JP5508640B2 - 回転電機のバスバーモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

回転電機のバスバーモジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機のステータのコイル導線を相ごとに接続するバスバーを含むバスバーモジュールに関する。
電動機は、相対的に移動可能な二つの部材の一方に電力を供給して磁界を形成し、他方の部材を前記磁界との相互作用により移動させる電気機器である。逆に、後者の部材を移動させることにより前者の部材から電力を取り出すことができ、これが発電機である。つまり、電動機と発電機は、同一の機械的構造を有する。以下の説明において、電動機と発電機の総称として「回転電機」を用いる。
回転電機の二つの部材のうち、固定された部材(ステータ)にコイルを配列し、このコイルにより移動する磁界、例えば回転する磁界を形成し、この磁界との相互作用により、もう一方の部材(ロータ)を移動(回転)させる回転電機が知られている。ステータに配列される複数のコイルを三組に分け、それぞれに位相が120°異なる電力を供給する三相の回転電機が知られている。また、各相のコイルが、更にいくつかの組に分けられ、この組み分けされたコイルのそれぞれは、コイルに電力を供給するための共通の導体に接続される構造が知られている。この共通の導体は、板または棒形状であり、このような形状の導体はバスバーと呼ばれている。
回転電機のコイルをバスバーで接続する技術が下記特許文献1に記載されている。
特開2003−134755号公報
バスバーは、相ごとに必要であり、三相の回転電機であれば相ごとに1本ずつ3本、コイルの中性点側の端を接続するために1本の計4本を要する場合がある。また、これ以上の本数のバスバーを設ける場合もある。これらのバスバーを回転電機の近傍にコンパクトに収め、かつバスバー間の絶縁を確保する技術するが望まれている。
本発明は、複数のバスバーを一体としたバスバーモジュールにおいて、各バスバー間の絶縁性の確保を目的とする。
本発明のバスバーモジュールにおいて、少なくとも4本のバスバーは、これらのバスバーが延びる方向に交差する断面において2層に配置され、かつ二つの群に分けられている。一つの群のバスバーは、前記断面において、対角配置または千鳥配置されている。バスバーが4本の場合、前記断面において、バスバーは2層2列の配置になる。この一つの対角線に沿った2本のバスバーの配置が対角配置である。バスバーが4本より多い場合、一列目では第1層、2列目では第2層、3列目では第1層と交互に配置されたバスバーが一つの群を構成する。この配置が千鳥配置である。対角配置または千鳥配置された一つの群(第1群)のバスバーは、第1絶縁部材で一体的に覆われている。この第1絶縁部材により、第1群に属するバスバー間の絶縁も行われる。もう一方の群(第2群)のバスバーは、第1絶縁部材と共に、一体的に第2絶縁部材で覆われている。
第1絶縁部材は、第2群のバスバーを、第1絶縁部材の表面から離して配置するための突起を有するようにできる。
本発明の他の態様であるバスバーモジュールの製造方法においては、少なくとも4本のバスバーを2層に規定された区画ごとに1本ずつ配置する。前記区画のうち対角配置または千鳥配置された一群の区画(第1群の区画)に配置されるバスバーを、第1群の区画に配置されたときの位置関係で第1成形型内に配置する。第1成形型内に樹脂を導入し、バスバーを樹脂で覆った一次成形品を形成する。この一次成形品には、第1群の区画以外の区画(第2群の区画)のための空間が設けられている。次に、一次成形品と、第2群の区画に配置されるバスバーとを第2の成形型内に配置する。このとき、一次成形品内のバスバーと、新たに配置されたバスバーすなわち第2群の区画に配置されるバスバーとが、前記2層に規定された区画に配置されたときの位置関係となるように位置決めされる。そして、第2成形型内に樹脂を導入し、一次成形品および新たに配置されたバスバーとを樹脂で覆った二次成形品を形成する。
前記一次成形品を形成するステップにおいて、一次成形品の表面に第2群の区画に配置されるバスバーを一次成形品の表面から離して支持するための突起を形成するようにできる。
