JP5361461B2 - 除湿システム - Google Patents

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Description

本発明は、吸着材を備えた除湿システムであって、詳しくは大幅な省エネルギー化を図った除湿システムに関する。
従来より、吸着材を備えた除湿システムは、食品工場・製薬工場・精密機械工場・半導体工場など各種工場の室内環境作りや、生産工程、製品倉庫などに幅広く使用されている。また、工場以外でも、美術館や博物館、各種の保管室、園芸施設の環境作りなどにも広く採用されている。さらに、家庭用の小型除湿機も数多く販売されており、家庭の室内環境向上を目指して広く採用されるようになってきた。
かかる除湿システムでは、水分を吸着する性質を有するシリカゲル、活性アルミナ、合成ゼオライト、活性炭などの吸着材を利用した除湿装置において、吸着材と処理空気とを直接接触させ、処理空気中の水分を吸着材に吸着させることにより空気調整(減湿)が行われている。
前記吸着材は、10−8m(0.01μm)以下の微細な多孔質構造を有し、この微細孔中に空気中の水分を捕獲(吸着)するとともに、該吸着材が加熱されると捕獲している水分を放出(脱着)する性質を有している。
かかる吸着材を用いた除湿システムは、露点温度−100℃程度の極めて低い露点温度まで得ることができ、取扱いが容易であるため幅広く使用される一方、一定量の除湿を行う度毎に吸着材が吸着した水分を脱着させる再生工程が必要となるため、再生工程時に除湿が連続的に行えないとともに、吸着材を加熱するのに大量の熱エネルギーが必要となる。
ここで除湿を連続的に行えるようにするため、2つの吸着材充填塔を用意しておき、交互に除湿と再生を繰り返すなどの運転が行われている。図13は、実用化されている2塔切替え方式の除湿システム50の系統図である(下記非特許文献1参照)。この除湿システム50では、吸着材が充填された2塔の充填塔51、52を設け、一方の充填塔51内へファン53から圧送された処理空気を押し込み、充填塔51内の吸着材が処理空気中の水分を吸着する。他方の充填塔52では、ファン54から圧送された再生空気が再生ヒーター55によって加熱された後、充填塔52内に押し込まれ、内蔵された吸着材を加熱して脱着された水分を取り込んで、外部に排気される。
前記一方の充填塔51内の吸着材が水分吸着の飽和状態に達すると、四方弁56、57をそれぞれ切り替えて、再生ヒーター55で加熱した高温の再生空気を前記一方の充填塔51内に送り、この高温の再生空気によって前記吸着材を加熱し、吸着した水分を脱着して、吸着材の再生が行われる。この吸着と再生の工程を交互に繰り返すように充填塔を2個以上設け、順次空気の流れを切り替えて、連続的な除湿を可能としている。
しかしながら、上述の2塔切替え方式の除湿システムをはじめとした吸着材を用いた除湿システム50においては、吸着材の再生時に、再生ヒーター55によってファン54から送られてきた再生空気を加熱し、この加熱された再生空気を充填塔に送気することで、充填塔に充填された吸着材を加熱するようにしている。このように吸着材を加熱するのに再生空気を介した間接的な加熱が行われているため、効率が悪く、エネルギー消費量が増大していた。この吸着材の再生(加熱)に要するエネルギーは、除湿システム全体の消費エネルギーに対して大きな割合を占めており、この再生エネルギーの低減が除湿システム全体の省エネルギー化の観点から重要な課題となっている。
このような観点から、再生工程時のエネルギー消費量を低減すべく種々の研究がなされている。例えば、下記特許文献1では、風路の内部に設けられた吸着材と、前記吸着材に空気を送る送風機と、前記吸着材の内部に設けられた加熱源とからなり、前記加熱源が、前記送風機により誘起された空気を高温風にして吸着材全体を均一に加熱するとともに、加熱源近傍の吸着材を輻射熱によって加熱する吸着材再生装置が開示されている。また、下記特許文献2では、2分割された吸着除湿素子の外周に面状ヒーターを密着して巻き付けて構成することにより、面状ヒーターの熱を空気を介さずに吸着除湿素子に直接伝達するようにした吸着除湿装置が開示されている。
特開平5−15723号公報 特開2003−205215号公報
「空気調和・衛生便覧」、空気調和・衛生工学会、平成13年、第13版、2巻、p.569-570
