JP5350186B2 - データ書込装置、及び、データ書込方法 - Google Patents

データ書込装置、及び、データ書込方法 Download PDF

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Description

本発明は、データを書込制御するデータ書込装置の技術に関する。
従来より、制御対象を制御する電子制御装置においては、制御対象の経年変化や固体差などの影響を受けずに、最適な制御を実行できるよう、過去の目標制御値と目標制御値に基づいて実際に制御対象が制御された実測値との差分(オフセット)を考慮した制御値(学習値)を予めEEPROMへ書込んでおくとともに、次の制御の際にはこの学習値に基づいて制御対象を制御する、学習制御、及び、データ書込制御が適用されている。
電子制御装置のCPUがEEPROMへ学習値を書込む際には、目標制御値と外部センサから入力した実測値との差分に基づく学習値の算出を、ワーキングエリアであるRAMにおいて実行し、算出した学習値をEEPROMへ書込む。
その学習中に、ユーザによりシステム電源がオフされると、電源から電子制御装置への電力供給が停止されるため、RAMに書込まれているデータが消去されてしまい、EEPROMへ学習値を書込むことができなくなってしまうという不都合が生じる。
そこで、RAMに替えて、前述した電力供給が停止されても電源からRAMへ常に電力が供給されるSRAMを用いることによってその不都合を解消している。つまり、学習中にその電力供給が停止されたとしても、SRAMに書込まれている値は保持されるため、その電力供給が再開された際は、保持されている値に基づいて学習制御を継続でき、EEPROMに学習値が書込まれないという不都合を回避することができる。
例えば、特許文献1に、このような、SRAMを用いて学習制御を実行する技術が開示されている。
この学習制御は、電子制御装置が制御対象を自発的に制御する際に行う場合と、ユーザ操作によって外部装置から命令を受けて受動的に行う場合とがある。外部装置から命令を受けた電子制御装置が学習制御を実行する場合は、外部装置の表示部において、学習制御の成功や失敗を表示することができるため、ユーザは操作結果を認識することができる。
特開平10−252547号公報
しかし、電子制御装置のCPUが学習中に、電気的なノイズなどの影響によってSRAMの値が変化するSRAM異常を判定した場合は、SRAMを初期化する機能を働かせるため、SRAMの全てのデータが消去されてしまい、外部装置の表示部へ操作結果を表示させることができなくなってしまう虞がある。
つまり、電子制御装置のCPUは、自発的に実行する学習制御において、SRAM異常を判定した場合には、ユーザへリアルタイムに学習結果を知らせる必要はないが、外部装置から命令を受けて受動的に実行する学習制御においてSRAM異常を判定した場合には、学習結果を外部装置の表示部へ表示させて、すぐにユーザへ知らせる必要があるところ、CPUが自発的に学習制御を実行しているのか、受動的に学習制御を実行しているのか、を示すデータについてもSRAMへ記憶させてしまっていることから、そのデータも同時に消去されてしまっているため、SRAM異常を外部装置の表示部へ表示させることができない虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電子制御装置のCPUはSRAM異常が、自発的に実行する学習制御において発生したのか、外部装置から命令を受けて受動的に実行する学習制御において発生したのかを判断して、SRAM異常が受動的に実行する学習制御において発生した場合に、確実に、学習結果を外部装置の表示部へ表示をさせることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電源から導かれる第1系統より電力の供給を受け、不揮発性の第1記憶部にデータを書込むデータ書込装置であって、所定の条件で、前記第1記憶部へのデータの書込要求を発生する第1要求発生手段と、ユーザから受け付けて、前記書込要求を発生する第2要求発生手段と、前記書込要求の発生を判定するための書込要求判定データを、発生源に応じて記憶する、揮発性の第2記憶部と、発生源に応じて記憶された前記書込要求判定データに基づいて前記書込要求が発生した要因を生成する書込要因生成手段と、前記電源から導かれる第2系統より電力の供給を受け、書込対象データと前記書込要因とを記憶する第3記憶部と、前記第2記憶部に前記書込要求判定データが書込まれている場合に、前記第3記憶部に記憶された前記書込対象データを、前記第1記憶部に書込む書込手段と、前記第3記憶部に記憶されているデータの異常が判定されると前記第3記憶部を初期化する初期化手段と、前記第3記憶部に記憶された前記書込要因が前記ユーザから受け付けたものである場合に、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第1表示制御手段と、前記3記憶部が初期化された場合に、前記第2記憶部にユーザから受け付けたことを示す書込要求判定データが記憶されているときには、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第2表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のデータ書込装置において、前記表示装置は、前記データ書込装置に対して着脱可能な可搬性装置であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のデータ書込装置において、前記受付手段は、前記可搬性装置を介して前記ユーザから前記書込要求を受け付けることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載のデータ書込装置において、前記表示装置は、前記車両に固定的に配置された表示灯であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4に記載のデータ書込装置において、前記受付手段は、前記車両に固定的に配置されるユーザ操作手段を介して前記ユーザから前記書込要求を受け付けることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ書込装置において、前記車両のエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ制御を実施する制御手段、をさらに備え、前記対象データは、前記アイドリングストップ制御に関する学習データであることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6に記載のデータ書込装置は、車両に搭載される電子制御装置であることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、電源から導かれる第1系統より電力の供給を受け、不揮発性の第1記憶部にデータを書込むデータ書込方法であって、所定の条件で、前記第1記憶部へのデータの書込要求を発生する第1要求発生工程と、ユーザから受け付けて、前記書込要求を発生する第2要求発生工程と、前記書込要求の発生を判定するための書込要求判定データを、発生源に応じて、揮発性の第2記憶部へ書込む工程と、発生源に応じて記憶された前記書込要求判定データに基づいて前記書込要求が発生した書込要因を生成し、生成した書込要因を、前記電源から導かれる第2系