JP5354090B2 - 回転電機のステータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータに関し、特にそのコイル導線の接続に係る部分の構造に関する。
電気エネルギを回転の運動エネルギに変換する電動機、回転の運動エネルギを電気エネルギに変換する発電機、さらに電動機と発電機どちらにも機能する電気機器が知られている。以下において、これらの電気機器を回転電機と記す。
回転電機は、同軸に配置されて相対的に回転する二つの部材を有する。通常は、一方が固定され、他方が回転する。固定された部材(ステータ)にコイルを配置し、このコイルに電力を供給することにより回転する磁界を形成する。この磁界との相互作用により他方の部材(ロータ)が回転する。ステータに配置されるコイルは、例えば所定の形状に成形されたコイル導線をステータに装着し、その後このコイル導線同士を接続して形成される。
下記特許文献1には、平板形状のバスバーとコイルを構成するエナメル線とを並列させて、溶接する技術が記載されている。
特開2008−193767号公報
平板形状のバスバーの端部とコイル導線の端部を並列させ、これらの端面を溶接する場合、溶接領域が小さくなる、または端面同士のずれのために溶接領域が偏ることがあり、溶接部分の強度が低くなる場合がある。
本発明は、端面を溶接する場合に、溶接強度を確保することを目的とする。
本発明に係る回転電機のステータは、ステータコアに装着される複数のコイル導線と、少なくとも1本のコイル導線と接続され、前記コイル導線より幅の広い平板部材からなる少なくとも一つのバスバーとを有する。複数のコイル導線は、コイル導線同士が直接、またはバスバーを介して、更には両者を組み合わせて接続されてステータコイルを形成する。また、バスバーは、3相のステータコイルの中性点同士を接続するバスバーを含んでよく、またステータコイルとステータコイルに電力を供給する動力線とを接続するバスバーを含んでもよい。
コイル導線とバスバーは、溶接によって接続される。コイル導線は少なくとも一つの端部にコイル導線端延部を有し、バスバーは少なくとも一つの端部にバスバー端延部を有する。これらのコイル導線端延部とバスバー端延部は並列して延びており、両者の端同士が溶接される。コイル導線端延部は、平板部材からなるバスバーの幅の広い側面に隣接するように配置される。バスバー端延部の先端は、幅方向に関してテーパ形状となっている。
バスバー端延部の先端の幅は、コイル導線の先端の幅より大きくすることができる。また、コイル導線の断面を長方形とし、この長方形の長辺がバスバーに対向するようにできる。
二つの端部にバスバー端延部が設けられたバスバーは、これら二つの端部においてコイル導線が溶接されてよく、これにより、これらのコイル導線同士が接続される。また、一つの端部にのみバスバー端延部が設けられたバスバーは、テーパ形状が形成された一つの端部においてコイル導線が溶接され、他方の端部には動力線が接続されてよい。これにより、コイル導線と動力線が接続される。また、バスバーの動力線が接続される側の端部にテーパを設け、コイル導線との溶接と同様に、動力線との溶接を行ってもよい。
二つの端部にテーパ形状を有するバスバーは、回転電機の相ごとにコイル導線同士を接続してステータコイルをそれぞれ形成する相コイルバスバーに用いることができる。また、二つの端部にテーパ形状を有するバスバーは、各相のステータコイルの一端を接続し中性点を形成する中性点バスバーに用いることができる。中性点バスバーに用いる場合、両端の中間に枝分かれした部分を設け、この枝分かれした部分の端部にもバスバー端延部を設け、3つの端延部に3相のステータコイルの一端をそれぞれ溶接することができる。
相ごとに少なくとも1個の相コイルバスバーを樹脂等の絶縁材料によりモールド成形して一体化されたバスバーモジュールを形成することができる。さらに、このバスバーモジュールは1個の中性点バスバーも共にモールド成形により一体化したものとしてよい。さらに、このバスバーモジュールは、動力線が一端に接続されたバスバーである動力線バスバーもモールド成形により一体化したものであってよい。動力線バスバーの、コイル導線が接続される側の端部にテーパ形状が形成されている。バスバーモジュールは、回転電機の回転軸線方向において、ステータコイルに隣接して配置されてよい。そして、コイル導線端延部とバスバー端延部は、回転電機の回転軸線方向に、かつステータコアから離れる向きに延びるように配置される。
テーパ形状により、先端から深い位置まで溶接時の熱が伝わり溶接領域が広くなる。また溶接時に溶融した材料が、テーパ形状に沿って流れ、溶接領域が広くなる。