また、一次成形品を形成するステップにおいて、第1成形型内にバスバーを配置する際に、第1成形型内に突出したピンにより第1成形型の内表面より離して支持するようにすることができる。
対角配置または千鳥配置された第1群のバスバーを個々のバスバーを絶縁しつつ、一体的に第1絶縁部材が覆うことにより、隣接するバスバー間の絶縁性が確保される。また、第2群に属するバスバーの間に第1絶縁部材が位置するので、これらのバスバー間の絶縁も確保される。
回転電機のステータを示す斜視図である。 本実施形態のバスバーモジュールがステータに装着された状態を示す図である。 本実施形態のバスバーモジュールを単体で示す斜視図である。 本実施形態のバスバーモジュールの、図3のA−A線における断面図である。 バスバーを収める区画38を説明するための図である。 バスバーの形状およびバスバーモジュール内での配置を示す図である。 比較例のバスバーモジュールの断面図である。 本実施形態のバスバーモジュールの製造工程の説明図であり、特に一次成形に係る工程の説明図である。 本実施形態のバスバーモジュールの製造工程の説明図であり、特に一次成形により得られる一次成形品の断面を示す図である。 本実施形態のバスバーモジュールの製造工程の説明図であり、特に二次成形に係る工程の説明図である。 本実施形態のバスバーモジュールの製造行程の説明図であり、特に二次成形により得られる二次成形品の断面を示す図である。 他の実施形態のバスバーモジュールの断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1は、回転電機のステータ10の外観を示す斜視図である。ステータ10は、概形が円環または円筒状のステータコア12を有し、ステータコア12の内周には、周方向に磁極14が配列されている。ステータコア12の外周を囲むように、円筒形のステータケース16が配置される。ステータケース16は、薄板鋼板で作製される。
磁極14には、導線が巻回されてコイル18が形成されている。コイル18を形成する導線をコイル導線と記す。図1に示すように、コイル導線の端20が、コイルエンド部分より図1中で上方に突出している。このステータ10においては、U相、V相、W相のそれぞれのコイルが2組設けられ、コイル導線の端20が計12本となっている。コイル導線の端20は、相ごとに、また中性点側の端同士が電気的に接続される。また、U相、V相、W相のそれぞれのコイル導線の端20の1本ずつに、三相交流電力を供給するための動力線22が示されている。また、動力線22は、回転電機で発電した場合、この発電された電力を外部に送出する機能も有する。
図2は、本実施形態の回転電機のステータの要部を示す。コイル18は省略して描かれており、特にコイルエンド24は、コイル導線の1本1本を描くことをせず、方形断面の円環として表している。コイルエンド24の、回転電機の回転軸線の方向において隣接する部分、図2においてはコイルエンド24の上方の部分に、バスバーモジュール26が配置されている。バスバーモジュール26は、コイルエンド24の円弧形状に沿って延びる本体28と、本体から突出し、コイルを形成するコイル導線の端20と接続される端子30を有する。また、動力線22と溶接等により接続される接続板32を保持する保持部34が本体28から突出して設けられている(図3参照)。接続板32は、相数と同じく3個が設けられている。本体28の内部には、バスバーモジュール26の円弧に沿って延びるバスバーが配置され、バスバーの端が本体28より突出して端子30を形成している。バスバーモジュールの本体28の径方向の寸法、すなわち幅は、コイルエンド24の径方向の幅以下であり、保持部34を含むバスバーモジュール26全体の幅もステータコア12の幅の中に収まっている。
図3は、バスバーモジュール26の拡大図である。端子30は、U相のコイル導線に接続されるものが符号30U1,30U2、V相のコイル導線に接続されるものが符号30V1,30V2、W相のコイル導線に接続されるものが符号30W1,30W2、各相のコイル導線の中性点側の端に接続される端子が符号30N1,30N2,30N3で示されている。バスバーモジュールの外周側には、接続板32を保持する保持部34が設けられている。接続板32は、略J字形であって、J字の短い方の辺の部分を周方向外側に向けて保持されている。この短辺に動力線22が接続される。3個の接続板32は、各相ごとに2個の端子の一方に不図示の接続線で接続される。