しかしながら、上記特許文献1、2記載の装置において、加熱源又は面状ヒーターは吸着材又は吸着除湿素子が充填された内部に組み込まれたり、外周に巻き付けたりして配置されているため、加熱源又は面状ヒーターと接触している吸着材又は吸着除湿素子は、熱伝導により直接加熱され、均一で効率よく再生されるものの、加熱源又は面状ヒーターに接触していない吸着材又は吸着除湿素子は、一般に吸着材の熱伝導率が低いため、熱伝導による加熱は僅かで、事実上は加熱源又は面状ヒーターにより加熱された高温空気との接触による間接的な加熱が支配し、再生に要するエネルギー消費量が増大していると推測される。したがって、吸着材全体を効率よく加熱でき、再生工程時のさらなる省エネルギー化を図ることが強く望まれている。
そこで本発明の主たる課題は、大幅な省エネルギー化を図った除湿システムを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項に係る本発明として、外部と室内とを連通する2系統の流路が形成されるとともに、それぞれの流路に除湿装置が配設され、
前記除湿装置は、空気が流通する流路に設けられた電気ヒーターと、前記電気ヒーターの表面及び/又は前記電気ヒーターと接触して設けられる部材の表面に塗布することにより担持された吸着材とから構成され、
前記吸着材の再生工程において、前記電気ヒーターを通電加熱して前記吸着材から水分を脱着するようにしてあり、
前記吸着材は、前記電気ヒーター及び/又は前記部材の表面に1mm以下の厚さで担持され、
前記電気ヒーターの表面に突起する複数のフィンを設け、このフィンの表面にも前記吸着材が塗布することにより担持され、
前記電気ヒーターは棒状に形成されるとともに流路に対して直交するように配置され、前記フィンは平板状に形成されるとともに平板中間部に前記電気ヒーターが嵌合可能な複数の開孔が形成され、前記フィンの各開孔に前記電気ヒーターを嵌合させることにより、前記電気ヒーターの軸方向に所定の間隔で流路に沿う方向に平行配置した平板状のフィンが複数の電気ヒーターに跨って設けられるようにしてあり、
夏季運転時において、一方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、外部空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、室内に供給される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が室内空気により外部に排気される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにし、
冬季運転時において、一方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、室内空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、外部に排気される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が外部空気により室内に供給される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにしたことを特徴とする除湿システムが提供される。
上記請求項1記載の発明では、空気が流通する流路に設けられた電気ヒーターと、前記電気ヒーターの表面及び/又は前記電気ヒーターと接触して設けられる部材の表面に塗布することにより担持された吸着材とから構成され、前記吸着材の再生工程において、前記電気ヒーターを通電加熱して前記吸着材から水分を脱着するようにしているため、電気ヒーターからの熱伝導によって吸着材が直接的に加熱され、従来のように電気ヒーターや蒸気コイルなどの加熱装置によって高温の再生空気を作成し、この高温の再生空気によって吸着材を間接的に加熱するよりも、消費エネルギーが大幅に削減でき、省エネルギー化を図ることができる。
さらに、前記吸着材は、電気ヒーターの表面及び/又は前記電気ヒーターと接触して設けられる部材の表面に塗布することにより担持されているため、吸着材全体が均一かつ迅速に加熱され、一層の省エネルギー化を図ることができる。
また、上記請求項記載の発明では、前記吸着材を電気ヒーター及び/又は前記部材の表面に担持させる際に、吸着材の熱伝導率が低いことに鑑みて、吸着材の厚み方向にも均一かつ迅速に加熱が行われるようにするため、1mm以下の厚さで担持させるようにしたものである。これにより、再生工程時のさらなる省エネルギー化を図ることができる。
さらに、上記請求項記載の発明では、吸着材の表面積を増加して除湿効率を高めるため、電気ヒーターの表面に突起する複数のフィンを設け、このフィンの表面にも前記吸着材を塗布することにより担持させるようにしたものである。
