JP2003104137A - 車載制御装置 - Google Patents

車載制御装置

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JP2003104137A
JP2003104137A JP2001298077A JP2001298077A JP2003104137A JP 2003104137 A JP2003104137 A JP 2003104137A JP 2001298077 A JP2001298077 A JP 2001298077A JP 2001298077 A JP2001298077 A JP 2001298077A JP 2003104137 A JP2003104137 A JP 2003104137A
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mram
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JP2001298077A
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Hideaki Ishikawa
秀明 石川
Masahiro Sasaki
正浩 佐々木
Yasuo Kamimura
保雄 上村
Yasushi Moriya
康 守谷
Fumiaki Nasu
文明 那須
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの構成を簡略化することができ、安価
でシステムの高信頼性を確保することができる車載制御
装置を提供する。 【解決手段】 車載機器装置内のSRAM、フラッシュ
ROM、EEPROM等の一部又は、全てをMRAMに
置き換えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の各種制御を
行う車載制御装置に係り、特に、車載用制御ユニットで
用いるメモリ構成の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUを用いた車載機器装置は、
制御プログラムが書かれたROM(Read Only Memor
y)、作業領域メモリであるRAM(Random Access Mem
ory)及び外部との入出力インターフェースであるI/
Oインターフェース等から構成される。近年では、RO
Mには、電気的に消去あるいは書き込み可能なフラッシ
ュROMやEEPROM(Electrically Erasable and
Programmable ROM)が、RAMには、静的な電源電圧で
記憶が保持されるSRAM(Static Random Access Mem
ory)と、動的なパルス(リフレッシュパルス)で記憶
が保持されるDRAMがある。SRAMは車載バッテリ
で記憶が保持されるバックアップRAM等に使用され
る。
【0003】従来の車載機器装置のメモリは、用途に応
じて、データの一時記憶用のメモリには、SRAM及
び、イグニッションキー(起動スイッチ)OFF時でも
記憶を可能にするため、バックアップ電源を用いて、R
AMデータを保持するバックアップRAM、さらに制御
プログラムの格納用に、フラッシュROM、またバッテ
リ端子が未接続状態でもデータの保持が必要な場合は、
EEPROMがある。EEPROMは、データの消去が
バイト単位であるものから一括消去が可能なフラッシュ
メモリ等,制御機器装置の使用目的に応じて、複数個の
メモリを採用している。
【0004】図7は、従来の車載機器装置10のハード
構成を示す図である。図7において、11は車載機器を
制御するCPU、12はCPU内蔵のRAM、13は制
御プログラムを格納するためのフラッシュROM、14
はバッテリ端子が未接続状態でもデータを記憶させるた
めのEEPROM、15はバス、16はイグニッション
キーONでバッテリに接続され、車載機器装置内のIC
等に電源を供給する安定化電源回路、17はバッテリ端
子に直接接続され、イグニッションキーOFFでも、R
AM12に電源を供給するバックアップ電源、18はイ
グニッションキーOFFを検出し、OFF時は、バック
アップ電源17からの電源に切替えてRAM12に電源
を供給するバックアップ電源切替回路である。上記の構
成により、イグニッションキーOFFでも、CPU11
のRAM12のデータを保持可能としている。
【0005】ところで、従来のCPUを用いた車載用制
御ユニットにおいては、書換え不可能な不揮発性メモリ
(ROM)に車のセッティングデータを書き込んでお
き、それを用いてエンジンなどの機関制御を行ってい
た。最近では、車両の特性に応じてより精密な制御を行
うため、電気的に書換え可能なEEPROMを用いて、
製造工場にてデータを書き込む方法が採用されてきてい
る。例えば、特開平8−319880号公報には、制御
プログラムを含む共通仕様データをマスクROMに記憶
させ、車種毎に異なるデータをEEPROMに記憶させ
ることで、1つのマイクロコンピュータのハードウエア
を多数の車種に適用し、管理工数を削減してコスト低減
を図る装置が開示されている。さらに、車両個体差まで
含めた制御を行うため、車両固有の情報(例えば、車両
重量・オプションの有無・車両ナンバー)を車両の製造
