JP5363754B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば燃料電池スタックを樹脂製の中間ジョイントを介して補機と接続する燃料電池システムに関する。
燃料電池システムでは、燃料電池スタックと加湿ユニット(補機)とを、燃料ガスや酸化剤ガスなどが流通する複数の配管を介して接続することが行われている(特許文献1参照)。ところで、燃料電池システムでは、発電により水が生成されて燃料電池スタックと補機との間を流通するが、このとき生成水を介して燃料電池スタックと補機とが接続された場合、燃料電池スタックが補機を介して液絡(いわゆる短絡に相当する現象)するという問題があった。そこで、このような液絡を防止するために、燃料電池スタックと補機とを樹脂製の中間ジョイントで接続する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−216983号公報(段落0018〜0023、図2) 特開2007−64367号公報(段落0019、図1)
しかしながら、中間ジョイントが液絡防止用として樹脂を用いているため、仮に衝突時に燃料電池スタックと補機とが過大に相対変位した場合、中間ジョイントが応力過大で破損して燃料漏れが発生するという問題がある。また、中間ジョイントの許容変位を拡大するには、中間ジョイントの長さをより長くする必要があるため、燃料電池システムが大型化する問題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、簡便な構造にて燃料漏れに対する信頼性を確保することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、電気的絶縁の必要なシステムを接続する流路と、前記流路同士を連結する樹脂製の中間ジョイントと、を有する燃料電池システムにおいて、前記中間ジョイントは、前記各流路にそれぞれオーリングを介して連結され、前記中間ジョイントとは別に、それぞれのシステムに形成された嵌合穴に嵌合して前記中間ジョイントを補強するノックピン部材が設けられ、前記ノックピン部材が、流路方向に対して、前記流路の対向位置における製造誤差を吸収するのに必要な最小角度と前記中間ジョイントの破損が抑制できる最大角度との間で傾斜するように、それぞれの前記嵌合穴と前記ノックピン部材との間のクリアランスが設定されていることを特徴とする。
これによれば、システム間に変位抑制部材を嵌合するようにして設けることにより、システム間において相対的変位が生じたとしても、中間ジョイントが過大に変位するのを防止できる。つまり、中間ジョイントが破損する手前で変位抑制部材によってシステム間の相対的な変位が規制されるので、中間ジョイントの破損を防止できる。よって、中間ジョイントの破損による燃料漏れを防止できる。なお、電気的絶縁の必要なシステムとは、例えば燃料電池自動車であれば、車体に対して電気的絶縁(耐電圧)が必要なシステムを意味している。
請求項2に係る発明は、前記ノックピン部材は、前記中間ジョイントの中心から当該中間ジョイントの直径の3倍以内に配置されていることを特徴とする
請求項3に係る発明は、電気的絶縁の必要なシステムを接続する流路と、前記流路同士を連結する樹脂製の中間ジョイントと、を有する燃料電池システムにおいて、前記中間ジョイントは、前記各流路にそれぞれオーリングを介して連結され、前記中間ジョイントを覆い、それぞれのシステムに形成された嵌合穴に嵌合する管状部材を備え、前記管状部材が、流路方向に対して、前記流路の対向位置における製造誤差を吸収するのに必要な最小角度と前記中間ジョイントの破損が抑制できる最大角度との間で傾斜するように、それぞれの前記嵌合穴と前記管状部材との間のクリアランスが設定されていることを特徴とする
これによれば、システム間に変位抑制部材として中間ジョイントの周囲に二重管構造となるような管状の部材を設けることにより、中間ジョイントが過大に変位するのを防止でき、中間ジョイントの破損を防止できる。よって、中間ジョイントの破損による燃料漏れを防止できる。
本発明によれば、簡便な構造にて燃料漏れに対する信頼性を確保することができる燃料電池システムを提供できる。
