JP5361140B2 - 非層流方式のクリーンルーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非層流方式のクリーンルーム装置に関する。
例えば半導体の製造分野などにおいて、クリーンルーム装置が広く利用されている。クリーンルーム装置の方式には、気流によってクリーンルーム内の空気を混合・希釈させる非層流方式(コンベンショナル方式)と、クリーンルーム内の空気を一方向に層流状態で押し流しつつ塵埃を排気させる層流方式がある。これらのうち、非層流方式のクリーンルーム装置は、層流方式のクリーンルーム装置よりも建設費、運転費などの面で経済的であるといった利点がある。かかる非層流方式のクリーンルーム装置としては、例えば本出願人が開示したように、クリーンルーム内全体の空気を一様に混合・希釈させるのが一般的である(特許文献1参照)。
また一方で、室の下部において0.2m/s程度の誘引を抑えた給気を行い、天井面あるいは室の高い位置の壁面から還気を行う置換換気方式が知られている(特許文献2、3参照)。この置換換気方式の空調対象域は、床から高さ2m程度までの居住域であり、混合方式よりも換気回数の削減が期待できる空調システムである。
特公平2−48770号公報 特開2002−372268号公報 特開2005−282892号公報
上記のように、従来の非層流方式のクリーンルーム装置は、天井までのクリーンルーム内全体の空気を一様に混合・希釈させることを意図したものである。クリーンルーム内の浮遊粒子(塵埃)発生量や室内発熱量から、清浄度と温度均一度の設計値を満足する必要換気回数が設計されるが、JISによるとISOクラス6(0.5μm以上の粒子を1000個/ft以下)で30〜90回/h、ISOクラス8(0.5μm以上の粒子を100、000個/ft以下)で10〜20回/hと多くの換気回数を必要とする。クリーンルーム装置の空調エネルギーは、空気搬送系が大きな割合を占める。このため、エネルギー削減のためには、浮遊粒子発生量や室内発熱量に応じた空調風量で運転を行い、換気回数を削減することが有効である。
少ない換気回数で設計値を満足できれば建設費、運転費の面で大きなメリットが得られるが、一般には作業域がクリーンルーム内の床から2m程度の高さまでであるにもかかわらず、従来の非層流方式のクリーンルーム装置では、天井までのクリーンルーム内全体を混合させてしまうために換気回数を大きく削減することができない。例えば浮遊粒子発生量から換気回数を設計する場合には、理論値である完全混合を仮定した換気回数より下回ることはできない。また、クリーンルーム内発熱量から換気回数を設計する場合、クリーンルーム内全体の空気を一様に混合・希釈させる従来の非層流方式のクリーンルーム装置では、給排気温度差が8℃〜10℃よりも大きくなる換気回数で設計することができない。
一方、置換換気システムは、発熱体から生じる熱上昇流および床面に沿って流れる吹き出し空気が活発に流動し、それ以外の場所では空気の流動が少ないことが室内流れ場の特長である。浮遊粒子の発生源が発熱体であり、発熱体から生じる熱上昇流によって浮遊粒子が居住域上部に搬送される場合には、居住域を極めて清浄な状態に保つことができ、混合方式よりも少ない換気回数で清浄度を保つことができる。しかし、浮遊粒子の発生源が発熱を伴わない場合や、熱上昇流が小さくて居住域上部まで浮遊粒子を搬送できない場合には、空気の流動が少ないために浮遊粒子を希釈することができない欠点がある。また、置換換気システムでは、居住域下部と居住域上部の温度差がつきやすく、居住域空間の温度偏差を設定値以下に保つためには給排気温度差を混合方式よりも大きくした運転ができなかった。
本発明の目的は、少ない換気回数で作業域の清浄度を確保し、かつ作業域温度差を小さくできる非層流方式のクリーンルーム装置を提供することにある。
