JP5116484B2 - ポールグリップに固定する、特に手袋などの、手保持装置 - Google Patents

ポールグリップに固定する、特に手袋などの、手保持装置 Download PDF

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Description

本発明は、手袋や手に固定することができる、ハンドストラップなどの、手に把持する装置に関する。前記手保持装置は、親指と人差し指の間に、ポールグリップ、特に、歩行用杖、トレッキングポール、滑降用スキー用ポール、クロスカントリースキー用ポール、及びノルディックスキー用ポールに連結するための接続要素を有する。このような手保持装置は、好ましくは、着脱可能及びセルフラッチング式で、フック状の装置を具備するグリップ本体を有するポールグリップに固定するのに適している。
例えば、米国特許5、516、150号から公知であるようなポールグリップは、フックがその上に具備されており、湾曲した金属要素から成る、硬い弓状の装置が、関連する手袋の、親指と人差し指の間に具備されている。前記弓部は、その長く伸びた脚部がフックの狭い溝穴に差し込まれ、フック状の装置は弓部、ひいては手袋を、ポールグリップに固定する。
ここで、フックの底部で溝穴は予め若干拡大している。それは、弓部がフックの方に移動した場合、それは最初にフックの2つの脚部をわずかに引き離し、弓部が拡大した部分に押し込まれたとき初めて脚部がもとの位置に撥ね返ることを意味する。
フック状の装置の弾性的な変形は、このようにして、弓部をフックに簡単に固定し、弓部がフックからすぐに滑り出してしまうような状況を避けるために使用される。
このような装置の問題の一つは、通常プラスチックや金属から成る、このような部品が繰り返し変形すると、疲労の兆候から望ましくないということである。
また、材料の弾性変形は、温度に対する依存性が非常に高いという問題もある。そのため、変形によって達成される固定動作は、異なった温度に対して、調整もできないし、一定に保つこともできない。
これは、特にスポーツの分野では、全く受け入れられない問題である。なぜなら、様々な気候条件や、使用中の加熱やウォームアップによって、温度差が大きくなることは避けられないからである。
本発明は上述の問題に鑑みて成されたものである。かくして、本発明の目的は、従来技術を改良し、着脱可能及び、特に好ましくはセルフラッチング式に、フック状の装置を具備するポールグリップに固定するように意図された、手保持装置を提供することにある。ここで特に懸案となるのは、このような手保持装置を、歩行用杖、トレッキングポール、滑降スキー用ポール、クロスカントリースキー用ポール、およびノルディックスキー用ポールに関連して使用するために改良することである。これらのポールグリップは、特に、ハンドストラップあるいは手袋の形状をした、手保持装置を固定するための、フック状の装置を具備したグリップ本体を有する。本発明の目的は、親指と人差し指の間に、接続要素として、手保持装置をポールグリップのフック状の装置に固定するための可動性すなわち本質的に可撓性であるループを有した、例えば手袋や手に固定できるハンドストラップの形状を有する、手保持装置によって達成される。このような手保持装置は、ポールグリップに関連して使用する場合、つまり、可変的あるいは回転可能なラッチ手段がフック状装置の領域に配置され、好ましくは本質的に上方からフック状装置に挿入又は押し込まれ、手保持装置上に備え付けられる、ループ状、リング状、あるいはアイレット状の装置が、フック状装置にセルフラッチング作用によって固定される場合に、有利であることが判明している。
従来技術において通常絶対に必要とされていたような、硬い要素を接続要素として設けるよりは、むしろ、例えば、もう一方の手の助けを全く必要とせずにこの接続要素がフック状装置に押しつけられるように、本発明の要旨は、単純なループ形状をした、本来的に可撓性、すなわち可動性の要素を提供することにある。これは、接続要素が、使用中、手保持装置がポールグリップ上に固定されたとき、そして、手保持装置がポールグリップ上に固定されていないとき、接続要素のわずらわしさがかなりなくなることを意味する。驚いたことに、それにもかかわらず、そのような可動性のループは、生じる大きな力を簡単に吸収することができ、さらには、ポールグリップがきちんと握られていないときでも、最適なガイダンスを可能とする。ここで、ループは、好ましくは、その残存する本来的な剛性によって、フック状装置に簡単に押し付けられるように、親指と人差し指の間に突き出すような形で手保持装置に固定される。
上述のポールグリップと共に用いるのに特に適した手保持装置は、ゆえに、可動性のループあるいはアイレットを、親指と人差し指の間のV字型領域に有する装置である。そのような手保持装置は、上述のポールグリップと、キーとロック、あるいはプラグとソケットのように協動する。小さいループは特に好ましく、邪魔にならない。その場合、そのような手袋あるいはそのような手保持装置はまたバイアスロンなどにも適している。
ループは、特に、可撓性の材料から成り、親指と人差し指の間の空間の位置に安定させるだけの十分なレベルの固有の剛性を有している。それによって、ループがフックあるいは保持ペグ上にまっすぐに導入され、逆に言えば、使用中、使用者によってループは全く感知されないか、ごくかすかに感知されるだけである。使用可能なループの例としては、表面を被覆されたケーブルやワイヤからなるものが挙げられる。そのようなループの材料として基本的に適している他の要素の例としては、膨張性が限られていて、張力に対して安定した、布地のシースに内包された繊維、あるいは、アラミド繊維、ケブラー繊維、ダイニーマ繊維などの対応する材料を使用してコード状あるいはケーブル状に編組された保持部材が挙げられる。もし、このような材料をループとして使用した場合、厚さ1から5ミリメートルのコードが最も適しており、厚さ2から3ミリメートルが好ましい。十分なレベルの固有剛性をループに付与するため、そのようなコードは、例えば単繊維ナイロン、ナイロンや薄い金属ワイヤといった、比較的堅い材料の混交繊維から成る「コア」を、補強材として具備していてもよい。厚さ0.5から2.5ミリメートル、好ましくは1から2ミリメートルの範囲のケーブルが特に好ましい。
