JP2000120715A - 回転運動伝達機構 - Google Patents

回転運動伝達機構

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JP2000120715A
JP2000120715A JP10286460A JP28646098A JP2000120715A JP 2000120715 A JP2000120715 A JP 2000120715A JP 10286460 A JP10286460 A JP 10286460A JP 28646098 A JP28646098 A JP 28646098A JP 2000120715 A JP2000120715 A JP 2000120715A
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gear
rotating
gears
rotation center
shaft
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Shizuo Mishima
静雄 三島
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/04Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow radial displacement, e.g. Oldham couplings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 活用上の便利性、製作容易性、耐久性、トル
ク伝達力性等を向上できる回転運動伝達機構を提供する
こと。 【解決手段】 歯車20−1,2と、歯車20−1,2
を回転自在に軸支するとともに歯車20−1,2の回転
軸21−1,2とは異なる回転軸33を中心にして回転
する回転部材30と、歯車20−1,2が噛み合うラッ
ク歯11を設けるとともにラック歯11の歯面に交差す
る方向の回転軸13を中心にして回転自在なラック歯を
具備する部材10とを有し、回転部材30とラック歯を
具備する部材10の間で回転運動が伝達される回転運動
伝達機構である。歯車20−1,2は複数(2個)であ
り、且つ回転部材30は複数の歯車20−1,2をそれ
ぞれ異なる位置の回転軸21−1,2を中心にして回転
自在に軸支している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯車を相互に噛み合
わせて回転伝達を行なう回転運動伝達機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺の平板上に設けられるラック
歯に歯車(ピニオンギア)を噛み合わせてラック歯を直
線運動させて歯車を回転する機構はあったが、ラック歯
を回転することでラック歯の歯の長さ方向に歯車の歯を
スライドさせながら回転させて両者間で回転運動を伝達
する機構はなかった。
【0003】そこで本願発明者は、ラック歯と歯車の間
で回転運動を伝達する機構を発明した(特開平8−13
5742号公報参照)。
【0004】図21は該発明にかかる回転運動伝達機構
の基本構成を示す斜視図である。同図に示すようにこの
回転運動伝達機構は、板面上にラック歯11を設けたラ
ック歯回転体(ラック歯を具備する部材)10と、該ラ
ック歯回転体10のラック歯11に噛み合う歯車(外歯
歯車)20とを具備している。
【0005】そしてラック歯回転体10はその下面中央
にラック歯11を設けた面に交差する(この図では垂直
に交差する)回転中心軸を中心にする回転軸13が取り
付けられている。
【0006】一方歯車20の回転軸21はコ字状に折り
曲げられた回転部材30の両アーム部31,31に回転
自在に軸支されている。また回転部材30自体に取り付
けた回転軸33は軸支手段40に回転自在に軸支されて
いる。この回転軸33はラック歯回転体10のラック歯
11を設けた面に対して交差する方向(この実施形態で
は垂直に交差する方向)に向けて取り付けられている。
なお回転軸33と前記回転軸13とは平行であってもな
くても良い。
【0007】さらに前記軸支手段40は、歯車20をラ
ック歯回転体10の回転軸13に直交する方向(例えば
矢印Z方向)に相対的に移動できるように図示しない移
動手段に接続されている。
【0008】そして例えばラック歯回転体10を回転す
ると、歯車20がその回転軸21を中心にして回転する
と同時に回転軸33も回転する。このとき歯車20の歯
は、ラック歯11に噛み合いながら同時に該ラック歯1
1に対して噛み合い方向とは垂直な方向に向けてスライ
ドする。つまり歯車20はラック歯11に対してスライ
ドしながら噛み合って回転していくので、ラック歯回転
体10の回転に対して歯車20の回転及び回転部材30
の回転がスムーズに行える。
【0009】なおラック歯回転体10が等速度で1回転
する間に、歯車20の回転軸21は非等速度で一方方向
