JP5365835B2 - 電気化学デバイス電極用バインダー、電気化学デバイス電極用スラリーおよび電気化学デバイス電極 - Google Patents
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Description
而して、これらの電気化学デバイスを構成する電極を製造する方法としては、水素吸蔵合金や黒鉛等の活物質と、カルボキシメチルセルロース等の増粘剤と、ポリマー粒子を含有するラテックスよりなるバインダーとが水に分散されてなるペーストまたはスラリーを、集電体の表面に塗布して乾燥し、得られる塗膜をプレス加工することにより、電極層を形成する方法等が知られている。
ここで、バインダーは、活物質を結着する機能の他に、活物質を含む電極層と集電体との密着性を向上させる機能を有するものであり、かかるバインダーとしては、共役ジエン、芳香族ビニル化合物、(メタ)アクリレート化合物およびエチレン性不飽和カルボン酸を含む単量体を乳化重合して得られるラテックスよりなるものが知られている(特許文献1および特許文献2参照。)。
ここで、活物質と混合されたときに良好な分散性が得られ、形成される電極層と集電体との密着性が高いバインダーを得るためには、ポリマー中のカルボキシル基の含有量を高くする、すなわちポリマーを得るための単量体として、エチレン性不飽和カルボン酸の割合が高いものを用いればよい。しかしながら、このようなバインダーは、活物質と混合された後に放置されると、その粘度が増大してしまうため、良好な保存安定性を得ることができない。
前記エチレン性不飽和カルボン酸が、(メタ)アクリル酸およびイタコン酸よりなり、当該エチレン性不飽和カルボン酸におけるイタコン酸の割合が60〜85質量%であり、 前記ポリマー粒子は、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物よりなる非カルボン酸系単量体80〜92質量%と、エチレン性不飽和カルボン酸8〜20質量%とよりなり、当該非カルボン酸系単量体中の(メタ)アクリレート化合物の割合が14〜30質量%である単量体[1]を重合し、その後、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物よりなる非カルボン酸系単量体97.3〜99.3質量%と、エチレン性不飽和カルボン酸0.7〜1.5質量%とを含み、当該非カルボン酸系単量体中の(メタ)アクリレート化合物の割合が5.8〜11.5質量%である単量体[2]を添加して重合することにより得られるものであることを特徴とする。
1.原料単量体:
本発明の電気化学デバイス電極用バインダー(以下、「電極用バインダー」という。)は、共役ジエン、芳香族ビニル化合物、(メタ)アクリレート化合物およびエチレン性不飽和カルボン酸を含む単量体(以下、「原料単量体」という。)から得られるポリマー粒子を含有してなるラテックスよりなるものである。
原料単量体を構成する共役ジエンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロロ−1、3−ブタジエン、クロロプレンなどを、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができ、これらの中では、1,3−ブタジエンが好ましい。
原料単量体における共役ジエンの使用割合は、33〜48.5質量%であり、好ましくは35〜45質量%である。この割合が過小である場合には、得られるポリマーのガラス転移温度が高く、得られる電極層の柔軟性や集電体に対する密着性が低下する傾向にある。一方、この割合が過大である場合には、得られる電極層の表面が粘着性を有する傾向にあるため、プレス加工時に電極層がロールへ貼り付く等、加工性に劣るものとなる。
原料単量体を構成する芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、ジビニルベンゼンなどを、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができ、これらの中では、スチレンが好ましい。
全原料単量体における芳香族ビニル化合物の使用割合は、40〜50質量%であり、好ましくは43〜48質量%である。この割合が過小である場合には、活物質として用いられるグラファイトに対する相互作用が低下する結果、得られる電極層は活物質が脱落しやすいものとなる傾向にある。一方、この割合が過大である場合には、得られるポリマーは堅くてもろい性質となり、得られる電極層の柔軟性や集電体に対する密着性が低下する傾向にある。
