたらされる。
本実施形態において、継手部材44,46の突片48はその幅の大きさゆえに幅狭部52aとは嵌合できず、幅広部52bのみに嵌合され得る。すなわち、第1の継手部材44及び第2の継手部材46は、中間部材42に対して所定の位置関係に在る場合のみ嵌合できるようになっている。したがって、この構成によれば、前述した実施形態と同様に、回転軸線周りにおける第1の継手部材44及び第2の継手部材46の相対的な位置関係を一様に確定できる。この結果、電動機の基準位置と検出器の基準位置とを常に合致させられる。
図6〜図8を参照して述べたように、第1の継手部材44及び第2の継手部材46の嵌合指示部は、中間部材42の溝52に嵌合する嵌合形状である突片48,50の形状自体によって形成され得る。また、この場合、中間部材42の嵌合指示部は、第1の継手部材44及び第2の継手部材46に嵌合する嵌合部である溝52の嵌合形状自体によって形成され得る。
図9〜図12を参照して、本発明の別の実施形態に係るオルダム継手を説明する。図9は、本実施形態における継手部材54を示す斜視図である。図10は、図9の継手部材54の側面図(a)及び平面図(b)を示す図である。図11は、図9及び図10の継手部材54とともに使用される中間部材56を示す斜視図である。図12は、図11の中間部材56の平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)を示す図である。オルダム継手を形成する一対の継手部材54は互いに同一の形状を有するので、一方の継手部材54のみが図示されていて、以下の説明においても一方の継手部材54のみを説明する。
継手部材54は、図1及び図2を参照して説明した第1の継手部材12又は第2の継手部材14に類似する形状を有している。しかしながら、本実施形態に係る継手部材54の突片18には、図9及び図10に示されるように突片18の表面から突出する概ね円柱形の突起58が形成されている。突起58は、継手部材54の中心から離間していて突片18の一方の端面18aの近傍に配置されている。一方、中間部材56の各端面56a,56bに形成される溝28,30には、図11及び図12に示されるように凹所60が形成されている。凹所60は、中間部材56の中心から離間していて溝28,30の一端の近傍に形成されている。凹所60は、継手部材54の突起58を受容できるように突起58に対応する位置に形成される。凹所60の直径は、突起58の直径よりも大きくなっていて、突起58が凹所60において移動可能になっている。したがって、突起58が凹所60に受容された状態で、継手部材54及び中間部材56は、互いに対して相対的に摺動可能に結合される。
本実施形態において、継手部材12の突片18から突出する突起58によって継手部材54の嵌合指示部が形成される。また、中間部材56の溝28,30に形成される凹所60によって中間部材56の嵌合指示部が形成される。或いは本実施形態の図示されない変形例として、継手部材54の突片18に凹所を形成するとともに、中間部材56の溝2830に突起を形成してもよい。これらのような構成によれば、前述した実施形態と同様にオルダム継手としての機能を維持しながら、回転軸線周りにおける継手部材54と中間部材56との間、ひいては2つの継手部材の相対的な位置関係を一様に確定できる。
図13は、本発明の別の実施形態に係るオルダム継手62を示す分解斜視図である。図14は、図13のオルダム継手62における継手部材64を示す断面図(a)及び平面図(b)である。図15は、図13のオルダム継手62における中間部材66を示す平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)である。本実施形態に係る継手部材64は、図1及び図2を参照して説明した第1の継手部材12又は第2の継手部材14に類似する形状を有している。また、本実施形態に係る中間部材66は、図1及び図2を参照して説明した中間部材16に類似する形状を有している。
本実施形態において、継手部材64の突片18の表面には、概ね矩形であって有底の一対の凹所68が形成されている。また、中間部材66の溝28,30にも同様の凹所70が形成されている。これら凹所68,70は継手部材64及び中間部材66の中心から互いに反対方向に離間してそれぞれ配置される。凹所68,70には、図13に示されるように永久磁石72が例えば接着剤によって固定される。凹所68,70は永久磁石72の外形よりも僅かに大きく寸法決めされる。凹所68,70の四隅には円形の孔が形成されていて、これら孔にも接着剤が塗布される。各孔は、例えばエンドミルなどの加工具を使用した結果として形成されるものである。永久磁石72を凹所68,70に取付ける際、接着剤を凹所68,70の周壁及び四隅の孔に予め塗布しておく。このようにして、永久磁石72が凹所68,70において確実に接着される。
本実施形態に係るオルダム継手62において、継手部材64には2つの永久磁石72が組付けられるとともに、中間部材66には各端面66a,66bにおいて、2つの永久磁石72が、すなわち合計4つの永久磁石72が組付けられる。各継手部材64に組付けられる2つの永久磁石72は、中間部材66に対向する表面において互いに反対向きの磁極を形成するように磁化されている。すなわち継手部材64に並置される永久磁石72は、中間部材66に向かって一方がN極を形成し、他方がS極を形成する。同様に、中間部材66に組付けられる永久磁石72も磁化方向が互いに反対向きになるように磁化される。このような構成によれば、継手部材64の永久磁石72と、中間部材66の永久磁石72との間に磁気的相互作用が発生する。この磁気的相互作用によって、継手部材64と中間部材66との間の相対的な位置関係に応じて永久磁石72間に反発力又は吸引力が発生する。そして、継手部材64と中間部材66との間の相対的な位置関係が適切である状態において、永久磁石72が吸引力を発生するように磁化方向を定める。このようにして、本実施形態に係るオルダム継手62においても、各継手部材64と中間部材66との間の相対的な位置関係、ひいては継手部材64の間の相対的な位置関係を一様に確定できる。使用される永久磁石72の配置及び個数など具体的な構成は、図示された実施形態に限られない。