上記請求項記載の発明は、前記除湿装置を用いた除湿システムの基本構成例を規定したものである。夏季運転時において、一方側流路では、室内空気に比べて相対的に高湿の外部空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、室内に供給され、他方側流路では、除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分を脱着するとともに、この脱着された水分が室内空気によって外部に排気されている。他方、冬季運転時において、一方側流路では、外部空気に比べて相対的に高湿の室内空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、外部に排気され、他方側流路では、除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分を脱着するとともに、この脱着された水分が外部空気によって室内に供給されている。そして、夏季運転時及び冬季運転時とも、一定時間経過後又は一定流量流通後に、吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えることにより、連続的な空気調整が行われている。
請求項に係る本発明として、外部と室内とを連通する2系統の流路が形成された除湿システムであって、
夏季運転時において、それぞれの流路に、外部側から順に、請求項1記載の除湿装置と、再生ファンからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパを備えた再生空気用流路の合流点と、給気用ダンパとが配設され、これより室内側位置で各流路が合流されるとともに室内に送気する給気ファンが配設され、
一方側流路では、前記給気用ダンパを開状態、再生空気用ダンパを閉状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、外部空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、室内に供給される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記給気用ダンパを閉状態、再生空気用ダンパを開状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が室内空気により外部に排気される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、各流路に配設された前記給気用ダンパ、再生空気用ダンパの開閉状態及び前記電気ヒーターの通電/非通電状態を切り替えることにより、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにし、
冬季運転時において、それぞれの流路に、室内側から順に、請求項1記載の除湿装置と、再生ファンからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパを備えた再生空気用流路の合流点と、排気用ダンパとが配設され、これより外部側位置で各流路が合流されるとともに外部に排気する排気ファンが配設され、
一方側流路では、前記排気用ダンパを開状態、再生空気用ダンパを閉状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、室内空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、外部に排気される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記排気用ダンパを閉状態、再生空気用ダンパを開状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が外部空気により室内に供給される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、各流路に配設された前記排気用ダンパ、再生空気用ダンパの開閉状態及び前記電気ヒーターの通電/非通電状態を切り替えることにより、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにしたことを特徴とする除湿システムが提供される。
上記請求項記載の発明は、前記除湿システムの具体的構成例を規定したものである。
請求項に係る本発明として、前記各流路には、前記除湿装置と再生空気用流路の合流点との間に、蓄熱材が内蔵された蓄熱装置が設けられ、前記蓄熱装置は、前記一方側流路では熱分の蓄熱として機能し、前記他方側流路では熱分の放熱として機能する請求項記載の除湿システムが提供される。
上記請求項記載の発明では、各流路に蓄熱装置を設けることにより、吸着材の加熱に要するエネルギーをさらに省力化することができる。
請求項に係る本発明として、前記各流路には、前記除湿装置と再生空気用流路の合流点との間に、前記一方側流路の空気と他方側流路の空気との間で熱交換を行うプレート式熱交換器が設けられている請求項記載の除湿システムが提供される。
