JP4920989B2 - 空調システム - Google Patents
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Description
空調対象の室内における所定の下方箇所に吹出部を設け、該吹出部から床面に対して略水平方向に、該室温との温度差が10℃以内となるように熱処理された空気を低速で吹出すとともに、人体や動植物の生活空間を基準とする該室内空間内の所定の上方箇所に第1吸入口を設け、該室内に温度成層を形成して空調領域と非空調領域とを区画設定する空調システムであって、
前記吹出部と前記第1吸入口とを有し前記室内の空調領域に設けられる室内ユニットと、
前記室内の非空調領域若しくは前記室外に設けられ、前記室内ユニットと通気路を介して接続されており、前記室外に設けられた外気吸入口から吸入される外気を、前記第1吸入口から吸入される室内空気に混合する外気混合手段と、
前記室内の非空調領域若しくは前記室外における前記外気混合手段よりも下流に設けられ、前記外気混合手段により混合された空気を熱処理する熱処理手段と、前記外気吸入口からの外気及び前記第1吸入口からの室内空気を吸入するとともに、該熱処理手段にて熱処理された熱処理済空気を前記室内ユニットに供給する第1送風手段と、有する熱処理ユニットと、を備え、
前記室内ユニットは、
第2吸入口と、該第2吸入口から前記室内の空気を吸入するための第2送風手段と、前記第2吸入口から吸入される室内空気と前記熱処理ユニットから該室内ユニットに供給される熱処理済空気とを混合する混合手段と、前記吹出部から吹出される空気の流速を2.0m/sec以下に減速させる減速手段と、を有し、
前記混合手段にて混合された混合空気を前記吹出部から吹出すことを特徴としている。
この特徴によれば、第1送風手段により熱処理ユニットから供給される第1空気に加えて、室内ユニットに設けられた第2送風手段により供給される第2空気が混合されて生成される大量の熱処理された空気が、減速手段を介して2.0m/sec以下の低速で室内ユニットの吹出部から室内に吹出されるために、室内の居住域に限って均一な快適な空調領域を迅速に形成させることができる。また、室内に配置される室内ユニットに、第2送風手段と、第1空気と第2空気とを混合するための混合手段とを設けることで、熱処理しない空気の流路を架設する必要がなく、これら熱処理しない空気の流路を架設するための工期や、コストが通常の空調システムに比較して大きくなってしまうことを解消することもできる。
また、熱処理手段を有し外部に熱を発する熱処理ユニットが、室内の空調領域を除いた非空調領域若しくは室外の所定箇所に設けられているため、室内の空調領域における温度成層を維持できる。
また、室外の新鮮な空気を室内に取り込む換気効果を得ることができる。
更に、通常、空調システムを稼働させる必要が生じる場合にあっては室温と外気とは温度差や湿度差があるが、これら温度差や湿度差がある外気を直接熱処理することができるとともに、該熱処理によって室内空気と外気とが混合されながら熱処理されるので、熱処理済空気の均質性を向上できる。
前記外気混合手段が、前記第1送風手段を利用したベンチュリ手段であることを特徴としている。
この特徴によれば、ファン等の動力を要せずに外気を第1送風手段にて吸入される室内空気に混合でき、これらファン等の動力に電力を供給するための電力配線等を架設する必要もない。
前記第2吸入口が、前記第1吸入口の近傍に設けられ、前記第2送風手段が、空調時においてほぼ一定速度で常時運転状態を維持するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、第2送風手段が、空調時において一定速度で常時運転状態を維持することにより、これらの第2送風手段の風量や運転、停止を制御するための構成を室内ユニット内部に設ける必要がなく、室内ユニットを簡素化できるばかりか、室内の上方から吸入される室内空気が常時下方から吹出されるため、室内の上方と下方との温度差を少ない状態で維持できる。
前記減速手段が、前記吹出し通路よりも広い通過断面を有する減速空間部であることを特徴としている。
この特徴によれば、吹出部から吹出される大量の空気を、簡素な構成にて良好に減速させることができる。
前記吹出部には、前記熱処理された空気を前記吹出部の全面に亘って一定速度で吹出す抵抗手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、減速手段に加えて抵抗手段を設けることで、室内空気の温度成層を維持することのできる低速の大量空気を吹出すことができる。
前記抵抗手段が、前記熱処理ユニットから供給される熱処理済空気と、前記第2吸入口から吸入されて第2送風手段により送り出される室内空気とを混合する前記混合手段を兼ねていることを特徴としている。
この特徴によれば、抵抗手段が混合手段を兼ねているため、シンプルな構造で、第1送風手段により送り出される熱処理空気と、第2送風手段により送り出される室内空気とを、更に良好に混合しつつ、吹出部の全面から均一な吹出し速度で吹出すことができる。
