JP4809672B2 - ロータシャフト - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータに用いるロータシャフトに関する。
例えば、ハイブリッド車又は電気自動車等に用いるモータ、ジェネレータ又はモータジェネレータ等の回転電機においては、界磁巻線を設けたステータの内周側に、磁性体を設けたロータを回転可能に配設している。そして、ロータは、ロータシャフトと、このロータシャフトに取り付ける磁性体とを用いて構成している。
また、図7に示すごとく、ロータシャフト93の製造を容易にするために、ロータシャフト93を、シャフト中心部94と、このシャフト中心部94の外周に配設するシャフト外周部95とに分割して構成している。そして、シャフト中心部94の外周にシャフト外周部95を締結するために、シャフト外周部95における中心穴951内にシャフト中心部94を焼嵌めしている。
この焼嵌めを行うに際しては、シャフト外周部95における中心穴951の内径を、シャフト中心部94の外周の外径よりも小さくしておき、シャフト外周部95を加熱して膨張させた後、シャフト外周部95における中心穴951内にシャフト中心部94を挿入する。これにより、シャフト外周部95の温度が冷やされ収縮したときには、シャフト外周部95における中心穴951の内径とシャフト中心部94の外周の外径との寸法差が焼嵌代となって、これらが締結される。
しかしながら、シャフト外周部95の製造を一層容易にするために、シャフト外周部95を、その周方向に向けて複数の分割外周部に分割することが考えられる。この場合において、シャフト中心部94と各分割外周部との締結強度を高く維持するためには、更なる工夫が必要とされる。
特に、ステータに対して、ロータシャフト93に磁性体を取り付けて構成したロータを、高トルク又は高回転数で回転させる際に、各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる技術の開発が望まれる。
なお、特許文献1においては、トルクコンバータにおけるロータを形成するに当たり、ロータ駆動シャフトとロータの内周部とを、いずれか一方に形成した係合爪と、他方に形成した凹部とを係合させて、回転方向における結合状態を形成している。
しかしながら、特許文献1における係合爪と凹部とは、ロータの内周部にロータ駆動シャフトを結合したときに、ステータシャフトに対するロータの芯出しを行うことを目的としており、ロータシャフトをシャフト中心部とシャフト外周部とに分割し、シャフト外周部を各分割外周部に分割したときに、各分割外周部の締結強度を高く維持するための工夫はなされていない。
実開平7−4887号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、シャフト中心部とシャフト外周部における各分割外周部との締結強度を高く維持することができるロータシャフトを提供しようとするものである。
第1の発明は、回転電機のロータに用いるロータシャフトにおいて、
該ロータシャフトは、シャフト中心部と、該シャフト中心部の外周側に配設し、磁気回路を形成するための磁性体を取り付けるシャフト外周部とに分割してあり、
該シャフト外周部は、その周方向に向けて複数の分割外周部に分割してあり、該各分割外周部における内周面には、径方向外方に向けて係合凹部が陥没形成してあり、該係合凹部には、上記シャフト中心部の外周面から径方向外方に向けて突出形成した係合凸部が嵌入してあり、
互いに隣接する上記分割外周部の周方向端面同士の間には、隙間が形成されており、
上記係合凹部は、その周方向の両側の表面に、周方向幅を径方向外方に向けて拡大させてなる凹部側テーパ面を形成してなり、上記係合凸部は、その周方向の両側の表面に、上記凹部側テーパ面と対面する凸部側テーパ面を形成してなり、
上記各分割外周部は、焼嵌めによって上記凹部側テーパ面に上記凸部側テーパ面を喰い込ませることにより、上記シャフト中心部に固定してあることを特徴とするロータシャフトにある(請求項1)。
本発明のロータシャフトは、シャフト中心部とシャフト外周部とに分割してあり、シャフト外周部をさらに複数の分割外周部に分割したときに、各分割外周部のシャフト中心部に対する締結強度を高く維持するための工夫を行っている。
