JP5362399B2 - 回転電機及び回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機及び回転電機の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機に関する。
電動機等に用いる部品として回転電機が知られている。回転電機は、主として、複数のリング状コアプレートを積層させたリングコアと、リングコアに嵌挿されたシャフトと、リングコア内に配置された複数の磁石を備える。リングコアをシャフトに嵌挿させる技術として焼き嵌めや圧入が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、円筒状のロータ(1)を加熱し、その内径を拡大させた状態でシャフト(7)を嵌挿させる。そして、ロータ(1)を冷却し、その内径を縮小させることで、ロータ(1)とシャフト(7)とを嵌合させる(例えば、特許文献1の段落[0031]及び図3(b)参照)。
また、リングコアを構成する複数のリング状コアプレートのそれぞれを複数の分割コアプレートから構成する技術が知られている(例えば、特許文献2)。加えて、特許文献2には、分割コア(1)の内周に穴インボリュートスプライン(11)を形成し、シャフト(17)の外周に軸インボリュートスプライン(18)を形成し、両者を噛合させることにより、回転子部(16)をシャフト(17)に締結させることが開示されている(特許文献2の段落[0020]、[0021]、図11及び図12)。
特開平07−022168号公報 特開2002−262496号公報
特許文献1では、ロータ(1)の収縮によりロータ(1)をシャフト(7)に固定しているため、シャフト(7)に掛かるトルクが増大すると、遠心力によりロータ(1)がシャフト(7)から離間しトルクを十分に伝達できなくなる可能性がある。
また、特許文献2のような噛合構造を用いたとしても、特許文献2の穴インボリュートスプライン(11)と軸インボリュートスプライン(18)は互いに垂直に係合している。このため、シャフト(17)の回転に伴って回転子部(16)に遠心力が加わると、回転子部(16)がシャフト(17)から離れる方向に変位してしまう可能性がある。その場合、回転子部(16)に配置された磁石も変位することとなり、回転子部(16)が固定子部に接触して回転電機が破損するおそれがある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、シャフトからリングコアへのトルク伝達を効率的に行うと共に、回転電機の高速回転中における固定子との接触を防止することができる回転電機及びその製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機は、それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備えるものであって、前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部が設けられ、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部が設けられ、前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部が形成され、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部が形成され、前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力が働くことにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とが圧着することで、前記リングコアが前記シャフトに固定されていることを特徴とする。
この発明によれば、シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部のテーパー面と、分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部のテーパー面とが密着することでリングコアが前記シャフトに固定される。これにより、シャフトからリングコアへのトルク伝達を効率的に行うことができる。また、回転電機が高速回転し、リング状コアプレートに遠心力が掛かっても、リング状コアプレートが拡径することを防止することができる。従って、回転電機は、高速回転中も所望の性能を発揮することが可能となる。
前記複数のプレート側テーパー部は、前記複数の磁石と同位相に配置されてもよい。プレート側テーパー部がシャフト側テーパー部と密着しているため、プレート側テーパー部と同位相の位置は、回転電機の回転中も比較的変位し辛い。従って、回転電機の高速回転中における固定子との接触による破損を防ぐことができる。
前記複数のプレート側テーパー部は、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を含み、前記シャフト側テーパー部は、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を含んでもよい。
前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度のそれぞれを60°以上120°以下としてもよい。前記角度を60°以上とすることにより、回転電機の回転中におけるプレート側テーパー部とシャフト側テーパー部との間の相対変位及びシャフトに対するリング状コアプレートの変位を抑制し易くなる。また、前記角度を120°以下とすることにより、リング状コアプレートをシャフトに嵌め易くなる。
