JP2008292409A - 状態診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両に搭載される電子装置の状態を診断する状態診断装置において、使用者が電子装置の状態をより正確に把握できるようにする。
【解決手段】状態検知器24が診断対象の電子装置3の状態を検出すると共に、カウンタ発生器22は、電子装置3に給電する電源ライン5から動作電圧の供給を受けて動作する。記憶書込部26は、状態検知器24の検知結果及びカウンタ発生器22のカウント値を不揮発性メモリ32に書き込む。診断用操作装置40の記憶読取部42は、記憶読出部34を介して不揮発性メモリ32の情報を読み出すと共に、その読み出した情報に基づき、電子装置3の状態と電源ライン5の状態とを個別に診断する。このため、電子装置3の状態が正常でない場合、それが、電子装置3自体の異常に起因するものか電源ライン5の異常に起因するものかが分かる可能性が高くなり、使用者は電子装置3の状態をより正確に把握し得る。
【選択図】図1
【解決手段】状態検知器24が診断対象の電子装置3の状態を検出すると共に、カウンタ発生器22は、電子装置3に給電する電源ライン5から動作電圧の供給を受けて動作する。記憶書込部26は、状態検知器24の検知結果及びカウンタ発生器22のカウント値を不揮発性メモリ32に書き込む。診断用操作装置40の記憶読取部42は、記憶読出部34を介して不揮発性メモリ32の情報を読み出すと共に、その読み出した情報に基づき、電子装置3の状態と電源ライン5の状態とを個別に診断する。このため、電子装置3の状態が正常でない場合、それが、電子装置3自体の異常に起因するものか電源ライン5の異常に起因するものかが分かる可能性が高くなり、使用者は電子装置3の状態をより正確に把握し得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両に搭載される電子装置の状態を診断する状態診断装置に関する。
従来より、例えば車載システムにおける状態診断では、その車載システムを構成するネットワークに状態診断装置を接続すると共に、その状態診断装置が例えばそのネットワークに接続された電子装置(例えば車両を制御する電子制御装置等)の状態を表す情報を取得して、その電子装置の状態を診断する方法がある。
具体的に、状態診断装置は、ネットワークを介して、診断対象の電子装置から出力される信号を監視し、異常を表す信号を検出した場合、その電子装置は異常であると判断する(例えば特許文献1参照)。また、特許文献1では、状態診断装置は、診断対象の電子装置からの信号を検出できない(電子装置から信号が出力されていない)場合も、その電子装置は異常であると判断する。
特開平9−311093号公報
ところで、電子装置は、車両の電源ラインから供給される動作電圧により動作する。そして、電源ラインに異常が生じており電子装置に動作電圧が供給されていないような場合、電子装置は正常に動作することができない。このような場合、電子装置は、異常を表す信号を出力したり、或いは何ら信号を出力しなかったりする可能性がある。このため、状態診断装置が、電子装置は異常と判断する場合がある。
このように、電子装置に動作電圧を供給する電源ラインに異常が生じていると、本来電子装置は正常である(動作電圧さえ供給されれば正常に動作する)にもかかわらず、その電子装置は異常と判断されてしまう可能性がある。さらに言えば、電源ラインに異常が生じて電子装置が動作できない場合、状態診断装置においては、電子装置に異常が生じているのか、電源ラインに異常が生じているのかは判断することができない。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、車両に搭載される電子装置の状態を診断する状態診断装置において、使用者が電子装置の状態をより正確に把握できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の状態診断装置は、車両に搭載される電子装置の状態を表す情報(以下、装置状態情報と言う)をその電子装置から取得する装置状態取得手段と、装置状態取得手段により取得された装置状態情報に基づき、電子装置の状態を診断する診断手段とを備えている。
また、電子装置に動作電圧を供給する電源の状態を表す情報(以下、電源状態情報と言う)を取得する電源状態取得手段と、装置状態取得手段が取得した装置状態情報及び電源状態取得手段が取得した電源状態情報を記憶装置に記憶する記憶制御手段とを備えており、診断手段は、記憶装置に記憶された装置状態情報に基づき電子装置の状態を診断すると共に、記憶装置に記憶された電源状態情報に基づき電源の状態も診断するようになっている。
この請求項1の状態診断装置によれば、記憶制御手段が装置状態情報及び電源状態情報を記憶装置に記憶し、診断手段が電子装置の状態と電源の状態とを共に診断するため、例えばこの状態診断装置の使用者(例えば整備者等)は、電子装置の動作が正常でない場合、それが電子装置自体の異常に起因するものか、或いはその電子装置に動作電圧を供給する電源の異常に起因するものかが分かるようになる。
例えば、電源の状態が正常で、電子装置の動作が正常でない場合には、電子装置に異常が生じていることが分かる。
一方、ここで、電源の状態が異常である場合は、電子装置へ動作電圧が正常に供給されなくなって電子装置の動作が正常でなくなることは勿論想定できるが、電子装置自体に異常が生じているか否かは、一見して分からないとも思える。
一方、ここで、電源の状態が異常である場合は、電子装置へ動作電圧が正常に供給されなくなって電子装置の動作が正常でなくなることは勿論想定できるが、電子装置自体に異常が生じているか否かは、一見して分からないとも思える。
この点、請求項1の状態診断装置では、記憶装置に装置状態情報及び電源状態情報が記憶されるようになっているため、例えば電源に異常が生じる前の電子装置の状態をその記憶装置に記憶された装置状態情報から診断し得るようになる。つまり、整備者等は、例えば電源に異常が生じる前の電子装置の状態が分かるようになり、電子装置の状態をより正確に把握できるようになる。
次に、請求項1の状態診断装置においては、具体的に、請求項2のように構成すると良い。
請求項2の状態診断装置は、請求項1の状態診断装置において、電源状態取得手段は、電源から動作電圧の供給を受けて一定時間毎にカウント動作するカウンタを備え、該カウンタのカウント値を電源状態情報として定期的に取得するようになっている。
請求項2の状態診断装置は、請求項1の状態診断装置において、電源状態取得手段は、電源から動作電圧の供給を受けて一定時間毎にカウント動作するカウンタを備え、該カウンタのカウント値を電源状態情報として定期的に取得するようになっている。
そして、記憶制御手段は、異なる時点でのカウンタのカウント値を記憶装置に記憶するようになっている。
さらに、診断手段は、記憶装置に記憶された電源状態情報としてのカウンタのカウント値のうち、異なる時点でのカウント値を比較して、両者の差が規定値ならば電源の状態は正常と判断し、両者の差が規定値でないならば電源の状態は異常と判断するようになっている。
さらに、診断手段は、記憶装置に記憶された電源状態情報としてのカウンタのカウント値のうち、異なる時点でのカウント値を比較して、両者の差が規定値ならば電源の状態は正常と判断し、両者の差が規定値でないならば電源の状態は異常と判断するようになっている。