すなわち、本発明においては、シャフト外周部の各分割外周部における内周面には、係合凹部を陥没形成し、シャフト中心部の外周面には、係合凹部に嵌入する係合凸部を突出形成している。また、係合凹部の周方向の表面には、凹部側テーパ面が形成してあり、係合凸部の周方向の表面には、凸部側テーパ面が形成してある。そして、凹部側テーパ面に凸部側テーパ面を喰い込ませることにより、各分割外周部をシャフト中心部に固定する。
そのため、回転電機において、ステータに対して本発明のロータシャフトを用いたロータを回転させる際には、各分割外周部の係合凹部における凹部側テーパ面に、シャフト中心部の係合凸部における凸部側テーパ面が喰い込み、シャフト中心部に対する各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。これにより、特に、ロータシャフトを用いたロータを、高トルク又は高回転数で回転させる際でも、各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。
それ故、本発明のロータシャフトによれば、シャフト中心部に対するシャフト外周部における各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。
第2の発明は、回転電機のロータに用いるロータシャフトにおいて、
該ロータシャフトは、シャフト中心部と、該シャフト中心部の外周に配設し、磁気回路を形成するための磁性体を取り付けるシャフト外周部とに分割してあり、
該シャフト外周部は、その周方向に向けて複数の分割外周部に分割してあり、該各分割外周部における内周面には、径方向内方に向けて係合凸部が突出形成してあり、該係合凸部は、上記シャフト中心部の外周面から径方向内方に向けて陥没形成した係合凹部に嵌入してあり、
互いに隣接する上記分割外周部の周方向端面同士の間には、隙間が形成されており、
上記係合凹部は、その周方向の両側の表面に、周方向幅を径方向外方に向けて拡大させてなる凹部側テーパ面を形成してなり、上記係合凸部は、その周方向の両側の表面に、上記凹部側テーパ面と対面する凸部側テーパ面を形成してなり、
上記各分割外周部は、焼嵌めによって上記凸部側テーパ面を上記凹部側テーパ面に喰い込ませることにより、上記シャフト中心部に固定してあることを特徴とするロータシャフトにある(請求項2)。
本発明のロータシャフトもまた、シャフト中心部とシャフト外周部とに分割してあり、シャフト外周部をさらに複数の分割外周部に分割したときに、各分割外周部のシャフト中心部に対する締結強度を高く維持するための工夫を行っている。
すなわち、本発明においては、シャフト外周部の各分割外周部における内周面には、凸部側テーパ面を形成してなる係合凸部を突出形成し、シャフト中心部の外周面には、凹部側テーパ面を形成してなる係合凹部を陥没形成している。そして、凸部側テーパ面に凹部側テーパ面を喰い込ませることにより、各分割外周部をシャフト中心部に固定する。
そのため、回転電機において、ステータに対して本発明のロータシャフトを用いたロータを回転させる際には、各分割外周部の係合凸部における凸部側テーパ面に、シャフト中心部の係合凹部における凹部側テーパ面が喰い込み、シャフト中心部に対する各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。これにより、特に、ロータシャフトを用いたロータを、高トルク又は高回転数で回転させる際でも、各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。
それ故、本発明のロータシャフトによっても、シャフト中心部に対するシャフト外周部における各分割外周部の周方向における締結強度を高く維持することができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、上記凹部側テーパ面への凸部側テーパ面の喰い込みは、シャフト中心部に各分割外周部を焼嵌めすることにより行うことができる。すなわち、この焼嵌めは、分割外周部における係合凹部の周方向幅を、シャフト中心部における係合凸部の周方向幅よりも小さくしておき、係合凹部を加熱して膨張させた後、係合凹部内に係合凸部を挿入し、係合凹部を冷やして収縮させることにより行うことができる。
上記第2の発明において、上記凸部側テーパ面への凹部側テーパ面の喰い込みは、シャフト中心部に各分割外周部を焼嵌めすることにより行うことができる。すなわち、この焼嵌めは、分割外周部における係合凸部の周方向幅を、シャフト中心部における係合凹部の周方向幅よりも大きくしておき、係合部を加熱して膨張させた後、係合凸部を係合凹部内に挿入し、係合部を冷やして収縮させることにより行うことができる。
