JP5367527B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1本のレフィールを備え、ノックまたは回転等の操作により繰り出される筆記具に関し、特にレフィールと操作部材を特徴的な継手手段で連結した筆記具に関するものである。
従来のレフィールと操作部材を継手手段で連結した複数の筆記体を収容する複合筆記具は、軸筒と、該軸筒の内部に前後進可能に挿入収納されて後方に付勢された複数本のレフィールと、該レフィールのそれぞれを後方付勢力に抗して個々に前進移動させるノック部材(操作部材)とを備え、前記ノック部材を軸筒の側面に沿って軸方向へスライドノックすることで、前記レフィールが軸筒の先端中心孔に向かって傾斜しながら前進移動することにより、前記レフィール先端の筆記部が軸筒の先端中心孔から突出する構造となっている。
このような構造の筆記具では、前記ノック部材のスライドノック時にレフィールが傾斜しながら前進移動するため、それらのノック部材とレフィールを確実に結合する必要がある。その結合手段として、従来は、前記ノック部材の前端部に、前記レフィールとの結合部となる軸状の嵌入部を該ノック部材と同様の樹脂材で一体成形し、その嵌入部をレフィールの後端開口部に直接嵌入している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−45032号公報(〔0042〕、〔0043〕および〔図1〕)
従来の複合筆記具は以上のように構成され、ノック部材とレフィールの結合手段として、ノック部材の前端部に該ノック部材と同様の樹脂材で一体成形された軸状の嵌入部をレフィールの後端開口部に直接嵌入しているが、レフィール交換に適用する新たなレフィールには内径のバラツキがあるため、レフィール交換に際して新たに用いるレフィールの後端開口部にノック部材の嵌入部が適合しなくなり、該嵌入部をレフィールの後端開口部に無理やり嵌入することによる前記嵌入部の摩耗や、該嵌入部のレフィールに対する嵌入が緩み過ぎることでノック部材とレフィールの嵌合力が緩くなり、その結果、ノック部材とレフィールの結合強度(連結強度)が損なわれ易いという課題があった。
特に複合筆記具に適用するレフィールとして、最近は軸筒を細くしてスリム化する傾向がみられ、その結果、金属製パイプのものを各社筆記具メーカーも多用化傾向にあるが、金属製のレフィールに樹脂製のノック部材が上述のように嵌入連結されている場合、レフィール交換に際して、新たに用いる金属性レフィールの後端開口部に樹脂製ノック部材の嵌入部を無理やり嵌入すると、該嵌入部に著しい摩耗や折損等が生じ易いため、爾後のレフィール交換時に前記樹脂製ノック部材を適用できなくなるという課題があった。また、レフィールの後端開口部に対するノック部材の嵌入が緩み過ぎて抜けが生じた場合、その抜けを防止できないという課題があった。
このように従来のノック式の複合筆記具では、レフィールの内径のバラツキやノック部材の嵌入部の摩耗等により、ノック部材が適度な柔軟性を具備(確保)しながらレフィールを保持できないため、ノック部材のスライドノック時にレフィールを軸筒の先端孔まで案内できず、該軸筒内でレフィールが停滞してしまうという課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、レフィール交換時のスペアレフィールに内径のバラツキがあっても、該バラツキを吸収してレフィールと操作部材を確実に結合することができ、交換後のレフィールを軸筒の先端孔に向かってスムーズに案内させることができ、軸筒内でレフィールが停滞するようなことがない筆記具を提供することを目的とする。
本発明に係る筆記具は、軸筒と、該軸筒内に前後進移動可能に挿入収納されて後退方向に付勢された少なくとも1本のレフィールと、該レフィールのそれぞれを後退付勢力に抗して個々に前進移動させる操作部材とを備え、前記操作部材には、前記レフィールの径方向に弾性変形可能なバネ継手が取付けられ、該バネ継手を介して前記操作部材が前記レフィールの後端側内部に嵌合された状態で前記バネ継手が前記レフィールの後部内面に径方向の弾発力で圧接係合しているものである。
本発明に係る筆記具において、前記操作部材には、前記レフィールの後端側内部に挿脱可能に圧入される頭部を有する嵌入軸部が形成され、該嵌入軸部に沿った部位で前記バネ継手が前記レフィールの径方向に弾性変形可能に且つ着脱可能に保持されているものである。