図1は本実施形態における燃料電池スタックと補機との接続構造を示す分解斜視図、図2は燃料電池スタックと補機を車両に搭載した状態を示す透視側面図、図3は燃料電池スタックと補機との関係を示すブロック図、図4は燃料電池スタックと補機との連結後の構造を拡大して示す縦断面図、図5は変位抑制部材の許容がたを求めるための図である。なお、本実施形態では、車両(燃料電池自動車)に搭載した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、船舶や航空機用の駆動電源、定置式の家庭用や業務用の電源などあらゆるものに適用できる。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、補機40とを有し、燃料電池スタック10と補機40とが、中間ジョイント50Aとノックピン部材60を介して接続されて構成されている。
前記燃料電池スタック10は、車両を駆動させる電力を発生させるものであり、固体高分子からなる電解質膜を、触媒を含むアノードとカソードとで挟み、さらにその外側を一対の導電性のセパレータで挟んで構成した単セル10Aを複数厚み方向に積層した構造を有している、また、燃料電池スタック10は、単セル10Aが電気的に直列に接続されて高電圧を発生するように構成されている。
また、燃料電池スタック10は、単セル10Aの積層方向の両端部(図1では片側のみ図示)に金属製のエンドプレート16を有している。このエンドプレート16は、燃料ガス(アノードガス)として水素が導入される配管16a、酸化剤ガス(カソードガス)としての空気が導入される配管16b、アノードオフガスが導出される配管16c、カソードオフガスが導出される配管16dがエンドプレート16を貫通して形成されている。また、エンドプレート16には、配管16a〜16dが開口する同一面上に、後記するノックピン部材60が嵌合する複数の嵌合穴16sが所定の深さで形成されている。なお、本実施形態では、嵌合穴16sが車幅方向の両端部に上下に間隔を開けて2個ずつ形成されているが、嵌合穴16sの位置や個数は本実施形態に限定されるものではない。
なお、図示していないが、末端の単セル10Aのセパレータとエンドプレート16とは、絶縁層を介して積層されて、エンドプレート16とセパレータとが電気的に導通しないように構成されている。さらに、エンドプレート16の配管16a〜16dの内壁全体が樹脂でモールドされて、生成水を介してセパレータとエンドプレート16とが電気的に導通しないように構成されている。また、露出する金属部品であるエンドプレート16および補機40のボディ41は、ボディアースされている。
前記補機40は、金属製のボディ41を有し、ボディ41のエンドプレート16と対向する面に、水素が導出される配管41a、空気が導出される配管41b、アノードオフガスが導入される配管41c、およびカソードオフガスが導入される配管41dが形成されている。また、補機40のボディ41には、前記嵌合穴16sと対向する位置に嵌合穴41sが形成されている。
図2に示すように、本実施形態の燃料電池スタック10および補機40は、車両Vの前後方向に並べて配置され、燃料電池スタック10が前方にその後方に補機40が位置するように接続され、車両Vのフロアパネル2に形成されたセンターコンソール2a内に配置されている。
図3に示すように、燃料電池スタック10の補機40は、例えば、アノード系として、エゼクタ21、気液分離器22、パージ弁23、ドレイン弁24、カソード系として、加湿器25、背圧弁26、希釈器27が含まれ、アノード配管a1〜a7、カソード配管c1〜c4を介して接続されて構成されている。
エゼクタ21は、アノード配管a2,a3を介して燃料電池スタック10から排出された未反応の水素を戻し、再びアノード配管a1を介して燃料電池スタック10のアノードの入口に供給して再循環させる真空ポンプの一種である。
気液分離器22は、燃料電池スタック10から排出された水と、水素とを分離する機能を有し、排出された水を貯留するタンクを有している。なお、燃料電池スタック10から排出される水とは、例えば燃料電池スタック10のカソードから電解質膜を介してアノードに透過してきた水である。