原料単量体を構成する(メタ)アクリレート化合物としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、i−アミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、i−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)アクリレートなどを、1種単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができ、これらの中では、メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレートが好ましく、特に好ましくはメチル(メタ)アクリレートである。
全原料単量体における(メタ)アクリレート化合物の使用割合は、8〜12.5質量%であり、好ましくは9〜12質量%である。この割合が過小である場合には、得られるポリマーは電解液との親和性が低く、電池中においてバインダーが電気抵抗成分となりやすいため、電池内部抵抗が上昇する傾向にある。一方、この割合が過大である場合には、得られるポリマーは、電解液の吸収が過大なものとなり、電池中において結着性が失われやすく、高温貯蔵時に電池の劣化が生じやすくなる。
原料単量体を構成するエチレン性不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル酸およびイタコン酸が用いられる。
全原料単量体におけるエチレン性不飽和カルボン酸の使用割合は、3.5〜6質量%であり、好ましくは4〜5質量%である。この割合が過小である場合には、電極用スラリーを調製する際に、ボリマー粒子の分散安定性が不足し、凝集物を生じやすく、結果として得られる電極層の集電体に対する密着性が低下する等の問題が生じやすい傾向にある。一方、この割合が過大である場合には、電極用スラリーの調製後の貯蔵過程において、経時的なスラリー粘度の上昇が生じ、塗工性の劣るスラリーとなり易い傾向にある。
また、エチレン性不飽和カルボン酸におけるイタコン酸の割合は、60〜85質量%であり、好ましくは65〜75質量%である。この割合が過小である場合には、カルボン酸含有ポリマーの分子量が過度に大きくなる傾向にあり、結果として電極用スラリーの調製後の貯蔵過程において、経時的なスラリー粘度の上昇が生じ、塗工性の劣るスラリーとなり易い傾向にある。一方、この割合が過大である場合には、他のモノマーとの共重合が生じにくく、結果としてポリマー粒子の分散安定性が不足する傾向にある。
原料単量体中には、上記の共役ジエン、芳香族ビニル化合物、(メタ)アクリレート化合物およびエチレン性不飽和カルボン酸以外に、これらと共重合可能な化合物(以下、「共重合性化合物」という。)が含有されていてもよい。
かかる共重合性化合物の具体例としては、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドなどのエチレン性不飽和カルボン酸のアルキルアミド;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル;エチレン性不飽和ジカルボン酸の酸無水物、モノアルキルエステル、モノアミド類;アミノエチルアクリルアミド、ジメチルアミノメチルメタクリルアミド、メチルアミノプロピルメタクリルアミドなどのエチレン性不飽和カルボン酸のアミノアルキルアミド;(メタ)アクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリルなどのシアン化ビニル系化合物などが挙げられる。
本発明の電極用バインダーに含有されるポリマー粒子は、2段階の乳化重合工程によって得られるものであることが好ましい。
第1段階の乳化重合工程に供される単量体[1]としては、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物よりなる非カルボン酸系単量体の割合が80〜92質量%で、エチレン性不飽和カルボン酸の割合が8〜20質量%であるものを用いることが好ましい。
エチレン性不飽和カルボン酸の割合が過小である場合には、電極用スラリーを調製する際に、ポリマー粒子の分散安定性が不足し、凝集物を生じやすく、結果として電極の密着性が低下する等の問題が生じやすい傾向にある。一方、エチレン性不飽和カルボン酸の割合が過大である場合には、電極用スラリーの調製後の貯蔵過程において、経時的なスラリー粘度の上昇が生じ、塗工性の劣るスラリーとなり易い傾向にある。
また、エチレン性不飽和カルボン酸中のイタコン酸の割合は、50〜85質量%であることが好ましい。
第2段階の乳化重合工程に供される単量体[2]としては、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物からなる非カルボン酸系単量体97.3〜100質量%と、エチレン性不飽和カルボン酸0〜1.5質量%とを含むものを用いることが好ましい。
単量体[2]における非カルボン酸系単量体の割合が過小である場合には、電極用スラリーを調製する際に、ポリマー粒子の分散安定性が不足し、凝集物を生じやすく、結果として電極の密着性が低下する等の問題が生じやすい傾向にある。