前記混合手段を兼ねている前記抵抗手段が、前記熱処理ユニットから供給される熱処理済空気と、前記第2吸入口から吸入されて第2送風手段により送り出される室内空気とを通過させる多数の孔部を有する面状体から構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、熱処理済空気と室内空気とが、面状体の孔部を通過する際に、渦流を発生させることで効率よく混合される。
2、2’ 居室
2a 天井面
2b、2b’ 壁面
2c、2c’ 床面
3 屋内機
4 屋外機
5a、5b 冷媒液管、冷媒ガス管
6 排気口
7 照明
8 窓
10、10’ 空調ユニット(熱処理ユニット)
12 第1ファン(第1送風手段)
13 熱交換部(熱源)
14 第2ファン(第2送風手段)
14a 吸引部(ベンチュリ手段)
15a 内部吸入ダクト
15b 供給ダクト
16a1 第1吸入ダクト(通気路)
16a2 第2吸入ダクト
16b 第1ダクト(通気路)
16c 第2ダクト(通気路)
17 第1チャンバー
18 混合チャンバー(混合手段)
19 制御手段
20、20’ 室内ユニット
20a 冷房専用室内ユニット
20b 暖房専用室内ユニット
21、21’ 吹出部
21a 吹出口
21b 第2吹出口
22 吸入部
22a 第1吸入口
22b 第2吸入口
22a’ 第1吸入部
22b’ 第2吸入部
23 室温設定パネル
24a 室温検知センサ
24b 吹出し温度センサ
25 冷媒量調整弁
26 メッシュフィルタ(抵抗手段、混合手段)
27 水平ブレード
28 大口ダクト(減速空間部;減速手段)
29 正面パネル
31 前方管
31a 流入口
31b 先端ノズル
32 後方管
32a 流出口
33 接続管
33a 接続口
36、37 パンチングメタル(抵抗手段、混合手段)
36a、37a 孔部
38 空間部
41 冷暖房切替ユニット
42 熱交換器
43 冷媒液ポンプ
44 開閉弁
45 液溜
46 熱媒体管
A 空調領域
B 非空調領域
I インテリアゾーン
M 人体
P ぺリメータゾーン
Claims (7)
- 空調対象の室内における所定の下方箇所に吹出部を設け、該吹出部から床面に対して略水平方向に、該室温との温度差が10℃以内となるように熱処理された空気を低速で吹出すとともに、人体や動植物の生活空間を基準とする該室内空間内の所定の上方箇所に第1吸入口を設け、該室内に温度成層を形成して空調領域と非空調領域とを区画設定する空調システムであって、
前記吹出部と前記第1吸入口とを有し前記室内の空調領域に設けられる室内ユニットと、
前記室内の非空調領域若しくは前記室外に設けられ、前記室内ユニットと通気路を介して接続されており、前記室外に設けられた外気吸入口から吸入される外気を、前記第1吸入口から吸入される室内空気に混合する外気混合手段と、
前記室内の非空調領域若しくは前記室外における前記外気混合手段よりも下流に設けられ、前記外気混合手段により混合された空気を熱処理する熱処理手段と、前記外気吸入口からの外気及び前記第1吸入口からの室内空気を吸入するとともに、該熱処理手段にて熱処理された熱処理済空気を前記室内ユニットに供給する第1送風手段と、有する熱処理ユニットと、を備え、
前記室内ユニットは、
第2吸入口と、該第2吸入口から前記室内の空気を吸入するための第2送風手段と、前記第2吸入口から吸入される室内空気と前記熱処理ユニットから該室内ユニットに供給される熱処理済空気とを混合する混合手段と、前記吹出部から吹出される空気の流速を2.0m/sec以下に減速させる減速手段と、を有し、
前記混合手段にて混合された混合空気を前記吹出部から吹出すことを特徴とする空調システム。 - 前記外気混合手段が、前記第1送風手段を利用したベンチュリ手段であることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
- 前記第2吸入口が、前記第1吸入口の近傍に設けられ、前記第2送風手段が、空調時においてほぼ一定速度で常時運転状態を維持するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。
- 前記減速手段が、前記吹出し通路よりも広い通過断面を有する減速空間部であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空調システム。
- 前記吹出部には、前記熱処理された空気を前記吹出部の全面に亘って一定速度で吹出す抵抗手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
- 前記抵抗手段が、前記熱処理ユニットから供給される熱処理済空気と、前記第2吸入口から吸入されて第2送風手段により送り出される室内空気とを混合する前記混合手段を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の空調システム。
- 前記混合手段を兼ねている前記抵抗手段が、前記熱処理ユニットから供給される熱処理済空気と、前記第2吸入口から吸入されて第2送風手段により送り出される室内空気とを通過させる多数の孔部を有する面状体から構成されていることを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
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