パージ弁23は、アノード配管a4を介してアノード配管a3と接続され、開弁することにより、アノードの循環経路(アノード配管a1〜a3、流路10a)に蓄積した不純物を排出する機能を有する。なお、開弁するタイミングは、例えば、定期的であってもよく、あるいは燃料電池スタック10のセル電圧が所定値を下回ったときであってもよい。セル電圧とは、単セル10Aごとの電圧(起電力)を意味している。
ドレイン弁24は、気液分離器22とアノード配管a6を介して接続され、開弁することにより、気液分離器22に貯留された水を排出する機能を有する。なお、開弁するタイミングは、例えば、図示しない水位センサの検出値が所定値を超えたときである。
加湿器25は、図示しないエアコンプレッサから取り込まれた圧縮空気を加湿する機能を有し、複数の中空糸膜が束ねられて金属製のケースに収容されて構成されている。加湿された圧縮空気は、カソード配管c1を介して燃料電池スタック10のカソードに供給される。なお、加湿器25は、燃料電池スタック10のカソードの出口とカソード配管c2を介して接続されており、燃料電池スタック10から排出されたカソードオフガスを利用して、圧縮空気を加湿するようになっている。
背圧弁26は、カソード配管c3を介して加湿器25と接続され、カソード圧を調節する機能を有する。
希釈器27は、アノード配管a5を介してパージ弁23と接続され、アノード配管a7を介してドレイン弁24と接続され、カソード配管c4を介して背圧弁26と接続され、パージ処理時にパージ弁23から排出された水素を、カソードオフガスで希釈して水素を所定水素濃度以下にして排出する機能を有する。
よって、図1に示すように、アノード配管a1の先端(下流端)が配管41aとなり、カソード配管c1の先端(下流端)が配管41bとなり、アノード配管a2の基端(上流端)が配管41cとなり、カソード配管c2の基端(上流端)が配管41dとなっている。
図1に示すように、中間ジョイント50Aは、樹脂製の円筒体51の両端の外周面に、周方向に沿って溝51aが形成され、各溝51aにゴムなどの弾性材料で形成されたオーリング52,52が嵌められて構成されている。
また、中間ジョイント50Aは、一端が燃料電池スタック10のエンドプレート16の配管16a〜16dに嵌合して、他端が補機40の配管41a〜41dに嵌合している。これによって、例えば、補機40の配管41aから供給される水素は、外部に漏れることなく燃料電池スタック10の配管16aに供給され、燃料電池スタック10の配管16cから排出されるアノードオフガスに含まれる水素は、外部に漏れることなく補機40の配管41cに排出される。また、中間ジョイント50Aは、非導電性の樹脂で形成されているので、生成水を介して、単セル10Aと補機40のボディ41とが液絡(短絡)するのを防止できる。
また、両端にオーリング52,52を備えた中間ジョイント50Aを用いることにより、燃料電池スタック10と補機40とに形成された複数の配管同士を容易に連結することができる。つまり、両端がオーリング52を介して嵌合しているので、配管16a〜16dと配管41a〜41dとが対向する穴の位置が製造誤差や組立誤差によって若干ずれていたとしても、中間ジョイント50Aが若干傾くことによって、前記誤差を吸収することが可能になる。
図1に示すように、ノックピン部材60は、例えば金属などの剛体により円柱状に形成され、その一端が燃料電池スタック10のエンドプレート16に形成された嵌合穴16sに嵌合し、他端が補機40に形成された嵌合穴41sに嵌合している。
図4に示すように、ノックピン部材60は、エンドプレート16の嵌合穴16sと、補機40の嵌合穴41sとにそれぞれ嵌合したときに、クリアランスCLが形成されるように、嵌合穴16s,41sの内径とノックピン部材60の直径とが設定されている。このクリアランスCLは、中間ジョイント50Aを介して燃料電池スタック10と補機40とを接続するときの配管16a〜16dと配管41a〜41dとの誤差(公差)を吸収することができ、かつ、中間ジョイント50Aを破損させることがないように設定される隙間である。すなわち、クリアランスCLを大きく設定することにより、中間ジョイント50Aの傾斜角度を大きく設定でき、クリアランスCLを小さく設定することにより、中間ジョイント50Aの傾斜角度を小さく設定できる。なお、クリアランスCLの設定値については図5を参照して後記する。