に所定量回転した後、反対方向に同一の所定量回転す
る。一方回転部材30の回転軸33はラック歯回転体1
0の回転と同一の角速度で回転し、従ってラック歯回転
体10が等速度で1回転する間に、回転部材30の回転
軸33も同一の等速度運動で1回転する。なお回転軸1
3と回転軸33、即ちラック歯回転体10の回転中心軸
と回転部材30の回転中心軸が同一軸上に一致している
場合は前記歯車20はその回転軸21を中心とする回転
をせずスライドもせず、ラック歯回転体10や回転部材
30の回転と一体に回転するだけである。
【0010】そして前記軸支手段40(またはラック歯
回転体10)を図示しない移動手段によって矢印Z方向
に移動して歯車20のラック歯回転体10に対する噛み
合い位置を相対的に変化させると、ラック歯回転体10
の回転に対する歯車20の回転の回転比が変化し、これ
によってもし回転軸21から出力を取り出すように構成
しておけば(図ではそうなっていない)無段変速が可能
となる。具体的に言えば、移動手段によって歯車20の
位置を相対的にラック歯回転体10の回転中心方向に移
動すれば、ラック歯回転体10を回転した際の歯車20
と噛み合うラック歯11の歯数が減少するので、歯車2
0の回転数は少なくなり、反対にラック歯回転体10の
回転中心から離れる方向に移動すれば、ラック歯回転体
10を回転した際の歯車20と噛み合うラック歯11の
歯数が増大するので、歯車20の回転数は多くなる。
【0011】一方ラック歯回転体10の回転軸13と回
転部材30の回転軸33間で回転運動を伝達するように
すれば、同一回転角速度の回転伝達を異なる回転中心軸
間に伝達できるようになり、これはオルダム継手等と同
様の作用となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記回転
運動伝達機構をそのまま応用した場合は、回転伝達上の
駆動抵抗や障害の発生や活用上の便利性を含めた構成と
して、必ずしも十分なものではなかった。
【0013】一方2つの部材間で回転伝達しながら両者
の回転中心軸の位置を相対的に変更させる手段において
も様々な機構が考えられるが、既存の技術では2つの部
材間で回転伝達しながら一方の部材の回転中心軸を他方
の部材の回転中心軸位置から半径方向に移動自在にする
効率の良い機構はなかった。
【0014】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、活用上の便利性、製作容易性、耐久
性、トルク伝達力性等を向上でき、また安全性を具備す
る回転運動伝達機構を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、歯車と、該歯車を回転自在に軸支するとと
もに該歯車の回転中心軸とは異なる回転中心軸を中心に
して回転する回転部材と、平面上又は曲面上に前記歯車
が噛み合うラック歯を設けるとともに該ラック歯の歯面
に交差する方向の回転中心軸を中心にして回転自在なラ
ック歯を具備する部材とを有し、前記歯車と回転部材と
ラック歯を具備する部材の内の少なくとも何れか2つの
部材間で回転運動が伝達される回転運動伝達機構におい
て、前記歯車は複数であり、且つ前記回転部材は該複数
の歯車をそれぞれ異なる位置の回転中心軸を中心にして
回転自在に軸支していることを特徴とする。また本発明
は、歯車を回転自在に軸支するとともに該歯車の回転中
心軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転する回転部
材において、前記回転部材は前記歯車を複数個それぞれ
異なる位置の回転中心軸を中心にして回転自在に軸支
し、且つ該複数の歯車の回転中心軸は平行であって一つ
の平面内に含まれさらに該平面が回転部材の回転中心軸
に直交していることを特徴とする。また本発明は、2つ
の回転する部材の回転中心軸が一致する位置及び偏心す
る位置の何れにおいても該2つの回転する部材間で回転
運動を伝達する回転運動伝達機構において、前記2つの
回転する部材の少なくとも何れか一方には、該回転する
部材を回転自在に軸支する軸支手段と、両回転する部材
の係合状態を保ったまま該軸支手段を移動する移動手段
とを取り付けたことを特徴とする。また本発明は、歯車
と、該歯車を回転自在に軸支するとともに該歯車の回転
中心軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転する回転
部材と、平面上又は曲面上に前記歯車が噛み合うラック
歯を設けるとともに該ラック歯の歯面に交差する方向の
回転中心軸を中心にして回転自在なラック歯を具備する
部材とを有し、前記歯車が正逆回転運動をすることによ
って前記回転部材とラック歯を具備する部材間で回転運
動が伝達される回転運動伝達機構において、前記回転部
材とラック歯を具備する部材の少なくとも何れか一方に
は、これを回転自在に軸支する軸支手段と、前記歯車と
ラック歯を具備する部材の結合状態を保ったまま該軸支
手段を移動する移動手段とを取り付けたことを特徴とす