例えば、電源に異常が生じると、その電源から動作電圧の供給を受けるカウンタはカウント動作できなくなる(或いはカウント動作が正常でなくなる)。このため、異なる時点でのカウンタのカウント値の差が規定値か否かを判定することで、間接的に、電源の状態が正常か否かを判断することができる。
そして、電源の異常状態が継続している場合に異常と判断できることは勿論であるが、例えば、電源に一瞬だけ異常が生じたような場合でも、異常が生じた旨を判断できるようになる。カウント動作が一瞬停止すれば、異なる時点でのカウント値の差が規定値から外れてしまうはずだからである。
ところで、電源の異常を検出する方法として、例えば電源の電圧レベルを検出するような方法でも良いが、この場合、電圧レベルを常にモニタしていなければ、異常を正確に検出することはできない。電圧レベルを常にモニタしなければ、電源における一瞬の異常は検出できないためである。
これに対し、カウンタを用いた本請求項2の状態診断装置によれば、わざわざ電源の状態をモニタしなくても、電源の異常をより的確に検出できる。
次に、請求項3の状態診断装置は、請求項2に記載の状態診断装置において、カウンタのカウント値は、時刻を表すことを特徴としている。
次に、請求項3の状態診断装置は、請求項2に記載の状態診断装置において、カウンタのカウント値は、時刻を表すことを特徴としている。
異常が生じた際の時刻は、異常が生じた原因を解明する一助となる。例えば、車両或いはエンジンの状態が記憶されたメモリから、電子装置或いは電源に異常が生じた時刻における車両或いはエンジンの情報を取得することで、異常が生じた際の車両或いはエンジンの状態が分かるためである。また、異常が生じてから経過した時間が分かるようになり、整備者にとって参考となる。この点、請求項3の状態診断装置では、異常が生じた際の時刻が分かるようになるため有利である。
次に、請求項4の状態診断装置は、請求項1〜3の状態診断装置において、電源は複数の電源ラインからなり、その複数の電源ラインのそれぞれには、その電源ラインを識別するための電源識別情報が割り当てられている。そして、電子装置は、複数の電源ラインのうち、何れかの電源ラインを介して動作電圧を受けるようになっている。また、電源状態取得手段は、複数の電源ラインのそれぞれについて、電源状態情報を取得するようになっている。
さらに、記憶制御手段は、電源状態情報と共に、その電源状態情報で状態が表される電源ラインに割り当てられた電源識別情報を記憶装置に記憶するようになっている。
これによれば、整備者等は、電源識別情報から容易に診断対象の電源ラインを特定できるようになって所望の電源ラインの状態がすぐ分かるようになり、ひいては所望の電子装置の状態をより容易に把握できるようになる。
これによれば、整備者等は、電源識別情報から容易に診断対象の電源ラインを特定できるようになって所望の電源ラインの状態がすぐ分かるようになり、ひいては所望の電子装置の状態をより容易に把握できるようになる。
次に、請求項5の状態診断装置は、請求項1〜4の状態診断装置において、電子装置には、その電子装置を識別するための装置識別情報が割り当てられており、記憶制御手段は、装置状態情報と共に、その装置状態情報で状態が表される電子装置に割り当てられた装置識別情報を記憶装置に記憶するようになっている。
これによれば、整備者等は、装置識別情報から容易に電子装置を特定できるようになって、所望の電子装置の状態をより容易に把握できるようになる。
次に、請求項6の状態診断装置は、請求項1〜5の状態診断装置において、記憶装置は、少なくとも装置状態情報を、複数種類記憶できるように構成されている。
次に、請求項6の状態診断装置は、請求項1〜5の状態診断装置において、記憶装置は、少なくとも装置状態情報を、複数種類記憶できるように構成されている。
これによれば、記憶装置を例えば診断対象の電子装置毎に設けなくてもよくなり、複数の電子装置で記憶装置を共用することができる。このため、状態診断装置のコストや大きさを抑えることができる。また、車両への搭載性を向上させることができる。
次に、請求項7の状態診断装置は、請求項1〜6の状態診断装置において、無線通信により、診断手段が記憶装置に記憶された情報を読み出し可能に構成されていることを特徴としている。
これによれば、診断手段が記憶装置から情報を読み出す出すための配線が不要となって、記憶装置の設置場所の自由度が向上するため、状態診断装置の設置がよりしやすくなる。
ところで、請求項7の状態診断装置では、請求項8のように構成すると良い。
請求項8の状態診断装置では、記憶装置は、情報が書き換え可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグであることを特徴としている。
請求項8の状態診断装置では、記憶装置は、情報が書き換え可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグであることを特徴としている。
これによれば、例えば診断装置から記憶装置に所定の信号を送信するだけで、診断装置は、その記憶装置に記憶された情報を取得できるようになるため簡単である。しかも、記憶装置側に電力を供給する必要がないため、消費電力を抑えることができる。
次に、請求項9の状態診断装置は、請求項7,8の状態診断装置において、記憶装置は、車両における居住領域又は積載のための領域に設けられることを特徴としている。
居住領域や積載のための領域は、例えばエンジンルーム内と比較して金属材料が少ない。このため、記憶装置を居住領域或いは積載のための領域に設けることで無線通信時における外乱の発生をより低減させることができる。このため、診断手段は、より確実に記憶装置に記憶された情報を読み出せるようになって、電子装置或いは電源の状態診断をより適切に行うことができるようになる。
居住領域や積載のための領域は、例えばエンジンルーム内と比較して金属材料が少ない。このため、記憶装置を居住領域或いは積載のための領域に設けることで無線通信時における外乱の発生をより低減させることができる。このため、診断手段は、より確実に記憶装置に記憶された情報を読み出せるようになって、電子装置或いは電源の状態診断をより適切に行うことができるようになる。
次に、請求項10の状態診断装置は、請求項1〜9の状態診断装置において、電子装置は、センサ、アクチュエータ、及びスイッチの少なくとも何れかであることを特徴としている。センサとしては、例えば、スロットル開度を検出するセンサや、エンジンの回転数を検出するセンサ等、様々なものがある。アクチュエータとしては、例えば、スロットルバルブを開閉するためのアクチュエータや、エンジンに燃料を噴射するためのインジェクタ等がある。スイッチとしては、エンジンを始動するためのイグニションスイッチ等がある。このようなセンサ、アクチュエータ、或いはスイッチの状態診断を行うことで、車両の安全性等をより適切に確認することができる。
次に、請求項11の状態診断装置は、請求項1〜9の状態診断装置において、電子装置は、車両を制御する電子制御装置であることを特徴としている。
電子制御装置は、車両を制御するものであるから、電子制御装置の状態診断をすることで、車両の安全性や、車両の性能等を確認することができる。
電子制御装置は、車両を制御するものであるから、電子制御装置の状態診断をすることで、車両の安全性や、車両の性能等を確認することができる。
