JP5372207B2 - ポールグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、ポールグリップに関し、特に歩行用杖、トレッキングポール、滑降用スキーポール、クロスカントリースキーポールおよびノルディックウォーキングポールに関する。該ポールグリップは、特にハンドストラップ、または手袋の形状の手保持装置を固定するためのフック状装置を備えるグリップ本体を有する。本発明はまた、このようなポールグリップと最適な様式で協働する、手保持装置に関する。
例えばUS5,516,150から公知のような装置の場合、ポールグリップにフックが設けられ、および関連する手袋に、湾曲した金属要素から形成された剛性の弓形装置が、親指と人差し指の間の領域に設けられている。弓は、フックの細いスロットに導入される長い脚を有し、およびフック状装置は、弓と、ひいては手袋をポールグリップ上に固定される。
スロットが、フックの底部でわずかに広げられるようになっているが、これは、弓がフック内へ移動した時、弓は最初にフックの2本の脚をわずかに互いから引き離し、および弓が広げた部分に押し入れられている時のみ、脚が当初の位置に跳ね戻ることを意味する。
従って、弓をフックに簡単に固定し、弓がフックから簡単に滑り落ちる状況を避けるために、フック状装置の弾性変形が利用される。
このような装置の問題の1つは、通常はプラスチックまたは金属から形成されるこのような構成要素の反復的変形が、疲労の徴候から望ましくない、という事実である。
材料の弾性変形挙動が温度に大きく依存する、という特有の問題もある。また、変形によって達成される固定作用は、異なる温度に対して調整可能でもなく一定でもない。
特にスポーツの分野では、一方では非常に異なる気候条件から、および他方では使用中の加熱またはウォーミングアップの結果として、非常に大きな温度差が不可避であるため、これは絶対的に許容できない。
本発明は上述に鑑み、成されたものである。従って、本発明の目的は、従来技術に対して改良されたポールグリップを提供することである。特に、歩行用杖、トレッキングポール、滑降用スキーポール、クロスカントリースキーポールおよびノルディックウォーキングポール用のポールグリップを改良することであり、これらは、特にハンドストラップまたは手袋の形状の手保持装置を固定するためのフック状装置を具備するグリップ本体を有している。
この目的は、好ましくは本質的に上からフック状装置に押し入れられ、または嵌合され、および手保持装置に設けられた、ループ状、リング状またはアイレット状装置が、セルフラッチ作用でフック状装置に固定されるべく、変位可能または回転可能なラッチ手段を、フック状装置の領域に配置することによって達成される。
本発明の要旨は、手保持装置をポールグリップに固定するためのセルフラッチ機構の場合、フックに本質的に材料変形を利用しないことであり、むしろ、ループ状、リング状、またはアイレット状装置がラッチ位置に押し込まれる際、対応するラッチ手段が変位する、または回転する機構が存在することである。従って、これに対応して、これらラッチ手段を弾性的に取り付けることが可能で、この取り付けは、特に磨耗に強く、必要な場合は調整可能で、力に関して温度依存性が低い。
第1の好ましい実施形態は、ポールグリップの上部領域の手の側に、フック状装置を配置すること、および該フック状装置が、ポール軸と好ましくは本質的に平行に(ただし、特定の傾斜量は存在してよい)配置され、グリップ本体から手の側の方向に遠隔され、導入スロットを形成する保持ペグまたは保持ピンから成り、導入スロットの深さが、保持ペグまたは保持ピンの幅および厚みより大きいことを特徴とする。遠隔は、保持ペグまたは保持ピンがグリップ本体の輪郭を超えて突出することを必ずしも意味せず、保持ペグまたは保持ピンを、上部および後方に向かって開口し、この目的のためにグリップ本体に特に設けられている凹部に位置決めすることも可能である。通常、フック状装置は、有利には3mmから15mmの範囲、好ましくは4mmから10mmの範囲の幅を有し、フック状装置は、特に、好ましくは少なくともポール軸に垂直な一定の断面において、本質的に楕円または矩形(丸みのある縁があってもよい)断面を有し、この場合、短い主軸はグリップ本体を向く。導入スロットは、通常、5mmから30mmの範囲、好ましくは10mmから15mmの範囲の深さを有する。ここでは、例えば、ラッチ手段と対向させてフック状装置にわずかな窪みを設けることができる。
更なる好ましい実施形態によれば、フック状装置は、グリップ本体に一体的に形成される。特に、下記に記載する機構との組み合わせにおいて、および機構を収納するためにポールグリップに凹部を設ける場合において、別個構成部品としてフック状装置を設計することが好ましいことがわかっている。次いでこれは、好ましくは機構がグリップ本体の凹部に挿入されると、固定手段を介してグリップ本体を締め付ける。これは、例えば、フックの下に固定プレートを有し、これによってフック状装置を手の側から(例えば、ネジまたはリベットにより、あるいはクリップ機構を介して)グリップ本体に締め付けることのできるフック状装置によって、実現できる。
上記のように、別の好ましい実施形態によれば、グリップ本体は、手の側から、特にその上または中にラッチ手段を配置した拘束ブロックの形状において、変位可能に(または回転可能にも)取り付けた要素を収納する凹部を備え、これらのラッチ手段は、拘束ブロックと一体にまたは別個構成部品のとしてのいずれかで形成されることが可能であり、および後者の場合、この別個構成部(例えば制限ノーズの形状の)は、固定的に、または可動機構を介してのいずれかの方法で、拘束ブロックに接続することができる。
拘束ブロック(および/またはその中に設けたラッチ手段)は、有利には凹部の方向に平行に、変位可能に誘導されるが、これを回転のために取り付けることも可能である。拘束ブロックは、フック状装置に対して固定され、装置はバネを介して(これは、一般に弾性要素も含む)、特に好ましくは螺旋状バネ(または板バネ)を介して凹部の前に配置される。これにより、上記のセルフラッチ機構となる。
手保持装置がポールグリップから同じく分離されるように、ラッチ手段を押し戻し、およびフックから手保持装置を解除するための手段を設けるべきである。これは、例えば、拘束ブロック(および/またはその中に設けたラッチ手段)を、少なくとも1個の作動ボタンを介して、バネ力に抗して外側から変位可能とすることにより、セルフラッチ機構をこの過程において解除することができ、この場合、この目的のために、凹部に対して横方向、好ましくは特にグリップ本体にスロットを設け、これらのスロットを介して、両側に設けた作動ボタンを、例えばクロスピースまたはピンを介してこれら2個の要素の間に作成した固定接続により、拘束ブロックに操作可能に接続する。しかしながら、この目的のため、グリップ本体の中または上に、その上部領域において、および前または後ろ(例えばフック状装置の両側)に、少なくとも1個の変位可能、回転可能または傾斜可能な作動ボタンを設けることも可能であり、これを例えばクロスピースまたはピンを介してこれら2個の要素の間に作成された固定あるいは回転可能接続によって、拘束ブロックに操作可能に接続することも可能である。
広範囲の様々な方法によって回転可能または変位可能な手段で、拘束ブロックを、グリップ本体に取り付けることが、基本的に可能である。そのため、例えば最上領域の全体、すなわち、言うなれば、ポールグリップの頭部領域を拘束ブロックとして設計することが可能であり、その場合、ある程度、その背後、およびポールグリップの底部に、固定接続して、またはそれと一体に、フック状装置を設けて、手保持装置のループを拘束ブロックとフック状装置の間に固定できるようにする。グリップの頭部としての拘束ブロックは、ここでは全体として回転可能であってよく、例えば前部で、すなわちフックから離れて、拘束ブロックの底部領域で回転軸方向要素とすることが可能である。この場合、回転軸方向要素は、例えば、フックと拘束ブロックの間のスロットの方向に、好ましくは本質的に平行に位置している。