回転電機のステータを示す斜視図である。 バスバーモジュールがステータに装着された状態を示す図である。 バスバーモジュールを単体で示す斜視図である。 バスバーモジュールの、図3のA−A線における断面図である。 バスバーを収める区画38を説明するための図である。 バスバーの形状およびバスバーモジュール内での配置を示す図である。 バスバー端延部とコイル導線端延部の詳細形状を示す斜視図である。 バスバー端延部の詳細形状を示す図である。 先端にテーパ形状を有さないバスバーを用いた場合の溶接の状態を示す図である。 先端にテーパ形状を有するバスバーを用いた場合の溶接の状態を示す図である。 溶接の状態を示すバスバーの長手方向に直交する断面図である。 バスバーに対してコイル導線がずれた場合の溶接の状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1は、回転電機のステータ10の外観を示す斜視図である。但し、後述するバスバーモジュールは省略している。ステータ10は、概形が円環または円筒状のステータコア12を有し、ステータコア12の内周には、磁極となるティース14が周方向に配列されている。ティース14にコイル導線16が巻かれるようにしてステータコアにステータコイル18が装着されている。この実施形態では、所定の形状に成形された複数のコイル導線16を、ティース14の間の空間であるスロット内に挿入し、コイル導線16同士を溶接して、またはバスバー等の導体を介して接続してステータコイル18が形成される。より具体的には、コイル導線16同士を溶接して直接接続させてステータコイル18の一部となる部分コイルを形成し、この部分コイルのコイル導線16の端を、バスバーなどのコイル導線とは別の導体を用いて接続してステータコイル18を形成している。
ステータ10は、円環または円筒状のステータコア12にステータコイル18が装着された状態でも円環または円筒形状を有している。以下、ステータ等の形状について、円環および円筒を簡単のために円環と記す。円環形状のステータ10の内側に、ロータ(不図示)が配置される。ステータコイル18に電力を供給することにより、ステータ10の円環の内側の空間に回転磁界が形成され、この磁界との相互作用によりロータが回転する。このロータの回転の軸線が、回転電機の回転軸線であり、この軸線はステータ10の円環の中心軸線と一致する。以降の説明において、この回転電機の回転軸線、すなわちステータ10の円環の中心軸線の延びる方向を回転軸線方向と記す。
図1に示すようにコイル導線の端が、ステータコイル18から図1中で上方、つまり回転軸線方向に突出している。このステータコイル18から延びるコイル導線の端部をコイル導線端延部20と記す。ステータ10においては、U相、V相、W相の相ごとに部分コイルが2組設けられ、それぞれの部分コイルの端であるコイル導線端延部20が計12本となっている。コイル導線端延部20は、相ごとに、また中性点側の端同士が電気的に接続される。また、U相、V相、W相のそれぞれのコイル導線端延部20の1本ずつに、三相交流電力を供給するための動力線22が接続されている。動力線22は、回転電機で発電をした場合、この発電された電力を外部に送出する機能も有する。
図2および図3は、相ごとにコイル導線16同士を接続するための電導性材料からなる複数のバスバーを一体化したバスバーモジュール26を示す図である。図2はステータ10に装着された状態を示す図、図3はバスバーモジュール26の単体の状態を示す概略図である。
バスバーモジュール26は、回転軸線方向において、ステータ10の側部に、特にステータコイル18に隣接して配置される。バスバーモジュール26は、ステータ10の円環形状に沿って円弧形状に延びるバスバーモジュール本体28と、この本体28から突出し、コイル導線端延部20と接続される端子30を有する。バスバーモジュール本体28内には、この本体28の円弧に沿って延びる複数のバスバーが配置されており、このバスバーの端部がバスバーモジュール本体28から突出して端子30を形成している。この端子30をバスバー端延部30と記す。バスバー端延部30は、バスバーモジュール本体28の側面、つまりバスバーモジュール本体28の長手方向に対し、交差する方向を向く面より突出する。ステータ10においては、背中合わせの側面、特にバスバーモジュール本体28の円弧形状の外周側の側面と内周側の側面とに突出する。
さらに、動力線22と溶接等により接続される接続板32を保持する保持部34がバスバーモジュール本体28から突出して設けられている(図3参照)。接続板32は、相数と同じく3個が設けられている。バスバーモジュール本体28の径方向の寸法、すなわち幅は、ステータコイル18の径方向の幅以下であり、保持部34を含むバスバーモジュール26全体の幅もステータコア12の幅の中に収まっている。