また、上記第1、第2の発明において、上記凹部側テーパ面への凸部側テーパ面の喰い込み、又は上記凸部側テーパ面への凹部側テーパ面の喰い込みは、係合凹部内に係合凸部を嵌入して、シャフト中心部に分割外周部を組み付けた後、当該ロータシャフトを用いたロータを回転させる際に、分割外周部に加わる遠心力を利用して行うこともできる。
また、上記第1、第2の発明において、上記凹部側テーパ面は、上記係合凹部の周方向における両側の表面に形成し、上記凸部側テーパ面は、上記係合凸部の周方向における両側の表面に形成してある
これにより、係合凹部及び係合凸部の周方向における両側の表面において、凸部側テーパ面を凹部側テーパ面に喰い込ませる又は凹部側テーパ面を凸部側テーパ面に喰い込ませることができ、シャフト中心部に対するシャフト外周部における各分割外周部の周方向における締結強度を一層高く維持することができる。
また、上記凹部側テーパ面及び上記凸部側テーパ面のいずれか一方には、突起を形成し、他方には、上記突起を収容する凹部を形成することが好ましい(請求項)。
この場合には、凹部側テーパ面及び凸部側テーパ面において、凹部内に突起を配置して、各分割外周部がシャフト中心部の軸方向に対してぐらついてしまうことを効果的に防止することができる。
以下に、本発明のロータシャフト3にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のロータシャフト3は、図1〜図3に示すごとく、回転電機1のロータ2に用いるものであり、ロータ2の中心軸線X側に位置させるシャフト中心部4と、このシャフト中心部4の外周に配設するシャフト外周部5とに分割してある。シャフト外周部5は、その周方向Cに向けて複数の分割外周部50に分割してある。各分割外周部50における内周面には、径方向外方に向けて係合凹部51がそれぞれ陥没形成してあり、各係合凹部51には、シャフト中心部4の外周面から径方向外方に向けてそれぞれ突出形成した係合凸部41が嵌入してある。
図1に示すごとく、各係合凹部51は、その周方向Cの表面に、周方向幅を径方向外方に向けて拡大させてなる凹部側テーパ面511を形成してなり、各係合凸部41は、その周方向Cの表面に、凹部側テーパ面511と対面する凸部側テーパ面411を形成してなる。そして、各分割外周部50は、凹部側テーパ面511に凸部側テーパ面411を喰い込ませることにより、シャフト中心部4に固定してある。
なお、図1、図4等において、ロータシャフト3の周方向をCで示し、図2、図3等において、ロータシャフト3の軸方向をLで示す。
以下に、本例のロータシャフト3につき、図1〜図4と共に詳説する。
本例の回転電機1は、ハイブリッド車又は電気自動車に用いるモータ、ジェネレータ又はモータジェネレータである。
図3に示すごとく、本例のシャフト中心部4は、円筒断面形状を有しており、ロータ2及びステータ6を収容するハウジング11に固定した主軸12の外周に、当該シャフト中心部4の軸方向両端部における内周面に設けたベアリング13を介して回転可能に配設される。また、シャフト中心部4は、その軸方向両端部における外周面に設けたベアリング14を介してハウジング11に回転可能に配設される。
図1〜図3に示すごとく、各分割外周部50は、シャフト中心部4の径方向に向けて配置される板状部52と、この板状部52の外周側に一体形成された磁性体取付部53とを備えている。板状部52は、シャフト中心部4に締結する円弧断面形状の内周面を形成してなり、この内周面に上記係合凹部51を形成してなる。磁性体取付部53は、磁性体54を取り付けるための円弧断面形状の外周面を形成してなる。磁性体取付部53における外周面には、回転電機1における磁気回路を形成するための磁性体54が取り付けられる。
また、シャフト中心部4と各分割外周部50とを締結してなるロータ2は、ハウジング11に固定したステータ6の内周側に配置される。
そして、回転電機1においては、ステータ6に配設した界磁巻線61と、ロータ2に配設した磁性体54とによって、ロータ2を回転させる磁気回路又は発電を行う磁気回路が形成される。
図1に示すごとく、各分割外周部50は、シャフト外周部5を周方向Cに向けて等間隔に分割することにより、同じ大きさに形成されている。本例の分割外周部50は、同じ大きさに4つに分割されている。そして、各分割外周部50は、分割されたことによりその大きさが小さくなっており、鍛造プレス成形等によって製造することができる。