隣り合う前記複数のプレート側突出部の間に形成される空間は、平面視で前記シャフト側テーパー部よりも大きく構成されてもよい。
前記シャフトの熱膨張率は、前記複数の分割コアプレートの熱膨張率と同等又はそれ以上としてもよい。
前記回転電機は、さらに、前記複数のリング状コアプレートの積層方向に挿通され、前記複数のリング状コアプレートを固定する複数の固定ピンを備え、前記複数のリング状コアプレートには、前記複数の固定ピンを挿通するための複数のピン孔が形成され、前記複数のピン孔は、磁束密度が最も低く且つ前記磁石と同位相の位置に設けられてもよい。これにより、ピン孔に挿通される固定ピンに起因した回転電機の性能低下を抑制することができる。
前記複数のピン孔は、前記磁石挿入孔から前記磁石1個の厚み以上離間した位置に配置されてもよい。これにより、回転電機の性能低下を抑制することができる。
前記リング状コアプレートには、前記リング状コアプレートを積層方向にかしめる複数のダボが設けられ、前記複数のダボは、前記シャフトの回転軸を中心として同心円状に配置され、前記同心円の接線方向の断面がU字状であり、前記複数のダボの長手方向は、前記同心円の接線と平行であってもよい。これにより、回転電機の回転中にリング状コアプレートの変形を防止することができる。
この発明に係る回転電機の製造方法は、それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機の製造方法であって、前記シャフトを加熱する加熱工程と、加熱した前記シャフトに前記リングコアを嵌合させる嵌合工程と、前記嵌合工程の後、前記シャフトを冷却し、前記シャフトと前記リングコアを一体化させる冷却工程とを備え、前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部を設け、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部を設け、前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部を形成し、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部を形成し、前記嵌合工程において、前記複数のプレート側突出部を、熱膨張した前記複数のシャフト側突出部に嵌め合わせ、前記冷却工程において、前記シャフトを収縮させ、前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力を働かせることにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とを圧着させることで、前記リングコアを前記シャフトに固定させることを特徴とする。
前記プレート側テーパー部には、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を設け、前記シャフト側テーパー部には、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を設け、前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度それぞれを60°以上120°以下とし、隣り合う前記複数のプレート側突出部の間に形成される空間を、前記加熱工程により加熱された前記シャフト側テーパー部よりも平面視で大きく構成してもよい。
前記シャフトの熱膨張率は、前記複数の分割コアプレートの熱膨張率と同等又はそれ以上であってもよい。
この発明に係る回転電機の製造方法は、それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機の製造方法であって、前記リングコアを冷却する冷却工程と、冷却した前記リングコアを前記シャフトに嵌合させる嵌合工程と、前記嵌合工程の後、前記リングコアを常温に戻す常温化工程とを備え、前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部を設け、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部を設け、前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部を形成し、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部を形成し、前記嵌合工程において、冷却により収縮させた前記複数のプレート側突出部を前記複数のシャフト側突出部に嵌め合わせ、前記常温化工程において、前記リング状コアプレートを熱膨張させ、前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力を働かせることにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とを圧着させることで、前記リングコアを前記シャフトに固定させることを特徴とする。