ステータコイル18は、相ごとに二つの部分コイルをバスバーで接続して形成される。二つの部分コイルの各々のコイル導線の一方の端がバスバーと接続され、一方の部分コイルの残りのコイル導線の端が中性点に、他方の部分コイルの残りのコイル導線の端が動力線に接続される。
図3を用いて、バスバーとコイル導線の接続関係について、より具体的に説明する。バスバー端延部30は、U相のコイル導線に接続されるものが符号30U1,30U2、V相のコイル導線に接続されるものが符号30V1,30V2、W相のコイル導線に接続されるものが符号30W1,30W2、各相のコイル導線の中性点側の端に接続される端子が符号30N1,30N2,30N3で示されている。U相の二つの部分コイルの一方は、この部分コイルのコイル導線の一端がバスバー端延部30U1に接続され、他端が中性点側のバスバー端延部30N1に接続される。もう一つの部分コイルのコイル導線の一端がバスバー端延部30U2に接続され、他端が接続板32に接続される。V相、W相についても同様である。
バスバーモジュールの外周側には、接続板32を保持する保持部34が設けられている。接続板32に、コイル導線16のひとつの端が接続される。接続板32は、例えば、略J字形であって、J字の短い方の辺の部分を周方向外側に向けて保持されている。この短辺に動力線22が接続され、長辺には、各相のコイル導線16の残りの一が接続される。
図4は、U,V,W相と、中性点とに対応する4本のバスバー36が並行して配置される位置におけるバスバーモジュール26の断面図、例えば図3のA−A線で示す断面図である。バスバー36は、いずれも平板形状であり、所定のコイル導線同士を繋ぐために細長い形状をしている。4本のバスバー36は、上下に2層、左右に2列の2×2の配置で配列されている。なお、この明細書においては、上下方向を回転電機の回転軸線方向とし、ステータに近い側を下、遠い側を上として説明する。また、左右方向は、回転軸線に直交する方向、すなわち回転電機の径方向とし、左を回転電機における内側、右を外側として説明する。これらの方向については、説明の便宜上導入したものであり、実際の装置の配置における方向および向きとは関連しない。また、4本のバスバー36を区別する必要がある場合、U,V,W相のバスバー(相コイルバスバー)のそれぞれに36U ,36V ,36Wの符号を、また中性点のバスバー(中性点バスバー)に36N の符号を付して説明する。図示されるように、U相バスバー36U が下層左列に、V相バスバー36V が上層右列に、W相バスバー36W が上層左列に、中性点のバスバー36N が下層右列に配置される。さらに、2×2の配置の4つの領域のそれぞれを区画38と記して説明する。図5に示すように、4つの区画を上層左列を区画38-1、上層右列を区画38-2、下層左列を区画38-3、下層列を区画38-4と記す。
バスバーモジュール26は、バスバー36同士を絶縁し、かつバスバー36を覆って外部と絶縁するために絶縁部材40を含む。絶縁部材40は、例えば樹脂成形品であり、モールド成形によりバスバー36U ,36V ,36W ,36N を一体化している。図においては、絶縁部材40は一体に示されているが、成形の都合により二つまたはそれ以上の部分に分割されてもよい。例えば、絶縁部材40の「田」の字形の中央の十字の部分を先ず成形し、この十字型の部品に対しバスバーを配置して、これらをさらに樹脂モールドするようして外側の方形の部分を成形するようにできる。絶縁部材40の材料は、汎用のプラスチックでよく、また使用環境等に応じてエンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチックを採用することもできる。
図6は、バスバー36U ,36V ,36W ,36N の個々の形状を示す図である。図6(a)は、上層、すなわち区画38-1,38-2が属する層を示し、図6(b)は、下層、すなわち区画38-3,38-4が属する層を示している。個々のバスバー36U ,36V ,36W ,36N は平板形状の部材を細長く、特に概略円弧形状にしたものであり、板面は、円弧が形成する平面内に位置している。そして、円弧の両端または両端と中間位置にバスバー端延部30が設けられている。後述するように、バスバー端延部30はテーパ形状となっており、U,V,W相のバスバー36U ,36V ,36W は、両端にテーパ形状が形成された両端テーパバスバーとなっている。中性点のバスバー36N も両端にテーパ形状が形成された両端テーパバスバーであるが、更に両端の間の位置から枝分かれをしており、ここにもテーパ形状を有するバスバー端延部30が設けられている。
