JP5349286B2 - 自動水栓 - Google Patents
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Description
通例、この自動水栓におけるセンサとして光反射型のセンサ、詳しくは発光部と受光部とを有し、発光部で発光した光の検知対象からの反射光を受光部で受光して、その受光量が設定したしきい値を超えたことをもって検知対象を検知するものが用いられている。
図において200は吐水管、202はその内部に挿通された給水チューブ、204は給水路の先端に配置された吐水口部材でハウジング206の内部に保持されている。
208はセンサで吐水口部材204に固定され保持されている。
この例において、センサ208は検知方向を吐水の方向と同方向に向けて配置されている。
この特許文献2に開示の自動水栓は、検知エリアを変化させることで吐水流の誤検知を防止するようになしているものであるが、吐水後において吐水流の検知によりしきい値を変更するといったものではなく、本発明とは異なっている。
自動水栓において、センサが使用者の手等の検知対象を検知するとその検知情報は制御部に送られる。
制御部は、その検知情報に基づいて給水弁を開弁動作させ、吐水口に水を送って吐水口から吐水せしめる。その際、センサが検知対象を検知してから実際に吐水が行われるまでに一定の時間を要する。
従ってその間の所要時間だけ遅れて受光部における受光量の増加があったときには、それは吐水流の誤検知によるもの、即ち吐水流からの反射光による受光量の増加であると判定することができる。
その外、他の様々な手段にて反射光の受光量の増加が吐水流からの反射によるものであることを判定することが可能である。
このようにすれば、吐水流からの反射光の受光による影響を無くして、真に目的とする使用者の手等の検知対象だけを正しく検知し、また非検知することができ、自動水栓の吐水,止水動作を正確に行うことができる。
しかるにこの請求項2によれば、吐水流の勢いや向き、吐水流量等の影響を完全に排除し得て、正しく検知対象の有無だけを判定できるようになる。
従って本発明はこのような自動水栓に適用して効果の大なるものである。
図1において、10は本実施形態の自動水栓で、12は自動水栓10における吐水管である。ここで吐水管12は金属製とされている。
吐水管12は、カウンタ(取付基体)14から起立する形態で設置され、上部が使用者に向って逆U字状のグースネック形状をなしている。
即ち使用者側の前端側(先端側)の部分が、使用者の側に向って前方斜め下向きをなす形状とされており、そしてその前端面に、開口面が管軸と略直角に近い角度で交差し且つ斜め下向きの面をなす開口16が形成されている。
ここで開口16は、その横断面形状が正面視において左右方向に長い略楕円形状とされている。
挿通管20は、カウンタ14の取付穴22を挿通してカウンタ14の下側まで突き出しており、その外周面に設けられた雄ねじ部24に固定ナット26がねじ込まれている。
吐水管12は、着座部18をカウンタ14の上面に着座させ、その着座部18と固定ナット26とでパッキン28,30を介し、カウンタ14を上下両側から挟み込む状態にカウンタ14に取り付けられている。
本例において、この保持部材52は樹脂製(ここではPOM樹脂(ポリアセタール樹脂))のもので、横断面形状が全体として吐水管12の前端部の形状に対応した略楕円形状をなしている。
吐水口部材60は、給水チューブ38を通じて送られて来た水の流れを軸方向に通過させて前端(図中左端)の吐水口58から吐水するもので、ここではこの吐水口部材60は水の流れを整流して吐水するものとなしてある。
但し吐水口部材60は、給水チューブ38を通じて送られて来た水を気泡混じりの泡沫流として、又はシャワー流として、或いはその他様々な吐出パターンで吐水を吐出するものとなしておくこともできる。
尚、センサ66を成す投光部62,受光部64の前端面は、何れも吐水管12の管軸方向において同じ位置に位置している。
図3から明らかなようにこのセンサ66もまた、その前端面が吐水管12の前端面よりも僅かに吐水管12の奥側に位置する状態に配置されている。
本実施形態において、吐水口部材60と保持部材52とは、図3に示す固定部材67によって吐水管12に対し固定孔68において共通に固定されている。
