JP2001124101A - 回転体の取付構造 - Google Patents

回転体の取付構造

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JP2001124101A
JP2001124101A JP2000241535A JP2000241535A JP2001124101A JP 2001124101 A JP2001124101 A JP 2001124101A JP 2000241535 A JP2000241535 A JP 2000241535A JP 2000241535 A JP2000241535 A JP 2000241535A JP 2001124101 A JP2001124101 A JP 2001124101A
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shaft
press
rotating body
rotating
fitted
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JP2000241535A
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Teruhiko Kameoka
輝彦 亀岡
Masayoshi Naka
正義 仲
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトを丸軸として樹脂製ファンの疲労変
形を抑制しつつ、大きな回転力をファンに伝達する。 【解決手段】 シャフト121を遠心式ファン110
(ボス部111)に中間ばめ又はしまりばめにて圧入す
るとともに、シャフト121に圧入固定された金属製の
回り止めキャップ140にて回転力をファン110に伝
達する。これにより、シャフト121と回り止めキャッ
プ140との接触面圧を十分高くして圧入強度を高める
ことができるので、回り止めキャップ140を介して大
きな回転力をシャフト121から遠心式ファン110に
伝達することができる。また、シャフト121の断面形
状をD字状にすることなく、大きな回転力を伝達するこ
とができるので、送風機100の製造原価低減を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の取付構造
に関するもので、樹脂製の遠心式ファンとモータのシャ
フト等の回転軸との取付(固定)に適用して有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】樹脂製のファンとシャフトとの取付構造
として、例えば実開平6−28298号公報に記載の発
明では、ファンのボス部にシリコンゴム製の滑止部材を
圧入するとともに、滑止部材を介してファンを回転軸
(モータシャフト)に固定している。
【0003】しかし、冷蔵庫に用いられる庫内循環用の
ファンのように、比較的小形のファンにおいては、上記
公報に記載の発明のごとく、シリコンゴム製の滑止部材
と回転軸との摩擦力により十分に回転力の伝達を行うこ
とができるが、比較的に大型のファンや遠心式ファン等
の大きな回転力を伝達する必要があるファンでは、シリ
コンゴム製の滑止部材では機械的強度は小さいので、滑
止部材と回転軸との間に大きな回転力を伝達するに必要
な摩擦力(接触圧力・圧入代)を確保することができな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、比較的に大型の
ファンや遠心式ファン等の大きな回転力を伝達する手段
としては、図11(a)に示すように、回転軸の断面形
状をD字状とするとともに、ファンのボス部に断面形状
がD字状となった穴部を形成して、断面D字状の回転軸
を断面D字状の穴部に勘合させるといった手段がある。
【0005】しかし、この手段では、穴部の形状が非対
称形状であるため、Dの円弧部分と直線部分とが連なる
角部に応力が集中するので、この角部にて樹脂の疲労変
形(例えば、クリープ等)が進行し易い。
【0006】そして、疲労変形が進行して回転軸の軸芯
(回転中心)に対してファンの軸芯(回転中心)がずれ
てしまうと、ファンが振動するので、ファン(送風機)
から騒音が発生してしまう。なお、この問題は、図11
(b)に示すように、回転軸に二面幅を設けても同様で
ある。
【0007】この騒音に対しては、回転軸を丸軸状とし
て断面を対称形状とすれば、穴部の一部に応力が集中し
てしまうことを防止できるので、疲労変形の進行を抑制
できるものの、単純に丸軸状の回転軸と丸穴状の穴部と
を嵌合させると、前述のごとく、比較的に大型のファン
や遠心式ファン等の大きな回転力を伝達することができ
ない。
【0008】本発明は、上記点に鑑み、回転軸を丸軸と