統より電力の供給を受ける第3記憶部へ書込む書込要因生成工程と、前記第2記憶部に前記書込要求判定データが書込まれている場合に、前記第3記憶部に記憶された前記書込対象データを、前記第1記憶部に書込む工程と、前記第3記憶部に記憶されているデータの異常が判定されると前記第3記憶部を初期化する初期化工程と、前記第3記憶部に記憶された前記書込要因が前記ユーザから受け付けたものである場合に、前記第1記憶部へのデータの書込結果を表示装置へ表示させる第1表示制御工程と、前記3記憶部が初期化された場合に、前記第2記憶部にユーザから受け付けたことを示す書込要求判定データが記憶されているときには、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第2表示制御工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1ないし8の発明によれば、データ書込装置が、前記第2記憶部の異常が、所定の条件でデータの書込要求が発生したことによって実行する書込制御において発生したのか、ユーザから受け付けて実行する書込制御において発生したのか、を判断して、前記第2記憶部の異常が、ユーザから受け付けて実行する学習制御において発生した場合に、外部装置の表示部へ学習結果を表示をさせることができる。
また、請求項2の発明によれば、学習結果を前記データ書込装置に対して着脱可能な可搬性装置へ表示することができる。
また、請求項3の発明によれば、前記書込要求を可搬性装置を介してユーザから受け付けることができる。
また、請求項4の発明によれば、学習結果を車両に固定的に配置された表示灯へ表示することができる。
また、請求項5の発明によれば、前記書込要求を前記車両に固定的に配置されるユーザ操作手段を介してユーザから受け付けることができる。
また、請求項6の発明によれば、前記対象データを、前記アイドリングストップ制御に関する学習データとすることができる。
また、請求項6の発明によれば、データ書込装置は、車両に搭載される電子制御装置とすることができる。
図1は、車両の電子制御システムを示す図である。 図2は、アイドリングストップ電子制御装置のブロック図である。 図3は、外部装置を示す図である。 図4は、外部装置における表示部の表示内容を示す図である。 図5は、制御内容を示すフローチャート図である。 図6は、制御内容を示すフローチャート図である。 図7は、制御内容を示すフローチャート図である。 図8は、制御内容を示すフローチャート図である。 図9は、制御内容を示すフローチャート図である。 図10は、制御内容を示すフローチャート図である。 図11は、制御内容を示すフローチャート図である。 図12は、制御内容を示すフローチャート図である。 図13は、外部装置を示す図である。 図14は、外部装置における表示部の表示形態を示す図である。
本発明は、データを書込制御する技術に関するものであり、データ書込制御を実行する全ての技術分野に適用されるものであるが、便宜上、車両の電子制御を実施の形態として、添付図面を参照しながら説明を行う。
<代表の形態>
(システムブロック図)
図1は第1の実施形態における、車両の電子制御システムを示す。車両の電子制御システムは、例えば、CAN(Control Area Network)と呼ばれる車載ネットワークLに、複数の電子制御装置が接続されている。複数の電子制御装置は、各電子制御装置が制御する制御対象と接続されている。これら電子制御装置は、例えば、ECU(Electronic control Unit)と呼ばれる。
複数の電子制御装置のうちゲートウェイ電子制御装置6は、複数の車載ネットワークにおいて伝送されるデータを交通制御する。複数の車載ネットワークには、車両の走行に関連する電子制御装置が接続されたパワー系ネットワークL1と、情報提供に関連する電子制御装置が接続された情報系ネットワークL2と、電装品に関連する電子制御装置が接続されたボディ系ネットワークL3などがある。なお、メータ電子制御装置5は単独でゲートウェイ電子制御装置6に接続される。
パワー系ネットワークL1には、アイドリングストップ電子制御装置1、エンジン電子制御装置2、バッテリ電子制御装置3、及び、トランスミッション電子制御装置4などの電子制御装置が接続されている。
アイドリングストップ電子制御装置1は、制御部が主にエンジン回転数センサ12などからの入力値に基づいて、車両のエンジンをクランキング制御する際にその回転力を補助させるための制御対象であるスタータモータ11を制御する。エンジン電子制御装置2は、制御部が主にアクセルセンサ16などからの入力値に基づいて、エンジントルクを制御するための制御対象であるスロットルモータ13、インジェクタ14、及び、点火プラグ15を制御する。バッテリ電子制御装置3は、制御部が主にバッテリの電圧センサ17などからの入力値に基づいて、電力を蓄放電させるための制御対象であるスイッチ18を制御する。トランスミッション電子制御装置4は、制御部が主に変速レバーに接続される変速段センサ19などからの入力値に基づいて、変速段を変速させるための制御対象であるソレノイド20などを制御する。
情報系ネットワークL2には、ナビゲーション電子制御装置7などが接続されている。
ナビゲーション電子制御装置7は、制御部が主にGPS衛星から受信した位置データと記憶部に記憶されている地図データを制御対象である表示部において表示制御する。
ボディ系ネットワークL3には、エアコン電子制御装置8、ライト電子制御装置9、及び、ワイパ電子制御装置10が接続されている。
エアコン電子制御装置8は、制御部が主に温度センサなどからの入力値に基づいて、車室内の空気を調整するための制御対象であるモータ21を制御する。ライト電子制御装置9は、制御部が主にユーザ操作によりオンにされた信号に基づいて、制御対象であるヘッドライト22などを点灯制御する。ワイパ電子制御装置10は、制御部が主にユーザ操作によりオンにされた信号に基づいて、制御対象であるワイパモータ23を制御する。
単独でゲートウェイ電子制御装置6に接続されているメータ電子制御装置5は、制御部が主に各電子制御装置からの伝送される入力値や、各センサからの入力値に基づいて、制御対象である車速メータやエンジン回転数メータなどを表示制御する。
また、外部装置Xは、例えば、パワー系ネットワークの車載ネットワーク側コネクタ33へ外部装置Xに備わるケーブルのコネクタ32を接続し、ユーザ操作を受け付けて、車載ネットワークL1に接続されている電子制御装置へその操作に応じた制御を実行させる。つまり、外部装置Xは車両の電子制御システムへ着脱可能な表示装置と言える。
(電子制御装置)
本実施の形態で説明する技術は、何れの電子制御装置においても適用可能であるが、便宜上、アイドリングストップ電子制御装置1に適用した場合を例とし、添付図面を参照しながら説明を行う。図2にアイドリングストップ電子制御装置1のシステムブロックを示す。
アイドリングストップ電子制御装置1は、アイドリングストップ機能を発揮するための制御プログラムが書込まれている不揮発性記憶部であるROM24、学習制御値や制御履歴データが書込まれ、書込みと消去が可能な不揮発性記憶部であって第1の記憶部であるEEPROM25、制御部が演算する際に一時的に値を書込む揮発性記憶部であって、第2の記憶部であるNRAM26、EEPROM25などに書込まれるデータをバックアップデータとして書込まれ、電源Bから導かれる第2系統B2より電力の供給を受ける不揮発性記憶部であって第3の記憶部であるSRAM(STANDBY RAM)27、及び、EEPROM24に書込まれている制御プログラムと、センサ12や車載ネットワークLなどからの入力信号と、に基づいてスタータモータ11などを制御するアイドリングストップ機能を発揮するCPU28を備える。なお、CPU28は、更に、データの書込要求を受け付けて学習制御をする機能、学習結果をEEPROM25やSRAM27へデータを書込む機能、又は、制御プログラムに基づいてデータ書込要求を出力する機能を発揮する。