次に、請求項12の状態診断装置は、請求項11の状態診断装置において、記憶装置は、電子制御装置に設けられていることを特徴としている。これによれば、状態診断装置の車両における搭載性が向上する。尚、電子制御装置が居住領域又は積載のための領域に設けられていれば、請求項9に従属する請求項12の構成は満たされる。
次に、請求項13の状態診断装置は、請求項11,12の状態診断装置において、装置状態取得手段及び電源状態取得手段の両方又は一方は、電子制御装置に設けられていることを特徴としている。これによれば、請求項12と同様、状態診断装置の車両における搭載性が向上する。
次に、請求項14の状態診断装置は、請求項11〜13の状態診断装置において、電子装置は、電子制御装置のうち、通信を制御するためにその電子制御装置が備えている通信コントローラであることを特徴としている。
これによれば、通信コントローラの状態が診断できるようになって、ひいては通信経路の状態を診断し得るようになる。
次に、請求項15の状態診断装置は、請求項1〜14の状態診断装置において、車両の位置を検出する位置検出手段を備えている。
次に、請求項15の状態診断装置は、請求項1〜14の状態診断装置において、車両の位置を検出する位置検出手段を備えている。
そして、記憶制御手段は、装置状態情報及び電源状態情報と共に、位置検出手段により検出された車両の位置情報のうち、その装置状態情報及び電源状態情報の少なくとも何れかが取得されたときの車両の位置情報を記憶装置に記憶するようになっており、診断手段は、その記憶装置に記憶された車両の位置情報が表す車両の位置を検出できるようになっている。
これによれば、例えば電子装置或いは電源に異常が生じた際の車両の位置が分かるようになり、異常が生じた原因の解明や、整備の一助とすることができる。例えば、整備者等は、地図等を調べることで、異常が生じた際に車両が走行していた地点の地形が分かったり、また、異常が生じてからどのくらい走行したかが分かったりするようになる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の状態診断装置1の構成図である。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の状態診断装置1の構成図である。
状態診断装置1は、車両に搭載される状態保持装置10と、車外において整備者等に操作される診断用操作装置40とからなる。状態保持装置10は、具体的に、例えば車両における居住領域或いはトランク内(車両のエンジンルーム以外の場所)に設置される。
状態保持装置10は、診断対象の状態を表す情報を記憶しておくためのものである。診断用操作装置40は、状態保持装置10から診断対象の状態を表す情報を取得して、診断対象の状態診断を行う。尚、診断用操作装置40は、状態保持装置10から、無線通信により情報を取得する。無線通信のための具体的構成については様々考えられるが、何れも周知であり、ここでは詳しい説明を省略することとする。
本例では、状態保持装置10は、診断対象毎に設けられる。つまり、状態保持装置10は、1つ或いは複数設けられる。尚、図1では、状態保持装置10は1つのみ図示している。また、診断用操作装置40も、図1では1つのみ図示しているが、この診断用操作装置40はいくつあっても良い。例えば、複数人の整備者がそれぞれ、診断用操作装置40を保有すると共にその診断用操作装置40を操作して診断対象の状態診断を行っても良い。
次に、状態保持装置10及び診断用操作装置40の具体的構成について説明する。
状態保持装置10は、車両に搭載される診断対象としての電子装置3の状態を検知する状態検知装置20と、状態検知装置20の検知結果を記憶するための記憶装置30とを備えている。ここで、電子装置3は、車両に搭載される電源ライン5から動作電圧の供給を受けて動作する。
状態保持装置10は、車両に搭載される診断対象としての電子装置3の状態を検知する状態検知装置20と、状態検知装置20の検知結果を記憶するための記憶装置30とを備えている。ここで、電子装置3は、車両に搭載される電源ライン5から動作電圧の供給を受けて動作する。
状態検知装置20は、カウンタ発生器22と、状態検知器24と、記憶書込部26とを備えている。そして、この状態検知装置20は、電子装置3と同じ電源ライン5から動作電圧の供給を受けて動作する。尚、状態検知装置20の構成のうち、状態検知器24が、電源ライン5とは異なる電源ラインから動作電圧の供給を受けて動作するように構成しても良い。
カウンタ発生器22は、一定時間毎にカウント動作(例えばカウントアップ)するカウンタ(図示は省略する)を備えている。特に、本実施形態では、カウンタは時刻を刻むようになっており、カウンタのカウント値は現在時刻を表す。
状態検知器24は、電子装置3の状態を検知する。具体的に、例えば、電子装置3内部の所定の箇所における電圧を検出すると共に、その電圧値に基づき、電子装置3の状態を表す情報を生成する。例えば、本例では、状態検知器24は、検出した電圧値が規定値であれば、「1」を生成し、検出した電圧値が規定値から外れていれば、「0」を生成する。この「1」は、正常状態であることを表し、「0」は、異常状態であることを表す。尚、以下、診断対象(本実施形態では、電子装置3或いは電源ライン5)の状態を表す情報を、状態情報と記載する。
記憶書込部26は、カウンタ発生器22が備えるカウンタのカウント値を取得すると共に、状態検知器24から電子装置3の状態情報を取得して、記憶装置30の不揮発性メモリ32に書き込む。
次に、記憶装置30は、不揮発性メモリ32と、その不揮発性メモリ32に記憶された情報を読み出す記憶読出部34とを備えている。記憶読出部34は、診断用操作装置40から状態情報を要求されると、不揮発性メモリ32に記憶されている情報を読み出して診断用操作装置40に送信する機能を有する。この記憶装置30は、電源ライン5とは別の図示しない電源ラインから動作電圧の供給を受けて動作する。
次に、診断用操作装置40は、記憶読取部42と、診断マイコン44と、表示装置46とを備えている。
診断マイコン44は、当該診断用操作装置40の機能を司るものである。
診断マイコン44は、当該診断用操作装置40の機能を司るものである。
記憶読取部42は、記憶読出部34を介して、不揮発性メモリ32に記憶された情報を読み取る機能を有する。尚、診断マイコン44の制御により、診断用操作装置40が記憶装置30に、不揮発性メモリ32の情報を要求する信号を送信(無線送信)することで、記憶装置30の記憶読出部34が、不揮発性メモリ32の情報を読み出すと共に、その読み出した情報を診断用操作装置40に送信(無線送信)する。
表示装置46は、例えば液晶表示パネル(LCD)であり、記憶読取部42が読み取った不揮発性メモリ32の情報を表示するためのものである。
次に、図2は、状態検知装置20において実行される状態検知処理を表すフローチャートである。より具体的には、記憶書込部26が実行する。
次に、図2は、状態検知装置20において実行される状態検知処理を表すフローチャートである。より具体的には、記憶書込部26が実行する。
この状態検知処理は定期的に実行され、まず、S110で、カウンタ発生器22のカウント値を取得する。
次に、S120に進み、状態検知器24から、電子装置3の状態情報を取得する。
次に、S120に進み、状態検知器24から、電子装置3の状態情報を取得する。