してファン等の樹脂製の回転体の疲労変形を抑制しつ
つ、大きな回転力を回転体に伝達することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、回転軸(1
21)が挿入される挿入穴(111a)を回転体(11
0)の回転中心線(101)に沿って形成し、回転軸
(121)と挿入穴(111a)との填め合いにより前
記回転軸(121)に対して前記回転体(110)を位
置決めし、さらに、回転軸(121)に圧入固定された
円筒状の圧入固定部(141)、及び圧入固定部(14
1)に伝達された回転軸(121)の回転力を回転体
(110)に伝達する伝達部(142、143、14
5、146、147a)を有する回転力伝達部材(14
0)を設けたことを特徴とする。
【0010】これにより、回転軸(121)からの回転
力は、主に回転力伝達部材(140)を介して回転体
(110)に伝達される。しかも、この回転力伝達部材
(140)を回転体(110)と別部材としたので、回
転力を伝達する回転力伝達部材(140)を回転体(1
10)を構成する樹脂より機械的強度の高い材質のもの
とすることができる。
【0011】したがって、回転軸(121)と回転力伝
達部材(140)との接触面圧を十分高くして圧入強度
を高めることができるので、大きな回転力を回転軸(1
21)から回転体(110)に伝達することができる。
【0012】また、回転軸(121)の断面形状をD字
状にする、又は回転軸(121)に二面幅を形成するこ
となく、大きな回転力を伝達することができるので、回
転軸(121)の断面形状をD字状にする、又は回転軸
(121)に二面幅を形成する等の工程を省くことがで
きるとともに、組み付け時に回転軸(121)に対して
回転体(110)の位置を合わせることなく、任意の位
置で両者(121、110)を嵌合させることができる
ので、組み付け時間を短縮することができる。したがっ
て、製造原価低減を図ることができる。
【0013】また、回転軸(121)の断面形状をD字
状にする、又は回転軸(121)に二面幅を形成する必
要がないので、挿入穴(111a)に回転軸(121)
を挿入する際に、両者(111a、121)を位置決め
することなく、任意の相対位置で嵌合させることがで
き、回転軸(121)と回転体110)との組み付け工
数(時間)を短縮することができる。
【0014】また、回転力伝達部材(140)を回転軸
(121)に圧入組み付けすることにより、回転体(1
10)と回転軸(121)との組み付け固定が完了する
ので、例えばクリップ又はネジにて回転体(110)の
脱落防止を行う必要がない。したがって、部品点数及び
製造工数の低減を図ることができるので、製造原価低減
をさらに図ることができる。
【0015】以上に述べたように、本発明によれば、回
転軸(121)を丸軸として疲労変形の進行を抑制しつ
つ、大きな回転力を回転軸(121)から回転体(11
0)に伝達しながら、製造原価低減を図ることができ
る。
【0016】なお、伝達部(142)は、請求項2に記
載のごとく、回転体(110)に圧入固定してもよい。
【0017】また、伝達部(142)は、請求項3に記
載のごとく、回転体(110)に圧入固定され、かつ、
回転体(110)と係合させることにより構成してもよ
い。
【0018】また、回転軸(121)は、請求項4に記
載のごとく、挿入穴(111a)に中間ばめ又はしまり
ばめにて填め込むことが望ましい。
【0019】請求項5に記載の発明では、丸軸状に形成
された回転軸(121)に樹脂製の回転体(110)を
取り付ける回転体の取付構造であって、回転軸(12
1)が挿入される挿入穴(111a)を回転体(11
0)の回転中心線(101)に沿って形成し、回転軸
(121)と挿入穴(111a)との填め合いにより回
転軸(121)に対して回転体(110)を位置決め
し、さらに、回転軸(121)に圧入固定された円筒状
の圧入固定部(141)、及び圧入固定部(141)に
伝達された回転軸(121)の回転力を回転体(11
0)に伝達する伝達部(142、143、145、14
6、147a)を有する回転力伝達部材(140)を設
け、回転力伝達部材(140)及び回転軸(121)と
挿入穴(111a)との圧入状態により回転軸(12
1)の回転力を回転体(110)に伝達することを特徴
とする。
【0020】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、回転軸(121)を丸軸として疲労変形の進行を抑
制しつつ、大きな回転力を回転軸(121)から遠心式
ファン(110)に伝達しながら、遠心式送風機の製造
原価低減を図ることができる。
【0021】請求項6に記載の発明では、丸軸状に形成
された回転軸(121)に樹脂製の回転体(110)を
取り付ける回転体の取付構造であって、回転軸(12
