JP6686940B2 - モータ検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ検査装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、被検査モータのモータ軸を外部から回して検査を行うモータ検査装置が知られている。モータ検査装置の回転駆動部の回転をモータ軸に伝達するために、回転駆動部の出力部に嵌合部が設けられ、また、嵌合部と嵌合可能な被嵌合部がモータ軸に設けられる。
特開2016−90540号公報
ところで、モータ検査装置によるモータ検査工程を自動化するには、搬入された被検査モータとモータ検査装置との接続を自動化する必要がある。この接続の自動化を実現するために、次のような構成(A)〜(C)が考えられる。
(A)回転駆動部の出力軸に回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能なジョイントを設ける。ジョイントには嵌合部を設ける。
(B)ジョイントをモータ軸に向けて付勢する付勢部材を設ける。
(C)接続に際し、先ず、出力軸をモータ軸側に前進移動させる。このとき嵌合部と被嵌合部とが未嵌合である場合、ジョイントが本来の位置よりも後退側に位置することになる。続いて、出力軸を回転させる。嵌合部と被嵌合部との回転方向の位相が合ったとき、ジョイントが付勢部材によりモータ軸側に付勢されることにより、嵌合部と被嵌合部との嵌合を図る。
ところが、本発明者が上記構成を試したところ、嵌合部と被嵌合部とが未嵌合である状態でジョイントが付勢部材によりモータ軸に押し付けられていると、出力軸を回転させても両者が供回りするため、いつまでも嵌合部と被嵌合部との回転方向の位相が合う状態にならないことが分かった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転駆動部と被検査モータとの接続を自動化することができるモータ検査装置を提供することである。
本発明は、被検査モータ(11)のモータ軸(12)に接続して当該被検査モータの検査を行うモータ検査装置であって、回転駆動部(21)、ジョイント(22)、付勢部材(23)、進退駆動部(25)、進退制御部(62)、位置保持制御部(63)および位相合わせ部(65)を備えている。
回転駆動部は回転動力を出力する。ジョイントは、回転駆動部の出力軸(35)に回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能であり、モータ軸の被嵌合部(42)に嵌合可能な嵌合部(41)を有している。付勢部材は、ジョイントを軸方向の一方であって被検査モータ側に付勢している。進退駆動部は、被検査モータに対して出力軸を進退させる。
進退制御部は、ジョイントとモータ軸との接続を開始するとき、進退駆動部を駆動して出力軸を被検査モータ側に前進移動させる。位置保持制御部は、進退制御部による前進移動のあと、被検査モータに通電してモータ軸を所定の回転位置に保持する。位相合わせ部は、位置保持制御部が被検査モータに通電している状態で回転駆動部を回転駆動して、嵌合部と被嵌合部との回転方向の位相を合わせる。
このように、出力軸を前進させてジョイントをモータ軸に突き当てたあと、嵌合部と被嵌合部との回転位相を合わせるために出力軸を回転させるとき、被検査モータに通電することによりモータ軸が所定の回転位置に保持される。そのため、モータ軸が出力軸と供回りすることが抑制される。したがって、嵌合部と被嵌合部との回転方向の位相が合ったとき、ジョイントが付勢部材によりモータ軸側に付勢されることによって、嵌合部と被嵌合部とを嵌合させることができる。これにより、モータ検査装置の出力軸と被検査モータのモータ軸との接続を自動化することができる。
一実施形態によるモータ検査装置を説明する模式図である。 図1の回転駆動部の出力軸およびその周辺の拡大図であって、出力軸が後退している状態を示す図である。 図2のIII‐III線断面図である。 図1の回転駆動部の出力軸およびその周辺の拡大図であって、出力軸が前進し、且つ係合部と被係合部が未係合である状態を示す図である。 図1の回転駆動部の出力軸およびその周辺の拡大図であって、出力軸が前進し、且つ係合部と被係合部が係合している状態を示す図である。 図1の制御ユニットが有する機能部を説明するブロック図である。 図1の制御ユニットが実行する処理を説明するフローチャートである。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。
[一実施形態]
一実施形態によるモータ検査装置を図1に示す。モータ検査装置10は、被検査モータ11のモータ軸12を外部から回して検査を行う。検査対象である被検査モータ11は、例えば3相ブラシレスモータであり、例えば電動パワーステアリング装置の駆動源として用いられる。
先ず、モータ検査装置10の全体構成について説明する。
図1に示すように、モータ検査装置10は、回転駆動部21、ジョイント22、スプリング23、トルクセンサ24、進退駆動部25、プローブ26、プローブ駆動部27、嵌合確認センサ28、ワーク確認センサ29および制御ユニット31等を備えている。
