JP4459793B2 - 燃料電池端板および燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池端板および燃料電池に関する。特に、高分子電解質膜と電極を一体化した膜/電極接合体を有する、固体高分子形燃料電池或いは直接メタノール形燃料電池に好適な燃料電池端板に関する。
燃料電池は、燃料から電気化学的に直接電気エネルギを取り出すためエネルギ効率が高く、また、排出物の主体が水であることから環境に調和しやすいなどの利点がある。そのため、自動車、分散電源、情報電子機器などへの適用が試みられている。燃料電池の主要な課題の一つは、燃料漏れを防止することである。特許文献1には、燃料電池に、シール部として用いられるガスケットについて記載されている。
WO02/001659(要約)
我々は、研究を通して、単セルを複数個積み上げる積層型燃料電池の場合に、燃料洩れの大きな原因はマニホールド周辺に存在するという知見を得ている。例えば積層型燃料電池では、システムの都合上多数積層されたセパレータの全てに均等に燃料を流す必要があり、大量の燃料を一時にマニホールドに流し込むために、セパレータの溝方向だけでなく他の方向にも圧力がかかり、シールが破られることが挙げられる。一方で、一平面内に複数の発電部を設けた平面配列型燃料電池の場合には、現在まで、燃料漏れの大きな原因が何であるかの知見は得られていない。しかしながら、最近、我々は研究を通して平面配列型燃料電池の場合には、ガスケットおよび集電板と、集電板を接着した樹脂基板との間に隙間が生じ易く、この隙間が燃料漏れを引き起こす大きな原因の一つであるとの知見を得た。
本発明の目的は、シール性に優れた燃料電池端板及びそれを備えた燃料電池、特に平面配列型燃料電池に好適な端板を提供することにある。
本発明は、樹脂基板と集電板とガスケットにより燃料電池端板を形成し、かつ、集電板の端子接続部を膜/電極接合体と接触しない部分に設けたことにある。端子接続部は一例として樹脂基板の側面に露出するように設けられる。この構造の端板は、たとえば、集電板と端子接続部を一体に成形し、端子接続部を折り曲げて、樹脂基板の内部を通して樹脂基板の側面に露出させることによって作ることができる。
また、本発明は、高分子電解質膜と電極を一体化した膜/電極接合体の両側に集電機能を有する端板を備えた燃料電池において、前記端板を樹脂基板と集電板とガスケットにより形成し、かつ、集電板の端子接続部を膜/電極接合体と接触しない部分に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、シール性に優れた燃料電池端板を提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1(a)(b)(c)に、本発明の燃料電池端板を示す。燃料電池端板4は集電板1とガスケット2および樹脂基板3により構成され、たとえば射出成形等によって一体に成形されている。集電板1は、膜/電極接合体に接する面5aと、端子接続部6を備えたもう一つの面5bとからなっている。面5aには溝7が切ってあり、この溝7を介して、アノード極であれば燃料の供給と二酸化炭素の排出が行われ、カソード極であれば空気の供給と水の排出が行われる。また、端子接続部6に端子を繋ぐことで発電した電気を取り出すことが可能となる。
燃料電池端板の成形は二段階に分けて行った。一段階目では集電板1と樹脂基板3を一体化し、二段階目ではガスケット2と樹脂基板3を一体化した。集電板1の材料は、反応場で安定であり、かつ、集電をすることが可能な物質が望ましく、カーボンのほかに金、白金、ステンレス鋼、チタン等の金属が考えられるが、実施例1ではチタンとした。ただし、チタンそのものではチタン表面に形成される酸化膜の影響で電気抵抗が高いため、表面に数μm程度の金メッキを施した。ガスケット2の材料としては、反応場で安定な物質であり、尚且つ、本実施例では一体成形でガスケット2を作製しているため、成形性が良い物質であることが望ましい。