JP2932557B2 - 教習用電子機器 - Google Patents

教習用電子機器

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JP2932557B2 JP907690A JP907690A JP2932557B2 JP 2932557 B2 JP2932557 B2 JP 2932557B2 JP 907690 A JP907690 A JP 907690A JP 907690 A JP907690 A JP 907690A JP 2932557 B2 JP2932557 B2 JP 2932557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、音楽教習用電子楽器に係り、問題を出力
する親機および該問題に対して解答する子機に用いて好
適な教習用電子楽器に関する。
「従来の技術」 従来より、教習用電子楽器において、教師側の親機か
ら生徒側の子機へと問題を出し、生徒に解答させるもの
がある。このような教習用電子楽器では、さらに、上記
問題に対する生徒の解答内容について、正解か不正解か
を生徒に知らせるために、親機から子機へデータを送
り、正解の時は例えばピアノの音を、不正解の時は例え
ばドラムの音を子機側で発音させる。このように音の違
いによって生徒に正誤判断をさせている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の教習用電子楽器では、子機
における正誤判断の結果が単なる楽音で表されるため
に、生徒の学習意欲が持続せず、また、教師と生徒が対
話をしているような形式にならない。このため、従来の
教習用電子楽器では、学習者の学習効果が上がらず、教
育上好ましくないという問題を生じる。
この発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、学習者の学習意欲が低下することなく、学習効果を
向上させることができる教習用電子楽器を提供すること
を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上述した問題を解決するために、この発明では、第1
図に示すように、問題を出力する親機と前記問題に対し
て解答する子機とを備える教習用電子機器において、 前記親機は、複数の問題データおよびその正解データ
を記憶する第1の記憶手段(1)と、前記第1の記憶手
段より問題データおよび当該問題データに対応する正解
データを読み出す第1の読み出し手段(2)と、子機が
出力すべき単語音声の組み合わせを指定する組み合わせ
データを複数種類記憶する第2の記憶手段(3)と、子
機で入力された前記問題データに対応する解答データと
前記読み出された正解データとを比較する比較手段
(5)と、前記比較手段の比較結果に応じた組み合わせ
データを前記第2の記憶手段より読み出す第2の読み出
し手段(4)とを備え、 前記子機は、前記解答データを入力するための入力手
段と、所定の単語音声を出力するための単語音声波形デ
ータを複数記憶する第3の記憶手段(6)と、親機の前
記第2の読み出し手段より読み出された組み合わせデー
タに従って前記第3の記憶手段より単語音声波形データ
を読み出す第3の読み出し手段(7)と、前記第3の読
み出し手段により読み出された単語音声波形データに基
づいて音声を発音させる発音手段(8)とを備えたこと
を特徴とする。
「作用」 まず、親機側の第1の読出し手段は、第1の記憶手段
から問題およびその正解を読出し、該問題を子機に出力
する。子機側では、上記問題に対する解答を組織へ出力
する。次に、親機側では、比較手段において、上記解答
と上記正解とを比較し、その比較結果を第2の読出し手
段に出力する。該第2の読出し手段は、上記第1の読出
し手段が読出した問題および上記比較結果に基いて第2
の記憶手段から組み合わせデータを読出し、これを子機
へ出力する。子機側では、第3の読出し手段において、
上記親機側から供給された組み合わせデータに従って第
3の記憶手段から複数の単語の音声波形データを選択的
に読出し、この音声波形データを音声発生手段へ出力す
る。音声発生手段は、上記音声波形データに基づいて音
声を発音する。
「実施例」 次に図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
(A)実施例の構成. 第2図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、まず、親機について説明す
る。
(a)親機の構成. 10はCPU(中央演算装置)であり、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)11、ROM(リード・オンリ・メモリ)1
2などを用いて親機全体を制御する。RAM11には、各種デ