る。また本発明は、2つの回転する部材の回転中心軸が
一致する位置及び偏心する位置の何れにおいても該2つ
の回転する部材間で回転運動を伝達する回転運動伝達機
構において、前記2つの回転する部材の少なくとも何れ
か一方には、2つの回転する部材の位置合わせ用の印を
設けたことを特徴とする。また本発明は、歯車を回転自
在に軸支するとともに該歯車の回転中心軸とは異なる回
転中心軸を中心にして回転する回転部材において、前記
歯車を軸支する軸支部材を、前記回転部材に設けた挿入
穴に挿入することによって歯車を回転自在に軸支し、更
に前記回転部材の外周には該挿入穴の上に位置して回転
部材の回転中に歯車の回りをガードしながら軸支部材の
抜けを防止する略筒状又はリング状の保持具が取り付け
られていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明を適用した回転
運動伝達機構の一実施形態を示す要部概略斜視図であ
る。なお前記図21に示す基本構成において同一又は相
当部分には同一符号を付す。
【0017】同図に示すようにこの実施形態において
は、2つの同一形状寸法の歯車20−1,20−2と、
両歯車20−1,20−2をそれぞれ回転自在に軸支す
るとともに両歯車20−1,20−2の回転軸21−
1,21−2とは異なる回転軸33を中心にして回転す
る回転部材30と、円形の平面上に前記両歯車20−
1,20−2が噛み合うラック歯11を設けるとともに
該ラック歯11の歯面に対して垂直方向の回転軸13を
中心にして回転自在なラック歯回転体(ラック歯を具備
する部材)10と、回転軸33を回転自在に軸支する軸
支手段40と、回転軸13を回転自在に軸支する軸支手
段50と、該軸支手段50に固定した軸51を回動自在
に軸支する軸支手段55と、該軸支手段55を載置して
固定するとともに前記軸支手段40をスライド機構61
によってスライド自在に取り付ける取付台60とを具備
して構成されている。
【0018】なお同図においては説明の都合上、歯車2
0−1,20−2がラック歯11と離れているように記
載しているが、実際は両者は噛み合った状態となってい
る。回転部材30とラック歯回転体10はその外周形状
は円形としているが、多角形などの他の形状にしても良
い。
【0019】ここで図2は歯車20−1,20−2と回
転部材30とラック歯回転体10の部分を上側から見た
拡大図である。同図及び図1に示すように回転軸13と
回転軸33と軸51は平行に設置され、軸51を回転調
整することによって図2に示す状態では両回転軸13,
33の回転中心軸を一致させている。
【0020】また両歯車20−1,20−2の回転軸2
1−1,21−2の回転中心軸は平行であり、また前記
回転軸33の回転中心軸は、該回転軸21−1,21−
2の回転中心軸が形成する面に垂直となるように構成さ
れている。特に図1,図2に示すものは、回転軸33の
回転中心軸を中心に両歯車20−1,20−2が対称な
位置になるように取り付けられている。
【0021】また軸支手段40のスライド機構61によ
るスライド方向は回転軸33の回転中心軸に対して垂直
な方向である。
【0022】そして一方の回転軸13を該回転軸13に
取り付けた図示しない回転駆動機構によって回転駆動す
ると、前記図21において説明したように、その動力は
ラック歯回転体10と両歯車20−1,20−2と回転
部材30を介して回転軸33に伝達され、該回転軸33
は回転軸13と同一角速度で回転駆動されて後段の図示
しない被駆動機器にその動力が伝達されていく。
【0023】ところで図2に示すように両回転軸13,
33の回転中心軸が一致している場合は、前記動力伝達
の際に両歯車20−1,20−2は全く回転(自転)し
ない。
【0024】一方図1に示す軸51を図示しない駆動手
段によって回転駆動して軸支手段50を揺動したり、ス
ライド機構61によって軸支手段40をスライドしたり
することで、両回転軸13,33の回転中心軸を図3に
示すようにずらした場合も、両回転軸13,33は同一
角速度でその回転が伝達される。但しこの場合は両歯車
20−1,20−2はそれぞれの回転角速度(両歯車2
0−1,20−2の歯数が同一の時は同一回転角速度)
でラック歯11に対して回転(正逆往復回転)し、同時
にラック歯11に対して同一量スライド(往復スライ
ド)する。
【0025】以上のように歯車20−1,20−2を複
数個設け、該複数の歯車20−1,20−2をそれぞれ
ラック歯11に噛み合わせているので、図21に示すよ
うに1個の歯車20を噛み合わせるのと相違して複数の
歯車20−1,20−2に回転動力を分散でき、より大
きな動力を伝達できるようになる。同時に複数の歯車2
0−1,20−2は異なる位置の回転中心軸を中心にし
てラック歯11に噛み合っているので、噛み合っている
ラック歯11の歯は異なる列の歯となるので、ラック歯
11に印加される回転動力を分散でき、この点からもよ
り大きな動力を伝達できるようになる。言い替えれば、