回転駆動部21は、回転動力を出力するものであり、モータ32、検出軸33、34および出力軸35を有している。検出軸33は、カップリング36を介してモータ32の回転軸37に連結されている。検出軸34は、トルクセンサ24を介して検出軸33に連結されている。出力軸35は、カップリング38を介して検出軸34に連結されている。検出軸33、34および出力軸35はスピンドル39を構成している。
ジョイント22は、出力軸35に回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能であり、嵌合部41を有している。嵌合部41は、モータ軸12の被嵌合部42に嵌合可能である。スプリング23は、ジョイント22を軸方向の一方であって被検査モータ11側に付勢している。ジョイント22と出力軸35との接続部分の詳細な構成は後述する。
トルクセンサ24は、検出軸33と検出軸34とを連結する図示しないトルク伝達軸を有しており、当該トルク伝達軸の捩れ角を測定することで出力軸35のトルクを検出する。
進退駆動部25は、リニアアクチュエータから構成されており、被検査モータ11に対して出力軸35を進退させる。出力軸35は、進退駆動部25の移動体であるステージ43に固定されている。ステージ43は、出力軸35の軸方向と平行な方向へ移動可能である。ステージ43を移動させるための機構は、例えばモータおよびボールねじを用いるもの、または、モータおよびベルトを用いるもの等、公知のものである。この機構に関しては、プローブ駆動部27についても同様である。
プローブ26は、被検査モータ11の端子44〜46に脱着可能に電気的接続するアダプタである。
プローブ駆動部27は、リニアアクチュエータから構成されており、端子44〜46に対してプローブ26を進退させる。プローブ26は、プローブ駆動部27のステージ47に固定されている。ステージ47は、端子44〜46に接近および離間する方向へ移動可能である。
嵌合確認センサ28は、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合したことを検出する嵌合検出部であり、例えば近接センサ等から構成されている。
ワーク確認センサ29は、被検査モータ11が保持台48の所定の場所にセットされたことを検出するワーク検出部であり、例えば近接センサ等から構成されている。
制御ユニット31は、回転駆動部21のモータ32、トルクセンサ24、進退駆動部25、プローブ26、プローブ駆動部27、ワーク確認センサ29、嵌合確認センサ28、および図示しない外部電源に電気的に接続している。トルクセンサ24、ワーク確認センサ29および嵌合確認センサ28は、検出信号を制御ユニット31に出力する。制御ユニット31は、各種処理を実行してモータ32、進退駆動部25およびプローブ駆動部27を制御する。制御ユニット31が実行する処理については後述する。
次に、モータ検査装置10の詳細な構成について説明する。
(ジョイント22と出力軸35との接続部分)
図2および図3に示すように、出力軸35は、有底筒状に形成されており、筒部51および底部52を有している。ジョイント22は、筒部51に嵌合している大径部53と、底部52の挿入穴54に挿入されている小径部55とを有している。スプリング23は、小径部55の外側であって、底部52と大径部53との間に設けられている。大径部53は、スプリング23により底部52から離間する方向、すなわちモータ軸12側に付勢されている。
大径部53は、軸方向へ延び且つ径方向に貫通している通孔56を有している。通孔56にはピン57が挿通されており、ピン57は筒部51に固定されている。ピン57および通孔56は、筒部51に対する大径部53の相対回転を規制するとともに、筒部51に対する大径部53の軸方向への移動を許容する。大径部53は、回転方向においてピン57に係合することで、筒部51に回転を伝達可能である。また、大径部53は、通孔56のスプリング23側の一端とピン57とが当接する状態から、通孔56の他端とピン57とが当接する状態まで、軸方向へ相対移動可能である。
モータ軸12は、溝からなる被嵌合部42を有している。大径部53のうち小径部55とは反対側、すなわちモータ軸12側の端部は、突起からなる嵌合部41を有している。嵌合部41は、被嵌合部42に嵌合可能である。嵌合部41および被嵌合部42は、出力軸35に対するジョイント22の軸方向への移動を許容するとともに、互いに嵌合することで出力軸35に対するジョイント22の相対回転を規制する。ジョイント22は、回転方向において嵌合部41が被嵌合部42に係合することで、出力軸35に回転を伝達可能である。
図4に示すように、進退駆動部25により出力軸35が前進移動するとき、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相が合っていない場合には、嵌合部41と被嵌合部42とが未嵌合となる。このとき、ジョイント22が本来の位置(すなわち、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合する場合の位置)よりも後退側に位置することになる。
