JP4714077B2 - ロータシャフト - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のロータに用いるロータシャフトに関する。
例えば、ハイブリッド車又は電気自動車等に用いるモータ、ジェネレータ又はモータジェネレータ等の回転電機においては、界磁巻線を設けたステータの内周側に、磁性体を設けたロータを回転可能に配設している。そして、ロータは、ロータシャフトと、このロータシャフトに取り付ける磁性体とを用いて構成している。
また、図11に示すごとく、ロータシャフト93の製造を容易にするために、ロータシャフト93を、インナーシャフト94と、このインナーシャフト94の外周に配設するアウターシャフト95とに分割して構成している。そして、インナーシャフト94の外周にアウターシャフト95を締結するために、アウターシャフト95における中心穴951内にインナーシャフト94を焼嵌めしている。
この焼嵌めを行うに際しては、アウターシャフト95における中心穴951の内径を、インナーシャフト94の外周の外径よりも小さくしておき、アウターシャフト95を加熱して膨張させた後、アウターシャフト95における中心穴951内にインナーシャフト94を挿入する。これにより、アウターシャフト95の温度が冷やされ収縮したときには、アウターシャフト95における中心穴951の内径とインナーシャフト94の外周の外径との寸法差が焼嵌代となって、これらが締結される。
しかしながら、インナーシャフト94とアウターシャフト95との締結強度を一層向上させるためには、更なる工夫が必要とされる。
特に、インナーシャフト94を、例えば機械構造用炭素鋼等の鋼によって構成し、アウターシャフト95を、例えば鋳物等によって構成した場合には、インナーシャフト94とアウターシャフト95との線膨張係数が異なる。そして、ロータシャフト93を使用する環境の温度が上昇することにより、インナーシャフト94とアウターシャフト95との間の焼嵌代が減少してしまうおそれがある。そのため、ステータに対して、上記ロータシャフト93に磁性体を取り付けて構成したロータを回転させる際に、インナーシャフト94に対するアウターシャフト95の回転方向(周方向)における締結強度が低下してしまうおそれがある。
なお、特許文献1においては、トルクコンバータにおけるロータを形成するに当たり、ロータ駆動シャフトとロータの内周部とを、いずれか一方に形成した係合爪と、他方に形成した凹部とを係合させて、回転方向における結合状態を形成している。
しかしながら、特許文献1における係合爪と凹部とは、ロータの内周部にロータ駆動シャフトを結合したときに、ステータシャフトに対するロータの芯出しを行うことを目的としており、ロータシャフトを2つの部材に分割したときに、各部材の締結強度を向上させるための工夫はなされていない。
実開平7−4887号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を向上させることができるロータシャフトを提供しようとするものである。
本発明は、回転電機のロータに用いるロータシャフトであって、
磁気回路を形成するための磁性体を取り付ける磁性体取付部と該磁性体取付部の内側に配設された筒状部とを一体形成してなるアウターシャフトと、該アウターシャフトの上記筒状部に挿嵌されたインナーシャフトとを有し、
上記アウターシャフトは、上記筒状部における少なくとも一方の軸方向端部の端部外周面に、上記ロータシャフトの中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第1外周異形面部を有し、
上記インナーシャフトは、上記アウターシャフトの上記筒状部における上記軸方向端部に隣接配置される部分である対応外周面に、上記ロータシャフトの中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第2外周異形面部を有し、
上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部とにそれぞれ沿う形状の第1内周異形面部と第2内周異形面部とを内周面に設けた環状プレートを、上記アウターシャフトの上記端部外周面と上記インナーシャフトの上記対応外周面との双方に嵌合固定してなることを特徴とするロータシャフトにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記ロータシャフトにおいては、上記環状プレートを、上記アウターシャフトの上記端部外周面と上記インナーシャフトの上記対応外周面との双方に嵌合固定している。そして、上記アウターシャフトの上記端部外周面には上記第1外周異形面部が形成され、上記インナーシャフトの上記対応外周面には上記第2外周異形面部が形成されており、上記環状プレートは、上記第1内周異形面部と上記第2内周異形面部とを内周面に設けている。
そのため、上記アウターシャフトと上記インナーシャフトとの周方向の締結力を向上させることができる。即ち、アウターシャフトとインナーシャフトとは、基本的には回転中心軸を中心とする円形の内周面と外周面とにおいて接触固定されている。このような接触固定だけでは、ロータシャフトの回転方向について大きなトルクがかかると、アウターシャフトとインナーシャフトとが互いに緩むおそれがある。