本発明に係る筆記具において、前記操作部材には、バネ継手を嵌め込む軸方向の溝部が対称位置に形成され、該溝部からの出没方向に前記バネ継手が弾性変形可能となるように該バネ継手が前記溝部に嵌め込まれているものである。
本発明に係る筆記具の前記バネ継手は、線状のバネ部材を前部でレフィールの内径よりも大きな間隔幅に折曲して形成されているものである。
本発明に係る筆記具の前記バネ継手は、前記操作部材に形成された軸方向の溝部に前記脚片部が嵌め込まれると共に、バネ継手後部に折曲形成された係止片部が前記溝部の後端に設けられた係止孔に挿入係止されているものである。
本発明の筆記具によれば、操作部材に取付けられたバネ継手の取付部位をレフィールの後端側内部に圧入することにより、該レフィールの内面に前記バネ継手が弾発力で圧接係合するので、レフィール交換に際して、新たに用いるレフィールの内径にバラツキがあっても、そのバラツキを前記バネ継手で吸収することができ、これにより、レフィールと操作部材を十分な結合強度で確実に連結できるので、レフィール交換後に操作部材を操作することにより、レフィールを軸筒の先端孔に向かってスムーズに案内させることができ、軸筒内でレフィールが停滞するようなことがないという効果がある。
本発明の筆記具によれば、操作部材に対してバネ継手が着脱可能となっているので、その操作部材を金属製のレフィールと樹脂製のレフィールの何れにも併用できるという効果がある。すわなち、金属製のレフィールの場合は上述のようにバネ継手が装着された操作部材を適用し、樹脂製のレフィールの場合は前記バネ継手を取り外した操作部材を適用するという具合にレフィール自体の寸法や材質を変えることなく該レフィールを使い分けることができるという効果がある。ここで、樹脂製のレフィールに適用すべく操作部材からバネ継手を取り外した場合でも、その操作部材の嵌入軸部にはレフィールの後端側内部に圧入される大きさの頭部が設けられており、該頭部が圧入によりレフィールの内面に圧接係合することによって、レフィールと操作部材の結合強度を十分に確保することができる。なお、前記バネ継手が装着されたままの操作部材を樹脂製のレフィールに適用することも可能である。
本発明の筆記具によれば、操作部材に形成された軸方向の溝部にバネ継手が嵌め込まれ、この状態で該バネ継手が前記溝部から出没するように保持されるので、レフィールの後端側内部に対する操作部材前部の嵌入時に該操作部材が弊害になるようなこともなくレフィールの後端側内部に操作部材を容易に嵌入できるという効果がある。
本発明の筆記具によれば、線状のバネ部材を前部でレフィールの内径よりも大きな間隔幅に折曲するだけで頗るコンパクトなバネ継手を容易に形成でき、操作部材における前記バネ継手の取付部位もシンプルにコンパクト化でき、そのバネ継手を操作部材に取付けても軸筒を大径化する必要がないという効果がある。
本発明の筆記具によれば、操作部材に形成された軸方向の溝部にバネ継手の略並行な脚片部が嵌め込まれ、該脚片部の後端に形成されて相対方向に屈曲する係止片部が、前記操作部材の溝部後端に設けられた係止孔に挿入係止されているので、前記操作部材に取付けられたバネ継手が、レフィール内への圧入時に外れるようなこともなく、操作部材の所定位置にバネ継手を確実に保持して該バネ継手の機能を十分に発揮させることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による筆記具を示す断面図、図2は図1の筆記具の後端面図、図3は図1の筆記具の外観図、図4は図1の要部拡大断面図、図5(A)は図1および図4中の操作部材を示す平面図、図6(B)は図5(A)のA−A線に沿った断面図、図6(A)は図5(A)の側面図、図6(B)は図6(A)の左端面図、図6(C)は図6(A)の右端面図、図7は図6(A)の底面図、図8は図5(A)のB−Bに沿った断面図、図9(A)はバネ継手の平面図、図9(B)は図9(A)の右端面図、図10は図9(A)の側面図である。
図1に示す筆記具は、軸筒1と、該軸筒1内に前後進可能に挿入収納されて後退方向に付勢された複数本(図示例ではインク色が異なる3本)のボールペンのレフィール2および1本のシャープペンシルの芯パイプ3と、前記レフィール2のそれぞれを後退付勢力に抗して個々に前進移動させるノック部材(操作部材)4と、該ノック部材4の前部と前記レフィール2の後部との間に介在してそれらのノック部材4とレフィール2を結合するバネ継手5と、前記シャープペンシルの芯パイプ3を後退付勢力に抗して前進移動させるクリップユニット6とを備えた基本構造となっており、以下に詳細を説明する。
