JP2009059334A - 電子制御装置、診断結果の不揮発性メモリへの記憶許可方法、情報処理装置、診断結果の不揮発性メモリへの記憶許可システム、及び外部装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に組み付けられる電子制御装置は、センサやスイッチ等からの信号に基づいて、その信号に関係する箇所に異常がないか否かを判断する診断処理を行い(S110)、異常と判断すると、その異常を示す診断結果であるDTCを、EEPROM内の記憶許可フラグがオンならば(S140:YES)、EEPROMへ記憶するようになっている(S150)。そして、記憶許可フラグは、外部ツールからの記憶許可コマンドを受信したなら、初期値のオフからオンに書き換えるようになっている。このため、外部ツールから記憶許可コマンドを送信した時点で、EEPROMへのDTCの記憶を許可することができ、その記憶許可タイミングが明確となるため、課題を達成することができる。
【選択図】図2
Description
このような請求項3の電子制御装置によれば、全ての電源が遮断されても(具体的には、データ保持用のバックアップ電源が遮断されても)、許可を示す内容に変更された可否情報を継続して保持することができる。このため、車両がユーザに使用され始めてから、書換可能不揮発性メモリへの診断結果の記憶が非許可に戻ってしまうのを確実に防止することができる。
次に、請求項13の電子制御装置では、請求項10〜12の電子制御装置において、可否情報記憶手段は、書換可能不揮発性メモリの特定の記憶領域であることを特徴としている。
また、請求項14の電子制御装置では、車両外部から送られてくる、記憶許可を示す情報を受けて初めて、電源が保持されなくても記憶内容を保持し続けることのできる不揮発性メモリへの診断結果の記憶を許可されるため、車両がユーザーに渡る前の製造段階、車両製造メーカの工場内であって、かつディーラーに届けられるまでの間において、電子制御装置が搭載され、他の電子制御装置や制御機器などのアクチュエータ、センサ等が組みつけられていく過程やあるいは完成後の工程検査中などにおいて、都合により記憶されてしまう可能性があって、かつ不揮発性メモリには記憶したくない診断結果の記憶を禁止することができる。
また、この構成に、請求項1に記載の許可切替手段を追加すれば、外部装置からの記憶許可指示によっても、書換可能不揮発性メモリへの診断結果の記憶を許可することができるようになる。
[第1実施形態]
まず図1は、第1実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)1を表す構成図である。尚、本実施形態のECU1は、車両に組み付けられて、その車両のエンジンを制御するものである。
他の装置の1つとしては、例えばナビゲーション装置23がある。そして、そのナビゲーション装置23には、例えば、ECU1から車速の演算値が送信される。また、ナビゲーション装置23には、車両へのテレマティクスサービスを実施するための処理を行うデータセンターの情報処理装置と通信するための無線通信装置25が備えられている。
そして、CPU3は、診断結果記憶処理の実行を開始すると、まずS110にて、異常を検出するための診断処理を行う。この診断処理は、入力回路13を介して入力される各種センサやスイッチ等からの信号に基づいて、その信号に関係する箇所に異常がないか否かを判断する処理であり、複数の異常検出対象項目について行われる。例えば、あるセンサの異常を検出するための診断処理としては、そのセンサの出力値が規定範囲内に入っているか否かを判定し、規定範囲内に入っていなければ、そのセンサが異常であると判断する。
また、異常と判断した項目があれば(S120:YES)、S130に進み、異常と判断した項目に対応するDTC(即ち、その項目が異常であることを示す診断結果)をスタンバイRAM9に記憶すると共に、所定の条件を満たす場合、例えばイグニッションスイッチのオンからオフまでを1トリップとし、2トリップ連続して同じ異常を検出するような場合などには、警告ランプを点灯させる。
まず図3は、外部ツール27が行う処理を表すフローチャートである。尚、図3の処理は、実際には、外部ツール27を構成するコンピュータによって実行される。
CPU3が許可切替処理の実行を開始すると、まずS310にて、通信線21を介してEEPROM記憶許可コマンドを受信したか否かを判定する。そして、EEPROM記憶許可コマンドを受信していないと判定した場合には、そのまま当該許可切替処理を終了するが、EEPROM記憶許可コマンドを受信したと判定した場合には、S320に進んで、EEPROM11内のEEPROM記憶許可フラグをオンに書き換え、その後、当該許可切替処理を終了する。
[第2実施形態]
第2実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
図5に示すように、ECU1が搭載された新たな車両35の購入者が決まると、その車両35を販売するカーディーラ37においては、その車両35のユーザへの引き渡し前の時点で、コンピュータからなる端末装置39に、その車両35に関する登録情報が入力される。登録情報としては、例えば、車両35の車体番号及び登録番号や、ユーザの住所、氏名、連絡先電話番号及びEメールアドレス等である。そして、端末装置39に入力された車両35に関する登録情報は、公衆回線又は専用回線を介してセンター31の情報処理装置33に送信される。