本発明によれば、クリーンルームに清浄空気を供給し、希釈することによってクリーンルームの内部を清浄に保つ非層流方式のクリーンルーム装置であって、高性能フィルタでろ過された室内温度より低温の清浄空気に対して旋回成分を与え、クリーンルームの下部に形成される作業域に向けて横向きに給気する給気口と、作業域よりも上部においてクリーンルームの内部の空気を排気する排気口とを有し、作業域に向けて清浄空気を給気する給気チャンバを複数台設置し、給気チャンバの前面に前記給気口が配置され、送風量を減少させる場合は、清浄空気を供給する給気チャンバの台数を減らすことによって、清浄空気の流速が0.5m/s未満になることを防止するように構成され、前記給気口から清浄空気を室内への吐出面での平均流速が0.5m/s以上、1.2m/s以下で給気して、前記作業域のみを希釈することを特徴とする、クリーンルーム装置が提供される。
本発明のクリーンルーム装置にあっては、クリーンルームの下部に形成される作業域のみを希釈して清浄に保つことができる。前記給気口に、清浄空気に対して旋回成分を与えるフィンを設けても良い。また、前記排気口から排気したクリーンルームの内部の空気を、前記給気口からクリーンルーム内に戻すように構成されていても良い。なお、高性能フィルタとは、少なくとも比色法99以上、より望ましくはDOP0.3μm99.97以上、更に望ましくはDOP0.1μm99.999以上の空気ろ過フィルタである。清浄空気を給気口からクリーンルーム下部の作業域に向けて給気するために、給気経路のいずれかに高性能フィルタを設ける。この場合、給気経路とは、例えば全外気方式の場合は外気取り入れ口から空調処理を行った後、給気口に至るまでの給気路であり、取り入れ外気に還気を混合して給気する方式の場合は、外気取り入れ口または還気口の少なくとも一方、例えば外気と還気の合流地点を一端とする。そして、取り入れ外気に還気を混合して空調処理を行った後、給気口に至るまでの給気路である。
本発明によれば、気流によってクリーンルーム内の空気を混合・希釈させる非層流方式のクリーンルーム装置において、従来よりも少ない換気回数で作業域の清浄度を確保することができる。このため、エネルギー削減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照にして説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム装置1の説明図である。このクリーンルーム装置1は、気流によってクリーンルーム10内の空気を混合・希釈させる非層流方式(コンベンショナル方式)である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
クリーンルーム10の内部は、天井10a、床10b及び側壁10cで区画された閉鎖空間になっている。かかるクリーンルーム10は、例えば半導体の製造分野などにおいて広く利用される。クリーンルーム10内の下部には、半導体の製造などを行うための作業域11が形成されている。作業域11は、床から2m程度の高さまでの領域であり、作業域11には、各種作業を行うために人間12が存在している。本発明においては、この作業域11における空気中の浮遊粒子aが所定の濃度以下の清浄度となるように管理されている。
クリーンルーム10の下部には、複数の給気口15が設けられ、クリーンルーム10の上部には、複数の排気口16が設けられている。給気口15は作業域11の高さ(床から2m程度の高さまで)に配置されており、排気口16は、作業域11よりも上方に配置されている。図示の例では、クリーンルーム10の側壁10cの下部に給気口15を開口させ、天井10aに排気口16を開口させている。
クリーンルーム10の側壁10cの下部背面側には、給気チャンバ20が設けられている。給気チャンバ20の高さは、クリーンルーム10内に形成される作業域11の高さにほぼ等しくなっている。この給気チャンバ20の前面21が、クリーンルーム10の側壁10cの下部に露出した状態になっている。換言すれば、側壁10cと給気チャンバ20の前面21(給気面)はほぼ同一面上にあり、給気チャンバ20自体は、クリーンルーム10外に配置されている。なお、給気チャンバ20の前面21(給気面)は、必ずしも側壁10cと同一面上でなくても良い。