上記請求項記載の発明では、各流路に一方側流路の空気と他方側流路の空気との間で熱交換を行うプレート式熱交換器を設けるようにしたものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、大幅な省エネルギー化を図った除湿システムが提供できる。
処理工程時の空気の流れを示す、本発明に係る除湿装置1の(A)は縦断面図、(B)はそのB−B断面図である。 再生工程時の空気の流れを示す、本発明に係る除湿装置1の縦断面図である。 他の形態例に係る除湿装置1の縦断面図である。 本除湿装置1と従来技術とを比較した脱着実験の結果である。 第1形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(夏季運転時のその1)である。 第1形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(夏季運転時のその2)である。 第1形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(冬季運転時のその1)である。 第1形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(冬季運転時のその2)である。 第2形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(夏季運転時のその1)である。 第2形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(夏季運転時のその2)である。 第2形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(冬季運転時のその1)である。 第2形態例に係る除湿システム10を示すシステム構成図(冬季運転時のその2)である。 従来の除湿システム50を示すシステム構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔除湿装置1〕
先ずはじめに、本発明に係る除湿装置1について、図1及び図2に基づいて詳述する。除湿装置1は、図1及び図2に示されるように、外部空気又は再生空気が流通する流路に設けられた複数の電気ヒーター2、2…と、前記電気ヒーター2、2…の表面に塗布することにより担持された吸着材3とから主に構成されている。
前記電気ヒーター2は、従来より公知のシーズヒーター、赤外線ヒーター、誘電加熱ヒーターなどの工業用ヒーターを使用することができ、中でも、絶縁性、安全性に優れ、長寿命であり、加熱対象範囲も広いシーズヒーターが好適に使用できる。また、前記電気ヒーター2は、図示例では流路と垂直方向の直線状に配置されているが、波状、U字状、円形状など任意の形状で配設することができ、渦巻き状、蛇腹状など表面積を大きな形状にすると流通空気との接触面積が増加するため好ましい。さらに、前記電気ヒーター2の断面形状は、円形状、楕円形状、平形状など任意の形状とすることができる。
前記吸着材3としては、従来より公知のシリカゲル、活性アルミナ、合成ゼオライト、活性炭などの多孔質吸着材を使用することができる。この多孔質吸着材は、表面及び内部に10−8m(0.01μm)以下の微細孔が多数存在するものであり、この微細孔中に空気中の水分を捕獲することにより空気の除湿を行うとともに、外部からの加熱により微細孔中に捕獲した水分を脱着する性質を有するものである。
前記吸着材3を電気ヒーター2の表面に塗布するには、粉粒状にした吸着材原料を溶媒中に混合した混合液を作成し、この混合液を刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗装などによって塗布したり、前記混合液中に電気ヒーター2を含浸させたりすることによって行うことができる。また、塗布後に自然乾燥又は加熱乾燥させることによって、塗布した吸着材を電気ヒーターの表面に担持させることができる。なお、前記溶媒中にバインダーを混合するなどにより、吸着材の担持力強化を図ることができる。
前記吸着材3は、電気ヒーター2の表面に1mm以下、好ましくは0.8mm以下の厚さで担持されていることが好ましい。このために前記吸着材原料は、粒子径が1mm以下、好ましくは0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下の粉粒状にしたものを使用する。吸着材の塗工厚を測定するには、マイクロメーター、永久磁石式、光学式、渦電流式、静電容量式など公知の厚さ測定器によって行うことができる。