ータなどが記憶され、ROM12には、各種プログラムが記
憶されている。また、13は問題データメモリであり、こ
れには、例えばフロッピーディスクやメモリカード等を
用いており、交換が可能である。この問題データメモリ
13には、親機が出力するべき問題データ、その正解デー
タ、後述する正解時の組み合わせデータおよび不正解時
の組み合わせデータとが記憶されており、鍵盤15、問題
開始スイッチ16およびその他のスイッチ回路17などの状
態に応じて、CPU10により逐次問題が読出されて所定の
処理が行われる。また、解答データメモリ14は、上記問
題データに対する子機の解答データおよび正誤判定がCP
U10によって記憶される。次に、16はタイマであり、一
定周期のクロックを発生し、クロックパルス毎にCPU10
に割り込み(インタラプト)をかける。また、18はディ
スプレイであり、CPU10の状態、問題およびその正解な
ど各種メッセージを表示する。19はトーンジェネレータ
(TG)であり、CPU10から供給される楽音波形データに
基づいて楽音信号を発生し、サウンドシステム20へ供給
する。サウンドシステム20は、上記楽音信号を発音す
る。また、CPU10はMIDI(Musical Instrument Digital
Interface)インターフェース21を介して子機に問題デ
ータおよび後述する単語データを出力する。このMIDIイ
ンターフェース21は、データを一時記憶する受信データ
レジスタRDAおよびデータ受信を示す受信フラグRFAを備
えており、上記各種のデータをMIDIデータ(MIDI規格に
適合した信号)として入出力する。
次に、同図を参照して子機について説明する。
(b)子機の構成. 子機においても、親機と同様に、CPU30がROM31に記憶
されているプログラムに従って、RAM32を用いて様々な
処理を行う。また、鍵盤33および機能スイッチ回路34で
は、生徒によって楽音情報、音色情報あるいは上記問題
に対する解答などが入力される。また、CPU30は、問題
に対して入力された解答をMIDIインターフェース35(受
信データレジスタRDB、受信フラグRFB)を介して親機へ
出力する。また、トーンジェネレータ37は、図示しない
音色メモリを備えており、この音色メモリには、複数の
音声波形データが普通の楽音波形データとともに記憶さ
れている。これらの音声波形データは、各々異なる1つ
の単語を表しており(後述する)、CPU30から供給され
るデータに従って楽音信号としてサウンドシステム38へ
出力される。サウンドシステム38は、楽音信号に基づい
て上記単語発音する。
なお、子機は、親機1台に付き複数台接続してもよい
(詳細は動作の説明で述べる)。
次に、上述した親機−子機間における組み合わせデー
タと単語データとについて、第3図および第4図を参照
して説明する。
(c)データフォーマット. まず、前述したトーンジェネレータ37の音色メモリに
記憶されている単語の一例を第3図に示す。この例の場
合、音色メモリには、9種類の単語が音声波形データと
して記憶されている。この図において、各単語に付され
た番号は音色ナンバであり、親機が該音色ナンバを指示
することによって、子機側において発音される単語が決
められる。例えば、親機の出題に対する子機の解答が正
しければ、図示の+,+または++など
の組み合わせが親機から指示され、反対に解答が間違っ
ていれば、+,+または++などの組み
合わせが親機から指示される。これらの単語の組み合わ
せは、組み合わせデータとして、この例の場合には問題
データメモリ13に記憶されている。また、これら組み合
わせデータは、同じものが頻繁に出力されないように、
問題毎に異ならせて変化をもたせてある。この組み合わ
せデータのフォーマットの一例を第4図に示す。この図
において、親機が出力する組み合わせデータは、少なく
とも1つ以上の単語データから構成されている。1つの
単語データは1つの単語を指示しており、各単語データ
の間には、子機側で単語が発音されている間、次のデー
タ供給を待つための時間(遅延時間)が挿入されている
(この例の場合、ソフト的に挿入されている)。また、
各単語データは、大きく分けて上記音色ナンバおよびノ
ートオンから構成されている。音色ナンバは、子機の番
号n、音色ナンバpなどからなり、ノートオンは、発音
開始を指示する数値(9)、キーコードk、ベロシティ
vなどからなる。なお、この場合、キーコードkおよび
ベロシティvは一定値である。例えば、上述の+の
組み合わせによる「That's right.」を発音させる場合
には、1番目のデータの音色ナンバpを「6」にし、2
番目のデータの音色ナンバpを「1」にする。このよう
にすることで、まず、最初に音色ナンバの「That's」
が発音され、次に音色ナンバの「right.」が発音され