こうしてクリーンルーム10の側壁10c下部に露出した給気チャンバ20の内部は空洞になっており、その前面21には、図2に示すように、複数の給気口15が縦横に並べて配置されている。給気チャンバ20には、外気OAおよび還気RAを空調機22で処理することにより作られた給排気温度差を例えば10℃以上とする低温に調整された清浄空気(給気)SAが、給気ダクト23を経て供給されている。これにより、給気チャンバ20の前面21に形成された複数の給気口15から、クリーンルーム10下部の作業域11に向けて横向きに清浄空気SAが供給されるようになっている。この場合、作業域11全体の空気を攪拌させるために、給気口15から平均で0.5m/s以上、1.2m/s以下(例えば0.9m/s以下)の流速で清浄空気SAが作業域11に向けて供給される。なお、このように0.5m/s以上、1.2m/s以下の流速とされる清浄空気SAの基準位置は、給気口15を出た直後、即ち、後述のフィン40を経た直後の給気チャンバ20の前面21(給気面)の室内側である。なお、給気チャンバ20の前面21(給気面)の室内側における清浄空気SAの平均流速は吹き出し風量を吹き出しフェース面積(給気口15の総面積)で除した値である。
クリーンルーム10の天井10aに配置された複数の排気口16のうち、一部の排気口16は、還気ダクト25を経て空調機22に連通し、他の排気口16は、排気ダクト26を経て外部に連通している。これにより、複数の排気口16を通じてクリーンルーム10内から排気された空気の一部が、還気RAとなって還気ダクト25を経て空調機22に戻されると共に、残りの空気が、排気EAとなって外部に排出されるようになっている。
空調機22は、粗フィルタ30、冷却器31、送風機32、高性能フィルタ33を備えている。粗フィルタ30の上流側には、外気OAを取り入れる外気ダクト34および前述の還気ダクト25が接続されており、送風機32の動力によって、外気OAと還気RAが、空調機22内において、粗フィルタ30、冷却器31、送風機32、高性能フィルタ33の順に通過するようになっている。これにより、空調機22内において、外気OAと還気RAは先ず粗フィルタ30を通過して予備的に浮遊粒子が除去された後、冷却器31で室内温度より低温に冷却され、更に、高性能フィルタ33によって浮遊粒子が除去されて清浄空気SAにされる。高性能フィルタ33は例えばHEPAフィルタ、ULPAフィルタ等で構成される。
こうして空調機22内処理されて作られた低温の清浄空気(給気)SAが、給気ダクト23、給気チャンバ20を経てクリーンルーム10下部の作業域11に供給されるようになっている。この場合、送風機32の動力は、給気チャンバ20の前面21の各給気口15から、クリーンルーム10下部の作業域11に向けて吐出面での平均流速が0.5m/s以上、1.2m/s以下(例えば0.9m/s以下)の流速で清浄空気SAを供給するように制御されている。
給気チャンバ20の前面21の各給気口15は、板状体の前面21に複数設けられた開口である。前面21は給気ユニットのフェース部であり、給気口15はパンチングやスリット等の開口として形成されていてもよく、また前面21の全部をフィルタ面とし、給気の全量を前面21全体から吹き出してもよい。前面21の背後(給気チャンバ20の奥側)には、図3、4に示すように、複数のフィン40がそれぞれ装着されている。各給気口15の中央に支持部材41が設けてあり、各フィン40は、この支持部材41の周りに適当な等間隔で放射状に取り付けてある。給気口15からクリーンルーム10(作業域11)に向かって吹き出す清浄空気SAに旋回成分を与えるべく、各フィン40は給気口15の中心軸15’に対してそれぞれ傾斜して配置されており、図3と図4では、フィン40の傾斜方向が逆向きの関係になっている。
このように、各給気口15に傾斜したフィン40を放射状に取り付けたことにより、給気チャンバ20の内部から給気口15に向かって流れ込んできた清浄空気SAを、給気口15に通過させる際に、各フィン40に沿わせて強制的に流すことができる。これにより、給気口15からクリーンルーム10下部の作業域11に向かって吹き出す清浄空気SAに、中心軸15’を中心とする旋回成分を与えるようになっている。