なお、アイドリングストップ電子制御装置1は、電源Bから導かれる第1系統B1より電力の供給を受けて、アイドリングストップ機能を発揮させる。この第1系統B1は、ユーザによりイグニッションスイッチ、及び、プッシュスタートスイッチなどのユーザスイッチSWが操作されたことによって、車両の制御システムが起動される際に、アイドリングストップ電子制御装置1などの電子制御装置へ電力の供給を行う。他方で、第2系統B2は、ユーザスイッチSWの操作に関係なくSRAMへ電力の供給を行う。
(アイドリングストップ機能)
アイドリングストップ機能とは、燃費を抑制するエンジン制御であって、ユーザスイッチSWの操作によりエンジンを始動させてから、ユーザによるユーザスイッチSWの操作によりエンジンを停止させるまでにおいて、車速が0になって車両が停車するなどの条件を満たすとエンジンを停止し、その後にユーザのアクセル操作を検知するなどの条件を満たすとエンジンを始動する機能をいう。この機能は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が他の電子部品や他の電子制御装置などの制御要素と協働することによって発揮される。
(外部装置)
次に、外部装置Xについて説明する。外部装置Xは、例えば、図3に示すような、スキャンツールであり、外部装置Xは、ユーザからデータ書込要求を受け付ける操作部30、データ書込要求の書込結果を表示する表示部29、操作部30が受け付けた内容を各電子制御装置へ出力するとともに表示部29へ書込結果などを出力する制御部39、外部装置Xと車両の電子制御システムとを接続する接続ケーブル31、接続ケーブル31と車両の電子制御システムの車載ネットワーク側コネクタ33とを接続するケーブル側コネクタ32を備える。
外部装置Xが備える制御部39は、ユーザが操作部30を操作して指定した電子制御装置へ学習制御させて学習値をEEPROM25へ書込ませる、又は、直接データをEEPROM25へ書込ませる。ユーザが外部装置Xによりアイドリングストップ電子制御装置1へ学習制御させて学習値をEEPROM25へ書込ませる場合は、ユーザが外部装置Xの操作部30において、アイドリングストップ電子制御装置1を指定するIDコードと、学習制御させたい学習・書込制御コードとを入力し、操作部によって受け付けられたこれらコードを、制御部39が車載ネットワークLへ出力する。
次にアイドリングストップ電子制御装置1のネットワークドライバが、車載ネットワークL1へ流れているIDコードデータに基づいてアイドリングストップ電子制御装置1宛であることを認識して、IDコードに紐付いている学習・書込制御コードを取り込む。アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は取り込んだ学習・書込制御コードに基づいて学習制御を実行しEEPROMへ学習値を書込むとともに、この書込みが終了すると書込結果のデータと外部装置Xを指定するIDコードを車載ネットワークL1へ出力する。
逆に、外部装置Xが車載ネットワークL1へ流れているIDコードデータに基づいて外部装置X宛であることを認識すると、IDコードに紐付いている書込結果データを取り込んで、外部装置Xの39が書込結果を表示部29へ出力する。
外部装置Xの制御部39が表示部29へ表示させる内容を図4に基づいて説明する。外部装置Xは、自らが機能するための電力を車両の電源から賄うようになっているため、ユーザによるユーザスイッチSWの操作により車両の電子制御システムへ電源が投入されている状態で、外部装置Xのケーブル側コネクタ32が車載ネットワーク側コネクタ33に接続されることによって電力が供給されて機能する。外部装置Xへ電力が供給されると、外部装置Xの制御部39は表示部29へ所定の初期画面を表示させる。つまり、外部装置Xに電力が供給された初期の状態では、表示部29へ図4におけるIに示す初期画面を表示する。
また、外部装置Xがアイドリングストップ電子制御装置1へユーザ操作に基づく書込要求を出力し、アイドリングストップ電子制御装置1が書込みを実行している間は、表示部29へ図4におけるIIに示す書込中を表示する。
また、外部装置Xがアイドリングストップ電子制御装置1へユーザ操作に基づく書込要求を出力し、アイドリングストップ電子制御装置1が書込みを正常に終了させた場合に送信されるその旨のデータに基づいて、表示部29へ図4におけるIIIに示す書込成功を表示する。
また、外部装置Xがアイドリングストップ電子制御装置1へユーザ操作に基づく書込要求を出力し、アイドリングストップ電子制御装置1が書込みを正常に終了しなかった場合に送信されるその旨のデータに基づいて、表示部29へ図4におけるIVに示す書込失敗を表示する。従って、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が車載ネットワークLへ書込結果データを出力する機能を、CPU28が備える表示機能と考えることもできる。
(学習・書込制御)
アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が実行する学習・書込制御には、車両制御プログラムによる学習・書込制御と、ユーザ指令による学習・書込制御とがある。以降、これらを区別して説明する。
(車両制御プログラムよる学習・書込制御)
アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が実行する、車両制御プログラムによる学習・書込制御とは、例えば、ユーザによるユーザスイッチSWの操作によりエンジンを始動させてから、ユーザによるユーザスイッチSWの操作によりエンジンを停止させるまでを、1回(1トリップ)とし、このトリップ数が所定回数(例えば、50回)を超えるなどの所定の条件を満たす毎に、過去の目標制御値と目標制御値に基づいて制御対象が実際に制御された実測値との差分(オフセット)を考慮した制御値(学習値)を予めEEPROMへ書込んでおく制御を、車両制御の実行とともに行う制御をいう。これにより、経年変化によって目標制御値とは異なった制御結果になるという事態を回避でき、経年変化により制御対象が劣化しても精度の高い制御結果を得ることができる。
この他にも、トリップ数が所定回数(例えば、50回)を超えるなどの所定の条件を満たす毎に、車両が位置するエリアの勾配を測定するためのセンサ(例えば、Gセンサ)の原点を学習してEEPROMへ書込むプログラムが、ROM24に書込まれており、CPU28がこのプログラムに基づいて実行する制御がある。
なお、このような機能を担う、アイドリングストップ電子制御装置1、車両の電子制御システム、又は、車両を、データ書込装置と考えることもできる。
(ユーザ指令による学習・書込制御)
ユーザ指令による学習・書込制御とは、ユーザが外部装置Xを操作して、車載ネットワークLを介して、アイドリングストップ電子制御装置1へ、ユーザが所望する学習・書込制御を実行させる制御をいう。例えば、アイドリングストップ電子制御装置1が故障したことにより、ディーラや修理工場において、新しいアイドリングストップ電子制御装置1と交換する際に、ユーザが外部装置Xにより前述するような操作をして、アイドリングストップ電子制御装置1へ所望する学習・書込み制御を実行させる。