例えば、編組された、あるいは撚られたケーブルはその他の材料、例えば銅あるいはプラスチックで被覆できる。代替として、ループをプラスチック材、好ましくは、繊維強化プラスチック材から、例えば、帯状に作製してもよい。プラスチックの例としては、ポリアミド、PE、PPなどが適している。その場合、材料を組み合わせて層状の構成にすることもまた可能である。特に、例えばアラミド繊維による繊維強化が好ましい。
ループは、5から20ミリメートル、特に5から10ミリメートル、親指と人差し指の間のV字型領域を越えて突出することが好ましい。この場合、ループの方向は、ある程度、親指と人差し指が成す角を二等分する線に実質的に沿っている。
ループは調整可能であることができる。この調整性は、長さを特にユーザに適するように調整するためのものであるが、ループが必要とされない場合、ループを後退させて、使用中、感知されないようにするためのものでもある。使用しない間、ループを小さいポケットにしまいこむことも可能である。このポケットは、この目的のために、同様に手保持装置の親指と人差し指の間のV字型領域に具備されたものである。後者は、設計上、特に簡単であり、ループの固有の剛性に関する限り、ループはそのようなポケットに収納され、特に操作されなければ、手保持装置の使用中、ポケットから取り出すという特殊な処置が採られることもなくそのまま隠されたままにされる。
ループにかかる力が手保持装置とできるだけうまく確実に連結されるようにするため、ループのワイヤ/ケーブルは、少なくとも部分的に、手保持装置内あるいは装置上で、手首の方向に案内することができる。ドイツ特許19751978 C2に記載されているような、調整装置を組み合わせることも可能である。その開示は、この点に明らかに含まれる。この文書に引用された剛性の接続要素の代わりに、可撓性のループを単に設ける。ループは、手袋なしでポールを使用する場合、特にわずらわしさが軽減する。
本発明の第一の態様による、手保持装置は、ループは、本来、可動性のケーブルあるいは弓部あるいは固有の剛性を有する、可撓性のプラスチックコードを含むことを好ましくは特徴とする。ここで、ループが本質的に非可動的に、手保持装置の上に固定されるのが好ましいが、ループそのものが可動的に設計されていてもよい。
上述したように、手保持装置は手袋か、さもなければ三つの開口部を有するハンドストラップでよく、特に好ましくはタッチアンドクローズ式のファスナーによって、手に固定され、第一の開口部は親指のためのものであり、第二の開口部はその他の指あるいは手の甲のためのものであり、そして第三の開口部は手首のためのものである。
ループをできるだけ簡単にフック状の装置上に導入するため、そして力を確実に理想的に伝達するため、手保持装置上に突出したループの部分が、本質的には手が開き、伸びた場合に、親指と人差し指で画定される面に配置されていれば有利であることが判明した。
上述したように、好ましくは、ループはプラスチック材料から成り、好ましくは、配向された及び/又は限られた膨張力を有するプラスチック繊維である。特に好ましくは、ポリエチレン系のプラスチックで、特に、ダイニーマ(登録商標)、ポリアミド、ポリプロピレン、アラミド、これらの組み合わせなどが好ましい。好適な組み合わせは、たとえば、配向ポリエチレン繊維から成るコアが、編組された合成繊維によって編組されたスリーブ状に封止されるというのが好ましい。
本発明による手保持装置のさらに好適な実施態様は、ループの長さが調節でき、それによって、特に好ましくは、非使用時、ループが本質的に手袋の中あるいは上に完全に後退できることにある。代替として、手保持装置にニッチ又はポケットを含有させ、そこに非使用時のループを挿入できるようにすることも可能である。
ループをできるだけ良く、手保持装置、特に手袋上に固定させるためには、少なくとも2から15センチメートル、特に好ましくは少なくとも5センチメートルにわたって、ループ材料の非露出部が、両端において手保持装置の内部あるいは上に、及び/又は手保持装置の中間層の形で、接着、縫いつけ、あるいは編組されているか、又は手保持装置の外層間に他の方法で固定させるのが有利であることが判明した。
ループ材料は、また、手保持装置に、たとえば、編組されたプラスチック系の布材料から成る幅3から30ミリメートルのバンドストリップで固定する。このバンドストリップは、特に好ましくは、手保持装置の外側に縫い付けられるか、手袋に接着又は縫い付けられる。さらに好ましくは、バンドストリップは、手の甲と手の平を囲むように、親指と人差し指の間のV字型領域に配置される。
さらに好ましい態様は、ハンドストラップがある程度、手袋の中に一体化されることである。その場合、可動性のループを有したハンドストラップそのものが、手袋なしでも使用でき、ハンドストラップを埋め込まんだまま、手袋を使用できる。手保持装置は、1つ以上の対応する凹みの中に、好ましくは3つの開口部を有し、手の上、又は手袋の上/内に、特に好ましくはタッチアンドクローズ式のファスナーで固定できるハンドストラップが配置された手袋として構成することができ、第一の開口部は親指のためのものであり、第二の開口部は他の指又は手の甲のためのものであり、ハンドストラップの第三の開口部は手首のためのものである。ハンドストラップは、特に好ましくは、手の甲の領域に配置された、タッチアンドクローズ式のファスナーで外側から調節できるように手袋の内部に配置される。ハンドストラップは、好適には、手袋から全部取り出され、手袋なしで使用されることができる。
手保持装置のさらに好ましい態様として、静置した状態において、ループは、本質的に半円又は半楕円形を成しており、特に好ましくは直径が3から10ミリメートルである。
手保持装置のさらに好ましい態様は、従属項に記載されている。
上述したように、このような手保持装置は、特に好ましくは、ループがセルフラッチング式にフック状の装置に押し込まれるポールグリップと共に使用できる。ラッチのために、回転可能又は変位可能な要素を使用すれば、手保持装置をポールグリップに固定するためのセルフラッチング機構において、フック上で材料変形が生じることは本質的にない。かくして、使用される好ましい機構においては、ループ状、リング状、あるいはアイレット状の装置がラッチ位置に押し込まれ、対応するラッチ手段が変位するか回転する。これによって、これらラッチ手段を特殊な融通のきく配置とすることが可能となる。この配置は、特に、磨耗に強く、必要であれば調節可能で、力の温度に対する依存性が低い。フック状の装置は、ポールグリップの上部、例えば、手の側に配置される。フック状の装置は、ポールの軸に好ましくはほぼ平行に(一定量傾いていてもよいが)配置された保持ピンあるいは保持ペグから成り、グリップ本体から手の側の方向に遠隔し、導入スロットを形成する。導入スロットの深さは保持ペグ又は保持ピンの幅及び厚さより大きい。遠隔することは、必ずしも、保持ペグ又は保持ピンがグリップ本体の輪郭を超えて突出しなければならないという意味ではない。保持ペグ又は保持ピンが、特にこの目的のためにグリップ本体に設けられ、上方および背部方向に開放した凹部に配置されていることも可能である。フック状の装置は、通常、幅3から15ミリメートル、好ましくは4から10ミリメートルを有すると有利である。また、フック状の装置は、特に好ましくは、ポールの軸に対し垂直方向に、本質的に楕円又は矩形(あるいは角が丸い矩形)の断面形状を有する。この場合、主軸である短軸がグリップ本体に配向するのが好ましい。導入スロットは、通常深さが5から30ミリメートル、好ましくは10から15ミリメートルである。ここで、フック状装置の、例えば、ラッチ手段と正反対側に、わずかな凸部を設けることも可能である。