図16は、本発明の別の実施形態に係るオルダム継手における継手部材74、中間部材76及び結合部材78を示す分解斜視図である。図17は、図16の中間部材76を示す平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)である。図18は、図17(a)の線XVIII−XVIIIに沿って見た断面図である。図16において、オルダム継手の構成要素である一対の継手部材74のうち一方のみが示されている。他方の継手部材は、必須ではないものの図示される継手部材74と同一の形状のものを使用できる。継手部材74及び中間部材76は、図1及び図2を参照して説明した継手部材12及び中間部材16に類似する形状を有している。
本実施形態において、継手部材74の突片18の表面には円形有底の凹所80が形成されている。この凹所80は継手部材74の中心から離間した位置に形成されている。中間部材76の溝28,30にも同様に円形有底の凹所82が形成されている。この凹所82は中間部材76の中心から離間した位置に形成されている。必須ではないものの、継手部材74の凹所80は、中間部材76の凹所82と同一の形状を有している。本実施形態においては、結合部材78が図16に示されるように継手部材74の凹所80及び中間部材76の凹所82に嵌合される。結合部材78は、例えば円柱状のピンであり、少なくとも継手部材74の凹所80及び中間部材76の凹所82の両方に少なくとも部分的に延在するような長さを有している。結合部材78は、継手部材74の凹所80及び中間部材76の凹所82よりも小さい寸法を有しており、それにより結合部材78がこれら凹所80,82に嵌合された状態においても継手部材74及び中間部材76が互いに対して相対移動できるようになっている。
本実施形態において、継手部材74及び中間部材76の中心から離間した位置に凹所80,82が形成されているので、継手部材74及び中間部材76のいずれか一方が回転軸線回りに180度回転した状態では互いに結合できない構成になっている。本実施形態においては、継手部材74の凹所80、中間部材76の凹所82及び結合部材78が協働することにより、嵌合指示部が形成される。したがって、本実施形態においても、前述した実施形態と同様に嵌合指示部によって、継手部材74と中間部材76との間の相対的な位置関係、ひいては2つの継手部材74,76の間の相対的な位置関係を一様に確定できる。
図19は、本発明の別の実施形態に係るオルダム継手84を示す斜視図である。図20は、図19のオルダム継手84を示す分解斜視図である。本実施形態においてオルダム継手84を形成する一対の継手部材86及び中間部材88は、図1及び図2を参照して説明した継手部材12,14及び中間部材16と概ね同一の形状を有しているものの、このことは必須ではない。特に継手部材86は、図1及び図2に係る継手部材12,14と全く同一の形状を有していてもよい。
本実施形態においては、図1及び図2に係る実施形態と同様に、継手部材86及び中間部材88の視認可能な外面には、嵌合指示部として作用する標識90,92,94がそれぞれ形成されている。中間部材88に形成される標識94は、前述した実施形態において2箇所に設けられていたのに対し、本実施形態においては1箇所にのみ設けられている。中間部材88の標識94は、中間部材88の両端面88a,88bに形成されていて互いに直交して延びる溝28,30の間において中間部材88の外周面に形成されている。本実施形態では、図19に示されるように、一方の継手部材86の標識90と、他方の継手部材86の標識92との間に中間部材88の標識94が配置されるように位置決めされる。このような構成によれば、継手部材86又は中間部材88のいずれか一方が回転軸線回りに180度回転されていて互いの位相がずれた状態で結合されようとすると、これら標識90,92,94の位置関係によってそのことが直ちに認識できる。したがって、このような嵌合指示部の作用によって、本実施形態においても2つの継手部材86,86の間の相対的な位置関係を一様に確定できる。
図示された各実施形態において、継手部材に突片(凸部)が形成され、中間部材に溝(凹部)が形成されており、これら突片と溝が嵌合するオルダム継手を例示して説明した。しかしながら、本発明に係るオルダム継手の構成は、これらの具体例に限定されない。例えば継手部材に溝を形成し、中間部材に突片を形成してもよい。また、一方の継手部材に突片を形成し、他方の継手部材に溝を形成してもよい。この場合は、中間部材の一方の端面に溝が形成され、他方の端面に突片が形成される。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、本明細書において明示的又は暗示的に開示される実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
10 オルダム継手
12 第1の継手部材