図4は、U,V,W相と、中性点とに対応する4本のバスバー36が並行して配置される位置におけるバスバーモジュール26の断面図、例えば図3のA−A線で示す断面図である。4本のバスバー36は、上下に2層、左右に2列の2×2の配置で配列されている。なお、この明細書においては、上下方向を回転電機の回転軸線方向とし、ステータに近い側を下、遠い側を上として説明する。また、左右方向は、回転軸線に直交する方向、すなわち回転電機の径方向とし、左を回転電機における内側、右を外側として説明する。これらの方向については、説明の便宜上導入したものであり、実際の装置の配置における方向および向きとは関連しない。また、4本のバスバー36を区別する必要がある場合、U,V,W相,中性点のバスバーにそれぞれ36U ,36V ,36W ,36N の符号を付して説明する。図示されるように、U相バスバー36U が下層左列に、V相バスバー36V が上層右列に、W相バスバー36W が上層左列に、中性点のバスバー36N が下層右列に配置される。さらに、2×2の配置の4つの領域のそれぞれを区画38と記して説明する。図5に示すように、4つの区画を上層左列を区画38-1、上層右列を区画38-2、下層左列を区画38-3、下層左列を区画38-4と記す。
バスバーモジュール26は、バスバー36同士を絶縁し、かつバスバー36を覆って外部と絶縁するために絶縁部材40を含む。絶縁部材40は、二つの部分からなり、一つの部分は、2×2の配置の一つの対角線上に配置されるU相バスバー36U とV相バスバー36V を一体的に覆う第1絶縁部材42である。もう一つの部分は、第1絶縁部材42と、W相バスバー36W 、中性点のバスバー36N を一体的に覆う第2絶縁部材44である。
図6は、バスバー36U ,36V ,36W ,36N の個々の形状を示す図である。図6(a)は、上層、すなわち区画38-1,38-2が属する層を示し、図6(b)は、下層、すなわち区画38-3,38-4が属する層を示している。U相のバスバー36U は、下層の左側の区画38-3に配置される。V相のバスバー36V は、上側の層に配置され、端子30V1から、左側の区画38-1を横切り、右側の区画38-2を通って、再び左側の区画38-1を横切り端子30V2に達する。W相のバスバー36W は、端子30W1から、区画38-1に沿って延び、端子30U2の位置を過ぎた位置で、上層から下層に移り、区画38-3を通って端子30W2まで達している。中性点のバスバー36は、下側、右側の区画38-4を通って延びる。このように、4本のバスバー36は、バスバーモジュールの本体28内で2本ずつ上下2層に重ねて、かつ左右に並列に配置されている。
前述のように、対角配置されたU相バスバー36U とV相バスバー36V は、第1絶縁部材42により覆われ、一体の部品になっている。これらのバスバー36U ,36V は、第1絶縁部材42内で、当該第1絶縁部材により分離、絶縁されている。第1絶縁部材42の外郭形状は、残りのバスバー、つまりW相バスバー36W 、中性点のバスバー36N を配置するために空間が設けられており、ここにバスバー36W ,36N が配置される。W相バスバー36W 、中性点のバスバー36N は、第1絶縁部材42と共に第2絶縁部材44に覆われている。また、W相、中性点バスバー36W ,36N は、第1絶縁部材42の表面から離して配置され、この間に第2絶縁部材44が介在している。
上記の絶縁部材40の効果を図7の比較例を用いて説明する。図7は、4本のバスバー136を十字形状の絶縁部材142、全体を覆う絶縁部材144により絶縁したバスバーモジュールの例である。この場合、十字形状の絶縁部材142の十字の端において、図7中矢印Lで示す経路で絶縁不良が発生する可能性がある。これは、二つの絶縁部材の境界部分がここにあり、この境界を通る沿面距離が短くなっているためである。図4に示されるように、本実施形態のバスバーモジュール26においては、個々のバスバー36は、一方の絶縁部材で覆われており、二つの絶縁部材の隙間を通る経路での絶縁不良の発生を抑えている。
