JP5351380B2 - 演奏情報処理装置及び電子楽器 - Google Patents

演奏情報処理装置及び電子楽器 Download PDF

Info

Publication number
JP5351380B2
JP5351380B2 JP2006310101A JP2006310101A JP5351380B2 JP 5351380 B2 JP5351380 B2 JP 5351380B2 JP 2006310101 A JP2006310101 A JP 2006310101A JP 2006310101 A JP2006310101 A JP 2006310101A JP 5351380 B2 JP5351380 B2 JP 5351380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance information
answer
question
performance
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006310101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008129044A5 (ja
JP2008129044A (ja
Inventor
光弘 脇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
Priority to JP2006310101A priority Critical patent/JP5351380B2/ja
Priority to US11/941,030 priority patent/US7888579B2/en
Publication of JP2008129044A publication Critical patent/JP2008129044A/ja
Publication of JP2008129044A5 publication Critical patent/JP2008129044A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5351380B2 publication Critical patent/JP5351380B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/32Constructional details
    • G10H1/34Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B15/00Teaching music
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B15/00Teaching music
    • G09B15/08Practice keyboards
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2220/00Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2220/155User input interfaces for electrophonic musical instruments
    • G10H2220/221Keyboards, i.e. configuration of several keys or key-like input devices relative to one another

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

本発明は、演奏情報処理装置及び電子楽器に関し、特に、聴音や読譜教習に有効な演奏情報処理装置及び電子楽器に関する。
従来、1つの鍵盤を2つの領域に分割し、演奏操作手段の一方の領域における鍵を先生が押鍵した場合に、その押鍵に応答して、押鍵された鍵と音高的に対応関係にある他方の領域の鍵を動作させ、生徒に操作すべき操作子を指示すると共に、該押鍵された鍵と音高的に対応関係にある他方の領域の操作子に対応する楽音を発生させて、生徒に操作すべき操作子に対応する音高を示すことのできる演奏教習装置があった(特許文献1)。
特開平9−34349号公報
しかしながら、特許文献1に記載される演奏教習装置を用いた教習は、2つに分割された領域における一方の領域(高音域)において先生が模範として行った演奏を、他方の領域(低音域)において生徒がなぞることによってのみ行われるので、教えを受ける生徒の興味は時間と共に薄れ、それに伴って学習意欲が減退して教習効率が低下するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、生徒の興味を維持し、その結果、有効に聴音や読譜教習を行い得る演奏情報処理装置及び電子楽器を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の演奏情報処理装置は、少なくとも音高情報を有する第1の演奏情報を入力する演算処理装置である第1入力手段および少なくとも音高情報を有する第2の演奏情報を入力する演算処理装置である第2入力手段と、前記第1入力手段に入力された第1の演奏情報を出題演奏情報とし、その第1の演奏情報が入力された後に、前記第2入力手段に入力された第2の演奏情報を解答演奏情報とする第1のモードと、前記第2入力手段に入力された第2の演奏情報を出題演奏情報とし、その第2の演奏情報が入力された後に、前記第1入力手段に入力された第1の演奏情報を解答演奏情報とする第2のモードとを切り替えるモード切替手段と、そのモード切替手段により第1のモードまたは第2のモードに設定されている場合に、前記第1入力手段および前記第2入力手段に入力された前記出題演奏情報及び前記解答演奏情報、前記第1入力手段および前記第2入力手段による前記出題演奏情報もしくは前記解答演奏情報の入力回数、又は、前記第1入力手段もしくは前記第2入力手段により前記出題演奏情報が入力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段と、その条件判定手段により前記条件が満足されたと判定された場合に、前記モード切替手段により設定されているモードを切り替えるように制御する制御手段とを備えている
請求項2記載の演奏情報処理装置は、請求項1記載の演奏情報処理装置において、演奏者によって操作される複数の演奏操作子を含む所定の演奏領域を、第1の領域とその第1の領域とは異なる第2の領域であって、その第2の領域に含まれる演奏操作子に基づいて、前記第1の領域の演奏操作子に基づいて指定される音高情報と同一の音高情報を指定可能な領域とに分割する分割モードを指示する分割モード指示手段と、その分割モード指示手段により分割モードが指示された場合に、前記第1の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を前記第1の演奏情報として出力し、前記第2の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を前記第2の演奏情報として出力する演奏情報出力手段を備えている。
請求項3記載の演奏情報処理装置は、複数の演奏操作子を含む所定の演奏領域を、第1の領域とその第1の領域とは異なる第2の領域とに分割する分割モードを指示する分割モード指示手段と、その分割モード指示手段により指示された分割モードにおいて、前記第1の領域又は前記第2の領域のいずれかを選定する領域選定手段と、その領域選定手段により選定された領域に含まれる演奏操作子によって指定可能な音高情報を少なくとも含む演奏情報を、出題演奏情報として出力する出題演奏情報出力手段と、前記出題演奏情報出力手段により前記出題演奏情報が出力された後に前記領域選定手段により選定されている領域に属する演奏操作子が操作された場合に、その操作された演奏操作子が指定する音高情報を少なくとも含む演奏情報を解答演奏情報として取得する解答演奏情報取得手段と、その解答演奏情報取得手段により取得された前記解答演奏情報及び前記出題演奏情報出力手段により出力された前記出題演奏情報、前記解答演奏情報取得手段による前記解答演奏情報の取得回数もしくは前記出題演奏情報出力手段による前記出題演奏情報の出力回数、又は、前記出題演奏情報出力手段により前記出題演奏情報が出力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段とを備え、前記領域選定手段は、前記条件判定手段により前記条件が満足されたと判定された場合に、現在選定されている領域とは異なる領域を新たに選定するものである。
請求項4記載の電子楽器は、請求項2又は3に記載の演奏情報処理装置と、所定の演奏領域に配置されている複数の演奏操作子とを備えている。
請求項1記載の演奏情報処理装置によれば、少なくとも音高情報を有する第1の演奏情報が第1入力手段に入力された場合に、かかる第1の演奏情報を出題演奏情報とし、その第1の演奏情報が入力された後に、音高情報を有する第2の演奏情報が第2入力手段に入力された場合に、かかる第2の演奏情報を解答演奏情報とする第1のモードと、第2入力手段に入力された第2の演奏情報を出題演奏情報とし、その第2の演奏情報が入力された後に、第1入力手段に入力された第1の演奏情報を解答演奏情報とする第2のモードとが、モード切替手段により切り替えられる。