また、本例の分割外周部50の係合凹部51においては、凹部側テーパ面511は、係合凹部51の周方向Cにおける両側の表面に形成してある。また、シャフト中心部4の係合凸部41においては、凸部側テーパ面411は、係合凸部41の周方向Cにおける両側の表面に形成してある。
図1、図2に示すごとく、本例のシャフト中心部4における係合凸部41には、分割外周部50における係合凹部51が焼嵌めしてある。すなわち、シャフト中心部4と各分割外周部50とを締結する前においては、分割外周部50における係合凹部51の周方向幅を、シャフト中心部4における係合凸部41の周方向幅よりも小さくしてある。そして、分割外周部50における係合凹部51を加熱して膨張させた後、この係合凹部51内に係合凸部41を挿入し、係合凹部51を冷やして収縮させることにより、係合凹部51における凹部側テーパ面511と係合凸部41における凸部側テーパ面411との間に焼嵌代を形成して、係合凹部51を係合凸部41に焼嵌めすることができる。
本例のロータシャフト3においては、シャフト外周部5の各分割外周部50における内周面には、係合凹部51を陥没形成し、シャフト中心部4の外周面には、係合凹部51に嵌入する係合凸部41を突出形成している。また、係合凹部51の周方向Cの表面には、凹部側テーパ面511が形成してあり、係合凸部41の周方向Cの表面には、凸部側テーパ面411が形成してある。そして、凹部側テーパ面511に凸部側テーパ面411を喰い込ませることにより、各分割外周部50をシャフト中心部4に固定する。
そのため、回転電機1において、ステータ6に対して本例のロータシャフト3を用いたロータ2を回転させる際には、各分割外周部50の係合凹部51における凹部側テーパ面511に、シャフト中心部4の係合凸部41における凸部側テーパ面411が喰い込み、シャフト中心部4に対する各分割外周部50の周方向Cにおける締結強度を高く維持することができる。これにより、特に、ロータシャフト3を用いたロータ2を、高トルク又は高回転数で回転させる際でも、各分割外周部50の周方向Cにおける締結強度を高く維持することができる。
それ故、本例のロータシャフト3によれば、シャフト中心部4に対するシャフト外周部5における各分割外周部50の周方向Cにおける締結強度を高く維持することができる。
なお、凹部側テーパ面511及び凸部側テーパ面411のいずれか一方には、突起を形成し、他方には、突起を収容する凹部を形成することができる。この突起及び凹部は種々の形成状態とすることができ、例えば、図4に示すごとく、係合凹部51の周方向Cにおける一方側に形成した凹部側テーパ面511に突起512を形成すると共に、他方側に形成した凹部側テーパ面511に凹部513を形成し、一方、係合凸部41の周方向Cにおける一方側に形成した凸部側テーパ面411に、突起512を収容する凹部412を形成すると共に、他方側に形成した凸部側テーパ面411に、凹部513に収容される突起413を形成することができる。
また、図示は省略するが、係合凹部51の周方向Cにおける両側に形成した各凹部側テーパ面511に突起をそれぞれ形成し、一方、係合凸部41の周方向Cにおける両側に形成した各凸部側テーパ面411に凹部をそれぞれ形成することもできる。また、係合凹部51の周方向Cにおける両側に形成した各凹部側テーパ面511に凹部をそれぞれ形成し、一方、係合凸部41の周方向Cにおける両側に形成した各凸部側テーパ面411に突起をそれぞれ形成することもできる。
上記突起及び凹部を形成した場合には、凹部側テーパ面511及び凸部側テーパ面411において、凹部内に突起を配置して、各分割外周部50がシャフト中心部4の軸方向Lに対してぐらついてしまうことを効果的に防止することができる。
(実施例2)
本例のロータシャフト3は、図5、図6に示すごとく、シャフト外周部5の各分割外周部50における内周面に、径方向内方に向けて係合凸部55を突出形成し、シャフト中心部4の外周面に、係合凸部55を嵌入する係合凹部45を径方向内方に向けて陥没形成してなる。また、係合凹部45の周方向Cにおける両側の表面には、凹部側テーパ面451が形成してあり、係合凸部55の周方向Cにおける両側の表面には、凸部側テーパ面551が形成してある。そして、シャフト中心部4の係合凸部55における凸部側テーパ面551を、分割外周部50の係合凹部45における凹部側テーパ面451に喰い込ませることにより、各分割外周部50をシャフト中心部4に固定する。