ユーザが所望する学習・書込制御には、前述するような学習・書込制御がある。
(ユーザ指令による書込制御)
ユーザ指令による書込制御とは、ユーザが外部装置Xを操作して、車載ネットワークLを介して、アイドリングストップ電子制御装置1へ、ユーザが所望する書込制御を実行させる制御をいう。例えば、ディーラや修理工場において、アイドリングストップ電子制御装置1が故障したことにより、新しいアイドリングストップ電子制御装置1と交換する場合に、旧アイドリングストップ電子制御装置1のEEPROMに書込まれている学習値やパラメータを、ユーザが外部装置Xによりアイドリングストップ電子制御装置1へ前述するような操作をし、書込ませる制御を実行させる。
ユーザがアイドリングストップ電子制御装置1へ書込ませるデータには、スタータモータ11の駆動回数などがあり、旧アイドリングストップ電子制御装置1から読み出したスタータモータ11の駆動回数を、ユーザが外部装置Xを前述した操作をして、交換したアイドリングストップ電子制御装置1のEEPROM25へ書込ませる。
なお、このスタータモータ11の駆動回数は、アイドリングストップ電子制御装置1において、所定回数(例えば、36万回)以上になった場合に、スタータモータ11が寿命が尽きたとしてアイドリングストップ機能を無効にする制御に利用する。
なお、前述したとおり、ユーザ指令による学習・書込制御やユーザ指令による書込制御は、ユーザが外部装置Xを操作することにより実行されるため、外部装置Xによる学習・書込制御、及び、外部装置Xによる書込制御と考えることもできる。
(学習・書込制御処理)
以降、前述した、学習・書込制御の詳細な処理内容を、図5、図6、図7、図8、図9、図10、及び、図11に基づいて説明する。
なお、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が実行する学習・書込制御処理には、書込要求判定処理、学習・書込処理、SRAM学習処理、EEPROM書込処理、SRAM書込異常判定処理、特定SRAM書込異常判定処理、及び、外部装置応答処理があり、CPU28はマルチタスク機能により、予め各処理に割り当てた時間ごとに、各処理を並列に実行する。もちろん、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は、アイドリングストップ機能などの他の機能を発揮するための処理についても、そのマルチタスク機能により実行している。
(書込要求判定処理)
図5は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が、車両制御プログラムによる学習・書込制御、又は、外部装置Xによる学習・書込制御の何れにより、EEPROM25へデータを書込む要求が発生したのかを判定する。つまり、図5は、CPU28が、それらのうち何れが発生源であるかを判定するとともに、書込要求が発生したことを判定した場合に、実行する処理を示す図である。なお、図5に示す処理を書込要求判定処理と称し、CPU28はこの書込要求判定処理を所定の周期(例えば、16ms)で実行する。
ステップS1において、CPU28は、車両制御プログラムによる書込要求があるか否かを判定する。詳述すると、CPU28は、車両制御プログラムによる書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていないかどうかを判定する。CPU28は車両制御プログラム書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていると判定すると、ステップS2へ移行する(ステップS1にてYES)。CPU28は車両制御プログラムによる書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていないと判定すると、ステップS4へ移行する(ステップS1にてNO)。
ここで、書込要求を示すパラメータは、CPU28が車両制御プログラムによって学習・書込制御を実行する際に出力され発生する。又は、外部装置XによってCPU28が学習・書込制御を実行する際に出力され発生する。
ステップS2において、CPU28は、ステップS1において書込要求を示すパラメータが車両制御プログラムを実行することによって発生したものであるため、NRAMに設定されている車両制御プログラム用要求受付フラグをオンにする。つまり、CPU28は、後述する処理において、書込要求の発生を判定するための車両制御プログラム用要求受付フラグをオンにする。
ステップS3において、CPU28は、ステップ2においてオンにされた車両制御プログラム用書込要求受付フラグを参照して、SARAM27に設定されている書込要因ステータスを、車両制御プログラムであることを示す「1」に書き換える。つまり、CPU28は、車両制御プログラム用書込要求受付フラグに基づいて、書込要因ステータスを生成し、後述する処理において、書込要因ステータスを参照し、書込む要因が何であるかを判定できるようにしている。
ステップS4において、CPU28は、外部装置Xによる書込要求があるか否かを判定する。詳述すると、CPU28は、外部装置Xによる書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていないかどうかを判定する。CPU28は外部装置Xによる書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていると判定すると、ステップS5へ移行する(ステップS4にてYES)。CPU28は外部装置Xによる書込要求を示すパラメータがNRAM26に入力されていないと判定すると、リターンへ移行する(ステップS4にてNO)。
ステップS5において、CPU28は、ステップS4において書込要求を示すパラメータが外部装置Xにより発生したものであるため、NRAMに設定されている外部装置X用要求受付フラグをオンにする。つまり、CPU28は、後述する処理において、書込要求の発生を判定するための外部装置X用要求受付フラグをオンにする。なお、要求受付フラグについて、車両制御プログラム用と外部装置X用を設けるのは、CPU28が、後述する処理において、書込要求の発生源を特定するためである。
ステップS6において、CPU28は、ステップ5においてオンにされた外部装置X用書込要求受付フラグを参照して、SRAM27に設定されている書込要因ステータスを、外部装置Xであることを示す「2」に書き換える。つまり、CPU28は、外部装置X用書込要求受付フラグに基づいて、書込要因ステータスを生成し、後述する処理において、書込要因ステータスを参照し、書込む要因が何であるかを判定できるようにしている。
車両制御プログラム用要求受付フラグや外部装置X用要求受付フラグは、ユーザスイッチSWが操作されてシステム電源がオフされた際に、自動的にオフさせたいフラグであるため、NRAM26に設定している。つまり、それらフラグは、揮発性記憶メモリであるNRAM26に設定されているため、システム電源がオフにされるのと連動して消去されオフになるようにしている。
従って、これらフラグはSRAM27よりもNRAM26に設定するほうが好ましい。