歯車20−1,20−2やラック歯11の強度や材質を
それほど強固なものにしなくても、よりスムーズに強い
動力の伝達ができるようになる。
【0026】なお図4(a)に示すように歯車20−
1,20−2,20−3の数は3つ以上としても良く、
その際各歯車20−1,20−2,20−3の間隔は等
間隔としても良いしそれぞれ異なる間隔としても良い。
なお図4(b)は図4(a)に示す歯車20−1,2,
3及び回転部材30を上側から見た図である。同図に示
すようにこの歯車20−1,2,3の場合は各回転軸2
1−1,2,3の両側に歯車を取り付けることで構成さ
れている。
【0027】なお隣接する歯車20−1と歯車20−2
に同時に噛み合う図示しない別の歯車を、回転部材30
に回転自在に取り付けて歯車20−1と歯車20−2の
回転を相互に回転伝達可能にしたり、更に隣接する歯車
20−2と歯車20−3の間にも同様に図示しない別の
歯車を回転部材30に回転自在に取り付けることで、歯
車20−2と歯車20−3の回転を相互に回転伝達可能
にすることもできる。このように構成した場合は、複数
の歯車20−1〜3間での回転伝達が出来ると共に、歯
車の回転力を入力又は出力させて活用する為には強度と
トルク伝達力の分岐も容易となる。
【0028】ところで以上の各実施形態において歯車2
0−1(2,3)と回転軸21−1(2,3)間を固定
して回転軸21−1(2,3)が回転部材30に対して
回転自在としても良いし、回転軸21−1(2,3)と
回転部材30間を固定して回転軸21−1(2,3)が
歯車20−1(2,3)に対して回転自在としても良
い。また歯車20−1(2,3)と回転軸21−1
(2,3)と回転部材30間をそれぞれ回転自在として
も良い。
【0029】また各歯車20−1(2,3)の歯数は異
ならせても良い。また各歯車20−1(2,3)のラッ
ク歯11との噛み合い位置や角度を上記各実施形態の位
置や角度と異ならせても良い。
【0030】またラック歯回転体10に設けるラック歯
11は必ずしも上記各実施形態のように平面状に形成す
る必要はなく、図5に示すようにラック歯11を凸状の
湾曲面(例えば球面)に形成しても良い。このように構
成した場合、ラック歯回転体10と回転部材30はそれ
ぞれの回転中心軸が平行以外の角度であっても回転伝達
できる。また回転中心軸を揺動(矢印a,b)させて該
角度を自在に変えることもできる。
【0031】さらにラック歯11は図6に示すように凹
状の湾曲面(例えば球面)に形成しても良い。このよう
に構成するとラック歯回転体10と図示しない回転部材
30はそれぞれ回転すると同時に該球面に沿いながら両
回転中心軸が平行以外の角度で回転伝達できる。また回
転中心軸を揺動(矢印c,d)させて該角度を自在に変
えることもできる。
【0032】また上記各実施形態ではラック歯回転体1
0の外形を円形に形成したが、図7(a),(b)に示
すように四角形状や三角形状など、他の各種形状に形成
しても良い。なおその際鋭角となる各角部を滑らかな曲
線状にカットしておけば、これを回転した際の安全性が
確保できる。
【0033】また図8に示すように、ラック歯回転体1
0のラック歯11を設けない面側に回転軸13を設ける
だけではなく、さらにラック歯11を設けた面側にも回
転軸13′を設けても良い。この場合軸支手段50,5
0′をラック歯回転体10の両側の回転軸13,13′
に設けることが好ましい。またラック歯回転体10の外
周を軸支手段50″で回転自在に軸支しても良い。この
場合図示しない歯車20−1,2はラック歯11の回転
軸13′が突出していない部分において噛み合うように
する。またラック歯回転体10の両面にラック歯を設け
ても良い。そして両面のラック歯の歯は相互に平行又は
異なる方向に歯幅や歯並びを設けることもできる。
【0034】また図9(a),(b)に示すように、ラ
ック歯11はラック歯回転体10の一方の面全体に設け
る必要はなく、図9(a)に示すようにその外周部を除
く部分に設けても良く、図9(b)に示すようにその中
心部を除く部分に設けても良い。なお図9(a)のよう
にラック歯回転体10の外周部にラック歯11を設けな
い部分101を設けた場合は、ラック歯回転体10が回
転した際に人や物がラック歯11に触れにくく、安全性
を高めることができる。
【0035】なおラック歯11に噛み合う歯車20の波
面の形状もラック歯11の面形状に合わせて、平面状、
凸曲面状、凹曲面状等、多様な形状に構成しても良い。
即ち例えば図10(a)に示すように、凸曲面状のラッ
ク歯11に対して凹曲面状の歯車20を噛み合わせた
り、凹曲面状のラック歯11に対して凸曲面状の歯車2
0を噛み合わせても良い。
【0036】以上の説明から明らかなように、略平面状
又は凸曲面状又は凹曲面状等を含めた多様な面形状のラ
ック歯11を具備したラック歯回転体10を構成させ、
該ラック歯11に噛み合うことのできる略平面状又は凸
曲面状又は凹曲面状等を含めた多様な面形状の歯車20
(20−1,2,3)を噛み合わせることができる。