また、単量体[2]におけるエチレン性不飽和カルボン酸の割合が過大である場合には、電極用スラリーの調製後の貯蔵過程において、経時的なスラリー粘度の上昇が生じ、塗工性の劣るスラリーとなり易い傾向にある。
また、単量体[2]において、非カルボン酸系単量体中の(メタ)アクリレート化合物の割合は0〜11.5質量%であることが好ましい。(メタ)アクリレート化合物の割合が過大である場合には、得られるポリマーは、電解液への膨潤が過剰となり、電池性能を低下させる傾向にある。
単量体[1]の割合が過小である場合には、得られるポリマー粒子中のカルボン酸含有量が不足し、分散安定性が不足する傾向にある。一方、単量体[1]の割合が過大である場合には、得られるポリマー粒子中のカルボン酸含有量が過大となり、経時的なスラリー粘度の上昇が生じやすい傾向にある。
乳化重合工程は、水性媒体中において、乳化剤、重合開始剤および分子量調節剤の存在下に行われる。
乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などを単独でまたは2種以上組み合わせて用いることができる。
アニオン性界面活性剤としては、高級アルコールの硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩、ポリエチレングリコールアルキルエーテルの硫酸エステルなどを用いることができる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリエチレングリコールのアルキルエステル型のもの、アルキルエーテル型のもの、アルキルフェニルエーテル型のものなどを用いることができる。
両性界面活性剤の具体例としては、アニオン部分が、カルボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩で、カチオン部分が、アミン塩、第4級アンモニウム塩であるものを用いることができ、具体的には、ラウリルベタイン、ステアリルベタインなどのベンタイン類、ラウリル−β−アラニン、ウラリルジ(アミノエチル)グリシン、オクチルジ(アミノエチル)グリシンなどのアミノ酸タイプのものを例示することができる。
乳化剤の使用量は、用いられる単量体100質量部に対して0.5〜5質量部であることが好ましい。
重合開始剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの水溶性重合開始剤、過酸化ベンゾイル、ラウリルパーオキサイド、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等の油溶性重合開始剤、重亜硫酸ナトリウム等の還元剤との組み合わせによるレドックス系重合開始剤などを、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合開始剤の使用量は、単量体100質量部に対して0.3〜3質量部であることが好ましい。
分子量調節剤としては、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−トデシルメルカプタン、t−ドテジルメルカプタン、チオグリコール酸などのメルカプタン類、ジメチルキサントゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサルファイドなどのキサントゲン類、ターピノーレン、α−メチルスチレンダイマーなどの通常の乳化重合に使用されるものを用いることができる。
分子量調節剤の使用量は、単量体100質量部に対して通常5質量部以下である。
第1段階の乳化重合工程は、重合温度が例えば40〜80℃、重合時間が例えば2〜4時間の条件で行われる。
また、第1段階の乳化重合工程においては、重合転化率が50%以上であることが好ましく、より好ましくは60%以上である。
第2段階の乳化重合工程は、重合温度が例えば40〜80℃、重合時間が例えば2〜6時間の条件で行われる。
本発明の電極用バインダーにおいて、ポリマー粒子の平均粒子径は、50〜400nmが好ましく、より好ましくは100〜300nmである。
また、ポリマー粒子のガラス転移温度は、−50〜25℃であることが好ましく、より好ましくは−30〜5℃である。
また、本発明の電極用バインダーにおける固形分濃度は、15〜50質量%であることが好ましく、より好ましくは20〜40質量%である。
本発明の電極用バインダーにおいては、電極活物質と混合されることによって、電気化学デバイス電極用スラリー(以下、「電極用スラリー」という。)が調製される。
電極活物質は、特に限定されるものではないが、リチウムイオン二次電池電極に用いる場合には、負極用として、カーボン、例えばフェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、セルロース等の有機高分子化合物を焼成することにより得られる炭素材料、コークスやピッチを焼成することにより得られる炭素材料、人造グラファイト、天然グラファイトなどを用いることができ、また、電気二重層キャパシタ電極に用いる場合には、活性炭、活性炭繊維、シリカ、アルミナなどを用いることができ、また、リチウムイオンキャパシタ電極に用いる場合には、黒鉛、難黒鉛化炭素、ハードカーボン、コークスなとの炭素材料や、ポリアセン系有機半導体(PAS)などを用いることができる。