一例としてEPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、シリコン樹脂等が考えられるが、実施例1ではEPDMとした。樹脂基板3の材料は、反応場で安定であり、燃料電池端板4の基板として電池を締め付けるための適当な硬さを有し、尚且つ、本実施例では一体成形で樹脂基板3を作製しているため、成形性が良い物質であることが望ましい。一例としてAS(アクリロニトリルスチレン共重合体)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PC(ポリカーボネート)、VC(塩化ビニル)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等が考えられるが、実施例1ではPBTとした。なお、本実施例では、集電板1と樹脂基板3の一体化を行っているが、集電板1と樹脂基板3とが化学的に結合されていないために、成形精度によっては、集電板1と樹脂基板3との間に隙間が生じて液が流れることが予想される。もし、液が流れるような場合には、隙間に例えばシリコン樹脂を流し込んで、隙間を埋めることが望ましい。
図1(a)は燃料電池端板をガスケットが見える側から見たものであり、図1(b)は燃料電池端板をガスケットが見えない側から見たものである。図1(a)(b)から分かるように、ガスケット2が見えない側には膜/電極接合体に接する面5aは露出しない構造になっている。図1(c)は図1(a)のA−A断面を示す斜視図である。図1(c)に示すように、集電板1は、もともと一枚の板であったものを折り曲げて形成されており、樹脂基板3の表面に露出した部分が膜/電極接合体と接する面5aとなる。樹脂基板の内部を通って外部に露出した部分が端子接続部6を備えたもう一つの面5bとなる。ガスケット2は、集電板1と触れないように、面5aの外周に沿うようにして樹脂基板3上に形成されている。図2(a)(b)に本発明の端板を備えた燃料電池を示す。アノード端板9とカソード端板10とで膜/電極接合体(以下、MEAという)11を挟み込み、貫通穴8へボルト12を通し、アノード端板9の外側に燃料タンク枠13、気液分離膜14、タンク蓋15を取り付け、ナット16で締め付けることによって単セル17となる。本実施例のMEA11は電解質膜11aの一方の側にアノード触媒層(図示せず)、もう一方の側にカソード触媒層11cを形成したものを、カソード拡散層11dとアノード拡散層11eで挟み込んだ構成になっている。そして、単セル17は燃料タンク枠13に備え付けられたチューブ継ぎ手18に図示しないチューブを繋ぎ、更にそのチューブに例えばマイクロチューブポンプのように外部から燃料を送り込める機械を繋いで燃料を送り込むことで発電が可能となる。また、気液分離膜14は、気体は通過するが、液体は通過しない特徴を持つ膜であり、タンク内で発生した二酸化炭素をタンク内から速やかに排出する役割を担っている。
本発明の効果であるシール性を確認するために、図3に示す構成の実験装置を作製して、タンクの内圧に対するタンクからの燃料漏れを測定した。なお、ここでタンクとは、アノード端板9と燃料タンク枠13と気液分離膜14とで囲まれて構成される空間を示す。実験装置は単セル17の二本あるチューブ継ぎ手18に二本のチューブ19を接続し、チューブ19の一本を圧力計20に接続し、もう一本を加圧部21に接続して構成した。加圧部21は、液体保持部(図示せず)と、その液体保持部に外部配管(図示せず)から気体を導入可能な構造になっている。そして気体の流量を流量計(図示せず)で調整することでタンクの内圧を自由に操作可能となっている。この時、比較のために、図4に示すように、樹脂基板24の表面すなわちMEAと接触する面に端子接続部が設けられている集電板22と、ガスケット23と樹脂基板24からなる燃料電池端板25を作製し、本発明によるものと同様にして単セルを組み上げた。