ここで、図3、4では、フィン40の傾斜方向が互いに逆向きであり、図3に示したフィン40によれば、給気口15を通過する際に、給気チャンバ20の前面21をクリーンルーム10(作業域11)の室内側から見た場合において、反時計回転方向の旋回成分が清浄空気SAに与えられる。一方、図4に示したフィン40によっては、給気口15を通過する際に、給気チャンバ20の前面21をクリーンルーム10(作業域11)の室内側から見た場合において、時計回転方向の旋回成分が清浄空気SAに与えられる。
前述のように給気チャンバ20の前面(クリーンルーム10の側壁10cの下部)21には、複数の給気口15が縦横に並べて配置されているが、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分は、互いに逆の回転方向の関係になっている。即ち、例えば図5に示すように上下方向に並んだ4つの給気口15a、15b、15c、15dを例にして説明すると、1番上の給気口15aと上から3番目の給気口15cでは、フィン40の傾斜方向が図3で説明した状態であり、これら給気口15aと給気口15cからは、反時計回転方向の旋回成分を与えられた清浄空気SAが吹き出される。一方、上から2番目の給気口15bと4番目の給気口15dでは、フィン40の傾斜方向が図4で説明した状態であり、これら給気口15bと給気口15dからは、時計回転方向の旋回成分を与えられた清浄空気SAが吹き出される。このように、隣り合う給気口15aと給気口15b、給気口15bと給気口15c、給気口15cと給気口15dの間において、それぞれ互いに逆の回転方向に旋回する清浄空気SAを吹き出すようになっている。
即ち、図6に示すように、上下方向に並んだ4つの給気口15a、15b、15c、15dからいずれも同じ回転方向に旋回する清浄空気SA(図6に示す例では、いずれも反時計回転方向に旋回する清浄空気SA)を吹き出した場合、給気口15aと給気口15bの間、給気口15bと給気口15cの間及び給気口15bと給気口15cの間において、互いに打ち消しあう方向に清浄空気SAが吹き出されることとなる。そうすると、各給気口15a、15b、15c、15dから吹き出される清浄空気SAの旋回成分が相殺されてしまう。
一方、図5で説明したように、各給気口15a、15b、15c、15dから吹き出す清浄空気SAの旋回成分を交互に逆の回転方向とすれば、給気口15aと給気口15bの間、給気口15bと給気口15cの間及び給気口15bと給気口15cの間のいずれにおいても、互いに同じ方向に清浄空気SAが吹き出されることとなるので、各給気口15a、15b、15c、15dから吹き出される清浄空気SAの旋回成分が相殺されず、お互いに旋回運動を助長しあうようになる。
なお、図5では、上下に配列された給気口15の関係について説明したが、先に図2で説明したように、給気チャンバ20の前面21には複数の給気口15が縦横に並べて配置されている。そこで図7に示すように、上下に配列された給気口15の関係のみならず、横に配置された給気口15の間においても、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、互いに逆の回転方向の関係となるように、各給気口15に設けられたフィン40の傾斜方向が設定されている。
さて、以上のように構成されたクリーンルーム装置1において、空調機22で作った低温の清浄空気SAを、給気ファン32の稼動により、給気ダクト23および給気チャンバ20を経てクリーンルーム10下部の作業域11に向けて横向きに供給する。この場合、送風機32の動力制御により、各給気口15からは、クリーンルーム10下部の作業域11に向けて吐出面での平均流速が0.5m/s以上、1.2m/s以下の流速で清浄空気SAが供給される。具体的には、給気口15を通過する際に、フィン40の作用により、清浄空気SAに対して旋回成分が与えられる。ここでの流速は例えば1.8m/sであり、前面21の給気口15から吐出される時点では昇圧されて低速となり0.9m/sとなる。換言すれば吹出風量を前面21の面積で除すと、本例では流速0.9m/sが得られた。もっとも、後述の図8のような構成でフィン40から直接室内に給気する時は、その位置で0.5〜1.2m/sの平均流速が得られるように送風機32や不図示のダンパを調整する。こうして、クリーンルーム10下部の作業域11に向かって、各給気口15から旋回しながら清浄空気SAが0.5m/s以上、1.2m/s以下の流速で横向きに給気される。