電極用スラリーには、増粘剤、ヘキサメタリン酸ソーダ、トリポリリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダなどの分散剤、ラテックスの安定化剤としてのノニオン性またはアニオン性界面活性剤、消泡剤などの添加剤が含有されていてもよい。
電極用スラリーにおいては、電極活物質100質量部に対して、電極用バインダーにおける固形分が0.1〜10質量部の割合で含有されていることが好ましく、より好ましくは0.3〜4質量部である。電極用バインダーの固形分の割合が過小である場合には、良好な密着性が得られなくなる傾向にある。一方、電極用バインダーの固形分の割合が過大である場合には、過電圧が上昇して電池特性に影響を及ぼす傾向にある。
また、電極用スラリーの調製においては、減圧下で行うことができ、これにより、得られる電極層内に気泡が生じることを防止することができる。
本発明においては、上記の電極用スラリーを集電体の表面に塗布して乾燥処理し、得られる塗膜をプレス加工することにより、当該集電体の表面に電極層が形成され、以て、電気化学デバイス電極が得られる。
集電体としては、金属箔、エッチング金属箔、エキスパンドメタルなどからなるもの用いることができ、集電体を構成する材料としては、アルミニウム、銅、ニッケル、タンタル、ステンレス、チタンなどの金属材料から目的とする電気化学デバイスの種類に応じて適宜選択して用いることができる。また、集電体の厚みは、例えばリチウム二次電池用の電極を構成する場合には、5〜30μm、好ましくは8〜25μmであり、例えば電気二重層キャパシタ用の電極を構成する場合には、5〜100μm、好ましくは10〜70μm、より好ましくは15〜30μmである。
電極用スラリーを塗布する手段としては、ドクターブレード法、リバースロール法、コンマバー法、グラビヤ法、エアーナイフ法などを利用することができる。
また、電極用スラリーの塗布膜の乾燥処理の条件としては、処理温度が例えば20〜250℃であることが好ましく、50〜150℃であることが更に好ましい。また、処理時間が例えば1〜120分間であることが好ましく、5〜60分間であることが更に好ましい。
また、プレス加工する手段としては、高圧スーパープレス、ソフトカレンダー、1トンプレス機などを利用することができる。
プレス加工の条件としては、用いる加工機に応じて適宜設定される。
このようにして形成される電極層は、例えば厚みが40〜100μmであり、密度が1.3〜2.0g/cm2 である。
このようにして得られる電気化学デバイス電極は、例えばリチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタなどの電気化学デバイスの電極として好適に用いることができる。
本発明によって得られる電気化学デバイス電極を用いてリチウムイオン二次電池を構成する場合には、電解液として、リチウム化合物からなる電解質が溶媒中に溶解されてなるものが用いられる。
電解質の具体例としては、LiClO4 、LiBF4 、LiI、LiPF6 、LiCF3 SO3 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiAlCl4 、LiCl、LiBr、LiB(C2 H5 )4 、LiCH3 SO3 、LiC4 F9 SO3 、Li(C4 F3 SO2 )2 N、Li[CO2 )2 ]2 Bなどが挙げられる。
溶媒の具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等のカーボネート類、γ−ブチロラクトン等のラクトン類、トリメトキシシラン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、2−エトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等のエーテル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン等のオキソラン類、アセトニトリル、ニトロメタン等の窒素含有化合物、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、リン酸トリエステル等のエステル類、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等のグライム類、アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、スルホラン等のスルホン類、2−メチル−2−オキサゾリジノン等のオキサゾリジノン類、1,3−プロパンスルトン、4−ブタンスルトン、ナフタスルトン等のスルトン類などが挙げられる。