そして、このサービス開始処理では、まずS410にて、端末装置39からの登録情報を受信したか否かを判定し、登録情報を受信していなければ、そのまま当該サービス開始処理を終了するが、登録情報を受信したならば、次のS420に進んで、受信した登録情報を記憶する登録処理を行う。そして、次のS430にて、今回受信した登録情報に該当する車両35(以下、該当車両35という)へ、サービスの実施を開始することを示すサービス開始の情報と、EEPROM記憶許可コマンドを送信し、その後、当該サービス開始処理を終了する。
そして、ナビゲーション装置23は、センター31からのサービス開始の情報を受信すると、当該ナビゲーション装置23を構成する表示装置に、テレマティクスサービスを受けることが可能になったことを示すメッセージを表示して、そのことをユーザに知らせる。このため、センター31の情報処理装置33が該当車両35へサービス開始の情報を送信した時に、その該当車両35に対するサービスが開始されたことになる。
すると、ECU1では、前述した図4の許可切替処理により、EEPROM11内のEEPROM記憶許可フラグがオフからオンに書き換えられて、EEPROM11へのDTCの記憶が許可されることとなる。
[第3実施形態]
第3実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
まず、図7に示すように、本第3実施形態では、ECU1が組み付けられる車両35の製造工場41に、コンピュータからなる管理装置43が設けられており、その管理装置43には、製造している各車両35について該車両35が完成したか否かを示す管理情報が入力されている。そして、管理装置43は、その管理情報をセンター31の情報処理装置33へ、一定時間毎に、或いは、該管理情報が更新される毎に、公衆回線又は専用回線を介して送信する。尚、管理情報は、例えば、車両の車体番号と、その車体番号の車両が完成しているか否かを示す情報とからなる。よって、その管理情報により、どの車体番号の車両が完成しているかを知ることができる。
このEEPROM記憶許可コマンド送信処理では、まずS510にて、車両35の無線通信装置25からのアクセスがあったか否かを判定し、アクセスがなければ、そのまま当該処理を終了するが、アクセスがあったと判定した場合には、S520に進む。
[第4実施形態]
第4実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
まず、図9に示すように、本第4実施形態において、ECU1が搭載された車両35のナビゲーション装置23は、無線通信装置25により、センター31の情報処理装置33へ、当該車両35の現在位置を示す位置情報を定期的に送信するようになっている。
このEEPROM記憶許可コマンド送信処理では、まずS610にて、車両35からの位置情報に基づいて、その車両35が特定エリア45を出たか否か(換言すれば、特定エリアから移動したか否か)を判定する(図9参照)。尚、特定エリア45は、車両35を製造する製造工場の敷地、又は、その敷地のうち、製造中の車両35が存在し且つ完成車両は排除されると定められている領域であり、何れにしても、その特定エリア45を出た車両35は、完成しているがユーザには使用されていない未使用車両である。
[第4実施形態の変形例]
第4実施形態の変形例として、車両35のナビゲーション装置23が、図10と同様の処理を実行するようにしても良い。
[第5実施形態]
第5実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
また、本第5実施形態では、前述したセンター31から車両35へのサービス開始の情報が、ナビゲーション装置23から通信線21を介してECU1に転送されるようになっている。
また、ナビゲーション装置23からECU1へサービス開始の情報が転送されるのではなく、ナビゲーション装置23が、センター31からのサービス開始の情報を受信すると、その情報がセンター31から送信されて来たことを示す報知情報をECU1へ送信し、ECU1のCPU3は、図11のS315にて、その報知情報を受信したか否かを判定するように構成しても良い。
[第6実施形態]
第6実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
また、本第6実施形態では、ナビゲーション装置23からECU1へ自車両35の位置情報が定期的に送信されるようになっている。
また、ナビゲーション装置23からECU1へ位置情報が送信されるのではなく、ナビゲーション装置23が、自車両35が特定エリア45を出たと判定すると、そのことを示す報知情報をECU1へ送信し、ECU1のCPU3は、図12のS317にて、その報知情報を受信したか否かを判定するように構成しても良い。
[第7実施形態]
第7実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
まず、通信線21には、外部ツール27として、OBD2の規格(本実施形態では、更に詳細にはISO15765)に対応した市販の故障診断装置(以下、スキャンツールという)が着脱可能に接続される。尚、このスキャンツールは、例えばカーディーラやカーディーラ以外の車両修理工場、車両整備工場等にて、車両の故障診断を行う際に、通信線21に接続される。
そして、CPU3が図13の許可切替処理を開始すると、まずS319にて、上記スキャンツールからのサポート情報問い合わせコマンド(図13中では「特定のコマンド」)を受信したか否かを判定する。そして、サポート情報問い合わせコマンドを受信していないと判定した場合には、そのまま当該許可切替処理を終了するが、サポート情報問い合わせコマンドを受信したと判定した場合には、S320に進んで、EEPROM11内のEEPROM記憶許可フラグをオンに書き換え、その後、当該許可切替処理を終了する。