前記プレート側テーパー部には、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を設け、前記シャフト側テーパー部には、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を設け、前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度それぞれを60°以上120°以下とし、隣り合う前記複数のシャフト側突出部の間に形成される空間を、前記冷却工程により冷却された前記プレート側テーパー部よりも平面視で大きく構成してもよい。
前記複数の分割コアプレートの熱膨張率を、前記シャフトの熱膨張率と同等又はそれ以上としてもよい。
この発明によれば、シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部のテーパー面と、分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部のテーパー面とが密着することでリングコアが前記シャフトに固定される。これにより、シャフトからリングコアへのトルク伝達を効率的に行うことができる。また、回転電機が高速回転し、リング状コアプレートに遠心力が掛かっても、リング状コアプレートが拡径することを防止することができる。従って、回転電機は、高速回転中も拡径による破損を防止することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る回転電機としてのロータの分解斜視図である。 前記ロータを構成するロータコアの一部を分解した分解斜視図である。 前記ロータの平面図である。 図3の前記ロータの一部を拡大した平面図である。 前記実施形態において前記ロータの製造方法を示すフローチャートである。 前記ロータの製造方法における一状態を示す説明図である。 図4においてシャフトが加熱により膨張する様子を示す一部拡大平面図である。 前記ロータの製造方法における別の状態を示す説明図である。 前記ロータの変形例の一部拡大平面図である。 前記ロータの製造方法の変形例を示すフローチャートである。
[本実施形態の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機としてのロータ10の分解斜視図である。本実施形態に係るロータ10は、図示しないステータ(固定子)等と共に電動機を構成するものである。
ロータ10は、複数のリング状コアプレート14を所定枚数(例えば、100枚)積層して形成したロータコア12(リングコア)と、ロータコア12に嵌挿されたシャフト16と、ロータコア12内に挿入された複数の磁石18とを備える。本実施形態におけるシャフト16は、各リング状コアプレート14よりも高い熱膨張率を有する。
各リング状コアプレート14は、薄板扇状の分割コアプレート20を周方向に所定枚数(本実施形態では3枚)リング状に配置して形成される。ロータコア12では、図1中の最下層(第1層)のリング状コアプレート14における2枚の分割コアプレート20の当接位置を矢印E1で示した場合、その上層である第2層のリング状コアプレート14における2枚の分割コアプレート20の当接位置は矢印E2で示される。同様に、第3層のリング状コアプレート14では矢印E3で示され、第4層のリング状コアプレート14では矢印E4で示され、第5層のリング状コアプレート14では矢印E1で示され(第5層の当接位置は、第1層と同じになる。)、その上層でも同様な順序で積層される。この場合、図1から諒解されるように、各矢印E1〜E4の位相は、それぞれ30°ずつずれている。一方、リング状コアプレート14の各層、例えば、第1層における前記当接位置は、1枚の分割コアプレート20の円弧の角度と同一であり、矢印E1で示す位置を基準として120°刻みで合計3箇所に位置しており、他の層でも同様である。
具体的には、図2に示すように、例えば、第1層のリング状コアプレート14では、2枚の分割コアプレート20が当接する端部(突き当て面)の位置E1が、所定角度θ1(本実施形態では120°)刻みで合計3箇所に配置されている。第2層のリング状コアプレート14では、2枚の分割コアプレート20が当接する端部の位置E2が、位置E1から所定角度θ2(本実施形態では30°)ずれた位置とされている。第3層のリング状コアプレート14では、端部の位置E3が、位置E2からさらに所定角度θ2(30°)ずれた位置とされ、その上層でも同様である。このように、ロータコア12では、各層のリング状コアプレート14が所定角度θ2(30°)ずつずれた状態で積層されている。
リング状コアプレート14を構成する各分割コアプレート20には、磁石18を挿入するためのマグネット孔22(磁石挿入孔)が形成される。各マグネット孔22は、ロータコア12の周方向に等間隔に且つロータ10の回転軸Axに対して同位相に形成される。ここでいう同位相とは、平面視(図3)において回転軸Axに対して同一直線状に位置することを意味する。同位相に配置された複数のマグネット孔22により、略直方体状である磁石18を収容するスロット部24を形成する。
また、各分割コアプレート20には、マグネット孔22と同位相にピン孔26が形成されている。このピン孔26に固定ピン28をリング状コアプレート14の積層方向に挿通することにより、複数のリング状コアプレート14を固定することができる。各ピン孔26は、対応する(同位相の)マグネット孔22から磁石18の1個の厚み分だけロータ10の回転軸Axに近い位置に形成されている。この位置は、磁石18の磁束密度が最も低い位置である。