ライン又はサービス工場にて書換える方法が検討されて
いる。
【0006】また、経時的な履歴に関するデータや学習
結果などはEEPROM等の不揮発性メモリに電源遮断
ごとに格納しておき、電源再投入後にこの不揮発性メモ
リから該当データを読み出すことにより、擬似的に連続
性を持つ信号処理を行えるようにしている。例えば、エ
ンジンの燃料噴射制御装置では、適切な空燃比の混合ガ
スを得るために、車両の状態を各種センサで検出し、上
記メモリを利用して演算処理し、燃料噴射弁等のアクチ
ュエータを作動させている。そして、噴射タイミングや
噴射量等の前回の制御値は、学習値として、バックアッ
プRAMに記憶され、次回のエンジンスタート時の制御
値として用いられる。
【0007】なお、EEPROMには、書き込み保障回
数があり、それを超えるとデータを正しく書き込むこと
ができない可能性があるため、書き込み回数に制限のな
いスタンバイRAMに、ある程度のデータを貯えてか
ら、所定の条件下でそのデータをEEPROMに書き込
むという方法により、EEPROMの書き込み回数を減
らそうとする装置がある(特開平7−211087号、
特開平11−99891号、特開2000−28568
4号、特開2001−76494号各公報参照)。
【0008】一方、EEPROM等の不揮発性メモリ
に、制御装置、アクチュエータ、センサ等に発生した故
障情報や自己診断の結果の故障コードを保存し、後で故
障情報を読み出すことで、車両の修理や整備に役立てる
制御装置がある(特開平8−202441号、特開20
01−130345号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の車載制御装置にあっては、その使用目的に応じ
て種々のメモリ構成を採用しているため、各メモリの切
替回路、バックアップのための電源、その電源の切替回
路等が必要となり、複雑かつ、高価な回路構成となって
しまう問題点があった。本発明は、課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、メモリの構成
を簡略化することができ、安価でシステムの高信頼性を
確保することができる車載制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の車載制御装置は、基本的には、車両の各種制御
を行う車載制御装置において、記憶内容の書換えが可能
なMRAMと、前記MRAMに記憶された制御プログラ
ム及びデータに従って車両を制御する制御手段とを備え
ることを特徴としている。
【0011】さらに、本発明の車載制御装置の具体的な
態様は、記憶内容の書換えが不能なROMを備え、前記
制御手段は、前記ROM及び前記MRAMに記憶された
制御プログラム及びデータに従って車両を制御すること
を特徴としている。また、本発明の車載制御装置の具体
的な態様は、前記MRAMの記憶領域を、RAM領域と
ROM領域とに分け、前記ROM領域に対する書き込み
を禁止する書込禁止手段を備えることを特徴としてい
る。
【0012】また、本発明の車載制御装置の具体的な態
様は、前記MRAMの記憶領域を、データ領域とプログ
ラム領域とに分け、前記データ領域及び又は前記プログ
ラム領域に対する書き込みを禁止する書込禁止手段を備
えることを特徴としている。また、本発明の車載制御装
置の具体的な態様は、前記MRAMが、該MRAMより
情報の読み出しと書き込みを行うマイクロコンピュータ
に内蔵及び又は外付けされるメモリであることを特徴と
している。
【0013】さらに、本発明の車載制御装置の具体的な
態様は、前記書込禁止手段による書込禁止を許可/不許
可を指示する制御端子を備えることを特徴としている。
さらにまた、本発明の車載制御装置の具体的な態様は、
前記MRAMが、前記制御手段の処理に使うセンサデー
タ、演算にて求まった制御データ、学習データ、及び故
障情報等を記憶することを特徴としている。前記の如く
構成された本発明の車載制御装置によって、車載制御ユ
ニットのメモリ構成、及び周辺回路を簡単にでき、安価
で実装スペースを確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の車載制
御装置の一実施形態について詳細に説明する。
【0015】第1の実施形態 図1は、第1の実施形態の車載制御装置20の構成を示
す図である。本実施形態は、自動車のエンジンシステム
の電子制御ユニットに適用した例である。図1におい
て、21は車載機器を制御するCPU(マイクロコンピ
ュータ)、22はCPU21内蔵のMRAM(Magnetic
Random Access Memory:磁気抵抗効果を用いた不揮発
性メモリ)、23は制御プログラムを格納するためのフ
ラッシュROM、24はシステムバス、25はイグニッ
ションキーONでバッテリに接続され、車載機器装置内
のIC等に電源を供給する安定化電源回路である。
【0016】MRAM22は、磁気抵抗効果を用いた不
揮発性メモリであり、不揮発性で、書き換え可能回数、
書き込み/読み出し時間は、SRAMと同等、DRAM
と同程度の集積度を実現でき、書き込み可能回数にも制
限がない次世代の不揮発性メモリである。
【0017】また、MRAM22は、電源が無くても、
磁化の向きを保持しているため、バッテリ未接続状態で