1)が挿入される挿入穴(111a)を回転体(11
0)の回転中心線(101)に沿って形成し、回転軸
(121)を挿入穴(111a)に圧入することより回
転軸(121)に対して回転体(110)を位置決め
し、回転軸(121)に圧入固定された円筒状の圧入固
定部(141)、及び圧入固定部(141)に伝達され
た回転軸(121)の回転力を回転体(110)に伝達
する伝達部(142)を有する回転力伝達部材(14
0)を設け、伝達部(142)は、回転体伝達補助機構
(143、144、145、146、147、147
a)を有し、さらに、伝達部(142)から回転体(1
10)へと回転体伝達補助機構(143、144、14
5、146、147、147a)を介して回転力を伝達
することを特徴とする。
【0022】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、回転軸(121)を丸軸として疲労変形の進行を抑
制しつつ、大きな回転力を回転軸(121)から遠心式
ファン(110)に伝達しながら、遠心式送風機の製造
原価低減を図ることができる。
【0023】また、回転力伝達部材(140)は、請求
項7に記載のごとく、金属製とすることが望ましい。
【0024】なお、請求項8に記載の発明のごとく、回
転力伝達部材(140)は、回転体(110)より高強
度の樹脂製としてもよい。
【0025】また、回転力伝達部材(140)を回転軸
に組み付けるに当たっては、請求項9に記載のごとく、
圧入固定部(141)に相当する円筒状の部位に、回転
軸(121)を圧入しながら前記円筒状の部位を弾性変
形させて、回転力伝達部材(140)を回転軸(12
1)に組み付けてもよい。
【0026】また、請求項10に記載のごとく、圧入固
定部(141)に相当する円筒状の部位に、回転軸(1
21)を圧入しながら円筒状の部位を塑性変形させて、
回転力伝達部材(140)を回転軸(121)に組み付
けてもよい。
【0027】請求項11に記載の発明では、駆動手段
(120)の回転軸(121)が挿入される挿入穴(1
11a)を遠心式ファン(110)の回転中心線(10
1)に沿って形成し、回転軸(121)と挿入穴(11
1a)との填め合いにより回転軸(121)に対して前
記回転体(110)を位置決めし、さらに、回転軸(1
21)に圧入固定された円筒状の圧入固定部(14
1)、及び圧入固定部(141)に伝達された回転軸
(121)の回転力を遠心式ファン(110)に伝達す
る伝達部(142、143、145、146、147
a)を有する回転力伝達部材(140)を設けたことを
特徴とする。
【0028】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、回転軸(121)を丸軸として疲労変形の進行を抑
制しつつ、大きな回転力を回転軸(121)から遠心式
ファン(110)に伝達しながら、遠心式送風機の製造
原価低減を図ることができる。
【0029】また、伝達部(142)は、請求項12に
記載のごとく、遠心式ファン(110)に圧入固定して
もよい。因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例
である。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る送風機及び回転体の取付構造を車両用空調
装置の遠心式送風機に適用したものであって、図1は本
実施形態に係る遠心式送風機(以下、送風機と略す。)
100の断面図である。
【0031】図1中、110は回転軸101方向から吸
入した空気を径外方側に向けて吹き出す遠心式多翼ファ
ン(以下、ファンと略す。)であり、120はファン1
10を回転駆動する電動モータ(駆動手段)である。
【0032】そして、ファン110は、電動モータ12
0の駆動シャフト(以下、シャフトと略す。)121か
らの回転力(駆動力)を受けるボス部111、及びボス
部111に連結されてシャフト121と一体に回転する
複数枚の翼(ブレード)112を有して構成されてい
る。因みに、ファン110(ボス部111及びブレード
112等)は熱可塑性樹脂(本実施形態では、ポリプロ
ピレン(PP))にて一体成形されており、シャフト1
21は、金属(本実施形態では、S45C又はSUJ丸
磨き棒)製である。
【0033】また、130はファン110を収納すると
ともに、ファン110から吹き出した空気の通路131
を形成する渦巻状のスクロールケーシングであり、13
2は空気をスクロールケーシング130(ファン11
0)に導入する吸入口である。なお、吸入口132の外
縁部には、吸入空気をファン110に導くベルマウス1
33がスクロールケーシング130と共に一体成形され
ている。
【0034】ところで、図2はボス部111とシャフト