フック状の装置はグリップ本体と一体化して形成してもよい。特に、後述する機構と組み合わせた場合、及び、その機構を収容するための凹部がポールグリップに設けられた場合、フック状の装置を別の部品として設計するのが得策である。そしてこれは、好ましくはその機構がグリップ本体の凹みに挿入されたとき、固定装置によってグリップ本体に固定される。これは、例えば、フックの下に、固定プレートを有するフック状の装置によって実現される。このプレートによって、フック状の装置がグリップ本体に、手の側から固定(例えばネジ又はリベット、クリップなどによって)される。
既に説明したように、グリップ本体は、手の側から、例えば変位可能に配置された要素を収容する凹部を有する。特に好ましくは、その上又は内部にラッチ手段を配置した、拘束ブロック(arresting block)の形状を成す。これらのラッチ手段は、拘束ブロックと一体に形成することも、別の部品として形成することも可能である。後者の場合、その別の部品は、例えば制約ノーズ(restraining nose)の形状を成し、拘束ブロックに固定又は可動的に連結することができる。
拘束ブロックは、好ましくは、凹部の方向と平行に変位できるように案内される。また、回転するように配置することも可能である。拘束ブロックは、凹部の前に配置されたフック状の装置に対し、バネ(一般に反発力を有した弾性要素をも含む)、特に好ましくは螺旋状のバネによってブレース(brace)される。これによって、上述したセルフラッチング機構が実現する。
手保持装置がポールグリップから再び分離できるようにするためには、ラッチ手段を押し戻し、手保持装置をフックから開放する手段を設けなければならない。これは、少なくとも1つの作動ボタンによって、拘束ブロックを弾力に対抗して外側から変位させることによって可能となる。セルフラッチング機構はこの工程で開放され、この場合、この目的のために、特に好ましくは凹部に対してグリップ本体に、スロットが横方向に設けられる。そしてこれらのスロットによって、両端に配置された作動ボタンが拘束ブロックに、例えば、これら2つの要素の間にクロスピース又はピンによって形成された、固定した接合部によって、動作可能に接続する。
各種の異なった方法によって、拘束ブロックをグリップ本体に、回転可能あるいは変位可能に取り付けることが可能である。かくして、例えば、最上層、すなわち、いわば、ポールグリップの上部を拘束ブロックとして設計することが可能である。その場合、ある程度、拘束ブロックの背後で、ポールグリップの底部に固定するか、又はそれと一体に形成されて、フック状装置が、手保持装置のループを拘束ブロック及びフック状装置の間に固定するように、設けられる。
拘束ブロックの内部又は上に、少なくとも1個の作動ボタンを設けることも可能である。そのボタンによって、好ましくはピンの形状をした拘束ブロックの内部に配置された保持手段が、バネ力に対抗して変位し、セルフラッチ機構が工程内で開放される。グリップ本体に、手の側から及び上からラッチ手段が設けられている、拘束ブロックの形状を成し、変位可能及び/又は回転可能に配置された要素を収容するための凹部を設けることも可能である。この拘束ブロックは、ポールグリップの空隙に配置された、軸方向に螺旋形を成すバネによって、非常時の作動のために下方にブレースする。この応力は、好ましくは、調節ナットによって調節できる。
グリップ本体に、上側から、特に好ましくは拘束ブロックの形状を成した、変位可能及び/又は回転可能に配置された要素を収容する凹部を設けてもよい。そのブロックの上にラッチ手段が配置されている。凹部が上方から設けられた場合、組み立てあるいは搭載のさまたげになることなく、例えば、グリップ本体と一体化させ、また例えば、グリップ本体の手の側に配置された単純なスロットやカットアウトとして、フック状装置を形成することが可能である。拘束ブロックはここで、フック状装置とグリップ本体の間に配置された、好ましくはスロット面に平行な水平軸要素に対して回転可能に取り付けることができる。そして、拘束ブロックは、バネ、特に好ましくは螺旋状のバネ、あるいは板バネによって、手の側に配置されたフック状の装置に対してブレースすることができる。そして拘束ブロックは、バネの力に対抗して、少なくとも1つの作動ボタンによって外部から傾斜することができ、セルフラッチング機構はこの工程において開放される。この場合、例えば、作動ボタンは、ポールグリップの上部に本質的に設けられる。すなわち、拘束ブロックが、上方からある程度露出し、拘束ブロックの一部あるいは表面が作動ボタンを形成する。
ラッチ手段は、特に好ましくは、導入方向から見た場合、上部に向かった角度つきのフランクを有した制限ノーズの形状に設計でき、フック状の装置に対してブレースされる位置において、好ましくは調節可能な力によって制限される、ループ状、リング状、あるいはアイレット状の装置のための領域を下方へ画定する。この制限ノーズは、拘束ブロックの上か、又は、いわば反対方向、すなわちフック状装置の上に配置することができる。