さらに、各ピン孔26の両隣りには、ダボ30が形成されている。各ダボ30は、リング状コアプレート14の積層方向の一方が出っ張り、他方が凹んでいる。全てのダボ30は回転軸Axを中心とする同心円状に配置されており、且つ当該同心円の接線方向の断面の形状がU字状である。また、ダボ30は、前記同心円の接線方向の方が、この接線方向に垂直な方向よりも長くなるように形成されている。リング状コアプレート14を積層させると、隣り合うリング状コアプレート14のダボ30同士が係合する。
さらにまた、リング状コアプレート14(分割コアプレート20)の内側(シャフト16側)には、磁石18及びピン孔26と同位相の位置にテーパーキー32(プレート側突起部)が形成されている。図1及び図3に示すように、シャフト16の外周には複数のテーパーキー34(シャフト側突起部)が形成されており、分割コアプレート20のテーパーキー32と噛み合っている。すなわち、シャフト16の隣り合うテーパーキー34間における空間36に分割コアプレート20のテーパーキー32が配置される。換言すると、分割コアプレート20の隣り合うテーパーキー32間における空間38にシャフト16のテーパーキー34が配置される。
図4に示すように、分割コアプレート20のテーパーキー32は、幅が一定の基部50(プレート側基部)と、基部50よりもシャフト16側に形成され徐々に幅が大きくなる中間部52(プレート側テーパー部)と、中間部52よりもシャフト16側に形成され幅が一定の先端部54とを備える。先端部54の幅Wp1は、基部50の幅Wp2よりも大きい。また、中間部52は、逆等脚台形状であり、上底と下底とを結ぶ2本の辺を構成する2つのテーパー面56がなす角度θpは約100°である。
シャフト16のテーパーキー34は、分割コアプレート20に向かって徐々に幅が大きくなる基部60(シャフト側基部)と、基部60よりも分割コアプレート20側に形成され基部60よりも大きい変化率で幅が増加する中間部62(シャフト側テーパー部)と、中間部62よりも分割コアプレート20側に形成され中間部62よりも小さい変化率で幅が大きくなる先端部64とを備える。先端部64の最小幅Ws1は、基部60の最大幅Ws2よりも大きい。隣り合う基部60に面する側面66同士は平行である(隣り合う側面66同士の距離Ds1は一定である。)。また、隣り合う先端部64に面する側面68同士は平行である(隣り合う側面68同士の距離Ds2は一定である。)。さらに、中間部62は、逆等脚台形状であり、上底と下底とを結ぶ2本の辺を構成する2つのテーパー面70がなす角度θsは約120°である。
図4からわかるように、シャフト16の基部60同士の距離Ds1は、分割コアプレート20の先端部54の幅Wp1よりも大きい。また、シャフト16の先端部64同士の距離Ds2は、分割コアプレート20の基部50の幅Wp2よりも大きい。さらに、中間部52のテーパー面56とこれに面する中間部62のテーパー面70は平行である。加えて、シャフト16の基部60の側面66と、分割コアプレート20の先端部54の側面72とは平行である。シャフト16の先端部64の側面68と、分割コアプレート20の基部50の側面74とは平行である。
分割コアプレート20のテーパーキー32と、シャフト16のテーパーキー34は、以上のような構成を有し、図4に示すように、テーパーキー32の中間部52とテーパーキー34の中間部62とは、テーパー面56、70で密着している。後述するように、本実施形態では、シャフト16を加熱し、シャフト16全体が熱膨張した状態(図7参照)でテーパーキー32とテーパーキー34とを位置決めし、その後、シャフト16を冷却してシャフト16全体を収縮させる。その結果、常温において、シャフト16に形成された各テーパーキー34は、分割コアプレート20に形成された各テーパーキー32をロータ10の回転軸Axに向かって引っ張る状態を維持する。これにより、分割コアプレート20は、シャフト16に連結固定される。
なお、中間部52、62が密着した状態において、テーパーキー32の先端部54の先端面76はシャフト16に接しないと共に、テーパーキー34の先端部64の先端面78は、分割コアプレート20に接しない。
[ロータの製造方法]
次に、本実施形態におけるロータ10の製造方法について説明する。
図5は、ロータ10の製造方法のフローチャートである。ステップS1において、シャフト16を所定温度(例えば、数百℃)まで加熱する。ステップS2において、加熱したシャフト16を治具80にセットする(図6参照)。この状態において、シャフト16のテーパーキー34は、図7の二点鎖線に示すように熱膨張している。
続くステップS3において、常温のロータコア12をシャフト16に嵌合させる(図6及び図8参照)。上述の通り、シャフト16を加熱した状態では、シャフト16のテーパーキー34が熱膨張しているため、テーパーキー32とテーパーキー34とを接触させずにロータコア12をシャフト16に嵌合させることができる。
ステップS4において、シャフト16及びシャフト16の熱により加熱されたロータコア12を冷却する。その結果、テーパーキー32、34が収縮する。これにより、常温において、シャフト16の各テーパーキー34は、分割コアプレート20の各テーパーキー32をロータ10の回転軸Axに向かって引っ張った状態に保持される。従って、分割コアプレート20をシャフト16に連結固定させることができる。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、分割コアプレート20のテーパーキー32のテーパー面56と、シャフト16のテーパーキー34のテーパー面70とが密着することで分割コアプレート20がシャフト16に固定される。これにより、シャフト16からロータコア12へのトルク伝達を効率的に行うことができる。また、ロータ10が高速回転し、分割コアプレート20に遠心力が掛かっても、分割コアプレート20が拡径することを防止することができる。従って、ロータ10は、高速回転中も拡径による破損を防止することが可能となる。