[第8実施形態]
第8実施形態のECUは、第1実施形態のECU1とハードウェア構成は同じであるため、以下の説明において、構成要素の符号は、第1実施形態と同じものを用いる。
例えば、この機能検査モードでは、負荷動作確認のために、特定の負荷(例えば、車両のインスツルメントパネルに設けられているランプや計器類等)を強制的に順次作動させたり、図2のS110で行われる診断処理と同様の処理であるが、その診断処理よりも正常判定条件が厳しい特殊診断処理を行ったりする。
また、S720にて、通常モードへの移行条件が成立したと判定した場合には、S730に進み、通常モードに移行する。即ち、動作モードを通常モードに切り替える。そして、次のS740にて、EEPROM11内のEEPROM記憶許可フラグをオンに書き換え、その後、当該許可切替処理を終了する。
また、CPU3が図4の許可切替処理も行うようにすれば、外部ツール27からのEEPROM記憶許可コマンドによっても、EEPROM11へのDTCの記憶を許可することができるようになる。
また、各実施形態のECU1において、何等かの原因によりEEPROM記憶許可フラグがオンされないまま車両35がユーザに使用され始めた場合の保険的な機能として、車速やエンジン回転数等の車両35の運転状態に基づき、車両35がユーザに使用されているか否かを判定し、ユーザに使用されていると判定したなら、EEPROM記憶許可フラグをオンする、という機能を付加しても良い。例えば、その機能としては、車速の積算値が一定値を越えたら車両35がユーザに使用されていると判定する、といったものが考えられる。
Claims (17)
- 車両に組み付けられると共に、
データの書き換えが可能な不揮発性メモリと、
前記車両に搭載された機器からの情報に基づいて診断を行い、異常と判断した後、その異常を示す診断結果を前記不揮発性メモリに記憶する診断手段と、
を備えた電子制御装置であって、
前記不揮発性メモリへの前記診断結果の記憶が許可されているか否かを示す可否情報を記憶する可否情報記憶手段と、
外部装置から送信されて来る記憶許可指示を受けると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更する許可切替手段と、
前記可否情報記憶手段内の可否情報が許可を示す内容である場合に、前記診断手段が前記診断結果を前記不揮発性メモリに記憶するのを許可する記憶許可手段と、
を備えていることを特徴とする電子制御装置。 - 請求項1に記載の電子制御装置において、
データ保持用の電源が常時供給されたスタンバイRAMを備え、
前記診断手段は、前記診断結果を前記スタンバイRAMにも記憶するようになっており、そのスタンバイRAMへの前記診断結果の記憶は常時許可されていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置において、
前記可否情報記憶手段は、前記不揮発性メモリの特定の記憶領域であること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置について、前記診断結果が前記不揮発性メモリに記憶されるのを許可するための記憶許可方法であって、
前記電子制御装置の前記車両への組み付けが完了してから、その車両がユーザに使用され始めるまでの間に、前記外部装置から前記電子制御装置へ前記記憶許可指示を送信すること、
を特徴とする診断結果の不揮発性メモリへの記憶許可方法。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置において、
前記許可切替手段は、
車両に搭載された無線通信装置と通信して該車両に対するテレマティクスサービスを実施するための処理を行うセンターの情報処理装置から、当該電子制御装置が組み付けられた車両へ、前記テレマティクスサービスの実施開始時に送信される前記記憶許可指示を受けると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更すること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項5に記載の電子制御装置が組み付けられた車両に搭載されている無線通信装置と通信して該車両に対するテレマティクスサービスを実施するための処理を行うセンターの情報処理装置であって、
前記車両に対する前記テレマティクスサービスの実施開始時に、その車両へ前記記憶許可指示を送信すること、
を特徴とする情報処理装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置と、
該電子制御装置が組み付けられた車両に搭載されている無線通信装置と通信して該車両に対するテレマティクスサービスを実施するための処理を行うセンターの情報処理装置と、
前記電子制御装置が組み付けられる車両の製造工場に設けられて、その車両が完成したか否かを示す管理情報を前記センターの情報処理装置へ送信する管理装置とを備え、
前記無線通信装置は、動作を開始すると前記センターの情報処理装置へのアクセスを開始し、
前記情報処理装置は、前記無線通信装置からのアクセスがあると、その無線通信装置が搭載されている車両が完成しているか否かを、前記管理装置からの前記管理情報に基づき判定して、その車両が完成していると判定したならば、その車両へ前記記憶許可指示を送信し、