も、データの記憶が保持可能である。したがって、MR
AMを採用することにより、従来技術のようなRAMバ
ックアップ電源、及び、その電源の切替回路が不要とな
る。例えば、図7に示すバックアップ電源17及びバッ
クアップ電源切替回路18が不要となる。
【0018】また、同様に、MRAMを用いて、制御プ
ログラムを格納するためのフラッシュROM領域の置き
換えも可能である。このように、従来例では、用途に応
じて、複数個のメモリを採用していたが、本実施形態で
は、1種類のメモリでハード構成が可能であり、安価、
簡単な車載機器装置を供給することができる。本実施形
態では、MRAMをCPU21に内蔵する例について説
明したが、上記MRAMをCPUに外付けする構成のも
のでもよく、以下この例を各実施形態により説明する。
【0019】第2の実施形態 図2は、第2の実施形態の車載制御装置30の構成を示
す図である。図2において、31は車載機器を制御する
CPU(マイクロコンピュータ)、32は外付けのMR
AM、33はシステムバス、34はCPU31の制御信
号であるリード/ライト(R/W)信号及びアドレスバ
ス信号により、MRAM32内の所定領域をライト不可
(リードのみ許可)にするデコード回路、35はイグニ
ッションキーSW信号入力端子である。
【0020】外付けMRAM32は、デコード回路34
によりリードのみ可能なROM領域36と、リード/ラ
イト可能なRAM領域37に分割することができる。R
OM領域36には、車両用の制御プログラムが格納さ
れ、RAM領域37には各種データが格納される。
【0021】車両用の制御プログラムは、書換え不能な
ROM領域36に格納されているため、誤って、車両用
のプログラムを書き換えてしまうことを防止することが
でき、プログラム暴走による事故発生の可能性をなくす
ことができる。MRAM32は、書き換え可能回数、書
き込み/読み込み時間がSRAMと同等であり、また、
電源が無くても、磁化の向きを保持しているため、イグ
ニッションキーOFF時でもデータの記憶が可能であ
る。
【0022】また、CPU31には、図示しないエンジ
ン回転数センサ、車速センサ、水温センサ等のセンサ情
報、及びイグニッションキーSW信号入力端子35から
イグニッションキーSW信号が入力されており、CPU
31は、イグニッションキーON時、又は、エンジン回
転中に、エンジン回転数、車速、水温等の車両の各種状
態に基づいて所定期間毎にデータ更新を行い、最新のデ
ータをRAM領域37に記憶する。
【0023】MRAM32は、不揮発性メモリであるた
め、RAM領域37に記憶されているデータは、イグニ
ッションキーOFF後も保持される。これにより、車両
故障時の各種状態信号の記憶やモニターが可能となり、
故障診断のデータとして利用することができる。
【0024】以上詳細に説明したように、第2の実施形
態によれば、MRAM32を、リードのみ可能なROM
領域36と、リード/ライト可能なRAM領域37とに
分割して用いる構成とし、ROM領域36には制御プロ
グラムやデータ等を格納し、RAM領域37にはセンサ
情報、制御データや学習データ、故障情報を格納するよ
うにしたので、従来採用されていた、ROM、RAM、
バックアップRAM又はEEPROM等の複数のメモリ
構成を、MRAM1系統に簡略化させることができる。
また、MRAM32は、不揮発性で、書き換え可能回数
の制限は実用上なく、かつ高速で書き込み/読み出しで
きるため、各メモリの切替回路、RAMからEEPRO
Mに書き込む際の制御手段、バックアップのための電
源、その電源の切替回路等をなくすことができる。
【0025】例えば、従来は、フラッシュROMへの書
換えの際、書込み(書換え)用のプログラムを、一旦R
AMに記憶し、そのRAMに記憶されたプログラム用い
てフラッシュROMの記憶内容を消去した上で、新たな
プログラムの書き込みを行っている。また、フラッシュ
ROMへの書き込みは安定した電圧が必要である。この
ため、各メモリの切替回路、RAMからフラッシュRO
Mに書き込む際の制御手段等が必要であった。本実施形
態では、ECU内のメモリ構成を簡素化することがで
き、安価な車載機器装置を実現することができる。
【0026】第3の実施形態 図3は、第3の実施形態の車載制御装置40の構成を示
す図である。本実施形態は、自動車のエンジンシステム
の電子制御ユニットを例にとり、具体的に説明する。図
3において、50はエンジンの電子制御ユニット(EC
U)、51は車載バッテリ、52はイグニッションキー
である。
【0027】エンジンECU50は、内部のROMに記
憶された制御プログラムに従って外部から来る要求に応
じた処理を実行するマイクロコンピュータ60と、マイ
クロコンピュータ60に対しデータをやり取りする入出
力回路61と、エンジンの運転、停止のメインスイッチ
であるイグニッションキー52を介してバッテリ51と
接続され、ECU50内部の各回路に電源を供給する電
源回路62とから構成される。
【0028】マイクロコンピュータ60は、車載機器を
制御するCPU70と、制御プログラム及び各種データ
を記憶する複数のMRAM71(MRAM71a〜MR
AM71d)と、アドレスバス信号により各MRAM7
1を指定するデコード回路72と、MRAM71指定、
及びMRAM71の番地を特定するn(nは正の整数)