一方、図5に示すように、進退駆動部25により出力軸35が前進移動するとき、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相が合っている場合には、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合する。
(制御ユニット31の機能)
図6に示すように、制御ユニット31は、プローブ制御部61、進退制御部62、位置保持制御部63、リレー制御部64、位相合わせ部65および検査部66を備えている。
プローブ制御部61は、被検査モータ11が保持台48の所定の場所にセットされたことがワーク確認センサ29により検出されて、図示しないワークロック機構が作動したあと、プローブ駆動部27を制御してプローブ26を端子44〜46に接続する。
進退制御部62は、ジョイント22とモータ軸12との接続を開始するとき、進退駆動部25を駆動して出力軸35を被検査モータ11側に前進移動させる。この前進移動の完了時、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相が合っていて両者が嵌合した場合、嵌合したことを示す信号が嵌合確認センサ28から制御ユニット31に出力される。
位置保持制御部63は、進退制御部62による前進移動の完了時に嵌合部41と被嵌合部42との嵌合を嵌合確認センサ28が検出しない場合、被検査モータ11に通電してモータ軸12を所定の回転位置に保持する。モータ軸12を保持するために、例えば、被検査モータ11の3相コイルのうち2つに通電される。本実施形態では、定電圧が印加される。通電により生じた磁界にロータが引きつけられることで当該ロータの回転が固定されるのであれば、上記通電はどのような方法であってもよい。
リレー制御部64は、位置保持制御部63が被検査モータ11に通電するときリレー67を閉じる。リレー67は、位置保持制御部63の電源部と被検査モータ11とを電気的に接続する電線69に設けられている。また、リレー制御部64は、後述の検査部66が検査するときリレー67を開ける。
位相合わせ部65は、位置保持制御部63が被検査モータ11に通電している状態で回転駆動部21を回転駆動して、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相を合わせる。位相合わせ部65は、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合した場合、および、嵌合が失敗したと判断した場合に位相合わせを停止する。位相合わせ部65は、位相合わせを開始してから所定時間経過しても嵌合部41と被嵌合部42との嵌合を嵌合確認センサ28が検出しない場合、位相合わせを失敗として中止する。
検査部66は、嵌合部41と被嵌合部42との嵌合が確認され、リレー67が開けられたあと、回転駆動部21を回転駆動して被検査モータ11を検査する。検査内容は、例えばコギングトルクおよびトルクリップル等のトルク性能の測定、および、モータ軸12の回転時の誘起電圧に基づくセンサ類の検出誤差補正や周波数解析などである。この検査内容については、例えば特開2012−198186号公報、特開2013−179771号公報および特開2016−90540号公報などに開示されているため、詳細な説明を省略する。
(制御ユニット31が実行する処理)
制御ユニット31は、起動後に図7に示すルーチンを繰り返し実行する。図7には、モータ検査装置10の出力軸35と被検査モータ11のモータ軸12との接続、および、検査に関する処理を示しており、検査終了後における出力軸35とモータ軸12との接続解除に関する処理の図示は省略する。以降、「S」はステップを意味する。
図7のルーチンが開始されると、S1では、ワーク確認部は、ワーク確認センサ29の出力信号に基づき、被検査モータ11が保持台48の所定の場所にセットされたか否かを判定する。S1の判定が肯定された場合(S1:YES)、処理はS2に移行する。S1の判定が肯定された場合(S1:NO)、処理は図7のルーチンを抜ける。
S2では、ワークロック部は、ワークロックすなわち被検査モータ11の固定を行う。S2のあと、処理はS3に移行する。
S3では、プローブ制御部61は、プローブ駆動部27を制御してプローブ26を前進させて端子44〜46に接続する。S3のあと、処理はS4に移行する。
S4では、進退制御部62は、進退駆動部25を駆動して出力軸35を被検査モータ11側に前進移動させる。S4のあと、処理はS5に移行する。
S5では、嵌合確認部は、嵌合確認センサ28の出力信号に基づき、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合したか否かを判定する。S5の判定が肯定された場合(S5:YES)、処理はS6に移行する。S5の判定が肯定された場合(S5:NO)、処理は図8に移行する。
S6では、リレー制御部64は、検査部66の検査に先立ちリレー67を開ける。S6のあと、処理はS7に移行する。
S7では、検査部66は、回転駆動部21を回転駆動して被検査モータ11を検査する。S7のあと、処理は図7のルーチンを抜ける。