表1に本発明の効果であるシール性の向上を確認した結果を示す。試験方法は、加圧部21に導入する気体の流量を調節して、設定した圧力値になったところで気体の導入を中止して圧力値を一定にし、その状態で2分間保持し、タンクからの漏れを観察する方法とした。表1において、タンクからの漏れが観察されなかった場合には○、漏れが観察された場合には×を記してある。表1における比較例1〜3は図4の単セル25に係るものであり、ガスケットの種類を変えている。比較例1は厚さ300μmのシリコンゴムガスケットを電解質膜の両側に一枚ずつ配置したものである。比較例2は厚さ220μm(EPDM95μm/PET50μm/EPDM75μm)の三層ガスケット(硬度60°)を電解質膜の両側に一枚ずつ配置したものである。比較例3は厚さ220μm(EPDM95μm/PET50μm/EPDM75μm)の三層ガスケット(硬度70°)を電解質膜の両側に一枚ずつ配置したものである。表1から明らかなように本発明の燃料電池端板を用いた単セルでは、シール性が向上した。
Figure 0004459793
図5に、本発明による燃料電池端板の別の一例を示す。この例では集電板26は曲面26aと26bから構成されている。曲面26aはMEAと直接接触し、曲面26a上に形成された溝27を介して、アノード極であれば燃料の供給と二酸化炭素の排出を、カソード極であれば空気の供給と水の排出を行う。曲面26bには端子接続部28があり、端子接続部28に端子を繋ぐことで発電した電気を取り出すことが可能となる。この構造の端板は、MEAを強固に固着できるという効果がある。
図6に、本発明の燃料電池端板における集電板の別の形態を示す。この実施例では、集電板29は二つの平面から構成されている。二つの平面は、一方の平面29aにもう一方の平面29bが垂直に接続された位置関係となっている。平面29aはMEAと直接接触し、平面29a上に形成された溝30を介して、アノード極であれば燃料の供給と二酸化炭素の排出を、カソード極であれば空気の供給と水の排出を行う。平面29bは平面29aのMEAに直接触れる側とは反対側に垂直に接続されており、面内には端子接続部31があり、端子接続部31に端子を繋ぐことで発電した電気を取り出すことが可能となる。
本発明の燃料電池端板と、その燃料電池端板を用いた燃料電池の一例を示す。図7(a)(b)には燃料電池端板を示した。燃料電池端板36は集電板32とガスケット33および樹脂基板34から構成され、集電板32の一部に外部端子接続部35が設けられている。外部端子接続部35は燃料電池端板36の側面に露出している。図7(a)は燃料電池端板36をガスケット33が見える側から見たものであり、図7(b)は図7(a)の反対側から見たものである。図7(a)(b)から分かるように、ガスケット33が見えない側には集電板32は露出しない構造になっている。理解を容易にするために樹脂基板34中に潜り込んでいる集電板32と端子接続部35の部分は点線で示してある。一枚の燃料電池端板36には六枚の集電板32と六個のガスケット33が存在し、電池を構成した場合に六個の単セルが直列となる。燃料電池端板36は一体成形によって形成されている。成形は二段階に分けて行った。一段階目で集電板32と樹脂基板34と外部端子接続部35を一体化した後、二段階目でガスケット33と樹脂基板34を一体化した。集電板32は、図8に示すように、もともと一枚の板であったものを折り曲げて形成されており、面32aと面32bと面32cを有する。面32aはMEAと接し、面32bは端子接続部37を備えている。また面32cは一体成形時に集電板32と樹脂基板34が強固に噛み合うことを狙って形成した面である。面32aには溝38が切ってあり、この溝38を介して、アノード極であれば燃料の供給と二酸化炭素の排出を、カソード極であれば空気の供給と水の排出を行う。ガスケット33は、集電板32と触れないように、面32aの外周に沿うようにして樹脂基板34上に形成されている。符号39は貫通穴である。また、図7(a)(b)から分かるように、燃料電池端板36の面積は集電板32の大きさによって左右される。本実施例では、将来的に携帯機器への搭載を目指し小型化を検討した。集電板32の面32aの大きさは得られる出力に係わるため小さくせずに、面32bを可能な限り小さくした。なお、外部端子接続部35は、電池組み立て後に、外部端子を接続して電池から電力を得るために導入したが、端子接続部37が存在するため必ずしも必要ない。ただし、本実施例では、後述する電池組み立て時に外部端子を接続する部分が燃料電池端板の側面に存在した方が外部端子の接続が容易であるために設けた。