また、特に、インナーシャフトとアウターシャフトとを異なる材料により構成した場合(例えば、インナーシャフトを機械構造用炭素鋼等の鋼により構成し、アウターシャフトを鋳物等から構成した場合)には、インナーシャフトとアウターシャフトとの線膨張係数が互いに異なることになる。そして、ロータシャフトを使用する環境の温度が上昇したときには、インナーシャフトとアウターシャフトとの締結強度が低下するおそれがある。
そこで、上記アウターシャフトの上記端部外周面と上記インナーシャフトの上記対応外周面とを、上記環状プレートによって固定することにより、周方向の締結力を充分に確保することができる。
また、上記のごとくアウターシャフトとインナーシャフトとの周方向の締結力を確保することができるため、大きな回転トルクがかかるロータシャフトを、アウターシャフトとインナーシャフトとに分割して構成することが可能となる。これにより、製造容易なロータシャフトを得ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を向上させることができるロータシャフトを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記第1外周異形面部及び上記第2外周異形面部は、アウターシャフトの筒状部の両端の端部外周面及びインナーシャフトの2つの対応外周面に形成し、この二箇所に環状プレートを嵌合させてもよい。また、第1外周異形面部及び第2外周異形面部は、アウターシャフトの筒状部の一端の端部外周面及びインナーシャフトの1つの対応外周面に形成し、この一箇所に環状プレートを嵌合させてもよい。
また、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との少なくとも一方は、平面部であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との少なくとも一方を、容易に形成することができると共に、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を充分に確保することができる。
また、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との少なくとも一方は、上記ロータシャフトの径方向内側に窪んだ凹部とすることもできる(請求項3)。
この場合にも、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を充分に確保することができる。
また、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部とは、互いに連続した連続面を形成していることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との形成を効率的に行うことができる。また、この場合、上記環状プレートの第1内周異形面部と第2内周異形面部とも、互いに連続した連続面を形成することとなる。そのため、第1内周異形面部と第2内周異形面部との形成をも効率的に行うことができる。それ故、ロータシャフトの生産性を向上させることができる。
また、上記連続面は平面であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記連続面を一層容易に形成することができる。
また、上記第1外周異形面部及び上記第2外周異形面部は、それぞれ、回転対称となる複数箇所に形成されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、インナーシャフトとアウターシャフトと環状プレートとの組み付け性を向上させることができる。
また、上記インナーシャフトと上記アウターシャフトとは、互いに焼嵌めされていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を一層向上させることができる。
また、上記焼嵌めは、例えば以下のようにして行うことができる。まず、アウターシャフトの筒状部の内径を、インナーシャフトの外径よりも小さく形成しておく。そして、筒状部を加熱して膨張させた後、筒状部内にインナーシャフトを挿入する。挿入後、筒状部を冷やして収縮させることにより、アウターシャフトの筒状部にインナーシャフトを締結する。
(実施例1)
本発明の実施例に係るロータシャフトにつき、図1〜図6を用いて説明する。
本例のロータシャフト1は、図6に示すごとく、回転電機10のロータ7に用いるものである。
即ち、図1〜図6に示すごとく、ロータシャフト1は、磁気回路を形成するための磁性体54を取り付ける磁性体取付部21と該磁性体取付部21の内側に配設された筒状部22とを一体形成してなるアウターシャフト2と、該アウターシャフト2の筒状部22に挿嵌されたインナーシャフト3とを有する。
図1(A)に示すごとく、アウターシャフト2は、一方の軸方向端部の端部外周面221に、ロータシャフト1の中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第1外周異形面部23を有する。
また、インナーシャフト3は、アウターシャフト2の軸方向端部に隣接配置される部分である対応外周面34に、ロータシャフト1の中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第2外周異形面部33を有する。