また、前記電気ヒーター2には、図示例のように、表面に突起する複数のフィン4、4…を設けることが好ましく、このフィン4の表面にも前記吸着材3を塗布することにより担持させるようにする。前記フィン4は、アルミ、銅などの熱伝導率の高い材質のものを使用することが好ましい。これにより、吸着材3の表面積が増大して除湿効率を向上させることができるとともに、効率的に均一かつ迅速に吸着材3を再生できる。
前記フィン4としては、図1及び図2に示されるように、ケーシングの上下面に跨設された電気ヒーター2に対して、上下方向に所定の間隔で流路に沿う方向に平行配置した平板状のフィン4、4…とすることが望ましい。具体的に図示例では、前記電気ヒーター2が丸棒状に形成されるとともに、前記平板状のフィン4、4…には平板中間部に前記電気ヒーター2が嵌合可能な開孔を形成する。そして、この開孔から複数のフィン4、4…を前記電気ヒーター2に嵌合させることにより、電気ヒーター2の表面に突起する複数のフィン4、4…を設けるようにする。また、前記フィン4、4…は、各電気ヒーター毎に設けられるようにしてもよいが、図示例のように、平板状のフィン4、4…が複数の、図示例では4本の電気ヒーター2、2…に跨って設けられるようにすると、電気ヒーター2、2…からの伝熱効果が向上するとともに、表面積が増加して除湿効率が向上し、さらに取付作業が容易化できるため好ましい。
前記フィン4、4…の固定には、例えば、図3に示されるように、前記フィン4、4…の間にそれぞれ、所定厚さで形成され、前記電気ヒーター2と接触して設けられる金属ワッシャー5を介在させることにより、フィン4、4…を所定間隔で保持するとともに、このフィン4、4…をケーシングに固定するための固定用ボルト20、20…を設けることができる。この場合、吸着材3は、電気ヒーター2の表面に代えて、金属ワッシャー5、5…の表面に塗布することにより担持されている。前記フィン4、4…の間隔sは、前記金属ワッシャー5の厚みによって任意に変化させることができ、吸着材を担持させた状態でフィン4、4間にも空気が流通できる十分な隙間とすることができ、表面積を増大して吸着効率を高める一方、圧力損失が過大とならない寸法とされ、具体的にはs=1mm〜10mmが好ましく、s=2mm〜5mmがより好ましい。前記間隔sは、電気ヒーター2の軸方向に沿って等間隔でも不等間隔でもよい。
前記金属ワッシャー5は、電気ヒーター2と接触して設けられ、図示例では、丸棒状の電気ヒーター2の外形とほぼ同内径を有するワッシャー状のものである。金属ワッシャー5は、前記電気ヒーター2表面からの熱伝導により加熱され、表面に担持された吸着材3を熱伝導により加熱する。このため、前記金属ワッシャー5は、熱伝導率の良い材質のものを使用することが好ましい。
以上の構成からなる除湿装置1では、図1に示されるように、外部空気を除湿する処理工程の場合、電気ヒーター2、2…を通電加熱せず、外部空気は、除湿装置1の流路内を通過する際、外部空気と吸着材3との接触によって吸着材3に水分が吸着され、除湿される。
一方、図2に示されるように、除湿材3を再生する再生工程の場合、電気ヒーター2を通電加熱して、その熱伝導によって吸着材3を直接的に加熱し、吸着した水分の脱着(吸着材3を再生)を行う。脱着された水分は、除湿装置1の流路内を通過する再生空気によって外部に排気される。ここで、前記吸着材3は、電気ヒーター2及び/又は金属ワッシャー5の表面に塗布することにより担持しているため、電気ヒーター2の通電加熱により、吸着材3全体が均一かつ迅速に加熱され、再生に要する電気ヒーター2の消費エネルギーが少なくて済む。また、吸着材3が流路に充填されないため、空気通過時の圧力損失が小さくなり、送風ファンを小型化することができ、この点でも省エネルギー化が図れる。
図4は、本除湿装置1と電気ヒーターによって加熱された温風を吸着材に送風する従来技術とを比較した脱着実験の結果である。脱着量増加比とは、それぞれの再生工程において電気ヒーター加熱をしない条件での吸着材の脱着量を基準値1として、各電力消費量でヒーター加熱したときの脱着量の増加の割合を示したものである。この結果、本除湿装置1は、従来技術に比べて、低電力消費量にて飛躍的に高い脱着効率を実現することができ、本発明の有効性が実証された。
〔第1形態例に係る除湿システム10〕
次に、前記除湿装置1を用いた除湿システム10について詳述する。先ず、第1形態例に係る除湿システム10について、図5〜図8に基づいて説明する。
(夏季運転時)