本のアドレスバス73と、データの入出力を行うm(m
は正の整数)本のデータバス74と、R/W信号線及び
メモリ/IO識別信号線を含むコントロールバス(図示
略)と、データを入出力するI/Oポート75とを備え
て構成される。
【0029】CPU70は、I/Oポート75から取り
込んだデジタル演算処理用の信号に基づいて、エンジン
の状態を判別し、該エンジンの要求燃料量、及び点火時
期等をMRAM71に格納された制御プログラムの予め
定められた手順に基づいて計算し、該計算結果をMRA
M71に格納するとともに、I/Oポート75に送る。
【0030】MRAM71は、CPU70の制御プログ
ラム及び制御定数を記憶すると共に、CPU70の演算
時には作業領域として使用され、CPU70の計算結果
等を格納する不揮発のメモリである。MRAM71は、
不揮発性であるため、イグニッションキー52がOFF
で、ECU50に電源が供給されない場合でもメモリ内
容を保存することができる。したがって、イグニッショ
ンキー52を介さずにバッテリ51と直接つながるRA
Mバックアップ電源、及び、その電源の切替回路が不要
となる。
【0031】MRAM71は、複数(本実施形態では、
4個)のMRAM71a〜MRAM71dにより構成さ
れ、アドレスバス73の下位(n−3)本(A0〜An-
3)は、各MRAM71a〜MRAM71dに共通に接
続し、上位3本(An,An-1,An-2)は、デコード回
路72に入力される。デコード回路72は、アドレスバ
ス73の上位3本(An,An-1,An-2)をデコードし
て4個のMRAM71から任意のものを指定する。各M
RAM71a〜MRAM71dは、デコード回路72か
らの選択信号をCS(chip select)に受け、CSが選
択状態のときR/W信号が有効になる。各MRAM71
a〜MRAM71dは、RAM領域とROM領域、又
は、データ領域とプログラム領域を分けた構成とする。
例えば、MRAM71aをリードのみ可能なROM領域
に、MRAM71b〜MRAM71dをリード/ライト
可能なRAM領域とする。あるいは、MRAM71aを
プログラム領域に、MRAM71b〜MRAM71dを
データ領域とする。これらは、デコード回路72により
予め任意の割り当てが可能である。また、デコード回路
72によりROM領域を割り当てる場合、該デコード回
路72は、ROM領域を割り当てたMRAMへの書込み
を禁止する書込禁止手段としての機能を有する。
【0032】マイクロコンピュータ60のI/Oポート
75は、入出力回路61に接続され、入出力回路61に
は、エンジンに設置された各センサ、例えばエンジンの
所定のクランク角度位置に設定され、エンジン回転数を
検出する手段の一つであるクランク角センサ81、吸入
空気量を検出するエアーフローメータ82、排気ガス中
の酸素濃度を検出する空燃比センサ83、エンジンの冷
却水温を検出する水温センサ84、スロットル弁開度を
検出するスロットルセンサ85、スタータスイッチ86
等が接続される。入出力回路61は、上記各センサの電
気的信号をデジタル演算処理用の信号に変換すると共
に、デジタル演算用の制御信号を実際のアクチュエータ
の駆動信号に変換し、アイドルスピードコントロールバ
ルブ87、インジェクタ88、点火プラグ89に、バル
ブ開度指令値、第1乃至第3気筒燃料噴射弁信号、第1
乃至第3気筒点火コイル信号の各駆動信号を出力する。
【0033】また、ECU50は、エンジンの燃焼制御
や車両の走行制御に加えて、エンジンのエミッションに
関連する異常を自己診断してエンジンの動作やセンサ8
1〜86等の異常等を診断し、図示しない外部テスタか
らの要求に応じて診断結果のデータを出力する機能を有
する。
【0034】また、マイクロコンピュータ60内のMR
AM71は、CPU70での演算処理に使うセンサデー
タ、演算にて求まった制御データ、あるいは上記診断に
て得た種々の診断データ等を保持している。MRAM7
1は、不揮発性メモリであるため、イグニッションキー
52がOFFで、ECU50に電源が供給されない場合
でもメモリ内容を保存することができる。
【0035】以上詳細に説明したように、第3の実施形
態によれば、MRAM71を、複数のMRAM71a〜
MRAM71dにより構成し、例えば、MRAM71a
をリードのみ可能なROM領域とし、MRAM71b〜
MRAM71dをリード/ライト可能なRAM領域とし
て、ROM領域には制御プログラムやデータ等を格納
し、RAM領域にはセンサ情報、制御データや学習デー
タ、故障情報を格納するように構成したので、従来採用
されていた、ROM、RAM、バックアップRAM又は
EEPROM等の複数のメモリ構成を、MRAM1系統
に簡略化させることができる。ECU内のメモリ構成を
簡素化させることで、安価な車載機器装置を実現するこ
とができる。
【0036】ここで、車両システムの基本動作にかかる
制御プログラムや車両固有のデータ等重要部分は、あえ
てROM(マスクROM)に残す構成としてもよい。例
えば、図3のMRAM71aをマスクROMに置き換え
る構成とすることで、デコード回路72に設計変更等が
あった場合でも、該マスクROMに相当する部分は書き
換えが不能になり、外部からの不法又は不適切な書き換
えの可能性をなくすことができる。
【0037】上記効果に加えて、例えば集積度が高いマ