121との嵌合部分の拡大図であり、ボス部111(フ
ァン110)には、丸軸状のシャフト121(回転軸)
が挿入される挿入穴111aが、ファン110の回転中
心線(=回転軸101)に沿って延びるように形成され
ており、この挿入穴110aには、シャフト121が中
間ばめ又はしまりばめにて填め込まれている。
【0035】また、140はシャフト121の回転力を
ボス部111(ファン110)に伝達する金属製(本実
施形態では、S60CMをHv400程度に熱処理した
もの)の回り止めキャップ(回転力伝達部材)であり、
この回り止めキャップ(以下、キャップと略す。)14
0は、シャフト121に圧入固定された円筒状の圧入固
定部141、及びボス部111の先端側を覆う円筒状の
覆い部142を有している。
【0036】また、覆い部142のうち圧入固定部14
1と反対側端部には、図3に示すように、端部側が開口
したU字状の溝部(伝達部)143が形成されており、
一方、ボス部111(ファン110)のうち溝部143
に対応する部位には、図2に示すように、ボス部111
に一体形成された突起部113が設けられている。
【0037】そして、溝部(回転体伝達補助機構)14
3の開口側から突起部113を溝部143に係合(嵌
合)させることにより、圧入固定部141を介して伝達
されたシャフト121の回転力をボス部111(ファン
110)に伝達している。
【0038】なお、溝部143の開口側には、図3に示
すように、溝部143の内方側に向けて突出する抜け止
め爪部(回転体伝達補助機構)144が形成されてお
り、この抜け止め爪部144が突起部113に食い込む
ことにより、溝部143から突起部113が抜けること
が防止されている。
【0039】ここで、キャップ140の製造方法につい
て述べる。
【0040】先ず、S60CM材に深絞り加工(プレス
加工)を施して覆い部142に相当する部位(略コップ
状のもの)を成形する(深絞り工程)。次に、深絞り工
程で形成された略コップ状のものの底部に挿入穴111
aに相当する穴をプレス加工にて打ち抜いた(ブランク
工程)後、バーリング加工又はしごき加工にて圧入固定
部141に相当する円筒部を形成する(円筒部成形工
程)。その後、ビッカース硬さで約Hv300〜400
となるように熱処理を行った後、必要により遅れ破壊を
防止するための脱水素処理を行う。
【0041】このとき、円筒部の内径寸法は、シャフト
121の直径より小さくなっており、本実施形態では、
円筒部をシャフト121に圧入組み付けする際に、円筒
部を拡管するように弾性変形させることにより円筒部を
シャフト121に圧入固定する。なお、ファン110
は、ファン110にキャップ140を組み付けた状態で
キャップ140と共にシャフト121に圧入組み付けさ
れる。
【0042】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0043】本実施形態によれば、シャフト121は丸
軸状であり、それに対応する挿入穴111aも丸穴であ
るので、ボス111(ファン110)のうちシャフト1
21との接触部における応力が均一化されるので、樹脂
の不均一な疲労変形が進行し難く、疲労変形に伴う振動
・騒音を低減することができる。
【0044】また、シャフト121からの回転力は、主
にキャップ140を介してファン110(ボス部11
1)に伝達される。しかも、このキャップ140をファ
ン110と別部材としたので、本実施形態のごとく、回
転力を伝達するキャップ140をファン110を構成す
る樹脂より機械的強度(許容応力)の高い金属とするこ
とができる。
【0045】したがって、シャフト121とキャップ1
40との接触面圧を十分高くして圧入強度を高めること
ができるので、大きな回転力をシャフト121からファ
ン110(ボス部111)に伝達することができる。
【0046】また、シャフト121の断面形状をD字状
にする、又はシャフト121に二面幅を形成することな
く、大きな回転力を伝達することができるので、シャフ
ト121の断面形状をD字状にする又はシャフト121
に二面幅を形成する工程を省くことができるとともに、
組み付け時にシャフト121に対してファン110の位
置を合わせることなく、任意の位置で両者121、11
0を嵌合させることができるので、組み付け時間を短縮
することができる。したがって、送風機100の製造原
価低減を図ることができる。
【0047】また、キャップ140をシャフト121に
圧入組み付けすることにより、ファン110とシャフト
121との組み付け固定が完了するので、例えば図4、
5に示すように、クリップCr又はネジScにてファン
110がシャフト121から脱落することを防止する必
要がない。したがって、送風機100の部品点数及び製
造工数の低減を図ることができるので、送風機100の