これにより、作業域11に存在する空気に対して清浄空気SAが混合されて、希釈効果により作業域11全体の浮遊粒子aの濃度を下げ、作業域11を清浄に保つことができるようになる。この場合、給気ユニット20近傍の誘引量は吹出しフェース面速度の二乗に比例する。各給気口15から0.5m/s、1.2m/s以下以上の流速で清浄空気SAを給気することにより、給気流速の小さい置換換気ではできなかった作業域11全体の希釈混合ができ、熱上昇流に直接乗らない浮遊粒子aの除去もできるようになる。そして、給気ユニット20からの給気は給気面の高さと同じ距離の位置(例えば前面21の高さが2.1mのとき、前面21から室内側に2.1mの地点)では減速されて置換換気と略同等の風速、ここでは0.3m/sの風速となる。また、作業域11に向かって清浄空気SAを横向きに給気しているので、クリーンルーム10内において作業域11よりも上部に存在している空気に対しては清浄空気SAが混合されず、清浄空気SAは作業域11に存在する空気のみに対して清浄空気SAが混合され、作業域11のみを清浄に保つことができる。
また、各給気口15から吹き出した清浄空気SAは、フィン40の作用により旋回成分を与えられて吹き出すので、クリーンルーム10下部の作業域11の空気が清浄空気SAに誘引されて一緒に移動する誘引作用がはたらく。これに伴い、運動量保存則に従って清浄空気SAの速度は、各給気口15から吹き出した後、速やかに減速することとなる。
一方、クリーンルーム10内の作業域11には、発熱体としての人間11などが存在しているので、作業域11内に供給されて人間11やその他の発熱機器類などに熱的に接触した清浄空気SAは、やがて加熱され、緩やかに上昇する。その上昇流により、作業域11において人間11の周りに生じた浮遊粒子aなどの汚染物質をクリーンルーム10内において作業域11の上方に搬送することができる。
そして、クリーンルーム10内において作業域11よりも上部に溜まった空気(加熱された空気)は、排気口16を経て、クリーンルーム10外に排出される。こうして、清浄空気SAを作業域11に横向きに0.5m/s以上、1.2m/s以下の流速で給気供給しつつ、クリーンルーム10の上部から、加熱空気と共に浮遊粒子aなどの汚染物質を排気することにより、クリーンルーム10内の換気が行われ、作業域11は清浄な環境に保たれる。
このクリーンルーム装置1によれば、天井までのクリーンルーム全体を希釈混合させていた従来の一般的な非層流方式のクリーンルーム装置に比べて、クリーンルーム10下部の作業域11のみを希釈混合して清浄に保つことにより、換気回数(クリーンルーム10全体の容積を基準とした換気回数)を従来よりも少なくして、作業域11の清浄度を確保することができる。このため、エネルギー削減が可能となる。
また、旋回流の誘引作用によって、単純円形開口の場合の3倍以上も給気ユニット20近傍の空気を誘引することができる。給気ユニット20近傍の誘引量を増加することによって、下流側への気流速度を速やかに減速させ、作業域11で生じる熱上昇流を乱すことを抑制し、作業域11への浮遊粒子の移流と発熱負荷の移流を抑制することができる。清浄空気SAで作業域11全体を希釈混合することにより、作業域11の内部においては上下温度差を小さくできる。一方、クリーンルーム10内における作業域11よりも上部では、空気の混合が行われないため、上下温度差が相対的に大きくなる。