図5に示すように、補機40の嵌合穴41sを基準として考えると、実線Aで示す場合の傾斜角度θ1は、配管16a〜16d(図1参照)と配管41a〜41d(図1参照)との製造誤差(公差)を吸収するために必要な最小の角度である。破線Bで示す場合の傾斜角度θmaxは、中間ジョイント50Aが最大で傾斜できる角度であり、この傾斜角度θmaxを超えて変位すると、中間ジョイント50Aが破損する角度である。そして、求められた傾斜角度θ1とθmaxとのほぼ中間の傾斜角度θ2が上限の傾斜角度となるようにクリアランスCLが設定される。例えば、θ1が0.2°で、θmaxが1°であれば、θ2は、θ1とθmaxのほぼ中間の値である0.5°に設定される。なお、θ2は、θ1とθmaxとの中間の角度に限定されるものではなく、θ2をθmaxにほぼ等しい角度としてもよい。
このようにして、ノックピン部材60が流路方向に対してθmax(所定角度)以上傾斜するのを抑制することにより、中間ジョイント50Aの許容角度(θmax)を超えて傾くことがないので、中間ジョイント50Aが破損するのを防止できる。しかも、本実施形態では、θmaxよりも小さい傾斜角度θ2となるようにクリアランスCLが設定されるので、中間ジョイント50Aのシール性を確実に確保できる。
したがって、前記のようにしてノックピン部材60と嵌合穴16s,41sとのクリアランスCLを設定することにより、例えば、車両V(図2参照)に対する側面衝突により、補機40に側面から衝撃荷重G(図4参照)が作用して、燃料電池スタック10と補機40とが相対的に車幅方向に変位したとしても、ノックピン部材60が傾斜角度θ2を超えて傾斜することがないので、中間ジョイント50Aが破損することがなく、しかも中間ジョイント50Aのシール性が損なわれることもない。よって、水素漏れが発生することがないので、燃料漏れに対する信頼性が損なわれることがない。なお、傾斜角度θ2は、燃料電池スタック10と補機40とを接続する際に必要な配管16a〜16dと配管41a〜41dとの誤差(公差)を吸収できる傾斜角度θ1より大きいので、燃料電池スタック10と補機40とを組み付ける際の組み付け性が損なわれることがない。
また、本実施形態によれば、中間ジョイント50Aの長さを長くする必要もなく、オーリング52の線径を大きくする必要もないので、燃料電池システム1が大型化するのを防止できる。
なお、ノックピン部材60の位置は、中間ジョイント50Aの中心から、中間ジョイント50Aの直径Rの3倍以内に配置することが好ましく、これにより、側突などによる衝撃荷重Gを吸収することが可能になる。
図6(a),(b)は変位抑制部材の別の実施形態を示す断面図である。なお、図6では、配管16aと配管41aとを連結する中間ジョイント50Aのみを図示して説明するが、他の配管16b〜16d、41b〜41dについても同様に構成されているものとしてその説明を省略する。図6(a)に示すように、この別の実施形態は、中間ジョイント50Aの周囲を離れて覆い、配管16aと配管41aとにそれぞれ嵌合する円筒形状の管状部材70を設けて2重管構造とした構成である。なお、この別の実施形態についても、管状部材70と、配管16aおよび配管41aとのクリアランスは、図5における説明と同様に、中間ジョイント50Aと配管16a,41aと連結するときに必要な誤差を吸収できる傾斜角度θ1よりも大きく、かつ、中間ジョイント50Aが最大で許容できる傾斜角度θmax未満となる傾斜角度θ2に設定される。
また、図6(b)に示すように、中間ジョイント50Aの外周面に当接して覆い、配管16aと配管41aとにそれぞれ嵌合する円筒形状の管状部材80を設けるようにしてもよい。なお、この場合も、管状部材80と配管16a,41aとのクリアランスは、図5と同様にして設定される。