U相のバスバー36U は、下層の左側の区画38-3に配置される。V相のバスバー36V は、上側の層に配置され、端子30V1から、左側の区画38-1を横切り、右側の区画38-2を通って、再び左側の区画38-1を横切り端子30V2に達する。W相のバスバー36W は、端子30W1から、区画38-1に沿って延び、端子30U2の位置を過ぎた位置で、上層から下層に移り、区画38-3を通って端子30W2まで達している。中性点のバスバー36Nは、下側、右側の区画38-4を通って延びる。このように、4本のバスバー36は、バスバーモジュール本体28内で2本ずつ上下2層に重ねて、かつ左右に並列に配置されている。
コイル導線16と動力線22を接続する接続板32も平板形状の導体からなるバスバーと見ることができる。以降の説明において、接続板32を動力線バスバー32と記す。動力線バスバー32の一端は、コイル導線16と溶接されるバスバー端延部であり、これを図3に符号30Cで示す。
バスバー32,36の形状に係る説明をするときに、バスバーの延びる方向を長手方向と記す。また、長手方向に交差する方向であって平板形状の板面に沿う方向を幅方向、その方向の寸法を幅と記す。さらに、長手方向に交差する方向であって板面を貫く方向を厚さ方向、その寸法を厚さと記す。
図7は、バスバー端延部30とコイル導線端延部20の細部の形状を示す図である。図8は、バスバー端延部30の細部の形状を示す図である。バスバー端延部30において、長手方向は、図7,8中上下の方向であり、左右の方向が幅方向、奥行きの方向が厚さ方向である。図示されるように、バスバー端延部30とコイル導線端延部20は、互いに並列して同じ方向に延び、両者の先端は上方、つまりステータコイル18から離れる向きを向いている。また、コイル導線端延部20は、バスバー36の幅の広い側面42に隣接するように配置されている。コイル導線16は、長方形断面のいわゆる平角線であり、長方形の長辺がバスバー36の幅広い側面42に対向するように配置されている。
バスバー36の幅は、コイル導線16の幅より大きい。バスバー端延部30の先端には、幅方向において先細形状のテーパ部44が設けられている。テーパ形状を形成する斜面46は、両側に形成され、好ましくは対称に形成されている。テーパ形状の寸法は、図8に示す幅方向の寸法aに対して、長手方向の寸法bが長くされている。また、長手方向寸法bは、部材のエッジやバリを取るために作られる面取りの長さよりも長い。幅寸法が数ミリメートルのバスバーであれば、通常のエッジ取りのための面取りの寸法は、1ミリメートル未満であるので、テーパ形状の長手方向寸法bは、これ以上の寸法を有する。
コイル導線16は、一定の断面形状を有しており、コイル導線端延部20においては、被覆52が除かれ、導体が露出している。バスバー36の先端面48の幅、つまりテーパ部44の先端の幅は、テーパ形状があってもなおコイル導線16の先端面50の幅より大きい。ステータコイル18のコイルエンド部分から延びるコイル導線16の位置は、製作過程において、高い精度で定めることができず、若干のずれが生じる。このずれを許容するため、バスバーの先端面48がコイル導線の先端面50より幅広となっている。
図7は、相コイルバスバー36U ,36V ,36W および中性点バスバー36N の両端部のバスバー端延部30を例示しているが、中性点バスバー36N の中間のバスバー端延部30N2も同様のテーパ形状が設けられている(図3参照)。さらに、3つの動力線バスバー32のバスバー端延部30C についても同様のテーパ形状が設けられている(図3参照)。なお、図2においては、バスバー端延部30のテーパ形状は省略されている。
図9および図10は、テーパ部44の有無による溶接部分の形状の差を示す図である。図9はテーパ部44を有さないバスバー54を用いた場合を示す図であり、図10はこの実施形態のテーパ部44を有するバスバー36を用いた場合を示す図である。溶接は、コイル導線16とバスバー54の溶接される端が上方に向いた状態で、上方から加熱が行われる。テーパ部を有していないバスバー54の頂面は幅が広い。このため、溶けた材料は、表面張力により、バスバー54の頂面に留まり、溶けた材料が固化した溶接玉56は、バスバー54およびコイル導線16の先端面の極近傍にのみ形成される。