また、本発明によって得られる電気化学デバイス電極を用いて電気二重層キャパシタを構成する場合には、電解液として、上記の溶媒中に、テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート、トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオロボレート、テトラエラルアンモニウムヘキサフルオロホスフェート等の電解質が溶解されてなるものが用いられる。
また、本発明によって得られる電気化学デバイス電極を用いてリチウムイオンキャパシタを構成する場合には、電解液として、上記のリチウムイオン二次電池を構成する場合と同様のものを用いることができる。
なお、下記の実施例および比較例中の「部」は、特に断らない限り質量基準である。
また、各種物性地の測定方法および諸特性の評価方法は以下の通りである。
○ポリマー粒子の平均粒子径:
大塚電子(株)製レーザー粒径解析システムFPAR1000を用いて粒子径を測定した。
○ガラス転移点(Tg):
電極用バインダーをガラス板に塗布し、120℃で1時間乾燥することにより、重合体フィルムを形成し、得られたフィルムを、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計を用いてガラス転移点(Tg)を測定した。
○ポリマーの電解液への膨潤度:
電極用バインダー10gを室温にてシャーレ上で乾燥してフィルムを作製し、更にフィルムをシャーレから取り出して120℃で2時間乾燥させ、1cm×2cmの大きさに裁断したものを試料として用い、この試料の初期質量W0(g)を測定し、当該試料を、エチレンカーボネートおよびジエチルカーボネートの混合溶媒(体積比1:1)にLiPF6 が1mol/Lの濃度で溶解されてなる電解液に浸漬し、85℃で24時間保持した後、当該試料の質量W1(g)を測定し、下記式よりポリマーの電解液への膨潤度を算出した。
ポリマーの電解液への膨潤度(%)=W1/W0×100
○分散性:
電極用スラリーを200メッシュのフィルターにより濾過し、電極用スラリー中の全固形分に対する残差の割合を測定した。なお、この残差の割合が低いものほど、分散安定性が良好なものである。
○粘度安定性:
電極用スラリーを室温で1日間および3日間静置した後にその粘度を測定し、当該電極用スラリーの調製直後の粘度に対する静置後の粘度の比(%)を求めた。なお、この比が100(%)に近いものほど、粘度安定性が良好なものである。
○ピール強度:
二次電池電極(負極)から、幅2cm×長さ12cmの試験片を切り出し、この試験片の電極層側の表面を、両面テープを用いてアルミ板に貼り付けた。また、試験片の集電体の表面に、幅18mmテープ(商品名「セロテープ(登録商標)」(ニチバン社製))(JIS Z1522に規定)を貼り付け、90°方向に50mm/minの速度でテープを剥離したときの強度(g/2cm)を6回測定し、その平均値をピール強度(g/2cm)として算出した。
なお、このピール強度の値が大きいほど、集電体と電極層との密着強度が高く、集電体から電極層が剥離し難いと評価することができる。
(1)電極用バインダーの調製:
攪拌機を備えた温度調節の可能なオートクレーブ中に、水200部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1部、過硫酸カリウム1.0部、重亜硫酸ナトリウム0.5部、α−メチルスチレンダイマー0.2部、ドデシルメルカプタン0.1部、並びに、共役ジエンとしてブタジエン6.0部、芳香族ビニル化合物としてスチレン12.5部、(メタ)アクリレート化合物としてメチルメタクリレート3.5部(非カルボン酸系単量体中のメチルメタクリレートの割合が15.9質量%)、エチレン性不飽和カルボン酸としてアクリル酸0.5部およびイタコン酸2.5部よりなる単量体[1]25部(非カルボン酸系単量体88質量%およびエチレン性不飽和カルボン酸12質量%)を一括して仕込み、オートクレーブ内を70℃に昇温し2時間重合反応させた。
次いで、重合転化率が80%以上であることを確認した後、オートクレーブ内の温度を70℃に維持したまま、共役ジエンとしてブタジエン31.5部、芳香族ビニル化合物としてスチレン34.5部、(メタ)アクリレート化合物としてメチルメタクリレート8.0部(非カルボン酸系単量体中のメチルメタクリレートの割合が10.8質量%)、エチレン性不飽和カルボン酸としてアクリル酸0.5部およびイタコン酸0.5部よりなる単量体[2]75部(非カルボン酸系単量体98.7質量%およびエチレン性不飽和カルボン酸1.3質量%)を6時間かけて添加して重合した。この際、単量体[2]の添加開始から3時間経過した時点で、α−メチルスチレンダイマー0.5部およびドデシルメルカプタン0.1部を添加した。単量体[2]の添加が終了した後、温度を80℃に昇温し、更に2時間反応させた。