1つの可能な実施形態は、拘束ブロックの中または上に、少なくとも1個の作動ボタンを設け、これにより、拘束ブロック内に、好ましくはピンの形状で配置された保持手段を、バネ力に対抗して変位可能とし、セルフラッチ機構がこの過程において解除されることにより特徴づけられる。グリップ本体に、手側からおよび上から、拘束ブロックの形状の変位可能および/または回転可能取り付け要素を収納する凹部を設け、その中にラッチ手段を配置し、拘束ブロックを、ポールグリップの空隙に配置した軸方向螺旋状バネを介しての緊急作動のために下向き方向に固定し、その応力は、好ましくは調整ナットにより調整できる。
別の好ましい実施形態は、例えば、グリップ本体に、上側から、特に好ましくは拘束ブロックの形状の変位可能および/または回転可能取り付け要素を収納する凹部を設け、その上にラッチ手段を配置することを特徴とする。凹部を上から設ける場合、組み立てまたは設置を妨害することなく、例えば単純なスロットまたは手側のグリップ本体に配置したカットアウト(cutout)の形状のフック状装置を、グリップ本体と一体に形成することが可能になる。ここで拘束ブロックは、水平軸要素周囲に回転可能に取り付けることが可能であり、これはフック状装置と、スロットの面に対して好ましくは本質的に平行なグリップ本体の間に配置し、およびバネを介して、特に好ましくは螺旋状バネまたは板バネを介し、手側に配置されたフック状装置に対して固定することができる。次いで、拘束ブロックが、少なくとも1個の作動ボタンを介してバネ力に抗して外側から傾斜することが可能となり、セルフラッチ機構がこの過程で解除され、その場合、例えば、作動ボタンをポールグリップの本質的に上側に設ける、すなわち、拘束ブロックがある程度上から露出し、拘束ブロックの一部または下面が作動ボタンを形成する。
別の好ましい実施形態は、ラッチ手段を、好ましくは導入方向から見えるように、上部に向かって斜角をつけたフランクを有する制限ノーズ(制限突出部材)(restraining nose)の形状に設計し、フック状装置に対して固定される位置においては、好ましくは調整可能力に関して制限されたループ状、リング状またはアイレット状装置の領域を下向き方向に限定することを特徴とする。ここでは、この制限ノーズを拘束ブロックかフック状装置のいずれかに配置することが可能である。
ラッチ手段は、好ましくは、通常に使用される使用力を超えてフック状装置の開口方向に負荷がかかる場合、ループ状、リング状またはアイレット状装置の緊急解除が起こるように、安全機構の様式で設計することができ、これはスキーのバインディングについて公知の機構に類似する。これは、このノーズ、またはこのノーズの領域その他での弾性変形を介して実現可能であり、ならびに制限ノーズを好ましくは本質的に凹部の開口方向に垂直に配置された水平軸方向要素周囲に回転可能に取り付けることにより、よりよい制御および、ひいては調整が可能になるため、これは好ましい変形である。領域を上向き方向に解放するための上向き方向の回転は、ここでは限定された、上述したように好ましくは調整可能な力に対してのみ、可能である。制限ノーズは、引張バネ(leg spring)、エラストマーバネ、または螺旋状バネ、またはこのような弾性要素の組み合わせにより、領域を閉鎖する回転位置に固定され、この固定は特に好ましくは調整可能であり、この場合、80Nから250Nを超える力によってのみ、安全作動が起こる。ポールグリップのさらなる類似の態様は、制限ノーズを変位可能に取り付けることを特徴とし、この場合、限定された、および好ましくは指定された調整可能な力に対して領域を解放するための上向き方向の変位が可能であり、および力は好ましくはバネまたは弾性要素を介して確保する。
さらに、フック状装置の領域における屈曲作用を介しても、安全作動を実現することができる。この目的のために、フック状装置は、弾性力に抗して、手側の方向に領域を解放するため軸方向要素周囲を変位または傾斜できるように構成することができる。別法としてまたはこれに加えて、フック状装置の弾性領域をスロット側に設けることができる。この弾性領域は、例えば板バネまたは弾性部分(具体的には軟性弾性ポリマー部分など)を介して実現することができる。
本発明によるポールグリップのさらなる好ましい実施形態を、添付の従属項に記載する。
上記ポールグリップと共に用いるために特に良く適した手保持装置は、親指と人差し指の間のV領域に可動ループまたはアイレットを有する、例えば、手に固定することができるハンドストラップまたは親指と人差し指の間に可動ループまたはアイレットを有する手袋などの、手保持装置である。
このような手保持装置は、上記のポールグリップと、鍵と錠またはプラグとソケットのように相互作用する。小さいループは特に快適であり、邪魔にならず、この場合、このような手袋または手保持装置は、バイアスロンなどにも適している。
このループは、特に好ましくは、親指と人差し指の間の空間の位置に安定させるために充分なレベルの固有剛性を持つ柔軟な材料から作られたループであり、フックまたは保持ペグに直接的に導入され、および使用中には、まったく感じられないか、ほとんど感じられないものである。使用可能なループの例として、ケーブルまたはワイヤ製のループがあり、必要ならば、表面コーティングされていてよい。このようなループの材料として基本的に適する他の要素の例は、織布シースに包まれ、限られた拡大能力を有し、および張力に対して安定しているテキスタイル繊維、またはアラミド、Kevlar、Dyneemaなどの対応する材料を用いてコード状もしくはケーブル状に編組された保持要素である。このような材料からなるループを用いる場合、厚み1mmから5mmのコードが最も適しており、厚み2mmから3mmが好ましい。ループに十分なレベルの固有剛性を与えるために、このようなコードは、例えば、比較的硬質の材料(例えばナイロンまたは細い金属ワイヤなど)からなる単繊維ナイロンまたは織り込み繊維から作成された「コア」といった補強要素を備えることができる。厚み0.5mmから2.5mmの範囲、好ましくは1mmから2mmの範囲のケーブルが特に適している。
例えば、編組または撚りケーブルを、例えば銅またはプラスチックといった他の材料でコーティングする。別の方法として、例えば帯状のプラスチックからループを製造することも可能であり、好ましくは、ポリアミド、PE、PPなどの繊維強化プラスチック製が適しており、その場合、層状構造との組み合わせ材料も可能であり、および特に好ましくは、例えばアラミド製の繊維を用いて強化したものを、提供することができる。
ループは、好ましくは5mmから20mmの間、特に5mmから10mmの間で、人差し指と親指の間のV領域を越えて突出する。この場合、ループの方向は、ある程度、親指と人差し指の間の角度二等分線に本質的に沿って延びる。
ループを調整可能にすることが可能であり、この調整能力は、一方では特にユーザへの長さを調整するために、またループを必要としない場合には、使用中に感じることのないようこれを後退させるために、備えられている。ループを使用していない時、人差し指と親指の間のV領域においてと同様に、手保持装置中にこのために設けた小さいポケットに、ループを収容することも、可能である。この可能性は、特に設計の点で単純であり、および、一方で、ループの固有剛性に関する限り、特に操作されない場合、このようなポケットにループを収容し、手保持装置の使用中、ポケット内に特別な対策を本質的に取ることなく、隠したままにしておくことができる。