製造原価低減をさらに図ることができる。
【0048】以上に述べたように、本実施形態によれ
ば、シャフト121を丸軸として疲労変形の進行を抑制
しつつ、大きな回転力をシャフト121からファン11
0(ボス部111)に伝達しながら、送風機100の製
造原価低減を図ることができる。
【0049】なお、本実施形態では、前述のごとく、回
転力の伝達は主にキャップ140で行われ、ファン11
0の位置決めは、ファン110を中間ばめ又はしまりば
めにてシャフト121に圧入することにより行われる
が、ファン110は中間ばめ又はしまりばめにてシャフ
ト121に圧入されているので、シャフト121からフ
ァン110に直接に伝達される回転力も存在する。
【0050】因みに、本実施形態では、圧入代δは、以
下の数式により決定されている。
【0051】
【数1】δ=2×P×r×C 但し、P:はめ合い圧力(接触面圧) r:はめ合い部半径 C:板厚及び材質等により決定される係数
【0052】
【数2】P=N/(μ×A) 但し、N:回り止めに必要な力 μ:摩擦係数 A:接触面積 因みに、樹脂(ナチュラルPP)にて所定の圧入代(接
触面圧)を得ようとすると、圧入により発生する応力が
樹脂の許容応力を越えてしまうので、ファン110(ボ
ス部111)とシャフト121との圧入固定のみによっ
ては、必要な回転力を伝達することができない。
【0053】また仮に、ファン110(ボス部111)
とシャフト121との圧入固定のみによっては、大きな
回転力を伝達するには、ガラス繊維強化樹脂等の高強度
樹脂を用いる必要があるので、ファン110の製造原価
上昇を招いてしまう。
【0054】これに対して、本実施形態では、主にキャ
ップ140により回転力が伝達されているので、ファン
110に高強度樹脂を使用する必要がなく、ファン11
0の製造原価上昇を抑制することができる。
【0055】なお、本実施形態は、キャップ140材質
として、SUP材、SCr材及びSCM材等を用いても
よい。
【0056】因みに、上記数式1、2により所定の圧入
代を得ようとすると、一般的に、ファン110(ボス部
111)とシャフト121との接触面積よりキャップ1
40とシャフト121との接触面積の方が大きくなる。
【0057】(第2実施形態)第1実施形態では、覆い
部142に設けた溝部143に、ボス部111に設けた
突起部113を係合(嵌合)させることによりキャップ
140に伝達された回転力をファン110に伝達する伝
達部を構成したが、本実施形態は、図6に示すように、
覆い部142の端部側にボス部111に向けて突出する
突起部145設けるとともに、ボス部111のうち突起
部145に対応する突起部145が挿入される凹部(図
示せず。)を設けて伝達部を構成したものである。
【0058】なお、突起部145は、図6に示すよう
に、鋭角状である(尖っている)ので、ボス部111に
凹部を設けず、突起部145をボス部111に食い込ま
せるようにして、突起部145をボス部111に係合さ
せてもよい。
【0059】(第3実施形態)本実施形態は、図7に示
すように、覆う部142の断面形状をD字状とするとと
もに、ボス部111に断面D字状の覆い部142と勘合
する穴部(図示せず。)を設けることにより伝達部を構
成したものである。
【0060】(第4実施形態)本実施形態は、図8に示
すように、円筒状の覆い部142をボス部111に圧入
固定することにより伝達部を構成したものである。
【0061】なお、覆い部142の内径寸法はシャフト
121の直径より大きいので、ファン110(ボス部1
11)に伝達しなければならない回転力は同じであって
も、回り止めに必要な力を小さくすることができる。し
たがって、ボス部111とキャップ140(覆い部14
2)との接触面圧を小さくすることができるので、樹脂
の強度を上げることなく、圧入固定にて回転力を伝達す
ることができる。
【0062】(第5実施形態)本実施形態は、図9に示
すように、覆い部142に径外方側に向けて突出する凸
146を設けるとともに、ボス部111に凸146と勘
合する凹部(図示せず。)を設けて伝達部を構成したも
のである。
【0063】(第6実施形態)本実施形態は、図10に
示すように、覆い部142の端部側に径外方側に向けて
延出する矩形状のフランジ部147を設けるとともに、
このフランジ部147に穴部147aを設けてネジ(図
示せず)にてキャップ140とボス部111とを結合す
ることにより伝達部を構成したものである。
【0064】なお、本実施形態は、ネジに変えて、リベ
ットやピン等のその他の締結手段を採用してもよい。
【0065】(第7実施形態)第1実施形態では、円筒
部成形工程で形成された円筒部をシャフト121に圧入
組み付けする際に、円筒部を拡管するように弾性変形さ
せることにより円筒部をシャフト121に圧入固定した