ラッチ手段は安全機構として設計してもよい。これによって、通常の使用時の力を超えて、フック状装置の開口部方向に、負荷が加わる場合、ループ状、リング状、又はアイレット状の装置が非常事態として開放されるが、これはスキーバインディングに関連して知られている機構と類似している。これは、このノーズ又はノーズ領域等の弾性変形によって実現できる。そして、これは、凹部の開口部方向に本質的に垂直に配置された、好ましい水平軸要素の周りに回転可能に配置された制限ノーズによって、より良く制御され、又は調整さえできるため、好ましい変形である。この場合、規定された、そして上述したような、好ましくは調節可能な力に対向して、上方の領域を開放するための、上方向の回転のみが可能である。制約ノーズは、引張バネ、弾性バネ、あるいは螺旋状バネ、又はそのような弾力のある要素の組み合わせによって、回転位置にブレースされる。回転位置では、制限ノーズは領域を封鎖する。このブレースは、特に好ましくは調節可能で、その場合、安全のための動作は80から250ニュートンより大きい力の下でのみ行われる。ポールグリップのさらに類似した態様は、制限ノーズが、変位可能に取り付けられており、その場合、上述したように、既定され、好ましくは調節可能な力に対抗して領域を開放するための上方への変位が可能であり、好ましくは、バネ又は弾性要素によって、力が確実に加わる。
さらに、フック状装置の領域における屈曲作用(yielding action)によって、安全な作用が実現する。この目的のため、フック状装置を、軸要素の周囲で、弾性力に対抗して、手の側の方向に変位又は傾斜させて、領域を開放できるように構成してもよい。代案として、又は付加案として、フック状装置のスロット側に弾性領域を設けることも可能である。この弾性領域は、例えば、板バネ又は弾性部分(特に、柔軟な弾性的ポリマー部分など)によって実現できる。
本発明を、具体的態様を参照し、図面に関連してより具体的に説明する。
図1a)からf)は、ポールグリップのそれぞれ異なった図である。ポールグリップ1は、グリップ本体3を含む。グリップ本体3は、通常、プラスチック材料から、射出成形で形成される。下からわかるように、グリップ本体3は凹部あるいは空隙5を有し、その中に、例えばアルミニウム軸又は炭素繊維軸、又はガラス繊維軸から形成されるポールが押し込まれ、そこで固定される。
ポールグリップ1は、その上端部に凹部4を有する。この凹部4は、手の側43から見れば、いわば止り穴(blind hole)の様に設計されている。通常、高さ10から30ミリメートル、幅3から20ミリメートルのこの凹部4に、拘束ブロック6が設けられている。この拘束ブロック6は、凹部4に、変位可能に案内され、バネ7によって、凹部4の開口部方向にブレースされる。バネ7は螺旋バネであり、その一端は、凹部において、円筒形の止り穴として構成される停止孔(stop bore)8に案内され、もう一端は、拘束ブロック6のガイドペグ19上を案内される。
凹部4は、付加的に2つのスルースロット(through−slot)17を有し、それはグリップ本体3から横方向に引き出される。これらの領域において拘束ブロック6は、作動ボタン9がそれぞれ両側に固定される孔を有している。作動ボタン9はそれぞれ、拘束ブロック6に向いたクロスピース20を有しており、そして拘束ブロック6が押し込まれると、外部から上述の横方向スロット17を通じて、拘束ブロック6内に固定される。その目的のために、ねじ又は固定ピン21がそれぞれ使用される。これは、作動ボタン9が、外部からの操作によって変位し、それによって、通常、バネ7の力の結果、拘束ブロック6は最大限可能な範囲において、手の側の方向に位置させられる。この最大限可能な位置は、好ましくは、スロット17の手側の端部によって決定される。拘束ブロック6は、外側から加えられるバネの力に対抗して、凹部4に押し込むことができる。これによって、拘束機構を手保持装置のために開放する。
フック状装置によって、手保持装置がそのようなポールグリップに実際に確実に固定される。このフック状装置は、手の側に配置された保持ペグ14を含む。保持ペグ14は、実際のポールグリップから手の方向にわずかに遠隔される。深さが通常少なくとも10ミリメートルのスロットがその間に形成される。
組み立てを簡単にするため、保持ペグ14は固定プレート16に接続されるか、一体に形成される。固定プレート16は、保持ペグ14の下に位置し、ポールグリップ3に、挿入のために設けられた凹部に挿入され、そこに固定される。このモデュラー構造により、通常は凹部4の前に配置されている保持ペグ14が、凹部4に配置されていなければならない要素が凹部に挿入された時点で、本来の位置につくことができる。
拘束ブロック6それ自体も、同様に凹部24を有する。その凹部24は、横方向と底では塞がっているが、上部で開放されている。安全作動要素12が、可動的に凹部24中に配置されている。この目的のため、安全作動要素12は軸ピン22によって回転できるように拘束ブロック6内に配置されている。この回転可能な配置もまた、バネ力に対抗するものであり、引張バネ10がこの場合、設けられる。この引張バネは、一端が凹部24の基底部にあり、もう一端が安全作動要素12の後側にある。バネ力はこのようにして安全作動要素12をその閉じた位置に保持する。すなわち、その位置において、安全作動要素12の制限ノーズ11が、保持ペグ14と共に閉じられた領域15を画定し、そこに手保持装置のループが最終的に配置される。引張バネ10の代わりに、螺旋状のバネ、エラストマーバネ等、又はそれら弾性要素の組み合わせを使用することも可能である。それは、例えば、凹部24の背後の壁に操作可能なように接続される。特に、低温では、螺旋状バネの使用が好ましく、さらに、ノーズ11の制限力の調節を可能にする。図1c)及び1f)に特に示されているように、安全作動要素にはその下方にノッチを有し、これによってケーブルが領域15において、効果的に制限される。
上述したように、手保持装置はループ33を有し、それは保持ペグ14を超えて案内される。もしループ33が、上方から、保持ペグ14を超えて案内され、下方に引っ張られるならば、全体の拘束ブロック6が凹部4に変位される。なぜなら、上から下に圧力がかけられる場合、安全作動要素12の斜めの上部フランクが、バネ力に対抗して拘束ブロック6を後方に押し、保持ペグ及びグリップ本体の間の間隙が開放されるからである。ループがいったん領域15に到達すると、バネ7のバネ力の結果、全体の拘束ブロックが保持ペグ14に向けて再び撥ね戻され、領域15は閉じられる。手保持装置は、このようにして、グリップ本体に、自動的に固定/ラッチされるため、さらなる操作は必要ではない。
保持ペグとグリップ本体の間のスロットから、手保持装置のループが再度除去されると、全体の拘束ブロック6が、バネ力に対抗し、作動ボタンによって上方に変位する。この場合、ノーズ11は領域15を開放する。