S8では、リレー制御部64は、位相保持のための通電に先立ちリレー67を閉じる。S8のあと、処理はS9に移行する。
S9では、位置保持制御部63は、被検査モータ11に通電してモータ軸12を所定の回転位置に保持する「位置保持通電」を開始する。S9のあと、処理はS10に移行する。
S10では、位相合わせ部65は、被検査モータ11の通電状態で回転駆動部21を回転駆動して、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相を合わせる「位相合わせ」を開始する。S10のあと、処理はS11に移行する。
S11では、嵌合確認部は、嵌合確認センサ28の出力信号に基づき、嵌合部41と被嵌合部42とが嵌合したか否かを判定する。S11の判定が肯定された場合(S11:YES)、処理はS12に移行する。S11の判定が肯定された場合(S11:NO)、処理は図13に移行する。
S12では、S9で開始した位置保持通電、および、S10で開始した位相合わせを停止する。S12のあと、処理はS6に移行する。
S13では、経過時間判定部は、位相合わせが開始してから所定時間経過したか否かを判定する。S13の判定が肯定された場合(S13:YES)、処理はS14に移行する。S1の判定が肯定された場合(S13:NO)、処理は図7のルーチンを抜ける。
S14では、位相合わせ部65は、位相合わせを失敗として中止する。S14のあと、処理は図7のルーチンを抜ける。
(効果)
以上説明したように、本実施形態では、モータ検査装置10は、回転駆動部21、ジョイント22、スプリング23、進退駆動部25、進退制御部62、位置保持制御部63および位相合わせ部65を備えている。
回転駆動部21は回転動力を出力する。ジョイント22は、回転駆動部21の出力軸35に回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能であり、モータ軸12の被嵌合部42に嵌合可能な嵌合部41を有している。スプリング23は、ジョイント22を軸方向の一方であって被検査モータ11側に付勢している。進退駆動部25は、被検査モータ11に対して出力軸35を進退させる。
進退制御部62は、ジョイント22とモータ軸12との接続を開始するとき、進退駆動部25を駆動して出力軸35を被検査モータ11側に前進移動させる。位置保持制御部63は、進退制御部62による前進移動のあと、被検査モータ11に通電してモータ軸12を所定の回転位置に保持する。位相合わせ部65は、位置保持制御部63が被検査モータ11に通電している状態で回転駆動部21を回転駆動して、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相を合わせる。
このように、出力軸35を前進させてジョイント22をモータ軸12に突き当てたあと、嵌合部41と被嵌合部42との回転位相を合わせるために出力軸35を回転させるとき、被検査モータ11に通電することによりモータ軸12が所定の回転位置に保持される。そのため、モータ軸12が出力軸35と供回りすることが抑制される。したがって、嵌合部41と被嵌合部42との回転方向の位相が合ったとき、ジョイント22がスプリング23によりモータ軸12側に付勢されることによって、嵌合部41と被嵌合部42とを嵌合させることができる。これにより、モータ検査装置10の出力軸35と被検査モータ11のモータ軸12との接続を自動化することができる。
また、本実施形態では、モータ検査装置10は、嵌合部41と被嵌合部42との嵌合を検出する嵌合確認センサ28をさらに備えている。位相合わせ部65は、前進移動の完了時に嵌合部41と被嵌合部42との嵌合を嵌合確認センサ28が検出しない場合、位相合わせを開始する。
そのため、前進移動の完了時に嵌合部41と被嵌合部42が嵌合している場合、位相合わせが不要であると判断して検査に移行することができる。したがって、無駄に位相合わせ動作が行われない。
また、本実施形態では、位相合わせ部65は、位相合わせを開始してから所定時間経過しても嵌合部41と被嵌合部42との嵌合を嵌合確認センサ28が検出しない場合、位相合わせを失敗として中止する。
このようにして嵌合不良を判断することができる。
また、本実施形態では、モータ検査装置10は、位置保持制御部63の電源部と被検査モータ11とを電気的に接続する電線69に設けられているリレー67と、リレー67を制御するリレー制御部64とをさらに備えている。リレー制御部64は、位置保持制御部63が被検査モータ11に通電するときリレー67を閉じ、被検査モータ11の検査のために回転駆動部21が回転駆動されるときリレー67を開ける。
このようにして、位置保持通電時には、位置保持制御部63の電源部からプローブ26、被検査モータ11、プローブ26を経て電源部に至る閉ループの電気回路が形成されるが、検査時には上記閉ループが開放される。したがって、検査時にモータ軸12が外部から回転されるとき、上記閉ループが形成されたままであることに起因して被検査モータ11に余分なトルクが発生し、検査に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、嵌合部および被嵌合部は、突起および溝以外の他の形状であってもよい。例えば、嵌合部は、出力軸の回転軸心から外れた位置で被嵌合部側に突き出す軸状の突起であり、被嵌合部は穴であってもよい。また、嵌合部は、出力軸の回転軸心上で被嵌合部側に突き出す突起であって、横断面が非円形のものであり、被嵌合部は、嵌合部と同様の横断面をもつ穴であってもよい。要するに、嵌合部と被嵌合部との間で相互に回転を伝達可能(すなわち、回転方向に係合可能)であればよく、他の種々の形状が考えられる。