第1形態例に係る除湿システム10は、夏季運転時において、図5及び図6に示されるように、外部と室内とを連通する2系統の流路が設けられるとともに、各流路11A、11Bにはそれぞれ、外部側から順に、前記除湿装置1A、1Bと、蓄熱材が内蔵された蓄熱装置12A、12Bと、再生ファン14A、14Bからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパ13A、13Bを備えた再生空気用流路15A、15Bの合流点A、Bと、給気用ダンパ16A、16Bとが設けられている。さらに、これより室内側位置で各流路11A、11Bが合流されるとともに、室内に送気する給気ファン17が設けられている。前記再生ファン14A、14Bは、吸込側が室内に接続されて室内空気を吸込むようにしても良いし、他の空気でも良い。
そして、前記各流路11A、11Bのうち、一方側流路11Aでは、給気用ダンパ16Aを開状態、再生空気用ダンパ13Aを閉状態とし、この状態では前記給気ファン17の吸込力によって外部空気が室内に供給される。このとき、除湿装置1Aは、電気ヒーター2を通電加熱しない状態とし、外部空気の水分が吸着材3によって吸着され除湿される。前記外部空気は、除湿装置1Aで吸着材3により水分吸着が行われて除湿されると同時に、水分吸着に伴い温度上昇するが、次段の蓄熱装置12Aで冷却(蓄熱装置12Aの蓄熱材に蓄熱)され空気調整が行われた後、室内に供給される吸着処理が行われる。
また、他方側流路11Bでは、給気用ダンパ16Bを閉状態、再生空気用ダンパ13Bを開状態とし、この状態では前記再生ファン14Bの吐出力によって再生ファン14Bからの再生空気が外部に排気される流路が形成される。このとき、除湿装置1Bでは、電気ヒーター2を通電加熱した状態とし、吸着材3の水分を脱着する。前記再生空気は、蓄熱装置12Bで加熱(蓄熱装置12Bの蓄熱材が冷却)された後、除湿装置1Bで脱着された水分を取込んで、外部に排気される脱着処理が行われる。
さらに、一定時間経過後又は一定流量流通後、図6に示されるように、各流路に配設された除湿装置1A、1B及び蓄熱装置12A、12Bの各機能を入れ替える操作を行う。具体的には、一定時間経過後又は一定流量流通後、各流路に設けられた供給用ダンパ16A、16B、再生空気用ダンパ13A、13Bの開閉の状態及び除湿装置1A、1Bに備えられた電気ヒーター2の通電/非通電状態を切り替える制御装置(図示せず)を設けることにより、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにする。これにより、空気調整(除湿)された外部空気を連続的に室内に供給することができるようになる。ここで、各機能を一定時間毎に入れ替える場合、切替時間間隔は、例えば1分〜60分の間で任意に設定することができる。また、この切替時間間隔内で、電気ヒーター2の通電時間を別途、設定できるようにしてもよい。
(冬季運転時)
冬季運転時は、夏季運転時と比較して、各流路を流れる外部空気及び室内空気の流れが逆向きになっている。この空気の流れの切替えは、手動のダンパー又は外部空気の状態に応じて自動で切り替わるダンパーなどによって行われる。
冬季運転時において、前記除湿システム10は、図7及び図8に示されるように、外部と室内とを連通する2系統の流路が設けられるとともに、各流路11A、11Bにはそれぞれ、室内側から順に、前記除湿装置1A、1Bと、蓄熱材が内蔵された蓄熱装置12A、12Bと、再生ファン14A、14Bからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパ13A、13Bを備えた再生空気用流路15A、15Bの合流点A、Bと、排気用ダンパ16A、16Bとが設けられている。さらに、これより外部側位置で各流路11A、11Bが合流されるとともに、外部に排気する排気ファン17が設けられている。
そして、前記各流路11A、11Bのうち、一方側流路11Aでは、排気用ダンパ16Aを開状態、再生空気用ダンパ13Aを閉状態とし、この状態では前記排気ファン17の吸込力によって室内空気が外部に排気される。このとき、除湿装置1Aは、電気ヒーター2を非通電状態とし、室内空気の水分が吸着材3によって吸着され除湿される。前記室内空気は、水分吸着に伴い温度上昇し、この上昇した熱分を次段の蓄熱装置12Aの蓄熱材に蓄熱した後、外部に排気される吸着処理が行われる。
また、他方側流路11Bでは、排気用ダンパ16Bを閉状態、再生空気用ダンパ13Bを開状態とし、この状態では前記再生ファン14Bの吐出力によって再生ファン14Bからの外部空気が室内に供給される流路が形成される。このとき、除湿装置1Bは、電気ヒーター2を通電状態とし、吸着材3の吸着した水分を脱着する。前記外部空気は、蓄熱装置12Bで加熱された後、除湿装置1Bで脱着された水分を取り込んで、室内に給気される脱着処理が行われる。
さらに、図7に示される状態から、一定時間経過後又は一定流量流通後、図8に示されるように、各流路に配設された除湿装置1A、1B及び蓄熱装置12A、12Bの各機能を入れ替える操作を行う。具体的な操作方法は、上記夏季運転時と同様である。