かかるモード切替手段により第1のモードまたは第2のモードに設定されている場合に、第1入力手段および第2入力手段に入力された出題演奏情報及び解答演奏情報、第1入力手段および第2入力手段による出題演奏情報もしくは解答演奏情報の入力回数、又は、第1入力手段もしくは第2入力手段により出題演奏情報が入力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段によって判定され、条件が満足されたと判定されると、モード切替手段により設定されているモードが、制御手段によって切り替えられる。なお、請求項1における「予め規定されている条件」としては、例えば、入力手段に入力された解答演奏情報と先に入力された出題演奏情報とを比較して得られた評価(例えば、正答である、誤答である、正答ではないがある程度の類似性がある、など)や、出題演奏情報の出題数や、解答演奏情報の解答数や、出題演奏情報が入力されてからの経過時間などが挙げられ、予め規定されている条件は単独の条件又は複数の条件の組み合わせのいずれであってもよい。
よって、第1入力手段に入力された第1の演奏情報と第2入力手段に入力された第2の演奏情報とは、演奏情報処理装置のモードが第1のモードにあるか、第2のモードにあるかに応じて、出題演奏情報になるか解答演奏情報になるかが入れ替わる。ここで、第1のモードと第2のモードとの切り替えは、条件判定手段による判定に応じて制御手段によって制御されて行われる。
このように、請求項1記載の演奏情報処理装置によれば、第1入力手段および第2入力手段の一方が出題側、他方が解答側となって、これらの出題側と解答側とが適宜入れ替わる。その結果、ゲーム感覚で聴音又は読譜を学習することができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができるので、効率的に聴音又は読譜の学習をさせることができるという効果がある。
請求項2記載の演奏情報処理装置によれば、請求項1記載の演奏情報処理装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。分割モード指示手段により、演奏領域を第1の領域とその第1の領域とは異なる領域であって該第1の領域の演奏操作子により指定される音高情報と同一の音高情報を指定可能な演奏操作子を有する第2の領域とに分割する分割モードが指示された場合には、第1の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を第1の演奏情報として出力し、第2の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を第2の演奏情報として出力する演奏情報出力手段を備えている。
よって、各領域の一方が出題側となり、他方が解答側となって、これらの出題側と解答側とが適宜入れ替わるので、ゲーム感覚で聴音又は読譜を学習することができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができるので、効率的に聴音又は読譜の学習をさせることができるという効果がある。
請求項3記載の演奏情報処理装置によれば、演奏領域を第1の領域とその第1の領域とは異なる第2の領域とに分割する分割モードを、分割モード指示手段によって指示することができる。
分割モード指示手段により指示された分割モードにおいて、第1の領域又は第2の領域のいずれかが領域選定手段によって選定されると、その選定された領域に含まれる演奏操作子によって指定可能な音高情報を少なくとも含む演奏情報が、出題演奏情報出力手段により、出題演奏情報として出力される。
出題演奏情報出力手段により出題演奏情報が出力された後に領域選定手段により選定されている領域に属する演奏操作子が操作されると、その操作された演奏操作子が指定する音高情報を少なくとも含む演奏情報が解答演奏情報取得手段によって解答演奏情報として取得される。
解答演奏情報取得手段により取得された解答演奏情報及び出題演奏情報出力手段により出力された前記出題演奏情報、解答演奏情報取得手段による解答演奏情報の取得回数もしくは出題演奏情報出力手段による出題演奏情報の出力回数、又は、出題演奏情報出力手段により出題演奏情報が出力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段により判定され、条件が満足されたと判定されると、領域選定手段により、現在選定されている領域とは異なる領域が新たに選定される。
よって、領域選定手段により、演奏領域の分割によって生じた第1の領域又は第2の領域のうちのいずれかの一方の領域が解答用の区域として選定され、かかる解答用の区域は、予め規定された条件を満たした場合に、他方の領域に変更される。このように、請求項3記載の演奏情報処理装置によれば、解答側を適宜交替させることにより、ゲーム感覚で聴音又は読譜を学習することができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができるので、効率的に聴音又は読譜を学習させることができるという効果がある。
なお、請求項3における「予め規定されている条件」としては、例えば、取得された解答演奏情報と先に出力された出題演奏情報とを比較して得られた評価(例えば、正答である、誤答である、正答ではないがある程度の類似性がある、など)や、出題演奏情報の出題数や、解答演奏情報の解答数や、出題演奏情報が出力されてからの経過時間などが挙げられ、予め規定されている条件は単独の条件又は複数の条件の組み合わせのいずれであってもよい。
請求項4記載の電子楽器によれば、請求項2又は3に記載の演奏情報処理装置と同様の効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態における電子楽器1の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、電子楽器1は、CPU2と、ROM3と、RAM4と、鍵盤5と、操作パネル6と、音源7とを備え、これらはバスラインにより相互に接続して構成される。音源7の出力は、D/A変換器8に接続され、D/A変換器8の出力は、アンプ9に接続され、アンプ9は、スピーカ10に接続されている。
CPU2は、電子楽器1全体を制御する演算処理装置であり、ROM3には、このCPU2により実行される各種の制御プログラムやその実行の際に参照される固定値データが記憶される。なお、ROM3には、図2を参照しつつ後述するシフトテーブル3aが固定値データとして格納されている。
RAM4は、ROM3等に記憶される制御プログラムの実行に当たって各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであり書き換え可能に構成される。なお、後述するツインピアノゲーム処理(図6及び図7)を実行する上で使用される解答時間カウンタなどの各種カウンタや高音側得点メモリなどの各種メモリは、このRAM4内に設けられている。
鍵盤5は、複数の白鍵および黒鍵を有しユーザが押鍵、離鍵することにより音高および押鍵速度、離鍵速度を出力する。
操作パネル6は、鍵盤5の近傍に配置され、ユーザによる操作によってモードや楽音のパラメータなどを設定するためのパネルである。なお、この操作パネル6の構成については、図3を参照して後述する。
音源7は、鍵盤5による押鍵、離鍵の演奏操作に応じて、鍵に対応する音高の楽音の発生、停止を行うものであり、設定された音色の楽音を発生する。音源7は、これらの音色の楽音の左チャンネルおよび右チャンネルのそれぞれの波形を記憶し、楽音の発生を行う場合には、これらの記憶された波形を読出し鍵により指定される音高と押鍵速度に対応する振幅エンベロープを有する楽音を形成する。
音源7は、デジタルの楽音信号を出力するものであり、D/A変換器8によりアナログの楽音信号に変換される。D/A変換器8により変換されたアナログ楽音信号は、アンプ9に供給され、スピーカ11から楽音が放音される。
次に、図2を参照して、上述したROM3に格納されているシフトテーブル3aについて説明する。図2は、シフトテーブル3aの構成を示す模式図である。
本実施形態の電子楽器1は、鍵盤5を全域で使用する通常モードと、鍵盤5を2つの領域に分割して使用する分割モード(ツインピアノモード)との2つのモードを有しており、いずれかのモードを選択できるように構成されている。シフトテーブル3aは、電子楽器1が分割モードにある場合に、鍵盤5の分割位置(スプリットポイント)と、ノートナンバをシフトするための値とを対応付けているテーブルである。このシフトテーブル3aは、後述するツインピアノゲーム処理(図6及び図7参照)において、押鍵された鍵のノートナンバを変更するために参照される。
図2に示すように、シフトテーブル3aには、スプリットポイントに応じて、下鍵域(低音側)のノートナンバに加算するシフト値であるOctShiftLと、上鍵域(高音側)のノートナンバに加算するシフト値であるOctShiftRとが記憶されている。このシフトテーブル3aによれば、例えば、スプリットポイントが、C4に設定されている場合に、押下された鍵のノートナンバをNとし、そのノートナンバが下鍵域に属する場合は、ノートナンバNは、N+12に変換され、上鍵域に属する場合は、N−24に変更される。なお、本実施形態では、スプリットポイントは、上鍵域の最も低い鍵としている。
次に、図3を参照して、本実施形態の電子楽器1における操作パネル6について説明する。図3は、電子楽器1の操作パネル6を示す模式図である。図3に示すように、操作パネル6には、通常モードと分割モードとを切り替えるモード切替スイッチ6aと、電子楽器1が通常モードにあるか分割モードにあるかを示すLED6bと、ディスプレイ6cとを備えている。
モード切替スイッチ6aは、通常モードと分割モードとを切り替えるためのスイッチである。具体的には、モード切替スイッチ6aがオフの状態では、電子楽器1は通常モードにあり、モード切替スイッチ6aを押し込む(オンする)ことによって、電子楽器1は分割モードに切り替えられる。
電子楽器1における現状のモードはLED6bの点灯状態によってユーザに報知される。具体的には、LED6bが消灯状態にある場合には、電子楽器1が通常モードに設定されていることを示し、モード切替スイッチ6aがオンされて分割モードに切り替えられると、LED6bは消灯状態から点灯状態へ移行する。なお、図3では、ハッチングによってLED6bが点灯状態にある場合を例示している。