また、図1(C)、図2(B)に示すごとく、アウターシャフト2の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34との双方に、環状プレート4を嵌合固定している。図1(B)、(C)に示すごとく、環状プレート4は、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33とにそれぞれ沿う形状の第1内周異形面部41と第2内周異形面部42とを内周面に設けてなる。
また、アウターシャフト2の第1外周異形面部23及びインナーシャフト3の第2外周異形面部33は共に平面部である。そして、これに伴い、第1内周異形面部41及び第2内周異形面部42も共に平面部である。即ち、図1(A)、(B)に示すごとく、第1外周異形面部23、第2外周異形面部33、第1内周異形面部41、第2内周異形面部42は、ロータシャフト1の中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状として、直線形状を有するように形成されている。
また、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33は、それぞれ、回転対称となる複数箇所に形成されている。具体的には、本例においては、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33は、それぞれ2個形成され、互いに180°回転した位置に同形状にて形成されている。また、第1内周異形面部41及び第2内周異形面部42も同様である。
本例の回転電機10は、ハイブリッド車又は電気自動車に用いるモータ、ジェネレータ又はモータジェネレータである。
図6に示すごとく、本例のインナーシャフト3は、円筒断面形状を有しており、ロータ7及びステータ6を収容するハウジング11に固定した主軸12の外周に、当該インナーシャフト3の軸方向両端部における内周面に設けたベアリング13を介して回転可能に配設される。また、インナーシャフト3は、その軸方向両端部における外周面に設けたベアリング14を介してハウジング11に回転可能に配設される。
同図に示すごとく、アウターシャフト2における磁性体取付部21は、円筒断面形状を有しており、筒状部22の外周から径方向外方に向けて形成した円盤状部24の外周側に設けてある。磁性体取付部21における外周面には、回転電機10における磁気回路を形成するための磁性体54が取り付けられる。
また、インナーシャフト3とアウターシャフト2とを締結してなると共に磁性体54を取り付けてなるロータ7は、ハウジング11に固定したステータ6の内周側に配置される。
そして、回転電機1においては、ステータ6に配設した界磁巻線61と、ロータ7に配設した磁性体54とによって、ロータ7を回転させる磁気回路又は発電を行う磁気回路が形成される。
本例のインナーシャフト3は、炭素量が0.04〜2.1wt%である鋼としての機械構造用炭素鋼からなり、アウターシャフト2は、炭素量が2.1〜6.7wt%である鋳物(鋳鉄)からなる。そして、インナーシャフト3は、筒状材料に切削加工等を行って形成してあり、アウターシャフト2は、鋳物に切削加工等を行って形成してある。
また、インナーシャフト3とアウターシャフト2とは、互いに焼嵌めされている。すなわち、インナーシャフト3をアウターシャフト2に挿嵌する前(図3の状態)においては、アウターシャフト2の筒状部22の内径は、インナーシャフト3の外径よりも小さくしある。そして、アウターシャフト2における筒状部22を加熱して膨張させた後、この筒状部22内にインナーシャフト3を挿入する。挿入後、筒状部22を冷やして収縮させることにより、インナーシャフト3とアウターシャフト2(筒状部22)とを締結する。
つまり、加熱膨張させた筒状部22を冷却することにより、筒状部22は元の内径に戻ろうとする。ところが、内側にインナーシャフト3を挿通してあるため、筒状部22がインナーシャフト3を締付ける力が作用する。この力は、筒状部22の内径とアウターシャフト2の外径との差である焼嵌代によるものである。これにより、インナーシャフト3とアウターシャフト2(筒状部22)とが締結される。
また、アウターシャフト2の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34との双方に環状プレート4を嵌合固定するに当っても、上記と同様に焼嵌めを行うことができる。
なお、アウターシャフト2とインナーシャフト3との挿嵌や、アウターシャフト2及びインナーシャフト3に対する環状プレート4の嵌合は、焼嵌め以外にも、例えば、圧入、加締め等によって行うこともできる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
ロータシャフト1においては、環状プレート4を、アウターシャフト2の筒状部22における軸方向端部の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34との双方に嵌合固定している。そして、アウターシャフト2の端部外周面221には第1外周異形面部23が形成され、インナーシャフト3の対応外周面34には第2外周異形面部33が形成されており、環状プレート4は、第1内周異形面部41と第2内周異形面部42とを内周面に設けている。