ることになる。なお、この場合に1番目と2番目との間
の遅延時間は、1番目の単語データ「That's」の発音時
間に合わせる。さらに、3つの組み合わせによる言葉を
発音させるには、同図に示す2単語分のデータに、所望
する単語を指示する音色ナンバを有するデータを続ける
ようにする。
次に、上述した構成によるこの実施例の動作につい
て、第5図〜第10図のフローチャートを参照して説明す
る。
(B)実施例の動作. (a)親機のメインルーチン 第5図は親機のCPU10の動作を示すフローチャート
(メインルーチン)である。このメインルーチンは、図
示しない電源スイッチがオンになると起動され、CPU10
は以下の動作を行う。このメインルーチンが起動される
と、まず、ステップSA1に進み初期設定(イニシャライ
ズ)を行う。次に、ステップSA2に進み、押鍵処理を行
う。この押鍵処理では、鍵盤15の状態を検出するととも
に、その状態に応じて発音などの所定の処理を行う。次
に、ステップSA3では、第6図に示す問題処理ルーチン
(サブルーチン)を実行する。
(b)親機の問題処理ルーチン. 第6図に示す問題処理ルーチンでは、まず、ステップ
SB1において、アンサーフラグAFが「0」であるか否か
を判断する。このアンサーフラグAFは、後述するステッ
プSB6およびSB21において、セット、リセットされるフ
ラグであり、問題に対して全ての子機から解答を得た場
合のみ「0」にリセットされる。したがって、電源をON
して最初にこのルーチンに入ってきたとき、または、問
題に対して既に全ての子機から解答を得ている場合に
は、ステップSB1における判断結果は「YES」となり、次
のステップSB2へ進む。このステップSB2では、問題開始
スイッチ16がオンにされたか否かを判断する。この判断
結果が「NO」の場合には、メインルーチンへ戻る。一
方、ステップSB2における判断結果が「YES」の場合、す
なわち、問題開始スイッチ16がオンにされた場合には、
次のステップSB3へ進む。このステップSB3では、クエス
ションフラグQFが「0」であるか否かを判断する。この
クエスションフラグQFは、全ての問題が出題し終えた場
合のみ「0」にリセットされる。この場合、初めて出題
するため、クエスションフラグQFは「0」にリセットさ
れている。したがって、ステップSB3における判断結果
は「YES」となり、ステップSB4へ進む。ステップSB4で
は、変数iに「1」が代入される。この変数iは問題の
番号を示す。そして、ステップSB5では、クエスション
フラグQFに「1」をセットし、これによって、前述した
ようにまだ全て出題し終えていないことが示される。そ
して、ステップSB5が終了するか、または上記ステップS
B3における判断結果が「NO」の場合には、ステップSB6
へ進む。ステップSB6では、アンサーフラグAFに「1」
がセットされる。そして、ステップSB7では、変数nに
「1」がセットされる。この変数nは、子機数を示して
おり、当該ルーチンにおいて子機のカウンタとして用い
られる。
次に、ステップSB8において、問題データメモリから
1(変数iの値)番目の問題およびその正解を読出し、
ディスプレイ18に表示する。この例の場合、親機側の教
師は、上記ディスプレイ18の表示をもとに生徒に口頭で
問題を出す。問題は、例えば、「Cの和音を弾きなさ
い」というように出題される。これに対する子機側の解
答は、鍵盤でCの和音を押さえることによって行われ
る。また、YES/NOの問題の場合は、白鍵あるいは黒鍵に
よって解答する。そして、押さえられた鍵盤のキーコー
ド(データ)が親機のMIDIインターフェイス21に供給さ
れる。MIDIインターフェイス21に供給されたデータは、
後述するタイマインタラプトルーチンにより、バッファ
に取り込まれる。
次に、ステップSB9では、MIDIインターフェース21の
受信フラグRFAがセットされているか否かが判断され
る。この受信フラグRFAは、子機がMIDIデータを親機に
対して供給するとセットされるフラグであるため、受信
フラグRFAがセットされていない場合、すなわち、子機
からの解答がない場合には第5図のメインルーチンへ戻
る。メインルーチンでは、ステップSA4において、その
他の処理および押鍵処理を行った後、再び当該問題処理
ルーチンに戻ってくる。そして、ステップSB1におい
て、アンサーフラグAFがセットされているか否かが判断
される。この場合、前述したステップSB6において、既
にアンサーフラグAFはセットされているため、ステップ
SB1の判断結果は「NO」となり、ステップSB9へ進む。そ
して、再び、受信フラグRFAにより子機からの解答が有
ったか否かが判断される。すなわち、子機からの解答が
あるまで、メインルーチン、ステップSB1およびステッ
プSB9が繰り返し実行される。
一方、ステップSB9における判断結果が「YES」の場