手保持装置をグリップ本体に自動的に固定するこの手段に加え、安全作動機構が設けられる。この目的のため、安全作動要素12が、バネ力に対抗して、上方に開放する。これは、拘束ブロックを保持ペグまで完全に押し動かしたとき行われる。ループに、上方向への強い力(例えば、落下の場合には)がかかると、安全作動要素12は軸要素13に対して回転し、領域15が開放され、その結果、ループ、およびそれに対応して、手保持装置が、グリップ本体から開放される。
図1g)に表したように、安全機構を保持ペグ上に設けてもよい。この目的のため、保持ペグは凹部41を有し、その中で、安全作動要素12が、軸要素13の周囲を回転できるように配置される。バネ7、この場合螺旋状のバネとして再び設けられ、必要な作動力を規定する。この場合、例えば、ねじでバネ7の回復力を調節することが可能である。ねじは、外部から手の側の保持ペグ上で作動できる。ねじは、例えば、バネを短くするためにねじ込まれ、バネの回復力は結果的に、増加する。
図2は、本発明によって構成された手保持装置を示す。手保持装置は手袋25として構成され、この手袋は、基本的に、ドイツ特許19751978C2に記載されているような固定ガイドを有する。固定ガイドの詳細を述べると、とりわけ、調節手段32と同様に捲回固定装置31(encircling fastening device)を含み、例えば、タッチアンドクローズ式のファスナーとして設計されてもよい。これに関してはドイツ特許19751978C2を参照されたい。
この場合、ドイツ特許19751978に記載されたフック状の接続要素の代わりに、親指26と人差し指27の間のV字型領域にループ33が配置される。ループは、例えばステンレススチール、アラミド、ダイニーマ(登録商標)等の被覆された合成繊維の、厚さ1.5ミリメートルのケーブルから作製される。ケーブルは撚られたケーブルであり、必要であれば、プラスチック又は金属から成る被覆を有し、その周囲に真鍮製の管が配置されるか又は例えば熱可塑性に一体化して形成された、又は編組されたポリマー材料からなるシースを有していてもよい。
ループ33は、ポールの使用中に生じた力が効果的に手に分配されるように、手に把持する装置に固定されなくてはならない。それは図2に示される手保持装置の場合、確実となる。代替の構成は、図3に示される。図3a)においては、ケーブル35は、最初の例として、手の平の固定具36にその一端が固定されている。それは、ガイドスリーブ34を通じて親指26と人差し指の間のV字領域に案内される。実際のループ33は、ここで露出し、ケーブル35は、再度、ガイド34を通じて下方に案内される。ガイドスリーブ34の底部端には、偏向手段37及び固定具38が設けられている。ここにおいて、ケーブル35は可変的に調節できる(矢印)。ループ33の長さはこのようにユーザに合わせて調節でき、生じる力は手袋に効果的に分配される。さらに、ケーブル35は完全に後退することが可能である。この場合、外側に突出するループ33はない。これは特に、手袋がポールグリップと共に使用されない場合に有利である。接合要素を手袋から除去しなくてはならないというその他の方法と対称的に、この方法は、接合要素、換言すればループを、除去する必要なく、手保持装置内に隠しておけるという点で有利である。
別の方法を図3b)に示す。この場合、ケーブル35は、その底部、ボタン39、で長さを調節可能な、捲回(encircling)ケーブルとして構成されている。さらなるボタン40を設けることも可能である。それはさらに下方に配置され、ループが隠されなければならないときに、そのボタンによりケーブル35を後退させることができる。
最後に、図3c)は、ケーブルが、手段36によって底部で固定される構成を示す。ループ33は、ここでは長さ調節ができない。しかし、非使用時にループを隠せるようにするために、親指と人差し指の間のV字型領域に小さいポケットが設けられる。非使用時には、ループ33は底部に開口部を有したこのポケット41に押し込まれる。これにより、ループ33がさまたげになることはない。
手保持装置25は、手袋又は素手の上に装着し、ループ33を有するハンドストラップの形状であってもよい。従来のハンドストラップを使用する場合、機構は安全作動手段として作用する。手に固定されるハンドストラップ(通常、手首上及び親指と人差し指の間の両方に案内され、例えばタッチアンドクローズ式のファスナーによって固定されるハンドストラップ)を使用する場合、上記に示した手袋の場合と同様に使用される。
さらなる具体的な態様が図4に示される。この図に示されるのは、滑降用スキー用グリップというよりはむしろ、クロスカントリースキー用グリップ又はノルディックスキー用グリップである。この場合、グリップ本体3と別に形成されるというよりは、フック状装置14はグリップ本体を構成する部分である。フック状装置はグリップ本体3に設けられたスロットによって実現される。対応して、拘束ブロック6を収容するための凹部4が上方から設けられる。この具体的な態様において、拘束ブロック6は、変位可能というよりは、軸方向要素44に対し回転可能に配置される。対応して、作動ボタン9が、上端部に配置され、拘束ブロック6の傾斜によって、囲まれた領域15が開放される。図4による具体的な態様において、拘束ブロック6をブレースするために、拘束ブロック内対応する凹部46に板バネ7が設けられる。制限ノーズ11が、拘束ブロック6上に一体化して形成され、このノーズ11は、図4による具体的態様においてはアンダーカット(undercut)を有する。対応して、この具体的な態様においては、安全作動手段を全く有していない。むしろ、ループがスロットから強く上方に引っ張られると、ループが装置内でしっかりと保持される。
セルフラッチ手段が設けられれば、ポールグリップ1の上方全域を、回転可能又は変位可能な構成とすることが可能である。そのため、図4に示される具体的な態様の場合のように、凹部を設ける必要はない(図1に示される具体的態様についても同様である)。その代わりに、拘束ブロック6の全体を、ポールグリップの最上領域又はヘッドとして設計し、変位可能又は回転可能のどちらかの形にも配置することも可能である。
図5は、図4による具体的態様に基づく別の具体的態様を示す。
図5a)は、上方に向いたフランクを有するノーズ11を設けた場合を示す図である。この具体的態様において、ループがスロットから強く上方に引っ張られると、拘束ブロック6が回転して、安全作動が確実となる。
安全作動手段をより具体的に図5b)に示す。この場合、安全作動要素12は、拘束ブロック6の孔に案内される変位可能なノーズとして設計され、螺旋状のバネ49にブレースされる。ここで、ループがスロットから強く引っ張られる場合、ノーズ11がその上に一体化して形成されている安全作動要素12全体は、拘束ブロック6に変位し、その結果、領域15を開放する。