そのため、アウターシャフト2とインナーシャフト3との周方向の締結力を向上させることができる。即ち、アウターシャフト2とインナーシャフト3とは、基本的には回転中心軸を中心とする円形の内周面と外周面とによって接触固定されている。このような接触固定だけでは、ロータシャフト1の回転方向について大きなトルクがかかると、アウターシャフト2とインナーシャフト3とが互いに緩むおそれがある。
また、特に、本例のように、インナーシャフト3を機械構造用炭素鋼等の鋼により構成し、アウターシャフト2を鋳物により構成して、両者の材質が異なる場合には、インナーシャフト3とアウターシャフト2との線膨張係数が互いに異なることになる。そして、ロータシャフト1を使用する環境の温度が上昇したときには、インナーシャフト3とアウターシャフト2との締結強度が低下するおそれがある。
そこで、アウターシャフト2の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34とを、環状プレート4によって固定することにより、周方向の締結力を充分に確保することができる。
また、上記のごとくアウターシャフト2とインナーシャフト3との周方向の締結力を確保することができるため、大きな回転トルクがかかるロータシャフト1を、アウターシャフト2とインナーシャフト3とに分割して構成することが可能となる。これにより、製造容易なロータシャフト1を得ることができる。
また、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33とが平面部であるため、これらを容易に形成することができると共に、インナーシャフト3とアウターシャフト2との周方向における締結強度を充分に確保することができる。
また、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33は、それぞれ、回転対称となる複数箇所に形成されているため、インナーシャフト3とアウターシャフト2と環状プレート4との組み付け性を向上させることができる。
また、インナーシャフト3とアウターシャフト2とは、互いに焼嵌めされているため、インナーシャフト3とアウターシャフト2との周方向における締結強度を一層向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を向上させることができるロータシャフトを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図7に示すごとく、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33とを、ロータシャフト1の径方向内側に窪んだ凹部によって形成した例である。
この凹部は、アウターシャフト2の端部外周面221と、インナーシャフト3の対応外周面34とにおいて、それぞれ軸方向に連続形成された溝状の凹部である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、インナーシャフトとアウターシャフトとの周方向における締結強度を充分に確保することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図8〜図10に示すごとく、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33とが、互いに連続した連続平面を形成している例である。
また、図8(B)、図9(A)に示すごとく、環状プレート4の第1内周異形面部41と第2内周異形面部42とも、互いに連続した連続面を形成する。即ち、第1内周異形面部41と第2内周異形面部42とは、特に区別されることがなく、一つの平面として形成される。従って、環状プレート4の内周面は段形状には形成されていない。
上記第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33を形成するに当っては、アウターシャフト2にインナーシャフト3を組付けた後、アウターシャフト2の筒状部22における軸方向端部の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34との一部を同時に切削加工する。これにより、図8(A)、図9(A)、図10(A)に示すごとく、アウターシャフト2の端部外周面221とインナーシャフト3の対応外周面34の一部に、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33とを、共通の平面として連続形成する。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、第1外周異形面部23と第2外周異形面部33との形成を効率的に行うことができる。また、この場合、図8(B)、図9(A)に示すごとく、環状プレート4の第1内周異形面部41と第2内周異形面部42とも、互いに連続した連続面を形成することとなる。そのため、第1内周異形面部41と第2内周異形面部42との形成をも効率的に行うことができる。それ故、ロータシャフト1の生産性を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33は、アウターシャフト2の筒状部22の両端の端部外周面221及びインナーシャフト3の2つの対応外周面34に形成し、この二箇所に環状プレート4を嵌合させてもよい。
また、上記実施例においては、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33は、それぞれ2箇所に形成してあるが、これらの形成個所は、1箇所でもよいし、3箇所以上であってもよい。