合、すなわち、子機からの解答が有り、受信フラグRFA
がセットされた場合には、ステップSB10へ進む。ステッ
プSB10では、デバイスNo.m(mは子機毎に決められた番
号)の子機から送られてきた解答のデータをバッファか
ら読出す。次に、ステップSB11では、1番目の問題の正
解データと上記子機からの解答とが一致するか否かを判
断する。このステップSB11における判断結果が「YES」
の場合には、ステップSB12に進む。このステップSB12で
は、問題データメモリ13から1番目の問題の正解に対す
る単語の組み合わせデータを読出し(例えば、+
)、ステップSB14へ進む。
一方、ステップSB11での判断結果が「NO」の場合、す
なわち、子機からの解答が不正解の場合には、ステップ
SB13に進み、問題データメモリ13から1番目の問題の不
正解に対する単語の組み合わせデータを読出し(例え
ば、+)、ステップSB14へ進む。
ステップSB14では、上記組み合わせデータに従って、
単語データをデバイスNo.mの子機へ出力する。次に、ス
テップSB15へ進み、上記単語データに応じて該単語デー
タの子機における発音が終わるまで遅延処理を行う。こ
の間、子機では、後述する当該単語データに対する発音
が行われる。そして、ステップSB16に進み、全ての単語
データの出力が終了したか否かを判断する。このステッ
プSB16における判断結果が「NO」の場合には、ステップ
SB14に戻り、全ての単語データを出力するまでステップ
SB14〜SB16を繰り返し実行する。そして、ステップSB16
での判断結果が「YES」になった場合、すなわち全ての
単語データの出力を終了した場合には、ステップSB17へ
進む。ステップSB17では、解答データメモリ14にデバイ
スNo.mの子機からの解答および正誤判定を書き込む。次
に、ステップSB18に進み、変数nをインクリメントす
る。そして、ステップSB19において、変数nが15より大
きくなったか否かを判断する。この変数nは、前述した
ように子機数を示しており、この例の場合には15台の子
機を扱うようになっている。したがって、全ての子機か
らの解答が得られていない場合には、このステップSB19
における判断結果は「NO」となり、ステップSB9に戻
る。そして、ステップSB9〜SB19までを繰り返し実行
し、全ての子機からの解答を得るとともに、各々の子機
に対してそれぞれの正誤に対応する単語データを出力
し、かつ、解答データメモリ14に各子機の解答および正
誤判定を書き込む。
一方、全ての子機に対して上述した処理が終了する
と、ステップSB19における判定結果が「YES」となり、
ステップSB20へ進む。ステップSB20では、変数iをイン
クリメントする(変数iは「2」になる)。次に、ステ
ップSB21へ進み、全ての子機において、1番目の問題に
対する解答およびその正誤判定が終了したことを示すた
めに、アンサーフラッグAFを「0」にリセットする。
次に、ステップSB22へ進み、全ての問題の出力が終了
したか否かが判断される。このステップSB22における判
断結果が「YES」の場合には、ステップSB23へ進み、ク
エスションフラグQFを「0」にリセットし、メインルー
チンへ戻る。一方、このステップSB22における判断結果
が「NO」の場合には、次の問題を出題するために、一旦
メインルーチンに戻り、再び、ステップSA3において、
当該問題処理ルーチンを実行する。この場合、アンサー
フラッグAFは、ステップSB21においてリセットされてい
るため、ステップSB1における判断結果は「YES」とな
り、ステップSB2、ステップSB3へと進む。ステップSB3
では、クエスションフラグQFがゼロであるか否かを判断
する。この場合、クエスションフラグQFは、前述したス
テップSB5において、セットされている。したがって、
このステップSB3の判断結果は「NO」となり、ステップS
B6、SB7と進む。そして、以下上述した処理と同様にし
て2番目(ステップSB20においてインクリメントされた
変数iの値)の問題に対する出題および正誤判定を子機
(n;n=1〜15)に対して行う。
このようにして、全ての問題に対する出題および正誤
判定を行い、メインルーチンへ戻る。メインルーチンで
は、ステップSA4においてその他の処理を実行して、ス
テップSA2へ戻り、以下ステップSA2〜SA4を繰り返し実
行する。
次に、タイマ16によるタイマインタラプト処理につい
て、第7図のフローチャートを参照して説明する。
(c)親機のタイマインタラプトルーチン. 第7図に示すこのルーチンは、タイマ16が発生するク
ロックに基づき、各クロックパルス毎にCPU10に割り込
みがかかり実行される。この図において、まず、ステッ
プSC1では、受信フラグRFAがセットされているか否か、
すなわちMIDIメッセージが有るか否かが判断される。MI