前記電子制御装置の前記許可切替手段は、前記情報処理装置から送信された前記記憶許可指示を前記無線通信装置を介して受けると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更すること、
を特徴とする診断結果の不揮発性メモリへの記憶許可システム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置と、
該電子制御装置が組み付けられた車両に搭載されている無線通信装置と通信して該車両に対するテレマティクスサービスを実施するための処理を行うセンターの情報処理装置とを備え、
前記情報処理装置は、前記車両が特定の領域を出たことを検知すると、その車両へ前記記憶許可指示を送信し、
前記電子制御装置の前記許可切替手段は、前記情報処理装置から送信された前記記憶許可指示を前記無線通信装置を介して受けると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更すること、
を特徴とする診断結果の不揮発性メモリへの記憶許可システム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置と通信する外部装置であって、
前記電子制御装置が組み付けられた車両が、特定の領域を出たことを検知すると、前記電子制御装置へ前記記憶許可指示を送信すること、
を特徴とする外部装置。 - 車両に組み付けられると共に、
データの書き換えが可能な不揮発性メモリと、
前記車両に搭載された機器からの情報に基づいて診断を行い、異常と判断した後、その異常を示す診断結果を前記不揮発性メモリに記憶する診断手段と、
を備えた電子制御装置であって、
前記不揮発性メモリへの前記診断結果の記憶が許可されているか否かを示す可否情報を記憶する可否情報記憶手段と、
当該電子制御装置が組み付けられた車両に搭載されている無線通信装置と通信して該車両に対するテレマティクスサービスを実施するための処理を行うセンターの情報処理装置から、該車両へ前記テレマティクスサービスの実施を開始することを示す情報が送信されたことを検知すると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更する許可切替手段と、
前記可否情報記憶手段内の可否情報が許可を示す内容である場合に、前記診断手段が前記診断結果を前記不揮発性メモリに記憶するのを許可する記憶許可手段と、
を備えていることを特徴とする電子制御装置。 - 車両に組み付けられると共に、
データの書き換えが可能な不揮発性メモリと、
前記車両に搭載された機器からの情報に基づいて診断を行い、異常と判断した後、その異常を示す診断結果を前記不揮発性メモリに記憶する診断手段と、
を備えた電子制御装置であって、
前記不揮発性メモリへの前記診断結果の記憶が許可されているか否かを示す可否情報を記憶する可否情報記憶手段と、
当該電子制御装置が組み付けられた車両が、特定の領域を出たことを検知すると、前記可否情報記憶手段内の可否情報を、非許可を示す内容から許可を示す内容に変更する許可切替手段と、
前記可否情報記憶手段内の可否情報が許可を示す内容である場合に、前記診断手段が前記診断結果を前記不揮発性メモリに記憶するのを許可する記憶許可手段と、
を備えていることを特徴とする電子制御装置。 - 請求項10又は請求項11に記載の電子制御装置において、
データ保持用の電源が常時供給されたスタンバイRAMを備え、
前記診断手段は、前記診断結果を前記スタンバイRAMにも記憶するようになっており、そのスタンバイRAMへの前記診断結果の記憶は常時許可されていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項10ないし請求項12の何れか1項に記載の電子制御装置において、
前記可否情報記憶手段は、前記不揮発性メモリの特定の記憶領域であること、
を特徴とする電子制御装置。 - 車両に組み付けられると共に、
データの書き換えが可能な不揮発性メモリと、
前記車両に搭載された機器からの情報に基づいて診断を行い、異常と判断した後、その異常を示す診断結果を前記不揮発性メモリに記憶する診断手段と、
を備えた電子制御装置であって、
前記不揮発性メモリへの前記診断結果の記憶は、当該電子制御装置が搭載される車両の外部から送信されて来る記憶許可を示す信号を前記診断手段が受けて初めて許可されるものであることを特徴とする電子制御装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電子制御装置において、
OBD2の規格に対応した故障診断装置から送信される特定のコマンドが、前記記憶許可指示になっていること、
を特徴とする電子制御装置。 - 請求項15に記載の電子制御装置において、
前記特定のコマンドは、当該電子制御装置に対して、当該電子制御装置が前記故障診断装置に出力可能な情報の種類を問い合わせるコマンドであること、
を特徴とする電子制御装置。 - 車両に組み付けられると共に、
データの書き換えが可能な不揮発性メモリと、
前記車両に搭載された機器からの情報に基づいて診断を行い、異常と判断した後、その異常を示す診断結果を前記不揮発性メモリに記憶する診断手段と、
を備えた電子制御装置であって、
当該電子制御装置の動作モードが、機能検査のための動作を行う機能検査モードから通常の動作を行う通常モードへ切り替わることに起因して、前記診断手段が前記診断結果を前記不揮発性メモリに記憶するのが許可されるようになっていること、
を特徴とする電子制御装置。
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