また、書込要因ステータスは、CPU28が、学習・書込制御を実行中にシステム電源がオフされても、次のシステム電源オンの際に、前回トリップで中断したその制御においてどのような要因に基づく要求があったのかをわかるようにし、書込要因に応じた制御を実行できるようにするために、システム電源がオフにされてもデータが消去されずに残されているSRAM27に設定している。
書込要因に応じた制御とは、CPU28が、学習・書込制御実行中にシステム電源がオフになっても、再びシステム電源をオンした際は、SRAM27に設定され、消去されずに残っている書込要因ステータスを参照し、書込要因ステータスが車両制御プログラムを示す「1」の場合に、同じく消去されずに残っているSRAM27のデータに基づいてその制御を継続し、書込要因ステータスが外部装置Xを示す「2」の場合に、その制御を継続せずに外部装置Xの表示部29へ書込みが失敗したことを表示させる制御である。
外部装置Xは、前述したように、自らが機能するための電力を車両の電源から賄うようになっており、ユーザによるユーザスイッチSWの操作により車両の電子制御システムへ電源が投入されている状態で、外部装置Xのケーブル側コネクタ32が車載ネットワークL1の接続コネクタ33に接続されることによって電力が供給されて機能する。このため、外部装置Xにより学習・書込制御を実行中にシステム電源がオフにされ、再びシステム電源がオンにされると、外部装置Xは、電力が供給された初期の状態であるため、表示部29へ初期画面を表示する。その初期画面を見たユーザは、通常、学習・書込制御が失敗したものと理解するが、その制御を継続してしまうと、ユーザの理解とは逆に実際にはその制御は成功することになって、ユーザの理解と制御結果に矛盾が発生してしまう。そこで、CPU28は、書込要因ステータスが外部装置Xを示す「2」である場合は、その制御の継続を実行せずに外部装置Xの表示部29へ書込みが失敗したことを表示させて、ユーザの理解と制御結果に矛盾が無いようにしている。
従って、書込要因ステータスはNRAM26よりもSRAM27に設定するほうが好ましい。
なお、後述する他のフラグは、前述するようにシステム電源のオフに伴ってオフにされる、CPU28がエンド処理やイニシャル処理を実行する際にオフにする、又は、CPU28がそのフラグの目的が終了するごとにオフにするなど各機能に適した制御が実行される。更に、書込要因ステータスを含め、後述する全てのステータスは、CPU28が、イニシャル処理を実行する際に0に書き換える、又は、そのステータスの目的が終了するごとに0に書き換えるなど各機能に適した制御が実行される。
(学習・書込処理)
図6は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が、要求受付フラグがオンされたか否かを判定するとともに、要求受付フラグがオンされたことを判定した場合に、実行する処理を示す図である。なお、図6に示す処理を学習・書込処理と称し、CPU28はこの学習・書込処理を所定の周期(例えば、16ms)で実行する。
ステップS7において、CPU28は、車両制御プログラム用書込要求受付フラグ、又は、外部装置X用書込受付フラグの何れかの書込要求受付フラグがオンかどうかを判定する。CPU28は何れかの書込要求受付フラグがオンされていると判定する場合は、ステップS8へ移行する(ステップS7にてYES)。CPU28は書込要求受付フラグがオンされていないと判定する場合は、リターンへ移行する(ステップS7にてNO)。
ステップS8において、CPU28は、SRAMをワーキングエリアとして所定の学習処理を実行する。この学習処理をSRAM学習処理と称し、CPU28は、SRAM学習処理の実行を終了するとステップS9へ移行する。なお、詳細なSRAM学習処理については後述する。
ステップS9において、CPU28は、SRAM学習処理においてSRAMに書込まれた学習値をEEPROMへ書込む処理を実行する。この書込む処理をEEPROM書込処理と称し、CPU28は、EEPROM書込処理の実行を終了するとステップS10へ移行する。なお、詳細なEEPROM書込処理については後述する。
ステップS10において、CPU28は、EEPROM書込処理においてEEPROMに書込まれた学習値に異常がないかどうかを判定する処理を実行する。この異常判定処理をEEPROM書込異常判定処理と称し、CPU28は、EEPROM書込異常判定処理の実行を終了するとリターンへ移行する。なお、詳細なEEPROM書込異常判定処理については後述する。
(SRAM学習処理)
まず、SRAM学習処理について説明する。従来の学習制御は、電子制御装置のCPUがEEPROMへ学習値を書込む際は、目標制御値と電子制御装置の外部センサから入力した実測値との差分に基づく学習値の算出を、ワーキングエリアであるRAMにおいて実行し(以降、この処理をRAM学習処理とする)、算出した学習値をEEPROMへ書込んでいたが、その際に、ユーザによりシステム電源がオフされたことによって、電源から電子制御装置への電力供給が停止されると、RAMに書込まれているデータが消去されてしまい、学習値をEEPROMへ書込むことができなくなってしまうという不都合が生じていた。
そこで、RAMに替えて、前述した電力供給が停止されても電源からRAMへ常に電力が供給されるSRAMを用いてRAM学習処理を実行する(以降、この処理をSRAM学習処理とする)ことによってその不具合を解消している。つまり、RAM学習処理に代えてSRAM学習処理を採用すれば、学習中にその電力供給が停止されたとしても、SRAMに書込まれている値は保持されるため、その電力供給が再開された際に、保持されている値に基づいて学習制御を継続でき、EEPROMに学習値が書込まれないという不具合を回避することができる。
従って、このような利点を有するSRAM学習処理を本実施の形態においても採用している。
SRAM学習処理の詳細な内容を図7を参照しながら説明する。なお、図7は、図6の学習・書込処理におけるステップS8のSRAM学習処理の詳細な処理を示す図である。
ステップ11において、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は、アクチュエータが所望する動作量となる目標制御値に基づいて、アクチュエータを制御する。
ステップ12において、CPU28は、目標制御値により制御したアクチュエータの動作結果、つまり、動作量を検知するセンサから実制御値を検知する。
ステップ13において、CPU28は、目標制御値と、実制御値との差分(オフセット値)を演算し、この演算したオフセット値をSRAMに書込む。
ステップ14において、CPU28は、オフセット値に基づいて学習制御値を演算し、この学習制御値をSRAM27へ書込む。
なお、CPU28は、外部装置Xによる書込制御を機能させる場合には、SRAM学習処理に代えて、外部装置においてユーザが入力した所望するデータを、SRAMへ書込むSRAM書込処理を実行する。
(EEPROM書込処理)
EEPROM書込処理の詳細な内容を図8を参照しながら説明する。図8は、図6の学習・書込処理におけるステップS9のEEPROM書込処理の詳細な処理を示す図である。
ステップS15において、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は、SRAM27に書込まれている学習値を読み出す。
ステップS16において、CPU28は、SRAM27から読み出した学習値をEEPROM25へ書込む。
(EEPROM書込異常判定処理)
EEPROM書込異常判定処理の詳細な内容を図9を参照しながら説明する。なお、図9は、図6の学習・書込処理におけるステップS10のEEPROM書込異常判定処理の詳細な処理を示す図である。