集電板32と外部端子接続部35の材料は、本実施例ではチタンとし、表面に数μm程度の金メッキを施した。ガスケット33はEPDMとした。樹脂基板34はPBTとした。図9(a)(b)に示すように、アノード端板40とカソード端板41とで、MEA42を挟み込み、貫通穴39へボルト43を通し、アノード端板40の外側に燃料タンク枠44、気液分離膜45、タンク蓋46を取り付け、ナット47とワッシャー48で締め付けることによって図10(a)(b)に示されるような燃料電池モジュール49となる。ただし、図9(a)ではボルト43、ナット47、ワッシャー48は省略してある。個々の単セル間は集電用ボルト50を用いて接続してある。図11(a)(b)には単セル間の接続の様子を理解するための断面図を示した。断面は図10(a)に記載のB−B断面とした。ただし、単セル間の接続に重点をおいた図であるため、ボルト43、燃料タンク枠44、気液分離膜45、タンク蓋46、ナット47、ワッシャー48は図示していない。ここで図11(a)は組み立て前、図11(b)は組み立て後のものである。また、図12(a)(b)に、単セル間の接続方法に係る別の形態を示した。ここでも単セル間の接続に重点をおいた図であるため、ボルト43、燃料タンク枠44、気液分離膜45、タンク蓋46、ナット47、ワッシャー48は図示していない。ここで図12(a)は組み立て前、図12(b)は組み立て後である。二本の集電用ボルト50を二枚の燃料電池端板36の両側から挿入し、一個の集電用ナット51で単セルを接続する。図11(a)(b)で示した単セル間の接続方法と図12(a)(b)で示した単セル間の接続方法を比べた場合、図12で示した方法の方が、より強固に接続可能であるが、図12で示した方法では部品数が増えるため作業性が落ちる。そこで本実施例では図11で示した方法を採用した。本実施例のMEA42は電解質膜42aの一方の側にアノード触媒層、もう一方の側にカソード触媒層42cを形成したものを、カソード拡散層42dとアノード拡散層42eで挟み込んだ構成である。そして、燃料電池モジュール49は燃料タンク枠44に備え付けられたチューブ継ぎ手52にチューブ(図示せず)を繋ぎ、更にそのチューブに例えばマイクロチューブポンプ(図示せず)のように外部から燃料を送り込める機械を繋いで燃料を送り込むことで発電が可能となる。
本発明の効果であるシール性を確認するために、図3と同様な装置を組んで、タンクの内圧に対するタンクからの燃料漏れを測定した。
表2にシール性の検討結果を示す。試験方法は、実施例1と同様の方法とし、加圧部に導入する気体の流量を調節して、設定した圧力値になったところで気体を塞き止めて圧力値を一定にし、その状態で2分間保持し、タンクからの漏れを観察する方法とした。試験圧力においてタンクからの漏れが観察されなかった場合には○、漏れが観察された場合には×を記してある。表2における本発明は燃料電池モジュール49を示し、比較例1〜3は図4に示す構造の燃料電池端板を用いた燃料電池モジュールであり、ガスケットの形を実施例1で述べたように変えた。通常、セル数が増加するに連れて燃料漏れのリスクは増大するが、表2で示されるように本発明の燃料電池端板を用いた燃料電池モジュール49では、比較例と比べて圧倒的に高いシール性が確認された。
Figure 0004459793
本発明により、シール性の優れた燃料電池端板が得られ、膜/電極接合体を有する固体高分子形燃料電池における燃料漏れの課題を解決することができた。