前記軸筒1内には内筒(中軸)7が嵌合され、該内筒7の先端部は前記軸筒1の前端から突出しており、その突出部位には筆記体繰出用の先端孔8aを有する先細円筒状の先具8が取付けられている。また、軸筒1内における内筒7の後部にはガイドストッパ10が配置されており、該ガイドストッパ10の中心部には緩衝部材11が設けられている。
さらに、軸筒1の後部周壁には、前記各操作部材4を軸方向にガイドするノックガイド孔12と、前記クリップユニット6を同じく軸方向にガイドするノックガイド13が設けられている。
軸筒1内に挿入収納されたレフィール2の後端にはバネ継手5を介してノック部材4が着脱可能に連結されており、その詳細な関連構造を以下に説明する。
まず、前記ノック部材4は、図4〜図6に示す形状に一体形成された樹脂製のレバー部材からなっており、該ノック部材4の前端には、レフィール2の後端側内部に挿脱可能に圧入するための頭部15を有する嵌入軸部14が設けられている。該嵌入軸部14の頭部15は、レフィール2の後端開口径と略同径の曲率半径の球面状に形成されている。
このようなノック部材4の前部には、嵌入軸部14の頭部15から嵌入軸部14の両側壁面およびノック部材4の前部両側壁面に亘って軸方向に連続形成されたバネ継手嵌め込み用の溝部16が設けられている。また、前記溝部16の後端部には、該溝部16に連続してノック部材4の壁部を直角方向に貫通する係止孔17が設けられている。さらに、ノック部材4の前部には、両側外方に向かって突出するスプリング受け片18が一体形成されている。
ノック部材4の後部側面には操作突部19が一体形成され、該操作突部19は、軸筒1のノックガイド孔12に内側から嵌め込まれて外方に突出し、該ノックガイド孔12に沿ってスライド自在となっている。また、ノック部材4における操作突部19の反対面には、1本のレフィール2を筆記位置でロックし、他のレフィール2のノック部材4で前記ロックを解除するための前部突出片20と後部突出片21が設けられている。
すなわち、1本のレフィール2が筆記位置までノックされると、該レフィール2の操作部材4における後部突出片21の後端が軸筒1内に退没している他のレフィール2の操作部材4における前部突出片20の前端に係止して筆記位置のレフィール2がロックされ、軸筒1内に退没している他のレフィール2のノック部材4を僅かにノックすると、該ノック部材4の前部突出片20の前端傾斜面で筆記位置のレフィール2のノック部材4における後部突出片21の後端が押されて前記ロックが解除されるように構成されている。
以上のように構成されたノック部材4の溝部16と係止孔17に亘ってバネ継手5が取り付けられている。このバネ継手5は、図7〜図9に示すように、線状のバネ部材をクリップ形状に折曲成形してなるもので、ノック部材4前端の頭部15の溝部16に嵌め込まれる先端湾曲部25と、この先端湾曲部25の両端に連続して平面「く」字状の対称形状に折曲形成された幅広折曲部26a,26bと、該幅広折曲部26a,26bの後端に連続して後方へ略並行に延びる脚片部27a,27bと、該脚片部27a,27bの後端に連続して相対方向へすれ違い状に延びるように折曲形成された係止片部28a,28bとからなっている。
なお、前記幅広折曲部26a,26は、レフィール2の後端側内部への圧入時に該レフィール2の内面に圧接させるため、該レフィール2の内径よりも大きな間隔幅の部位を有しているものである。
このように形成されたバネ継手5の取付けに際しては、脚片部27a,27bの間隔幅を広げて先端湾曲部25をノック部材4先端の頭部15の溝部16に嵌め込み、かつ、脚片部27a,27bの後端の係止片部28a,28bを操作部材4における前記溝部16後端の係止孔17に嵌め込む。これにより、該係止孔17に前記係止片部28a,28bが弾性復元力で係止されると共に、前記脚片部27a,27bがノック部材4両側の軸方向の溝部16に収められると共に、バネ継手5の幅広折曲部26a,26bが前記溝部16の外方に膨出した状態に保持されている。