一方、図10に示すテーパ部44を有するバスバー36を用いた場合、バスバーの先端面48が狭いため、溶接熱が深い位置、つまりバスバーの先端面48から、バスバーの長手方向に離れた位置まで伝わり、バスバー36が溶かされる領域が深くなる。さらに、溶けた材料がテーパ部44の斜面46に沿って下方にも流れ、より深い位置まで溶接玉58が形成される。また、下方に流れた材料により形成された溶接玉58は、図11に示すように、コイル導線端延部20とバスバー端延部30の幅の違いによりできた段差部分59にも形成され、コイル導線16とバスバー36を確実に結合する。これらの作用により、コイル導線とバスバーに、より広い領域に溶接部分を形成することができ、結合を強固にすることができる。
図12は、テーパ部を有していないバスバー54とコイル導線16が幅方向にずれた状態で溶接された例を示す図である。コイル導線16がずれていると、バスバー54の幅の広い側面60が偏って露出し、表面張力により溶けた材料が大きく露出した側に流れる。このため、溶接玉62が偏り、反対側の側面64に溶接領域が形成されなくなる。これに対し、テーパ部44を設けることにより、溶けた材料が斜面46を伝って流れるので、前記のずれが生じた場合においても、溶接玉つまり溶接領域が偏ることを抑制できる。
10 ステータ、16 コイル導線、20 コイル導線端延部、22 動力線、26 バスバーモジュール、30 バスバー端延部、32 接続板(動力線バスバー)、36 バスバー、44 テーパ部、46 斜面、48 バスバー先端面、50 コイル導線先端面。

Claims (9)

  1. 回転電機のステータであって、
    ステータコアに装着される複数のコイル導線と、
    少なくとも1本の前記コイル導線と接続され、前記コイル導線より幅の広い平板部材からなる少なくとも一つのバスバーと、
    を有し、
    前記バスバーの少なくとも一つの端部と前記コイル導線の少なくとも一つの端部とはそれぞれ、互いに並列して延びるバスバー端延部とコイル導線端延部を有し、
    前記コイル導線端延部は、平板部材からなる前記バスバーの幅の広い側面に隣接するよう配置され、
    前記バスバー端延部の先端は、幅方向に関してテーパ形状となっており、
    前記コイル導線端延部と前記バスバー端延部の端同士が溶接される、
    回転電機のステータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のステータであって、前記バスバー端延部の先端の幅は、コイル導線の先端の幅より大きい、回転電機のステータ。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機のステータであって、前記コイル導線の断面が長方形であり、長方形の長辺が前記バスバーに対向する、回転電機のステータ。
  4. 請求項3に記載の回転電機のステータであって、
    前記バスバーは、回転電機の相ごとにコイル導線同士を接続してステータコイルをそれぞれ形成する、相ごとに少なくとも一つの相コイルバスバーを含み、
    前記相コイルバスバーが絶縁材料によりモールド成形されて一体化されたバスバーモジュールを含む、
    回転電機のステータ。
  5. 請求項4に記載の回転電機のステータであって、
    前記バスバーは、更に、3相の前記ステータコイルそれぞれの一端同士を接続して中性点を形成する1本の中性点バスバーとを含み、
    前記バスバーモジュールは、前記中性点バスバーもモールド成形により一体化している、
    回転電機のステータ。
  6. 請求項4または5に記載の回転電機のステータであって、
    前記バスバーは、さらに、一端にコイル導線が接続され、他端に動力線が接続される動力線バスバーを含み、
    前記バスバーモジュールは動力線バスバーもモールド成形により一体化している、
    回転電機のステータ。
  7. 請求項4から6のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、前記バスバーモジュールが、回転電機の回転軸線方向において、前記ステータコイルに隣接して配置される、
    回転電機のステータ。
  8. 請求項7に記載の回転電機のステータであって、前記コイル導線端延部と前記バスバー端延部は、回転電機の回転軸線方向に沿って前記ステータコアから離れる向きに延びている、回転電機のステータ。
  9. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、前記バスバーは、一つの端部に前記バスバー端延部が設けられ、このバスバー端延部にコイル導線が接続され、他端に動力線が接続される、
    回転電機のステータ。
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