次に、S130に進み、S110で取得したカウント値、及びS120で取得した状態情報を、不揮発性メモリ32に書き込む。そしてその後、当該処理を終了する。尚、本実施形態では、記憶書込部26は、取得したカウント値に状態情報を付加し、そのカウント値と状態情報とを含む情報を、不揮発性メモリ32に書き込むようになっている。また、少なくとも連続した2個以上のカウント値(尚、前述のように、状態情報が付加される)が不揮発性メモリ32に記憶される。
次に、図3は、診断用操作装置40の診断マイコン44が実行する診断処理を表すフローチャートである。
この診断処理では、まず、S210で、車両に搭載された状態保持装置10のうち、電子装置3に接続されている状態保持装置10を選択する。尚、診断用操作装置40において、診断対象の情報と状態保持装置10の情報とがそれぞれ対応付けられて記憶されており、S210では、診断用操作装置40を操作する使用者(整備者等)の操作に基づき診断対象としての電子装置3を特定すると共に、診断対象と状態保持装置10との対応関係を表す情報から、その特定した電子装置3に接続されている状態保持装置10を選択する。
この診断処理では、まず、S210で、車両に搭載された状態保持装置10のうち、電子装置3に接続されている状態保持装置10を選択する。尚、診断用操作装置40において、診断対象の情報と状態保持装置10の情報とがそれぞれ対応付けられて記憶されており、S210では、診断用操作装置40を操作する使用者(整備者等)の操作に基づき診断対象としての電子装置3を特定すると共に、診断対象と状態保持装置10との対応関係を表す情報から、その特定した電子装置3に接続されている状態保持装置10を選択する。
次に、S220に進み、不揮発性メモリ32に記憶された情報を記憶読取部42を介して読み取る。
次に、S230に進み、定期的に、2回以上、不揮発性メモリ32に記憶された情報を読み取ったか否かを判定する。より詳しくは、連続する2個のカウント値を読み取ったか否かを判定する趣旨である。
次に、S230に進み、定期的に、2回以上、不揮発性メモリ32に記憶された情報を読み取ったか否かを判定する。より詳しくは、連続する2個のカウント値を読み取ったか否かを判定する趣旨である。
2回以上読み取っていない(連続する2個のカウント値を読み取っていない)と判定すると(S230:NO)、S240に移行し、図2の処理の実行周期に相当する間、より具体的に、記憶書込部26がカウンタ発生器22からのカウント値を読み出して不揮発性メモリ32に書き込む周期に相当する間、待機する。そしてその後、S220に戻る。
一方、S230で2回以上読み取った(連続する2個のカウント値を読み取った)と判定すると(S230:YES)、S250に移行し、読み取った連続する2個のカウント値を比較してそのカウント値が変化しているか否かを判定することで、電源ライン5の状態を診断する。
S250で、カウント値が変化していると判定すると(S250:YES)、カウンタ発生器22が正常に動作していると判断して、S260に移行する。より具体的には、連続する2個のカウント値の差が規定値であると判定すると、カウンタ発生器22が正常に動作していると判断する。
S260では、診断対象の電子装置3に動作電圧を供給する電源ライン5は通電している(正常である)と判断すると共に、その旨の情報を図示しないメモリに記憶する。そして、次にS280に進む。
一方、S250でカウント値が変化していないと判定すると(S250:NO)、カウンタ発生器22が正常に動作していないと判断して、S270に移行する。より具体的には、連続する2個のカウント値の差が規定値でないと判定すると、カウンタ発生器22が正常に動作していないと判断する。例えば、電源ライン5に一瞬でも異常が生じてカウンタ発生器22の動作が一瞬でも停止してしまうと、連続する2個のカウント値の差が規定値から外れてしまう。
S270では、電源ライン5は故障していると判断すると共に、その旨の情報を図示しないメモリに記憶する。そしてその後、S280に移行する。
S280では、不揮発性メモリ32から読み取った情報に基づき、電子装置3の状態情報が正常値か否かを判定する。つまり、電子装置3の状態診断を行う。本例では、状態情報が「1」であれば正常と判断し、状態情報が「0」であれば異常と判断する。
S280では、不揮発性メモリ32から読み取った情報に基づき、電子装置3の状態情報が正常値か否かを判定する。つまり、電子装置3の状態診断を行う。本例では、状態情報が「1」であれば正常と判断し、状態情報が「0」であれば異常と判断する。
S280で電子装置3の状態情報が「1」であると判定すると(S280:YES)、S290に移行し、電子装置3の状態は正常であると判断すると共に、その旨の情報を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S310に移行する。
一方、S280で、電子装置3の状態情報が「0」であると判定すると(S280:NO)、S300に移行し、電子装置3の状態は異常であると判断すると共に、その旨の情報を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S310に移行する。
S310では、電源ライン5の状態診断結果及び電子装置3の状態診断結果を、表示装置46に表示する。そしてその後、当該処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、状態保持装置10において、カウンタ発生器22のカウント値及び診断対象の電子装置3の状態情報を定期的に取得して(S110、S120)、不揮発性メモリ32に記憶し(S130)、診断用操作装置40が、カウント値に基づきカウンタ発生器22に給電する電源ライン5の状態を診断すると共に(S250)、電子装置3の状態情報に基づきその電子装置3の状態を診断する(S280)。
以上説明したように、本実施形態では、状態保持装置10において、カウンタ発生器22のカウント値及び診断対象の電子装置3の状態情報を定期的に取得して(S110、S120)、不揮発性メモリ32に記憶し(S130)、診断用操作装置40が、カウント値に基づきカウンタ発生器22に給電する電源ライン5の状態を診断すると共に(S250)、電子装置3の状態情報に基づきその電子装置3の状態を診断する(S280)。
このため、例えば整備者等は、電子装置3の状態及びその電子装置3に給電する電源ライン5の状態の双方が分かるようになって、電子装置3の状態をより正確に把握できるようになる。具体的に、電子装置3の動作が正常でない場合、それが電子装置3自体の異常に起因するものか、或いはその電子装置3に給電する電源ライン5の異常に起因するものかが分かるようになる。
例えば、情報をやりとりする通信経路には異常がなく診断結果が正しいものとすると、電源ライン5の状態が正常で、電子装置3の状態が正常でないならば、当然のことながら、電子装置3に何らかの異常が生じていることが分かる。
また、ここで、そもそも電源ライン5の状態が正常でなくなった場合、電子装置3に正常に給電されなくなって、電子装置3が正常に動作できなくなることが考えられる。一方で、この場合、異常な給電とは関係なく電子装置3自体に異常が生じていても、電子装置3の異常状態が、その電子装置3自体の異常(例えば故障)によるものか電源ライン5の異常によるものか、一見すると分からないとも思える。
この点、本実施形態では、電源ライン5に異常が生じた場合でも、電源ライン5の状態が正常である間の電子装置3の状態情報が不揮発性メモリ32に記憶されるようになって、その記憶された状態情報に基づき電子装置3の状態を診断できるようになる。そして、電源ライン5に異常が生じる前の電子装置3の状態から、電源ライン5が異常状態である最中の電子装置3の状態を推測することができる。これによれば、整備者等は、電子装置3の状態をより正確に把握し得る。