このようにしてバネ継手5が取付けられたノック部材4の前部をレフィール2の後端側内部に圧入すると、バネ継手5の幅広折曲部26a,26bが前記レフィール2の内面に摺接して相対方向に押し縮められることにより、圧入終端位置ではバネ継手5の弾発力により前記幅広折曲部26a,26bが前記レフィール2の内面に圧接係合した状態となってレフィール2と操作部材4が連結される。
このようにバネ継手5でノック部材4が連結されたレフィール2が軸筒1内に挿入収納され、そのレフィール2は、軸筒1内のスライドガイド10とノック部材4のスプリング受け片18との間に介在させたリターンスプリング23によって後退方向に付勢されている。
一方、前記シャープペンシルの芯パイプ3の前部には、クリップユニット6のスライドノックによる芯パイプ3の前進移動時に芯をチャッキングして筆記位置に繰り出す芯送出機構22が設けられている。前記クリップユニット6は、軸筒1内で芯パイプ3の後方に配置されたクリップベース30と、該クリップベース30の後部に形成され、ノックガイド孔13を介して外方に突出するクリップ取付部31と、該クリップ取付部31に継手33を介して揺動可能に支持されたクリップ32と、該クリップ32を前端側が軸筒1に当接する方向に付勢されたクリップスプリング34とを備え、クリップユニット6が後退方向にリターンスプリング24で付勢された構造となっている。
なお、軸筒1の後端には消しゴム受け台35を介して消しゴム36が設けられると共に、消しゴム受け台35には消しゴム36を覆う着脱可能な消しゴムカバー37が取付けられている。
以上のように構成された複合筆記具によれば、ノック部材4の前部に取付けられたバネ継手5の取付部位をレフィール2の後端側内部に圧入すると、該レフィール2の内面に前記バネ継手5の幅広折曲部26a,26bが弾発力で圧接係合することにより、レフィール2の交換に際して、新たに用いるレフィールの内径にバラツキがあっても、そのバラツキを前記バネ継手5によって吸収することができ、これにより、新たなレフィール2とノック部材4を十分な結合強度で確実に連結できるという効果がある。
また、レフィール2の交換後にノック部材4をスライドノック操作することにより、レフィール2を軸筒1の先端孔8aに向かってスムーズに案内することができ、軸筒1内でレフィール2が停滞するようなことがないという効果がある。さらには、上述のようなレフィール2の内径のバラツキにより該レフィール2とノック部材4との連結部に嵌合の緩みが生じる場合であっても、その緩みを前記バネ継手5で吸収・解消できることにより、同様の効果が得られる。
ここで、樹脂製のレフィール2に適用すべくノック部材4からバネ継手5を取り外した場合でも、そのノック部材4の嵌入軸部14にはレフィール2の後端側内部に圧入される大きさの頭部15が設けられ、該頭部15がレフィール2の後端側内部に圧入されて該レフィール2の内面に圧接係合することにより、樹脂製レフィール2の弾性によって該レフィール2とノック部材4の結合強度を十分に確保することができるという効果がある。
また、本発明の複合筆記具によれば、ノック部材4の前部に形成された軸方向の溝部16にバネ継手5の脚片部27a,27bが嵌め込まれ、この状態で該バネ継手5の幅広折曲部26a,26bが前記溝部16から出没するように保持されるので、レフィール2の後端側内部に対するノック部材4前部の嵌入時に該ノック部材4が弊害になるようなこともなくレフィール2の後端側内部にノック部材4の前部を容易に嵌入できるという効果がある。
さらに、本発明の複合筆記具によれば、線状のバネ部材を前部でレフィール2の内径よりも大きな間隔幅に折曲するだけで頗るコンパクトなバネ継手5を容易に形成でき、操作部材4における前記バネ継手5の取付部位をシンプルにコンパクト化でき、そのバネ継手5を操作部材4に取付けても軸筒1を大径化する必要がないという効果がある。
さらには、本発明の複合筆記具によれば、ノック部材4に形成された軸方向の溝部16にバネ継手5の略並行な脚片部27a,27bが嵌め込まれ、該脚片部27a,27bの後端に形成されて相対方向に屈曲する係止片部28a,28bが、前記操作部材4の溝部16後端に設けられた係止孔17に挿入係止されているので、前記操作部材4の前部に取付けられたバネ継手5が、レフィール2内への圧入時に外れるようなこともなく、操作部材4の所定位置にバネ継手5を確実に保持して該バネ継手5の機能を十分に発揮させることができるという効果がある。