本例の回転電機1において、ステータ6に対して本例のロータシャフト3を用いたロータ2を回転させる際には、各分割外周部50の係合凹部45における凹部側テーパ面451に、シャフト中心部4の係合凸部55における凸部側テーパ面551が喰い込み、シャフト中心部4に対する各分割外周部50の周方向Cにおける締結強度を高く維持することができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなるロータシャフトを示す図で、図2におけるA−A線矢視断面説明図。 実施例1における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなるロータシャフトを示す断面説明図。 実施例1における、ロータシャフトを用いたロータを回転電機に配設した状態を示す断面説明図。 実施例1における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなる他のロータシャフトを拡大して示す断面説明図。 実施例2における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなるロータシャフトを示す図で、図6におけるA−A線矢視断面説明図。 実施例2における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなるロータシャフトを示す断面説明図。 従来例における、シャフト中心部とシャフト外周部とを締結してなるロータシャフトを示す断面説明図。
符号の説明
1 回転電機
2 ロータ
3 ロータシャフト
4 シャフト中心部
41 係合凸部
411 凸部側テーパ面
5 シャフト外周部
50 分割外周部
51 係合凹部
511 凹部側テーパ面
52 板状部
53 磁性体取付部
54 磁性体
L 軸方向
C 周方向

Claims (3)

  1. 回転電機のロータに用いるロータシャフトにおいて、
    該ロータシャフトは、シャフト中心部と、該シャフト中心部の外周側に配設し、磁気回路を形成するための磁性体を取り付けるシャフト外周部とに分割してあり、
    該シャフト外周部は、その周方向に向けて複数の分割外周部に分割してあり、該各分割外周部における内周面には、径方向外方に向けて係合凹部が陥没形成してあり、該係合凹部には、上記シャフト中心部の外周面から径方向外方に向けて突出形成した係合凸部が嵌入してあり、
    互いに隣接する上記分割外周部の周方向端面同士の間には、隙間が形成されており、
    上記係合凹部は、その周方向の両側の表面に、周方向幅を径方向外方に向けて拡大させてなる凹部側テーパ面を形成してなり、上記係合凸部は、その周方向の両側の表面に、上記凹部側テーパ面と対面する凸部側テーパ面を形成してなり、
    上記各分割外周部は、焼嵌めによって上記凹部側テーパ面に上記凸部側テーパ面を喰い込ませることにより、上記シャフト中心部に固定してあることを特徴とするロータシャフト。
  2. 回転電機のロータに用いるロータシャフトにおいて、
    該ロータシャフトは、シャフト中心部と、該シャフト中心部の外周に配設し、磁気回路を形成するための磁性体を取り付けるシャフト外周部とに分割してあり、
    該シャフト外周部は、その周方向に向けて複数の分割外周部に分割してあり、該各分割外周部における内周面には、径方向内方に向けて係合凸部が突出形成してあり、該係合凸部は、上記シャフト中心部の外周面から径方向内方に向けて陥没形成した係合凹部に嵌入してあり、
    互いに隣接する上記分割外周部の周方向端面同士の間には、隙間が形成されており、
    上記係合凹部は、その周方向の両側の表面に、周方向幅を径方向外方に向けて拡大させてなる凹部側テーパ面を形成してなり、上記係合凸部は、その周方向の両側の表面に、上記凹部側テーパ面と対面する凸部側テーパ面を形成してなり、
    上記各分割外周部は、焼嵌めによって上記凸部側テーパ面を上記凹部側テーパ面に喰い込ませることにより、上記シャフト中心部に固定してあることを特徴とするロータシャフト。
  3. 請求項1又は2において、上記凹部側テーパ面及び上記凸部側テーパ面のいずれか一方には、突起が形成してあり、他方には、上記突起を収容する凹部が形成してあることを特徴とするロータシャフト。
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