ここで、図1中のグラフ線45は、クリーンルーム10内における高さ方向の温度変化を示しており、図1において右向きに行くほど温度が高い状態を示している。このグラフ線45で示されるように、作業域11においては上下温度差が小さいので高さ方向に対して温度変化が小さく、作業域11よりも上部では上下温度差が小さいので高さ方向に対して温度変化が大きくなる。このクリーンルーム装置1によれば、グラフ線45で示されるように、作業域11よりも上部における高さ方向の温度変化が大きくなるので、クリーンルーム10内に給気する清浄空気SAと、クリーンルーム10内から排出される空気の温度差(給排気温度差)を例えば10℃以上とした運転も可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。例えば排気口16をクリーンルーム10の上部において側壁10cに形成してもよい。
また図3、4では、支持部材41に複数のフィン40を放射状に取り付けた構成の吹出部材を、各給気口15にそれぞれ装着した例を説明したが、この形態に限定されない。例えば本出願人が先に特開平9-250803号の図5で開示した旋回流形成板の如き、平板からフィンを打ち抜いて形成し、また後出の図8の円筒42のような気流安定器を加えた構成で、この端面を室内側に露出させても良い。この場合、給気口15での吹出風量を0.5〜1.2m/sとする必要がある。また、給気チャンバ20の前面21に縦横に並べて配置された複数の給気口15において、上下に配列された給気口15の間では、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、互いに逆の回転方向の関係となるが、横に配置された給気口15の間では、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、互いに同じ回転方向の関係となるように設定されていてもよい。また逆に、横に配列された給気口15の間では、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、互いに逆の回転方向の関係となるが、上下に配置された給気口15の間では、隣り合う給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、互いに同じ回転方向の関係となるように設定されていてもよい。また、全部の給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、いずれも同じ回転方向の関係となるように設定されていてもよい。更に、各給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分が、不規則に同じ回転方向となったり逆の回転方向となるように設定されていても良い。各給気口15から吹き出される清浄空気SAの旋回成分の回転方向は、任意に設定できる。
また、図8に示すように、各給気口15に装着される複数枚のガイドフィン40の周囲に、円筒42を取付けても良い。このように、給気口15において、複数枚のガイドフィン40の外周を円筒42の内壁面43(給気口15の中心軸15’を中心軸とする円筒形状の内壁面43)によって囲むことにより、清浄空気SAに時計回転方向または反時計回転方向の旋回成分をより強制的に与えらることができる。この場合、給気口15の中心軸15’に沿った方向における円筒42の長さLは、同じく給気口15の中心軸15’に沿った方向におけるガイドフィン40の幅lの半分以上に設定すると良い。これを室内側に露出させ(例えば前面21と接する端面を露出させて)、フィルタやパンチング等のフェース部を設けずに設置してもよい。ただしフィン40を通過した直後の室内への給気の風速が0.5〜1.2m/sに抑えられている必要がある。
高性能フィルタ33は、図1に示したように空調機22内に設けても良いが、給気ダクト23内や、給気チャンバ20内に設けても良い。給気ユニット20内に設ける場合、高性能フィルタ33の通風速度を遅くして圧力損失を抑えること、および、高性能フィルタ33への流入風量を均一化する理由から、空気の流れ方向に対して直角方向に高性能フィルタ33を設けずに、図9に示すように、下流側ほどフィルタ流入部の流路断面積を小さくするように、斜めに高性能フィルタ33を設けても良い。