また、第1外周異形面部23及び第2外周異形面部33の形状は、ロータシャフト1の中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有していればよく、平面状、凹部状以外にも種々の形状とすることができる。
実施例1における、(A)アウターシャフトにインナーシャフトを挿嵌した状態の正面図、(B)環状プレートの正面図、(C)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の正面図。 実施例1における、(A)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させる前の状態の側面図、(B)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の側面図。 実施例1における、アウターシャフトにインナーシャフトを挿嵌する前の態の側面図。 実施例1における、図1(C)のA−A断面相当のロータシャフトの断面図。 実施例1における、図1(C)のB−B断面相当のロータシャフトの断面図。 実施例1における、ロータシャフトを用いたロータを回転電機に配設した状態を示す断面説明図。 実施例2における、(A)アウターシャフトにインナーシャフトを挿嵌した状態の正面図、(B)環状プレートの正面図、(C)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の正面図。 実施例3における、(A)アウターシャフトにインナーシャフトを挿嵌した状態の正面図、(B)環状プレートの正面図、(C)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の正面図。 実施例3における、(A)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させる前の状態の側面図、(B)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の側面図。 実施例3における、(A)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させる前の状態の上面図、(B)アウターシャフト及びインナーシャフトに環状プレーとを嵌合させた状態の上面図。 従来例における、ロータシャフトの断面説明図。
符号の説明
1 ロータシャフト
10 回転電気
2 アウターシャフト
21 磁性体取付部
22 筒状部
224 外周面
23 第1外周異形面部
3 インナーシャフト
33 第2外周異形面部
34 対応外周面
4 環状プレート
41 第1内周異形面部
42 第2内周異形面部

Claims (7)

  1. 回転電機のロータに用いるロータシャフトであって、
    磁気回路を形成するための磁性体を取り付ける磁性体取付部と該磁性体取付部の内側に配設された筒状部とを一体形成してなるアウターシャフトと、該アウターシャフトの上記筒状部に挿嵌されたインナーシャフトとを有し、
    上記アウターシャフトは、上記筒状部における少なくとも一方の軸方向端部の端部外周面に、上記ロータシャフトの中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第1外周異形面部を有し、
    上記インナーシャフトは、上記アウターシャフトの上記筒状部における上記軸方向端部に隣接配置される部分である対応外周面に、上記ロータシャフトの中心軸を中心とする円弧形状とは異なる断面形状を有する第2外周異形面部を有し、
    上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部とにそれぞれ沿う形状の第1内周異形面部と第2内周異形面部とを内周面に設けた環状プレートを、上記アウターシャフトの上記端部外周面と上記インナーシャフトの上記対応外周面との双方に嵌合固定してなることを特徴とするロータシャフト。
  2. 請求項1において、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との少なくとも一方は、平面部であることを特徴とするロータシャフト。
  3. 請求項1又は2において、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部との少なくとも一方は、上記ロータシャフトの径方向内側に窪んだ凹部であることを特徴とするロータシャフト。
  4. 請求項1において、上記第1外周異形面部と上記第2外周異形面部とは、互いに連続した連続面を形成していることを特徴とするロータシャフト。
  5. 請求項4において、上記連続面は平面であることを特徴とするロータシャフト。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記第1外周異形面部及び上記第2外周異形面部は、それぞれ、回転対称となる複数箇所に形成されていることを特徴とするロータシャフト。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記インナーシャフトと上記アウターシャフトとは、互いに焼嵌めされていることを特徴とするロータシャフト。
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