スクROMには、LSIの製造段階で、燃料噴射制御や
点火時期制御等の制御プログラム、及び、演算定数等の
固定データを複数の車種に対応して格納し、MRAMに
は、車種毎に異なるデータを記憶するように構成すれ
ば、多品種少量生産に対しても1種類のマイクロコンピ
ュータで済み、大量生産によるコスト低減を達成するこ
とができる。
【0038】なお、本実施形態では、MRAM71aを
リードのみ可能なROM領域に、MRAM71b〜MR
AM71dをリード/ライト可能なRAM領域とする、
あるいは、MRAM71aをプログラム領域に、MRA
M71b〜MRAM71dをデータ領域とする例につい
て述べたが、複数のMRAM71a〜MRAM71dの
使用態様は一例に過ぎず、MRAMのROM領域、RA
M領域の組合わせ、制御プログラムやデータの記憶方法
は種々の設計変更が可能である。
【0039】第4の実施形態 図4は、第4の実施形態の車載制御装置の構成を示す図
である。本実施形態は、第2の実施形態に、図3の自動
車のエンジンシステムの電子制御ユニットを適用した例
である。図2及び図3と同一構成部分には同一符号を付
して重複部分の説明を省略する。図4において、90は
エンジンの電子制御ユニット(ECU)、51は車載バ
ッテリ、52はイグニッションキーである。
【0040】エンジンECU90は、内部のROMに記
憶された制御プログラムに従って外部から来る要求に応
じた処理を実行するマイクロコンピュータ91と、マイ
クロコンピュータ91に対しデータをやり取りする入出
力回路61と、エンジンの運転、停止のメインスイッチ
であるイグニッションキー52を介してバッテリ51と
接続され、ECU90内部の各回路に電源を供給する電
源回路62とから構成される。
【0041】マイクロコンピュータ91は、車載機器を
制御するCPU70と、制御プログラム及び各種データ
を記憶するMRAM92と、特定のアドレスバス信号に
よりAND論理をとりMRAM92をリードのみ、又は
リード/ライト(R/W)を可能にするANDゲート9
3と、MRAM92の番地を特定するn本のアドレスバ
ス73と、データの入出力を行うm本のデータバス74
と、R/W信号線及びメモリ/IO識別信号線を含むコ
ントロールバス(図示略)と、データを入出力するI/
Oポート75とを備えて構成される。
【0042】ANDゲート93は、CPU70の制御信
号であるリード/ライト(R/W)信号、及びアドレス
バス信号により、MRAM92内の所定領域をライト不
可(リードのみ許可)にする。MRAM92は、AND
ゲート93によりリードのみ可能なROM領域94と、
リード/ライト可能なRAM領域95に分割することが
できる。
【0043】MRAM92は、CPU70の制御プログ
ラム及び制御定数を記憶すると共に、CPU70の演算
時には作業領域として使用され、CPU70の計算結果
等を格納する不揮発のメモリである。MRAM92は、
RAM領域とROM領域、又は、データ領域とプログラ
ム領域を分けた構成とする。例えば、MRAM92のR
OM領域94には、車両用の制御プログラム及び固定デ
ータが格納され、RAM領域95には各種データが格納
される。これらは、アドレスバス信号により予め任意の
割り当てが可能である。また、ROM領域94を割り当
てる場合、ANDゲート93は、ROM領域を割り当て
たMRAMへの書込みを禁止する書込禁止手段としての
機能を有する。
【0044】MRAM92は、不揮発性メモリであるた
め、イグニッションキー52がOFFで、ECU90に
電源が供給されない場合でもメモリ内容を保存すること
ができる。したがって、イグニッションキー52を介さ
ずにバッテリ51と直接つながるRAMバックアップ電
源、及び、その電源の切替回路が不要となる。
【0045】また、MRAM92は、不揮発性メモリで
あるため、イグニッションキー52がOFFで、ECU
90に電源が供給されない場合でもCPU70での演算
処理に使うセンサデータ、演算にて求まった制御デー
タ、あるいは上記診断にて得た種々の診断データ等を保
存することができる。
【0046】以上詳細に説明したように、第4の実施形
態によれば、特定アドレスバス信号により論理をとりM
RAM92をリードのみ、又はリード/ライト(R/
W)を可能にするANDゲート93を備え、MRAM9
2を、リードのみ可能なROM領域94とリード/ライ
ト可能なRAM領域95に分割し、ROM領域には制御
プログラムやデータ等を格納し、RAM領域にはセンサ
情報、制御データや学習データ、故障情報を格納するよ
うに構成したので、ROM、RAM、バックアップRA
M又はEEPROM等の複数のメモリ構成を、MRAM
1系統に簡略化させることができ、ECU内のメモリ構
成を簡素化させることで、安価な車載機器装置を実現す
ることができる。
【0047】なお、本実施形態では、特定アドレスバス
信号とR/W信号をAND論理をとってMRAMへの書
込みを禁止する制御信号を作成する例について説明した
が、論理回路の種類や組み合わせは一例に過ぎず、MR
AMへの書込みを禁止する方法は種々の設計変更が可能
である。例えば、NORゲートを用いた論理回路でもよ
く、信号の立上り、立下り、アクティブ状態も適宜変更
可能である。
【0048】第5の実施形態 図5は、第5の実施形態の車載制御装置の構成を示す図