代替の安全作動手段を図5c)に示す。この場合、安全作動要素12は、軸要素13の周囲を回転できるように配置され、バネ49にブレースされる。ここで、ループがスロットから強く引っ張られる場合、ノーズ11がその上に一体化して形成されている安全作動要素12全体は、拘束ブロック6に傾斜し、その結果、領域15を開放する。
さらなる代案を図5d)に示す。この場合、安全作動要素12は、弾性的要素としてもよいが、板バネ状要素として設計される。この要素は全体として可動であり、領域15は、ループがスロットから強く引っ張られて要素12全体が変形すると、この要素によって形成されたノーズ11によって開放される。
他の方法を図5e)による具体的態様で用いる。この場合、安全作動手段はフック状装置14の上に設けられる。この目的のため、フック状装置14は内部に間隙を有し、その中に板バネ状の要素12が配置される。強い力がかかる場合、この要素はフック状装置14に対してたわみ、結果として、安全作動手段と同様に、領域15を開放する。
さらに別の方法を図5f)に示す。この場合、フック状装置14全体が、軸要素50の周囲を回転できるように配置される。強い力がスロットから発生した場合、フック状装置全体14が矢印で示される方向に回転し、その結果、領域15を開放する。フック状装置14の回転可能な配置が、例えば、螺旋状のバネによって調節可能な力に対して、同様に確実となる。
図6および図7は、本発明のさらなる具体的態様を示す。図6は、ポールグリップ1の全体を示したもので、図6a)は横方向から見た図であり、図6b)は背後、すなわち手の側(図6a)における矢印43で示す)から見た図である。図6c)は、図6b)を線B−Bで切り取った断面図であり、図6d)はポールグリップを上方から見た図である。
滑降スキー用ポールのポールグリップ1も又、グリップ本体3及び、ポールシャフト(図示せず)を収容するための空隙5を有する。
この場合、保持ペグ14は、図6c)からわかるように、グリップ本体3と一体化して形成される。しかし、図1f)、及びそこに示された要素14および16のように、保持ペグ14が別の要素の形状を成すことも可能である。
グリップ本体3は、上部で開放している凹部4を有し、その内部に拘束ブロック6が配置されている。拘束ブロック6は、図7にその詳細が示されている。
上方では、拘束ブロック6が作動ボタン61を有しており、下記に説明する。この場合の、ポールグリップ1上方背面の人間工学的形状は、同様に、拘束ブロック6によって形成される。なぜならば、拘束ブロック6は、フック14の横に、2つの突出部59を有し、それはいわば、保持ペグ14を上方領域でとり囲む。
保持ペグ14は、このように、ポールグリップ1の外郭に最適に埋め込まれ、邪魔にならず、怪我を防ぐことができる。しかし、図2に示すようなケーブルループ33のための理想的な導入開口部が、上方から設けられる。
拘束ブロック6は、例えばケーブルループ33のセルフラッチのためのピン57を含む。ピン57は、矢印43の方向に実質的に水平及び平行に配置され、拘束ブロック6内にその目的のために特別に設けられた凹部60に、変位可能に配置される。ピン57は保持ペグ14に、螺旋状バネ58によってブレースされる。ピン57は制限ノーズ11を有し、それは好ましくは上方から傾斜しており、そして下方に向かって実質的に水平に設計されている。その場合、例えば上方から導入されたアイレット又はケーブルループ33が、螺旋状バネ58の応力に対抗して、ピン57を背後側に変位させる。そして、ケーブルループがピン57の下の領域15に制止する。
図7a)は、拘束ブロック6を横から見た場合の全体図であり、この拘束ブロック6をポールグリップ1に固定させる要素と共に示されている。図7b)は背後から見た図であり、すなわち、図6a)における矢印43の方向から見た図である。図7c)は、図7b)の線A−Aで切った断面図である。最後に図7d)は、上方から見た図である。
拘束ブロック6全体は、上部で開放しているポールグリップ1の凹部4に保持される。この目的のため、凹部4は、空隙5に通じる孔を有している。固定ピン54が軸方向要素56によって拘束ブロック6に取り付けられ、この孔を通じて空隙5に突出している。固定ピン54は、上部において、固定ピンを拘束ブロック6上に軸方向要素56によって回転可能に固定するための、小孔55を有する。その底端では、固定ピン54がねじ山を有している。
固定ピン54又はそこに固定された拘束ブロック6は、空隙5の上部に当接した、止め具要素52の力を借りて、螺旋状バネ51によって下方にブレースされる。螺旋状バネ51は、その一端を、止め具要素52上に対応して設けられたショルダーに下方から乗せ、もう一端を、調節ナット53によって固定ピン54のねじ山に下方からねじ込まれたワッシャ64の上に上方から乗せている。
この設計は、とりわけ、下記のような利点を有している。
第一に、全体的なユニットとして形成された拘束ブロック6が、非常に簡単に組み立て、配置される。拘束ブロックはポールグリップ1の凹部に上方から押し込まれ、その場合、拘束ブロック6上に設けられた固定ピン54が凹部4と空隙5の間の貫通孔を通じて押し込まれる。続いて、第一に、止め具要素52を、そして次に螺旋状のバネを、下方から、空隙5内の固定ピン上に押し出すことが可能である。そして最後に、ワッシャ及び調節ナット53を固定ピン54のねじ山にねじ込む。螺旋状バネ51によって拘束ブロックにかかる、下方向の弾性的な固定力が、多少上方に向いた、調節ナット53によって、又は異なったバネ係数を有する異なったバネの設置によって、又は、スペーサによって変化されたプレストレスによって調節される。最後に、回転軸方向要素44がグリップ本体の孔45又は拘束ブロック6の孔48を通して横方向に押し込まれる。その結果、拘束ブロック6は、回転軸方向要素44の周囲を回転できるように凹部4に設置される。
第二に、この設計によって、拘束ブロック6全体の調節可能な緊急作動が達成できる。これは、制限ノーズ11に、ケーブルループ33又はアイレットによって、下方から過剰な力が加わった場合(例えば落下)、拘束ブロック6全体が回転軸方向要素44の周囲を、例えば図6c)及び図7c)に示すように、反時計回りに回転するからである。これは、領域15が開放され、ケーブルループ33又はアイレットがフックから外れるまで生じる。この設計はとりわけ、例えばポールシャフトが空隙5から除去され、下方から調節ナット53を、必要に応じ、対応するツールによって調節できることにより作動力が非常に簡単に、調節できるという利点がある。バネを、グリップ領域内又は下に、例えば部分的に露出したきざみ付きナットの形状で導入された調節装置によって調節することも考えられる。この場合、作動力を変更するために、グリップを取り外しする必要がない。螺旋状のバネ51を使用すると、広範な温度範囲において確実に安全に作動し、さらに、螺旋状バネ51はポールグリップ1の内部に効果的に隠れ、その結果、汚染や着氷が避けられる。