ディスプレイ6cは、LCD表示画面に圧力センサを備え、ユーザにより押圧された位置とその位置に表示されている内容に応じて選択等の操作を行うことができるタッチディスプレイである。なお、図3には、画面は、分割モードにおいて実行されるツインピアノゲームの実行形式を選択する画面が例示されている。
詳細は後述するが、本実施形態の電子楽器1は、モード切替スイッチ6aがオンされてモードが分割モード(ツインピアノモード)に設定されると、2つに分割された鍵盤5の各領域を用いて行われるツインピアノゲーム(図6及び7を参照して後述するツインピアノゲーム処理)が開始される。このツインピアノゲームの実行中には、ゲームの進行状況に応じた画面がディスプレイ6cに表示される。
ここで、図4を参照して、ツインピアノゲームの実行中にディスプレイ6cに表示される画面について説明する。図4は、ツインピアノゲームの実行中にディスプレイ6cに表示される代表的な画面の模式図である。
図4(a)は、図3において例示されている画面であり、分割モードにおいて実行されるツインピアノゲームの実行形式を選択する画面60Aを示す図である。この画面60Aにより、ツインピアノゲームを「音を聴いて」行うか、「譜面を見て」行うかのいずれかをユーザが選択することができる。
具体的には、画面60Aの下方中央に位置する「選ぶ」ボタンをユーザが指で触れる毎に、その上方に位置する「音を聴いて」と書かれたエリアと「譜面を見て」と書かれたエリアとが交互に反転状態とされる。なお、図4(a)では、「譜面を見て」と書かれたエリアが反転状態にある場合を例示している。
所望の実行形式が書かれているエリアが反転されている状態で、ユーザが下方右側に位置する「○決定」ボタンに触れると、かかる反転状態にあった実行形式が選択される。なお、本実施形態では、「音を聴いて」が選択された場合には、ツインピアノゲームの開始後、発音による出題がなされ、一方で、「譜面を見て」が選択された場合には、ディスプレイ6cに表示された譜面による出題がなされるように構成されている。
図4(b)は、ツインピアノゲームにおいて、高音側(上鍵域)を操作するユーザ又は低音側(下鍵域)を操作するユーザのいずれかに、鍵盤5の押鍵によって問題を出題するよう促す画面60Bを示す図である。図4(b)では、低音側(下鍵域)を操作するユーザに問題の出題を促す場合を例示している。図4(b)に示すように、画面60Bの上部に「左の鍵盤を弾いて問題を出しましょう。」という表示を行うと共に、画面両側に位置する略矩形の窓のうち、低音側である左側の窓に特徴的な柄を表示することによって、低音側のユーザに出題を促している。
図4(c)は、上述した画面60Bにおいて出題が促されたユーザとは異なる側に位置するユーザに対し、鍵盤5の押鍵による解答を促す画面60Cを示す図である。図4(c)では、高音側(上鍵域)を操作するユーザに解答を促す場合を例示している。図4(c)に示すように、画面60Cの上部に「右の鍵盤を弾いて答えましょう。」という表示を行い、低音側の窓に低音側のユーザによって出題された問題を表示すると共に、高音側である右側の窓に五線譜を表示することによって、高音側のユーザに解答を促している。なお、図4(c)は、上記した画面60Aによりユーザが「譜面を見て」を選択した場合の表示であり、「音を聴いて」が選択された場合には、左側の窓に譜面として問題が表示さずに「右の鍵盤を弾いて答えましょう。」という表示のみが行われる。
図4(d)は、解答側のユーザが鍵盤5の押鍵によって解答をした場合に、その解答が誤答である場合に表示される画面60Dを示す図である。図4(d)に示すように、低音側の窓に低音側のユーザによって出題された問題が表示されると共に、高音側である右側の窓に高音側のユーザの解答が表示され、画面上部に正答へナビゲートするためのガイダンスが表示される。図4(d)では、出題された「ド」より高い「シ」が解答されたために、画面上部に「もっとひくいおとだよ」というガイダンスが表示されている場合を例示している。なお、図4(d)は、上記した画面60Aによりユーザが「譜面を見て」を選択した場合の表示であり、「音を聴いて」が選択された場合には、左側の窓に譜面として問題が表示されずに「もっとひくいおとだよ」というガイダンスのみが表示される。
図4(e)は、解答側のユーザの解答が正答であった場合に、得点を表示する画面60Eを示す図である。図4(e)に示すように、解答側のユーザの解答が正答であった場合には、所定の採点方法によって得られた得点が成績として画面中央に表示される。
次に、図5及び図6を参照して、上述のように構成された電子楽器1で実行されるツインピアノゲーム処理について説明する。図5及び図6は、電子楽器1のCPU2において実行されるツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。
このツインピアノゲーム処理は、モード切替スイッチ6aをオンにした後、ユーザが、ディスプレイ6cに表示された画面60A(図4(a)参照)において「音を聴いて」と書かれているエリアか「譜面を見て」と書かれているエリアかのいずれかを選択すると起動する処理である。
図5に示すように、ツインピアノゲーム処理では、まず、最初の出題者として予め設定されている鍵域側(本実施の形態では、低音側)のユーザに対して押鍵による出題を促す画面をディスプレイ6cに表示する(S501)。このS501の処理の結果、画面60B(図4(b)参照)がディスプレイ6cに表示される。
S501の処理後、押鍵があったかを確認し(S502)、押鍵がなければ(S502:No)、再度S502の処理を実行し、押鍵があるまでS503以降の処理の実行を待機する。
S502の処理により確認した結果、押鍵があった場合には(S502:Yes)、押鍵された鍵のノートナンバがスプリットポイント未満か(ノートナンバ<スプリットポイント)、即ち、押鍵された鍵が低音側(下鍵域)の鍵に属するかを確認する(S503)。S503の処理により確認した結果、押鍵された鍵が低音側の鍵に属さない場合には(S503:No)、無効な押鍵であるので、S502へ戻り、再度押鍵されるのを待機する。
一方、S503の処理により確認した結果、押鍵された鍵が低音側の鍵に属していれば(S503:Yes)、ノートナンバにOctShiftLを加算した値を変数QBufとし(S504)、発音処理にて、変数QBufに対応する音高の発音を行い(S505)、出題画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示する(S506)。なお、このS506の処理は、ユーザが、画面60A(図4(c)参照)から実行形式として「譜面を見て」を選択した場合に実行される処理であり、変数QBufに対応する音高が、画面左側に表示された窓に譜面に音符として表示される。一方、実行形式として「音を聴いて」が選択された場合には、S506の処理はスキップされる。
S506の処理後、RAM4内に設けられている解答時間カウンタ、解答数カウンタ、及び高音側得点メモリ(いずれも図示せず)を0に初期化し(S507)、最初の解答者側として予め設定されている鍵域側(本実施形態では、高音側)のユーザに対して押鍵による解答を促す画面をディスプレイ6cに表示する(S508)。ツインピアノの実行形式が「譜面を見て」である場合には、S508の処理の結果、例えば、画面60C(図4(c)参照)がディスプレイ6cに表示される。
S508の処理後、解答時間カウンタ(図示せず)に1加算し(S509)、押鍵があったかを確認し(S510)、押鍵がなければ(S510:No)、再度S509へ戻り、押鍵があるまで、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、S511以降の処理の実行を待機する。
S510の処理により確認した結果、押鍵があった場合には(S510:Yes)、押鍵された鍵のノートナンバがスプリットポイント以上であるか(ノートナンバ≧スプリットポイント)、即ち、押鍵された鍵が高音側(上鍵域)の鍵に属するかを確認する(S511)。S511の処理により確認した結果、押鍵された鍵が高音側の鍵に属さない場合には(S511:No)、無効な押鍵であるので、S509へ戻り、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、再度押鍵されるのを待機する。
一方、S511の処理により確認した結果、押鍵された鍵が高音側の鍵に属していれば(S511:Yes)、ノートナンバにOctShiftRを加算した値を変数ABufとし(S512)、発音処理にて、変数ABufに対応する音高の発音を行い(S513)、変数ABufと、S504の処理の結果として得られた変数QBufとが等しいか、即ち、出題された音高と解答された音高とが等しいかを確認する(S514)。
S514の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しくなければ、即ち、解答者による解答が誤答であった場合には(S514:No)、解答数カウンタ(図示せず)に1加算し(S518)、変数ABufから変数QBufを差し引くことによって、出題された音高と解答された音高との誤差を取得し(S519)、得られた誤差に応じたガイダンス画面をディスプレイ6cに表示し(S520)、S508の処理へ移行する。なお、ツインピアノの実行形式が「譜面を見て」である場合には、S520の処理の結果、例えば、画面60D(図4(d)参照)がディスプレイ6cに表示される。
一方で、S514の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しければ、即ち、解答者による解答が正答であった場合には(S514:Yes)、解答時間カウンタ及び解答数カウンタの値に基づいて高音側の得点を算出する(S515)。なお、解答時間カウンタ及び解答数カウンタの値に基づいて得点を算出する場合には、解答時間の値が小さい程得点が高く、また、解答数カウンタの値が小さい程得点が高くなるように得点を算出する。