図8〜11は、本実施形態のバスバーモジュール26の製造工程についての説明図である。図8は、U相バスバー36U とV相バスバー36V の周囲に第1絶縁部材42を形成する行程を示す図である。図8(a)は、図8(c)に示すA−A線による断面図、図8(b)は、図8(c)に示すB−B線による断面図である。図8(c)は、バスバー36又はバスバーモジュール26の円弧方向に沿った断面図であり、図8(a)のC1−C1線およびC2−C2線による組み合わせ断面図である。まず、U相、V相バスバー36U ,36V を第1成形型46内に配置する。第1成形型46の内壁面には、円弧方向において複数の箇所に、内壁面から突出した位置出しピン48が設けられている。バスバー36U ,36V は、位置出しピン48により上下から挟まれて、所定位置に配置される。このときの2本のバスバー36U ,36V の相対位置は、図5に示される対角配置の区画38-2,38-3に配置されたときと同じ位置関係、つまり完成時の位置関係となるように配置される。さらに、第1成形型46の内壁面には、突起形成穴50が円弧方向において複数箇所に設けられている。後述するように、この突起形成穴50により、第1絶縁部材42の表面に突起が形成される。そして、図8に示すように、第1成形型46内にバスバー36U ,36V を配置した状態で、第1成形型のキャビティ内に樹脂を注入または射出して、インサート成形を行う。型内に導入された樹脂が硬化して、第1絶縁部材42となる。これにより、U相、V相バスバー36U ,36V を樹脂で覆った一次成形品52(図9参照)が形成される。
図9は、一次成形品52の断面図である。図8(a),(b)と同じ断面が図9(a),(b)に示されている。第1成形型46の位置出しピン48の位置には、樹脂が導入されないため、その位置には、図9(a)に示すように、残り穴54が形成される。この残り穴54の部分ではバスバー36U ,36V の表面が露出している。第1成形型46の突起形成穴50には、樹脂が導入されて突起56が形成される。一次成形品52の断面形状は、図示されるように二つの方形がずれた形状となっている。このずれにより、残り2本のバスバー36W ,36N が配置されるための空間58が形成される。
図10は、一次成形品52と、W相バスバー36W と中性点のバスバー36N の周囲に第2絶縁部材44を形成する行程を示す図である。図8(a),(b)および図9(a),(b)と同じ断面が図10(a),(b)に示されている。一次成形品52と、W相バスバー36W と中性点のバスバー36N を第2成形型60内に配置する。このとき、第2成形型60の内壁面に設けられた位置出しピン62と、一次成形品52の表面に突出している突起56により、一次成形品52と、2本のバスバー36W ,36N が所定位置に配置される。2本のバスバー36W ,36N と、一次成形品52内の2本のバスバー36U ,36V の相対位置は、図5に示される4つの区画38-1,38-2,38-3,38-4に配置されたときと同じ位置関係、つまり完成時の位置関係となるように配置される。図10(b)に示されるように、2本のバスバー36W ,36N の第2成形型60に対向する面に位置出しピン62が当接し、反対側の面には、一次成形品52に形成された突起56が当接する。一次成形品52の第2成形型60に対向する面にも突起56が形成されており、これが第2成形型60の内壁面に当接する。そして、第2成形型60内にバスバー36W ,36N と一次成形品52を配置した状態で、第2成形型のキャビティ内に樹脂を注入または射出して、インサート成形を行う。型内に導入された樹脂が硬化して、第2絶縁部材44となる。これにより、W相、中性点バスバー36W ,36N および一次成形品52を樹脂で覆った二次成形品64(図11参照)が形成される。