ループに作用する力が、連結され、手保持装置にもかかるよう、ループのワイヤ/ケーブルを、手首の方向に、少なくとも部分的に、手保持装置の中または上で誘導することができる。DE 197 51 978 C2に記載のような調整可能装置との組み合わせを設けることも可能であり、この開示を、これに関して明示的に本書に含める。本書で引用する剛性接続要素の代わりに柔軟なループのみが設けられている。このループがあれば、ポールなしに手袋を用いる時にかなり面倒さが軽減する。
本発明による手保持装置のさらなる好ましい実施形態を従属項に記載する。
本発明の好適な実施形態を以下に記載する。
1.グリップ本体(3)、および手保持装置を固定するためのフック状装置(14)を有する、ポールグリップ(1)において、
変位可能または回転可能なラッチ手段(6、11)が、フック状装置(14)の領域にあり、
手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、ポールグリップ使用時におけるグリップ本体(3)の上方からフック状装置(14)に押し込まれ、
ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、セルフラッチ作用でフック状装置(14)に固定されることを特徴とする、ポールグリップ(1)。
2.フック状装置(14)が、ポールグリップ(1)の手側の先端部に配置され、
フック状装置が、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を捕えるための保持ペグ(14)もしくは保持ピンを備え、
保持ペグ(14)もしくは保持ピンが、グリップ本体(3)から手側の方向に突出するか、またはグリップ本体(3)に形成された凹部に入って、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を受け入れるための導入スロットを形成することを特徴とする、1に記載のポールグリップ(1)。
3.フック状装置(14)が、3mmから15mmの範囲の幅を有し、
フック状装置(14)が、少なくともポール軸に垂直な幾つかの断面において楕円またはレンズ形状であり、
楕円またはレンズ形状の断面の短軸が、グリップ本体に向かって延びていることを特徴とする、1または2に記載のポールグリップ(1)。
4.導入スロットが、5mmから30mmの範囲の深さを有することを特徴とする、2または3に記載のポールグリップ(1)。
5.フック状装置(14)が、グリップ本体(3)と一体に形成されるかまたはグリップ本体(3)に含まれる切り欠きを含むことを特徴とする、2から4のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
6.フック状装置(14)が、固定手段(16)を介してグリップ本体(3)に固定される別個構成要素であり、
フック状装置(14)は、この固定手段により、手側からグリップ本体(3)に固定されることを特徴とする、2から4のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
7.グリップ本体(3)が、その手側(43)および/または上部に、拘束ブロック(6)を収容する凹部(4)を備え、
拘束ブロック(6)は、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、フック状装置(14)と共に、導入スロットに閉じ込めるためのものであり、
拘束ブロック(6)は、凹部(4)に、変位可能または回転可能に取り付られ、
拘束ブロック(6)が、ラッチ手段(11)を有することを特徴とする、1から6のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
8.拘束ブロック(6)全体、またはその中に配置される保持手段(57)が、凹部(4)の中に変位可能に入り、
拘束ブロック(6)が、バネ(8、58)によって、凹部(4)の手側にあるフック状装置(14)に押しあてられ、
拘束ブロック(6)全体、またはその中に配置される保持手段(57)は、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入スロットに自動的に閉じ込めるためのものであることを特徴とする、7に記載のポールグリップ(1)。
9.グリップ本体(3)の、凹部(4)の各側に、少なくとも1個のスロット(17)が設けられ、
このスロット(17)を通して、作動部材(9)が、拘束ブロック(6)に接続され、
拘束ブロック(6)が、少なくとも1個の作動部材(9)によって、外部から、バネ(8、58)のバネ力に抗して変位することができ、
セルフラッチ機構がこの過程において解除されることを特徴とする、8に記載のポールグリップ(1)。
10.拘束ブロック(6)に接してまたはその中に、少なくとも1個の作動部材(61)が設けられ、
作動部材(61)により、拘束ブロック(6)にある保持手段(57)を、バネ力(58)に抗して変位させることができ、
セルフラッチ機構はこの過程で解除されることを特徴とする、8に記載のポールグリップ(1)。
11.拘束ブロック(6)に接してまたはその中に、少なくとも1個の作動部材(61)が設けられ、
作動部材(61)により、拘束ブロック(6)および/または拘束ブロック(6)にある保持手段(57)を変位させることができ、
セルフラッチ機構がこの過程において解除され、
作動部材は、グリップ本体(3)の手側の上方端部にあることを特徴とする、8に記載のポールグリップ(1)。
12.グリップ本体(3)の先端は、グリップ本体の手側(43)から開いている凹部(4)を備え、
凹部(4)は、ラッチ手段(11)を含む拘束ブロック(6)を、変位可能または回転可能に収容し、
軸方向螺旋状バネが、ポールグリップ(1)の空隙(5)に配置され、バネの応力は調整ナット(53)により調整可能であり、
緊急作動がかかると、拘束ブロック(6)が、軸方向螺旋状バネによって、グリップ本体(3)の先端から離れる方向に押されることを特徴とする、1から11のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
13.グリップ本体(3)が、先端に、凹部(4)を具備し、
凹部(4)が、変位可能または回転可能に、拘束ブロック(6)を収容し、
拘束ブロック(6)に接してまたはその中にラッチ手段(11)を有することを特徴とする、1から11のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
14.拘束ブロック(6)が、水平軸の周りに回転可能に取り付けられ、
拘束ブロック(6)が、バネ(8)によって、手側に配置されたフック状装置(14)に押しあてられることを特徴とする、13に記載のポールグリップ(1)。
15.少なくとも1個の作動部材(9)によって、外部から、拘束ブロック(6)を、バネ力に抗して、フック状装置(14)に対して傾斜させることができ、
セルフラッチ機構がこの過程において解除されることを特徴とする、14に記載のポールグリップ(1)。
16.ラッチ手段が、上方に向かって傾斜する制限ノーズ(11)の形状に設計され、
制限ノーズ(11)が弾性力に抗ってフック状装置(14)に対して押しあてられる位置では、制限ノーズ(11)が、グリップ本体(3)の先端から離れて、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を閉じ込める領域(15)を形成することを特徴とする、1から15のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