〔第2形態例に係る除湿システム10’〕
本除湿システム10’は、図9及び図10に示されるように、上記第1形態例に係る除湿システム10と比較して、再生空気用流路の構成と熱交換の構成とが相違する。
すなわち、再生空気用流路15A’、15B’は、各流路11A、11Bとの合流点A、Bを連結するように構成され、その中間部に再生ファン14が備えられるとともに、そこから各合流点A、Bまでの間にそれぞれ再生空気用ダンパ13A、13Bが備えられている。したがって、再生ファン14からの再生空気は、前記再生空気用ダンパ13A、13Bの開閉操作によって、各流路11A、11Bにそれぞれ送られる。
また、本除湿システム10’では、除湿装置1A、1Bと再生空気用流路の合流点A、Bとの間に、一方側流路の空気と他方側流路の空気との間で熱交換を行うプレート式熱交換器12’が設けられている。前記プレート式熱交換器12’は、複数の伝熱プレートをガスケットを介して所定間隔で順次積層して構成されたものであり、各伝熱プレート間に一方側流路の空気と他方側流路の空気とを交互に対向流通させることにより、流通過程で伝熱プレートを介して熱交換を行うものである。
(夏季運転時)
夏季運転時において、第2形態例に係る除湿システム10’は、図9及び図10に示されるように、外部と室内を連通し、プレート式熱交換器12’で交差する2系統の流路11A、11Bが設けられるとともに、各流路11A、11Bにはそれぞれ、外部側から順に、前記除湿装置1A、1Bと、前記プレート式熱交換器12’と、再生ファン14からの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパ13A、13Bを備えた再生空気用流路15A’、15B’の合流点A、Bと、給気用ダンパ16A、16Bとが設けられている。さらに、これより室内側位置で各流路11A、11Bが合流されるとともに、室内に送気する給気ファン17が設けられている。
各流路における吸着処理及び脱着処理の工程は、上記第1形態例と同様である。また、図9に示される状態から、一定時間経過後又は一定流量流通後、図10に示されるように、除湿装置1A、1Bの機能を入れ替える操作も、上記第1形態例と同様である。
(冬季運転時)
冬季運転時において、第2形態例に係る除湿システム10’は、図11及び図12に示されるように、各流路11A、11Bにはそれぞれ、室内側から順に、前記除湿装置1A、1Bと、プレート式熱交換器12’と、再生ファン14からの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパ13A、13Bを備えた再生空気用流路15A’、15B’の合流点A、Bと、排気用ダンパ16A、16Bとが設けられている。さらに、これより外部側位置で、各流路11A、11Bが合流されるとともに、外部に排気する排気ファン17が設けられている。
冬季運転時においても、各流路における吸着処理及び脱着処理の工程は、上記第1形態例と同様である。また、図11に示される状態から、一定時間経過後又は一定流量流通後、図12に示されるように、除湿装置1A、1Bの機能を入れ替える操作も、上記第1形態例と同様である。
1・1A・1B…除湿装置、2…電気ヒーター、3…吸着材、4…フィン、10・10’…除湿システム、11A・11B…流路、12A・12B…蓄熱装置、12’…プレート式熱交換器、13A・13B…再生空気用ダンパ、14A・14B…再生ファン、15A・15B・15A’・15B’…再生空気用流路、16A・16B…給気用ダンパ(排気用ダンパ)、17…給気ファン(排気ファン)、A・B…合流点

Claims (4)

  1. 外部と室内とを連通する2系統の流路が形成されるとともに、それぞれの流路に除湿装置が配設され、
    前記除湿装置は、空気が流通する流路に設けられた電気ヒーターと、前記電気ヒーターの表面及び/又は前記電気ヒーターと接触して設けられる部材の表面に塗布することにより担持された吸着材とから構成され、
    前記吸着材の再生工程において、前記電気ヒーターを通電加熱して前記吸着材から水分を脱着するようにしてあり、
    前記吸着材は、前記電気ヒーター及び/又は前記部材の表面に1mm以下の厚さで担持され、
    前記電気ヒーターの表面に突起する複数のフィンを設け、このフィンの表面にも前記吸着材が塗布することにより担持され、
    前記電気ヒーターは棒状に形成されるとともに流路に対して直交するように配置され、前記フィンは平板状に形成されるとともに平板中間部に前記電気ヒーターが嵌合可能な複数の開孔が形成され、前記フィンの各開孔に前記電気ヒーターを嵌合させることにより、前記電気ヒーターの軸方向に所定の間隔で流路に沿う方向に平行配置した平板状のフィンが複数の電気ヒーターに跨って設けられるようにしてあり、