(a)(b)(c)は本発明の第一の実施例を示す燃料電池端板の平面および断面斜視図。 (a)(b)は本発明の実施例による単セルの概略図。 シール性の検討を行うために作製した実験装置の概略図。 比較例の燃料電池端板を示す平面図。 本発明の燃料電池端板に使用される集電板の一例を示す斜視図。 集電板の他の例を示す斜視図。 (a)(b)は複数個の集電板を備えた燃料電池端板を示す平面図。 集電板の別の例を示す斜視図。 (a)(b)は本発明の他の実施例を示す燃料電池の概略図。 (a)(b)は燃料電池モジュールの概略図。 (a)(b)は単セル間の接続方法を示す概略図。 (a)(b)は単セル間の接続方法に関する他の例を示す概略図。
符号の説明
1…集電板、2…ガスケット、3…樹脂基板、4…燃料電池端板、5a…面、5b…面、6…端子接続部、7…溝、8…貫通孔、9…アノード端板、10…カソード端板、11…膜/電極接合体、11a…電解質膜、11c…カソード触媒層、11d…カソード拡散層、11e…アノード拡散層、17…単セル、26…集電板、26a…曲面、26b…曲面、27…溝、28…端子接続部、29…集電板、29a…平面、29b…平面、30…溝、31…端子接続部、32…集電板、33…ガスケット、34…樹脂基板、35…外部端子接続部、36…燃料電池端板、37…端子接続部、38…溝、39…貫通穴、40…アノード端板、41…カソード端板、42…MEA、42a…電解質膜、42c…カソード触媒層、42d…カソード拡散層、42e…アノード拡散層、49…燃料電池モジュール、50…集電用ボルト、51…集電用ナット。

Claims (10)

  1. 高分子電解質膜と電極を一体化した膜/電極接合体の両側に配置される端板であって、樹脂基板と集電板とガスケットにより形成され、前記樹脂基板の表面に前記膜/電極接合体と接触するように前記集電板が配置され、前記集電板の外周を囲むように前記ガスケットが配置され、前記集電板の一部に端子接続部を有し、前記端子接続部が前記膜/電極接合体と接触しない部分に設けられ、かつ前記集電板と前記端子接続部とが一体になっており、前記端子接続部が折り曲げられ、前記樹脂基板の内部を通して前記樹脂基板の側面に露出していることを特徴とする燃料電池端板。
  2. 請求項1において、前記樹脂基板の側面に露出するように前記端子接続部が設けられていることを特徴とする燃料電池端板。
  3. 請求項1において、前記集電板の表面が曲面になっており、この曲面になっている部分で前記膜/電極接合体と接触することを特徴とする燃料電池端板。
  4. 請求項1において、前記集電板と前記ガスケットと前記樹脂基板とが一体成形されていることを特徴とする燃料電池端板。
  5. 請求項1において、前記樹脂基板の表面に複数個の前記集電板が配置されていることを特徴とする燃料電池端板。
  6. 高分子電解質膜と電極を一体化した膜/電極接合体の両側に集電機能を有する端板を備えた燃料電池において、前記端板が樹脂基板とその表面に配置された集電板とガスケットとにより形成され、前記集電板が前記膜/電極接合体と接触するように設けられ、前記集電板の外周を囲むように前記ガスケットが配置され、前記集電板の一端に端子接続部を備え、前記端子接続部が前記膜/電極接合体と接触しない部分に設けられ、かつ前記集電板と前記端子接続部とが一体になっており、前記端子接続部が折り曲げられ、前記樹脂基板の内部を通して前記樹脂基板の側面に露出していることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項において、前記樹脂基板の側面に露出するように前記端子接続部が設けられていることを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項において、前記集電板の表面が曲面になっており、この曲面になっている部分で前記膜/電極接合体と接触していることを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項において、前記集電板と前記ガスケットと前記樹脂基板とが一体成形されていることを特徴とする燃料電池端板。
  10. 請求項において、前記樹脂基板の表面に複数個の前記集電板が配置されていることを特徴とする燃料電池。
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