が、本実施形態は、キャップ140を冷間圧延鋼板(S
PCE、SECC)等の軟鉄又は鋳鉄、銅、アルミニウ
ム等にて成形するとともに、円筒部の内径寸法がシャフ
ト121の直径より小さくなるようにした上で、キャッ
プ140をシャフト121に圧入したものである。この
ときこのとき、本実施形態では、円筒部(圧入固定部1
41)は、シャフト121に圧入する際に弾性変形する
ことなく、塑性変形して圧入される。
【0066】(第8実施形態)本実施形態は、第1実施
形態と第4実施形態とを組み合わせたものであり、具体
的には、覆い部142をボス部111に圧入固定すると
ともに、溝部143と突起部113とを係合させること
により伝達部を構成したものである。
【0067】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、キャップ140は金属製であったが、PPS等の高
強度樹脂、ガラス繊維又は炭素繊維等にて引張り強度が
強化された樹脂等にてキャップ140を成形してもよ
い。
【0068】なお、このような樹脂は、材料費がファン
110の材料に比べて高いが、使用される部分をキャッ
プ140のみとすることが可能であるので、製造原価上
昇は極めて小さい。
【0069】また、本発明に係る回転体の取付構造及び
その組み付け方法は、送風機にその適用が限定されるも
のではなく、その他の回転体にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る送風機の断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る送風機のボス部拡
大図である。
【図3】キャップの斜視図である。
【図4】従来の技術に係る送風機のボス部拡大図であ
る。
【図5】従来の技術に係る送風機のボス部拡大図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係るキャップの斜視図
である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るキャップの斜視図
である。
【図8】本発明の第4実施形態に係るキャップの斜視図
である。
【図9】本発明の第5実施形態に係るキャップの斜視図
である。
【図10】本発明の第6実施形態に係るキャップの斜視
図である。
【図11】従来の技術に係るシャフトの断面図である。
【符号の説明】
121…シャフト(回転軸)、110…遠心式ファン、
111…ボス部 113…突起部、140…回り止めキャップ、141…
圧入固定部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸軸状に形成された回転軸(121)に
    樹脂製の回転体(110)を取り付ける回転体の取付構
    造であって、 前記回転軸(121)が挿入される挿入穴(111a)
    を前記回転体(110)の回転中心線(101)に沿っ
    て形成し、 前記回転軸(121)と前記挿入穴(111a)との填
    め合いにより前記回転軸(121)に対して前記回転体
    (110)を位置決めし、 さらに、前記回転軸(121)に圧入固定された円筒状
    の圧入固定部(141)、及び前記圧入固定部(14
    1)に伝達された前記回転軸(121)の回転力を前記
    回転体(110)に伝達する伝達部(142、143、
    145、146、147a)を有する回転力伝達部材
    (140)を設けたことを特徴とする回転体の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記伝達部(142)は、前記回転体
    (110)に圧入固定されていることを特徴とする請求
    項1に記載の回転体の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記伝達部(142)は、前記回転体
    (110)に圧入固定され、かつ、前記回転体(11
    0)と係合していることを特徴とする請求項1に記載の
    回転体の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記回転軸(121)は、前記挿入穴
    (111a)に中間ばめ又はしまりばめにて填め込まれ
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    つに記載の回転体の取付構造。
  5. 【請求項5】 丸軸状に形成された回転軸(121)に
    樹脂製の回転体(110)を取り付ける回転体の取付構
    造であって、 前記回転軸(121)が挿入される挿入穴(111a)
    を前記回転体(110)の回転中心線(101)に沿っ