【0037】従って回転軸13の回転中心軸と回転軸2
1(21−1,2)の回転中心軸とは必ずしも垂直な位
置関係にセットされる必要はない。また回転軸13の回
転中心軸と回転軸33の回転中心軸とは必ずしも平行に
セットされていなくても良い。また複数の回転軸21−
1,2の回転中心軸間も必ずしも平行にセットされてい
なくても良い。
【0038】ところで図1に示す回転軸13や回転軸3
3を移動するためには、少なくとも何れかの軸支手段4
0又は50の位置を移動することにより可能となる。
【0039】また歯車20−1,2はラック歯11の面
に対して直線,蛇行,回転,旋回,その他の曲線等を描
くように運動させることができる。なお図1の構成では
直線と円弧状に揺動する2つの動きができるように構成
されており、両者の動きを組み合わせることによって各
種の往復運動が可能となる。つまり様々な用途にしたが
って回転軸13,33を移動することによって回転伝達
位置の選択ができ各種用途に利用できるようになる。
【0040】ところで前記図1では回転軸13を回転駆
動する図示しない回転駆動機構と、軸支手段50を揺動
するために軸51を回転駆動する回転駆動機構とを別々
に構成したが、両駆動機構を同一軸上に形成するため、
図11に示すように、ラック歯回転体10の回転軸13
を軸支手段50に回動自在に取り付けるとともに回転軸
13の一端に歯車13aを固定し、一方軸51を前記軸
支手段50の他の部分に固定するとともに該軸51に軸
支手段55と歯車51aを回動自在に取り付け、両歯車
13a,51aを噛み合わせてもよい。
【0041】このように構成した場合、軸51を回転さ
せると軸支手段50が回動するので軸51に対して回転
軸13を揺動させることができる。また歯車51aを図
示しない駆動手段によって回転駆動すると歯車13aか
らラック歯回転体10にその動力が伝達できる。逆にラ
ック歯回転体10から歯車51aに動力を伝達すること
もできる。
【0042】また歯車13a,51aの代わりに他の駆
動手段、例えばベルト巻き掛け機構やチェーン機構等に
よって動力伝達するようにしても良い。
【0043】なお上記軸支手段50を揺動させる機構や
回転軸13を回転させる機構は他の種々の機構であって
も良い。
【0044】また上記機構は回転部材30側に設けても
良い。即ちその場合は図11においてラック歯回転体1
0の代わりに歯車20−1,2を取り付けた回転部材3
0を取り付ければ良い。
【0045】なお回転や揺動やスライド移動する回転軸
13又は33に対して回転等しない別の回転軸から動力
を伝達する手段としては、上記実施形態の他に以下のよ
うなものも適用できる。
【0046】即ち例えば図12に示すように、スライド
等する回転軸13(又は33)の他端に別のラック歯回
転体10′を固定し、これに噛み合う別の歯車20′−
1,2を回転自在に取り付けた別の回転部材30′に取
り付け、該回転部材30′の軸33′を別の軸支手段4
0′に回動自在に取り付ける。このように構成すれば、
移動しないで回転のみする別の回転軸33′に対して回
転軸13は軸支手段50の移動によってスライド移動な
どしながら且つ回転動力を伝達できる。なおこの別の回
転部材30′等の代わりに、スライドなどしながら回転
する回転軸13(又は33)と回転のみする回転軸3
3′の間の連結を、オルダム継手や自在継手等によって
行なっても良い。
【0047】また回転軸13(又は33)を旋回させる
機構としては、図13(a),(b)に示すように、回
転のみする回転軸33′に歯車A(図13(b)は内歯
歯車)を取り付け、該歯車Aに噛み合う別の歯車Bに回
転軸13(又は33)を固定し、両歯車A,Bを噛み合
わせながら回転軸13又は33を旋回させても良い。
【0048】また図1に示すようにラック歯回転体10
に回転軸13を固定したり、回転部材30に回転軸33
を固定したりする方法としては、ボルトによる固定方法
や、キーをキー溝に挿入して固定する方法や、穴に突出
部を圧入して固定する方法など、従来公知の各種方法が
考えられる。
【0049】ところでラック歯回転体10を回転させて
使用する場合、ラック歯回転体10の外周においてラッ
ク歯11がカットされることによって鋭い鋭角なカット
部分が生じてしまう。この外周に生じるラック歯11の
鋭角なカット部分はこれを回転した際に危険である。
【0050】従って該鋭角なカット部分はこれを鈍角に
面取り等したり、アールを設けたりすることが安全上、
さらに回転中の空気抵抗の減少のため好ましい。
【0051】また回転部材30やその他の部品について
も鋭角となっている部分は危険なので、同様に面取り等
したりアールを設けたりすることが好ましい。
【0052】図14は安全対策を施そうとする回転運動
伝達機構の要部を示す概略斜視図である。この機構にお
いて図1に示す機構と同一部分には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。この機構において図1に示す
機構と相違する点は、歯車20−1,2の歯数を1本と