14 第2の継手部材
16 中間部材
18 突片
20 標識(嵌合指示部)
24 突片
26 標識(嵌合指示部)
28 溝(嵌合部)
30 溝(嵌合部)
32 標識(嵌合指示部)
34 標識(嵌合指示部)
40 オルダム継手
42 中間部材
44 第1の継手部材
46 第2の継手部材
48 突片
50 突片
52 溝(嵌合部)
54 継手部材
56 中間部材
58 突起
60 凹所
62 オルダム継手
64 継手部材
66 中間部材
72 永久磁石
74 継手部材
76 中間部材
78 結合部材
80 凹所
82 凹所
84 オルダム継手
86 継手部材
88 中間部材
90 標識(嵌合指示部)
92 標識(嵌合指示部)
94 標識(嵌合指示部)

Claims (8)

  1. 回転電動機の回転軸に固定される第1の継手部材と、
    前記回転電動機の回転動作に関する情報を検出する検出器の回転軸に固定される第2の継手部材と、
    前記第1の継手部材と前記第2の継手部材との間に介在する中間部材であって、一方の端面において前記第1の継手部材に嵌合するとともに他方の端面において前記第2の継手部材に嵌合する一対の嵌合部が互いに直交するように形成される中間部材と、を備えるオルダム継手において、
    前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材は、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の相対的な位置関係を確定する嵌合指示部をさらに備える、オルダム継手。
  2. 前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記嵌合指示部は、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の、前記中間部材の前記嵌合部に嵌合する嵌合形状によって形成され、
    前記中間部材の前記嵌合指示部は、前記一対の嵌合部の嵌合形状によって形成される、請求項1に記載のオルダム継手。
  3. 前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材に形成される突起又は凹所であり、
    前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記中間部材に形成されていて前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の前記突起又は凹所に嵌合する凹所又は突起である、請求項1又は2に記載のオルダム継手。
  4. 前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部は、前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材と、前記中間部材との間に磁気的作用を発生させる磁性付与手段である、請求項1から3のいずれか1項に記載のオルダム継手。
  5. 前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材に形成される凹所であり、前記第1の継手部材の凹所と、前記中間部材の凹所との間、及び前記第2の継手部材の凹所と、前記中間部材の凹所の間に、結合部材が延在するようにそれぞれ嵌合される、請求項1から4のいずれか1項に記載のオルダム継手。
  6. オルダム継手の製造方法であって、
    回転電動機の回転軸に固定される第1の継手部材を用意し、
    前記回転電動機の回転動作に関する情報を検出する検出器の回転軸に固定される第2の継手部材を用意し、
    前記第1の継手部材と前記第2の継手部材との間に介在する中間部材であって、一方の端面において前記第1の継手部材に嵌合するとともに他方の端面において前記第2の継手部材に嵌合する一対の嵌合部が互いに直交するように形成される中間部材を用意することを含んでおり、
    前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材は、前記回転電動機の前記回転軸の基準位置と、前記検出器の前記回転軸の基準位置とを一致させて前記回転電動機の回転動作に関する情報が前記検出器によって正確に検出されるように、回転軸線周りにおける前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材の相対的な位置関係を確定する嵌合指示部を備えており、
    さらに、
    前記第1の継手部材及び前記第2の継手部材を、前記嵌合指示部に従って前記中間部材に嵌合することを含む、オルダム継手を製造する製造方法。
  7. 請求項1に記載のオルダム継手を利用して回転電動機の回転軸を検出器の回転軸に結合する結合方法であって、
    前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材の前記嵌合指示部がそれぞれ視認可能な標識であり、
    前記中間部材の前記嵌合指示部が、前記第1の継手部材の前記嵌合指示部と、前記第2の継手部材の前記嵌合指示部との間に配置されるように、前記第1の継手部材、前記第2の継手部材及び前記中間部材を位置決めすることを含む、結合方法。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載のオルダム継手を備える回転電動機。
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