本実施形態では、分割コアプレート20のテーパーキー32は、磁石18と同位相に配置される。テーパーキー32がテーパーキー34と圧着しているため、テーパーキー32と同位相の位置は、ロータ10の回転中も比較的変位し辛い。
本実施形態では、テーパーキー32の角度θpとテーパーキー34の角度θsそれぞれが60°以上120°以下とされる。これにより、ロータ10の回転中におけるテーパーキー32とテーパーキー34との間の相対変位及びシャフト16に対する分割コアプレート20の変位を抑制し易くなる。また、分割コアプレート20をシャフト16に焼き嵌めし易くなる。
本実施形態では、焼き嵌めにより、ロータコア12をシャフト16に接触させずに嵌合させることができる。従って、圧入により嵌合する場合のデメリット(例えば、嵌合の際にロータコア12やシャフト16にカジリが発生すること)を防ぐことができる。
本実施形態では、複数のピン孔26は、磁石18の磁束密度が最も低い位置、すなわち、マグネット孔22から磁石18の1個の厚み分、離間した位置に配置される。これにより、ピン孔26に挿通される固定ピン28に起因したロータ10の性能低下を抑制することができる。
本実施形態では、断面U字状の複数のダボ30の長手方向が、ロータ10の回転軸Axを中心とする同心円の接線と平行である。これにより、ロータ10の回転中にリング状コアプレート14の変形を防止することができる。
本実施形態では、複数の分割コアプレート20は、120°の間隔で分割されており、隣り合う層のリング状コアプレート14は、分割コアプレート20の当接位置が所定角度θ2(30°)ずれるように積層される。これにより、リング状コアプレート14は、分割コアプレート20の当接位置がずれるように積層されるため、分割コアプレート20の位置がずれることを防止することができる。
[変形例]
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
上記実施形態では、平面視におけるテーパーキー32、34の形状を直線的に形成したが、これに限られない。例えば、図9に示すように、角部(例えば、基部50、60の根元や基部50、60から中間部52、62との境界部)に丸みを持たせてもよい。これにより、テーパーキー32、34の剛性を高めることができる。
上記実施形態では、テーパーキー32、34の数を図1及び図3に示すものとしたが、これに限られず、設計に応じて変更することができる。
上記実施形態では、テーパーキー32、34の角度θp、θsは、図4に示すものとしたが、その他の角度とすることもできる。この場合、角度θp、θsを60°以上とすることにより、ロータ10の回転中におけるテーパーキー32、34間の相対変位及びシャフト16に対するリング状コアプレート14の変位を抑制し易くなる。また、角度θp、θsを120°以下とすることにより、リング状コアプレート14をシャフト16に焼き嵌め又は冷し嵌めし易くなる。
上記実施形態では、テーパーキー32を、基部50、中間部52及び先端部54により構成し、テーパーキー34を、基部60、中間部62及び先端部64により構成したが、中間部52、62に相当する部位さえあれば、その他の部位は省略してもよい。また、上記実施形態では、中間部52、62を逆等脚台形状としたが、これに限られず、別の形状としてもよい。例えば、中間部52、62におけるテーパー面56、70がそれぞれ1つずつとなるような台形状とすることもできる。
上記実施形態では、シャフト16を加熱した後に治具80にセットしたが、治具80に加熱手段を設けてシャフト16を治具80にセットした後にシャフト16を加熱することもできる。また、シャフト16のみを加熱した状態でロータコア12をシャフト16に嵌合させる焼き嵌めを行ったが、シャフト16の熱膨張率がロータコア12の熱膨張率より高ければ、シャフト16とロータコア12の両方を加熱する焼き嵌めを行うこともできる。
また、焼き嵌めの代わりに、冷し嵌めによりロータコア12をシャフト16に嵌合させることもできる。
図10は、冷し嵌めを用いたロータ10の製造方法のフローチャートである。図10の製造方法では、分割コアプレート20の熱膨張率は、シャフト16の熱膨張率と同等又はそれ以上とすることが好ましい。
ステップS11において、常温のシャフト16を治具80にセットする。続く、ステップS12において、ロータコア12を冷却する。これにより、ロータコア12全体が収縮し、ロータコア12の内径が小さくなる。その結果、分割コアプレート20の各テーパーキー32は、ロータ10の回転軸Axに近づくように変位する。これにより、テーパーキー32とテーパーキー34とを接触させずにロータコア12をシャフト16に嵌合させることが可能となる。
この状態で、ステップS13において、冷却されたロータコア12を常温のシャフト16に嵌合させる。その後、ステップS14において、ロータコア12及びロータコア12に接することで冷却されたシャフト16を放置又は加熱することにより常温に戻す。その結果、テーパーキー32、34が熱膨張する。これにより、分割コアプレート20の各テーパーキー32は、シャフト16の各テーパーキー34をロータ10の回転軸Axから遠ざけるように引っ張った状態に保持される。従って、分割コアプレート20は、シャフト16に連結固定される。