17.ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を自動的に捕える制限ノーズ(11)が、拘束ブロック(6)に配置されることを特徴とする、16に記載のポールグリップ(1)。
18.ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を自動的に捕える制限ノーズ(11)が、フック状装置(14)に配置されることを特徴とする、16に記載のポールグリップ(1)。
19.ラッチ手段(6、11)が、通常の使用力を超えてフック状装置(14)の開口の方向に引張り力がかかる場合、ラッチ手段(6、11)を拘束ブロック(6)内に変位させることにより、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)から緊急に解放するよう設計されることを特徴とする、1から18のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
20.制限ノーズ(11)が、凹部(4)の開口方向と垂直に配置された水平軸の周りに、回転可能に取り付けられ、
制限ノーズ(11)は、所定の弾性力に抗って、グリップ本体(3)の先端に向かって回転して、領域(15)を開放できることを特徴とする、16から19のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
21.制限ノーズ(11)が、変位可能に取り付けられ、
制限ノーズ(11)は、所定の弾性力に抗って、グリップ本体(3)の先端に向かって変位し、拘束領域(15)を開放できることを特徴とする、16から19のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
22.制限ノーズ(11)が、引張バネ(10)、螺旋状バネまたはエラストマーバネにより、フック状装置(14)に押しあてられて、拘束領域(15)を閉鎖する回転位置または変位位置に移り、
80Nから250Nを超えた引張り力が、導入スロットの開口に向けて、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)にかかるときのみ、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、フック状装置(14)から解放されて、安全作動が起こることを特徴とする、12、20または21のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
23.安全作動手段(12)が、フック状装置(14)にあることを特徴とする、1から22のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
24.フック状装置(14)が、拘束領域(15)を解放するため、弾性力に抗して、軸(50)を中心として、手側の方向に回転または傾斜可能であることを特徴とする、23に記載のポールグリップ(1)。
25.板バネ(12)または弾性部材が、フック状装置(14)のスロット側に設けられることを特徴とする、23または24に記載のポールグリップ(1)。
26.手、または親指と人差し指の間に可動ループ(33)を有する手袋に、固定することができる手保持装置(25)を有し、
該手保持装置(25)が1から25のいずれか1に記載のポールグリップのフック状装置(14)に固定することかできる、1から25のいずれか1に記載のポールグリップ(1)。
本発明の第1の例示的実施形態によるポールグリップの、部分的に透明な横方向の図である。 本発明の第1の例示的実施形態によるポールグリップを背面(手側)から見た図である。 本発明の第1の例示的実施形態によるポールグリップを側面から見た分解図である。 図1cのA−A線に沿った断面図である。 図1cのA−A線に沿った断面の分解図である。 本発明の第1の例示的実施形態によるポールグリップの斜視分解図である。 フックに安全作動要素を置いた代替のフック状装置の図である。 親指と人差し指の間にループのある手保持装置の図である。 親指と人差し指の間にループのある手保持装置の一例である。 親指と人差し指の間にループのある手保持装置の別の例である。 親指と人差し指の間にループのある手保持装置のさらに別の例である。 さらなる例示的実施形態によるポールグリップの、拘束ブロックを挿入した横方向の図である。 さらなる例示的実施形態によるポールグリップの、拘束ブロックのない横方向の図である。 拘束ブロックそれ自体の図である。 図4に示したものと類似したポールグリップの、別個安全作動要素のない安全作動手段の図である。 図4に示したものと類似したポールグリップの、変位可能に取り付けた安全作動要素のある安全作動手段の図である。 図4に示したものと類似したポールグリップの、回転可能に取り付けた安全作動要素のある安全作動手段の図である。 全体として弾性変形可能な安全作動要素のある安全作動手段の図である。 安全作動要素をフック状装置の内側に配置した安全作動手段の図である。 全体として傾斜可能なフック状装置のある安全作動手段の図である。 ポールグリップ1全体を側面から見た図である。 ポールグリップ1全体を背面から見た図である。 図6b)を、B−B線に沿った軸方向断面図である。 上から見たポールグリップの図である。 拘束ブロック6と、ポールグリップ1にこの拘束ブロック6を固定する要素を側面から見た図である。 拘束ブロック6を背面から見た図である。 図7bを、A−A線に沿った断面図である。 拘束ブロックを上から見た図である。
本発明を、添付図面に従って例示的実施態様を参照しながら、より詳細に説明する。
図1a)から図1f)は、本発明によるポールグリップの1つの例示的な実施形態を示す様々な図である。ポールグリップ1は、通常、射出成形により塑性材料から製造されるグリップ本体3からなる。下から見ると、グリップ本体3は、例えばアルミニウム軸または炭素繊維またはガラス繊維軸から形成されたポールを押し込み、その中に固定することのできる、凹部または空隙5を有する。
その上端部に、ポールグリップ1は、止まり穴として手側43から設計された凹部4を有する。拘束ブロック6を、この凹部4に設け、これは通常、10mmから30mmの範囲の高さおよび3mmから20mmの範囲の幅を有する。拘束ブロック6は、変位可能に凹部4へ誘導され、バネ7を介して凹部4の開口の方向に固定される。バネ7は、一端で凹部中に円筒状の止まり穴として構成されたストップボア8に、および他端で、拘束ブロック6上の誘導ペグ19に誘導される螺旋状バネである。
凹部4は、グリップ本体3の外に横に続く2個の貫通スロット17をさらに有する。拘束ブロック6は、これらの領域においてボアを有し、その中には両側にそれぞれ作動ボタン9を固定することができる。作動ボタン9は、それぞれ、拘束ブロック6に向かうクロスピース20を有し、拘束ブロック6が押し入れられると、これが上記の横方向スロット17を通って外側から拘束ブロック6に固定され、そのために、それぞれ、ネジまたは固定ピン21を用いることができる。すなわち、作動ボタン9を、作動ボタン9の操作を介して外から変位させ、通常の位置では、拘束ブロック6を、バネ7の力の結果として、最大限に手側の方向に位置させることが可能であり、この最大位置は、好ましくはスロット17の手側端部によって決定される。拘束ブロック6は、外側からのバネの力に抗して凹部4に押し入れられ、これにより、手保持装置について拘束機構が解除される。
フック状装置は、手保持装置が、このようなポールグリップに実際に確実に固定されるようにする。このフック状装置は、手側に配置された保持ペグ14を備える。保持ペグ14は、実際のポールグリップから手の方向にわずかに遠隔され、通常、少なくとも10mmの深さを有するスロットが、その間に形成される。