保持ペグ14上に押し込まれたアイレットあるいはケーブルループが、領域15から通常の状態で開放される場合、この目的のために、作動ボタン61が拘束ブロック6上に設けられる。回転性の軸方向要素62が、拘束ブロック6内で、水平方向、及びピン57を横切る方向に配置される。作動ボタン61を形成する要素が、この軸方向の要素に対して傾斜できるように(図6cにおいて時計回りの方向)拘束ブロック6の内部に配置される。さらに、ガイドピン63が、同様に、水平方向、及びピン57を横切る方向に、ピン57の内部に配置される。このガイドピン63は、同様に、作動ボタン61を形成する要素内に配置される。
例えば、ポールを握っている手の親指で、横方向の突出部59と一体に形成される作動ボタン61が、領域61あるいは突起部59で下向きに押されると、作動ボタンを形成する要素が全体としてわずかに下向きに傾斜し、その結果、回転軸方向要素62に対して回転すると同時に、螺旋状バネ58の力に対抗して、ピン57をガイドピン63によって内部に押し込み、領域15を上方に開放し、また、この領域に制止したループをも解除する。
この設計は、突起部59が望ましい作動を可能にするべく理想的に位置づけされていれば、非常に有利である。しかし、望ましくない作動は完全に避けられるものではない。
ポールグリップを横方向から見た、部分的に透明な図である。 ポールグリップを背後から(手の側から)見た図である。 ポールグリップを横方向から見た分解図である。 図1c)を線A−Aで切り取った断面図である。 図1c)の線A−Aで切り取った分解図である。 ポールグリップの透視分解図である。 フック上に安全作動要素を設けた、別のフック状装置を示す図である。 親指と人差し指の間にループを設けた、手保持装置を示す図である。 親指と人差し指の間にループを設けた、手保持装置の一つの説明図である。 親指と人差し指の間にループを設けた、手保持装置の別の説明図である。 親指と人差し指の間にループを設けた、手保持装置のさらに別の説明図である。 ポールグリップの、拘束ブロックを挿入した状態の横方向の図である。 ポールグリップの、拘束ブロックのない横方向の図である。 拘束ブロックそのものを示す図である。 図4に類似したポールグリップの図であって、別の安全作動要素を有さない安全作動手段を示す図である。 変位可能に取り付けられた安全作動手段を有する安全作動手段を示す図である。 回転可能に取り付けられた安全作動要素を有する安全作動手段である。 全体として弾性的に変形できる安全作動要素を示す図である。 安全作動要素がフック状装置の内部に配置された、安全作動手段を示す図である。 フック状装置が全体として傾斜できる安全作動手段を示す図である。 ポールグリップ1の全体を、横から見た図である。 ポールグリップ1の全体を、背後から見た図である。 図6b)の線B−Bで切り取った軸部の断面図である。 ポールグリップ全体を上方から見た図である。 拘束ブロック6を横から見た図であり、この拘束ブロック6をポールグリップ1に固定する要素と共に示している。 拘束ブロックを後ろから見た図である。 図7b)の線A−Aで切り取った断面図である。 拘束ブロックを上方から見た図である。
符号の説明
1 ポールグリップ
3 グリップ本体
4 3における凹部
5 3におけるポールシャフト用空隙
6 拘束ブロック
7 バネ
8 7のための停止ボア
9 作動ボタン
10 引張バネ
11 制約ノーズ
12 安全作動要素
13 12の軸方向要素
14 保持ペグ
15 固定されたループ/アイレットの領域
16 固定プレート
17 9のガイドスロット
19 7のガイドペグ
20 クロスピース
21 固定ピン/ねじ
22 軸ピン
23 6における22のための孔
24 6における凹部
25 手袋
26 親指
27 人差し指
28 中指
29 薬指
30 小指
31 捲回固定装置
32 31のための調節手段
33 ケーブルループ
34 ガイドスリープ
35 ケーブル
36 35のための固定具
37 35のための偏向手段
38 35のための長さを変えられる固定具
39 延展部のボタン
40 後退部のボタン
41 33のためのポケット
42 14における凹部
43 手の側
44 6の回転軸要素
45 3における44のための孔
46 バネ用の凹部
47 バネ用のスロットガイド
48 6における44のための孔
49 螺旋状のバネ
50 14の回転軸方向要素
51 螺旋状のバネ
52 止め具要素
53 調節ナット
54 固定ピン
55 54の小孔
56 軸方向要素
57 ピン
58 螺旋状のバネ
59 6の横方向の突出部
60 6における57のための凹部
61 作動ボタン
62 61のための回転性軸要素
63 57のためのガイドピン
64 ワッシャ

Claims (26)

  1. 手袋、あるいは手に固定できるハンドストラップのような手保持装置(25)であって、
    前記手保持装置(25)は、親指と人差し指の間に、ポリエチレン、ポリアミド、ポリプロピレン、アラミド、あるいはこれらの組み合わせから成る、厚みが1から3ミリメートルの、固有の剛性を有する編組された可撓性を有するプラスチックコードから成り、前記親指と人差し指の間に半円あるいは半楕円形状に突出するアイレット状に突出形成され、このアイレット状に突出する部分がポールグリップのフック状装置に押し込まれることにより手保持装置をポールグリップのフック状装置(14)に固定することができるループ(33)を有し、
    このループが、前記アイレット状に突出する部分が、前記親指と人差し指の間における位置及び突出方向が変わることなく、固有の剛性及び可撓性をもって突出するように、前記手保持装置に固定される、手保持装置。
  2. 前記手保持装置(25)が、手袋であることを特徴とする、請求項1記載の手保持装置(25)。
  3. 前記手保持装置(25)が、3つの開口部を有し手に固定することのできるハンドストラップであり、最初の開口部が親指のものであり、第二の開口部がその他の指又は手の甲のためのものであり、ハンドストラップの第三の開口部が手首のためのものであることを特徴とする、請求項1又は2記載の手保持装置(25)。