であり、図4と同一構成部分には同一符号を付して重複
部分の説明を省略する。図5において、100はエンジ
ンの電子制御ユニット(ECU)、51は車載バッテ
リ、52はイグニッションキー、120は通信線121
を介してECU100に接続可能な故障診断器である。
【0049】エンジンECU100は、内部のROMに
記憶された制御プログラムに従って外部から来る要求に
応じた処理を実行するマイクロコンピュータ101と、
マイクロコンピュータ101に対しデータをやり取りす
る入出力回路61と、エンジンの運転、停止のメインス
イッチであるイグニッションキー52を介してバッテリ
51と接続され、ECU100内部の各回路に電源を供
給する電源回路62と、MRAM92への情報の書き込
みを禁止するための書込禁止信号を入力する書込禁止指
示用端子102とを備えて構成される。
【0050】書込禁止指示用端子102は、CPU11
0の使用されていない空き端子であり、車両の通常走行
時は非動作状態となり、工場出荷時又は車両整備時(サ
ービス時)にのみ動作状態となる。書込禁止指示用端子
102としては、CPU110の専用の入力端子やテス
ト端子が好ましいが、それ以外の端子として、例えば一
般的に多くの自動車メーカが使用しているサービスチェ
ック端子や、設定後に変更されることがない車両の仕向
け地判定端子を用いてもよい。
【0051】マイクロコンピュータ101は、車載機器
を制御するCPU110と、制御プログラム及び各種デ
ータを記憶するMRAM92と、アドレスバス信号によ
りMRAM92の所定領域をリードのみ、又はリード/
ライト(R/W)を可能にするデコード回路111と、
MRAM92の番地を特定するn本のアドレスバス73
と、データの入出力を行うm本のデータバス74と、R
/W信号線及びメモリ/IO識別信号線を含むコントロ
ールバス(図示略)と、データを入出力するI/Oポー
ト75である通信LSI(Large Scale Integration)
とを備えて構成される。
【0052】MRAM92は、CPU110での演算処
理に使うセンサデータ、演算にて求まった制御データ、
及び故障診断情報等を保持する。MRAM92は、デコ
ード回路111によりリードのみ可能なROM領域94
と、リード/ライト可能なRAM領域95に分割するこ
とができる。MRAM92のROM領域94は、CPU
110の制御プログラム及び制御定数を記憶すると共
に、RAM領域95はCPU110の演算時には作業領
域として使用され、CPU110の計算結果等を格納す
る。MRAM92は、上述したようにRAM領域とRO
M領域、又は、データ領域とプログラム領域を分けた構
成とする。例えば、MRAM92のROM領域94に
は、車両用の制御プログラム及び固定データが格納さ
れ、RAM領域95には各種データが格納される。これ
らは、アドレスバス信号により予め任意の割り当てが可
能である。
【0053】ECU100は、外部にインジェクタ8
8,点火プラグ等のアクチュエータや各種センサからな
る車両構成要素が接続され、それら構成要素は入出力回
路61を介してマイクロコンピュータ101のI/Oポ
ート75に接続される。また、書込禁止指示用端子10
2は、マイクロコンピュータ101の専用入力端子に接
続される。
【0054】また、ECU100は、エンジンの燃焼制
御や車両の走行制御に加えて、エンジンのエミッション
に関連する異常を自己診断してエンジンの動作やセンサ
81〜86等の異常等を診断し、故障診断器120から
の要求に応じて診断結果のデータを出力する機能を有す
る。さらに、ECU100のCPU110は、上記構成
要素の作動状態をチェックし、それらの故障時には故障
情報を検出してMRAM92に記憶する。また、CPU
110は、書込禁止指示用端子102から書込禁止信号
を受信したときには、MRAM92への新たな故障情報
の書き込みを禁止する。
【0055】書込禁止指示用端子102は、非試験時で
ある車両搭載時には一端がCPU110の使用されてい
ない空き端子に接続され、他端が未接続状態とされる。
CPU110では、この未接続状態での書込禁止指示用
端子102からの信号をMRAM92への故障情報の書
き込みを行う信号と認識する。
【0056】このECU100を整備等のために車両か
ら取り外し、試験駆動させ動作チェックを行う場合に
は、書込禁止指示用端子102の他端を接地し、ECU
100の外部に試験用の擬似アクチュエータや擬似セン
サ等の擬似構成要素を接続する。書込禁止指示用端子1
02の他端が接地され、電位が接地レベルであるという
ことが書込禁止信号に相当する。本実施形態では、書込
禁止指示用端子102の接地レベルを書込禁止信号とし
た例であるが、所定の電位レベルを接続した場合を書込
禁止信号とする態様でもよい。
【0057】故障診断器120は、図示しない表示部と
操作スイッチを備え、診断に必要な情報をECU100
から取得して表示し、該操作スイッチが操作されること
によってECU100にシステム変更許可を与える。該
操作スイッチは、車両内に設置された既設の複数のスイ
ッチを利用し、この複数のスイッチを組み合わせて操作
したときに操作スイッチが操作されたものとして扱うよ
うにすることもできる。故障診断器120は、故障診断
時、ECU100の入出力回路61に接続され、I/O