組み立てを容易にするため、保持ペグ14は、固定プレート16に接続されるかまたはこれと一体に形成される。固定プレート16は、保持ペグ14の下に位置し、ポールグリップ3にこのために設けられた凹部に挿入可能であり、ここに固定される。凹部4の前に配置しなければならない要素が凹部4に挿入されると、凹部4の前に自然に配置された保持ペグ14が、その位置に設置されることが可能であるため、このモデュラーな構造が好ましい。
拘束ブロック6は、同様に、横方向および底部で区切られ、上部で開放される凹部24を有する。凹部24には安全作動要素12が移動可能に取り付けられる。この目的のために、安全作動要素12は、軸方向ピン22によって回転可能に、拘束ブロック6に取り付けられる。この回転可能な取り付けもまた、バネ力に抗するものであり、この場合、引張バネ10を設ける。この引張バネは、一方では凹部24の基部に位置し、他方では安全作動要素12の後部に位置する。従って、バネ力が安全作動要素12を、その閉鎖位置、すなわち、安全作動要素12の制限ノーズ11が、保持ペグ14と共に閉鎖領域15を限定する位置に保持し、この領域に手保持装置のループの端部が位置する。引張バネ10のかわりに、螺旋状バネもしくはエラストマーバネなど、またはこのような弾性要素の組み合わせを利用することも可能であり、これは、たとえば凹部24の後壁に操作可能に接続している。螺旋状バネの利用は、特に低温において有利であり、さらに、ノーズ11の制約力を調整可能にする。安全作動要素12は、特に図1c)および図1f)に示すように、ケーブルを領域15内により効果的に制止するため、下向き方向に切り欠きを有してもよい。
前記のように、手保持装置はループ33を有し、これは保持ペグ14上に誘導される。ループ33が上から保持ペグ上に誘導され、下向きに引かれると、次に拘束ブロック6全体が凹部4内へ変位する。上から下へ圧力がかかると、安全作動要素12の斜め上のフランクが、拘束ブロック6をバネ力に抗して後ろ向きに押し、保持ペグとグリップ本体の間の空隙が解放されるためである。ループが領域15に届くと、バネ7のバネ力の結果、拘束ブロック全体が保持ペグ14に向かって跳ね戻り、領域15が閉じられる。手保持装置は、それにより、さらなる操作の必要なしにグリップ本体に自動的に固定/ラッチされる。
手保持装置のループを、保持ペグとグリップ本体の間のスロットから再び取り外す場合には、拘束ブロック6全体を、作動ボタン9を介してバネ力に抗して下向きに変位させることができ、この場合、ノーズ11が領域15を解放する。
手保持装置をグリップ本体に自動的に固定するこの手段に加えて、安全作動機構を設ける。このために、安全作動要素12をバネ力に抗して上向きに開放することができ、これは、拘束ブロックを保持ペグまで全体に押し上げて行う。ループに上向きの強い力がかかる場合(例えば落下などの場合)、安全作動要素12が軸方向要素13周囲を回転し、領域15が解放され、そしてループおよび対応して手保持装置が、グリップ本体から解除される。
図1g)に示すように、安全機構は保持ペグに設けることもできる。このために、保持ペグは、凹部41を有し、その中に、安全作動要素12を、軸方向要素13周囲を回転できるように取り付ける。バネ7(この場合は螺旋状バネ)を再び設け、これは必要な機動力を限定する。この場合、例えば、手側で外側から保持ペグ上で作動可能なネジを介してバネ7の復元力を調整することが可能である。ネジは、例えばバネを短縮するためにねじ込み、バネの復元力を増加する。
図2は、手袋25として構成される手保持装置を示し、この手袋25は、基本的にDE 197 51 978 C2に記載のような固定ガイドを有する。この固定ガイドは、とりわけ、例えばタッチアンドクローズ式のファスナーとして設計することができ、捲回固定装置31および調整手段32を備えるが、詳細についてはDE 197 51 978 C2を参照されたい。
しかしながら、DE 197 51 978に示すフック状接続要素の代わりに、この場合は、ループ33は、親指26と人差し指27の間のV領域に配置される。ループは、例えば厚さ1.5mmのステンレススチール、アラミドなどのケーブルから製造され、提供され得るケーブルは、撚りケーブルであり、必要であれば、プラスチックもしくは金属製のコーティングを設けるかまたは周囲に真鍮の管を設ける、あるいは例えば熱可塑性一体形成重合体材料からなるシースを有することができる。ループは、好ましくは厚みが1.5mmから2.5mmの範囲の編組Dyneema(登録商標)(DSM)(または類似の特性を持つ塑性材料)製の、若干、本質的に堅いコード部分から製造される。本書でケーブルとの関連でループに言及する場合、例えばDyneema製の、このようなループも含むべきである。
ループ33は、ポール使用中に発生する力が、手の上に効果的に分布されるよう手保持装置に固定されるべきである。これは、図2による手保持装置の場合に確保される。代替選択肢を図3に示す。図3a)において、ケーブル35を、まず、手の掌の固定具36で、一端で固定する。次いで、それは、ガイドスリーブ34を介し、人差し指と親指26の間のVへ誘導される。そこで実際のループ33が露出され、ケーブル35が、再びガイド34を介して下向きに誘導される。ガイドスリーブ34の底端部には、屈折手段37および固定具38が設けられ、そこでケーブル35を可変に(矢印参照)調整可能である。このようにしてループ33の長さをユーザに適合して調整可能となり、発生する力が手袋上に効果的に分布される。ケーブル35を完全に引き込むことがさらに可能であり、この場合、ループ33は外に突出しない。これは特に、手袋をポールグリップと連動して用いない時に有利である。接続要素を手袋から取り外さなければならない他の解決方法に対して、この解決方法は、接続要素、言い換えるとループを、そこから取り外す必要がなく、手保持装置に隠されるため有利である。
別の選択肢を図3b)に示す。この場合、ケーブル35は、ボタン39において、底端部での長さを調整する輪状ケーブルとして構成される。なお下にさらなるボタン40を設け、ループを隠す場合、これを介してケーブル35を引き込むようにすることができる。
最後に、図3c)は、ケーブルを、手段36を介して底部で固定する選択肢を示す。ループ33は、ここでは長さを調整できない。しかしながら、ループを、使用しないときに隠すことができるよう、親指と人差し指の間のV領域に小さいポケットを設ける。使用しない時、ループ33をこのポケット41内へ押し込むことができ、これは底部に開口を有するため、邪魔にならない。
手保持装置25を、手袋上、または裸の手の上に着用し、かつループ33を有するハンドストラップの形状にすることも可能である。従来のハンドストラップを用いる場合、この機構は安全作動手段として働き、手に固定されたハンドストラップを用いる場合、その使用(通常は手首および親指と人差し指の間の両方に誘導され、例えばタッチアンドクローズ式のファスナーにより固定されるハンドストラップによる)は、上記に示した手袋による解決方法に等しい。
更なる例示的実施形態を図4に示すが、この図は、滑降用スキーポールグリップではなく、クロスカントリースキーポールグリップまたはノルディックウォーキングポールグリップを示す。この場合、グリップ本体3と別個に形成するのではなく、フック状装置14はグリップ本体の構成部分を形成する。フック状装置は、グリップ本体3に設けたスロットにより実現される。これに対応して、拘束ブロック6を収容するために設ける凹部4は、上から作成される。そのため、この例示的実施形態において、拘束ブロック6は、変位可能ではなく、軸方向要素44周囲に回転可能に取り付けられる。これに対応して、作動ボタン9を上部に配置し、拘束ブロック6の傾斜により、閉鎖領域15が解放される。図4による例示的実施形態では、拘束ブロック6を固定するため、拘束ブロック6の対応する凹部46に板バネ7を設ける。制限ノーズ11を拘束ブロック6に一体に形成し、このノーズ11は、図4による例示的実施形態の場合、アンダーカットを有する。対応して、この例示的実施形態は、安全作動手段を持たず、ループがスロットから上向き方向に強く引かれた時、ループは装置を堅固に保持する。