DIメッセージがない場合には、当該ルーチンを終了し、
割り込みがかかる前のルーチンへ戻る。一方、このステ
ップSC1における判断結果が「YES」の場合には、ステッ
プSC2へ進む。このステップSC2では、受信データレジス
タRDAのデータをバッファに取り込む。そして、割り込
みがかかる前のルーチンへ戻る。このようにして、絶え
ずMIDIインターフェイス21を介してデータを取り込んで
いる。
次に、子機のCPU30の動作について、第8図〜第9図
に示すフローチャートを参照して説明する。
(d)子機のメインルーチン. まず、第8図に示すメインルーチンは、図示しない電
源スイッチがオンになると起動され、CPU30は以下の動
作を行う。まず、ステップSD1において、初期設定(イ
ニシャライズ)が行われる。次に、ステップSD2へ進
み、押鍵処理が行われる。この押鍵処理では、鍵盤33の
状態を検出するとともに、その状態に応じて、押鍵され
た鍵のキーコードをMIDIインターフェイス35を通して出
力したり、トーンジェネレータ37による発音などの所定
の処理を行う。次に、ステップSD3では、第9図に示す
問題解答処理ルーチン(サブルーチン)を実行する。
(e)子機の問題解答処理ルーチン. 第9図に示す問題解答処理ルーチンでは、まず、ステ
ップSE1において、MIDIインターフェイス35の受信フラ
グRFBの状態により親機から正誤判定の単語データが供
給されたか否かを判断する。このステップSE1における
判断結果が「YES」の場合、すなわち受信フラグRFBがセ
ットされている場合には、ステップSE2へ進む。ステッ
プSE2では、親機から供給された単語データをバッファ
から読出す。そして、ステップSE3において、上記単語
データをトーンジェネレータ37へ出力する。トーンジェ
ネレータ37は、単語データの音色ナンバに従って、音色
メモリから所定の単語の音声波形データを読出し、音声
信号としてサウンドシステム38へ出力する。サウンドシ
ステム38は、上記音声信号を発音する。1単語の発音が
終わるか、あるいは、上記ステップSE1での判断結果が
「NO」の場合には、第8図に示すメインルーチンへ戻
り、ステップSD4へ進む。ステップSD4では、その他所定
の処理を行い、ステップSD2へ戻る。以後、ステップSD2
〜SD4を繰り返し実行し、親機から単語データが供給さ
れる毎に、問題解答処理ルーチンのステップSE2およびS
E3において、単語が順次発音される。
(f)子機のタイマインタラプトルーチン. また、子機における単語データの取り込みは、親機と
同様に、タイマ36による割り込みがかかる毎に、タイマ
インタラプトルーチンが実行されることによって行われ
る。この図において、まず、ステップSF1では、受信フ
ラグRFBがセットされているか否か、すなわちMIDIメッ
セージが有るか否かが判断される。MIDIメッセージがな
い場合には、当該ルーチンを終了し、割り込みがかかる
前のルーチンへ戻る。一方、このステップSF1における
判断結果が「YES」の場合には、ステップSF2へ進む。こ
のステップSF2では、受信データレジスタRDBのデータを
バッファに取り込む。そして、割り込みがかかる前のル
ーチンへ戻る。このようにして、絶えずMIDIインターフ
ェイス35を介してデータを取り込んでいる。
なお、上述した単語の種類、組み合わせ等は、実施例
のものだけに限らず、他の単語や他の組み合わせか、あ
るいは日本語などの他の言語を用いてもよい。
また、この実施例では、ソフトウエアによって単語の
発音を実現したが、これに限らずハードウエアによって
実現してもよい。
また、この実施例では、親機側から子機側へ問題を出
すとき、親機のディスプレイ18に表示された問題を教師
が口頭で子機側の生徒へ伝えたが、子機側にもディスプ
レイを設けて、上記問題を表示させるようにしてもよ
い。
また、親機と子機とをMIDIインターフェイスを介して
データの授受を行うようにしたが、MIDI以外の通信手段
を用いてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、基本的な単
語を種々組み合わせることによって、複数の単語からな
る文を作成するようにしているため、上記基本的な単語
を記憶しておくべきメモリは小容量でもよく、かつ、組
み合わせによる文のパターンが非常に多くでき、学習者
を飽きさせることがないという利点が得られる。
また、この発明によれば、親機からの正誤判断の結果
を少なくとも1つ以上の単語からなる文(言葉)として
発音することにより、教師と生徒とが対話形式で学習を
進められるため、生徒の学習意欲を持続でき、かつ、教
育的効果を上げることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のクレーム対応図、第2図は同発明の