他の実施形態では、嵌合部および被嵌合部は、凹凸が逆であってもよい。
他の実施形態では、嵌合部および被嵌合部のうち、凸部の先端に面取りを施し、凹部の入口に面取りを施すことで、挿入性を高めてもよい。
他の実施形態では、位置保持制御部は、位置保持通電において電圧を可変としてもよい。例えば、通電開始初期に電圧を比較的弱くする、または強くしてもよい。また、嵌合し始めるときに電圧を比較的弱くする、または強くしてもよい。
上記一実施形態では、ピンおよび通孔により、ジョイントを出力軸に対して回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能に設けていた。これに対して、他の実施形態では、他の手段によってジョイントを出力軸に対して回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能としてもよい。例えば、スプライン嵌合、または、キーおよびキー溝などが考えられる。
上記一実施形態では、出力軸が進退駆動部のステージに固定されていた。これに対して、他の実施形態では、出力軸と共に軸方向へ移動する部材がステージに固定され、当該部材が移動することで出力軸が被検査モータに対して進退移動するように構成されてもよい。
他の実施形態では、トルクセンサは、他の方式によりトルクを検出するものであってもよい。
他の実施形態では、被検査モータは、3相ブラシレスモータに限らず、例えばステッピングモータ等の他のモータであってもよい。また、被検査モータは、電動パワーステアリング装置の駆動源として用いられるものに限らず、他の用途のモータであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・モータ検査装置 11・・・被検査モータ
12・・・モータ軸 21・・・回転駆動部
22・・・ジョイント 23・・・スプリング(付勢部材)
25・・・進退駆動部 35・・・出力軸
41・・・嵌合部 42・・・被嵌合部
62・・・進退制御部 63・・・位置保持制御部
65・・・位相合わせ部

Claims (4)

  1. 被検査モータ(11)のモータ軸(12)を外部から回して当該被検査モータの検査を行うモータ検査装置であって、
    回転動力を出力する回転駆動部(21)と、
    前記回転駆動部の出力軸(35)に回転を伝達可能かつ軸方向へ相対移動可能であり、前記モータ軸の被嵌合部(42)に嵌合可能な嵌合部(41)を有しているジョイント(22)と、
    前記ジョイントを軸方向の一方であって前記被検査モータ側に付勢している付勢部材(23)と、
    前記被検査モータに対して前記出力軸を進退させる進退駆動部(25)と、
    前記ジョイントと前記モータ軸との接続を開始するとき、前記進退駆動部を駆動して前記出力軸を前記被検査モータ側に前進移動させる進退制御部(62)と、
    前記進退制御部による前進移動のあと、前記被検査モータに通電して前記モータ軸を所定の回転位置に保持する位置保持制御部(63)と、
    前記位置保持制御部が前記被検査モータに通電している状態で前記回転駆動部を回転駆動して、前記嵌合部と前記被嵌合部との回転方向の位相を合わせる位相合わせ部(65)と、
    を備えるモータ検査装置。
  2. 前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を検出する嵌合検出部(28)をさらに備えており、
    前記位相合わせ部は、前記前進移動の完了時に前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を前記嵌合検出部が検出しない場合、位相合わせを開始する請求項1に記載のモータ検査装置。
  3. 前記位相合わせ部は、位相合わせを開始してから所定時間経過しても前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を前記嵌合検出部が検出しない場合、位相合わせを失敗として中止する請求項2に記載のモータ検査装置。
  4. 前記位置保持制御部の電源部と前記被検査モータとを電気的に接続する電線(69)に設けられているリレー(67)と、
    前記位置保持制御部が前記被検査モータに通電するとき前記リレーを閉じ、前記被検査モータの検査のために前記回転駆動部が回転駆動されるとき前記リレーを開けるリレー制御部(64)と、
    をさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ検査装置。
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