S515の処理後、算出した得点を高音側得点メモリ(図示せず)に記憶し(S516)、高音側得点メモリに記憶されている得点をディスプレイ6cに表示し(S517)、S521(図6参照)の処理へ移行する。なお、S517の処理の結果、例えば、画面60E(図4(e)参照)のような得点表示画面がディスプレイ6cに表示される。
S521では、次の出題者として予め設定されている鍵域側(本実施の形態では、高音側)のユーザに対して押鍵による出題を促す画面をディスプレイ6cに表示する(S521)。
S521の処理後、押鍵があったかを確認し(S522)、押鍵がなければ(S522:No)、再度S522の処理を実行し、押鍵があるまでS523以降の処理の実行を待機する。
S522の処理により確認した結果、押鍵があった場合には(S522:Yes)、押鍵された鍵のノートナンバがスプリットポイント以上であるか(ノートナンバ≧スプリットポイント)、即ち、押鍵された鍵が高音側(上鍵域)の鍵に属するかを確認する(S523)。S523の処理により確認した結果、押鍵された鍵が高音側の鍵に属さない場合には(S523:No)、無効な押鍵であるので、S522へ戻り、再度押鍵されるのを待機する。
一方、S523の処理により確認した結果、押鍵された鍵が高音側の鍵に属していれば(S523:Yes)、ノートナンバにOctShiftRを加算した値を変数QBufとし(S524)、発音処理にて、変数QBufに対応する音高の発音を行い(S525)、出題画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示する(S526)。なお、このS506の処理は、ユーザが、画面60A(図4(c)参照)から実行形式として「譜面を見て」を選択した場合に実行される処理であり、変数QBufに対応する音高が、画面右側に表示された窓に譜面に音符として表示される。一方、実行形式として「音を聴いて」が選択された場合には、S526の処理はスキップされる。
S526の処理後、RAM4内に設けられている解答時間カウンタ、解答数カウンタ、及び低音側得点メモリ(いずれも図示せず)を0に初期化し(S527)、今回の解答者側として設定されている鍵域側(本実施形態では、低音側)のユーザに対して押鍵による解答を促す画面をディスプレイ6cに表示する(S528)。ツインピアノの実行形式が「譜面を見て」に対応する形式である場合には、S528の処理の結果、例えば、画面60C(図4(c)参照)に対応する画面(画面左側の窓の表示内容と画面右側の窓の表示内容とが入れ替わった画面)がディスプレイ6cに表示される。
S528の処理後、解答時間カウンタ(図示せず)に1加算し(S529)、押鍵があったかを確認し(S530)、押鍵がなければ(S530:No)、再度S529へ戻り、押鍵があるまで、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、S531以降の処理の実行を待機する。
S530の処理により確認した結果、押鍵があった場合には(S530:Yes)、押鍵された鍵のノートナンバがスプリットポイント未満か(ノートナンバ<スプリットポイント)、即ち、押鍵された鍵が低音側(下鍵域)の鍵に属するかを確認する(S531)。S531の処理により確認した結果、押鍵された鍵が低音側の鍵に属さない場合には(S531:No)、無効な押鍵であるので、S529へ戻り、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、再度押鍵されるのを待機する。
一方、S531の処理により確認した結果、押鍵された鍵が低音側の鍵に属していれば(S531:Yes)、ノートナンバにOctShiftLを加算した値を変数ABufとし(S532)、発音処理にて、変数ABufに対応する音高の発音を行い(S533)、変数ABufと、S524の処理の結果として得られた変数QBufとが等しいか、即ち、出題された音高と解答された音高とが等しいかを確認する(S534)。
S534の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しくなければ、即ち、解答者による解答が誤答であった場合には(S534:No)、解答数カウンタ(図示せず)に1加算し(S539)、変数ABufから変数QBufを差し引くことによって、出題された音高と解答された音高との誤差を取得し(S540)、得られた誤差に応じたガイダンス画面をディスプレイ6cに表示し(S541)、S508の処理へ移行する。なお、ツインピアノの実行形式が「譜面を見て」に対応する形式である場合には、S541の処理の結果、画面60D(図4(d)参照)に対応する画面(画面左側の窓の表示内容と画面右側の窓の表示内容とが入れ替わった画面)のような画面がディスプレイ6cに表示される。
一方で、S534の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しければ、即ち、解答者による解答が正答であった場合には(S534:Yes)、S515と同様の採点方式によって、解答時間カウンタ及び解答数カウンタの値に基づき低音側の得点を算出する(S535)。
S535の処理後、算出した得点を低音側得点メモリ(図示せず)に記憶し(S536)、低音側得点メモリに記憶されている得点を表示する画面60E(図4(e))のような得点表示画面をディスプレイ6cに表示する(S537)。
S537の処理後、高音側得点メモリ及び低音側得点メモリに記憶されている値に基づいて勝敗を決定し、その結果を示す結果画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示し(S538)、このツインピアノゲーム処理を終了する。
以上説明した通り、この第1実施形態の電子楽器1によれば、モード切替ボタン6aをオンすることによって分割モードに切り替えたことによってツインピアノゲーム処理が実行されると、高音側(上鍵域)と低音側(下鍵域)とに分割された鍵盤5において、一方の鍵域が出題側の鍵域として選定され、その選定された鍵域内の鍵の押鍵によって音高が、発音と音符表示との両方、又は発音のみによって出題される。
そのように音高が出題された後、出題側とは異なる鍵域(出題が低音側であれば高音側)で鍵が解答として押鍵された場合に、解答として押鍵された鍵の音高と出題された音高とが一致するか、即ち、解答が正答であるかが評価され、解答が正答であると評価された場合には、解答時間と解答回数とに応じた得点(成績)が表示される。
また、解答が正答であると評価された場合には、続いて、先に出題した鍵域とは異なる鍵域が出題側の鍵域として選定され、かかる選定された鍵域の押鍵と、その押鍵に対する出題側とは異なる鍵域の押鍵とが行われ、解答が正答であると評価された場合には、解答時間と解答回数とに応じた得点が表示される。そして、先に解答した側の得点及び後に解答した側の得点(高音側の得点及び低音側の得点)を比較し勝敗を決定する。
よって、第1実施形態の電子楽器1で実行されるツインピアノゲームによれば、分割された鍵域において出題側と解答側が適宜入れ替わることにより、ゲーム感覚で聴音や譜面による読譜の学習をすることができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができる。その結果、効率的に聴音又は読譜を学習させることができるのである。
また、正答時に与えられる得点(成績)は、出題から正答が得られるまでの時間に応じて決定されるので、聴音又は読譜によって反射的な解答を行うことができるようになるための学習として有効である。同様に、正答時に与えられる得点(成績)は、出題から正答が得られるまでの解答回数にも依存するので、誤答しないように緊迫感をもってゲーム及び学習に挑むことができる。
また、解答が誤答であった場合には、正答と誤答との差分に基づくガイダンス画面(例えば、画面60D(図4(d)参照))が表示されるので、解答者はガイダンス画面を参照しつつ、自身の聴音力又は読譜力の質をより高めていくことができる。
なお、本実施形態の電子楽器1は、モード切替スイッチ6aをオンしたことによって鍵盤5がスプリットポイントを境界として高音側(上鍵域)と低音側(下鍵域)とに分割されるように構成したが、かかるスプリットポイントは適宜変更可能に構成されている。
具体的には、モード切替スイッチ6aがオンされると、まず、ディスプレイ6cに押鍵を指示する画面(図示せず)を表示し、その指示に従ってユーザが押下した鍵盤5の鍵をスプリットポイントとして設定する。なお、本実施形態では、スプリットポイントは上鍵域の最も低い鍵である。例えば、音高C4の鍵が押下された場合には、C4がスプリットポイントに設定され、最低鍵からB4までが下鍵域として設定され、C4から最高鍵までが上鍵域として設定される。
本実施形態では、上述のようにスプリットポイントが設定されると、設定されたモードの名称やスプリットポイントをディスプレイ6cに表示する。次いで、画面60A(図4(a)参照)がディスプレイ6cに表示され、ユーザによって実行形式が選択されると上述したツインピアノゲーム処理(図5及び図6)が実行される。その際、S504,S532の処理により低音側(下鍵域)で押鍵された鍵のノートナンバをシフトする場合に使用されるシフト値(OctShiftL)、及び、S512,S524の処理により高音側(上鍵域)で押鍵された鍵のノートナンバをシフトする場合に使用されるシフト値(OctShiftR)は、シフトテーブル3aを参照し、設定されたスプリットポイントに応じたシフト値が取得される。