    夏季運転時において、一方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、外部空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、室内に供給される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が室内空気により外部に排気される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにし、
    冬季運転時において、一方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、室内空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、外部に排気される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が外部空気により室内に供給される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにしたことを特徴とする除湿システム。
  2. 外部と室内とを連通する2系統の流路が形成された除湿システムであって、
    夏季運転時において、それぞれの流路に、外部側から順に、請求項1記載の除湿装置と、再生ファンからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパを備えた再生空気用流路の合流点と、給気用ダンパとが配設され、これより室内側位置で各流路が合流されるとともに室内に送気する給気ファンが配設され、
    一方側流路では、前記給気用ダンパを開状態、再生空気用ダンパを閉状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、外部空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、室内に供給される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記給気用ダンパを閉状態、再生空気用ダンパを開状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が室内空気により外部に排気される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、各流路に配設された前記給気用ダンパ、再生空気用ダンパの開閉状態及び前記電気ヒーターの通電/非通電状態を切り替えることにより、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにし、
    冬季運転時において、それぞれの流路に、室内側から順に、請求項1記載の除湿装置と、再生ファンからの空気が供給されるとともに、中間に再生空気用ダンパを備えた再生空気用流路の合流点と、排気用ダンパとが配設され、これより外部側位置で各流路が合流されるとともに外部に排気する排気ファンが配設され、
    一方側流路では、前記排気用ダンパを開状態、再生空気用ダンパを閉状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを非通電状態とし、室内空気が前記吸着材によって水分が吸着され除湿された後、外部に排気される吸着処理が行われ、他方側流路では、前記排気用ダンパを閉状態、再生空気用ダンパを開状態とするとともに、前記除湿装置の電気ヒーターを通電状態とし、前記吸着材から水分が脱着されるとともに、この水分が外部空気により室内に供給される脱着処理が行われ、一定時間経過後又は一定流量流通後に、各流路に配設された前記排気用ダンパ、再生空気用ダンパの開閉状態及び前記電気ヒーターの通電/非通電状態を切り替えることにより、前記吸着処理が行われる流路と脱着処理が行われる流路とを交互に入れ替えるようにしたことを特徴とする除湿システム。
  3. 前記各流路には、前記除湿装置と再生空気用流路の合流点との間に、蓄熱材が内蔵された蓄熱装置が設けられ、前記蓄熱装置は、前記一方側流路では熱分の蓄熱として機能し、前記他方側流路では熱分の放熱として機能する請求項記載の除湿システム。
  4. 前記各流路には、前記除湿装置と再生空気用流路の合流点との間に、前記一方側流路の空気と他方側流路の空気との間で熱交換を行うプレート式熱交換器が設けられている請求項記載の除湿システム。
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