また、本実施形態では、カウンタ発生器22のカウント値は現在時刻を表すことから、例えば電源ライン5に異常が生じた時間がある程度分かるようになる。このため、整備者等は、例えば異常が生じてから経過した時間等が分かるようになる。
尚、本実施形態において、状態検知器24が装置状態取得手段に相当し、診断用操作装置40の特に診断マイコン44が診断手段に相当し、カウンタ発生器22及び記憶書込部26が電源状態取得手段に相当し、不揮発性メモリ32が記憶装置に相当し、記憶書込部26が記憶制御手段に相当している。
〈変形例1〉
次に、上記第1実施形態の変形例について、図4を用いて説明する。
〈変形例1〉
次に、上記第1実施形態の変形例について、図4を用いて説明する。
上記第1実施形態では、図4に示すように、複数の状態検知装置20が、記憶装置30を共有するように変形しても良い。
車両においては、電子制御装置をはじめとする電子装置が多数設置されるため、設置スペースの節約が大きな課題となる。
車両においては、電子制御装置をはじめとする電子装置が多数設置されるため、設置スペースの節約が大きな課題となる。
これに対し、図4に示す変形例によれば、記憶装置30の数を抑えることができるため、車両における設置スペースを節約することができる。よって、状態保持装置10の車両への搭載性を向上させることができる。また、加えて、コスト増加を抑えることもできる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態の状態診断装置1の構成図である。図5において、診断用操作装置40の構成は第1実施形態と同じであるため省略し、状態保持装置10の構成のみ示している。また、図5に示す第2実施形態では、エンジンの動作を制御する電子制御装置(以下、エンジンECUと記載する)7が備えるCAN(Controller Area Network)コントローラ50及びマイコン52、図示しないスロットルバルブの開度を検出するためのスロットルセンサ54、エンジンに燃料を噴射するためのインジェクタ56、及びエンジンを始動するための始動スイッチ58の状態をそれぞれ診断する。尚、CANコントローラ50及びマイコン52の状態を診断するとは、つまり、エンジンECU7の状態を診断することでもある。
状態保持装置10の状態検知装置20は、カウンタ発生器21と、書込処理マイコン23と、書込用メモリコントローラ25と、CANコントローラ50の状態を検知するCANコントローラ状態検知器51と、マイコン52の状態を検知するマイコン状態検知器53と、スロットルセンサ54の状態を検知するスロットルセンサ状態検知器55と、インジェクタ56の状態を検知するインジェクタ状態検知器57と、始動スイッチ58の状態を検知する始動スイッチ状態検知器59と、自車両の位置を検出する自車位置検知器61とを備えている。
カウンタ発生器21は、図1のカウンタ発生器22と同じ機能を有している。
書込処理マイコン23は、CANコントローラ状態検知器51、マイコン状態検知器53、スロットルセンサ状態検知器55、インジェクタ状態検知器57、始動スイッチ状態検知器59の検知結果、及び自車位置検知装置61の検出結果(自車両の位置)を記憶装置30が備えるメモリ31に書き込むための処理を行うマイコンである。
書込処理マイコン23は、CANコントローラ状態検知器51、マイコン状態検知器53、スロットルセンサ状態検知器55、インジェクタ状態検知器57、始動スイッチ状態検知器59の検知結果、及び自車位置検知装置61の検出結果(自車両の位置)を記憶装置30が備えるメモリ31に書き込むための処理を行うマイコンである。
書込用メモリコントローラ25は、書込処理マイコン23からの制御信号に従って、メモリ31へ制御信号やアドレス信号、データ信号などを出力して、メモリ31における記憶動作を制御する。具体的に、データが、所望のアドレスに記憶されるようにする。
次に、状態保持装置10の記憶装置30は、メモリ31と、そのメモリ31の動作を制御する(特に、メモリ31に記憶された情報を読み出す)ための読込用メモリコントローラ33と、無線通信を行うためのアンテナ35とを備えている。尚、本第2実施形態において、記憶装置30はRFID(Radio Frequency Identification)タグである。
また、ちなみに、本第2実施形態において、電源ライン5は、エンジンECU等に動作電圧を供給するためのパワートレイン用の電源ラインである。
ここで、図6は、状態検知装置20において実行される書込処理のフローチャートである。より具体的に、記憶処理マイコン23が実行する。
ここで、図6は、状態検知装置20において実行される書込処理のフローチャートである。より具体的に、記憶処理マイコン23が実行する。
この書込処理は定期的に実行され、まず、S410で、カウンタ発生器21のカウント値を取得する。
次に、S420に進み、電源ライン5の電圧レベルを表す情報を取得する。カウント値とは別に、電源ライン5の状態として、電圧レベルの状態を取得する趣旨である。
次に、S420に進み、電源ライン5の電圧レベルを表す情報を取得する。カウント値とは別に、電源ライン5の状態として、電圧レベルの状態を取得する趣旨である。
次に、S430に進み、電源ライン5を識別するための識別コードを取得する。尚、識別コードは、電源ライン5をはじめとした図示しない複数の電源ラインと対応付けて、予め状態検知装置20の図示しないメモリに記憶されている。後述するCANバスの識別コード、スロットルセンサの識別コード、インジェクタの識別コード、始動スイッチの識別コードについても同様である。
次に、S440に進み、マイコン状態検知器53から、マイコン52の状態情報を取得する。
次に、S450に進み、マイコン52を識別するための識別コードを取得する。
次に、S450に進み、マイコン52を識別するための識別コードを取得する。
次に、S460に進み、CANコントローラ状態検知器51から、CANコントローラ50の状態情報(CANコントローラ50が接続されたCANバス6の状態をも表す)を取得する。
次に、S470に進み、CANコントローラ50が接続されたCANバス6を識別するための識別コードを取得する。この識別コードは、車両に設けられた複数のCANバスの何れかを識別するものでも良いし、例えばCANバス6を構成する支線のうちの何れかを識別するものでも良い。
次に、S480に進み、スロットルセンサ状態検知器55から、スロットルセンサ54の状態情報を取得する。
次に、S490に進み、スロットルセンサ54を識別するための識別コードを取得する。尚、スロットルセンサ54が1つのみしか設けられていない場合は、スロットルセンサ54の識別コードを取得する本ステップを省略しても良い。
次に、S490に進み、スロットルセンサ54を識別するための識別コードを取得する。尚、スロットルセンサ54が1つのみしか設けられていない場合は、スロットルセンサ54の識別コードを取得する本ステップを省略しても良い。
次に、S500に進み、インジェクタ状態検知器57から、インジェクタ56の状態情報を取得する。
次に、S510に進み、インジェクタ56を識別するための識別コードを取得する。インジェクタ56は、エンジンの気筒毎に設けられている。識別コードは、気筒毎に設けられたインジェクタ56のうち、何れかを識別するものである。