次に、図7及び図8を参照して、本発明における電子楽器1の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態の電子楽器1は、上述した第1実施形態とツインピアノゲーム処理の内容が異なるが、その他の構成は上述した第1実施形態と同一である。よって、第2実施形態の電子楽器1を説明する上で、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図7及び図8は、第2実施形態の電子楽器1のCPU2において実行されるツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。この第2実施形態のツインピアノゲーム処理もまた、上述した第1実施形態のツインピアノゲーム処理と同様に、モード切替スイッチ6aをオンにした後、ユーザが、ディスプレイ6cに表示された画面60A(図4(a)参照)において「音を聴いて」と書かれているエリアか「譜面を見て」と書かれているエリアかのいずれかを選択すると起動する。
図7に示すように、第2実施形態のツインピアノゲーム処理では、まず、RAM4内に設けられている高音側合計点カウンタ、低音側合計点カウンタ、出題回数カウンタ(いずれも図示せず)を0に初期化し(S701)、乱数を発生し(S702)、発生された乱数を変数QBufとする(S703)。
S703の処理後、変数QBufの値が低音側及び高音側で発音可能な範囲となるように丸め込みを行い(S704)、発音処理にて、変数QBufに対応する音高の発音を行う(S705)。即ち、本実施形態のツインピアノゲーム処理では、電子楽器1が出題者となる。
S705の処理後、ユーザに対して押鍵による解答を促す画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示する(S706)。なお、ツインピアノの実行形式が「譜面を見て」である場合には、S705の処理の結果として表示される画面には、出題された音高を音符として記載した譜面が含まれる。
S706の処理後、RAM4内に設けられている解答時間カウンタ、高音解答数カウンタ、及び低音解答数カウンタ(いずれも図示せず)を0に初期化し(S707)、次いで、RAM4内に設けられている低音側解答フラグ(図示せず)をオフに初期化する(S708)。
S708の処理後、解答時間カウンタ(図示せず)に1加算し(S709)、押鍵があったかを確認し(S710)、押鍵がなければ(S710:No)、再度S709へ戻り、押鍵があるまで、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、S711以降の処理の実行を待機する。
S710の処理により確認した結果、押鍵があった場合には(S710:Yes)、押鍵された鍵のノートナンバがスプリットポイント未満であるか(ノートナンバ<スプリットポイント)を確認する(S711)。
S711の処理により確認した結果、押鍵されたノートナンバがスプリットポイント未満、即ち、押鍵された鍵が低音側の鍵に属している場合には(S711:Yes)、低音側解答数カウンタ(図示せず)に1加算し(S712)、低音側解答フラグ(図示せず)をオンし(S713)、ノートナンバにOctShiftLを加算した値を変数ABufとする(S714)。
S714の処理後、発音処理にて、変数ABufに対応する音高の発音を行い(S715)、変数ABufと、S704の処理の結果として得られた変数QBufとが等しいか、即ち、出題された音高と解答された音高とが等しいかを確認する(S716)。
S716の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しくなければ、即ち、解答者による解答が誤答であった場合には(S716:No)、S709の処理へ移行し、解答時間カウンタを逐次加算しつつ、次の押鍵(次の解答)があるのを待機する。
また、S711の処理により確認した結果、押鍵されたノートナンバがスプリットポイント以上、即ち、押鍵された鍵が高音側の鍵に属している場合には(S711:No)、高音側解答数カウンタ(図示せず)に1加算し(S717)、低音側解答フラグ(図示せず)をオフし(S718)、ノートナンバにOctShiftRを加算した値を変数ABufとする(S719)。
S719の処理後、S715の処理へ移行する。よって、S716の処理により、出題された音高と解答された音高とが等しい、即ち、解答者による解答が正答であることが確認されるまで、S709〜S719の処理が繰り返され、正答が得られるまでの時間と正答が得られるまでの解答数とが、それぞれ、解答時間カウンタと低音側解答数カウンタ及び高音側解答数カウンタとにより計数される。そして、S716の処理により確認した結果、出題された音高と解答された音高とが等しい場合には(S716)、S720(図8参照)の処理へ移行し、低音側解答フラグがオンであるかを確認する(S720)。
S720の処理により確認した結果、低音側解答フラグがオン、即ち、正答を得たのが低音側のユーザであれば(S720:Yes)、解答時間カウンタ及び低音側解答数カウンタの値に基づいて低音側の得点を算出する(S721)。なお、解答時間カウンタ及び低音側解答数カウンタの値に基づいて得点を算出する場合には、解答時間の値が小さい程得点が高く、また、低音側解答数カウンタの値が小さい程得点が高くなるように得点を算出する。
S721の処理後、低音側の正答である旨と算出された得点とを含む画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示し(S722)、低音側合計点メモリ(図示せず)に記憶されている値にS721において算出された得点を加算し、S724の処理へ移行する。
一方で、S720の処理により確認した結果、低音側解答フラグがオフ、即ち、正答を得たのが高音側のユーザであれば(S720:No)、S721と同様の採点方式によって、解答時間カウンタ及び高音側解答数カウンタの値に基づき高音側の得点を算出する(S726)。
S726の処理後、高音側の正答である旨と算出された得点とを含む画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示し(S727)、高音側合計点メモリ(図示せず)に記憶されている値にS726において算出された得点を加算し、S724の処理へ移行する。
S724の処理では、出題回数カウンタ(図示せず)が2であるかを確認する(S724)。S724の処理により確認した結果、出題回数カウンタが2でなければ(S724:No)、出題回数カウンタに1加算し(S729)、S702(図7参照)の処理へ移行し、第n回目(n=2又は3)の出題が行われる。
一方で、S724の処理により確認した結果、出題回数カウンタが2であれば(S724:Yes)、3回の出題及び解答が終了したので、高音側合計点メモリ及び低音側合計点メモリに記憶されている値に基づいて勝敗を決定し、その結果を示す結果画面(図示せず)をディスプレイ6cに表示し(S725)、このツインピアノゲーム処理を終了する。
以上説明した通り、この第2実施形態の電子楽器1によれば、分割モード(ツインピアノゲーム)において、電子楽器1による音高の出題が、発音と音符表示との両方、又は発音のみによって行われた後、鍵盤5の分割によって得られた2つの鍵域、即ち、高音側(上鍵域)及び低音側(下鍵域)の両鍵域のうち、いずれの鍵域が早く正答を得るかを競い合い、早く正答を得た鍵域がディスプレイ6cの表示によって報知される。
このように、第2実施形態の電子楽器1によれば、各解答者同士に出題してから正答を得るまでの早さを競わせることにより、ゲーム感覚で聴音や譜面による読譜の学習をすることができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができる。その結果、効率的に聴音又は読譜を学習させることができるのである。
また、1題の出題毎に勝敗を決めるだけでなく、最終的な勝敗を複数題の出題に対する解答の合計点から決めることにより、よりゲーム性が高まり、学習する者の興味を確実に維持させることができる。
次に、本発明における電子楽器1の第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態の電子楽器1は、上述した第1及び第2実施形態とツインピアノゲーム処理の内容が異なるが、その他の構成は上述した第1及び第2実施形態と同一である。よって、第3実施形態の電子楽器1を説明する上で、上述した第1及び第2実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
この第3実施形態の電子楽器1のCPU2において実行されるツインピアノゲーム処理の概要は、鍵盤5における高音側(上鍵域)又は低音側(下鍵域)の一方の鍵域が解答側の鍵域として選定され、電子楽器1により出題される問題に対する解答を行う。そして、正答が得られた後、他方の鍵域が解答側の鍵域として選定され、電子楽器1により新たに出題される問題に対する解答を行うものである。
具体的な処理としては、第1実施形態の電子楽器1で実行されるツインピアノゲーム処理(図5及び図6)における出題に係るS501〜S506処理及びS521〜S526の処理を、第2実施形態の電子楽器1で実行されるツインピアノゲーム処理(図7及び図8)における出題に係るS701〜S705の処理に置換すればよい。
よって、この第3実施形態の電子楽器1によれば、分割モード(ツインピアノゲーム)において、電子楽器1による音高の出題が、発音と音符表示との両方、又は発音のみによって行われる。
一方で、高音側(上鍵域)と低音側(下鍵域)とに分割された鍵盤5において、一方の鍵域が解答側の鍵域として選定されており、その選定された鍵域で鍵が解答として押鍵された場合に、解答として押鍵された鍵の音高と出題された音高とが一致するか、即ち、解答が正答であるかが評価され、解答が正答であると評価された場合には、解答時間と解答回数とに応じた得点(成績)が表示される。