一実施例の構成を示すブロック図、第3図はこの実施例
で用いる単語とその組み合わせの例を示す説明図、第4
図は同実施例で用いる単語データのフォーマットを示す
概念図、第5図は同実施例の親機のメインルーチンを示
すフローチャート、第6図は同親機の問題処理ルーチン
を示すフローチャート、第7図は同親機のタイマインタ
ラプトルーチンを示すフローチャート、第8図は同実施
例の子機のメインルーチンを示すフローチャート、第9
図は同子機の問題解答処理ルーチンを示すフローチャー
ト、第10図は同子機のタイマインタラプトルーチンを示
すフローチャートである。 10,30……CPU、13……問題データメモリ(第1の記憶手
段、第2の記憶手段)、37……トーンジェネレータ(第
3の記憶手段、音声発生手段)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】問題を出力する親機と前記問題に対して解
    答する子機とを備える教習用電子機器において、 前記親機は、 複数の問題データおよびその正解データを記憶する第1
    の記憶手段と、 前記第1の記憶手段より問題データおよび当該問題デー
    タに対応する正解データを読み出す第1の読み出し手段
    と、 子機が出力すべき単語音声の組み合わせを指定する組み
    合わせデータを複数種類記憶する第2の記憶手段と、 子機で入力された前記問題データに対応する解答データ
    と前記読み出された正解データとを比較する比較手段
    と、 前記比較手段の比較結果に応じた組み合わせデータを前
    記第2の記憶手段より読み出す第2の読み出し手段と を備え、 前記子機は、 前記解答データを入力するための入力手段と、 所定の単語音声を出力するための単語音声波形データを
    複数記憶する第3の記憶手段と、 親機の前記第2の読み出し手段より読み出された組み合
    わせデータに従って前記第3の記憶手段より単語音声波
    形データを読み出す第3の読み出し手段と、 前記第3の読み出し手段により読み出された単語音声波
    形データに基づいて音声を発音させる発音手段と を備えたことを特徴とする教習用電子機器。
  2. 【請求項2】複数の問題データおよびその正解データを
    記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段より問題データおよび当該問題デー
    タに対応する正解データを読み出す読み出し手段と、 解答データを入力する入力手段と、 前記読み出し手段によって読み出された問題データに対
    して前記入力手段から入力された解答データと、前記読
    み出し手段により読み出された正解データとを比較する
    比較手段と、 出力すべき音声を前記比較手段の比較結果および問題毎
    に指定する音声指定情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記比較手段の比較結果および前記読み出された問題に
    応じた音声指定情報を前記第2の記憶手段より読み出
    し、その音声指定情報に基づき出力音声を特定する情報
    を出力する出力手段と を備え、問題に対する解答と正解との比較結果を音声に
    より報知するよう制御することを特徴とする教習用電子
    機器。
  3. 【請求項3】複数の問題データおよびその正解データを
    記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段より問題データおよび当該問題デー
    タに対応する正解データを読み出す第1の読み出し手段
    と、 出力すべき音声を指定する音声指定情報を複数種類記憶
    する第2の記憶手段と、 前記読み出された問題に対してなされた解答に関する解
    答データと前記読み出された正解データとを比較する比
    較手段と、 前記比較手段の比較結果に応じた音声指定情報を前記第
    2の記憶手段より読み出し、該読み出された音声指定情
    報に基づき出力音声に関する情報を出力する出力手段と を備え、問題に対する解答と正解との比較結果を音声に
    より報知するよう制御する教習用電子機器であって、 前記第2の記憶手段に記憶される音声指定情報は、出力
    すべき1単語分の音声を指定する単語音声指定情報の組
    み合わせにより作成され、 前記出力手段における出力音声に関する情報は、該出力
    手段により読み出された音声指定情報に基づいた単語音
    声指定情報である ことを特徴とする教習用電子機器。
  4. 【請求項4】前記第2の記憶手段に記憶される音声指定
    情報は、問題に応じて作成される ことを特徴とする請求項3に記載の教習用電子機器。
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