    て形成し、 前記回転軸(121)を前記挿入穴(111a)に圧入
    することより前記回転軸(121)に対して前記回転体
    (110)を位置決めし、 さらに、前記回転軸(121)に圧入固定された円筒状
    の圧入固定部(141)、及び前記圧入固定部(14
    1)に伝達された前記回転軸(121)の回転力を前記
    回転体(110)に伝達する伝達部(143、145、
    146、147a)を有する回転力伝達部材(140)
    を設け、前記回転力伝達部材(140)及び前記回転軸
    (121)と前記挿入穴(111a)との圧入状態によ
    り前記回転軸(121)の回転力を前記回転体(11
    0)に伝達することを特徴とする回転体の取付構造。
  6. 【請求項6】 丸軸状に形成された回転軸(121)に
    樹脂製の回転体(110)を取り付ける回転体の取付構
    造であって、 前記回転軸(121)が挿入される挿入穴(111a)
    を前記回転体(110)の回転中心線(101)に沿っ
    て形成し、 前記回転軸(121)を前記挿入穴(111a)に圧入
    することより前記回転軸(121)に対して前記回転体
    (110)を位置決めし、 前記回転軸(121)に圧入固定された円筒状の圧入固
    定部(141)、及び前記圧入固定部(141)に伝達
    された前記回転軸(121)の回転力を前記回転体(1
    10)に伝達する伝達部(142)を有する回転力伝達
    部材(140)を設け、 前記伝達部(142)は、回転体伝達補助機構(14
    3、144、145、146、147、147a)を有
    し、 さらに、前記伝達部(142)から前記回転体(11
    0)へと前記回転体伝達補助機構(143、144、1
    45、146、147、147a)を介して回転力を伝
    達することを特徴とする回転体の取付構造。
  7. 【請求項7】 前記回転力伝達部材(140)は、金属
    製であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1つに記載の回転体の取付構造。
  8. 【請求項8】 前記回転力伝達部材(140)は、前記
    回転体(110)より高強度の樹脂製であることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の回転体
    の取付構造。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の回転体の取付構造の組
    み付け方法であって、 前記圧入固定部(141)に相当する円筒状の部位に、
    前記回転軸(121)を圧入しながら前記円筒状の部位
    を弾性変形させて、前記回転力伝達部材(140)を前
    記回転軸(121)に組み付けることを特徴とする回転
    体の組み付け方法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の回転体の取付構造の
    組み付け方法であって、 前記圧入固定部(141)に相当する円筒状の部位に、
    前記回転軸(121)を圧入しながら前記円筒状の部位
    を塑性変形させて、前記回転力伝達部材(140)を前
    記回転軸(121)に組み付けることを特徴とする回転
    体の組み付け方法。
  11. 【請求項11】 回転中心軸(101)周りに多数枚の
    翼(112)を有し、前記回転中心軸(101)方向側
    から吸入した空気を径外方側に向けて吹き出す遠心式フ
    ァン(110)と、 前記遠心式ファン(110)を回転駆動する駆動手段
    (120)とを備える遠心送風機であって、 前記駆動手段(120)の回転軸(121)が挿入され
    る挿入穴(111a)を前記遠心式ファン(110)の
    回転中心線(101)に沿って形成し、 前記回転軸(121)と前記挿入穴(111a)との填
    め合いにより前記回転軸(121)に対して前記回転体
    (110)を位置決めし、 さらに、前記回転軸(121)に圧入固定された円筒状
    の圧入固定部(141)、及び前記圧入固定部(14
    1)に伝達された前記回転軸(121)の回転力を前記
    遠心式ファン(110)に伝達する伝達部(143、1
    44、145、146、147、147a)を有する回
    転力伝達部材(140)を設けたことを特徴とする遠心
    送風機。
  12. 【請求項12】 前記伝達部(142)は、前記遠心式
    ファン(110)に圧入固定されていることを特徴とす
    る請求項11に記載の遠心送風機。
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