ステップ17において、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は、EEPROM25に書込まれている学習値を読み出す。この読み出した学習値を学習値Aとする。
ステップ18において、CPU28は、SRAM27に書込まれている学習値を読み出す。この読み出した学習値を学習値Bとする。
ステップS19において、CPU28は、SRAM27に設定されている書込要因を読み出し、書込要因が車両制御プログラムによるものであることを示す「1」であるか否かを判定する。書込要因が1であると判定する場合は、ステップS24へ移行する(ステップS19においてYES)。書込要因が1であると判定しない場合は、ステップS20へ移行する(ステップS19においてNO)。
ステップS20において、CPU28は、SRAM27に設定されている書込要因を読み出し、書込要因が外部装置によるものであることを示す「2」であるか否かを判定する。書込要因が2であると判定する場合は、ステップS21へ移行する(ステップS20においてYES)。書込要因が2であると判定しない場合は、リターンへ移行する(ステップS20においてNO)。
ステップ21において、CPU28は、学習値Aと学習値Bが一致するかどうかを判定する。この判定において、学習値Aと学習値Bとが一致する場合にはステップS22へ以降する(ステップS21においてYES。それらが一致しない場合にはステップS23へ以降する(ステップS21においてNO)。
ステップS22において、CPU28は、NRAM26に設定されている外部装置応答ステータスを成功を示す「2」に書き換える。次に、リターンへ以降する。
ステップS23において、CPU28は、NRAM26に設定されている外部装置応答ステータスを失敗を示す「1」に書き換える。次に、リターンへ以降する。
ステップ24において、CPU28は、学習値Aと学習値Bが一致するかどうかを判定する。この判定において、学習値Aと学習値Bとが一致する場合にはリターンへ以降する(ステップS24においてYES。それらが一致しない場合にはステップS25へ以降する(ステップS24においてNO)。
ステップS25において、CPU28は、異常を示すダイアグをEEPROM25へ書込む。次に、リターンへ移行する。
(SRAM書込異常判定処理)
図10は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が、SRAM27に書込まれているデータに異常が発生しているか否かを判定するとともに、異常が発生していることを判定した場合に、実行する処理を示す図である。なお、図10に示す処理をSRAM書込異常判定処理と称し、CPU28はこのSRAM書込異常判定処理を所定の周期(例えば、36ms)で実行する。
ステップS26において、CPU28は、SRAM27に書込まれているデータに異常が発生しているか否かを判定する。その異常判定は、CPU28が、SRAM27に予め書込まれている異常チェック用キーワード、例えば、5AA5を読み出して、キーワード5AA5が変化しているかどうかを判定することにより行われる。CPU28は、SRAM27から読み出したキーワード5AA5が変化していると判定する場合は、SRAM27に電気的なノイズが影響したことによって、SRAM27に異常が発生したと判定し、ステップS27へ移行する(ステップS26においてYES)。CPU28は、SRAM27から読み出したキーワード5AA5が変化していないと判定する場合は、SRAM27にその異常が発生していないと判定し、リターンへ移行する(ステップS26においてNO)。
ステップS27において、CPU28は、SRAM27に異常が発生しているため、SRAM初期化処理を実行する。SRAM初期化処理は、CPU28がSRAM27に記憶されているデータを初期の状態に制御する処理であり、例えば、CPU28がSRAM27の記憶領域の全てにデータFFFFを書込むことにより行われる。次に、ステップS28へ移行する。
ステップS28において、CPU28は、NRAM26に設定されている、SRAM27が初期化されたことを示す、SRAM初期化フラグをオンに書き換える。次に、リターンへ移行する。
(特定SRAM書込異常判定処理)
ここで、SRAM異常が発生した場合の不具合について説明する。電子制御装置のCPUが、自発的に実行する学習制御において、電気的なノイズなどの影響によってSRAMの値が変化するSRAM異常を判定した場合には、ユーザへリアルタイムに学習結果を知らせる必要はないが、外部装置から命令を受けて受動的に実行する学習制御においては、SRAM異常を判定した際に、学習結果を外部装置の表示部へ表示させて、すぐにユーザへ知らせる必要があるところ、CPUが自発的に学習制御を実行しているのか、受動的に学習制御を実行しているのか、を示すデータである書込要因ステータスについてもSRAMへ記憶させてしまっていることから、その際はSRAMが初期化されそのデータも同時に消去されてしまい、SRAM異常が発生したことを外部装置の表示部へ表示させることができないという不具合が発生する虞がある。そこで、本実施の形態のアイドルストップ機能などを発揮するCPU28が後述する処理を実行することにより、その不具合を解消している。
図11は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28が、SRAM27に書込む制御が失敗したかを判定するとともに、外部装置へ応答することを指示するステータスを書換えるべきか否かを判定する処理、つまり、外部装置へ応答すべき異常(特定の異常)かどうかを判定する処理を示す図である。なお、図11に示す処理を特定SRAM書込異常判定処理と称し、CPU28はこの特定SRAM書込異常判定処理を所定の周期(例えば、36ms)で実行する。
ステップS29において、CPU28は、NRAM26に設定されているSRAM初期化フラグを読み出し、SRAM初期化フラグがオンか否かを判定する。CPU28は、SRAM初期化フラグがオンであると判定する場合には、ステップS30へ移行する(ステップS29においてYES)。CPU28は、SRAM初期化フラグがオンでないと判定する場合には、リターンへ移行する(ステップS29においてNO)。
ステップS30において、CPU28は、NRAM26に設定している書込失敗フラグをオンにする。次に、ステップS31へ移行する。
ステップS31において、CPU28は、NRAM26に設定されれている外部装置X用書込要求受付フラグを読み出し、外部装置X用書込要求受付フラグがオンか否かを判定する。CPU28は、外部装置X用書込要求受付フラグがオンであると判定する場合には、ステップS32へ移行する(ステップS31においてYES)。CPU28は、外部装置X用書込要求受付フラグがオンでないと判定する場合には、リターンへ移行する(ステップS31においてNO)。
ステップS32において、CPU28は、CPU28は、NRAM26に設定している外部装置応答ステータスを書込失敗を示す「1」に書き換える。次にリターンへ移行する。