次に、S510に進み、インジェクタ56を識別するための識別コードを取得する。インジェクタ56は、エンジンの気筒毎に設けられている。識別コードは、気筒毎に設けられたインジェクタ56のうち、何れかを識別するものである。
次に、S520に進み、始動スイッチ状態検知器59から、始動スイッチ58の状態情報を取得する。
次に、S530に進み、始動スイッチ58を識別するための識別コードを取得する。尚、始動スイッチ58が1つのみの場合は、始動スイッチ58の識別コードを取得する本ステップを省略しても良い。
次に、S530に進み、始動スイッチ58を識別するための識別コードを取得する。尚、始動スイッチ58が1つのみの場合は、始動スイッチ58の識別コードを取得する本ステップを省略しても良い。
次に、S540に進み、自車位置検知器61の検知結果、つまり、自車両の現在位置を表す情報を取得する。
次に、S550に進み、S410〜S540で取得した情報を、記憶装置30のメモリ31に書き込む。そして、再びS410に戻る。
次に、S550に進み、S410〜S540で取得した情報を、記憶装置30のメモリ31に書き込む。そして、再びS410に戻る。
ここで、図6の書込処理では、S410で取得したカウント値に、S420〜S540で取得した情報を付加して、これにより生成された情報を、S550で記憶装置30のメモリ31に書き込むようになっている。図7は、メモリ31に書き込まれる情報の一例である。
図7に示すように、カウント値に、以下の情報が付加される。具体的に、電源ライン5の識別コード、電源ライン5の状態情報、マイコン52の識別コード、マイコン52の状態情報、CANバス6の識別コード、CANバス6の状態情報、スロットルセンサ54の識別コード、スロットルセンサ54の状態情報、インジェクタ56の識別コード、インジェクタ56の状態情報、始動スイッチ58の識別コード、始動スイッチ58の状態情報、及び自車位置情報である。尚、図7において、前述のように、状態情報が「1」であれば正常であることを表し、状態情報が「0」であれば異常であることを表す。
次に、図8及び図9は、本第2実施形態の診断用操作装置40(第1実施形態と同じであり、図示は省略)において実行される診断処理を表すフローチャートである。
この診断処理は、まず、S610で、診断対象(ここでは、エンジンECU7、スロットルセンサ54、インジェクタ56、始動スイッチ58)に接続されている状態保持装置10を選択する。尚、診断用操作装置40において、診断対象の情報と状態保持装置10の情報とがそれぞれ対応付けられて記憶されており、S610では、診断用操作装置40を操作する使用者(整備者等)の操作に基づき診断対象を特定すると共に、診断対象と状態保持装置10との対応関係を表す情報から、その特定した診断対象に接続されている状態保持装置10を選択する。
この診断処理は、まず、S610で、診断対象(ここでは、エンジンECU7、スロットルセンサ54、インジェクタ56、始動スイッチ58)に接続されている状態保持装置10を選択する。尚、診断用操作装置40において、診断対象の情報と状態保持装置10の情報とがそれぞれ対応付けられて記憶されており、S610では、診断用操作装置40を操作する使用者(整備者等)の操作に基づき診断対象を特定すると共に、診断対象と状態保持装置10との対応関係を表す情報から、その特定した診断対象に接続されている状態保持装置10を選択する。
次に、S620に進み、記憶装置30のメモリ31に記憶されている情報を取得する。本第2実施形態では、記憶装置30は、前述したようにRFIDタグであり、その記憶装置30に所定の信号を送信することで、アンテナ35を介して、メモリ31に記憶された情報を取得できるようになっている。
次に、S630に進み、定期的に、2回以上、メモリ31から情報を取得したか否かを判定する。より詳しくは、連続する2個のカウント値を読み取ったか否かを判定する趣旨である。
2回以上取得していない(連続する2個のカウント値を読み取っていない)と判定すると(S630:NO)、S640に移行し、書込処理マイコン23がカウンタ発生器21からのカウント値を読み出してメモリ31に記憶する周期に相当する間、待機する。そしてその後、S620に戻る。これにより、連続する2個のカウント値を読み取る。
一方、S630で、2回以上取得した(連続する2個のカウント値を取得した)と判定すると(S630:YES)、S650に移行する。
S650では、記憶装置30から受信した連続する2個のカウント値を比較してそのカウント値が変化しているか否かを判定することで、電源ライン5の状態を診断する。
S650では、記憶装置30から受信した連続する2個のカウント値を比較してそのカウント値が変化しているか否かを判定することで、電源ライン5の状態を診断する。
S650でカウント値が変化していると判定すると(S650:YES)、カウンタ発生器21は正常に動作していると判断して、S660に移行する。より具体的には、連続する2個のカウント値の差が規定値であると判定すると、カウンタ発生器21が正常に動作していると判断する。
S660では、電源ライン5は通電している(正常である)と判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして、次にS680に進む。
一方、S650でカウント値が変化していないと判定すると(S650:NO)、カウンタ発生器21は正常に動作していないと判断して、S670に移行する。より具体的には、連続する2個のカウント値の差が規定値でないと判定すると、カウンタ発生器21が正常に動作していないと判断する。
一方、S650でカウント値が変化していないと判定すると(S650:NO)、カウンタ発生器21は正常に動作していないと判断して、S670に移行する。より具体的には、連続する2個のカウント値の差が規定値でないと判定すると、カウンタ発生器21が正常に動作していないと判断する。
S670では、電源ライン5は故障している(異常である)と判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S680に進む。
S680では、エンジンECUのマイコン52の状態情報が正常値か否かを判定する。正常値であると判定すると(S680:YES)、S690に移行する。
S680では、エンジンECUのマイコン52の状態情報が正常値か否かを判定する。正常値であると判定すると(S680:YES)、S690に移行する。
S690では、マイコン52が正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S710に進む。
一方、S680でマイコン52の状態情報が正常値でないと判定すると、S700に移行する。
一方、S680でマイコン52の状態情報が正常値でないと判定すると、S700に移行する。
S700では、マイコン52は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S710に進む。
S710では、CANコントローラ50の状態情報が正常値か否かを判定する。これは、CANバス6が正常か否かを判定する意味もある。正常値であると判定すると(S710:YES)、S720に移行する。
S710では、CANコントローラ50の状態情報が正常値か否かを判定する。これは、CANバス6が正常か否かを判定する意味もある。正常値であると判定すると(S710:YES)、S720に移行する。
