JPH07120138B2 - 楽器演奏データ評価装置 - Google Patents
楽器演奏データ評価装置Info
- Publication number
- JPH07120138B2 JPH07120138B2 JP3202034A JP20203491A JPH07120138B2 JP H07120138 B2 JPH07120138 B2 JP H07120138B2 JP 3202034 A JP3202034 A JP 3202034A JP 20203491 A JP20203491 A JP 20203491A JP H07120138 B2 JPH07120138 B2 JP H07120138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- musical instrument
- performance data
- evaluation
- instrument performance
- trainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽器教習者の楽器演
奏データと模範演奏データとを所定項目に関して比較し
て楽器教習者の楽器演奏データを評価する楽器演奏デー
タ評価装置に関する。
奏データと模範演奏データとを所定項目に関して比較し
て楽器教習者の楽器演奏データを評価する楽器演奏デー
タ評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の楽器演奏データ評価装置として
は、たとえば、教官室において、1台の自動演奏機能付
きのピアノで模範演奏の楽器演奏データを再生させなが
ら、もう1台の自動演奏機能付きのピアノで楽器教習者
がその模範演奏に合わせて演奏することにより、パーソ
ナルコンピュータ等によって楽器教習者の楽器演奏デー
タと模範演奏データと比較して評価し、その評価結果を
ディスプレイ等に表示するものがあった。
は、たとえば、教官室において、1台の自動演奏機能付
きのピアノで模範演奏の楽器演奏データを再生させなが
ら、もう1台の自動演奏機能付きのピアノで楽器教習者
がその模範演奏に合わせて演奏することにより、パーソ
ナルコンピュータ等によって楽器教習者の楽器演奏デー
タと模範演奏データと比較して評価し、その評価結果を
ディスプレイ等に表示するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の楽器演奏データ評価装置においては、初心者は、あ
る程度上達しても、なかなか良い評価をもらうことがで
きず、上級者は、いつもよりもさらに上手く演奏できた
と思ったときでも、いつもと同じ評価(例えば「良くで
きました」等)しかもらえなかった。 このように、この
楽器演奏データの評価方法は、その評価が機械的かつ単
調になりがちなため、楽器教習者の学習意欲を損ない、
正しい奏法を教育する上でも好ましくないという問題が
あった。
来の楽器演奏データ評価装置においては、初心者は、あ
る程度上達しても、なかなか良い評価をもらうことがで
きず、上級者は、いつもよりもさらに上手く演奏できた
と思ったときでも、いつもと同じ評価(例えば「良くで
きました」等)しかもらえなかった。 このように、この
楽器演奏データの評価方法は、その評価が機械的かつ単
調になりがちなため、楽器教習者の学習意欲を損ない、
正しい奏法を教育する上でも好ましくないという問題が
あった。
【0004】さらに、教官は、楽器教習者が来室する度
に楽器演奏データ評価装置を操作しなければならず、操
作が面倒であるという欠点があった。この発明は、この
ような背景の下になされたもので、楽器教習者は練習室
に居ながら何回も自動的に自身の楽器演奏データの評価
を受けることができ、教官による操作が不要で、教官数
に比べて楽器教習者の数が多い場合に最適な楽器演奏デ
ータ評価装置を提供することを目的とする。
に楽器演奏データ評価装置を操作しなければならず、操
作が面倒であるという欠点があった。この発明は、この
ような背景の下になされたもので、楽器教習者は練習室
に居ながら何回も自動的に自身の楽器演奏データの評価
を受けることができ、教官による操作が不要で、教官数
に比べて楽器教習者の数が多い場合に最適な楽器演奏デ
ータ評価装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による楽器演奏
データ評価装置は、楽器教習者の楽器演奏に基づいてあ
らかじめ定められた所定評価項目を含む楽器演奏データ
を生成する楽器演奏データ生成手段と、前記所定評価項
目を含む前記楽器教習者の楽器演奏を評価するに際して
基準となる模範演奏データを記憶する模範演奏データ記
憶手段と、評価基準を任意に設定する設定手段と、前記
楽器演奏データと前記模範演奏データとを前記所定評価
項目毎に比較する比較手段と、該比較手段によって求め
られた前記楽器演奏データの前記模範演奏データからの
偏差、および、前記設定手段によって設定された評価基
準に基づいて前記楽器演奏データを評価して結果を出力
する評価手段とを具備することを特徴としている。
データ評価装置は、楽器教習者の楽器演奏に基づいてあ
らかじめ定められた所定評価項目を含む楽器演奏データ
を生成する楽器演奏データ生成手段と、前記所定評価項
目を含む前記楽器教習者の楽器演奏を評価するに際して
基準となる模範演奏データを記憶する模範演奏データ記
憶手段と、評価基準を任意に設定する設定手段と、前記
楽器演奏データと前記模範演奏データとを前記所定評価
項目毎に比較する比較手段と、該比較手段によって求め
られた前記楽器演奏データの前記模範演奏データからの
偏差、および、前記設定手段によって設定された評価基
準に基づいて前記楽器演奏データを評価して結果を出力
する評価手段とを具備することを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、まず、楽器演奏データ生成
手段は、楽器教習者の楽器演奏に基づいてあらかじめ定
められた所定評価項目を含む楽器演奏データを生成す
る。次に、比較手段は、楽器演奏データと模範演奏デー
タとを所定評価項目毎に比較する。これにより、評価手
段は、比較手段によって求められた楽器演奏データの模
範演奏データからの偏差、および、設定手段によって設
定された評価基準に基づいて前記楽器演奏データを評価
して結果を出力する。
手段は、楽器教習者の楽器演奏に基づいてあらかじめ定
められた所定評価項目を含む楽器演奏データを生成す
る。次に、比較手段は、楽器演奏データと模範演奏デー
タとを所定評価項目毎に比較する。これにより、評価手
段は、比較手段によって求められた楽器演奏データの模
範演奏データからの偏差、および、設定手段によって設
定された評価基準に基づいて前記楽器演奏データを評価
して結果を出力する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による楽
器演奏データ評価装置の構成を示す概略図であり、この
図において、1は教官室であり、中央機2が設置されて
いる。中央機2は、複数の練習室3内に設置されている
端末機4との楽器演奏データの授受等を光ファイバーケ
ーブル5を介して行う。また、中央機2は、教官が練習
室3内にいる教習者を選択して教授を行う場合にも用い
られる。
について説明する。図1はこの発明の一実施例による楽
器演奏データ評価装置の構成を示す概略図であり、この
図において、1は教官室であり、中央機2が設置されて
いる。中央機2は、複数の練習室3内に設置されている
端末機4との楽器演奏データの授受等を光ファイバーケ
ーブル5を介して行う。また、中央機2は、教官が練習
室3内にいる教習者を選択して教授を行う場合にも用い
られる。
【0008】また、6はパーソナルコンピュータであ
り、CPU、各種インターフェイス、RAM、プログラ
ムROMおよび磁気ディスク等からなっている。このパ
ーソナルコンピュータ6は、中央機2から出力される楽
器演奏データを内部の磁気ディスクに記憶するととも
に、中央機2から所定のコマンドが供給されると、記憶
した楽器演奏データを中央機2に供給するようになって
いる。また、パーソナルコンピュータ6は、内部のRA
M等に楽器教習者の楽器演奏を評価するに際して基準と
なる模範演奏データが記憶されており、この模範演奏デ
ータと端末機4から転送される楽器教習者の楽器演奏デ
ータとの比較や演奏の評価あるいは各種ファイルの管理
等にも用いられる。
り、CPU、各種インターフェイス、RAM、プログラ
ムROMおよび磁気ディスク等からなっている。このパ
ーソナルコンピュータ6は、中央機2から出力される楽
器演奏データを内部の磁気ディスクに記憶するととも
に、中央機2から所定のコマンドが供給されると、記憶
した楽器演奏データを中央機2に供給するようになって
いる。また、パーソナルコンピュータ6は、内部のRA
M等に楽器教習者の楽器演奏を評価するに際して基準と
なる模範演奏データが記憶されており、この模範演奏デ
ータと端末機4から転送される楽器教習者の楽器演奏デ
ータとの比較や演奏の評価あるいは各種ファイルの管理
等にも用いられる。
【0009】さらに、7は楽器教習者用の自動演奏機能
付きのピアノであり、各鍵に設けられているソレノイド
が適宜励磁されることにより、押鍵がなされて自動演奏
が行なわれるようになっている。このソレノイドを駆動
する楽器演奏データは、端末機4から供給されるように
なっている。また、ピアノ7は、楽器教習者が演奏を行
った際には、各鍵、打弦機構およびペダルに配設された
センサから信号が出力され、これが楽器演奏データとし
て端末機4に記録されるようになっている。なお、練習
室3は複数設けられており、それぞれ教官室1内の中央
機2と光ファイバーケーブル5を介して接続されてい
る。
付きのピアノであり、各鍵に設けられているソレノイド
が適宜励磁されることにより、押鍵がなされて自動演奏
が行なわれるようになっている。このソレノイドを駆動
する楽器演奏データは、端末機4から供給されるように
なっている。また、ピアノ7は、楽器教習者が演奏を行
った際には、各鍵、打弦機構およびペダルに配設された
センサから信号が出力され、これが楽器演奏データとし
て端末機4に記録されるようになっている。なお、練習
室3は複数設けられており、それぞれ教官室1内の中央
機2と光ファイバーケーブル5を介して接続されてい
る。
【0010】このような構成において、まず、ある楽器
教習者は、練習室3において、端末機4を操作して自分
が練習したい課題曲の曲番号を入力した後、ピアノ7を
用いて課題曲の演奏を行う。これにより、各鍵、打弦機
構およびペダルに配設されたセンサから信号が出力さ
れ、これが楽器演奏データとして端末機4に記録され
る。次に、楽器教習者は、端末機4を操作して光ファイ
バーケーブル5および中央機2を介してパーソナルコン
ピュータ6へ端末機4に記録した課題曲の楽器演奏デー
タを曲番号、自身の楽器教習者番号およびシーケンス番
号等とともに送信する。
教習者は、練習室3において、端末機4を操作して自分
が練習したい課題曲の曲番号を入力した後、ピアノ7を
用いて課題曲の演奏を行う。これにより、各鍵、打弦機
構およびペダルに配設されたセンサから信号が出力さ
れ、これが楽器演奏データとして端末機4に記録され
る。次に、楽器教習者は、端末機4を操作して光ファイ
バーケーブル5および中央機2を介してパーソナルコン
ピュータ6へ端末機4に記録した課題曲の楽器演奏デー
タを曲番号、自身の楽器教習者番号およびシーケンス番
号等とともに送信する。
【0011】これにより、パーソナルコンピュータ6
は、受信した楽器演奏データ等をファイルとして内部の
磁気ディスクに記憶するとともに、内部のRAM等に記
憶された模範演奏の楽器演奏データを曲番号に基づいて
サーチし、同一の曲番号の模範演奏データが存在してい
れば、後述する評価シーケンスを起動して楽器教習者の
楽器演奏データの評価を行う。
は、受信した楽器演奏データ等をファイルとして内部の
磁気ディスクに記憶するとともに、内部のRAM等に記
憶された模範演奏の楽器演奏データを曲番号に基づいて
サーチし、同一の曲番号の模範演奏データが存在してい
れば、後述する評価シーケンスを起動して楽器教習者の
楽器演奏データの評価を行う。
【0012】そして、パーソナルコンピュータ6は、楽
器教習者の楽器演奏データの評価終了後、評価結果をデ
ィスプレイに表示するとともに、評価結果に対応したメ
ッセージを中央機2および光ファイバーケーブル5を介
して該当する練習室3の端末機4へ送信する。これによ
り、端末機4の表示器にメッセージが表示される。ま
た、パーソナルコンピュータ6は、評価結果を内部の磁
気ディスクにある履歴ファイルに記憶して楽器教習者毎
の練習履歴を作成する。
器教習者の楽器演奏データの評価終了後、評価結果をデ
ィスプレイに表示するとともに、評価結果に対応したメ
ッセージを中央機2および光ファイバーケーブル5を介
して該当する練習室3の端末機4へ送信する。これによ
り、端末機4の表示器にメッセージが表示される。ま
た、パーソナルコンピュータ6は、評価結果を内部の磁
気ディスクにある履歴ファイルに記憶して楽器教習者毎
の練習履歴を作成する。
【0013】なお、パーソナルコンピュータ6は、楽器
教習者の楽器演奏データを評価中は、曲番号に基づいて
内部の磁気ディスクにある曲名称ファイルをサーチし、
もし評価曲の名称が登録されている場合には、たとえ
ば、「*******を評価中です。」というメッセー
ジを中央機2および光ファイバーケーブル5を介して該
当する練習室3の端末機4へ送信する。これにより、端
末機4の表示器に上述したメッセージが表示される。し
かし、曲名称ファイルに課題曲の名称がない場合には、
パーソナルコンピュータ6は、たとえば、「曲番号**
*を評価中です。」というメッセージを中央機2および
光ファイバーケーブル5を介して該当する練習室3の端
末機4へ送信する。これにより、端末機4の表示器にこ
のメッセージが表示される。
教習者の楽器演奏データを評価中は、曲番号に基づいて
内部の磁気ディスクにある曲名称ファイルをサーチし、
もし評価曲の名称が登録されている場合には、たとえ
ば、「*******を評価中です。」というメッセー
ジを中央機2および光ファイバーケーブル5を介して該
当する練習室3の端末機4へ送信する。これにより、端
末機4の表示器に上述したメッセージが表示される。し
かし、曲名称ファイルに課題曲の名称がない場合には、
パーソナルコンピュータ6は、たとえば、「曲番号**
*を評価中です。」というメッセージを中央機2および
光ファイバーケーブル5を介して該当する練習室3の端
末機4へ送信する。これにより、端末機4の表示器にこ
のメッセージが表示される。
【0014】また、評価結果によっては、パーソナルコ
ンピュータ6は、強制的に模範演奏の楽器演奏データを
中央機2および光ファイバーケーブル5を介して該当す
る練習室3の端末機4へリアルタイムで送信する。これ
により、端末機4は、模範演奏データをピアノ7に供給
するので、ピアノ7の各鍵に設けられているソレノイド
が適宜励磁されることにより、押鍵がなされて自動演奏
が行なわれる。この模範演奏を楽器教習者が聴いて練習
の参考とする。さらに、教官は、パーソナルコンピュー
タ6の内部の磁気ディスクに記憶された履歴ファイルを
図示せぬプリンタを用いて適宜プリントアウトして、楽
器教習者の個別指導の参考とする。
ンピュータ6は、強制的に模範演奏の楽器演奏データを
中央機2および光ファイバーケーブル5を介して該当す
る練習室3の端末機4へリアルタイムで送信する。これ
により、端末機4は、模範演奏データをピアノ7に供給
するので、ピアノ7の各鍵に設けられているソレノイド
が適宜励磁されることにより、押鍵がなされて自動演奏
が行なわれる。この模範演奏を楽器教習者が聴いて練習
の参考とする。さらに、教官は、パーソナルコンピュー
タ6の内部の磁気ディスクに記憶された履歴ファイルを
図示せぬプリンタを用いて適宜プリントアウトして、楽
器教習者の個別指導の参考とする。
【0015】次に、上述した評価シーケンスについて図
2および図3のフローチャートに基づいて説明する。楽
器演奏データ、曲番号、楽器教習者の楽器教習者番号お
よびシーケンス番号等が受信され、ファイルとしてパー
ソナルコンピュータ6の内部の磁気ディスクに記憶され
るとともに、内部のRAM等に記憶された模範演奏デー
タが曲番号に基づいてサーチされて同一の曲番号の模範
演奏データが存在していると、この評価シーケンスが起
動される。
2および図3のフローチャートに基づいて説明する。楽
器演奏データ、曲番号、楽器教習者の楽器教習者番号お
よびシーケンス番号等が受信され、ファイルとしてパー
ソナルコンピュータ6の内部の磁気ディスクに記憶され
るとともに、内部のRAM等に記憶された模範演奏デー
タが曲番号に基づいてサーチされて同一の曲番号の模範
演奏データが存在していると、この評価シーケンスが起
動される。
【0016】ステップS1では、パーソナルコンピュー
タ6は、内部のRAM等に後述するリスト構造体用の記
憶領域を確保した後、ステップS2へ進む。ステップS
2では、ファイルに記憶された楽器演奏データ、曲番
号、楽器教習者の楽器教習者番号およびシーケンス番号
等のファイル名に基づいて評価する楽器教習者のファイ
ル情報を内部の磁気ディスク等から読み出した後、ステ
ップS3へ進む。
タ6は、内部のRAM等に後述するリスト構造体用の記
憶領域を確保した後、ステップS2へ進む。ステップS
2では、ファイルに記憶された楽器演奏データ、曲番
号、楽器教習者の楽器教習者番号およびシーケンス番号
等のファイル名に基づいて評価する楽器教習者のファイ
ル情報を内部の磁気ディスク等から読み出した後、ステ
ップS3へ進む。
【0017】ステップS3では、被評価曲のデータ、す
なわち、模範演奏データと、評価曲のデータ、すなわ
ち、楽器教習者の楽器演奏データとをイベントシーケン
スフォーマットに変換した後、ステップS4へ進む。ス
テップS4では、被評価曲のイベントシーケンスデータ
をRAM上に読み込んだ後、ステップS5へ進む。
なわち、模範演奏データと、評価曲のデータ、すなわ
ち、楽器教習者の楽器演奏データとをイベントシーケン
スフォーマットに変換した後、ステップS4へ進む。ス
テップS4では、被評価曲のイベントシーケンスデータ
をRAM上に読み込んだ後、ステップS5へ進む。
【0018】ステップS5では、RAM上に読み込んだ
被評価曲のイベントシーケンスデータをリスト構造体化
する。すなわち、キーナンバ、キーオンタイム、キーオ
フタイム、持続時間、打鍵強度、次の打鍵ポイント直前
の打鍵データポインタ等を有するリスト構造体を作成し
た後、ステップ6へ進む。ステップS6では、最初の音
符を0起点として時間情報の補正を行った後、ステップ
S7へ進む。
被評価曲のイベントシーケンスデータをリスト構造体化
する。すなわち、キーナンバ、キーオンタイム、キーオ
フタイム、持続時間、打鍵強度、次の打鍵ポイント直前
の打鍵データポインタ等を有するリスト構造体を作成し
た後、ステップ6へ進む。ステップS6では、最初の音
符を0起点として時間情報の補正を行った後、ステップ
S7へ進む。
【0019】ステップS7では、リスト構造体化された
被評価曲のデータを同一の鍵盤のグループに並べ換える
リストデータ構造化した後、図3のステップS8へ進
む。ステップS8では、評価曲のイベントシーケンスデ
ータをRAM上に読み込んだ後、ステップS9へ進む。
ステップS9では、RAM上に読み込んだ評価曲のイベ
ントシーケンスデータを被評価曲の場合と同様、リスト
構造体化した後、ステップ10へ進む。
被評価曲のデータを同一の鍵盤のグループに並べ換える
リストデータ構造化した後、図3のステップS8へ進
む。ステップS8では、評価曲のイベントシーケンスデ
ータをRAM上に読み込んだ後、ステップS9へ進む。
ステップS9では、RAM上に読み込んだ評価曲のイベ
ントシーケンスデータを被評価曲の場合と同様、リスト
構造体化した後、ステップ10へ進む。
【0020】ステップS10では、リスト構造のフラグ
関係を初期化した後、ステップS11へ進む。ステップ
S11では、被評価曲と評価曲とのキーオン時間の比
較、すなわち、タイミングの差が現在設定されている基
準の許容値以内であるか否かを判断した後、ステップS
12へ進む。
関係を初期化した後、ステップS11へ進む。ステップ
S11では、被評価曲と評価曲とのキーオン時間の比
較、すなわち、タイミングの差が現在設定されている基
準の許容値以内であるか否かを判断した後、ステップS
12へ進む。
【0021】ステップS12では、比較時間からはずれ
た音の確認とカウントを行った後、ステップS13へ進
む。ステップS13では、判定時間内に収まった音の打
鍵強度、押下持続時間の比較確認を行う、すなわち、現
在設定されている基準で打鍵強度の差および押下持続時
間の差がそれぞれ許容値以内であるか否か判断した後、
ステップS14へ進む。
た音の確認とカウントを行った後、ステップS13へ進
む。ステップS13では、判定時間内に収まった音の打
鍵強度、押下持続時間の比較確認を行う、すなわち、現
在設定されている基準で打鍵強度の差および押下持続時
間の差がそれぞれ許容値以内であるか否か判断した後、
ステップS14へ進む。
【0022】ステップS14では、上述したステップS
11〜S13の処理結果に基づいて点数の計算を行った
後、ステップS15へ進む。ステップS15では、評価
結果をメッセージファイルおよび評価ファイルに出力し
た後、この評価シーケンスを終了する。なお、上述した
評価基準は、厳しい、やや厳しい、普通、やや甘い、甘
いの5段階あり、教官は必要に応じてその基準を変更す
ることができる。また、各設定基準の許容値も適宜変更
することができる。
11〜S13の処理結果に基づいて点数の計算を行った
後、ステップS15へ進む。ステップS15では、評価
結果をメッセージファイルおよび評価ファイルに出力し
た後、この評価シーケンスを終了する。なお、上述した
評価基準は、厳しい、やや厳しい、普通、やや甘い、甘
いの5段階あり、教官は必要に応じてその基準を変更す
ることができる。また、各設定基準の許容値も適宜変更
することができる。
【0023】また、上述した楽器楽器演奏データの練習
方法および評価手順は、一例に過ぎず、どのような課程
で練習および評価を行ってもよいことはいうまでもな
い。さらに、上述した一実施例においては、楽器演奏デ
ータを生成する楽器演奏データ生成手段として自動演奏
機能付きのピアノ7を用いた例を示したが、これに限定
されない。
方法および評価手順は、一例に過ぎず、どのような課程
で練習および評価を行ってもよいことはいうまでもな
い。さらに、上述した一実施例においては、楽器演奏デ
ータを生成する楽器演奏データ生成手段として自動演奏
機能付きのピアノ7を用いた例を示したが、これに限定
されない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、教習者の演奏レベルに応じて評価基準を設定し、評
価手段は該評価基準に基づいて楽器演奏データを評価す
るので、初心者に対しては、平均的な初心者レベルより
上手に演奏できた場合には、良い評価を与えるように
し、上級者に対しては、より高度なレベルの演奏ができ
るようになるまで良い評価を与えるのを控えるようにす
ることができ、初心者から上級者まで学習意欲を損なう
ことがなく、演奏練習を効果的に行うことができるとい
う効果がある。 さらに、この発明によれば、楽器教習者
は、練習室に居ながら何回も自動的に自身の楽器演奏デ
ータの評価を受けることができるという効果がある。ま
た、教官は、装置の操作をする必要がないという効果が
ある。したがって、教官数に比べて楽器教習者の数が多
い場合に最適であり、教官が不在の場合の楽器教習者の
自習レッスンに好適である。
ば、教習者の演奏レベルに応じて評価基準を設定し、評
価手段は該評価基準に基づいて楽器演奏データを評価す
るので、初心者に対しては、平均的な初心者レベルより
上手に演奏できた場合には、良い評価を与えるように
し、上級者に対しては、より高度なレベルの演奏ができ
るようになるまで良い評価を与えるのを控えるようにす
ることができ、初心者から上級者まで学習意欲を損なう
ことがなく、演奏練習を効果的に行うことができるとい
う効果がある。 さらに、この発明によれば、楽器教習者
は、練習室に居ながら何回も自動的に自身の楽器演奏デ
ータの評価を受けることができるという効果がある。ま
た、教官は、装置の操作をする必要がないという効果が
ある。したがって、教官数に比べて楽器教習者の数が多
い場合に最適であり、教官が不在の場合の楽器教習者の
自習レッスンに好適である。
【図1】 この発明の一実施例による楽器演奏データ評
価装置の構成を示すブロック図である。
価装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 パーソナルコンピュータ6が楽器演奏データ
を評価する評価シーケンスを表すフローチャートであ
る。
を評価する評価シーケンスを表すフローチャートであ
る。
【図3】 パーソナルコンピュータ6が楽器演奏データ
を評価する評価シーケンスを表すフローチャートであ
る。
を評価する評価シーケンスを表すフローチャートであ
る。
1……教官室、2……中央機、3……練習室、4……端
末機、5……光ファイバーケーブル、6……パーソナル
コンピュータ、7……ピアノ。
末機、5……光ファイバーケーブル、6……パーソナル
コンピュータ、7……ピアノ。
Claims (1)
- 【請求項1】 楽器教習者の楽器演奏に基づいてあらか
じめ定められた所定評価項目を含む楽器演奏データを生
成する楽器演奏データ生成手段と、 前記所定評価項目を含む前記楽器教習者の楽器演奏を評
価するに際して基準となる模範演奏データを記憶する模
範演奏データ記憶手段と、評価基準を任意に設定する設定手段と、 前記楽器演奏データと前記模範演奏データとを前記所定
評価項目毎に比較する比較手段と、 該比較手段によって求められた前記楽器演奏データの前
記模範演奏データからの偏差、および、前記設定手段に
よって設定された評価基準に基づいて前記楽器演奏デー
タを評価して結果を出力する評価手段と を具備することを特徴とする楽器演奏データ評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202034A JPH07120138B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 楽器演奏データ評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3202034A JPH07120138B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 楽器演奏データ評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05119692A JPH05119692A (ja) | 1993-05-18 |
JPH07120138B2 true JPH07120138B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=16450838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3202034A Expired - Lifetime JPH07120138B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 楽器演奏データ評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120138B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1216353C (zh) * | 1996-10-18 | 2005-08-24 | 雅马哈株式会社 | 音乐教学系统和教学方法 |
KR20010091798A (ko) * | 2000-03-18 | 2001-10-23 | 김재수 | 기악 연주 교육장치 및 방법 |
US6751439B2 (en) * | 2000-05-23 | 2004-06-15 | Great West Music (1987) Ltd. | Method and system for teaching music |
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-
1991
- 1991-08-12 JP JP3202034A patent/JPH07120138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
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