また、解答が正答であると評価された場合には、続いて、先に解答した鍵域とは異なる鍵域が解答側の鍵域として選定され、電子楽器1による出題と、その押鍵に対する解答側の鍵域の押鍵とが行われ、解答が正答であると評価された場合には、解答時間と解答回数とに応じた得点が表示される。そして、先に解答した側の得点及び後に解答した側の得点(高音側の得点及び低音側の得点)を比較し勝敗を決定する。
このように、第3実施形態の電子楽器1で実行されるツインピアノゲームによれば、分割された鍵域において解答側を適宜交替させることにより、ゲーム感覚で聴音や譜面による読譜の学習をすることができ、学習する者の興味を維持させることができると共に、競争意識によって互いに切磋琢磨しつつ学習を行うことができる。その結果、効率的に聴音又は読譜の学習をさせることができる。
ここで、変数QBufの値を丸め込む場合には(S704に対応するステップ)、低音側に出題する場合には、低音側(下鍵域)における全鍵域で発音可能な範囲となるように丸め込みを行い、一方で、高音側に出題する場合には、高音側(上鍵域)における全鍵域で発音可能な範囲となるように丸め込みを行う。
本実施形態の電子楽器1は、上述した第1実施形態の電子楽器1と同様に、低音側の鍵域において発音可能な範囲(低音側の鍵域に含まれる全ての鍵)及び高音側の鍵域において発音可能な範囲(高音側の鍵域に含まれる全ての鍵)は、スプリットポイントの設定位置によって各々異なるように設定することができる。そのため、低音側の鍵域と高音側の鍵域とにおいて発音可能な範囲がそれぞれ異なるようにスプリットポイントを設定することにより、低音側の解答者に対する出題範囲と高音側の解答者に対する出題範囲とを相違させることができる。
よって、本実施形態の電子楽器1によれば、スプリットポイントの設定位置に応じて分割された各鍵域の出題範囲を相違させることができるので、例えば、初心者と上級者とがツインピアノゲームを行う場合に、初心者に発音範囲の狭い方の鍵域を与え、上級者には発音範囲の広い方の鍵域を与えることにより、初心者の出題範囲を上級者より狭い出題範囲とすることができ、レベルに応じた効率的な聴音又は読譜の学習をさせることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施形態では、鍵盤5を高音側(上鍵域)と低音側(下鍵域)との2つの鍵域に分割し、各鍵域にそれぞれユーザが配置し、互いに出題者又は解答者となってツインピアノゲームを行う構成としたが、互いに通信可能に接続された2台の電子楽器を用いて上述したツインピアノゲームを行う構成であってもよい。2台の電子楽器を用いてツインピアノゲームを行う場合には、一方の電子楽器(第1の電子楽器)を演奏する第1のユーザと、他方の電子楽器(第2の電子楽器)を演奏する第2のユーザとが、互いに出題者又は解答者になる構成とすればよい。
具体的には、例えば、出題者となった第1のユーザが第1の電子楽器の鍵盤を操作した際のノートナンバを第2の電子楽器へ入力させ、かかる第2の電子楽器の制御装置(例えば、CPU)による処理によって、発音又は音符表示させる。解答者となった第2のユーザは、かかる出題がされると、第2の電子楽器の鍵盤を操作することによって解答する。そして、解答時に第2の電子楽器の鍵盤の操作によって入力されたノートナンバと、問題として先に第1の電子楽器から入力されたノートナンバとを、かかる第2の電子楽器の制御装置(例えば、CPU)による処理によって比較し、正答であると評価された場合には、出題者と解答者とを入れ替える。
あるいは、互いに通信可能に接続された2台の電子楽器を用いてツインピアノゲームを行う場合には、例えば、第1の電子楽器により問題として機械的に発生した音高を、第1の電子楽器及び第2の電子楽器の両方から発音又は音符表示として同時に出力し、第1の電子楽器を操作する第1のユーザと、第2の電子楽器を操作する第2のユーザとで、解答する早さを競うように構成してもよい。
また、互いに通信可能に接続された2台の電子楽器を用いてツインピアノゲームを行う場合には、例えば、第1の電子楽器により問題として機械的に発生した音高を、第1の電子楽器又は第2の電子楽器のうち、解答側として選択されたいずれか一方の電子楽器において発音又は音符表示として出力する構成であってもよい。この場合、出力された側の電子楽器を操作するユーザが解答し、正答であった場合に、解答する側を他方の電子楽器に変更する。
あるいは、1の電子楽器の鍵盤と、かかる電子楽器にMIDI(Musical Instrument Digital Interface)などによって接続された別の鍵盤とを用いてツインピアノゲームを行う構成や、コンピュータにMIDIなどで1つの鍵盤を接続し、かかる鍵盤を2つに分割することによってツインピアノゲームを行う構成や、コンピュータにMIDIなどで2つの鍵盤を接続し、これらの2つの鍵盤を用いてツインピアノゲームを行う構成などであってもよい。
また、上記第1実施形態では、出題側が1つの問題を出題した後、解答側が出題された問題に正答した場合に、出題側の鍵域と解答側の鍵域とが自動的に入れ替わるように構成したが、入れ替わりのタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、出題側が1つの問題を出題した後、解答側が出題された問題に正答する前に所定回数の誤答をした場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。または、出題側が1つの問題を出題した後、解答側が出題された問題に正答したことを1セットとして、かかるセットが複数セット行われた場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。あるいは、出題側が1つの問題を出題した後、解答側が出題された問題に正答するか、正答前に所定回数の誤答をしたことを1セットとして、かかるセットが複数セット行われた場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。なお、出題側が出題可能な出題数は、分割された各鍵域で異なっていてもよい。あるいは、出題側が1つの問題を出題した後、所定時間経過したことを検知した場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。
同様に、上記第3実施形態では、解答側が入れ替わるタイミングは、解答側が出題された問題に正答した場合に、出題側の鍵域と解答側の鍵域とが自動的に入れ替わるように構成したが、入れ替わりのタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、解答側が出題された問題に正答する前に所定回数の誤答をした場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。または、1つの問題が出題された後、解答側が出題された問題に正答することを1セットとして、かかるセットが複数セット行われた場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。あるいは、1つの問題が出題された後、解答側が出題された問題に正答するか、正答前に所定回数の誤答をしたことを1セットとして、かかるセットが複数セット行われた場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。なお、解答側が電子楽器1より出題される問題数は、分割された各鍵域で異なっていてもよい。あるいは、出題側が1つの問題を出題した後、所定時間経過したことを検知した場合に自動的に入れ替わるように構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、高音側及び低音側の両鍵域のうち、早く正答を得た鍵域がディスプレイ6cの表示によって報知されるように構成したが、時間切れなどによって勝敗が決定されない場合には、その結果をディスプレイ6cの表示によって報知するように構成してもよい。
また、上記第2実施形態では、1題の出題毎に勝敗を決めるだけでなく、最終的な勝敗を複数題の出題に対する解答の合計点から決める構成としているが、かかる構成を第1及び第2実施形態に採用してもよい。
また、上記第1及び第3実施形態では、解答が誤答であった場合には、正答と誤答との差分に基づくガイダンス画面をディスプレイ6cに表示する構成としているが、かかる構成を第2実施形態に採用してもよい。
また、上記した各実施形態では、音当てゲームで音高が一致した場合を正答としたが、これに限定されるものではなく、出題された音高に対して所定量だけ低い又は高い音(例えば、出題された音高の1オクターブ下の音や、出題された音高より5度上の音)を正答とするような構成であってもよい。
また、上記した各実施形態では、分割モードによって実行されるツインピアノゲームを1音による音当てゲームとして構成したが、これに限定されるものではなく、1音を所定のリズムで出題し、解答者もまた出題されたリズムで押鍵するリズム当てゲームとして構成してもよい。また、同時に押鍵された複数音から構成される和音を出題し、解答者もまた和音を押鍵することによって解答する和音当てゲームの構成であってもよい。また、時系列に順次押鍵された複数音から構成されるフレーズを出題し、解答者もまたフレーズを演奏することによって解答するフレーズ当てゲームの構成であってもよい。なお、かかるフレーズは、各音が単一の音長から構成されたものに限らず、種々の音長から構成されたものであってもよい。
また、上記した各実施形態では、実行形式として「譜面を見て」が選択された場合には、発音と音符表示との両方による出題がされる構成としたが、「譜面を見て」が選択された場合には、音符表示のみによる出題がされるように構成してもよい。
また、上記した各実施形態では、出題形式として、上記した音符表示を用いた出題と、発音のみによる出題を例示したが、これら以外に、音名の表示や、コード認識によるコード名表示などを採用してもよい。また、これらの種々の出題形式は、場合に応じて(例えば、鍵域やレベルに応じて)それぞれ異なるような構成であってもよい。