つまり、CPU28がステップS29において、SRAMを初期化したことをNRAM26に設定されているSRAM初期化フラグに基づいて判定し、ステップS31において、学習・書込制御が、外部装置から命令を受けて受動的に実行されていることをNRAM26に設定されている外部装置X用書込要求受付フラグに基づいて判定することによって、SRAM異常の際は、SRAM異常が、自発的に実行する学習制御において発生したのか、外部装置から命令を受けて受動的に実行する学習制御において発生したのかを判断しすることができるとともに、SRAM異常が受動的に実行する学習制御において発生した場合には、確実に、学習結果を外部装置の表示部へ表示をさせることができる。
(外部装置応答処理)
図12は、アイドリングストップ電子制御装置1のCPU28は、NRAM26設定されている外部装置応答ステータスを参照して、外部装置へ応答すべきか否かを判定する処理を示す図である。なお、図12に示す処理を外部装置応答処理と称し、CPU28はこの外部装置応答処理を所定の周期(例えば、36ms)で実行する。
ステップS33において、CPU28は、NRAM26に設定されている外部装置応答ステータスが、応答を返さないことを示す「0」か否かを判定する。外部装置応答ステータスが1であると判定する場合は、リターンへ移行する(ステップS33においてYES)。外部装置ステータスが1であると判定しない場合は、ステップS34へ移行する(ステップS33においてNO)。
ステップS34において、CPU28は、NRAM26に設定されている外部装置応答ステータスが、書込みが失敗したことを示す「1」であるか否かを判定する。外部装置応答ステータスが1であると判定する場合は、ステップS35へ移行する(ステップS34においてYES)。外部装置ステータスが1であると判定しない場合は、ステップS36へ移行する(ステップS34においてNO)。
ステップS35において、CPU28は、車載ネットワークドライバを制御して、車載ネットワークLへ、外部装置Xが宛先となるIDコードと、書込制御が書込み結果データである、失敗した旨のデータとを出力する。次に、リターンへ移行する。
ステップS36において、CPU28は、NRAM26に設定されている外部装置応答ステータスが、書込みが成功したことを示す「2」であるか否かを判定する。外部装置応答ステータスが2であると判定する場合は、ステップS37へ移行する(ステップS36においてYES)。外部装置応答ステータスが2であると判定しない場合は、リターンへ移行する(ステップS36においてNO)。
ステップS37において、CPU28は、車載ネットワークドライバを制御して、車載ネットワークLへ、外部装置Xが宛先となるIDコードと、書込制御が書込み結果データである、成功した旨のデータとを出力する。次に、リターンへ移行する。
これにより、CPU28は、外部装置Xの表示部29へ学習・書込結果を表示制御することができる。
<その他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
<変形例1>
上記代表の実施の形態において、電子制御装置はアイドリングストップ電子制御装置1として説明したが、エンジン電子制御装置2、バッテリ電子制御装置3、トランスミッション電子制御装置4、メータ電子制御装置5、ゲートウェイ電子制御装置6、ナビゲーション電子制御装置7、エアコン電子制御装置8、ライト電子制御装置9、ワイパ電子制御装置10、又は、他の電子制御装置、により実現することも可能である。
<変形例2>
上記代表の実施の形態において、アイドリングストップ電子制御装置1は、図2に示すように、CPU28、ROM24、NRAM26、及び、SRAM27が電子基板において実装され、それらがパターンによって電気的に接続されているように解釈できるが、これに限られず、CPU28、ROM24、NRAM26、及び、SRAM27がワンパッケージ化されたマイコンとして電子基板に実装されるものであっても良い。この場合、EEPROM25は、図2と同様に電子基板に実装されるとともにマイコンとパターンにより電気的に接続される。
<変形例3>
上記代表の形態における、ユーザ指令による学習・書込制御は、ユーザがアイドリングストップ電子制御装置1と接続された外部装置Xを操作して、ユーザが所望する学習・書込制御を、アイドリングストップ電子制御装置1などの電子制御装置へ実行させると説明したが、ユーザが車両に固定的に備わる操作手段に基づく所定のマニュアル操作を行うことによって、ユーザが所望する学習・書込制御を、アイドリングストップ電子制御装置1などの電子制御装置へ実行させる方法であってもよい。例えば、ユーザがユーザスイッチSWを操作して、車両システムを起動させ、かつ、サイドブレーキを引いて停車させた状態において、ブレーキ操作や変速レバー操作などを組み合わせた所定の操作により、所定の電子制御装置へ学習・書込制御を実行させる。
変形例3の場合における、ユーザへ制御結果を知らせる表示させる方法は、図13に示すメータパネルYのランプ34へ表示する方法である。車両に固定的に配置されたランプ表示は、メータ電子制御装置5が学習・書込制御を実行した電子制御装置から車載ネットワークLを介して受信した制御結果データを、図13
に示す形態で行う。つまり、ユーザスイッチSWが操作され、車両システムに電源が投入された際には、メータ電子制御装置5は、図1
に示すVの初期状態として所定時間(例えば、5秒)点灯する。
また、マニュアル操作により電子制御装置へ書込要求を出力し、電子制御装置が書込み
を実行している間は、メータ電子制御装置5は、図14におけるVIに示すように、表示
ランプ34を点灯させる。
また、マニュアル操作により電子制御装置へ書込要求を出力し、電子制御装置が書込みを正常に終了させた場合に送信されるその旨のデータに基づいて、メータ電子制御装置5は、表示ランプ34を図14におけるVIIに示すとおり消灯させる。
また、マニュアル操作により電子制御装置へ書込要求を出力し、電子制御装置が書込みを正常に終了しなかった場合に送信されるその旨のデータに基づいて、メータ電子制御装置5は、ランプ34を図14
におけるVIIIに示すとおり点灯させる。
変形例3の場合における、学習・書込制御の処理について、特に、代表の形態と相違する点を中心に説明することとする。
図5に示す書込要求判定処理において、相違する処理を説明する。ステップS4において判定がNOとなった場合に、書込要因がマニュアル操作によるものか否かを問うステップX4を追加し、ステップX4において、CPU28が、書込要因がマニュアル操作によるものであると判定する場合は、追加するステップX5へ移行する(ステップX4においてYES)。書込要因がマニュアル操作によるものであると判定しない場合は、リターンへ移行する(ステップX4においてNO)。
また、追加したステップX5において、NRAM26に設定されているマニュアル操作用書込要求受付フラグをオンにして、追加するステップX6へ移行する。
また、追加してステップX6において、CPU28は、ステップX5においてオンにしたマニュアル操作用書込要求受付フラグを参照して、SRAM27に設定されている書込要因ステータスを書込要因がマニュアル操作であることを示す「3」に書き換える。次に、リターンへ移行する。
図6に示す学習・書込処理において相違する処理を説明する。ステップS7の判定する書込要求受付フラグには、マニュアル操作用の書込要求受付フラグが追加で判定される。つまり、車両制御プログラム用書込要求受付フラグ、外部装置X用書込受付フラグ、又は、マニュアル操作用の書込要求受付フラグの何れかの書込要求受付フラグがオンかどうかを判定する。