した点である。回転軸13,33の回転中心軸が一致す
る場合や回転軸13,33の回転中心軸が少ししかずれ
ていない場合は、歯車20−1,2の左右への揺動回転
角度が小さいのでこのように構成できる。
【0053】そして例えば同図に示すWの部分に面取り
やアールを設ければ、安全上、及び空気抵抗の低減上好
ましい。
【0054】また図15に示すようにラック歯回転体1
0と回転部材30の外周の全体又は一部をそれぞれ筒状
又はリング状のケース110,115で覆ったり、図1
6に示すようにラック歯回転体10と歯車20−1,2
と回転部材30全体をケース120で覆ったり、さらに
図17に示すようにラック歯回転体10と歯車20−
1,2と回転部材30全体を覆ったケース125内に潤
滑油130を蓄えたりすることによって、外部の人や物
が回転中の各部材に触れることを防止したり、また各部
材に外部の粉塵が付着するのを防止したり、消音効果を
向上させたり、潤滑油を蓄えた場合は十分な潤滑と冷却
効果とこれらに伴う耐久性の向上を図ったりすることが
できる。
【0055】なおケース110,115,120,12
5の材質としては、硬質又は弾性部材、即ち金属,樹
脂,ゴムなどのどのような部材を用いても良い。また図
16に示す121はラック歯回転体10と回転部材30
が相対的に移動した際でもこれに対応できるようにする
ためのべローズである。
【0056】ところでラック歯回転体10や回転部材3
0や各回転軸13,33や歯車20−1,2等のこの回
転運動伝達機構を構成する各部材の材質は、金属(例え
ばアルミニウム,鉄,ステンレス,真鍮,各種の合金
等)や樹脂(例えばナイロン,プラスチック,ポリアセ
タール樹脂など)やセラミックやその他の部材(例えば
油成分を含む部材,異種成分からなる複合部材等)で構
成することができる。その際例えば係合する部材を金属
と樹脂のように異なる材質にすることによって、即ち硬
質な部材と比較的軟質な部材を係合することによって動
力伝達時の騒音防止や摩耗防止や駆動抵抗の低減化等を
図ることができる。各部材を各種色彩で構成してもよ
い。
【0057】また図18に示すように、ラック歯回転体
10と回転部材30の外周に印140,145を設け、
これによって両者間の位置合わせや接続の際の目印とす
ることでその組み立てや精度出しを容易に行なうことが
できる。この実施形態においては印140,145はラ
ック歯回転体10と回転部材30の回転中心軸が一致し
たときに一致する位置に設けられている。印140,1
45は何れか一方の部材に設けても良い。印140,1
45は印字したり凹凸に加工するものなど、種々の方法
によって形成する。要は2つの回転する部材の少なくと
も何れか一方に、2つの回転する部材の位置合わせ用の
印を設けるものであればどのような構造のものであって
も良い。
【0058】図19は本発明の他の実施形態を示す要部
概略図である。この実施形態において図1などに示す実
施形態と相違する点は、ラック歯回転体10に係合する
回転部材30を3つとし(但し上下の回転部材30の歯
車20は1個としている)、これらの回転軸33を全て
同一の軸支手段40に回転自在に軸支している点であ
る。
【0059】このように構成すれば、ラック歯回転体1
0を回転した際に、これと同一角速度で3つの回転軸3
3が回転する。つまり1つの軸の回転を同一角速度で複
数軸の回転に分割することができる。
【0060】そして例えば3つの回転軸33にドリルな
どの切削工具を取り付ければ、同時に3つの部分を加工
することができる。
【0061】なお3つの回転軸33の相対的位置を自在
に変更できるように構成しても良いことは言うまでもな
い。即ち例えばこの実施形態では3つの回転軸33を1
つの軸支手段40に取り付けたが、各回転軸33をそれ
ぞれ別の軸支手段40に取り付けても良い。この実施形
態によれば、単軸(回転軸13)と多軸(回転軸33)
間での回転伝達が行なえ、且つ多軸の位置を自在に設定
又は変更することができる。
【0062】次にラック歯回転体10の製作方法につい
て述べる。即ちラック歯回転体10は切削加工によって
製作しても良いし、成型によって製作しても良い。切削
工具は従来公知の各種機械・工具が利用できる。成型の
場合は粉末,液体,粘性部材等を成型型に充填して製作
する。
【0063】回転部材30や歯車20−1,2等も同様
の方法によって製作することができる。
【0064】なお図20に示すように、歯車20−1,
2(但し図示しているのは歯が1枚のもの)の回転軸2
1−1,2を回転自在に軸支するために回転部材30に
設けた孔37,37に切り溝38,38を設け、該切り
溝38,38を開くように回転軸21−1,2を圧入し
て孔37,37にスナップインさせるように構成しても
良い。
【0065】図22は本発明のさらに他の構造の歯車2
0を取り付けた回転部材30の部分を示す図であり、同
図(a)は断面図(同図(b)のV−V断面図)、同図
(b)は一部切欠側面図である。この実施形態の場合、