さらに、焼き嵌め及び冷し嵌めの代わりに、圧入によりロータコア12をシャフト16に嵌合させてもよい。
10…ロータ(回転電機) 12…ロータコア(リングコア)
14…リング状コアプレート 16…シャフト
18…磁石 20…分割コアプレート
22…マグネット孔(磁石挿入孔) 26…ピン孔
28…固定ピン 30…ダボ
32…テーパーキー(プレート側突出部) 34…テーパーキー(シャフト側突出部)
36、38…空間 52…中間部(プレート側テーパー部)
62…中間部(シャフト側テーパー部) Ax…回転軸

Claims (16)

  1. それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機であって、
    前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部が設けられ、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部が設けられ、
    前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部が形成され、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部が形成され、
    前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力が働くことにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とが圧着することで、前記リングコアが前記シャフトに固定されている
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記複数のプレート側テーパー部は、前記複数の磁石と同位相に配置される
    ことを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機において、
    前記複数のプレート側テーパー部は、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を含み、前記シャフト側テーパー部には、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を含む
    ことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3記載の回転電機において、
    前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度のそれぞれは60°以上120°以下である
    ことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、
    隣り合う前記複数のプレート側突出部の間に形成される空間は、平面視で前記シャフト側テーパー部よりも大きく構成される
    ことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項5記載の回転電機において、
    前記シャフトの熱膨張率は、前記複数の分割コアプレートの熱膨張率と同等又はそれ以上である
    ことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記回転電機は、さらに、前記複数のリング状コアプレートの積層方向に挿通され、前記複数のリング状コアプレートを固定する複数の固定ピンを備え、
    前記複数のリング状コアプレートには、前記複数の固定ピンを挿通するための複数のピン孔が形成され、
    前記複数のピン孔は、磁束密度が最も低く且つ前記磁石と同位相の位置に設けられる
    ことを特徴とする回転電機。
  8. 請求項7記載の回転電機において、
    前記複数のピン孔は、前記磁石挿入孔から前記磁石1個の厚み以上離間した位置に配置される
    ことを特徴とする回転電機。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記リング状コアプレートには、前記リング状コアプレートを積層方向にかしめる複数のダボが設けられ、
    前記複数のダボは、前記シャフトの回転軸を中心として同心円状に配置され、前記同心円の接線方向の断面がU字状であり、
    前記複数のダボの長手方向は、前記同心円の接線と平行である
    ことを特徴とする回転電機。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記複数の分割コアプレートは、120°、90°又は60°の間隔で分割されており、
    隣り合う前記複数のリング状コアプレートは、前記複数の分割コアプレートの当接位置が所定角度ずれるように積層され、
    前記所定角度は、360°を前記磁石の数で割った値の整数倍である
    ことを特徴とする回転電機。
  11. それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機の製造方法であって、
    前記シャフトを加熱する加熱工程と、
    加熱した前記シャフトに前記リングコアを嵌合させる嵌合工程と、
    前記嵌合工程の後、前記シャフトを冷却し、前記シャフトと前記リングコアを一体化させる冷却工程とを備え、