ポート75及びデータバス74を介してCPU110と
接続され、データは、MRAM92⇔CPU110⇔I
/Oポート75の間で授受される。
【0058】図6は、MRAM92の書き込み禁止処理
のプログラムを示すフローチャートであり、ECU10
0のCPU110において実行される。図中Sは、フロ
ーの各ステップを示す。まず、ステップS100で書込
禁止指示用端子102の電位レベルをチェックし、書込
禁止指示用端子102の電位レベルが所定電位レベル
(ここでは接地レベル)であるとき、故障情報のMRA
M92への書き込みを禁止する書込禁止フラグを1に設
定する。書込禁止指示用端子102の電位レベルが接地
レベルにないときは、ステップS102で書込禁止フラ
グを0に設定する。書込禁止フラグが0の場合は、以下
の処理で故障情報を含む各種データのMRAM92への
書き込みは禁止されない。
【0059】ステップS103では、書込禁止フラグの
判定を行い、書込禁止フラグが0であればデータのMR
AM92への書き込み禁止を行わず、ステップS104
でMRAM92に対しデータのリード/ライトを許可す
る。具体的には、CPU110は、デコード回路111
に対して書き込み禁止のためのアドレス設定変更は行わ
ない。したがって、MRAM92に記憶されたデータの
追加・変更が可能である。
【0060】上記ステップS103で書込禁止フラグが
1である場合は、ステップS104でデコード回路11
1に書き込み禁止を指定する特定のアドレス信号を出力
する。デコード回路111では、このアドレス信号をデ
コードしてMRAM92のRAM領域95として割り当
てられている領域への書込みを禁止する。本実施形態で
は、MRAM92のRAM領域95のデータ領域を書き
込み禁止としているが、書き込み禁止の範囲はあらかじ
め任意に設定しておくことができる。ここでは、故障情
報が記憶されているデータ領域の書き込みが禁止され
る。
【0061】CPU110は、車両の構成要素である制
御装置、アクチュエータ、センサ等に発生した故障を検
出し、その故障情報をMRAM92に記憶する。不揮発
性メモリであるMRAM92に故障情報が保存されるた
め、車両の修理や整備等の目的でECU100を車両か
ら取り外した後、故障診断器120によりMRAM92
に記憶されている故障情報を読み出し、試験駆動させて
動作チェックを行い、車両の整備を行うことができる。
【0062】以上詳細に説明したように、第5の実施形
態によれば、車両の整備時において、ECU100を車
両より取り外し、動作チェックを行う際に、書込禁止指
示用端子102を接地してその電位を接地レベルとし、
書込禁止指示用端子102が接地レベルにあるときは、
MRAM92への書き込みは禁止される。したがって、
動作チェック時の故障情報が、MRAM92に記憶され
ている本来の故障情報に追加、上書きされてしまう事態
を未然に防止することができ、車両本来の故障情報を保
持することができる。これにより、車両の整備効率をよ
り向上させることができる。
【0063】また、書込禁止指示用端子102を非動作
状態にすることにより、デコード回路111によってM
RAM92は、書込みの禁止となるために、その後CP
U110が何等かの原因による誤動作によって書換え動
作を行っても、不要にMRAM92の内容を書換える可
能性をゼロにすることができ、MRAM92内の意図し
ない初期化を確実に回避することができる。また、書込
禁止指示用端子102としてCPU110の使用されて
いない空き端子を利用することで、新たに付加すべき部
品は少なく、より簡易で低コストなECU100が実現
できる。
【0064】なお、本実施形態では、MRAMの故障情
報の書込み禁止に適用した場合について説明したが、M
RAMの故障情報に限定されるものではなく、MRAM
への書込みを禁止する方法は種々の設計変更が可能であ
る。例えば、記憶禁止指示用端子102を用い、車両搭
載時に未接続とし、動作チェック時には記憶禁止指示用
端子102を接地する構成としたが、必ずしも動作チェ
ック時において記憶禁止指示用端子102の接地に限定
するものではなく、車両搭載時と動作チェック時との識
別ができるものであればよく、記憶禁止指示用端子10
2の電位レベルは他の電位レベルでもよい。以上、本発
明の実施形態について詳述したが、本発明は、実施形態
に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され
た発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の
変更ができるものである。
【0065】例えば、MRAMの記憶領域を選択するデ
コード回路、制御信号線の種類や数、接続状態は種々の
設計変更が可能である。同様に、アドレスバス信号を用
いているが種類や組み合わせは一例に過ぎず、信号の立
上り、立下り、アクティブ状態も適宜変更可能である。
また、前記図3に示すように複数のMRAMを用いて同
等の回路を構成することも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明に係る車載制御装置は、車載機器装置内のメモリを、
MRAM 1種類でハード構成が可能であり、メモリの
構成を簡略化することができる。車載機器装置のメモリ
構成及び周辺回路を、簡単にすることができるので、車