図7は燃料電池スタックと補機との別の連結構造を拡大して示す断面図である。図7に示す実施形態は、図1に示す実施形態において、エンドプレート16に配管16e、補機40に配管41eが追加された構成であり、これら配管16eと配管41eとを中間ジョイント50Bとで連結したものである。中間ジョイント50Bは、樹脂製の円筒体の両端にオーリング54が設けられたものであり、配管16e,41eにオーリング54を介して連結されている。ちなみに、この配管16e,41eは、燃料電池スタック10のアノード側を流通する水を排出するための流路であり、配管16cと配管41cとを連結する中間ジョイント50Aの近傍に設けられている。また、ノックピン部材61は、配管16cと配管16eとの間に形成された嵌合穴16tと、配管41cと配管41eとの間に形成された嵌合穴41tとにそれぞれ嵌合している。なお、ノックピン部材61と嵌合穴16t,41tとのクリアランスは、前記と同様にして設定される。また、アノード側のドレインだけではなく、さらにカソード側のドレインの配管を形成して、同様にして中間ジョイントで連結するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、クリアランスCLを変更して傾斜角度を設定したが、クリアランスCLに限定されるものでなく、ノックピン部材60,61の長さL(図4参照)を変更して設定してもよい。すなわち、ノックピン部材60,61の長さLを長くすることにより、中間ジョイント50A,50Bの傾斜角度が大きくなり、長さLを短くすることにより、傾斜角度が小さくなる。
また、ノックピン部材60,61と、図6(a),(b)に示す管状部材70,80とを組み合わせて構成してもよい。
本実施形態における燃料電池スタックと補機との接続構造を示す分解斜視図である。 燃料電池スタックと補機を車両に搭載した状態を示す透視側面図である。 燃料電池スタックと補機との関係を示すブロック図である。 燃料電池スタックと補機との連結後の構造を拡大して示す縦断面図である。 変位抑制部材の許容がたを求めるための図である。 (a),(b)は変位抑制部材の別の実施形態を示す断面図である。 燃料電池スタックと補機との別の連結後の構造を拡大して示す横断面図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック(システム)
16 エンドプレート
16a〜16e 配管(流路)
16s,16t 嵌合穴
40 補機(システム)
41a〜41e 配管(流路)
41s,41t 嵌合穴
50A,50B 中間ジョイント
52,54 オーリング
60,61 ノックピン部材(変位抑制部材)
70,80 管状部材(変位抑制部材)

Claims (3)

  1. 電気的絶縁の必要なシステムを接続する流路と、
    前記流路同士を連結する樹脂製の中間ジョイントと、を有する燃料電池システムにおいて、
    前記中間ジョイントは、前記各流路にそれぞれオーリングを介して連結され、
    前記中間ジョイントとは別に、それぞれのシステムに形成された嵌合穴に嵌合して前記中間ジョイントを補強するノックピン部材が設けられ、
    前記ノックピン部材が、流路方向に対して、前記流路の対向位置における製造誤差を吸収するのに必要な最小角度と前記中間ジョイントの破損が抑制できる最大角度との間で傾斜するように、それぞれの前記嵌合穴と前記ノックピン部材との間のクリアランスが設定されていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記ノックピン部材は、前記中間ジョイントの中心から当該中間ジョイントの直径の3倍以内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 電気的絶縁の必要なシステムを接続する流路と、
    前記流路同士を連結する樹脂製の中間ジョイントと、を有する燃料電池システムにおいて、
    前記中間ジョイントは、前記各流路にそれぞれオーリングを介して連結され、
    前記中間ジョイントを覆い、それぞれのシステムに形成された嵌合穴に嵌合する管状部材を備え
    前記管状部材が、流路方向に対して、前記流路の対向位置における製造誤差を吸収するのに必要な最小角度と前記中間ジョイントの破損が抑制できる最大角度との間で傾斜するように、それぞれの前記嵌合穴と前記管状部材との間のクリアランスが設定されていることを特徴とする燃料電池システム。
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