尚、この固定部材67は図3(B)に示すように正面視において左右に一対の爪78を有しており、これら爪78を固定孔68の縁部に係止させることで、吐水管12から抜止めされている。
尚、投光部62には投射される光に指向性を持たせるためのレンズ84が備えられている。
またこれら光ファイバ80,82には、これを保持部材52に対して軸線方向に位置決状態に固定するための環状の凸部86が一体的に設けられている。
電磁弁36は、給水元管からの水を吐水口部材60に供給する給水路を開閉する弁であって、この電磁弁36に対し、給水チューブ38の下端が継手40を介して接続されている。
給水チューブ38は、更にこの吐水管12の内部をその前端部に到るまで延びている。
尚この例において、給水チューブ38は可撓性のもので、ここではポリウレタン樹脂にて形成されている。
尚図1において44は止水栓を表している。
制御部46は電磁弁36を作動制御し、センサ66による検知対象の検知に基づいて電磁弁36を開弁させ、またセンサ66が検知対象を非検知となったところで電磁弁36を閉弁させる。
光ファイバ80,82は、更に吐水管12内部を前端部に到るまで延びている。
尚、50はそれら2つの光ファイバ80,82を1本に束ねた光ファイバのコードを表している。
また使用者が手を引き込めてセンサ66による検知エリアから外れると、センサ66が手を非検知となり、ここにおいて制御部46の制御の下に電磁弁36が閉弁し、吐水口部材60からの吐水を停止する。
制御部46は、センサ66からの検知情報に基づいて電磁弁36を開弁させ、吐水口部材60の吐水口58から吐水させる。
図7(ロ)は、吐水流Sからの反射光をセンサ66が受光した場合においても、しきい値を変更しない場合の比較例を表している。
図中Gは、反射光量に基づいて検知対象の有無を判定する基準のしきい値(具体的にはここでは反射光量に応じて発生する電圧の基準値)を表しており、検知対象である使用者の手からの反射光量に基づく検出電圧がしきい値Gを超える大きさのAである場合、センサ66は検知エリアK内の使用者の手を検知し、ここにおいて吐水口58から吐水が行われる。
またこれと併せて、一旦高く変更されたしきい値G1が再び変更前のもとのしきい値G0に戻される。
従って次に再び使用者がセンサ66の前方に手を差し出してしきい値G0を超える検出電圧が生じると、そこで次の吐水が行われる。
尚、吐水開始後のしきい値は本実施形態に限らずB以上A+B以下(A>0,B>0)であれば良い。
しかるにこの実施形態によれば吐水流Sの勢いや向き、吐水流量等の影響を完全に排除し得て、正しく検知対象の有無だけを判定することができる。
例えば本発明は吐水口から気泡混じりの泡沫流を吐水するものに対しても適用可能であり、この場合、泡沫流には泡が混じって色が白いため反射光の光量が多くなり、センサ66は水だけの吐水流に比べてその泡沫流を検知対象と誤って検知し易くなるが、本発明に従えばそのような不具合の発生を有効に防止することができる。
更に上記実施形態ではセンサを保持部材を介して吐水口部材に固定しているが、センサを直接吐水口部材に固定しておくことも可能である。
12 吐水管
58 吐水口
60 吐水口部材
62 投光部
64 受光部
66 センサ
S 吐水流
K 検知エリア
Claims (2)
- 検知対象に向けて光を発光する発光部と、反射光を受光する受光部とを有し、該受光部における受光量が設定したしきい値を超えることで該検知対象を検知するセンサと、該センサによる該検知対象の検知及び非検知に基づいて開閉動作する給水弁とを備え、該検知対象の検知により吐水を自動的に行う自動水栓において、
前記検知対象の検知により吐水開始した後、吐水流からの反射光を前記受光部が受光することで受光量が増加したとき、吐水中に前記しきい値を高く変更し、受光量が該変更したしきい値以下となったときに止水を行い、且つしきい値を再び変更前のもとのしきい値に戻すようになしてあることを特徴とする自動水栓。 - 請求項1において、前記吐水開始後に増加した受光量の分だけ前記しきい値を高く変更するようになしてあることを特徴とする自動水栓。
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