外形が略円柱形状でその一端面に横から見るとコ字状の
切欠き部Dを設け、該切欠き部D内に1つの歯車(外歯
歯車)20を収納し、該歯車20に回転軸(軸支手段)
21を通してその両端を回転部材30の切欠き部Dの両
側の部分に設けた挿入穴E,E内に挿入し、さらに挿入
穴E,Eを設けた部分の回転部材30の外周にリング状
に溝Fを設け、該溝F内にリング形状(筒形状であって
も良い)の保持具210を嵌合している。
【0066】保持具210は切欠き211を設けること
で広げることが出来るように構成されている。また歯車
20に設けた孔G及び前記挿入穴E,Eは回転軸21を
空回り状態で挿入できる寸法に構成されている。そして
これらの組み立ては、切欠き部D内に歯車20を挿入し
た状態で挿入穴E,Eと孔Gとに回転部材30の外周側
から回転軸21を挿入し、次に溝Fに保持具210を嵌
合して行なわれる。回転軸21の回転部材30からの抜
けは、保持具210によって確実に防止される。このよ
うに構成すれば、回転部材30への歯車20の組み立て
が容易になる。なおこの実施形態は回転部材30に歯車
20を二個以上取り付けた前記各実施形態にも適用でき
ることは言うまでもない。また保持具210は切欠き部
Dの側面に露出する歯車20を覆ってガードするので、
安全上有効である。
【0067】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明はこれら実施形態に限定されるものではなく、例えば
以下のような種々の変更・追加が可能である。 (1) 各部材間のスライドや回転をスムーズに行なわせる
ために、転がり軸受を取り付けても良い。
【0068】(2) この回転運動伝達機構には、各種の回
転部材や駆動手段や切削工具等を接続することができ
る。
【0069】(3) ラック歯11や歯車20のモジュール
や歯幅は用途に応じて自在に設計できる。またラック歯
11や歯車20の歯は、相互に噛み合う部分の歯のみを
設けておけば良く、その歯数は1枚でもそれ以上でも良
い。またここで云う歯車20−1,20−2,20−3
は平歯車やねじれ歯からなる外歯歯車としても良い。ま
たここで云うラック歯はヘリカル等のねじれ歯であって
も良い。
【0070】(4) 上記図1に示す実施形態ではラック歯
回転体10と回転部材30をそれぞれスライドや揺動で
きるように構成したが、これら回転する部材(ラック歯
回転体10を含む)の少なくとも何れか一方にスライド
や揺動する移動手段を取り付けるものであれば良い。な
お回転する部材に移動手段を取り付ける技術は、ラック
歯回転体10と回転部材30による回転運動伝達機構の
みでなく、オルダム継手等の他の手段による回転運動伝
達機構における両側の軸の何れかに移動手段を設けるこ
とにも利用できる。要は2つの回転する部材の回転中心
軸が一致する位置及び偏心する位置の何れにおいても該
2つの回転する部材間で回転運動を伝達する回転運動伝
達機構であれば、どのような機構にも適用できる。
【0071】(5) また2つの部材の位置合わせをするた
めの印を設ける技術も、前記(4)と同様にオルダム継手
などの他の手段による回転運動伝達機構に適用できる。
【0072】本発明は、記載説明される主要な主旨や特
徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施又は構成
させることができる。従って記載される事柄は単なる例
示に過ぎず、限定的に解釈するものではない。
【0073】本発明の請求範囲は、特許請求の範囲によ
って示すものであって、明細書本文に拘束されるもので
はない。さらに特許請求の範囲に属する変形や変更や付
属される構成は、全て本発明の範囲内とする主旨であ
る。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、製作が容易であるにもかかわらず、耐久性やトルク
伝達力や安全性を高めることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転運動伝達機構の一実施形
態を示す要部概略斜視図である。
【図2】歯車20−1,20−2と回転部材30とラッ
ク歯回転体10の部分を上側から見た拡大図である。
【図3】歯車20−1,20−2と回転部材30とラッ
ク歯回転体10の部分の動作説明図である。
【図4】他の実施形態を示す図である。
【図5】他の実施形態を示す図である。
【図6】他の実施形態のラック歯回転体10を示す図で
ある。
【図7】他の実施形態のラック歯回転体10を示す図で
ある。
【図8】他の実施形態のラック歯回転体10を示す図で
ある。
【図9】他の実施形態のラック歯回転体10を示す図で
ある。
【図10】他の実施形態を示す図である。
【図11】他の実施形態を示す図である。
【図12】他の実施形態を示す図である。
【図13】回転軸13を旋回させる機構を示す図であ
る。
【図14】安全対策を施した他の実施形態を示す概略斜
視図である。
【図15】安全対策を施した他の実施形態を示す図であ
る。