図9に示すEEPROM書込異常判定処理において相違する処理を説明する。ステップS20において、判定がNOとなった場合に、書込要因ステータスが3であるか否かを問うステップX20を追加し、ステップX20において、CPU28がSRAM27に設定されている書込要因ステータスを読み出し、書込要因ステータスがマニュアル操作を示す「3」であるか否かを判定する。書込要因ステータスが3であると判定する場合に、追加するステップX21へ移行する(ステップX20においてYES)。書込要因ステータスが3であると判定しない場合に、リターンへ移行する(ステップX20においてNO)。
また、追加したステップX21において、ステップS21と同じ判定をする。CPU28が、学習値Aと学習値Bが一致すると判定する場合に、追加するステップX22へ移行する(ステップX21においてYES)。CPU28が、学習値Aと学習値Bが一致すると判定しない場合に、追加するステップX23へ移行する(ステップX21においてNO)。
また、追加したステップX22において、ランプ用応答ステータスを書込み成功を示す「2」に書き換える。
また、追加したステップX23において、ランプ用応答ステータスを書込み失敗を示す「1」に書き換える。
図11に示す特定SRAM書込異常判定処理において相違する処理を説明する。ステップS31の、外部装置X用書込書込要求受付フラグはマニュアル操作用の書込要求受付フラグとする。
また、ステップS32の外部装置応答ステータスはランプ応答用ステータスとし、NRAM26に設定されたランプ応答用ステータスを、書込みが失敗したことを示す「1」に書き換える。図12
に示す外部装置応答処理において相違する処理を説明する。ステップS33、ステップS34、及び、ステップS36における外部応答ステータスはランプ応答用ステータスとする。
また、ステップS35において、CPU28は、車載ネットワークドライバを制御して、車載ネットワークLへ、メータ電子制御装置5が宛先とわかるIDコードと、書込制御が書込み結果データである、失敗した旨のデータとを出力する。次に、リターンへ移行する。
ステップS37において、CPU28は、車載ネットワークドライバを制御して、車載ネットワークLへ、メータ電子制御装置5が宛先とわかるIDコードと、書込制御が書込み結果データである、成功した旨のデータとを出力する。次に、リターンへ移行する。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されても良い。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されても良い。
更に、各実施例の制御を説明するフローチャート図における各処理を、便宜上、一の系列で示しているが、より細分化された処理にして、CPU28がマルチタスク制御機能により、それら処理を並列に実行するものであっても良い。
1 アイドリングストップ電子制御装置
24 ROM
25 EEPROM
26 NRAM
27 SRAM
28 CPU
29 表示部
34 ランプ
X 外部装置
Y メータパネル

Claims (8)

  1. 電源から導かれる第1系統より電力の供給を受け、不揮発性の第1記憶部にデータを書込むデータ書込装置であって、
    所定の条件で、前記第1記憶部へのデータの書込要求を発生する第1要求発生手段と、
    ユーザから受け付けて、前記書込要求を発生する第2要求発生手段と、
    前記書込要求の発生を判定するための書込要求判定データを、発生源に応じて記憶する、揮発性の第2記憶部と、
    発生源に応じて記憶された前記書込要求判定データに基づいて前記書込要求が発生した要因を生成する書込要因生成手段と、
    前記電源から導かれる第2系統より電力の供給を受け、書込対象データと前記書込要因とを記憶する第3記憶部と、
    前記第2記憶部に前記書込要求判定データが書込まれている場合に、前記第3記憶部に記憶された前記書込対象データを、前記第1記憶部に書込む書込手段と、
    前記第3記憶部に記憶されているデータの異常が判定されると前記第3記憶部を初期化する初期化手段と、
    前記第3記憶部に記憶された前記書込要因が前記ユーザから受け付けたものである場合に、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第1表示制御手段と、
    前記3記憶部が初期化された場合に、前記第2記憶部にユーザから受け付けたことを示す書込要求判定データが記憶されているときには、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第2表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするデータ書込装置。
  2. 請求項1に記載のデータ書込装置において、
    前記表示装置は、前記データ書込装置に対して着脱可能な可搬性装置であることを特徴とするデータ書込装置。
  3. 請求項2に記載のデータ書込装置において、
    さらに、 前記可搬性装置を介して前記ユーザから前記書込要求を受け付ける受付手段を備えることを特徴とするデータ書込装置。
  4. 請求項1に記載のデータ書込装置において、
    前記表示装置は、前記車両に固定的に配置された表示灯であることを特徴とするデータ書込装置。
  5. 請求項3に記載のデータ書込装置において、
    前記受付手段は、前記車両に固定的に配置されるユーザ操作手段を介して前記ユーザから前記書込要求を受け付けることを特徴とするデータ書込装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ書込装置において、
    前記車両のエンジンを自動で停止/始動するアイドリングストップ制御を実施する制御手段、
    をさらに備え、
    前記対象データは、前記アイドリングストップ制御に関する学習データであることを特
    徴とするデータ書込装置。
  7. 請求項1ないし6に記載のデータ書込装置は、車両に搭載される電子制御装置であることを特徴とするデータ書込装置。
  8. 電源から導かれる第1系統より電力の供給を受け、不揮発性の第1記憶部にデータを書込むデータ書込方法であって、
    所定の条件で、前記第1記憶部へのデータの書込要求を発生する第1要求発生工程と、
    ユーザから受け付けて、前記書込要求を発生する第2要求発生工程と、
    前記書込要求の発生を判定するための書込要求判定データを、発生源に応じて、揮発性の第2記憶部へ書込む工程と、
    発生源に応じて記憶された前記書込要求判定データに基づいて前記書込要求が発生した書込要因を生成し、生成した書込要因を、前記電源から導かれる第2系統より電力の供給を受ける第3記憶部へ書込む書込要因生成工程と、
    前記第2記憶部に前記書込要求判定データが書込まれている場合に、前記第3記憶部に記憶された前記書込対象データを、前記第1記憶部に書込む工程と、
    前記第3記憶部に記憶されているデータの異常が判定されると前記第3記憶部を初期化する初期化工程と、
    前記第3記憶部に記憶された前記書込要因が前記ユーザから受け付けたものである場合に、前記第1記憶部へのデータの書込結果を表示装置へ表示させる第1表示制御工程と、
    前記3記憶部が初期化された場合に、前記第2記憶部にユーザから受け付けたことを示す書込要求判定データが記憶されているときには、前記第1記憶部への前記書込対象データの書込結果を表示装置へ表示させる第2表示制御工程と、
    を備えることを特徴とするデータ書込方法。
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