給気チャンバ20は、図1に示すように、クリーンルーム10の側壁10cの外側に設けても良いが、図10に示すように、クリーンルーム10の内部に給気チャンバ20を設けても良い。給気チャンバ20をクリーンルーム10の内部に設ける場合には、粉塵が堆積しないように給気チャンバ20を壁体などでカバーリングしても良い。つまり、クリーンルーム10の側壁10cと間隔をおいて室内側に壁体を建て込み、これにより形成される二重壁内に給気チャンバ20と給気ダクト23、ダンパ類を収納する。また、外フランジのない給気ダクト23をクリーンルーム10内に導き、その給気ダクト23の床から2m以下の高さの室内対向面に旋回ガイドベーン(フィン40)を設けた吹出しフェースを取り付けても良い。つまり、内フランジ式の矩形の竪ダクトをクリーンルーム10の上部から床部に立ち下げ、作業域11に相当する高さの室内側一面を開放面または通気面として構成しても良い。
このクリーンルーム装置1は、上述のように給気チャンバ20前面の給気口15からクリーンルーム10下部の作業域11に向けて0.5m/s以上、1.2m/s以下の流速で清浄空気SAを給気することにより、作業域11全体を混合・希釈させて清浄に保つことを特徴としている。しかし、省エネルギーのためには、クリーンルーム10内の発熱負荷や浮遊粒子発生量に応じ、作業域11の清浄度が所望のレベルとなる範囲内で、清浄空気SAの給気量をなるべく小さくすることが望ましい。そこで、送風機32にインバータなどを設けて送風機32の動力を可変にし、全体の換気回数が変えられる構成とすることが望ましい。
但し、作業域11に向けて給気される清浄空気SAの流速が0.5m/s未満になると、清浄空気SAによって作業域11全体を混合・希釈させることができなくなり、浮遊粒子を作業域11から十分に除去できなくなって、清浄な作業環境が得られなくなる心配がある。また、清浄空気SAの流速が0.5m/s未満では、給気チャンバ20近傍での誘引風量が減少して従来の置換換気システムの室内流れ場に近似した現象となり、作業域11の浮遊粒子個数のばらつきや、作業域11における温度ばらつきを大きくしてしまう。
そこで、図11に示すように、作業域11に向けて清浄空気SAを給気する給気チャンバ20を複数台設置し、給気ダクト23から清浄空気SAを供給する給気チャンバ20の台数を、給気量に応じて切り替えるように構成すると良い。図示の例では、4つの給気チャンバ20のうち、1台目の給気チャンバ20に対しては給気ダクト23から清浄空気SAをそのまま供給するが、2〜4台目の給気チャンバ20に対しては給気ダクト23の途中に開閉ダンパ46を設け、これら2〜4台目の給気チャンバ20に対する給気を制御できるようになっている。開閉ダンパ46は可変ダンパ(VD)あるいはモータダンパ(MD)などを用いることができる。クリーンルーム10内の発熱負荷や浮遊粒子発生量の変動によって換気回数を変化させる場合、インバータで送風機32の送風量を変化させると共に、開閉ダンパ46を適宜開閉させて清浄空気SAを供給する給気チャンバ20の台数を変化させる。例えば、送風機32の送風量を減少させる場合は、開閉ダンパ46の一部または全部を閉じ、清浄空気SAを供給する給気チャンバ20の台数を減らすことによって、清浄空気SAの流速が0.5m/s未満になることを防止できる。
実際のクリーンルームを用いて本発明のクリーンルーム装置を構築し、浮遊粒子個数の分布、および、温度分布の実測を行った。使用したクリーンルームは、ISOクラス8(0.5μm以上の粒子を100、000個/ft以下)の仕様である。クリーンルームの大きさおよび測定点を図12に示す。高さ2mの旋回流誘引型の給気チャンバを、奥行き19mのクリーンルームの一つの側壁に4台設けた。給気チャンバ単体の誘引量を変えるため、換気回数と吹出し運転台数を変更することによって吹出し風速を4例に変化させた。クリーンルーム内の室中央(A)、吹出しから遠方側(B)、吹出し側(C)の3つの測定位置において、高さ別の浮遊粒子個数(粒径0.5μm〜5μm)と温度を実測し、3時間平均値を比較した。給排気温度差および給排気の浮遊粒子個数から求めた室内顕熱負荷量および発塵量を図13(a)、(b)に示す。