また、上記各実施形態では、解答が正答であると評価された場合には、解答時間と解答回数とに応じた得点をディスプレイ6に表示するように構成したが、音声出力による報知であってもよい。また、いずれの鍵域が勝者したかについて、区別可能な音による報知を行うように構成してもよい。
本発明の第1実施形態における電子楽器の構成を示したブロック図である。 シフトテーブルの構成を示す模式図である。 操作パネルを示す模式図である。 ツインピアノゲームの実行中にディスプレイに表示される代表的な画面の模式図である。 ツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。 ツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のツインピアノゲーム処理を示すフローチャートである。
1 電子楽器
6a モード切替スイッチ(分割モード指示手段)

Claims (4)

  1. 少なくとも音高情報を有する第1の演奏情報を入力する演算処理装置である第1入力手段および少なくとも音高情報を有する第2の演奏情報を入力する演算処理装置である第2入力手段と、
    前記第1入力手段に入力された第1の演奏情報を出題演奏情報とし、その第1の演奏情報が入力された後に、前記第2入力手段に入力された第2の演奏情報を解答演奏情報とする第1のモードと、前記第2入力手段に入力された第2の演奏情報を出題演奏情報とし、その第2の演奏情報が入力された後に、前記第1入力手段に入力された第1の演奏情報を解答演奏情報とする第2のモードとを切り替えるモード切替手段と、
    そのモード切替手段により第1のモードまたは第2のモードに設定されている場合に、前記第1入力手段および前記第2入力手段に入力された前記出題演奏情報及び前記解答演奏情報、前記第1入力手段および前記第2入力手段による前記出題演奏情報もしくは前記解答演奏情報の入力回数、又は、前記第1入力手段もしくは前記第2入力手段により前記出題演奏情報が入力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段と、
    その条件判定手段により前記条件が満足されたと判定された場合に、前記モード切替手段により設定されているモードを切り替えるように制御する制御手段とを備えていることを特徴とする演奏情報処理装置。
  2. 演奏者によって操作される複数の演奏操作子を含む所定の演奏領域を、第1の領域とその第1の領域とは異なる第2の領域であって、その第2の領域に含まれる演奏操作子に基づいて、前記第1の領域の演奏操作子に基づいて指定される音高情報と同一の音高情報を指定可能な領域とに分割する分割モードを指示する分割モード指示手段と、
    その分割モード指示手段により分割モードが指示された場合に、前記第1の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を前記第1の演奏情報として出力し、前記第2の領域の演奏操作子に基づいて指定された音高情報を有する演奏情報を第2の演奏情報として出力する演奏情報出力手段を備えることを特徴とする請求項1記載の演奏情報処理装置。
  3. 複数の演奏操作子を含む所定の演奏領域を、第1の領域とその第1の領域とは異なる第2の領域とに分割する分割モードを指示する分割モード指示手段と、
    その分割モード指示手段により指示された分割モードにおいて、前記第1の領域又は前記第2の領域のいずれかを選定する領域選定手段と、
    その領域選定手段により選定された領域に含まれる演奏操作子によって指定可能な音高情報を少なくとも含む演奏情報を、出題演奏情報として出力する出題演奏情報出力手段と、
    前記出題演奏情報出力手段により前記出題演奏情報が出力された後に前記領域選定手段により選定されている領域に属する演奏操作子が操作された場合に、その操作された演奏操作子が指定する音高情報を少なくとも含む演奏情報を解答演奏情報として取得する解答演奏情報取得手段と、
    その解答演奏情報取得手段により取得された前記解答演奏情報及び前記出題演奏情報出力手段により出力された前記出題演奏情報、前記解答演奏情報取得手段による前記解答演奏情報の取得回数もしくは前記出題演奏情報出力手段による前記出題演奏情報の出力回数、又は、前記出題演奏情報出力手段により前記出題演奏情報が出力されてからの経過時間に基づき、予め規定されている条件が満足されたか否かを判定する条件判定手段とを備え、
    前記領域選定手段は、前記条件判定手段により前記条件が満足されたと判定された場合に、現在選定されている領域とは異なる領域を新たに選定することを特徴とする演奏情報処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の演奏情報処理装置と、
    所定の演奏領域に配置されている複数の演奏操作子とを備えていることを特徴とする電子楽器。
JP2006310101A 2006-11-16 2006-11-16 演奏情報処理装置及び電子楽器 Expired - Fee Related JP5351380B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310101A JP5351380B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 演奏情報処理装置及び電子楽器
US11/941,030 US7888579B2 (en) 2006-11-16 2007-11-15 Electronic musical instrument and performance control program systems and methods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310101A JP5351380B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 演奏情報処理装置及び電子楽器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008129044A JP2008129044A (ja) 2008-06-05
JP2008129044A5 JP2008129044A5 (ja) 2010-01-07
JP5351380B2 true JP5351380B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=39415636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006310101A Expired - Fee Related JP5351380B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 演奏情報処理装置及び電子楽器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7888579B2 (ja)
JP (1) JP5351380B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7459624B2 (en) 2006-03-29 2008-12-02 Harmonix Music Systems, Inc. Game controller simulating a musical instrument
US20080200224A1 (en) * 2007-02-20 2008-08-21 Gametank Inc. Instrument Game System and Method
US8678896B2 (en) 2007-06-14 2014-03-25 Harmonix Music Systems, Inc. Systems and methods for asynchronous band interaction in a rhythm action game
US8678895B2 (en) 2007-06-14 2014-03-25 Harmonix Music Systems, Inc. Systems and methods for online band matching in a rhythm action game
JP5640308B2 (ja) * 2008-03-19 2014-12-17 カシオ計算機株式会社 演奏装置及び演奏処理のプログラム
US9120016B2 (en) * 2008-11-21 2015-09-01 Ubisoft Entertainment Interactive guitar game designed for learning to play the guitar
US8449360B2 (en) 2009-05-29 2013-05-28 Harmonix Music Systems, Inc. Displaying song lyrics and vocal cues
US7982114B2 (en) * 2009-05-29 2011-07-19 Harmonix Music Systems, Inc. Displaying an input at multiple octaves
US8076564B2 (en) * 2009-05-29 2011-12-13 Harmonix Music Systems, Inc. Scoring a musical performance after a period of ambiguity
US20100304810A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Harmonix Music Systems, Inc. Displaying A Harmonically Relevant Pitch Guide
