JP5360762B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
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Description
なお、鉄心−コイル組立体2は、一次コイル21と、この一次コイル21と同心状に巻回された二次コイル22と、一次コイル21内を挿通することにより一次コイル21および二次コイル22との間で磁気的に結合する鉄心23とで構成されている。また、二次コイル22と高圧端子4とは、高圧接続ピン26を介して電気的に接続されている。
しかし、このようなインサート成型時において、低圧端子3の多くのものが一箇所以上の屈曲部を有するために、迎えに行ったコネクタ部内側用金型Aの金型壁に低圧端子3の一端3aが衝突してしまい、低圧端子3が変形するという問題がしばしば確認されている。このため、低圧端子3がコネクタ部12の内側から所望の長さまで突出していない内燃機関用点火コイルや、低圧端子3が完全に押し潰されている内燃機関用点火コイル等が製造されるという問題がある。さらに、このような低圧端子3の一端3aの衝突によりコネクタ部内側用金型Aが破損する場合もある等の問題がある。
本発明に係る内燃機関用点火コイル1Aは、図1に示すように、熱可塑性樹脂製の絶縁ケース11に、鉄心−コイル組立体2が収容され、この組立体の構成部品間を絶縁しながら固定する絶縁樹脂としてのエポキシ樹脂24が注入されるとともに、絶縁ケース11のコネクタ部12内側の端子収容部12aに、端子としての低圧端子3がインサート成型により収容されて構成されている。
特に、絶縁ケース11には、コネクタ部12内側の端子収容部12aの周囲に、さらに詳しくは、端子収容部12aの周囲の端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて、それぞれ奥行き方向に傾斜状に凹んだ傾斜凹部12bが形成されている。この傾斜凹部12bは、インサート成型時に、端子収容部12aの端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて傾斜状に肉盗みされることにより形成されるものである。
ただし、このようなインサート成型時において、コネクタ部内側用金型Aには、図1と図5との比較から明らかなように、従来のものに比べ全長が長く、低圧端子3の一端3a側が挿入される被挿入部A1の周囲に、被挿入部A1に向かって傾斜状に縮閉した凹状の呼込み部A2を形成したものを用いる。そうすると、インサート成型されて形成されたコネクタ部12内側の端子収容部12aの周囲が端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて傾斜状に肉盗みされるため、コネクタ部12内側の端子収容部12aの周囲には、端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて奥行き方向に傾斜状に凹んだ傾斜凹部12bが形成される。
また、本発明に係る内燃機関用点火コイル1Bは、図2に示すとおり、コネクタ部12内側の端子収容部12aの周囲に、奥行き方向に傾斜状に凹んだ第1凹部としての傾斜凹部12bが、インサート成型時に端子収容部12aの端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて傾斜状に肉盗みされることにより形成されている。さらに、この傾斜凹部12bの周囲であって上側に、第二凹部としての深凹部12cが傾斜凹部12bより奥行き方向に深く凹んで形成され、また、傾斜凹部12bの周囲であって下側に、また他の第二凹部としての凹部12dが形成されているものである。なお、この凹部12dの凹んだ深さは、傾斜凹部12bと同程度である。
このほか、コネクタ部12は、絶縁ケース11に対して上方を指向するように延出させ、取り付け方向に対して零度より大きく、90度よりも小さい、例えば、45度でインサート成型されて絶縁ケース11に備えられている。
また、傾斜凹部12bのさらに周囲であって下側に形成された凹部12dについても、コネクタ部12が取り付け方向に対して45度でインサート成型されることに基づいて、コネクタ部12の底面下側が絶縁ケース11のコネクタ部12側の壁から離れることを利用しつつ、絶縁ケース11の肉厚をより均一に近付けるために設けられている。
このとき、図2と図6との比較から明らかなように、コネクタ部内側用金型Aには、従来のものに比べ全長が長く、低圧端子3の一端3a側が挿入される被挿入部A1の周囲に、被挿入部A1に向かって凹んだ略凹状の呼込み部A2を形成したものを用いる。
そうすると、図3および図4に示すように、インサート成型されて形成されたコネクタ部12の内側の端子収容部12aには、端子収容部分からコネクタ部12内側底面へかけて奥行き方向に傾斜状に肉盗みされた傾斜凹部12bが形成されるとともに、これらの傾斜凹部12bのさらに周囲であって上側に、奥行き方向に深い深凹部12cが形成され、これらの傾斜凹部12bのさらに周囲であって下側に、絶縁ケース11の肉厚がより均一に近付く程度に深い凹部12dが形成される。
さらに、端子収容部12aの上端側には、深い深凹部12cが形成されるため、コネクタ部12を取り付け方向に対して45度でインサート成型した場合にも、絶縁ケース11の肉厚をより均一に近付けることができ、また、端子収容部12aの下端側に、絶縁ケース11の肉厚がより均一に近付く程度に深い凹部12dが形成されるため、コネクタ部12の底面下側の肉厚も抑えることができる。
特に、実施例1に係る内燃機関用点火コイル1Bでは、絶縁ケース11にコネクタ部12を備えさせる角度が、上方を指向するように延出させて設けられ、具体的には、取り付け方向に対して零度より大きく、90度よりも小さい、例えば、45度で設けられているので、外部のバッテリ等の電源やコントロールユニット等と電気的に接続させるためのコネクタを取り付けやすい構成となって作業性が向上するため、インサート成型の効率向上および品質向上とともに、作業性の良さという価値が付加された内燃機関用点火コイルを提供することができる。
1B・・内燃機関用点火コイル(実施例1)
10A・従来の内燃機関用点火コイル
10B・従来の内燃機関用点火コイル
11・・絶縁ケース
12・・コネクタ部
12a・端子収容部
12b・傾斜凹部(第一凹部)
12c・深凹部(第二凹部)
12d・凹部(他の第二凹部)
13・・高圧タワー部
2・・・鉄心−コイル組立体
21・・一次コイル
22・・二次コイル
23・・鉄心
24・・エポキシ樹脂(絶縁樹脂)
25・・パワースイッチ
26・・高圧接続ピン
3・・・低圧端子
3a・・一端
3b・・他端
4・・・高圧端子
A・・・コネクタ部内側用金型
A1・・被挿入部
A2・・呼込み部
A21・端子呼込み部
A22・突出片
A23・突状片
Claims (2)
- 絶縁ケースに設けたコネクタ部内の端子収容部に、外部と電気的に接続する端子が収容された内燃機関用点火コイルにおいて、
前記絶縁ケースには、前記コネクタ部内の端子収容部の周囲に、奥行き方向に凹んだ第一凹部が形成され、この第一凹部の周囲に、前記第一凹部よりも凹み量の大きい第二凹部が、前記第一凹部の周壁を介して形成されている、
ことを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 前記コネクタ部は、前記絶縁ケースに対して上方を指向するように延出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火コイル。
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