載制御装置を安価かつ、簡素化でき、実装スペースを確
保することができる効果がある。また、本発明に係る回
路は、半導体メモリを有するシステム全般に適用するこ
とができ、例えばマイクロコンピュータを搭載した電子
制御ユニットに用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の車載制御装置の構成
図。
【図2】本発明の第2の実施形態の車載制御装置の構成
図。
【図3】本発明の第3の実施形態の車載制御装置の構成
図。
【図4】本発明の第4の実施形態の車載制御装置の構成
図。
【図5】本発明の第5の実施形態の車載制御装置の構成
図。
【図6】本発明の第5の実施形態の車載制御装置のMR
AMの書き込み禁止処理のプログラムを示すフローチャ
ート。
【図7】従来の車載機器装置のハード構成を示す図。
【符号の説明】
21,31,70…CPU 22,32,71,71a〜71d,92…MRAM 23…フラッシュROM 24,33…システムバス 25…安定化電源回路 34,72…デコード回路 35…イグニッションキーSW信号入力端子 36,94…ROM領域 37,95…RAM領域 50,90,100…エンジンの電子制御ユニット(E
CU) 51…車載バッテリ 52…イグニッションキー 60,91,101…マイクロコンピュータ 61…入出力回路 62…電源回路 73…アドレスバス 74…データバス 75…I/Oポート 81…クランク角センサ 82…エアーフローメータ 83…空燃比センサ 84…水温センサ 85…スロットルセンサ 86…スタータスイッチ 87…アイドルスピードコントロールバルブ 88…インジェクタ 89…点火プラグ 93…ANDゲート 102…書込禁止指示用端子 120…故障診断器 121…通信線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/14 310 G06F 12/14 310F 15/78 510 15/78 510A (72)発明者 佐々木 正浩 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 上村 保雄 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 守谷 康 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 那須 文明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G084 DA13 DA19 DA26 DA27 EB02 EB06 EB10 FA07 FA10 FA20 FA29 FA36 FA38 5B017 AA02 BA01 BB03 CA12 5B060 MM02 5B062 CC01 CC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の各種制御を行う車載制御装置にお
    いて、 記憶内容の書換えが可能なMRAM(Magnetic Random
    Access Memory)と、 前記MRAMに記憶された制御プログラム及びデータに
    従って車両を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する車載制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、記憶内容の書換えが不能なRO
    Mを備え、 前記制御手段は、前記ROM及び前記MRAMに記憶さ
    れた制御プログラム及びデータに従って車両を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の車載制御装置。
  3. 【請求項3】 前記MRAMの記憶領域を、RAM領域
    とROM領域とに分け、前記ROM領域に対する書き込
    みを禁止する書込禁止手段を備えることを特徴とする請
    求項1記載の車載制御装置。
  4. 【請求項4】 前記MRAMの記憶領域を、データ領域
    とプログラム領域とに分け、前記データ領域及び又は前
    記プログラム領域に対する書き込みを禁止する書込禁止
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の車載制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記MRAMは、該MRAMより情報の
    読み出しと書き込みを行うマイクロコンピュータに内蔵
    及び又は外付けされるメモリであることを特徴とする請
    求項1記載の車載制御装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記書込禁止手段による書込禁
    止を指示する制御端子を備えることを特徴とする請求項
    3又は4に記載の車載制御装置。
  7. 【請求項7】 前記MRAMは、 前記制御手段の処理に使うセンサデータ、演算にて求ま
    った制御データ、学習データ、及び故障情報等を記憶す
    ることを特徴とする請求項1記載の車載制御装置。
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