    前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部を設け、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部を設け、
    前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部を形成し、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部を形成し、
    前記嵌合工程において、前記複数のプレート側突出部を、熱膨張した前記複数のシャフト側突出部に嵌め合わせ、前記冷却工程において、前記シャフトを収縮させ、前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力を働かせることにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とを圧着させることで、前記リングコアを前記シャフトに固定させ
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
  12. 請求項11記載の回転電機の製造方法において、
    前記プレート側テーパー部には、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を設け、前記シャフト側テーパー部には、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を設け、
    前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度それぞれを60°以上120°以下とし、
    隣り合う前記複数のプレート側突出部の間に形成される空間を、前記加熱工程により加熱された前記シャフト側テーパー部よりも平面視で大きく構成する
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
  13. 請求項11又は12記載の回転電機の製造方法において、
    前記シャフトの熱膨張率を、前記複数の分割コアプレートの熱膨張率と同等又はそれ以上とする
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
  14. それぞれが複数の分割コアプレートからなる複数のリング状コアプレートを積層して形成されたリングコアと、前記リングコアに嵌挿されたシャフトと、前記複数の分割コアプレートそれぞれに形成された磁石挿入孔に挿入された複数の磁石とを備える回転電機の製造方法であって、
    前記リングコアを冷却する冷却工程と、
    冷却した前記リングコアを前記シャフトに嵌合させる嵌合工程と、
    前記嵌合工程の後、前記リングコアを常温に戻す常温化工程とを備え、
    前記複数のリング状コアプレートそれぞれの内周には、前記シャフトに向かって突出する複数のプレート側突出部を設け、前記シャフトの外周には、前記複数の分割コアプレートに向かって突出する複数のシャフト側突出部を設け、
    前記複数のプレート側突出部それぞれには、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がるプレート側テーパー部を形成し、前記複数のシャフト側突出部それぞれには、前記分割コアプレートに向かうに連れて幅が拡がるシャフト側テーパー部を形成し、
    前記嵌合工程において、冷却により収縮させた前記複数のプレート側突出部を前記複数のシャフト側突出部に嵌め合わせ、前記常温化工程において、前記リング状コアプレートを熱膨張させ、前記複数のプレート側突出部と前記複数のシャフト側突出部との間で互いに離間する方向に力を働かせることにより、前記プレート側テーパー部のテーパー面と前記シャフト側テーパー部のテーパー面とを圧着させることで、前記リングコアを前記シャフトに固定させ
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
  15. 請求項14記載の回転電機の製造方法において、
    前記プレート側テーパー部には、前記シャフトに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のプレート側台形部位を設け、前記シャフト側テーパー部には、前記リング状コアプレートに向かうに連れて幅が拡がる逆等脚台形状のシャフト側台形部位を設け、
    前記プレート側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度及び前記シャフト側台形部位の上底と下底を結ぶ2本の斜線がなす角度それぞれを60°以上120°以下とし、
    隣り合う前記複数のシャフト側突出部の間に形成される空間を、前記冷却工程により冷却された前記プレート側テーパー部よりも平面視で大きく構成する
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
  16. 請求項14又は15記載の回転電機の製造方法において、
    前記複数の分割コアプレートの熱膨張率を、前記シャフトの熱膨張率と同等又はそれ以上とする
    ことを特徴とする回転電機の製造方法。
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