セルフラッチの可能性がある限り、ポールグリップ1の上部領域全体を、回転可能または変位可能な構成にすることも可能であることを指摘しなければならない。従って、図4による例示的実施形態の場合のように凹部を設ける必要はなく(ただし、図1による例示的実施形態におけると同様に)、拘束ブロック6全体をポールグリップの最上部領域、または頭部として設計し、これを変位可能または回転可能に取り付けることも可能である。
図5は、図4による例示的実施形態に基づく、他の例示的実施形態である。
図5a)は、上向きフランクを持つノーズ11を設ける選択肢を示す。この例示的実施形態の場合、ループがスロットから上向き方向に強く引っ張られると、拘束ブロック6が回転し、これが安全作動を確保する。
より具体的な安全作動手段を図5b)に示す。この場合、安全作動要素12を、拘束ブロック6のボアに誘導され、螺旋状バネ49に抗して固定される変位可能なノーズとして、設計される。ここで、ループがスロットから強く引っ張られる場合、ノーズ11と一体に形成された安全作動要素12全体が、拘束ブロック6内へ変位し、領域15を解放する。
代替の安全作動手段を図5c)に示す。この場合、安全作動要素12を、軸方向要素13周囲で回転可能に取り付け、バネ49に抗して固定する。ここでは、ループがスロットから強く引っ張られると、ノーズ11と一体に形成された安全作動要素12全体が、拘束ブロック6内へ傾斜し、この過程において領域15を解放する。
さらなる別法を図5d)に示す。この場合、エラストマー要素であってもよいが、安全作動要素12を、板バネ状要素として設計する。この要素は、全体として移動可能であり、および、ループがスロットから強く引っ張られた時、要素12全体が変形する結果、この要素によって形成されるノーズ11により領域15が解放される。
図5e)による例示的実施形態において、別のアプローチが用いられる。この場合、安全作動手段をフック状装置14に設ける。この目的のために、フック状装置14は内部空隙を有し、ここにもまた、板バネ状要素12を配置する。強い力がかかる場合、この要素がフック状装置14に対して屈曲し、安全作動手段で領域15を同様に解放する。
さらなるアプローチを図5f)に示す。この場合、フック状装置14全体を、軸方向要素50の周囲に回転可能に取り付ける。スロットから強い力が発せられると、フック状装置14全体が図示の矢印の方向に回転し、従って、領域15を解放する。フック状装置14の回転可能な取り付けは、例えば調整可能力に抗する螺旋状バネを介して、同様に確実になる。
図6および図7は、本発明による更なる例示的実施形態を示す。図6はポールグリップ1全体の図であり、図6a)は側面図、図6b)は後面図、すなわち手側(図6a)の矢印43)から見た図である。図6c)は、図6b)のB−B線に沿った軸方向断面図、図6d)は、上からポールグリップを見た図である。
滑降用スキーポール用のポールグリップ1は、グリップ本体3および空隙5を有し、これがポールシャフト(図示せず)を収容する役割を果たす。
この場合、保持ペグ14を、図6c)から明らかなようにグリップ本体3と一体に形成する。しかしながら、ここでは、保持ペグ14を、図1f)における別個要素の形ならびに要素14および16の形にすることもできる。
グリップ本体3は、上部が開放され、中に拘束ブロック6が配置される凹部4を有する。拘束ブロック6は、図7に詳細を示される。
拘束ブロック6は上側に作動ボタン61を有し、これについては以下に記載する。この場合のポールグリップ1の上領域後ろ側の人間工学的形状を、拘束ブロック6により、同様に形成するが、これは、拘束ブロック6がフック14の側に2個の突起59を有し、これが上領域の保持ペグ14を囲んでいるためである。
このようにして、保持ペグ14はポールグリップ1の外側輪郭に最適に埋め込まれ、邪魔に感じられず、および怪我を避けることができる。それにもかかわらず、ケーブルループ33に対して理想的な導入開口は、図2に示すように、上からのままである。
拘束ブロック6は、例えばケーブルループ33のセルフラッチに用いられるピン57を含む。ピン57は、本質的に矢印43の方向に水平かつ平行に配置される。これは、特にこの目的のために設けた凹部60の、拘束ブロック6に変位可能に取り付けられ、ピン57は、螺旋状バネ58を介し、保持ペグ14に抗してブレース(brace)される。ピン57は、制限ノーズ11を有し、これは好ましくは上から斜角をつけて、および下向き方向に本質的に水平な設計とし、この場合、例えば、上から導入するアイレットまたはケーブルループ33は、螺旋状バネ58の応力に抗して後ろ向きの方向にピン57を変位し、ケーブルループが領域15でピン57下に制止される。
図7a)は、拘束ブロック6と、拘束ブロック6をポールグリップ1に固定する要素を、側面から示す全体図である。図7b)は、背面、すなわち、図6a)の矢印43の方向から見た図であり、図7c)は、図7b)のA−A線に沿った断面図を示す。最後に、図7d)は上から見た図である。
拘束ブロック6全体が、ポールグリップ1において最上部で開いている凹部4に保持される。この目的のために、凹部4は、空隙5への貫通穴を有する。固定ピン54が、空隙5内へこの貫通穴を通って突出する軸方向要素56を介して拘束ブロック6に取り付けられる。最上部側において、固定ピンを軸方向要素56によって回転可能に拘束ブロック6に固定するために、固定ピン54は小穴55を有する。固定ピン54は、その底端部にねじ山を備える。
固定ピン54またはそこに固定された拘束ブロック6は、螺旋状バネ51により空隙5の最上部に対して接合する停止要素52の力で下向き方向に固定され、螺旋状バネ51は、一端で対応して設けられた停止要素52の肩に下から設置され、かつ他端でワッシャ64に上から設置され、ワッシャ64は、下から固定ピン54のねじ山にねじ込まれる調整ナット53を介して調整される。
この設計は、とりわけ次の利点を有する。
・まず、ユニット全体として製造される拘束ブロック6は、組み立てまたは設置が非常に単純である。これは、上からポールグリップ1の凹部4に押し込むことができ、この場合、拘束ブロック6に設けた固定ピン54が、凹部4と空隙5の間の貫通穴を通って押し込まれる。その後、まず停止要素52、次いで螺旋状バネ51を、空隙5の固定ピン54に下から押し込み、最後に、ワッシャおよび調整ナット53を、固定ピン54のねじ山にねじ込むことができる。螺旋状バネ51を介して拘束ブロック6にかかる下向き方向の弾性固定力は、多かれ少なかれ、上向きにねじ込まれる調整ナット53、またはバネ定数の異なる別のバネの設置、またはスペーサによるプレストレスの変更によって調整可能である。最後に、回転軸方向要素44を、グリップ本体のボア45、または拘束ブロック6のボア48に、横方向に押し込むことにより、拘束ブロック6が、回転軸方向要素44周囲で回転可能に、凹部4に取り付けられる。