US8026435B2 (en) * 2009-05-29 2011-09-27 Harmonix Music Systems, Inc. Selectively displaying song lyrics
US7923620B2 (en) * 2009-05-29 2011-04-12 Harmonix Music Systems, Inc. Practice mode for multiple musical parts
US7935880B2 (en) 2009-05-29 2011-05-03 Harmonix Music Systems, Inc. Dynamically displaying a pitch range
US8080722B2 (en) * 2009-05-29 2011-12-20 Harmonix Music Systems, Inc. Preventing an unintentional deploy of a bonus in a video game
US20100304811A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Harmonix Music Systems, Inc. Scoring a Musical Performance Involving Multiple Parts
US8017854B2 (en) * 2009-05-29 2011-09-13 Harmonix Music Systems, Inc. Dynamic musical part determination
US8465366B2 (en) 2009-05-29 2013-06-18 Harmonix Music Systems, Inc. Biasing a musical performance input to a part
US8378194B2 (en) 2009-07-31 2013-02-19 Kyran Daisy Composition device and methods of use
WO2011056657A2 (en) 2009-10-27 2011-05-12 Harmonix Music Systems, Inc. Gesture-based user interface
US8702485B2 (en) 2010-06-11 2014-04-22 Harmonix Music Systems, Inc. Dance game and tutorial
US9981193B2 (en) 2009-10-27 2018-05-29 Harmonix Music Systems, Inc. Movement based recognition and evaluation
US8550908B2 (en) 2010-03-16 2013-10-08 Harmonix Music Systems, Inc. Simulating musical instruments
US9358456B1 (en) 2010-06-11 2016-06-07 Harmonix Music Systems, Inc. Dance competition game
US8562403B2 (en) 2010-06-11 2013-10-22 Harmonix Music Systems, Inc. Prompting a player of a dance game
US9024166B2 (en) 2010-09-09 2015-05-05 Harmonix Music Systems, Inc. Preventing subtractive track separation
JP2013174771A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Yamaha Corp 電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラム
CN103730106B (zh) * 2014-01-13 2017-03-22 得理乐器(珠海)有限公司 一种电子乐器智能学习控制方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938986U (ja) * 1982-09-06 1984-03-12 ヤマハ株式会社 音楽ゲ−ム装置
JPH0252390A (ja) 1988-08-15 1990-02-21 Fujitsu Ltd 演奏練習装置
JP2932557B2 (ja) 1990-01-18 1999-08-09 ヤマハ株式会社 教習用電子機器
JP2600963B2 (ja) 1990-03-26 1997-04-16 ヤマハ株式会社 電子楽器の教習装置および教習方法
JPH0429288A (ja) 1990-05-25 1992-01-31 Casio Comput Co Ltd 電子楽器システムおよびこの電子楽器システム用電子楽器
JP3586754B2 (ja) 1995-07-21 2004-11-10 カシオ計算機株式会社 演奏教習装置
JP4003853B2 (ja) 1998-07-06 2007-11-07 株式会社河合楽器製作所 電子楽器
JP4151189B2 (ja) * 2000-03-06 2008-09-17 ヤマハ株式会社 音楽ゲーム装置及び方法並びに記憶媒体
JP2001276422A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Namco Ltd 音楽演奏ゲーム機
JP2002301262A (ja) 2001-04-06 2002-10-15 Data East Kk 音楽を利用したゲーム装置並びにそのためのコンピュータ・プログラム及びプログラム記憶媒体
US7174510B2 (en) * 2001-10-20 2007-02-06 Hal Christopher Salter Interactive game providing instruction in musical notation and in learning an instrument
JP3578273B2 (ja) * 2002-02-22 2004-10-20 コナミ株式会社 キーボードゲームプログラムにおける汎用キーボード設定プログラム
US20060130641A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-22 Roland Corporation Apparatus and method for providing a twin piano function

Also Published As

Publication number Publication date
US7888579B2 (en) 2011-02-15
JP2008129044A (ja) 2008-06-05
US20080115657A1 (en) 2008-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351380B2 (ja) 演奏情報処理装置及び電子楽器
US6410836B2 (en) On-key indication technique
JP4094236B2 (ja) 演奏支援装置、演奏支援方法及び同方法をコンピュータで実現させる演奏支援プログラム
JPH043355Y2 (ja)
US7321094B2 (en) Electronic musical instrument
EP1302927B1 (en) Chord presenting apparatus and method
JP2000288254A (ja) ゲーム装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7309827B2 (en) Electronic musical instrument
JPH10187022A (ja) 音楽教習システム、音楽教習方法、及び同方法を実現するためのプログラムを記録した記録媒体
JP2001066982A (ja) 演奏練習装置、鍵盤楽器および運指練習装置
JP4361327B2 (ja) 電子楽器の演奏評価装置
JP4626830B2 (ja) ゲーム装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2011081400A (ja) 鍵盤楽器
JP4185991B2 (ja) 指動音楽演奏装置
JPH1078751A (ja) 音楽学習装置及び音楽学習方法
JP6861933B2 (ja) 音あてクイズシステム、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体
JPH06301333A (ja) 演奏教習装置
JPH05142984A (ja) 電子楽器
JP3964504B2 (ja) 音楽学習装置及び音楽学習方法
JPH04199083A (ja) 楽器演奏練習装置
JP2006251821A (ja) 演奏支援装置、演奏支援方法及び同方法をコンピュータで実現させる演奏支援プログラム
JP4457413B2 (ja) ゲーム装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3704824B2 (ja) 鍵盤楽器の運指パターン決定装置およびメロディ決定装置
JP4457199B2 (ja) コード表示方法
JP2005049421A (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5351380

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees