JP2002182553A - 演奏教習装置および演奏教習方法 - Google Patents

演奏教習装置および演奏教習方法

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JP2002182553A
JP2002182553A JP2000375447A JP2000375447A JP2002182553A JP 2002182553 A JP2002182553 A JP 2002182553A JP 2000375447 A JP2000375447 A JP 2000375447A JP 2000375447 A JP2000375447 A JP 2000375447A JP 2002182553 A JP2002182553 A JP 2002182553A
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Hitoshi Ando
仁 安藤
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手本となる演奏操作を案内して演奏教習させ
る演奏教習装置および方法を実現する。 【解決手段】 手本となる演奏操作を撮像した撮像画
像、この撮像画像に画像認識処理を施して得た指使い情
報および押鍵箇所情報からなるレッスンデータをマスタ
ー側100−1が生成してスレーブ側100−2に送出
する。スレーブ側100−2ではレッスンデータ中の指
使い情報、押鍵箇所情報と、「生徒」の演奏操作を撮像
した撮像画像に画像認識処理を施して得た指使い情報、
押鍵箇所情報とをそれぞれ比較して正しい演奏操作であ
るか否かを判定し、誤った演奏操作であれば、レッスン
データ中の撮像画像をプロジェクタ部12によって鍵盤
1上に投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手本となる演奏操
作を案内して演奏教習させる演奏教習装置および演奏教
習方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鍵盤の各鍵下部に発光手段を
対向配置しておき、発音すべき音高とその発音タイミン
グとを表す演奏データの再生に同期して、押鍵すべき鍵
に対応して配設される発光手段を点灯させてユーザーに
弾くべき鍵を案内する演奏案内装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の演奏案内装置では、単に弾くべき鍵の位置を案内す
るだけであり、かかる案内形態ではどのように指を動か
して鍵操作するか(指使い)や、また押鍵するに際して
も指使いによって鍵のどの部分を押下するか等、実際の
個人レッスンのように、手本となる演奏操作を教習者に
案内して演奏教習することができない、という問題があ
る。そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされた
もので、手本となる演奏操作を案内して演奏教習するこ
とができる演奏教習装置および演奏教習方法を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、手本となる演奏操作を
撮像した撮像画像、この撮像画像に画像認識処理を施し
て抽出する情報であって、左右両手のいずれの手指で押
鍵したかを表す第1の指使い情報および鍵のどの箇所を
押下しているかを表す第1の押鍵箇所情報からなるレッ
スンデータを発生するレッスンデータ発生手段と、前記
レッスンデータ中の第1の指使い情報と、教習対象とな
る演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して
抽出した第2の指使い情報とを比較して正しい演奏操作
であるか否かを判定する第1の判定手段と、前記レッス
ンデータ中の第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる演
奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た
第2の押鍵箇所情報とを比較して正しい演奏操作である
か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1および第
2の判定手段のいずれかで誤った演奏操作と判定された
場合、前記レッスンデータ中の撮像画像を鍵盤上に投影
する画像投影手段とを具備することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明では、手本となる演
奏操作を撮像した撮像画像、この撮像画像に画像認識処
理を施して抽出する情報であって、左右両手のいずれの
手指で押鍵したかを表す第1の指使い情報および鍵のど
の箇所を押下しているかを表す第1の押鍵箇所情報から
なるレッスンデータを発生するレッスンデータ発生過程
と、前記レッスンデータ中の第1の指使い情報と、教習
対象となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理
を施して抽出した第2の指使い情報とを比較して正しい
演奏操作であるか否かを判定する第1の判定過程と、前
記レッスンデータ中の第1の押鍵箇所情報と、教習対象
となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施
して得た第2の押鍵箇所情報とを比較して正しい演奏操
作であるか否かを判定する第2の判定過程と、前記第1
および第2の判定過程のいずれかで誤った演奏操作と判
定された場合、前記レッスンデータ中の撮像画像を鍵盤
上に投影する画像投影過程とを具備することを特徴とす
る。
【0006】請求項3に記載の発明では、通信回線を介
して接続される第1の装置および第2の装置から構成さ
れ、第1の装置は、手本となる演奏操作を撮像した撮像
画像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出する情
報であって、左右両手のいずれの手指で押鍵したかを表
す第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下している
かを表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデータを
発生して第2の装置側へ送出し、第2の装置は、受信し
たレッスンデータ中の第1の指使い情報、第1の押鍵箇
所情報と、教習対象となる演奏操作を撮像した撮像画像
に画像認識処理を施して得た第2の指使い情報、第2の
押鍵箇所情報とをそれぞれ比較して正しい演奏操作であ
るか否かを判定し、誤った演奏操作が行われた場合には
受信したレッスンデータ中の撮像画像を鍵盤上に投影す
ることを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明では、通信回線を介
して接続される第1の装置および第2の装置で実行され
る方法であり、第1の装置は、手本となる演奏操作を撮
像した撮像画像、この撮像画像に画像認識処理を施して
抽出する情報であって、左右両手のいずれの手指で押鍵
したかを表す第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押
下しているかを表す第1の押鍵箇所情報からなるレッス
ンデータを発生して第2の装置側へ送出する過程と、第
2の装置は、受信したレッスンデータ中の第1の指使い
情報、第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる演奏操作
を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た第2の
指使い情報、第2の押鍵箇所情報とをそれぞれ比較して
正しい演奏操作であるか否かを判定し、誤った演奏操作
が行われた場合には受信したレッスンデータ中の撮像画
像を鍵盤上に投影する過程とを具備することを特徴とす
る。
【0008】本発明では、手本となる演奏操作を撮像し
た撮像画像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出
する情報であって、左右両手のいずれの手指で押鍵した
かを表す第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下し
ているかを表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデ
ータを発生し、このレッスンデータ中の第1の指使い情
報、第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる演奏操作を
撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た第2の指
使い情報、第2の押鍵箇所情報とをそれぞれ比較して正
しい演奏操作であるか否かを判定し、誤った演奏操作が
行われた場合にはレッスンデータ中の撮像画像を鍵盤上
に投影するので、手本となる演奏操作を教習者に案内し
て演奏教習することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態によ
る演奏教習装置を搭載した電子楽器を実施例とし、これ
について図面を参照して説明する。 (1)構成 図1は、本発明の一実施例による電子楽器100の全体
構成を示すブロック図である。図1において、1は押離
鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフ信号や
ノートナンバ等の演奏情報を発生する鍵盤である。2は
CPU5の制御の下に、押鍵すべき鍵を案内表示する押
鍵ガイド部である。押鍵ガイド部2は、半透明樹脂材等
で形成された各鍵下部に対向配置される発光手段2a
(図示略)と、これら各鍵毎に配設される発光手段2a
を点灯駆動するドライバ2b(図示略)とから構成さ
れ、CPU5から供給される点灯制御信号に従って、対
応する発光手段2aについて点灯駆動して押鍵すべき鍵
を案内する。
【0010】3は各種スイッチを有し、操作されたスイ
ッチに応じたスイッチイベントを発生するパネルスイッ
チ群である。このパネルスイッチ群3には、電源をオン
オフする電源スイッチの他、自己動作をマスターモード
あるいはスレーブモードのいずれに設定するかを指定す
るモードスイッチ等が設けられている。なお、マスター
モードおよびスレーブモードとは、個人レッスンにおけ
る「先生」と「生徒」とに対応させたものである。後述
するように、マスターモードに設定された「先生」側の
電子楽器は、手本となる演奏操作を表すレッスンデータ
を送出する。一方、スレーブモードに設定された「生
徒」側の電子楽器は、そのレッスンデータに基づき演奏
教習するようになっている。
【0011】4はLCDパネル等から構成される表示部
であり、後述するCPU5から供給される表示制御信号
に応じて楽器各部の動作モードや、演奏教習状況などを
表示する。CPU5は演奏操作に応じて発生する演奏情
報に従って楽器各部を制御して楽音合成する一方、上述
したモードスイッチの設定に従ってマスター処理(ある
いはスレーブ処理)を実行する。ROM6は、上記CP
U5にロードされる各種制御プログラムを記憶する。R
AM7は、CPU5のワークエリアとして用いられ、各
種レジスタ・フラグデータを一時記憶するレジスタエリ
アと、上記レッスンデータの授受に用いるバッファエリ
アとを備える。
【0012】8は周知の波形メモリ読み出し方式によっ
て構成され、時分割動作する複数の発音チャンネルを備
える音源である。この音源8は、各種音色の波形データ
を記憶しており、これらの内、CPU5が指定する波形
データを読み出し、それを演奏情報に応じて波形修飾し
てなる楽音波形Wを形成する。9はD/A変換回路であ
り、上記音源8の出力をアナログ波形信号に変換して次
段のサウンドシステム10に供給する。サウンドシステ
ム10は、例えば、前段から供給されるアナログ波形信
号に対して不要ノイズを除去する等のフィルタリングを
施した後、これを増幅してスピーカSPから発音する。
【0013】11はCCDカメラおよびその駆動回路等
から構成される撮像部である。撮像部11は、図2に図
示するように、鍵盤1の全鍵域を撮像するように配置さ
れる。12はプロジェクタおよびその駆動回路等から構
成されるプロジェクタ部である。プロジェクタ部12
は、図2に図示するように、鍵盤1の全鍵域に画像を投
影するように配置される。通信制御部13は、図3に示
すように、マスターモードに設定される電子楽器100
−1(以下、マスター側100−1と記す)と、スレー
ブモードに設定される電子楽器100−2(以下、スレ
ーブ側100−2と記す)とが公衆回線あるいはインタ
ーネット等のネットワークNTを介して互いにレッスン
データを授受する際の通信を制御する。
【0014】マスター側100−1にて実行されるマス
ター処理では、手本となる演奏操作を表すレッスンデー
タを発生する。このレッスンデータは、演奏情報、撮像
画像、指使い情報および押鍵箇所情報を含む。演奏情報
は、手本となる「先生」の演奏操作に応じて発生するキ
ーオン/キーオフ信号やノートナンバ等からなる。撮像
画像は、図4(イ)に図示するように、鍵盤1上で行わ
れる「先生」の演奏操作を撮像部11が撮像したものを
言う。この撮像画像に画像認識処理を施して手本となる
「先生」の演奏操作に対応した指使い情報および押鍵箇
所情報を抽出する。指使い情報とは、左右両手のいずれ
の手指を用いて押鍵したかを表す情報である。押鍵箇所
情報とは、指使い情報が表す手指が、鍵のどの位置を押
下しているかを表す情報である。
【0015】一方、スレーブ側100−2にて実行され
るスレーブ処理では、マスター側100−1から送出さ
れるレッスンデータ中の演奏情報に従って押鍵ガイド部
2を点灯制御して押鍵案内する一方、図4(ロ)に図示
するように、レッスンデータ中の撮像画像をプロジェク
タ部12によって鍵盤1上に投影することによって、手
本となる「先生」の演奏操作を「生徒」に教習させる。
「生徒」の演奏操作は、スレーブ側100−2の撮像部
11によって撮像され、その撮像画像に画像認識処理を
施して「生徒」の指使い情報および押鍵箇所情報を抽出
し、それをレッスンデータ中の指使い情報および押鍵箇
所情報にそれぞれ対比させ、正しい演奏操作であるかど
うかが判定される。
【0016】(2)動作 次に、図5〜図7を参照してマスター側100−1にて
実行されるマスター処理とスレーブ側100−2にて実
行されるスレーブ処理の各動作について説明する。 マスター処理(マスター側100−1の動作) マスター側100−1に電源が投入されると、CPU5
はROM6から所定の制御プログラムをロードした後、
楽器各部を初期化する。この後、ユーザー操作に応じて
入力される接続コマンドに従い、CPU5は通信制御部
13を介してスレーブ側100−2とリンクさせる。ス
レーブ側100−2との通信が確立すると、CPU5は
図5に示すマスター処理を実行し、ステップSA1に処
理を進める。ステップSA1では、スレーブ側100−
2のRAM7に設けられるバッファエリアに空きがある
かどうかを判断する。
【0017】バッファエリアに空きがあれば、判断結果
が「YES」となり、後述するステップSA3に処理を
進め、手本となる演奏操作を表すレッスンデータを発生
してスレーブ側100−2に送出するが、バッファエリ
アに空きが無いと、判断結果は「NO」となり、ステッ
プSA2に進む。ステップSA2では、スレーブ側10
0−2からレッスンデータの送信リクエストの有無を判
断する。送信リクエストが無い場合には、判断結果が
「NO」となり、本ルーチンを完了させる。この後、図
示されていないメインルーチンに戻り、演奏操作に応じ
た楽音を発生する楽器処理を実行する。
【0018】一方、スレーブ側100−2からレッスン
データの送信リクエストを受信した場合には、ステップ
SA2の判断結果は「YES」となり、ステップSA3
に進む。ステップSA3では、手本となる「先生」の演
奏操作に応じて発生するキーオン/キーオフ信号やノー
トナンバ等からなる演奏情報、その演奏操作を撮像部1
1が撮像した撮像画像、この撮像画像に画像認識処理を
施して抽出した指使い情報および押鍵箇所情報を含むレ
ッスンデータを生成し、それをスレーブ側100−2に
送出する。そして、この後、本ルーチンを完了させ、図
示されていないメインルーチンに戻り、演奏操作に応じ
た楽音を発生する楽器処理を実行する。
【0019】スレーブ処理(スレーブ側100−2の
動作) スレーブ側100−2においても、マスター側100−
1と同様に電源が投入されると、CPU5はROM6か
ら所定の制御プログラムをロードした後、楽器各部を初
期化する。この後、ユーザー操作に応じて入力される接
続コマンドに従い、CPU5は通信制御部13を介して
マスター側100−1とリンクさせる。マスター側10
0−1との通信が確立すると、CPU5は図6に示すス
レーブ処理を実行し、ステップSB1に処理を進める。
ステップSB1では、マスター側100−1からレッス
ンデータを受信するまで待機する。そして、レッスンデ
ータを受信すると、判断結果が「YES」となり、次の
ステップSB2に処理を進める。
【0020】ステップSB2では、受信したレッスンデ
ータをRAM7のバッファエリアに格納する一方、表示
部4に教習開始の旨を表示する。次いで、ステップSB
3では、RAM7のバッファエリアに格納したレッスン
データの内、演奏情報を用いて押鍵ガイド部2を点灯駆
動して押鍵案内する。この押鍵案内に従って生徒が押鍵
操作すると、ステップSB4の判断結果が「YES」と
なり、ステップSB5に処理を進める。ステップSB5
では、その押鍵操作に応じて生成される演奏情報、当該
押鍵操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得
た指使い情報および押鍵箇所情報をそれぞれ所定のレジ
スタにストアする。
【0021】次いで、ステップSB6では、生徒の押鍵
操作に応じて発生した演奏情報とレッスンデータ中の演
奏情報とが一致するか、つまり、押鍵案内した鍵が弾か
れたかどうかを判断する。押鍵案内された鍵が弾かれて
いなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSB
7に進み、表示部4に誤った押鍵である旨を表示してス
テップSB3に処理を戻し、再び押鍵案内を行う。一
方、押鍵案内した鍵が弾かれたならば、上記ステップS
B6の判断結果は「YES」となり、図7に示すステッ
プSB8に処理を進める。ステップSB8では、生徒の
押鍵操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得
た指使い情報とレッスンデータ中の演奏情報とが一致す
るか、つまり、正しい指使いであるかかどうかを判断す
る。
【0022】ここで、正しい指使いが出来ていないと、
判断結果は「NO」となり、ステップSB9に進み、表
示部4に誤った指使いである旨を表示する。そして、ス
テップSB10では、バッファエリアに格納されるレッ
スンデータの内から撮像画像を読み出し、それを図4
(ロ)に図示するように、プロジェクタ部12から鍵盤
1上に投影する。こうして、レッスンデータ中の撮像画
像を鍵盤1上に投影することにより、生徒は先生の指使
いを視覚的に把握でき、手本となる演奏操作を案内し得
るようになっている。この後、ステップSB3に処理を
戻し、演奏教習を再度繰り返す。
【0023】演奏教習を繰り返した結果、正しい指使い
が出来るようになると、上記ステップSB8の判断結果
が「YES」となり、CPU5はステップSB11に処
理を進める。ステップSB11では、生徒の押鍵操作を
撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た押鍵箇所
情報とレッスンデータ中の押鍵箇所情報とが一致する
か、つまり、押鍵時に鍵の適正な箇所を押下しているか
どうかを判断する。
【0024】適正な箇所を押下することが出来ていない
と、判断結果は「NO」となり、ステップSB12に進
み、表示部4に適正な箇所を押下していない旨を表示す
る。そして、ステップSB13では、バッファエリアに
格納されるレッスンデータの内から撮像画像を読み出
し、それを図4(ロ)に図示するように、プロジェクタ
部12から鍵盤1上に投影する。こうして、撮像画像を
鍵盤1上に投影することにより、生徒は先生の押鍵箇所
を視覚的に把握できる。この後、ステップSB3に処理
を戻し、演奏教習を再度繰り返す。演奏教習を繰り返し
た結果、弾くべき鍵を正しい指使いで、かつ適正な箇所
で押鍵することが出来るようになると、上記ステップS
B11の判断結果が「YES」となり、ステップSB1
4に処理を進め、次の演奏操作に対応したレッスンデー
タを送信するようマスター側100−1に送信リクエス
トを送出してから本ルーチンを完了させる。
【0025】このように、本実施例によれば、手本とな
る演奏操作に対応した演奏情報、その演奏操作を撮像し
た撮像画像、この撮像画像に画像認識処理を施して得た
指使い情報および押鍵箇所情報からなるレッスンデータ
をマスター側100−1が生成してスレーブ側100−
2に送出すると、スレーブ側100−2では受信したレ
ッスンデータ中の演奏情報に従って押鍵ガイド部2を点
灯制御して押鍵案内する一方、受信したレッスンデータ
中の指使い情報、押鍵箇所情報と、「生徒」の演奏操作
を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た指使い
情報、押鍵箇所情報とをそれぞれ比較して正しい演奏操
作であるか否かを判定し、誤った演奏操作が行われた場
合にはレッスンデータ中の撮像画像をプロジェクタ部1
2によって鍵盤1上に投影するので、手本となる演奏操
作を教習者に案内して演奏教習することが可能になって
いる。
【0026】なお、上述した実施例では、マスター側1
00−1で撮像された撮像画像をスレーブ側100−2
に送出して鍵盤1上に投影することで手本となる演奏操
作を教習者に案内するようにしたが、これに限らず、図
8(イ),(ロ)に示すように、スレーブ側100−2
で「生徒」の演奏操作を撮像した撮像画像を、マスター
側100−1に送出して鍵盤1上に投影することも可能
である。このようにすることで、先生が生徒の演奏操作
を見てアドバイスする、所謂遠隔教習が可能になる。な
お、双方向の画像通信にて遠隔教習する場合には、撮像
画像に加えて音声信号を重畳したビデオ信号を用いるこ
とになる。
【0027】また、本実施例では、マスター側100−
1から手本となる演奏操作を表すレッスンデータを生成
してスレーブ側100−2に送出する態様としたが、こ
れに限らず、手本となる演奏操作を表すレッスンデータ
を予めスレーブ側100−2のRAM7に記憶させてお
き、スレーブ側100−2単体で手本となる演奏操作を
教習者に案内する態様にすることも可能である。
【0028】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、手本
となる演奏操作を撮像した撮像画像、この撮像画像に画
像認識処理を施して抽出する情報であって、左右両手の
いずれの手指で押鍵したかを表す第1の指使い情報およ
び鍵のどの箇所を押下しているかを表す第1の押鍵箇所
情報からなるレッスンデータを発生し、このレッスンデ
ータ中の第1の指使い情報、第1の押鍵箇所情報と、教
習対象となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処
理を施して得た第2の指使い情報、第2の押鍵箇所情報
とをそれぞれ比較して正しい演奏操作であるか否かを判
定し、誤った演奏操作が行われた場合にはレッスンデー
タ中の撮像画像を鍵盤上に投影するので、手本となる演
奏操作を教習者に案内して演奏教習することができる。
請求項3,4記載の発明によれば、第1の装置が手本と
なる演奏操作を撮像した撮像画像、この撮像画像に画像
認識処理を施して抽出する情報であって、左右両手のい
ずれの手指で押鍵したかを表す第1の指使い情報および
鍵のどの箇所を押下しているかを表す第1の押鍵箇所情
報からなるレッスンデータを発生して第2の装置側へ送
出し、第2の装置では受信したレッスンデータ中の第1
の指使い情報、第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる
演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得
た第2の指使い情報、第2の押鍵箇所情報とをそれぞれ
比較して正しい演奏操作であるか否かを判定し、誤った
演奏操作が行われた場合には受信したレッスンデータ中
の撮像画像を鍵盤上に投影するので、第1の装置から第
2の装置に対して手本となる演奏操作を案内して演奏教
習することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】実施例の外観を示す外観図である。
【図3】マスター側100−1とスレーブ側100−2
との関係を説明するための図である。
【図4】マスター側100−1で撮像した撮像画像をス
レーブ側100−2で投影する様子を示す図である。
【図5】マスター処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】スレーブ処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】スレーブ処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】スレーブ側100−2で撮像した撮像画像をマ
スター側100−1で投影する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 鍵盤 2 押鍵ガイド部 2a 発光手段 2b ドライバ 3 パネルスイッチ群 4 表示部 5 CPU 6 ROM 7 RAM 8 音源 9 D/A変換回路 10 サウンドシステム 11 撮像部 12 プロジェクタ部 13 通信制御部 100 電子楽器 100−1 マスター側電子楽器 100−2 スレーブ側電子楽器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA01 AA04 CA04 CD03 CE02 EA01 EA03 FA01 FC12 FC13 GB13 HA16 5D082 AA03 AA09 AA13 AA15 AA27 5D378 MM35 MM54 MM72 MM92 MM93 MM95 NN03 NN04 NN12 NN16 NN22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手本となる演奏操作を撮像した撮像画
    像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出する情報
    であって、左右両手のいずれの手指で押鍵したかを表す
    第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下しているか
    を表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデータを発
    生するレッスンデータ発生手段と、 前記レッスンデータ中の第1の指使い情報と、教習対象
    となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施
    して抽出した第2の指使い情報とを比較して正しい演奏
    操作であるか否かを判定する第1の判定手段と、 前記レッスンデータ中の第1の押鍵箇所情報と、教習対
    象となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を
    施して得た第2の押鍵箇所情報とを比較して正しい演奏
    操作であるか否かを判定する第2の判定手段と、 前記第1および第2の判定手段のいずれかで誤った演奏
    操作と判定された場合、前記レッスンデータ中の撮像画
    像を鍵盤上に投影する画像投影手段とを具備することを
    特徴とする演奏教習装置。
  2. 【請求項2】 手本となる演奏操作を撮像した撮像画
    像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出する情報
    であって、左右両手のいずれの手指で押鍵したかを表す
    第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下しているか
    を表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデータを発
    生するレッスンデータ発生過程と、 前記レッスンデータ中の第1の指使い情報と、教習対象
    となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施
    して抽出した第2の指使い情報とを比較して正しい演奏
    操作であるか否かを判定する第1の判定過程と、 前記レッスンデータ中の第1の押鍵箇所情報と、教習対
    象となる演奏操作を撮像した撮像画像に画像認識処理を
    施して得た第2の押鍵箇所情報とを比較して正しい演奏
    操作であるか否かを判定する第2の判定過程と、 前記第1および第2の判定過程のいずれかで誤った演奏
    操作と判定された場合、前記レッスンデータ中の撮像画
    像を鍵盤上に投影する画像投影過程とを具備することを
    特徴とする演奏教習方法。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して接続される第1の装置
    および第2の装置から構成され、 第1の装置は、手本となる演奏操作を撮像した撮像画
    像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出する情報
    であって、左右両手のいずれの手指で押鍵したかを表す
    第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下しているか
    を表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデータを発
    生して第2の装置側へ送出し、 第2の装置は、受信したレッスンデータ中の第1の指使
    い情報、第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる演奏操
    作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た第2
    の指使い情報、第2の押鍵箇所情報とをそれぞれ比較し
    て正しい演奏操作であるか否かを判定し、誤った演奏操
    作が行われた場合には受信したレッスンデータ中の撮像
    画像を鍵盤上に投影することを特徴とする演奏教習装
    置。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して接続される第1の装置
    および第2の装置で実行される方法であり、 第1の装置は、手本となる演奏操作を撮像した撮像画
    像、この撮像画像に画像認識処理を施して抽出する情報
    であって、左右両手のいずれの手指で押鍵したかを表す
    第1の指使い情報および鍵のどの箇所を押下しているか
    を表す第1の押鍵箇所情報からなるレッスンデータを発
    生して第2の装置側へ送出する過程と、 第2の装置は、受信したレッスンデータ中の第1の指使
    い情報、第1の押鍵箇所情報と、教習対象となる演奏操
    作を撮像した撮像画像に画像認識処理を施して得た第2
    の指使い情報、第2の押鍵箇所情報とをそれぞれ比較し
    て正しい演奏操作であるか否かを判定し、誤った演奏操
    作が行われた場合には受信したレッスンデータ中の撮像
    画像を鍵盤上に投影する過程とを具備することを特徴と
    する演奏教習方法。
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