また、前記ノック部材4における溝部16の側壁には、係止片部28a,28bを容易に拡開させるための、なだらかな傾斜面16a(図5(B)参照)が形成されていることにより、その傾斜面16aを利用して脚片部27a,27bのそれぞれの後端で直角方向に屈曲する係止片部28a,28bを開拡させ、溝部16に侵入し易くすることにより、係止孔17に容易に挿入係止させることができるという効果がある。
以上説明した実施の形態1では、レフィール2としてボールペンレフィールを示したが、本発明の特徴である操作部材4とレフィール2との結合手段に適用するレフィール2は、ボールペンレフィールに特定されるものではなく、その他の例えばシャープペンシルのレフィール(芯タンク)であってもよく、要するに、操作部材とレフィールを着脱可能に連結可能な構造の筆記具であれば、いかなる筆記具のレフィールであってもよい。
また、前述した実施の形態1では、スライド式複合筆記具について説明したが、本発明の筆記具は、前記スライド式複合筆記具のほかに単体筆記具や回転式筆記具のいずれであってもよく、本発明の特徴である操作部材4とレフィール2との結合手段を採用できる筆記具であれば、いかなる形態の筆記具であってもよく、いずれの場合も同様の効果を期待できる。
本発明の実施の形態1による筆記具を示す断面図である。 図1の筆記具の後端面図である。 図1の筆記具の外観図である。 図1の筆記具の後部を部分的に拡大した断面図である。 図5(A)は図1および図4中の操作部材を示す平面図、図5(B)は図5(A)のA−A線に沿った断面図である。 図6(A)は図5(A)の側面図、図6(B)は図6(A)の左端面図、図6(C)は図6(A)の右端面図である。 図6(A)の底面図である。 図5(A)のB−Bに沿った断面図である。 図9(A)はバネ継手の平面図、図9(B)は図9(A)の右端面図である。 図9(A)の側面図である。
1 軸筒
2 レフィール
3 芯パイプ
4 ノック部材(操作部材)
5 バネ継手
6 クリップユニット
7 内筒
8 先具
8a 先端中心孔
10 ガイドストッパ
11 緩衝部材
12,13 ノックガイド孔
14 嵌入軸部
15 頭部
16 溝部
16a 傾斜面
17 係止孔
18 スプリング受け片
19 操作突部
20 前部突出片
21 後部突出片
22 芯送出機構
23,24 リターンスプリング
25 先端湾曲部
26a,26b 幅広折曲部
27a,27b 脚片部
28a,28b 係止片部
30 クリップベース
31 クリップ取付部
32 クリップ
33 継手
34 クリップスプリング
35 消しゴム受け台
36 消しゴム
37 消しゴムカバー

Claims (5)

  1. 軸筒と、該軸筒内に前後進移動可能に挿入収納されて後退方向に付勢された少なくとも1本のレフィールと、該レフィールを後退付勢力に抗して前進移動させる操作部材とを備えた筆記具において、
    前記操作部材には、前記レフィールの径方向に弾性変形可能なバネ継手が取付けられ、該バネ継手を介して前記操作部材が前記レフィールの後端側内部に嵌合された状態で前記バネ継手が前記レフィールの後部内面に径方向の弾発力で圧接係合していることを特徴とする筆記具。
  2. 前記操作部材には、前記レフィールの後端側内部に挿脱可能に圧入される頭部を有する嵌入軸部が形成され、該嵌入軸部に沿った部位で前記バネ継手が前記レフィールの径方向に弾性変形可能に且つ着脱可能に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記操作部材には、バネ継手を嵌め込む軸方向の溝部が対称位置に形成され、該溝部からの出没方向に前記バネ継手が弾性変形可能となるように該バネ継手が前記溝部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筆記具。
  4. 前記バネ継手は、線状のバネ部材を前部でレフィールの内径よりも大きな間隔幅に折曲して形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の筆記具。
  5. 前記バネ継手は、前記操作部材に形成された軸方向の溝部にバネ継手に形成された脚片部が嵌め込まれると共に、バネ継手後部に折曲形成された係止片部が前記溝部の後端に設けられた係止孔に挿入係止されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の筆記具。
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