図11は、二次成形品64の断面図である。図10(a),(b)と同じ断面が図11(a),(b)に示されている。一次成形品52において、残り穴54であった部分には、第2絶縁部材44が進入して穴埋め突起66を形成している。この穴埋め突起66と、一次成形品52の突起56の距離が近いと、第1絶縁部材42と第2絶縁部材44の境界面を伝って電流が流れ、バスバー間で絶縁不良が生じる場合がある。このため、穴埋め突起66と突起56は、十分に離れて配置される。これらの突起66,56の配置を決定しているのは、第1成形型46の位置出しピン48および突起形成穴50であるから、位置出しピン48および突起形成穴50を適切に配置することで、バスバー間の絶縁不良を防止する。
以上は、4本のバスバーを2層、2列に配置した例であるが、列はこれよりも増やすことができる。図12は、6本のバスバー70を2層、3列に配置したバスバーモジュール72の例である。下層左列、上層中列、下層右列と、列を移動するごとに上層下層が交互する千鳥配置のバスバー70-4,70-2,70-6が第1絶縁部材74に覆われている。そして、残りのバスバー70-1,70-5,70-3が第1絶縁部材74と共に第2絶縁部材76に覆われている。
また、バスバーモジュール26,72は、バスバーの断面が左右方向に長くなるように配置したが、上下方向が長くなるように配置することもできる。さらに、4本を超えるバスバーを配置する場合に、4本の配置に対し、4本を超えた分を左右方向に配置したが、上下方向に配置することもできる。この場合、層と列を読み変える。
10 ステータ、12 ステータコア、18 コイル、24 コイルエンド、26 バスバーモジュール、30 端子、36 バスバー、38 区画、40 絶縁部材、42 第1絶縁部材、44 第2絶縁部材、46 第1成形型、48 位置出しピン、52 一次成形品、58 空間、60 第2成形型、62 位置出しピン、64 二次成形品。

Claims (5)

  1. 回転電機のステータコアに券回されたコイルの導線を相ごとに接続する少なくとも4本のバスバーを一体としたバスバーモジュールであって、
    前記少なくとも4本のバスバーは2層に配置され、
    さらに、
    少なくとも4本のバスバーのうち対角配置または千鳥配置された第1群のバスバーを、個々のバスバー間を絶縁しつつ、一体的に覆う第1絶縁部材と、
    少なくとも4本のバスバーのうち第1群のバスバー以外のバスバーである第2群のバスバーと、前記第1絶縁部材とを一体的に覆う第2絶縁部材と、
    を有する、バスバーモジュール。
  2. 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、第1絶縁部材は、第2群のバスバーを、第1絶縁部材の表面から離して配置するための突起を有する、バスバーモジュール。
  3. 回転電機のステータコアに券回されたコイルの導線を相ごとに接続する少なくとも4本のバスバーを2層に規定された区画ごとに1本ずつ配置し、これらのバスバーを一体としたバスバーモジュールの製造方法であって、
    前記区画のうち対角配置または千鳥配置された第1群の区画に配置されるバスバーを、第1群の区画に配置されたときの位置関係で第1成形型内に配置し、インサート成形によりバスバーを樹脂で覆った一次成形品を形成するステップであって、一次成形品が第1群の区画以外の区画である第2群の区画のための空間を有する、一次成形品を形成するステップと、
    一次成形品と、第2群の区画に配置されるバスバーとを、一次成形品内に配置されているバスバーと新たに配置されたバスバーとが前記区画に配置されたときの位置関係となるように、第2の成形型内に配置し、インサート成形によって、一次成形品と新たに配置されたバスバーとを樹脂で覆った二次成形品を形成するステップと、
    を有する、バスバーモジュールの製造方法。
  4. 請求項3に記載のバスバーモジュールの製造方法であって、一次成形品を形成するステップにおいて、一次成形品の表面に、第2群の区画に配置されるバスバーを一次成形品の表面から離して支持するための突起を形成する、バスバーモジュールの製造方法。
  5. 請求項3または4に記載のバスバーモジュールの製造方法であって、一次成形品を形成するステップにおいて、第1成形型内にバスバーを配置する際に、第1成形型内に突出したピンにより第1成形型の内表面より離してバスバーを支持する、バスバーモジュールの製造方法。
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