S720では、CANコントローラ50或いはCANバス6の状態は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S740(図9参照)に進む。
一方、S710で、CANコントローラ50の状態情報が正常値でないと判定すると(S710:NO)、S730に移行する。
S730では、CANコントローラ50或いはCANバス6の状態は正常でない、つまり故障が生じていると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S740(図9参照)に進む。
S730では、CANコントローラ50或いはCANバス6の状態は正常でない、つまり故障が生じていると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S740(図9参照)に進む。
S740では、スロットルセンサ54の状態情報が正常値か否かを判定し、正常値であると判定すると(S740:YES)、S750に移行する。
S750では、スロットルセンサ54は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S770に移行する。
S750では、スロットルセンサ54は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S770に移行する。
一方、S740でスロットルセンサ54の状態情報が正常値でないと判定すると(S740:NO)、S760に移行する。
S760では、スロットルセンサ54は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S770に移行する。
S760では、スロットルセンサ54は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S770に移行する。
S770では、インジェクタ56の状態情報が正常値か否かを判定し、正常値であると判定すると(S770:YES)、S780に移行する。
S780では、インジェクタ56は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S800に移行する。
S780では、インジェクタ56は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S800に移行する。
一方、S770でインジェクタ56の状態情報が正常値でないと判定すると(S770:NO)、S790に移行する。
S790では、インジェクタ56は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S800に移行する。
S790では、インジェクタ56は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S800に移行する。
S800では、始動スイッチ58の状態情報が正常値か否かを判定し、正常値であると判定すると(S800:YES)、S810に移行する。
S810では、始動スイッチ58は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S830に移行する。
S810では、始動スイッチ58は正常であると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S830に移行する。
一方、S800で始動スイッチ58の状態情報が正常値でないと判定すると(S800:NO)、S820に移行する。
S820では、始動スイッチ58は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S830に移行する。
S820では、始動スイッチ58は故障していると判断すると共に、その旨を図示しないメモリに記憶する。そして次に、S830に移行する。
S830では、自車位置検知器61から、自車位置情報を取得する。そして次に、S840に進み、診断対象の診断結果及び自車位置の情報を、表示装置46に表示する。そして、当該処理を終了する。
以上説明したように、本第2実施形態では、記憶装置30はRFIDタグであるため、診断用操作装置40は、簡単に、記憶装置30の情報を読み出すことができる。
また、エンジンECU7(具体的に、CANコントローラ50、マイコン52)、スロットルセンサ54、インジェクタ56、及び始動スイッチ58の状態診断も行うため、整備者等は、車両の安全性をより確実かつ簡単に確認できるようになる。
また、エンジンECU7(具体的に、CANコントローラ50、マイコン52)、スロットルセンサ54、インジェクタ56、及び始動スイッチ58の状態診断も行うため、整備者等は、車両の安全性をより確実かつ簡単に確認できるようになる。
また、自車位置検知器61により、車両の位置を検出できるため、例えば異常が生じた際の車両の位置が分かるようになって、整備者等は、異常が生じた原因を解明したり、整備の方針をたてたりするうえで参考とすることができる。
尚、本第2実施形態において、CANコントローラ状態検知器51、マイコン状態検知器53、スロットルセンサ状態検知器55、インジェクタ状態検知器57、及び始動スイッチ状態検知器59が、装置状態取得手段に相当し、自車位置検知器61が位置検出手段に相当している。
〈変形例2〉
ところで、本第2実施形態では、図10に示すように、状態検知装置20は、エンジンECU7に搭載されていても良い。
〈変形例2〉
ところで、本第2実施形態では、図10に示すように、状態検知装置20は、エンジンECU7に搭載されていても良い。
これによれば、状態診断装置1の構成のうち、状態検知装置20の車両への搭載性を向上させることができる。
また、エンジンECUは、例えば車両の居住領域に設けられており、これによれば、例えばエンジンルームに設ける場合と比較して、無線通信時の外乱の影響をより低減することができる。
また、エンジンECUは、例えば車両の居住領域に設けられており、これによれば、例えばエンジンルームに設ける場合と比較して、無線通信時の外乱の影響をより低減することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態では、電源ライン5からの給電により動作するカウンタ発生器21,22のカウント値に基づき、電源ライン5の状態を診断するようにしているが、電源ライン5の電圧レベルをモニタすることで、電源ライン5の状態を診断するようにしても良いし、電源ライン5の電圧レベルを定期的に検出して、電源ライン5の状態を診断するようにしても良い。
例えば、上記実施形態では、電源ライン5からの給電により動作するカウンタ発生器21,22のカウント値に基づき、電源ライン5の状態を診断するようにしているが、電源ライン5の電圧レベルをモニタすることで、電源ライン5の状態を診断するようにしても良いし、電源ライン5の電圧レベルを定期的に検出して、電源ライン5の状態を診断するようにしても良い。
また、上記実施形態において、カウンタ発生器21,22のカウント値のうち、連続する2個のカウント値を比較することで電源ライン5の状態を診断するようにしているが、比較する2個のカウント値は、連続するものでなくても、カウント動作のタイミングがそれぞれ異なるものであれば良い。