そして、重合反応が終了した後、得られたラテックスのpHを7.5に調整し、水蒸気蒸留によって残留する単量体の除去処理を行った後、減圧処理によって固形分の濃度が50質量%となるまで濃縮することにより、電気化学デバイス用バインダーを得た。
以上において、原料単量体における共役ジエンの割合は37.5質量%、芳香族ビニル化合物の割合が47.0質量%、(メタ)アクリレート化合物の割合が11.5質量%、エチレン性不飽和カルボン酸の割合が4.0質量%で、芳香族ビニル化合物におけるイタコン酸の割合が75質量%で、単量体[1]と単量体[2]との質量比が25:75である。
得られた電極用バインダーにおけるポリマー粒子の平均粒子径、ガラス転移点(Tg)および電解液への膨潤度を下記表1に示す。
二軸型プラネタリーミキサー(プライミクス社製「TKハイビスミックス 2P−03」)内に、増粘剤としてダイセル化学社製の「CMC2200」を1部(固形分換算)、負極活物質としてグラファイト100部(固形分換算)、および水68部を投入し、60rpmで1時間攪拌を行った。その後、調製した電極用バインダー1部(固形分換算)を加え、さらに1時間攪拌を行った。得られたペーストに水34部を加えた後、攪拌脱泡機(THINKY社製「泡とり練太郎」)を用い、200rpmで2分間、1800rpmで5分間、更に真空下において1800rpmで1. 5分攪拌混合することにより、電極用スラリーを調製した。
得られた電極用スラリーにおける分散性および粘度安定性を下記表1に示す。
銅箔よりなる集電体の表面に、電極用スラリーを、乾燥後の膜厚が150μmとなるようにドクターブレード法によって均一に塗布し、120℃で20分間乾燥処理し、その後、得られる電極層の密度が1.8g/cm3 となるようにロールプレス機によりプレス加工することにより、二次電池電極を得た。
得られた二次電池電極における電極層のピール強度を下記表1に示す。
電極用バインダーの調製において、単量体[1]および単量体[2]として、下記表1に示す組成のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして電極用バインダーおよび電極用スラリーを調製し、二次電池電極を作製した。
得られた電極用バインダーにおけるポリマー粒子の平均粒子径、ガラス転移点(Tg)および電解液への膨潤度、電極用スラリーにおける分散性および粘度安定性、並びに二次電池電極における電極層のピール強度を下記表1に示す。
これに対し、比較例1においては、エチレン性不飽和カルボン酸の使用割合が小さいため、分散性が良好な電極用スラリーを得ることができなかった。
また、比較例2においては、エチレン性不飽和カルボン酸の使用割合が大きいため、電極用スラリーが長時間放置されたときに粘度が増大し、良好な保存安定性を得ることができなかった。
また、比較例3においては、エチレン性不飽和カルボン酸におけるイタコン酸の使用割合が小さいため、電極用スラリーが長時間放置されたときに粘度が増大し、良好な保存安定性を得ることができなかった。
また、比較例4においては、メチルメタクリレートの使用割合が大きいため、ポリマーが電解液に膨潤しやすいものであった。
Claims (4)
- 共役ジエン33〜48.5質量%、芳香族ビニル化合物40〜50質量%、(メタ)アクリレート化合物8〜12.5質量%、およびエチレン性不飽和カルボン酸3.5〜6質量%を含む単量体から得られるポリマー粒子を含有してなり、
前記エチレン性不飽和カルボン酸が、(メタ)アクリル酸およびイタコン酸よりなり、当該エチレン性不飽和カルボン酸におけるイタコン酸の割合が60〜85質量%であり、 前記ポリマー粒子は、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物よりなる非カルボン酸系単量体80〜92質量%と、エチレン性不飽和カルボン酸8〜20質量%とよりなり、当該非カルボン酸系単量体中の(メタ)アクリレート化合物の割合が14〜30質量%である単量体[1]を重合し、その後、共役ジエン、芳香族ビニル化合物および(メタ)アクリレート化合物よりなる非カルボン酸系単量体97.3〜99.3質量%と、エチレン性不飽和カルボン酸0.7〜1.5質量%とを含み、当該非カルボン酸系単量体中の(メタ)アクリレート化合物の割合が5.8〜11.5質量%である単量体[2]を添加して重合することにより得られるものであることを特徴とする電気化学デバイス電極用バインダー。 - 単量体[1]と単量体[2]との質量比が20:80〜30:70であることを特徴とする請求項1に記載の電気化学デバイス電極用バインダー。
- 電極活物質および請求項1または請求項2に記載の電気化学デバイス電極用バインダーを含有することを特徴とする電気化学デバイス電極用スラリー。
- 請求項3に記載の電気化学デバイス電極用スラリーを金属箔上に塗工・乾燥して得られることを特徴とする電気化学デバイス電極。
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