【図16】安全対策を施した他の実施形態を示す図であ
る。
【図17】安全対策を施した他の実施形態を示す図であ
る。
【図18】印を設けた他の実施形態を示す図である。
【図19】他の実施形態を示す図である。
【図20】他の実施形態を示す図である。
【図21】回転運動伝達機構の基本構成を示す斜視図で
ある。
【図22】本発明のさらに他の構造の歯車20を取り付
けた回転部材30の部分を示す図であり、同図(a)は
断面図(同図(b)のV−V断面図)、同図(b)は一
部切欠側面図である。
【符号の説明】
10 ラック歯回転体(ラック歯を具備する部材又は回
転する部材という場合もある) 11 ラック歯 13 回転軸 20−1,20−2 歯車 21−1,21−2 回転軸 30 回転部材(回転する部材という場合もある) 33 回転軸 40 軸支手段 50 軸支手段 51 軸 55 軸支手段(移動手段) 60 取付台 61 スライド機構(移動手段) 140,145 印

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯車と、 該歯車を回転自在に軸支するとともに該歯車の回転中心
    軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転する回転部材
    と、 平面上又は曲面上に前記歯車が噛み合うラック歯を設け
    るとともに該ラック歯の歯面に交差する方向の回転中心
    軸を中心にして回転自在なラック歯を具備する部材とを
    有し、 前記歯車と回転部材とラック歯を具備する部材の内の少
    なくとも何れか2つの部材間で回転運動が伝達される回
    転運動伝達機構において、 前記歯車は複数であり、且つ前記回転部材は該複数の歯
    車をそれぞれ異なる位置の回転中心軸を中心にして回転
    自在に軸支していることを特徴とする回転運動伝達機
    構。
  2. 【請求項2】 歯車を回転自在に軸支するとともに該歯
    車の回転中心軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転
    する回転部材において、 前記回転部材は前記歯車を複数個それぞれ異なる位置の
    回転中心軸を中心にして回転自在に軸支し、且つ該複数
    の歯車の回転中心軸は平行であって一つの平面内に含ま
    れさらに該平面が回転部材の回転中心軸に直交している
    ことを特徴とする回転部材。
  3. 【請求項3】 2つの回転する部材の回転中心軸が一致
    する位置及び偏心する位置の何れにおいても該2つの回
    転する部材間で回転運動を伝達する回転運動伝達機構に
    おいて、 前記2つの回転する部材の少なくとも何れか一方には、
    該回転する部材を回転自在に軸支する軸支手段と、両回
    転する部材の係合状態を保ったまま該軸支手段を移動す
    る移動手段とを取り付けたことを特徴とする回転運動伝
    達機構。
  4. 【請求項4】 歯車と、 該歯車を回転自在に軸支するとともに該歯車の回転中心
    軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転する回転部材
    と、 平面上又は曲面上に前記歯車が噛み合うラック歯を設け
    るとともに該ラック歯の歯面に交差する方向の回転中心
    軸を中心にして回転自在なラック歯を具備する部材とを
    有し、 前記歯車が正逆回転運動をすることによって前記回転部
    材とラック歯を具備する部材間で回転運動が伝達される
    回転運動伝達機構において、 前記回転部材とラック歯を具備する部材の少なくとも何
    れか一方には、これを回転自在に軸支する軸支手段と、
    前記歯車とラック歯を具備する部材の結合状態を保った
    まま該軸支手段を移動する移動手段とを取り付けたこと
    を特徴とする回転運動伝達機構。
  5. 【請求項5】 2つの回転する部材の回転中心軸が一致
    する位置及び偏心する位置の何れにおいても該2つの回
    転する部材間で回転運動を伝達する回転運動伝達機構に
    おいて、 前記2つの回転する部材の少なくとも何れか一方には、
    2つの回転する部材の位置合わせ用の印を設けたことを
    特徴とする回転運動伝達機構。
  6. 【請求項6】 歯車を回転自在に軸支するとともに該歯
    車の回転中心軸とは異なる回転中心軸を中心にして回転
    する回転部材において、 前記歯車を軸支する軸支部材を、前記回転部材に設けた
    挿入穴に挿入することによって歯車を回転自在に軸支
    し、更に前記回転部材の外周には該挿入穴の上に位置し
    て回転部材の回転中に歯車の回りをガードしながら軸支
    部材の抜けを防止する略筒状又はリング状の保持具が取
    り付けられていることを特徴とする回転部材。
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