1…状態診断装置、3…電子装置、5…電源ライン、6…CANバス、10…状態保持装置、20…状態検知装置、21,22…カウンタ発生器、23…書込処理マイコン、24…状態検知器、25…書込用メモリコントローラ、26…記憶書込部、30…記憶装置、31…メモリ、32…不揮発性メモリ、33…読込用メモリコントローラ、34…記憶読出部、35…アンテナ、40…診断用操作装置、42…記憶読取部、44…診断マイコン、46…表示装置、50…CANコントローラ、51…CANコントローラ状態検知器、52…マイコン、53…マイコン状態検知器、54…スロットルセンサ、55…スロットルセンサ状態検知器、56…インジェクタ、57…インジェクタ状態検知器、58…始動スイッチ、59…始動スイッチ状態検知器、61…自車位置検知器。
Claims (15)
- 車両に搭載される電子装置の状態を表す情報(以下、装置状態情報と言う)をその電子装置から取得する装置状態取得手段と、
前記装置状態取得手段により取得された前記装置状態情報に基づき、前記電子装置の状態を診断する診断手段とを備えた状態診断装置であって、
前記電子装置に動作電圧を供給する電源の状態を表す情報(以下、電源状態情報と言う)を取得する電源状態取得手段と、
前記装置状態取得手段が取得した前記装置状態情報及び前記電源状態取得手段が取得した前記電源状態情報を記憶装置に記憶する記憶制御手段とを備え、
前記診断手段は、前記記憶装置に記憶された前記装置状態情報に基づき前記電子装置の状態を診断すると共に、前記記憶装置に記憶された前記電源状態情報に基づき前記電源の状態も診断するようになっていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1に記載の状態診断装置において、
前記電源状態取得手段は、前記電源から動作電圧の供給を受けて一定時間毎にカウント動作するカウンタを備え、該カウンタのカウント値を前記電源状態情報として定期的に取得するようになっており、
前記記憶制御手段は、異なる時点での前記カウンタのカウント値を前記記憶装置に記憶するようになっており、
前記診断手段は、前記記憶装置に記憶された前記電源状態情報としての前記カウンタのカウント値のうち、異なる時点でのカウント値を比較して、両者の差が規定値ならば前記電源の状態は正常と判断し、両者の差が前記規定値でないならば前記電源の状態は異常と判断するようになっていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項2に記載の状態診断装置において、
前記カウンタのカウント値は、時刻を表すことを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記電源は複数の電源ラインからなり、その複数の電源ラインのそれぞれには、その電源ラインを識別するための電源識別情報が割り当てられており、前記電子装置は、前記複数の電源ラインのうち、何れかの電源ラインを介して動作電圧を受けるようになっており、
前記電源状態取得手段は、前記複数の電源ラインのそれぞれについて、前記電源状態情報を取得するようになっており、
前記記憶制御手段は、前記電源状態情報と共に、その電源状態情報で状態が表される電源ラインに割り当てられた前記電源識別情報を前記記憶装置に記憶するようになっていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記電子装置には、その電子装置を識別するための装置識別情報が割り当てられており、
前記記憶制御手段は、前記装置状態情報と共に、その装置状態情報で状態が表される電子装置に割り当てられた前記装置識別情報を前記記憶装置に記憶するようになっていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記記憶装置は、少なくとも前記装置状態情報を、複数種類記憶できるように構成されていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の状態診断装置において、
無線通信により、前記診断手段が前記記憶装置に記憶された情報を読み出し可能に構成されていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項7に記載の状態診断装置において、
前記記憶装置は、情報が書き換え可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグであることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項7又は請求項8に記載の状態診断装置において、
前記記憶装置は、前記車両における居住領域又は積載のための領域に設けられることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記電子装置は、センサ、アクチュエータ、及びスイッチの少なくとも何れかであることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記電子装置は、車両を制御する電子制御装置であることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項11に記載の状態診断装置において、
前記記憶装置は、前記電子制御装置に設けられていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項11又は請求項12に記載の状態診断装置において、
前記装置状態取得手段及び前記電源状態取得手段の両方又は一方は、前記電子制御装置に設けられていることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項11ないし請求項13の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記電子装置は、前記電子制御装置のうち、通信を制御するためにその電子制御装置が備えている通信コントローラであることを特徴とする状態診断装置。 - 請求項1ないし請求項14の何れか1項に記載の状態診断装置において、
前記車両の位置を検出する位置検出手段を備え、
前記記憶制御手段は、前記装置状態情報及び前記電源状態情報と共に、前記位置検出手段により検出された車両の位置情報のうち、その装置状態情報及び電源状態情報の少なくとも何れかが取得されたときの車両の位置情報を前記記憶装置に記憶するようになっており、
前記診断手段は、その記憶装置に記憶された車両の位置情報が表す車両の位置を検出できるようになっていることを特徴とする状態診断装置。
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Cited By (1)
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US9176830B2 (en) | 2013-05-24 | 2015-11-03 | Hyundai Motor Company | Method for determining software error in virtualization based integrated control system |
-
2007
- 2007-05-28 JP JP2007140583A patent/JP2008292409A/ja active Pending
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