  4. 前記手保持装置(25)が、タッチアンドクローズ式のファスナーで手に固定することのできるハンドストラップであることを特徴とする、請求項3記載の手保持装置(25)。
  5. 前記ループ(33)が、5から20ミリメートル人差し指と親指の間のV字型領域を越えて突出していることを特徴とする、前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  6. 前記ループ(33)が、5から10ミリメートル、人差し指と親指の間のV字型領域を越えて突出していることを特徴とする、前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  7. 前記ループ(33)の長さが調節可能であることを特徴とする、前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  8. 前記手保持装置(25)が、非使用時に前記ループ(33)を挿入するための、ニッチあるいはポケットを含むことを特徴とする、前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  9. 前記ループ(33)の材料の前記親指と人差し指の間に突出していない非露出部が、両端において、前記手保持装置(25)内あるいは上に、又は、前記手保持装置(25)の中間層の形状で、少なくとも2から15センチメートル接着、縫いつけ、あるいは編組されているか、又はその他の方法で、手保持装置(25)の外層間に固定されていることを特徴とする、前記請求項1乃至のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  10. 前記ループ(33)の材料の前記親指と人差し指の間に突出していない非露出部が、両端において、前記手保持装置(25)内あるいは上に、又は、前記手保持装置(25)の中間層の形状で、少なくとも5センチメートル、接着、縫いつけ、あるいは編組されているか、又はその他の方法で、手保持装置(25)の外層間に固定されていることを特徴とする、前記請求項9記載の手保持装置(25)。
  11. 前記ループの材料が、手保持装置(25)上に幅3から30ミリメートルのバンドストリップによって固定されていることを特徴とする、前記請求項1乃至10のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  12. 前記バンドストリップがプラスチック系の織物からなることを特徴とする、前記請求項11記載の手保持装置(25)。
  13. 前記バンドストリップは、前記手保持装置(25)の外部に縫い付けられるか、あるいは手袋に接着されていることを特徴とする、前記請求項11又は12記載の手保持装置(25)。
  14. 前記バンドストリップは、手の甲と手の平を捲回するように、親指と人差し指の間のV字型領域に配置されていることを特徴とする、前記請求項1乃至13のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  15. 前記手保持装置(25)が、1つ以上の対応する凹部に3つの開口部を有し手または手袋上または手袋内に固定できるハンドストラップが配置された手袋として構成され、第一の開口部が親指、第二の開口部が他の指あるいは手の甲、及びハンドストラップの第三の開口部が手首のために設けられことを特徴とする、前記請求項1乃至14のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  16. 前記ハンドストラップが、タッチアンドクローズ式のファスナーによって手または手袋上または手袋内に固定できることを特徴とする、前記請求項15記載の手保持装置(25)。
  17. 前記ハンドストラップが、前記手袋から完全に除去され、手袋なしで使用できることを特徴とする、請求項15又は16記載の手保持装置(25)。
  18. 前記ループ(33)が半円あるいは半楕円形状を成すことを特徴とする、前記請求項1乃至17のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  19. 前記ループ(33)が、直径3から10ミリメートルを有する半円あるいは半楕円形状を成すことを特徴とする、前記請求項18記載の手保持装置(25)。
  20. グリップ本体(3)および手保持装置を固定するためのフック状装置(14)を有するポールグリップ(1)と共に、あるいは組み合わせて使用する手保持装置(25)であって、フック状装置(14)の領域には変位可能あるいは回転可能なラッチ手段(6、11)が配置されており、前記フック状装置(14)に上方から押し込まれ、前記手保持装置上に設けられたループ状、リング状あるいはアイレット状の装置(33)が、セルフラッチング作用によってフック状装置(14)に固定されることを特徴とする、前記請求項1乃至19のいずれか1項に記載の手保持装置(25)
  21. 前記ポールグリップ(1)は、歩行用杖、トレッキングポール、滑降スキー用ポール、クロスカントリースキー用ポール、およびノルディックスキー用ポール用に使用されることを特徴とする、請求項20記載の手保持装置。
  22. 前記手保持装置がハンドストラップあるいは手袋の形状をしたことを特徴とする、請求項20又は21記載の手保持装置(25)。
  23. 前記フック状装置(14)が、前記ポールグリップ(1)の上部領域の手の側に配置されたことを特徴とする、請求項20乃至22のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  24. 前記フック状装置は、導入スロットを形成するべく前記グリップ本体(3)から手の側の方向にオフセットされているか、前記グリップ本体(3)のカットアウトとして配置されている保持ピン又は保持ペグ(14)を含むことを特徴とする、請求項20乃至23のいずれか1項に記載の手保持装置(25)。
  25. 前記保持ピン又は保持ペグ(14)は、ポールの軸に平行に配置されていることを特徴とする、請求項24記載の手保持装置(25)。
  26. 前記導入スロットの深さは、前記保持ペグ(14)又は保持ピンの幅および厚さよりも大きいことを特徴とする、前記請求項24又は25記載の手保持装置。
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