図14において、運転風速別の高さ方向の温度および粉塵粒子個数を比較した。この図14から、非作業域である床上3mの浮遊粒子個数と比較して、作業域の代表高さである床上1mの浮遊粒子個数は少なく抑えられていることが確認できる。クリーンルーム内の機器および人体(無塵服着用)から発生した浮遊粒子は、非作業域に押し上げられたためである。しかし、運転風速が遅く、吹出し誘引量が少なくなるほど、床上1mの浮遊粒子個数のばらつきは大きく、かつ作業域内の温度ばらつきが大きくなることが確認できる。
本発明は、種々の産業分野で利用されるクリーンルーム装置に広く適用できる。
本発明の実施の形態にかかるクリーンルーム装置を説明するための概略構成図である。 給気チャンバの前面図である。 作業域側から見て反時計回転方向の旋回成分を低温空気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 作業域側から見て時計回転方向の旋回成分を低温空気に与えるようにフィンを取り付けた給気口の正面図である。 隣り合う給気口から吹き出される低温空気の旋回成分を交互に逆の回転方向とした給気口の説明図である。 隣り合う給気口から吹き出される低温空気の旋回成分を同じ回転方向とした給気口の説明図である。 上下に配列された給気口と横に配置された給気口のいずれの間においても、隣り合う給気口から吹き出される低温空気の旋回成分が、互いに逆の回転方向の関係となるように設定された給気口の説明図である。 ガイドフィンの周囲に円筒を取付けた給気口の縦断面図である。 下流側ほどフィルタ流入部の流路断面積を小さくするように斜めに高性能フィルタを設けた給気チャンバの縦断面図である。 クリーンルームの内部に給気チャンバを設けた実施の形態の説明図である。 給気量に応じて給気チャンバの稼働台数を切り替えるように構成した実施の形態の説明図である。 実施例におけるクリーンルーム内の測定点の説明図である。 給排気温度差および給排気の浮遊粒子個数から求めた室内顕熱負荷量(a)および発塵量(b)を示すグラフである。 運転風速別の高さ方向の温度および粉塵粒子個数を比較したグラフである。
符号の説明
OA 外気
RA 還気
SA 清浄空気
1 クリーンルーム装置
10 クリーンルーム
11 作業域
15 給気口
16 排気口
20 給気チャンバ
22 空調機
23 給気ダクト
25 還気ダクト
26 排気ダクト
33 高性能フィルタ
40 フィン

Claims (3)

  1. クリーンルームに清浄空気を供給し、希釈することによってクリーンルームの内部を清浄に保つ非層流方式のクリーンルーム装置であって、
    高性能フィルタでろ過された室内温度より低温の清浄空気に対して旋回成分を与え、クリーンルームの下部に形成される作業域に向けて横向きに給気する給気口と、作業域よりも上部においてクリーンルームの内部の空気を排気する排気口とを有し、
    作業域に向けて清浄空気を給気する給気チャンバを複数台設置し、給気チャンバの前面に前記給気口が配置され、
    送風量を減少させる場合は、清浄空気を供給する給気チャンバの台数を減らすことによって、清浄空気の流速が0.5m/s未満になることを防止するように構成され、
    前記給気口から清浄空気を室内への吐出面での平均流速が0.5m/s以上、1.2m/s以下で給気して、前記作業域のみを希釈することを特徴とする、クリーンルーム装置。
  2. 前記給気口に、清浄空気に対して旋回成分を与えるフィンを設けたことを特徴とする、請求項1のクリーンルーム装置。
  3. 前記排気口から排気したクリーンルームの内部の空気を、前記給気口からクリーンルーム内に戻すように構成されていることを特徴とする、請求項1または2のクリーンルーム装置。
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