・第2に、この設計により、拘束ブロック6全体の調整可能な緊急作動が実現する。これは、制限ノーズ11にケーブルループ33またはアイレットにより下から過剰な力がかかると(例えば落下などの場合)、拘束ブロック6全体が、例えば図6c)および図7c)で、反時計回り方向に、回転軸方向要素44の周囲を回転するためである。これは、領域15が解放され、ケーブルループ33またはアイレットがフックから解除されるまで行われる。この設計は、とりわけ、例えば、必要とされる場合、対応するツールによりポール軸を空隙5から取り外し、そして調整ナット53を下から調整することにより、非常に単純に作動力を調整することができるという利点を有する。グリップ領域の中、または下に組み込まれる調整装置および、例えば部分的に露出した刻みつきナット形状である調整装置を介してバネを調整することも考えられるが、この場合、作動力を変更するためにグリップを分解する必要はない。螺旋状バネ51の使用はまた、広い範囲の様々な温度条件下での安全作動を確保し、さらに、螺旋状バネ51が、ポールグリップ1の内部に効果的に隠されるため、汚染や着氷などを回避することができる。
保持ペグ上に押し込まれたアイレットまたはケーブルループを通常条件で領域15から解放する場合、この目的のために作動ボタン61を拘束ブロック6の上側に設ける。回転軸方向要素62を、水平におよびピン57の方向を横切って、拘束ブロック6に配置する。作動ボタン61を形成するこの要素は、この軸方向要素周囲に、図6c)において時計回り方向に、傾斜可能なように、拘束ブロック6内に取り付ける。さらに、ガイドピン63は、同様にピン57に水平かつ横切るように、ピン57に配置する。このガイドピン63を、同様に、作動ボタン61を形成する要素に取り付ける。
横方向突起59と一体に形成された作動ボタン61を、例えばポールを握る手の親指によって領域61中または突起59で下向きに押す場合、作動ボタンを形成する要素が、全体として下向きにわずかに傾斜し、これにより回転軸方向要素62周囲の回転と同時に、螺旋状バネ58の力に抗してガイドピン63を介して内向きにピン57を押し、結果として領域15を上向き方向に解放するため、この領域内に制止されていたループも解除する。
この設計は、突起59が所望の作動にとって理想的に位置する限りにおいて非常に有利であり、しかし、望まない作動を完全に回避することができる。
1 ポールグリップ
3 グリップ本体
4 3の凹部
5 ポール軸のための3の空隙
6 拘束ブロック
7 バネ
8 7の停止孔
9 作動ボタン
10 引張バネ
11 制限ノーズ
12 安全作動要素
13 12の軸方向要素
14 保持ペグ
15 固定したループ/アイレットの領域
16 固定プレート
17 9のガイド用スロット
19 7のガイドペグ
20 クロスピース
21 固定ピン/ネジ
22 軸方向ピン
23 22のための6のボア
24 6の凹部
25 手袋
26 親指
27 人差し指
28 中指
29 薬指
30 小指
31 捲回固定装置
32 31の調整手段
33 ケーブルループ
34 ガイドスリーブ
35 ケーブル
36 35の固定具
37 35の屈折手段
38 35の可変長さ固定具
39 延長位置用ボタン
40 引き込み位置用ボタン
41 33のポケット
42 14の凹部
43 手側
44 6の回転軸方向要素
45 44のための3のボア
46 バネの凹部
47 バネのガイドスロット
48 44のための6のボア
49 螺旋状バネ
50 14の回転軸方向要素
51 螺旋状バネ
52 止め具
53 調整ナット
54 固定ピン
55 54の小穴
56 軸方向要素
57 ピン
58 螺旋状バネ
59 6の横方向突起
60 57のための6の凹部
61 作動ボタン
62 61のための回転軸方向要素
63 57のガイドピン
64 ワッシャ

Claims (19)

  1. グリップ本体(3)、および手保持装置を固定するためのフック状装置(14)を有する、ポールグリップ(1)において、
    フック状装置(14)はグリップ本体(3)の手側に取り付けられ、グリップ本体(3)と、フック状装置(14)の間には、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入するための導入スロットがあり、
    グリップ本体(3)が、その手側の上部に、拘束ブロック(6)とピン(11)を収容する凹部(4)を備え、
    拘束ブロック(6)とピン(11)は、回転可能に凹部(4)に取り付けられ、
    ピン(11)は、制限突出部材(11)であり、拘束ブロック(6)にバネ(58)を介して変位可能に取り付けられ、
    ピン(11)は、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、フック状装置(14)と共に、導入スロットに閉じ込めるためのラッチ手段であり、
    拘束ブロック(6)は、作動部材(61)を、グリップ本体(3)の手側の上方端部に有し、作動部材(61)は傾いてピン(11)を変位でき、
    ポールグリップを使用するとき、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、グリップ本体(3)の上方から導入スロットに押し込まれると、ピン(11)がバネ(58)に抗って内側に引き込まれ、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入スロットのグリップ本体(3)の先端から離れた閉鎖領域(15)まで入れることができ、
    ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、閉鎖領域(15)まで入ると、セルフラッチ機構により、ピン(11)がバネ(58)によりフック状装置(14)に押し当てられて、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)に固定し、
    セルフラッチ機構を解除するとき、作動部材(61)を傾けて、ピン(11)をバネ(58)に抗って内側に引き込め、セルフラッチ機構を解除することを特徴とする、ポールグリップ(1)。
  2. グリップ本体(3)が、軸方向に空隙(5)を有し、
    軸方向螺旋状バネ(51)が、この空隙(5)に配置され、拘束ブロック(6)が回転可能にバネ(51)に取り付けられ、
    緊急作動がかかると、拘束ブロック(6)が、軸方向螺旋状バネによって、回転しセルフラッチ機構が解除されることを特徴とする、請求項1に記載のポールグリップ(1)。
  3. 軸方向螺旋状バネ(51)の応力は調整ナット(53)により調整可能であることを特徴とする、請求項2に記載のポールグリップ(1)。
  4. グリップ本体(3)、および手保持装置を固定するためのフック状装置(14)を有する、ポールグリップ(1)において、
    フック状装置(14)はグリップ本体(3)の手側にあり、グリップ本体(3)と、フック状装置(14)の間には、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入するための導入スロットがあり、
    グリップ本体(3)が、その上部に、拘束ブロック(6)を収容する凹部(4)を備え、
    拘束ブロック(6)は、バネ(7)を介して変位可能に凹部(4)に取り付けられ、
    制限突出部材(11)は拘束ブロック(6)又はフック状装置(14)に取り付けられ、制限突出部材(11)は、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、フック状装置(14)又は拘束ブロック(6)と共に、導入スロットに閉じ込めるためのラッチ手段であり、
    拘束ブロック(6)は、少なくとも1以上の作動部材(9)を有し、作動部材(9)を動かすことにより、バネ(7)に抗って、拘束ブロック(6)をフック状装置(14)に対して変位でき、
    ポールグリップを使用するとき、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、グリップ本体(3)の上方から導入スロットに押し込まれると、制限突出部材(11)が変位して、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入スロットのグリップ本体(3)の先端から離れた閉鎖領域(15)まで入れることができ、
    ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、閉鎖領域(15)まで入ると、セルフラッチ機構により、制限突出部材(11)がフック状装置(14)又は拘束ブロック(6)に押し当てられて、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)に固定し、
    セルフラッチ機構を解除するとき、作動部材(9)を動かして、拘束ブロック(6)をバネ(7)に抗って内側に引き込め、セルフラッチ機構を解除することを特徴とする、ポールグリップ(1)。
  5. 拘束ブロック(6)が、グリップ本体(3)の手側にあることを特徴とする、請求項4に記載のポールグリップ(1)。
  6. 制限突出部材(11)が拘束ブロック(6)に取り付けられ、作動部材(9)により、拘束ブロック(6)と共に変位することを特徴とする、請求項4又は5に記載のポールグリップ(1)。
  7. グリップ本体(3)の、凹部(4)の各側に、少なくとも1個のスロット(17)が設けられ、
    このスロット(17)を通して、作動部材(9)が、拘束ブロック(6)に接続されることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
  8. 制限突出部材(11)をバネ(10)を介して拘束ブロック(6)に変位可能に取り付け、
    通常の使用力を超えてフック状装置(14)の開口の方向に引張り力がかかるとき、制限突出部材(11)がバネ(10)に抗って内側に引き込み、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)から緊急に解放することを特徴とする、請求項4〜7のいずれか1項にポールグリップ(1)。
  9. 制限突出部材(11)をフック状装置(14)に取り付ける請求項4又は5に記載のポールグリップ(1)。
  10. 制限突出部材(11)をフック状装置(14)に回転可能に取り付け、
    通常の使用力を超えてフック状装置(14)の開口の方向に引張り力がかかるとき、制限突出部材(11)が回転して、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)から緊急に解放することを特徴とする、請求項9に記載のポールグリップ(1)。
  11. グリップ本体(3)、および手保持装置を固定するためのフック状装置(14)を有する、ポールグリップ(1)において、
    フック状装置(14)はグリップ本体(3)の手側に取り付けられ、グリップ本体(3)と、フック状装置(14)の間には、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入するための導入スロットがあり、
    グリップ本体(3)が、その上部に、拘束ブロック(6)を収容する凹部(4)を備え、
    拘束ブロック(6)は、回転可能に凹部(4)に取り付けられ、拘束ブロック(6)にはバネ(7)が押し当てられ、
    拘束ブロック(6)は、作動部材(9)を、上方端部に有し、作動部材(9)を押すことにより、拘束ブロック(6)は回転し、
    拘束ブロック(6)の下方の手側に、制限突出部材(11)があり、
    制限突出部材(11)は、バネ(7)によりフック状装置(14)に押し当てられるが、拘束ブロック(6)が回転すると、バネ(7)に抗ってフック状装置(14)から離れることができ、
    ポールグリップを使用するとき、手保持装置に設けられたループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、グリップ本体(3)の上方から導入スロットに押し込まれると、制限突出部材(11)がバネ(7)に抗って内側に引き込まれ、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)を、導入スロットのグリップ本体(3)の先端から離れた閉鎖領域(15)まで入れることができ、
    ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)が、閉鎖領域(15)まで入ると、セルフラッチ機構により、制限突出部材(11)がバネ(7)によりフック状装置(14)に押し当てられて、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)に固定し、
    セルフラッチ機構を解除するとき、作動部材(9)を押して、制限突出部材(11)をバネ(7)に抗って内側に引き込め、セルフラッチ機構を解除す
    ることを特徴とする、請求項4に記載のポールグリップ(1)。
  12. 拘束ブロック(6)の下方の手側の端が、制限突出部材(11)を一体構成することを特徴とする、請求項11に記載のポールグリップ(1)。
  13. 以下のいずれかの機構を有し、通常の使用力を超えてフック状装置(14)の開口の方向に引張り力がかかるとき、制限突出部材(11)が変位して、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)から緊急に解放することを特徴とする、請求項11に記載のポールグリップ(1)。
    ・制限突出部材(11)が上方に向かって傾斜する
    ・制限突出部材(11)を、拘束ブロック(6)内にバネ(49)を介して変位可能に取り付ける
    ・制限突出部材(11)を、拘束ブロック(6)に回転可能に取り付ける
    ・制限突出部材(11)を、板バネ状要素(12)として、拘束ブロック(6)に取り付ける
  14. 以下のいずれかの機構を有し、通常の使用力を超えてフック状装置(14)の開口の方向に引張り力がかかるとき、フック状装置(14)が変位して、ループ状、リング状またはアイレット状装置(33)をフック状装置(14)から緊急に解放することを特徴とする、請求項11に記載のポールグリップ(1)。
    ・フック状装置(14)に板バネ状又は弾性部材(12)を取り付け、フック状装置(14)を屈曲可能にする
    ・フック状装置(14)を回転又は傾斜可能に取り付ける
  15. フック状装置(14)が、3mmから15mmの範囲の幅を有し、
    フック状装置(14)が、少なくともポール軸に垂直な幾つかの断面において楕円またはレンズ形状であり、
    楕円またはレンズ形状の断面の短軸が、グリップ本体に向かって延びていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
  16. 導入スロットが、5mmから30mmの範囲の深さを有することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
  17. フック状装置(14)が、グリップ本体(3)と一体に形成されるかまたはグリップ本体(3)に含まれる切り欠きを含むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
  18. フック状装置(14)が、固定手段(16)を介してグリップ本体(3)に固定される別個構成要素であり、
    フック状装置(14)は、この固定手段により、手側からグリップ本体(3)に固定されることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
  19. 手保持装置(25)が、手、または親指と人差し指の間に可動ループ(33)を有する手袋である、請求項1〜18のいずれか1項に記載のポールグリップ(1)。
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